JP2012222900A - ワイヤハーネスの配索構造及びプロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネスの配索構造及びプロテクタ Download PDF

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Abstract

【課題】 電線を直線状に配索できない場合において、車体の外周部のスペースに合わせて電線を容易に配索できるワイヤハーネスの配索構造、及び、このワイヤハーネスの配索構造に用いられるプロテクタを提供する。
【解決手段】本発明に係るワイヤハーネスの配索構造は、複数本の電線が一端側において横並び状態で配索され、他端側において多段並列状態で配索され、該一端側から他端側へ向かう前記複数本の電線が互いに交差する構造である。このワイヤハーネスの配索構造は、複数本の電線のうち少なくとも一本の電線を、他の電線と横並び方向に対して段違いに配索する段違配索部分を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数本の電線からなるワイヤハーネスの配索構造、及び、このワイヤハーネスの配索構造に用いられるプロテクタに関する。
従来から、自動車などの車体の外周部(例えば、車体床下)に、複数本の電線からなるワイヤハーネスを配索するために、例えば、開閉可能に連結された一対の半割部材からなるプロテクタを用いたワイヤハーネスの配索構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
このプロテクタは、仕切壁部により複数の領域に区画される本体部と、該本体部の開口を閉塞する蓋体とを有している。これにより、電線を横並び状態で配索できるとともに、車体高さ方向に対しても電線を多段並列状態で配索できる。
特開2004−268803号公報(第2〜第4頁、第1及び第4図)
しかしながら、上述した従来のワイヤハーネスの配索構造では、本体部に仕切壁部が設けられているため、プロテクタ内において直線状にしか電線を配索できなかった。このため、車体の外周部において電線を直線状に配索できない場合に、従来のプロテクタを使用できないため、車体の外周部のスペースに合わせて電線を配索しにくいのが現状であった。
そこで、本発明は、電線を直線状に配索できない場合において、車体の外周部のスペースに合わせて電線を容易に配索できるワイヤハーネスの配索構造、及び、このワイヤハーネスの配索構造に用いられるプロテクタの提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、複数本の電線が一端側において横並び状態で配索され、他端側において多段並列状態で配索され、該一端側から他端側へ向かう前記複数本の電線が互いに交差するワイヤハーネスの配索構造であって、前記複数本の電線のうち少なくとも一本の電線を、他の電線と横並び方向に対して段違いに配索する段違配索部分(例えば、段違配索部分111)を有することを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、複数本の電線(電線11,12,13,14)の長手方向に沿った開口(開口103)を有する本体部(ケース本体部100)と、前記開口を閉塞する蓋体(蓋体200)とを備えるプロテクタ(プロテクタ1)であって、前記本体部は、前記電線の一端側に設けられ、前記複数本の電線が横並び状態で配索される立体配索開口部(立体配索開口部110)と、前記電線の他端側に設けられ、前記複数本の電線が多段並列状態で配索される多段配索開口部(多段配索開口部120)と、前記立体配索開口部と前記多段配索開口部との間に設けられ、前記電線の一端側から他端側へ向かう前記複数本の電線が互いに交差する配索状態変更部(配索状態変更部130)とを備え、前記立体配索開口部は、前記複数本の電線のうち少なくとも一本の電線を、他の電線と横並び方向に対して段違いに配索する段違配索部分(段違配索部分111)を有することを要旨とする。
かかる特徴によれば、立体配索開口部は、複数本の電線のうち少なくとも一本の電線を、他の電線と横並び方向に対して段違いに配索する段違配索部分を有する。これにより、電線の一端側において横並び状態の複数本の電線を、電線の他端側において多段並列状態とする場合において、段違配索部分により電線を予め段差違いに配索できる。このため、配索状態変更部で電線が急に盛り上がることを防止でき、配索状態変更部の近傍において蓋体が本体部に対して確実に閉塞できる。従って、電線を直線状に配索できない場合において、車体の外周部のスペースに合わせて電線を容易に配索でき、電線の配索の自由度が増大する。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記段違配索部分は、前記複数本の電線のうち少なくとも一本の電線を支持する本体側第1リブ(本体側第1リブ111A)と、前記横並び方向に対して前記本体側第1リブと隣接し、前記本体側第1リブに支持されていない電線を支持する本体側第2リブ(本体側第2リブ111B)とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、段違配索部分は、本体側第1リブと、本体側第2リブとを備える。これにより、段違いに配索する電線を確実に支持でき、該電線がズレてしまうことを防止できる。このため、配索状態変更部において(すなわち、電線の一端側から他端側へ向かって)複数本の電線がスムースに交差しやすくなり、配索状態変更部で電線が急に盛り上がることを確実に防止できる。
本発明の第4の特徴は、本発明の第2又は第3の特徴に係り、前記多段配索開口部には、前記複数本の電線のうち少なくとも一本の電線を支持する本体多段側リブ(本体多段側リブ121)が設けられることを要旨とするプロテクタ。
かかる特徴によれば、多段配索開口部には、本体多段側リブが設けられる。これにより、電線の他端側において多段並列状態に配索される電線を確実に支持でき、該電線がズレてしまうことを防止できる。このため、配索状態変更部において(すなわち、電線の一端側から他端側へ向かって)複数本の電線がスムースに交差しやすくなり、配索状態変更部で電線が急に盛り上がることを確実に防止できる。
本発明の第5の特徴は、本発明の第2乃至第4の特徴に係り、前記蓋体は、前記電線の一端側に設けられ、前記立体配索開口部に対向する立体側蓋部(立体側蓋部210)と、前記電線の他端側に設けられ、前記多段配索開口部に対向する多段側蓋部(多段側蓋部220)とを備え、前記立体側蓋部は、前記複数本の電線を前記横並び方向に対して段違いに支持する段違支持部分(段違支持部分211)を有することを要旨とする。
かかる特徴によれば、立体側蓋部は、段違支持部分を有する。これにより、電線の一端側において横並び状態の複数本の電線を、電線の他端側において多段並列状態とする場合において、段違支持部分に電線をより予め段差違いに配索し易くなる。
本発明の第6の特徴は、本発明の第5の特徴に係り、前記段違支持部分は、前記複数本の電線のうち少なくとも一本の電線を支持する蓋体側第1リブ(蓋体側第1リブ211A)と、前記横並び方向に対して前記蓋体側第1リブと隣接し、前記蓋体側第1リブに支持されていない電線を支持する蓋体側第2リブ(蓋体側第2リブ211B)とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、段違支持部分は、蓋体側第1リブと、蓋体側第2リブとを備える。これにより、段違いに配索する電線を確実に支持でき、該電線がズレてしまうことを防止できる。
本発明の第7の特徴は、本発明の第5又は第6の特徴に係り、前記多段側蓋部には、前記複数本の電線のうち少なくとも一本の電線を支持する蓋体多段側リブ(蓋体多段側リブ221)が設けられることを要旨とする。
かかる特徴によれば、多段側蓋部には、蓋体多段側リブが設けられる。これにより、電線の他端側において多段並列状態に配索される電線を確実に支持でき、該電線がズレてしまうことを防止できる。
本発明の特徴によれば、電線を直線状に配索できない場合において、車体の外周部のスペースに合わせて電線を容易に配索できるワイヤハーネスの配索構造、及び、このワイヤハーネスの配索構造に用いられるプロテクタを提供することができる。
図1は、本実施形態に係るワイヤハーネス10及びプロテクタ1の一部を示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係るワイヤハーネス10及びプロテクタ1を示す拡大斜視図である。 図3は、本実施形態に係るプロテクタ1を示す拡大斜視図である。 図4(a)は、図2のA矢視図であり、図4(b)は、図2のB矢視図である。
次に、本発明に係るワイヤハーネスの配索構造の実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)ワイヤハーネスの配索構造の説明、(2)プロテクタ1の説明、(3)作用・効果、(4)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
(1)ワイヤハーネスの配索構造の説明
まず、次に、ワイヤハーネスの配索構造について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るワイヤハーネス10及びプロテクタ1の一部を示す斜視図である。
図1に示すように、ワイヤハーネスの配索構造では、自動車などの車体の外周部(例えば、車体床下)に、複数本(本実施形態では、4本)の電線11,12,13,14からなるワイヤハーネス10を配索する構造である。
具体的には、ワイヤハーネスの配索構造では、複数本の電線11,12,13,14が一端側において横並び状態で配索され、他端側において多段並列状態で配索され、該一端側から他端側へ向かう前記複数本の電線11,12,13,14が互いに交差する。このワイヤハーネスの配索構造は、複数本の電線11,12,13,14のうち少なくとも一本(実施形態では、2本)の電線11,12を、他の電線13,14と横並び方向に対して段違いに配索する段違配索部分111を有する。
(2)プロテクタ1の構成
次に、ワイヤハーネスの配索構造に用いられるプロテクタ1の構成について、図1〜図4を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係るワイヤハーネス10及びプロテクタ1を示す拡大斜視図である。図3は、本実施形態に係るプロテクタ1を示す拡大斜視図である。図4(a)は、図2のA矢視図であり、図4(b)は、図2のB矢視図である。
図1に示すように、プロテクタ1は、ワイヤハーネスの配索構造に用いられる。このワイヤハーネス10(電線11,12,13,14)の長手方向に沿って設けられている。また、プロテクタ1は、ワイヤハーネス10の長手方向に沿った開口103を有するケース本体部100と、該開口103を閉塞する蓋体200とを備えている。
(2−1)ケース本体部100の構成
図2及び図3に示すように、ケース本体部100は、ワイヤハーネス10(4本の電線11,12,13,14)を収容する。このケース本体部100は、底板101と、底板101の側方で立ち上がり且つ外面に係止部102Aが形成される一対の側板102とによって構成される。つまり、ケース本体部100は、底板101と側板102とによって断面略コ字状に形成され、底板101に対向するように開口103が形成されている。
また、ケース本体部100は、ワイヤハーネス10の一端側に設けられる立体配索開口部110と、ワイヤハーネス10の他端側に設けられる多段配索開口部120と、立体配索開口部110と多段配索開口部120との間に設けられる配索状態変更部130とを備える。
立体配索開口部110では、4本の電線11,12,13,14が横並び状態で配索される。この立体配索開口部110は、4本の電線11,12,13,14のうち少なくとも一本(実施形態では、2本)の電線11,12を、他の2本の電線13,14と横並び方向SDに対して段違いに配索する段違配索部分111を有する。
この段違配索部分111は、ワイヤハーネス10(4本の電線11,12,13,14)に噛み込むことが可能なリブによって構成されている。具体的には、図3及び図4(a)に示すように、段違配索部分111は、4本の電線11,12,13,14のうち少なくとも一本(本実施形態では、2本)の電線11,12を支持する本体側第1リブ111Aと、横並び方向SDに対して本体側第1リブ111Aと隣接し且つ本体側第1リブ111Aに支持されていない2本の電線13,14を支持する本体側第2リブ111Bとを備える。
この本体側第1リブ111Aには、電線11,12を支持する半円状の切欠き112Aが2つ形成されている。また、底板101から切欠き112Aまでの高さ(H1)は、電線11,12,13,14の径と同等若しくは高い。一方で、本体側第2リブ111Bには、電線13,14を支持する半円状の切欠き112Bが2つ形成されている。また、底板101から切欠き112Bまでの高さ(H2)は、上記高さ(H1)よりも低い。
このような立体配索開口部110に対向するように、ワイヤハーネス10の他端側(ケース本体部100の他側)に多段配索開口部120が設けられている。
多段配索開口部120では、図3及び図4(b)に示すように、4本の電線11,12,13,14が多段並列状態(2本2列状態)で配索される。この多段配索開口部120には、4本の電線11,12,13,14のうち少なくとも一本(本実施形態では、2本)の電線13,14を支持する本体多段側リブ121が設けられる。本体多段側リブ121は、ワイヤハーネス10(2本の電線13,14)に噛み込むことが可能である。この本体多段側リブ121には、電線13,14を支持する半円状の切欠き122が2つ形成されている。また、底板101から一方の切欠き122まで高さは、該底板101から他方の切欠き122まで高さとほぼ同等である。
このような多段配索開口部120と上述した立体配索開口部110の間には、配索状態変更部130が設けられている。
配索状態変更部130では、電線11,12,13,14の一端側から他端側へ向かう電線11,12,13,14が互いに交差している。この配索状態変更部130は、電線11,12,13,14の一端側から他端側へ向かう電線11,12,13,14が互いに交差するように、立体配索開口部110側から多段配索開口部120側に向かって、徐々に幅狭に形成されている。
(2−2)蓋体200の構成
蓋体200は、ヒンジ300を介してケース本体部100の開口103に回動自在に閉塞する。この蓋体200は、ケース本体部100の開口103を覆う板状の蓋本体部201を有する。また、蓋本体部201の外周縁には、ケース本体部100に設けられる係止部102Aに係合可能な鉤部202が形成されている。
また、蓋体200は、ワイヤハーネス10の一端側に設けられ且つ立体配索開口部110に対向する立体側蓋部210と、ワイヤハーネス10の他端側に設けられ且つ多段配索開口部120に対向する多段側蓋部220と、立体側蓋部210と多段側蓋部220との間に設けられ且つ配索状態変更部130に対向する中間蓋部230とを備える。
立体側蓋部210は、4本の電線11,12,13,14を横並び方向SDに対して段違いに支持する段違支持部分211を有する。この段違支持部分211は、ワイヤハーネス10(4本の電線11,12,13,14)に噛み込むことが可能なリブによって構成されている。具体的には、図3及び図4(a)に示すように、段違支持部分211は、4本の電線11,12,13,14のうち少なくとも一本(本実施形態では、2本)の電線13,14を支持する蓋体側第1リブ211Aと、横並び方向SDに対して蓋体側第1リブ211Aと隣接し且つ蓋体側第1リブ211Aに支持されていない電線11,12を支持する蓋体側第2リブ211Bとを備える。
この蓋体側第1リブ211Aには、電線13,14を支持する半円状の切欠き212Aが2つ形成されている。また、蓋本体部201から切欠き212Aまでの高さ(H3)は、電線11,12,13,14の径と同等若しくは高い。一方で、蓋体側第2リブ211Bには、電線11,12を支持する半円状の切欠き212Bが2つ形成されている。また、蓋本体部201から切欠き212Bまでの高さ(H4)は、上記高さ(H3)よりも低い。
このような立体側蓋部210に対向するように、ワイヤハーネス10の他端側(蓋体200の他側)に多段側蓋部220が設けられている。この多段側蓋部220には、図3及び図4(b)に示すように、4本の電線11,12,13,14のうち少なくとも一本(本実施形態では、2本)の電線11,12を支持する蓋体多段側リブ221が設けられる。蓋体多段側リブ221は、ワイヤハーネス10(2本の電線11,12)に噛み込むことが可能である。この蓋体多段側リブ221には、電線13,14を支持する半円状の切欠き222が2つ形成されている。この蓋体多段側リブ221における一方の切欠き222までの高さは、蓋体多段側リブ221における他方の切欠き222までの高さとほぼ同等である。
この多段側蓋部220と上述した立体側蓋部210の間には、中間蓋部230が設けられている。この中間蓋部230は、配索状態変更部130の形状に一致するように、立体側蓋部210側から多段側蓋部220側に向かって、徐々に幅狭に形成されている。
(3)作用・効果
以上説明した本実施形態では、立体配索開口部110は、複数本の電線11,12,13,14のうち少なくとも一本(実施形態では、2本)の電線11,12を、他の電線13,14と横並び方向に対して段違いに配索する段違配索部分111を有する。これにより、ワイヤハーネス10(電線)の一端側において横並び状態の複数本の電線を、ワイヤハーネス10の他端側において多段並列状態とする場合において、段違配索部分111により電線11,12を予め段差違いに配索できる。このため、配索状態変更部130で電線11,12が急に盛り上がることを防止でき、配索状態変更部130の近傍において蓋体200がケース本体部100に対して確実に閉塞できる。従って、ワイヤハーネス10(電線)を直線状に配索できない場合において、車体の外周部のスペースに合わせて電線11,12,13,14を容易に配索でき、電線11,12,13,14の配索の自由度が増大する。
本実施形態では、段違配索部分111は、本体側第1リブ111Aと、本体側第2リブ111Bとを備える。これにより、段違いに配索する電線11,12を確実に支持でき、該電線11,12がズレてしまうことを防止できる。また、多段配索開口部120には、本体多段側リブ121が設けられる。これにより、ワイヤハーネス10の他端側において多段並列状態に配索される電線13,14を確実に支持でき、該電線13,14がズレてしまうことを防止できる。この結果、配索状態変更部130において(すなわち、ワイヤハーネス10の一端側から他端側へ向かって)複数本の電線11,12,13,14がスムースに交差しやすくなり、配索状態変更部130で電線11,12が急に盛り上がることを確実に防止できる。
本実施形態では、立体側蓋部210は、段違支持部分211を有する。これにより、ワイヤハーネス10の一端側において横並び状態の複数本の電線11,12,13,14を、ワイヤハーネス10の他端側において多段並列状態とする場合において、段違支持部分211により電線11,12を予め段差違いに配索し易くなる。
本実施形態では、段違支持部分211は、蓋体側第1リブ211Aと、蓋体側第2リブ211Bとを備える。これにより、段違いに配索する電線11,12を確実に支持でき、該電線11,12がズレてしまうことを防止できる。また、多段側蓋部220には、蓋体多段側リブ221が設けられる。これにより、ワイヤハーネス10の他端側において多段並列状態に配索される電線11,12を確実に支持でき、該電線11,12がズレてしまうことを防止できる。
(4)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。具体的には、ワイヤハーネスの配索構造としては、段違配索部分を有していればよく、実施形態で説明したプロテクタ1以外に、電線の配索を規制する部材や防水構造に用いられる部材にも適用できる。
また、ワイヤハーネス10は、4本の電線11,12,13,14からなるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、複数本の電線からなるものであればよい。例えば、ワイヤハーネス10が3本の電線からなる場合、本体側第1リブ111A及び蓋体側第2リブ211Bは、1本(又は2本)の電線を支持し、本体側第2リブ111B及び蓋体側第1リブ211Aは、2本(又は1本)の電線を支持することとなる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる。
1…プロテクタ
10…ワイヤハーネス
11,12,13,14…電線
100…ケース本体部(本体部)
103…開口
110…立体配索開口部
111…段違配索部分
111A…本体側第1リブ
111B…本体側第2リブ
120…多段配索開口部
121…本体多段側リブ
130…配索状態変更部
200…蓋体
201…蓋本体部
210…立体側蓋部
211…段違支持部分
211A…蓋体側第1リブ
211B…蓋体側第2リブ
220…多段側蓋部
221…蓋体多段側リブ
230…中間蓋部
300…ヒンジ

Claims (7)

  1. 複数本の電線が一端側において横並び状態で配索され、他端側において多段並列状態で配索され、該一端側から他端側へ向かう前記複数本の電線が互いに交差するワイヤハーネスの配索構造であって、
    前記複数本の電線のうち少なくとも一本の電線を、他の電線と横並び方向に対して段違いに配索する段違配索部分を有することを特徴とするワイヤハーネスの配索構造。
  2. 複数本の電線の長手方向に沿った開口を有する本体部と、前記開口を閉塞する蓋体とを備えるプロテクタであって、
    前記本体部は、
    前記電線の一端側に設けられ、前記複数本の電線が横並び状態で配索される立体配索開口部と、
    前記電線の他端側に設けられ、前記複数本の電線が多段並列状態で配索される多段配索開口部と、
    前記立体配索開口部と前記多段配索開口部との間に設けられ、前記電線の一端側から他端側へ向かう前記複数本の電線が互いに交差する配索状態変更部と
    を備え、
    前記立体配索開口部は、前記複数本の電線のうち少なくとも一本の電線を、他の電線と横並び方向に対して段違いに配索する段違配索部分を有することを特徴とするプロテクタ。
  3. 請求項2に記載のプロテクタであって、
    前記段違配索部分は、
    前記複数本の電線のうち少なくとも一本の電線を支持する本体側第1リブと、
    前記横並び方向に対して前記本体側第1リブと隣接し、前記本体側第1リブに支持されていない電線を支持する本体側第2リブと
    を備えることを特徴とするプロテクタ。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のプロテクタであって、
    前記多段配索開口部には、前記複数本の電線のうち少なくとも一本の電線を支持する本体多段側リブが設けられることを特徴とするプロテクタ。
  5. 請求項2乃至請求項4の何れかに記載のプロテクタであって、
    前記蓋体は、
    前記電線の一端側に設けられ、前記立体配索開口部に対向する立体側蓋部と、
    前記電線の他端側に設けられ、前記多段配索開口部に対向する多段側蓋部と
    を備え、
    前記立体側蓋部は、前記複数本の電線を前記横並び方向に対して段違いに支持する段違支持部分を有することを特徴とするプロテクタ。
  6. 請求項5に記載のプロテクタであって、
    前記段違支持部分は、
    前記複数本の電線のうち少なくとも一本の電線を支持する蓋体側第1リブと、
    前記横並び方向に対して前記蓋体側第1リブと隣接し、前記蓋体側第1リブに支持されていない電線を支持する蓋体側第2リブと
    を備えることを特徴とするプロテクタ。
  7. 請求項5又は請求項6に記載のプロテクタであって、
    前記多段側蓋部には、前記複数本の電線のうち少なくとも一本の電線を支持する蓋体多段側リブが設けられることを特徴とするプロテクタ。
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