JP2012220022A - 防水パッキン押六角柱付ボルト - Google Patents
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Abstract
【課題】 ソーラーパネル等パネル材の受け架台を屋根面の勾配に相等しく対応させ、防水の目的から取り付けビス孔等周囲の屋根葺き材の破損を防止し漏水を防止する。
【解決手段】 防水パッキン押六角柱付ボルトAを用い屋根面から屋根葺材、防水シートK、野地板2を介し、垂木1に直接固定し、屋根葺き材に苛重を負担させないようにした。
屋根面に起立させることにより常に屋根勾配に相等しく対応させた。
一本のボルトに付帯する防水押六角柱を中心に上下ボルトと木螺子に加工し架台取付ボルトに用いている。
これにより小型化と施工の簡略化が図れ、防水パッキン押六角柱付ボルトAの六角柱下面が防水パッキンを屋根面に圧着することにより取り付けと同時に防水できることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】 防水パッキン押六角柱付ボルトAを用い屋根面から屋根葺材、防水シートK、野地板2を介し、垂木1に直接固定し、屋根葺き材に苛重を負担させないようにした。
屋根面に起立させることにより常に屋根勾配に相等しく対応させた。
一本のボルトに付帯する防水押六角柱を中心に上下ボルトと木螺子に加工し架台取付ボルトに用いている。
これにより小型化と施工の簡略化が図れ、防水パッキン押六角柱付ボルトAの六角柱下面が防水パッキンを屋根面に圧着することにより取り付けと同時に防水できることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、建築物の勾配を有する小屋組み等の屋根面の屋根葺材、野地合板等野地板を介し、ソーラーパネル、温水パネル材等面状部材の取付架台を屋根面及び下部の構造部材である垂木等に取り付ける場合に使用する防水パッキン押六角柱付ボルト(以下該ボルトと言う)に関する。
木造建築物の屋根を構成する小屋組みの架構方法には多種の方法がある。
その小屋組みを構成する構造部材も木材、鋼材等とその架構方法等により選択されている。
その小屋組みを構成する構造部材も木材、鋼材等とその架構方法等により選択されている。
雨水等の水の侵入により建築物の構造部材に発生する腐蝕や錆び等は、致命的な欠陥を建築物に与えることになる。
また鉄筋コンクリート建築物等に於いても、垂木に木材や軽量鉄骨等を使用する場合も同様である。
また鉄筋コンクリート建築物等に於いても、垂木に木材や軽量鉄骨等を使用する場合も同様である。
近年一般住宅に於いて、ソーラーパネルや温水パネル等を屋根面に設置し、ソーラーセルによる自家発電や、太陽熱により温水を得るなど電気や温水を化石燃料に頼らず、再生利用可能エネルギーにより生じさせ利用している住宅等建築物が増大している。
エコロジーの観点から新築家屋や既存家屋等の建築物の屋根上や屋上に架台を組みそこにソーラーパネルや温水パネル等を設置して電力や温水を得ている。
ソーラーセルを組み込んだ屋根葺材を使用する以外は、ソーラーパネルや温水パネルは屋根面から浮かせた状態で架台を組み屋根葺材や構造部材に影響を及ぼさない様な取り付け方法により設置されている。
ソーラーセルを組み込んだ屋根葺材を使用する以外は、ソーラーパネルや温水パネルは屋根面から浮かせた状態で架台を組み屋根葺材や構造部材に影響を及ぼさない様な取り付け方法により設置されている。
然しながら、この方法は架台の取付部材等を屋根上面から釘、ビス、ボルト等の多くの孔を穿ち架台受金物を屋根葺材上に固定するため、少なからず雨水等の侵入する危険性を孕んでおり、これによる被害が発生していることも事実である
また屋根には意匠性、雨水の侵入を防ぐ目的から屋根面に勾配をつけているが、この勾配も取付装置や部材が勾配に対応していない場合には、屋根葺材と取付部材との間に隙間が生じ、その隙間からの雨水等の水の侵入する危険性がある。
上述の如く、従来技術に係るソーラーパネルや温水パネル等の屋根面への取り付けは、釘、ビス等を用いて架台受け金物を屋根面に固定し、その架台受け金物に架台を固定、その架台にソーラーパネルや温水パネルを取り付ける等の方法によっている。
ソーラーパネルや温水パネルには重量があり、その重量は屋根下方に向かい架台受け金物の取り付けビスのビス孔周辺には常にこの荷重が掛かっており、この固定孔周囲に係る荷重により屋根葺材のひび割れ等破損が生じ雨水等の侵入の原因ともなっている。
現状では、この固定孔及び周囲からの雨水等の侵入を防ぐためシーリング剤等を用い、これ等の孔の隙間を塞いでいるが、孔が大きければ大きいほど、孔の数が多ければ多いほど完全に塞ぐことが難しい。
又、ボルト孔やビス孔周囲に掛かる荷重は、垂木等構造部材に直接固定されない限りそれを無視することはできず、常に屋根葺材の損傷と漏水の危険性が存在し、漏水した雨水等の水は小屋組内の断熱材等に浸みこみ断熱効果を低減させたり、小屋組構造部材を腐食させたり錆びを生じさせる等の原因となっている。
又、ボルト孔やビス孔周囲に掛かる荷重は、垂木等構造部材に直接固定されない限りそれを無視することはできず、常に屋根葺材の損傷と漏水の危険性が存在し、漏水した雨水等の水は小屋組内の断熱材等に浸みこみ断熱効果を低減させたり、小屋組構造部材を腐食させたり錆びを生じさせる等の原因となっている。
本発明は斯様な状況を鑑みて成されたものであり、その目的は多種の架構方法や勾配を有する小屋組みに対し可変に対応し、新築建築物、既存建築物の種別を問わず、架台の取り付けによるボルト、ビス等による固定孔周辺の破損を防ぎ、雨水等の漏水による水の侵入の危険性を無くすることにある。
上述の目的を達成する本発明の架台の取付用該ボルトはボルト中央部近辺に樹脂製の防水パッキン押六角柱が取り付けられ、その頭部を六角形に加工したことを特徴とするもので、この該ボルト中央部の六角形の短柱を境に上部は通常のボルト下部は木螺子形状をなし、その上部ボルト頭部は螺子込し易いように六角形をしている。
この該ボルトは屋根面に垂直に取り付けることにより、常に屋根面の勾配と相等しく、通常のコーチボルト同様大径で高耐力である。
依って多数の孔を必要とせず簡易に取り付けられることも大きな特徴である。
この該ボルトは屋根面に垂直に取り付けることにより、常に屋根面の勾配と相等しく、通常のコーチボルト同様大径で高耐力である。
依って多数の孔を必要とせず簡易に取り付けられることも大きな特徴である。
一例として、屋根面から屋根構成部材である垂木に取り付けることにより、該ボルトが屋根面に垂直に起立し、取り付けられる架台は屋根面の勾配に対し同勾配で屋根面に沿い取り付けられることになる。
以上説明したように本発明によれば、ソーラーパネルや温水パネル等の取付架台は常に屋根勾配に相等しく対応し、該ボルトは垂木等に固定し易く取付孔周囲の屋根葺材に掛かる荷重も少ない、依って該ボルトの孔周囲からの雨水侵入の危険性を低減させることが可能である。
以下、本発明実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図2及び図3は本発明の実施の形態に係り、図1は該ボルトによる架台の取り付け状態を示す部分断面斜視図であり図2は該ボルト中央部断面図、図3は該ボルトの外観斜視図、である。
図中1は垂木を示し、2は野地板、3は屋根葺材、4はパネル取付架台を示す。
図1は、該ボルトAは屋根葺材1上面から該ボルトAの径に合せた孔Pを穿ち該ボルトが防水シートK、野地板2を介し垂木3にとりつけられている状態を示している。
該ボルトAのFの下面Hには数ミリ径の大きさの円形防水ゴムパッキン押突起Nが該ボルトAの芯を中心に同心円上に数個配置されている。
この防水ゴムパッキンJには該ボルトA等のガイド孔が開けられておらず、Jは該ボルトAを締め込むことにより圧迫され変形し、屋根葺材1上面に密着し雨水等の侵入を防止している。
この防水ゴムパッキンJには該ボルトA等のガイド孔が開けられておらず、Jは該ボルトAを締め込むことにより圧迫され変形し、屋根葺材1上面に密着し雨水等の侵入を防止している。
該ボルトAのFの下面Hの防水パッキン押突起Nは、防水パッキンJを平坦な面で押えるのでは無いため屋根面に不陸があっても該ボルトAが締め込まれた場合、部分変形し屋根葺材1の上面に密着し水の侵入を阻止する。
この時、Jは屋根葺材1上面への緩衝材にもなり、取り付け時の締め込みにより生じる圧力に対しても屋根葺材1を保護し屋根葺材1への影響を減じる効果がある。
この時、Jは屋根葺材1上面への緩衝材にもなり、取り付け時の締め込みにより生じる圧力に対しても屋根葺材1を保護し屋根葺材1への影響を減じる効果がある。
本発明の該ボルトAは、垂木3や登梁の配置間隔に合わせ同間隔に取り付けることができ、配置された該ボルトAは屋根面に垂直に取り付けることにより全て自然の内に屋根の勾配と同勾配に取り付けられることになる。
屋根葺材1の上面に設置された該ボルトAは縦横等間隔に取り付けられることにより一個当たりの荷重負担も小さく屋根葺材1や垂木3等構造部材に与える影響も少ない
この該ボルトAは屋根の勾配に対し垂直に取り付けられ、どの様な勾配屋根にも取り付けられ、従来取り付けに苦慮していた寄せ棟屋根にも簡易にパネル受け等の架台を取り付けることが可能になった。
該ボルトAの頭部Dは該ボルトAの径より小さく、架台4を固定する場合にもナット孔より小さいため支障なくナットBをボルト螺子部Qに嵌め締め込むことができ該ボルトAのFの下部Rは木螺子状になっているため直接垂木等構造部材に留めつけることができる。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば該ボルトAの材質にステンレス等を用いれば屋根葺材上面に露出させて取り付けることも可能であり、修理等維持管理もし易く平坦な陸屋根や垂直な壁面にも取り付けることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば該ボルトAの材質にステンレス等を用いれば屋根葺材上面に露出させて取り付けることも可能であり、修理等維持管理もし易く平坦な陸屋根や垂直な壁面にも取り付けることが可能となる。
本発明は木造建築物及び一般建築物の建築や販売及びソーラーパネル、温水パネル等を販売、施工する産業分野で利用することができる。
1 屋根葺材
2 野地板
3 垂木
4 受架台
A 防水パッキン押六角柱付ボルト
B 架台固定ナット
C ワッシャー
D 防水パッキン押六角柱付ボルト六角形頭部
E ワッシャー
F 六角柱
J 防水パッキン
K 防水シート
L ボルト固定凹部
N 防水パッキン押六角柱下面突起
P 屋根葺材取付孔
Q ボルト螺子部
R ボルト木螺子部
2 野地板
3 垂木
4 受架台
A 防水パッキン押六角柱付ボルト
B 架台固定ナット
C ワッシャー
D 防水パッキン押六角柱付ボルト六角形頭部
E ワッシャー
F 六角柱
J 防水パッキン
K 防水シート
L ボルト固定凹部
N 防水パッキン押六角柱下面突起
P 屋根葺材取付孔
Q ボルト螺子部
R ボルト木螺子部
Claims (3)
- ソーラーパネル、温水パネル等を屋根に設置する際に用いるパネル受け架台のボルトであって、
防水パッキン押六角柱付ボルトであり、ボルト頭部をボルト径より小径の六角形に加工したボルトであることを特徴とする。 - ボルト上部を通常の螺子切りとし下部を木螺子状に加工し、ボルト中央部に樹脂製の防水パッキン押六角柱を付帯させたことを特徴とする請求項1記載のパネル等受け架台の取付ボルト
- 防水パッキン押六角柱下面にボルト芯を中心にした同心円上に防水パッキン押突起を配置したことを特徴とする請求項2記載の防水パッキン押六角柱付ボルトの防水パッキン押六角柱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011102195A JP2012220022A (ja) | 2011-04-12 | 2011-04-12 | 防水パッキン押六角柱付ボルト |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2011102195A Withdrawn JP2012220022A (ja) | 2011-04-12 | 2011-04-12 | 防水パッキン押六角柱付ボルト |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014173245A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Misawa Homes Co Ltd | 太陽電池パネルの設置構造 |
-
2011
- 2011-04-12 JP JP2011102195A patent/JP2012220022A/ja not_active Withdrawn
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