JP2012218878A - 乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】踏段を乗り移って移動する利用者の行動に注意喚起を促すことのできる乗客コンベアを得る。
【解決手段】踏板をそれぞれ有し、無端状に連結されて、一方の乗降口から他方の乗降口に利用者を搬送する経路を含む循環経路を移動する複数の踏段と、踏段の両側に立設された欄干とを備えるエスカレータ1Aにおいて、各踏段は、踏板にかかる荷重の情報を出力する荷重情報取得手段22を有し、欄干に設けられたスピーカ30と、各踏段の荷重情報取得手段22からの情報に基づいて、連続して連なる所定数以上の踏段の踏板にかかる荷重が順次変動した場合に、スピーカ30に所定内容の報知を行わせる報知制御装置40と
を備えている。
【選択図】図4
【解決手段】踏板をそれぞれ有し、無端状に連結されて、一方の乗降口から他方の乗降口に利用者を搬送する経路を含む循環経路を移動する複数の踏段と、踏段の両側に立設された欄干とを備えるエスカレータ1Aにおいて、各踏段は、踏板にかかる荷重の情報を出力する荷重情報取得手段22を有し、欄干に設けられたスピーカ30と、各踏段の荷重情報取得手段22からの情報に基づいて、連続して連なる所定数以上の踏段の踏板にかかる荷重が順次変動した場合に、スピーカ30に所定内容の報知を行わせる報知制御装置40と
を備えている。
【選択図】図4
Description
この発明は、エスカレータなどの乗客コンベアに関する。
従来のエスカレータは、無端状に連なって、一対の乗降口間を移動する踏段を備えている(例えば、特許文献1参照)。
従来のエスカレータの運転中、例えば、搬送先の乗降口に向かって、踏段を順次乗り移りながら移動する利用者も見られる。利用者が、エスカレータの踏段を乗り移って移動すると、他の利用者にぶつかったりして迷惑をかける恐れがあるので好ましくないが、従来のエスカレータでは、踏段を乗り移って移動する利用者に注意喚起を促す手立てがなかった。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、踏段を乗り移って移動する利用者に注意喚起を促すことのできる乗客コンベアを得ることを目的とする。
この発明に係る乗客コンベアは、踏板をそれぞれ有し、無端状に連結されて、一方の乗降口から他方の乗降口に利用者を搬送する経路を含む循環経路を移動する複数の踏段と、踏段の両側に立設された欄干とを備える乗客コンベアにおいて、各踏段は、踏板にかかる荷重の情報を出力する荷重情報取得手段を有し、欄干に設けられた報知手段と、各踏段の荷重情報取得手段からの情報に基づいて、連続して連なる所定数以上の踏段の踏板にかかる荷重が順次変動した場合に、報知手段に所定内容の報知を行わせる報知制御装置とを備えている。
この発明に係る乗客コンベアによれば、連続して連なる所定数以上の踏段の踏板にかかる荷重が、順次変動すると、報知手段から所定内容の報知が行われるようになっている。連続して連なる踏段において、踏板にかかる荷重が順次変動していることは、踏段を順次乗り移って移動する利用者がいることに相当する。従って、報知手段に報知させる内容を、踏段を乗り移って移動する行動をやめさせる内容にすることで、踏段を乗り移って移動する利用者に注意喚起を促すことができる。つまり、踏段を乗り移って移動することを、利用者にやめさせることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータの模式図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータの踏段まわりの斜視図、図3は図1のIII−III矢視断面図である。
図1はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータの模式図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータの踏段まわりの斜視図、図3は図1のIII−III矢視断面図である。
図1及び図2において、乗客コンベアとしてのエスカレータ1Aは、上下階に設けられた乗降口2の間に架設されたトラス3と、上階側の乗降口2の下部に位置するトラス3内に設けられた機械室4Aと、下階側の乗降口2の下部に位置するトラス3内に設けられた機械室4Bと、機械室4Aに配設された電動機5と、機械室4Aに配設された駆動スプロケット6と、駆動スプロケット6に同軸に連結され、駆動スプロケット6の回転に連動して回転する上部スプロケット7Aと、電動機5と駆動スプロケット6との間を連結し、電動機5の駆動に連動させて駆動スプロケット6を回転させる駆動鎖8と、機械室4Bに設けられた下部スプロケット7Bとを備えている。
また、エスカレータ1Aは、上部スプロケット7A及び下部スプロケット7Bに無端状に巻き掛けられて電動機5の駆動力により、循環走行する踏段鎖10と、図3に示されるように、踏板21、及び踏板21にかかる荷重の情報(荷重情報)を取得する荷重情報取得手段22を有し、踏段鎖10に連結されて無端状に連なる複数の踏段20と、所定の踏段20に取り付けられ、荷重情報取得手段22に電力を供給する電池44とを備えている。
また、エスカレータ1Aは、踏段20の幅方向の両側に立設された一対の欄干13と、電動機5の駆動を制御して、踏段20を循環移動させるエスカレータ制御盤16とを備えている。ここでは、n個の踏段20が、無端状に連ねられている。また、踏段20の循環経路は、一方の乗降口2から他方の乗降口2に乗客を運ぶ往路側経路を含んでいる。
また、エスカレータ1Aは、踏段20の幅方向の両側に立設された一対の欄干13と、電動機5の駆動を制御して、踏段20を循環移動させるエスカレータ制御盤16とを備えている。ここでは、n個の踏段20が、無端状に連ねられている。また、踏段20の循環経路は、一方の乗降口2から他方の乗降口2に乗客を運ぶ往路側経路を含んでいる。
また、エスカレータ1Aは、踏段20の移動方向に、言い換えれば、一方の乗降口2から他方の乗降口2に至るスカートガード14の延在方向に互いに間隔をあけて、スカートガード14に設けられる複数の報知手段としてのスピーカ30と、荷重情報取得手段22の出力に基づいて、スピーカ30の報知制御を行う報知制御装置40とを備えている。
ここでは、m個のスピーカ30が、スカートガード14に設置されているものとする。
ここでは、m個のスピーカ30が、スカートガード14に設置されているものとする。
踏段20は、図3に示されるように、上述の踏板21及び荷重情報取得手段22と、踏板21及び荷重情報取得手段22を支持する一対のブラケット23と、ブラケット23に取り付けられるライザ24と、ブラケット23に取り付けられた踏段軸25に回転自在に設けられる駆動ローラ26と、ブラケット23に回転自在に設けられる追従ローラ27とを備えている。
踏板21は、所定の幅及び奥行きを有する矩形平板状に作製されている。
荷重情報取得手段22は、体重計など、周知の技術を利用したものであるので詳細には図示しないが、圧電素子、及び圧電素子を内蔵する筺体を有し、圧電素子にかかる圧力に応じた情報が出力されるようになっている。また、荷重情報取得手段22の筺体は、扁平の柱状をなし、厚み方向の一端面が加圧面に構成され、加圧面にかかる圧力が圧電素子に伝達されるようになっている。
そして、荷重情報取得手段22は、加圧面を一対のブラケット23と逆側に向けて、一対のブラケット23に支持されている。
荷重情報取得手段22は、体重計など、周知の技術を利用したものであるので詳細には図示しないが、圧電素子、及び圧電素子を内蔵する筺体を有し、圧電素子にかかる圧力に応じた情報が出力されるようになっている。また、荷重情報取得手段22の筺体は、扁平の柱状をなし、厚み方向の一端面が加圧面に構成され、加圧面にかかる圧力が圧電素子に伝達されるようになっている。
そして、荷重情報取得手段22は、加圧面を一対のブラケット23と逆側に向けて、一対のブラケット23に支持されている。
踏板21は、その幅方向を一対のブラケット23の離間方向に一致させて、荷重情報取得手段22の加圧面に取り付けられている。即ち、踏板21は、荷重情報取得手段22を介して一対のブラケット23に支持されている。そして、踏板21に乗せられる荷重が、荷重情報取得手段22に伝わるようになっている。
また、ライザ24が、踏板21の奥行き方向の一端側から裏面側に延出されている。
また、ライザ24が、踏板21の奥行き方向の一端側から裏面側に延出されている。
また、踏段軸25は、軸方向を踏板21の幅方向に一致させてブラケット23に支持され、踏板21の幅方向両側に延出されている。そして、駆動ローラ26は、踏段軸25の両端に回転自在に設けられている。
また、一対の追従ローラ27が、踏段軸25と平行な軸まわりに回転自在にブラケット23に設けられている。
また、一対の追従ローラ27が、踏段軸25と平行な軸まわりに回転自在にブラケット23に設けられている。
そして、踏段20の踏段軸25の両端近傍の部位が、踏段鎖10に連結されている。これにより、踏段20は、踏段鎖10の走行に連動して移動される。
なお、トラス3内には、駆動ローラ26及び追従ローラ27を案内する駆動ローラ案内レール(図示せず)及び追従ローラ案内レール(図示せず)が設けられている。
踏段20が踏段鎖10の循環走行に連動して循環走行するときには、駆動ローラ26及び追従ローラ27が駆動ローラ案内レール及び追従ローラ案内レール上を転動し、踏段20が駆動ローラ案内レール及び追従ローラ案内レールに案内されて循環移動される。
踏段20が踏段鎖10の循環走行に連動して循環走行するときには、駆動ローラ26及び追従ローラ27が駆動ローラ案内レール及び追従ローラ案内レール上を転動し、踏段20が駆動ローラ案内レール及び追従ローラ案内レールに案内されて循環移動される。
エスカレータ制御盤16は、制御本体部17、及び無線受信器18を有している。
制御本体部17は、CPU、RAM、及びROMなどにより構成され、電動機5の駆動を制御して踏段20を走行させる。
制御本体部17は、CPU、RAM、及びROMなどにより構成され、電動機5の駆動を制御して踏段20を走行させる。
また、欄干13は、図1及び図2に示されるように、往路側経路を走行する踏段20の幅方向の端面と隙間をあけて配置されるスカートガード14、及びスカートガードの上方に延出される欄干パネル15などを有する。
報知制御装置40は、図1及び図3に示されるように、踏段20に設けられる踏段側制御装置41と、固定側制御装置とを備えている。ここでは、固定側制御装置は、エスカレータ制御盤16が兼ねている。
踏段側制御装置41は、複数の踏段20のうちの所定の踏段20に設けられる無線送信器42、所定の踏段20に設けられ、複数の荷重情報取得手段22から入力される荷重情報に基づいて無線送信器42の送信を制御する演算制御部43、所定の踏段20に設けられ、無線送信器42、及び演算制御部43に電力を供給する電源を備えている。なお、電源は、上述の電池44が兼ねている。
無線送信器42、荷重情報取得手段22、及び電池44は、所定の踏段20において、ブラケット23側に向けられた荷重情報取得手段22の他面側に設けられている。図3は所定の踏段を図示しているが、他の踏段には、無線送信器42、演算制御部43、及び電池44は設けられていない。
演算制御部43は、荷重情報取得手段22から入力される荷重情報を一時記憶可能なRAM(図示せず)、RAMに保存された荷重情報に基づいて無線送信器42の送信を制御するCPU(図示せず)、及び無線送信器42の制御プログラム等が書き込まれたROM(図示せず)などにより構成される。また、演算制御部43は、時間計測機能を有する。
固定側制御装置としてのエスカレータ制御盤16は、上述したように制御本体部17、及び無線受信器18を備え、踏段側制御装置41の無線送信器42が送信した無線信号を受信することが可能になっている。そして、エスカレータ制御盤16は、無線送信器42からの情報に基づいて、スピーカ30の報知制御を行う。
次いで、エスカレータ1Aのシステム構成について説明する。
図4はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータのシステム構成図である。
図4はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータのシステム構成図である。
図4において、電池44が、電力を供給可能に荷重情報取得手段22、及び踏段側制御装置41に接続されている。
演算制御部43には、各荷重情報取得手段22が電気的に接続されている。例えば、各踏段20には、識別番号が割り当てられており、各荷重情報取得手段22は、識別番号とともに、荷重情報を送信するようになっている。
前述したように、踏段20の数はnであり、ここでは、所定の踏段20に識別番号1を割り当て、以降、2〜nの識別番号を、循環移動方向に一つ踏段20がずれるごとに識別番号が1つ増加するように、踏段20のそれぞれに、識別番号2〜nのそれぞれを割り当てている。そして、図4では、識別番号1から識別番号nの踏段20を、踏段20(1)〜踏段20(n)としている。
演算制御部43には、各荷重情報取得手段22が電気的に接続されている。例えば、各踏段20には、識別番号が割り当てられており、各荷重情報取得手段22は、識別番号とともに、荷重情報を送信するようになっている。
前述したように、踏段20の数はnであり、ここでは、所定の踏段20に識別番号1を割り当て、以降、2〜nの識別番号を、循環移動方向に一つ踏段20がずれるごとに識別番号が1つ増加するように、踏段20のそれぞれに、識別番号2〜nのそれぞれを割り当てている。そして、図4では、識別番号1から識別番号nの踏段20を、踏段20(1)〜踏段20(n)としている。
各荷重情報取得手段22は、自身の識別番号とともに、荷重情報を演算制御部43に出力するように構成されている。
これにより、演算制御部43は、入力される荷重情報が、どの踏段20の荷重情報取得手段22から出力されているのかを認識可能になっている。
これにより、演算制御部43は、入力される荷重情報が、どの踏段20の荷重情報取得手段22から出力されているのかを認識可能になっている。
また、演算制御部43には、各スピーカ30が電気的に接続されている。
前述したように、スピーカ30の数はmであり、m個のスピーカ30をスピーカ30(1)〜スピーカ30(n)としている。
m個のスピーカ30は、演算制御部43により報知制御を行うことが可能になっている。
前述したように、スピーカ30の数はmであり、m個のスピーカ30をスピーカ30(1)〜スピーカ30(n)としている。
m個のスピーカ30は、演算制御部43により報知制御を行うことが可能になっている。
また、無線送信器42から送信された情報は、無線受信器18に受信されるようになっている。
次いで、エスカレータ1Aの動作について説明する。
演算制御部43は、荷重情報取得手段22からの情報を常時監視している。即ち、踏段20の踏板21に付加される荷重を常時監視している。
そして、演算制御部43は、連続して連なる(連続する)所定数以上の踏段20の荷重が順次変動した場合に、所定の内容の報知をm個のスピーカ30のすべてに行わせるように、制御本体部17に制御させるための報知制御情報を無線送信器42に送信させる。
演算制御部43は、荷重情報取得手段22からの情報を常時監視している。即ち、踏段20の踏板21に付加される荷重を常時監視している。
そして、演算制御部43は、連続して連なる(連続する)所定数以上の踏段20の荷重が順次変動した場合に、所定の内容の報知をm個のスピーカ30のすべてに行わせるように、制御本体部17に制御させるための報知制御情報を無線送信器42に送信させる。
例えば、演算制御部43は、連続する所定数以上の踏段20の荷重が順次変動したと判断するのに、以下のような条件が設けられる。
即ち、荷重が順次移動した連続する踏段20において、隣接する踏段20の一方の踏段20から他方の踏段20へ荷重が移動するのにかかった時間が、所定時間(例えば、3秒)以内であり、かつ、一方の踏段20から他方の踏段20へ移動した荷重が、所定の重さ以上(例えば、10kg以上)であることを条件とする。
なお、所定時間及び所定の重さは、3秒及び10kgに限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
即ち、荷重が順次移動した連続する踏段20において、隣接する踏段20の一方の踏段20から他方の踏段20へ荷重が移動するのにかかった時間が、所定時間(例えば、3秒)以内であり、かつ、一方の踏段20から他方の踏段20へ移動した荷重が、所定の重さ以上(例えば、10kg以上)であることを条件とする。
なお、所定時間及び所定の重さは、3秒及び10kgに限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
また、その後、演算制御部43は、最後に荷重が付加された踏段20において、荷重の変動が、3秒より長い時間無い場合には、スピーカ30からの報知を停止させるように制御本体部17に制御させるための報知解除指令を無線送信器42に送信させる。
例えば、所定数は、踏段20を歩いて移動している利用者がいると判断するための値であり、例えば、ここでは、3に設定するが、2でもよいし、4以上でも必要に応じて適宜設定すればよい。
無線受信器18に報知指令が受信されると、制御本体部17は、踏段20を乗り移って移動している利用者がいると判断し、全てのスピーカ30に、「踏段を歩いて移動するのをおやめ下さい」などの内容を報知させる。
注意喚起された利用者が、踏段20を乗り移って移動するのをやめると、最後に荷重が付加された踏段20の荷重の変動が無くなる。これに伴い、演算制御部43は、無線送信器42に報知解除指令を送信させる。
エスカレータ制御盤16の無線受信器18に報知解除指令が受信されると、制御本体部17は、スピーカ30からの報知を停止させる。
注意喚起された利用者が、踏段20を乗り移って移動するのをやめると、最後に荷重が付加された踏段20の荷重の変動が無くなる。これに伴い、演算制御部43は、無線送信器42に報知解除指令を送信させる。
エスカレータ制御盤16の無線受信器18に報知解除指令が受信されると、制御本体部17は、スピーカ30からの報知を停止させる。
この実施の形態1に係るエスカレータ1Aによれば、踏段20のそれぞれが、踏板21にかかる荷重の情報を取得して出力する荷重情報取得手段を有し、スピーカ30が、欄干13のスカートガード14に設けられ、報知制御装置40が、荷重情報取得手段22からの情報(荷重情報)に基づいて、連続して連なる3つ以上の踏段20の荷重が、順次変動した場合に、スピーカ30に所定内容の報知を行わせるように構成されている。
連続して連なる踏段20において、踏板21にかかる荷重が順次変動していることは、連続して連なる踏段20を順次乗り移って移動する利用者がいることに相当する。従って、スピーカ30に報知させる内容を、踏段20を乗り移って移動する行動をやめさせる内容にすることで、踏段20を乗り移って移動する利用者に注意喚起を促すことができる。つまり、踏段20を乗り移って移動することを、利用者にやめさせることができる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2に係るエスカレータにおいて、基準踏段検出手段により検出される踏段まわりの要部断面図である。
図5において、エスカレータ1Bは、循環経路の所定ポイントを通過したことを検出する基準踏段検出手段50を備えている。
図5はこの発明の実施の形態2に係るエスカレータにおいて、基準踏段検出手段により検出される踏段まわりの要部断面図である。
図5において、エスカレータ1Bは、循環経路の所定ポイントを通過したことを検出する基準踏段検出手段50を備えている。
基準踏段検出手段50は、固定部としてのトラス3の所定部位に設けられる投光器51、及び例えば、ブラケット23に固定され、踏段20が循環経路の所定ポイントを通過するときに、投光器51が投光する光を受光するように設けられる受光器52を備えている。
受光器52は、投光器51から光を受光したときに、受光信号を出力する。
つまり、基準踏段検出手段50は、循環経路の所定ポイントを、受光器52が取り付けられた所定の踏段20が通過したことを検出して、受光信号を出力するように構成されている。
受光器52は、投光器51から光を受光したときに、受光信号を出力する。
つまり、基準踏段検出手段50は、循環経路の所定ポイントを、受光器52が取り付けられた所定の踏段20が通過したことを検出して、受光信号を出力するように構成されている。
次いで、エスカレータ1Bのシステム構成について説明する。
図6はこの発明の実施の形態2に係るエスカレータのシステム構成図である。
踏段側制御装置41の演算制御部43には、受光器52が電気的に接続され、演算制御部43は、受光器52の出力を認識可能になっている。
図6はこの発明の実施の形態2に係るエスカレータのシステム構成図である。
踏段側制御装置41の演算制御部43には、受光器52が電気的に接続され、演算制御部43は、受光器52の出力を認識可能になっている。
例えば、複数のスピーカ30のそれぞれに、一方の乗降口2から他方の乗降口2に向かって配列された順に識別番号1〜mのそれぞれが割り当てられている。
そして、演算制御部43には、欄干13の延在方向に関する各スピーカ30の位置情報が、各スピーカ30の識別番号に関連付けされて記憶されている。
そして、演算制御部43には、欄干13の延在方向に関する各スピーカ30の位置情報が、各スピーカ30の識別番号に関連付けされて記憶されている。
また、エスカレータ制御盤16の制御本体部17は、複数のスピーカ30を別々に制御可能に構成されている。
また、電池44は受光器52に電力を供給可能に、受光器52に接続されている。
他のエスカレータ1Bの構成は、エスカレータ1Aと同様である。
また、電池44は受光器52に電力を供給可能に、受光器52に接続されている。
他のエスカレータ1Bの構成は、エスカレータ1Aと同様である。
次いで、エスカレータ1Bの動作について説明する。
演算制御部43は、受光器52の出力を監視し、受光信号が受光器52から入力される毎に、時間の計測を開始するように構成されている。
これにより、演算制御部43は、受光信号が入力されてから現在までの時間を取得可能になる。
演算制御部43は、受光器52の出力を監視し、受光信号が受光器52から入力される毎に、時間の計測を開始するように構成されている。
これにより、演算制御部43は、受光信号が入力されてから現在までの時間を取得可能になる。
例えば、踏段20の循環移動の周期は既知であるので、受光信号が入力されてから、ある時間経過したときに、所定の踏段(識別番号が1の踏段)が、循環経路のどの位置を通過しているかを、演算制御部43は演算することが可能である。また、踏段20の循環移動方向に関し、識別番号1の踏段20と、識別番号2〜nの踏段20のそれぞれとの相対的な位置関係は変わらないので、演算制御部43は、識別番号1の踏段20の位置に基づいて、識別番号2〜nの踏段20の位置を演算することが可能である。
以上をまとめれば、演算制御部43は、任意の踏段20と所定の踏段20との位置関係、及び所定の踏段20が基準踏段検出手段50によって検出されてからの経過時間に基づいて、任意の踏段20が、現在、どの位置を走行しているかを導きだすことが可能となる。
以上をまとめれば、演算制御部43は、任意の踏段20と所定の踏段20との位置関係、及び所定の踏段20が基準踏段検出手段50によって検出されてからの経過時間に基づいて、任意の踏段20が、現在、どの位置を走行しているかを導きだすことが可能となる。
また、演算制御部43は、荷重情報取得手段22からの情報(出力)を参照し、踏板21にかかる荷重を常時監視している。
そして、演算制御部43は、連続して連なる所定数以上(例えば、3以上)の踏段20の踏板21にかかる荷重が順次変動した場合に、以下に説明する報知制御情報を無線送信器42に送信させる。
そして、演算制御部43は、連続して連なる所定数以上(例えば、3以上)の踏段20の踏板21にかかる荷重が順次変動した場合に、以下に説明する報知制御情報を無線送信器42に送信させる。
報知制御情報は、複数のスピーカ30のうちから以下のように選択したスピーカ30に、所定の内容の報知を行わせるように、制御本体部17に制御させるためのものである。
報知を行わせるスピーカ30は、以下のように選択される。
演算制御部43は、連続して連なる所定数以上の踏段20の荷重が順次変動したと判断すると、最後に荷重の付加を検出された踏段20と所定の踏段20との位置関係、及び所定の踏段20が、基準踏段検出手段50によって検出されてからの経過時間に基づいて、最後に荷重の付加を検出された踏段20の走行位置を報知対象位置として演算する。
報知を行わせるスピーカ30は、以下のように選択される。
演算制御部43は、連続して連なる所定数以上の踏段20の荷重が順次変動したと判断すると、最後に荷重の付加を検出された踏段20と所定の踏段20との位置関係、及び所定の踏段20が、基準踏段検出手段50によって検出されてからの経過時間に基づいて、最後に荷重の付加を検出された踏段20の走行位置を報知対象位置として演算する。
また、演算制御部43は、報知対象位置と他方の乗降口2の間、言い換えれば、報知対象位置と利用者の搬送先である他方の乗降口2の間に位置するスピーカ30のうち、報知対象位置に最も近いスピーカ30を含む少なくとも一つのスピーカ30を選択する。さらに演算制御部43は、選択したスピーカ30の識別番号を含む報知制御情報を無線送信器42に出力させる。
ここでは、演算制御部43は、報知対象位置から踏段20の移動方向の前方に所定の範囲内にあるスピーカ30を、所定の内容の報知を行わせるためのスピーカ30として選択している。
ここでは、演算制御部43は、報知対象位置から踏段20の移動方向の前方に所定の範囲内にあるスピーカ30を、所定の内容の報知を行わせるためのスピーカ30として選択している。
また、演算制御部43は、報知解除指令を送信する条件が満たされるまでは、例えば、1秒毎に、以上の手順により報知制御情報を更新して、無線送信器42に出力させる。
エスカレータ制御盤16の無線受信器18に報知制御情報が受信されると、制御本体部17は、報知制御情報に含まれる識別番号に対応するスピーカ30に、「踏段間を歩いて移動するのをおやめ下さい」などの内容を報知させる。
その後、演算制御部43は、最後に荷重が付加された踏段20の荷重の変動が、例えば、2秒より長い時間無い場合には、スピーカ30からの報知を停止させるように制御本体部17に制御させるための報知解除指令を無線送信器42に送信させる。
以上をまとめれば、踏段側制御装置41及び固定側制御装置としてのエスカレータ制御盤16を有する報知制御装置40は、連続して連なる所定数以上の踏段20の踏板21の荷重が順次変動した場合に、順次荷重の変化を検出された踏段20のうち、最後に荷重の付加を検出された踏段20と所定の踏段20との位置関係、及び所定の踏段20が基準踏段検出手段50によって検出されてからの経過時間に基づいて、最後に荷重の付加を検出された踏段20の一対の乗降口2間の位置を報知対象位置として求めている。そして、報知制御装置40は、報知対象位置と他方の乗降口2の間に位置し、少なくとも報知対象位置に最も近いスピーカ30に、利用者に所定の内容の報知を行わせる。
この実施の形態2に係るエスカレータ1Bによれば、踏段20を乗り移って搬送先の乗降口2に向かう利用者に対し、利用者の前方に位置するスピーカ30のうち、少なくとも利用者の前方に位置する最も近いスピーカ30から、注意喚起を促す内容を報知されるとともに、利用者の後方からは、注意喚起を促す内容が報知されない。このため、踏段20を乗り移っている利用者は、自分に注意喚起が行われていることを強く認識するので、利用者が、踏段20を乗り移って移動することをやめようとする意識が一層強まる。このため、利用者が、踏段20を乗り移って移動し続けることが、一層抑制される。
なお、上記実施の形態2では、踏段側制御装置41の演算制御部43が、報知を行わせるためのスピーカ30の選択を行うものとして説明したが、例えば、エスカレータ制御盤16に、荷重情報取得手段22から入力される荷重情報、言い換えれば、踏板21にかかる荷重の情報が無線送信器42から受信されるようにしておき、制御本体部17が、荷重情報に基づいて、報知を行わせるためのスピーカ30を選択するように構成してもよい。
いずれにしろ、踏段側制御装置41とエスカレータ制御盤16からなる報知制御装置40が、荷重情報取得手段22が出力する荷重情報に基づいて、所定の内容を報知させるためのスピーカ30を選択するように構成されていればよい。
いずれにしろ、踏段側制御装置41とエスカレータ制御盤16からなる報知制御装置40が、荷重情報取得手段22が出力する荷重情報に基づいて、所定の内容を報知させるためのスピーカ30を選択するように構成されていればよい。
また、上記各実施の形態では、電源は、電池44であるものとして説明したが、電源はバッテリであってもよい。この場合、例えば、特開2009−234740号公報に記載されているように、追従ローラ27や駆動ローラ26の転動により駆動されて発電する発電機を踏段20に設け、発電機が発電した電力がバッテリに充電されるように構成しておいてもよい。
電源に、電池44を用いた場合には、頻繁に交換しなくてはならないが、電源をバッテリとし、踏段20の移動に連動してバッテリに充電させる発電機を設けることで、保守にかかるコストを削減できる。
電源に、電池44を用いた場合には、頻繁に交換しなくてはならないが、電源をバッテリとし、踏段20の移動に連動してバッテリに充電させる発電機を設けることで、保守にかかるコストを削減できる。
また、スピーカ30は、スカートガード14に設けられるものとして説明したが、欄干パネル15に設けられるものであってもよい。つまり、スピーカ30は、欄干13に設けられていればよい。
また、固定側制御装置は、エスカレータ制御盤16であるものとして説明したが、固定側制御装置は、エスカレータ制御盤16とは別に設けてもよい。
また、固定側制御装置は、エスカレータ制御盤16であるものとして説明したが、固定側制御装置は、エスカレータ制御盤16とは別に設けてもよい。
また、各実施の形態では、乗客コンベアはエスカレータ1A,1Bであるものとして説明したが、乗客コンベアは、動く歩道であってもよい。
1A,1B エスカレータ(乗客コンベア)、2 乗降口、13 欄干、20踏段 21 踏板、22 荷重情報取得手段、30 スピーカ(報知手段)、40 報知制御装置、50 基準踏段検出手段。
Claims (2)
- 踏板をそれぞれ有し、無端状に連結されて、一方の乗降口から他方の乗降口に利用者を搬送する経路を含む循環経路を移動する複数の踏段と、
上記踏段の両側に立設された欄干とを備える乗客コンベアにおいて、
各上記踏段は、上記踏板にかかる荷重の情報を出力する荷重情報取得手段を有し、
上記欄干に設けられた報知手段と、
各上記踏段の上記荷重情報取得手段からの情報に基づいて、連続して連なる所定数以上の上記踏段の上記踏板にかかる荷重が順次変動した場合に、上記報知手段に所定内容の報知を行わせる報知制御装置と
を備えることを特徴とする乗客コンベア。 - 所定の上記踏段が、上記循環経路の所定ポイントを通過したことを検出する基準踏段検出手段を備え、
上記報知手段は、互いに間隔をあけて上記一方の乗降口から上記他方の乗降口に至るように上記欄干に複数設けられ、
上記報知制御装置は、
連続して連なる所定数以上の上記踏段の上記踏板にかかる荷重が順次変動した場合に、順次荷重の変動を検出された複数の上記踏段のうち、最後に荷重の付加を検出された上記踏段と、所定の上記踏段との位置関係、及び所定の上記踏段が上記基準踏段検出手段によって検出されてからの経過時間に基づいて、最後に荷重の付加を検出された上記踏段の一対の上記乗降口間の位置を報知対象位置として求め、
上記報知対象位置と上記他方の乗降口との間に位置する上記報知手段のうちから、少なくとも上記報知対象位置に最も近い上記報知手段を選択して、選択した上記報知手段に所定内容の報知を行わせる
ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011086160A JP2012218878A (ja) | 2011-04-08 | 2011-04-08 | 乗客コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011086160A JP2012218878A (ja) | 2011-04-08 | 2011-04-08 | 乗客コンベア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012218878A true JP2012218878A (ja) | 2012-11-12 |
Family
ID=47270807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011086160A Withdrawn JP2012218878A (ja) | 2011-04-08 | 2011-04-08 | 乗客コンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012218878A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101622825B1 (ko) | 2014-03-07 | 2016-05-20 | 동의대학교 산학협력단 | 무게감지센서 및 변속수단을 구비한 에스컬레이터의 안전운행시스템 |
JP2020179976A (ja) * | 2019-04-25 | 2020-11-05 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 乗客コンベア |
JP7309970B1 (ja) | 2022-05-27 | 2023-07-18 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアシステム、及び乗客コンベア |
JP7344476B2 (ja) | 2022-02-28 | 2023-09-14 | フジテック株式会社 | 乗客コンベア |
-
2011
- 2011-04-08 JP JP2011086160A patent/JP2012218878A/ja not_active Withdrawn
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Date | Code | Title | Description |
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