JP2012213504A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】脚周りの適正寸法を調節可能な使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】上記課題は、サイドフラップ部SFの脚周り部分に設けられた、前後方向に弾性伸縮する平面ギャザー80が前後方向に完全には伸長していない状態又は非伸長状態で、平面ギャザー80の表裏少なくとも一方の面に、平面ギャザー80の伸長を抑制する抑制部材81を貼り付け、この抑制部材81の多数の分断用ミシン目82を適宜分断し、抑制を一部又は全部解除することにより平面ギャザー80の伸長可能長さが増加する構成とすることにより解決される。
【選択図】図8

Description

本発明は、脚周りの適正寸法を調節可能な使い捨ておむつに関するものである。
使い捨ておむつにおいては、脚の付根に対するフィット性を高めるために、おむつ内面における幅方向両側部に、身体側に突出する立体ギャザーがそれぞれ前後方向に沿って延在しているものが一般的となっている(例えば特許文献1参照)。このような立体ギャザーを備えることによって、両立体ギャザー間に排泄物が留まり、特に着用者の脚周り部からの排泄物の漏れが防止される。
図9及び図10に、立体ギャザーを備えた使い捨ておむつの従来例を示す。この使い捨ておむつの立体ギャザー60は、おむつ内面に固定された付根部分と、この付根部分から突出する突出部分とを有しており、この突出部分のうち前後方向両端部がトップシート30表面に接着固定されるとともに、中間部が非固定の自由部分とされ、この自由部分の少なくとも先端部に、前後方向に沿って細長状弾性伸縮部材63が伸張状態で固定されることによって、弾性伸縮部材63の収縮作用により自由部分がトップシート30表面から起立するようになっている。なお、図8及び図9中の網掛け部分(点模様部分)は接着固定部分を示しており、また符号50は吸収要素、符号56は吸収体、符号11は液不透過性シート、符号12は外装シート、符号40は中間シート、符号13はファスニングテープ、符号12Tはターゲットテープをそれぞれ示している。
また、脚周りにおける更なる漏れ防止を図るため、吸収体56の幅方向両側に延在するサイドフラップ部SFのうち、立体ギャザー60の付根部分と突出部分との境界よりも側方に延在する脚周り部分に、前後方向に延在する細長状弾性伸縮部材64を伸張状態で固定することにより、サイドフラップ部SFの脚周り部分を、装着者の脚周りに対して面的にフィットする脚周り平面ギャザー(立体ギャザーに対する意味で「平面」と呼ぶが、装着時には平面とはならず脚周りに沿う曲面となるものである)とすることも一般的となっている。よって、使い捨ておむつにおける脚周りの適正寸法は、この平面ギャザー80の伸長可能長さにより定まることになる。
特開2005−319142号公報 特開2010−148680号公報 特開2008−142341号公報
しかしながら、従来の使い捨ておむつの平面ギャザーの伸長可能長さは、おむつ全体としてのサイズに応じて設定されており、調節できるものではないため、個人差のある脚周り寸法に対して良好な適合を得ることは困難な場合があった。
特に幼児用及び大人用のいずれにも適合しない中間サイズ商品のように、より広範囲な適正寸法が要求される商品においては、適正寸法範囲が十分に広いものとはいえなかった。また、例えば障害等により左右の脚周り長さが異なるような装着者においては、太い方の脚に合うサイズのおむつを使用すると細い方の脚周りに過度の隙間が生じてしまい、細い方の脚に合うサイズのおむつを使用すると太い方の脚周りに対する締め付けがきつくなってしまうといった問題点もあった。
そこで、本発明の主たる課題は、脚周りの適正寸法を調節可能な使い捨ておむつを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
身体側表面を形成する透液性トップシートと、その裏面側に位置する液不透過性シートと、これら透液性トップシートと液不透過性シートとの間に配置され、幅方向中央に沿って下腹部から股間部を通り臀部まで延在する吸収体と、
吸収体の幅方向両側に延在するサイドフラップ部と、
このサイドフラップ部の脚周り部分に設けられた、前後方向に弾性伸縮する平面ギャザーと、を備えた使い捨ておむつにおいて、
前記平面ギャザーが前後方向に完全には伸長していない状態又は非伸長状態で、平面ギャザーの表裏少なくとも一方の面に、平面ギャザーの伸長を抑制する抑制部材が貼り付けられており、この抑制部材による抑制を一部又は全部解除することにより前記平面ギャザーの伸長可能長さが増加するように構成されている、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。
(作用効果)
本発明では、平面ギャザーの伸長を抑制する抑制部材を貼り付けておき、使用者が必要に応じて幅方向一方側又は両側の抑制部材による抑制を一部又は全部解除することにより、平面ギャザーの伸長可能長さを左右独立的に又は左右共通的に増加させ、脚周りの適正寸法を左右非対称に又は左右対称に調節することができる。よって、個人差のある脚周り寸法に対して良好な適合を得ることが可能となる。そのため、例えば幼児用及び大人用のいずれにも適合しない中間サイズ商品のように、より広範囲な適正寸法が要求される商品に適用すると、適正寸法範囲が十分に広いものとなる。また、例えば障害等により左右の脚周り長さが異なるような装着者においても、脚周り毎に適正寸法を変更することにより、細い方の脚周りに過度の隙間が生じたり、太い方の脚周りに対する締め付けがきつくなったりすることなく使用することができるようになる。
<請求項2記載の発明>
前記抑制部材は前後方向に沿って延在する帯状シートであり、この帯状シートの前後方向中間を分断するための分断用ミシン目が前後方向に間隔を空けて複数形成されている、請求項1記載の使い捨ておむつ。
(作用効果)
抑制部材をこのような複数の分断用ミシン目を有する帯状シートにより構成することにより、切り離す分断用ミシン目の数に応じて、伸長可能長さを予め定められた長さ(分断用ミシン目の間隔)で段階的に変化させることができ、使用者による調節作業が容易なものとなる。また、本形態は構造が簡素であり、製造も容易である。
<請求項3記載の発明>
前記抑制部材による抑制の無い状態での前記平面ギャザーの前後方向の自然長が、前記抑制部材による抑制の無い状態でのおむつの展開状態の前後方向長さの25〜80%とされており、
前記抑制部材による抑制は段階的に解除可能であり、かつそれにより前記平面ギャザーの伸長可能長さが前記抑制部材による抑制の無い状態での前記平面ギャザーの展開状態の前後方向長さの0〜100%の範囲で段階的に増加するように構成されている、請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
(作用効果)
これにより、使用者が平面ギャザーの伸長可能長さを最大限広い範囲の中から任意に選択することができるため好ましい。
<請求項4記載の発明>
前記抑制部材による抑制の無い状態での前記平面ギャザーの展開状態の前後方向長さは、前記抑制部材による抑制の無い状態でのおむつの展開状態の前後方向長さの30〜70%とされ、かつ前記抑制部材の前後方向長さはこの平面ギャザーの展開状態の前後方向長さの20〜80%とされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
(作用効果)
本発明では、平面ギャザー及び抑制部材の各前後方向長さがこの範囲内であるのが好ましい。
以上のとおり、本発明によれば、脚周りの適正寸法が調節可能となる、等の利点がもたらされる。
テープタイプ使い捨ておむつの内面を示す、おむつの自然長状態における平面図である。 テープタイプ使い捨ておむつの外面を示す、おむつの自然長状態における平面図である。 図1の6−6線断面図である。 図1の7−7線断面図である。 図1の8−8線断面図である。 図1の9−9線断面図である。 テープタイプ使い捨ておむつの内面を示す、抑制部材を一部解除した状態における平面図である。 要部断面図である。 テープタイプ使い捨ておむつの内面を示す、抑制部材を取り去りおむつを(完全に)展開した状態における平面図である。 図9の6−6線断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。なお、「前後方向(縦方向)」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味し、「上下方向」とはおむつの装着状態、すなわちおむつの腹側部分と背側部分を重ね合わせるようにおむつを股間部で2つに折った際に幅方向と直交する方向を意味する。また、用語「伸長率」は自然長を100%としたときの値を意味し、用語「展開状態」とは、おむつを完全に広げた状態、即ち、おむつが前後方向及び幅方向に完全に伸長した状態を意味する。
図1〜図6はテープタイプ使い捨ておむつの一例を示している。図3及び図4は、図1における6−6線断面及び7−7線断面をそれぞれ示した図であり、図5及び図6は、図1における8−8線断面及び9−9線断面をそれぞれ示した図である。
このテープタイプ使い捨ておむつは、幅方向中央に沿って下腹部から股間部を通り臀部までを覆うように延在する部分であって、且つ身体側表面を形成する透液性表面シートと、外面側に位置する液不透過性シートとの間に吸収体56が介在する部分である吸収性本体部10を有するとともに、この吸収性本体部10の前側及び後側にそれぞれ延出する部分であって、且つ吸収体56を有しない部分であるエンドフラップ部EF,EFと、この吸収性本体部10の左右両側にそれぞれ延出する部分であって、且つ吸収体56を有しない部分であるサイドフラップ部SF,SFとを有する。
より詳細には、吸収性本体部10ならびに背側および腹側の各サイドフラップ部SFの外面全体が外装シート12により形成されている。特に、吸収性本体部10においては、外装シート12の内面側に液不透過性シート11がホットメルト接着剤等の接着剤により固定され、さらにこの液不透過性シート11の内面側に吸収要素50、中間シート40、および表面シート30がこの順に積層されている。表面シート30および液不透過性シート11は図示例では長方形であり、吸収要素50よりも前後方向および幅方向において若干大きい寸法を有しており、表面シート30における吸収要素50の側縁より食み出る周縁部と、液不透過性シート11における吸収要素50の側縁より食み出る周縁部とがホットメルト接着剤などにより固着されている。また液不透過性シート11は透湿性のポリエチレンフィルム等からなり、表面シート30よりも若干幅広に形成されている。
さらに、この吸収性本体部10の両側には、装着者の肌側に突出(起立)する立体ギャザー60,60が設けられており、この立体ギャザー60,60を形成する立体ギャザーシート62,62が、各サイドフラップ部SF,SFの内面を含め、吸収性本体部10の幅方向外側の全体にわたり延在されている。
以下、各部の素材および特徴部分について順に説明する。
(外装シート)
外装シート12は吸収要素50を支持し、着用者に装着するための部分である。外装シート12は、両側部の前後方向中央部が括れた砂時計形状とされており、ここが着用者の脚を入れる部位となる。
外装シート12としては不織布が好適であるが、これに限定されない。不織布の種類は特に限定されず、素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができ、加工法としてはスパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、ニードルパンチ法等を用いることができる。ただし、肌触り及び強度を両立できる点でスパンボンド不織布やSMS不織布、SMMS不織布等の長繊維不織布が好適である。不織布は一枚で使用する他、複数枚重ねて使用することもできる。後者の場合、不織布12相互をホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。不織布を用いる場合、その繊維目付けは10〜50g/m2、特に15〜30g/m2のものが望ましい。
(液不透過性シート)
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に液不透過性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている液不透過性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この液不透過性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
(表面シート)
表面シート30は液透過性を有するものであれば足り、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
また、表面シート30は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートからなるものであってもよい。同様に、表面シート30は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
(中間シート)
表面シート30を透過した排泄物を吸収体へ移動させ、逆戻りを防ぐために、表面シート30と吸収要素50との間に中間シート(セカンドシートもいわれる)40を設けることができる。この中間シート40は、排泄物を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した排泄物の吸収体からの逆戻りを防止し、表面シート30表面を肌触りを良くするものである。中間シート40は省略することもできる。
中間シート40としては、表面シート30と同様の素材を用いることができる。中間シート40は表面シート30に接合するのが好ましく、その接合にヒートエンボスや超音波溶着を用いる場合は、中間シート40の素材は表面シート30と同程度の融点をもつものが好ましい。また、便中の固形分を透過させることを考慮するならば中間シート40に用いる繊維の繊度は5.0〜7.0dtexであるのが好ましいが、表面シート30における液残りが多くなる。これに対して、中間シート40に用いる繊維の繊度が1.0〜2.0dtexであると、表面シート30の液残りは発生し難いが、便の固形分が透過し難くなる。よって、中間シート40に用いる不織布の繊維は繊度が2.0〜5.0dtex程度とするのが好ましい。
図示の形態の中間シート40は、吸収要素50の幅より短く中央に配置されているが、全幅にわたって設けてもよい。中間シート40の長手方向長さは、おむつの全長と同一でもよいし、吸収要素50の長さと同一でもよいし、液を受け入れる領域を中心にした短い長さ範囲内であってもよい。
(立体ギャザー)
表面シート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を阻止し、横漏れを防止するために、製品の両側に、使用面側に突出(起立)する立体ギャザー60,60が設けられている。
この立体ギャザー60は、実質的に幅方向に連続する立体ギャザーシート62と、この立体ギャザーシート62に前後方向に沿って伸張状態で固定された細長状弾性伸縮部材63とにより構成されている。この立体ギャザーシート62としては撥水性不織布を用いることができ、また弾性伸縮部材63としては糸ゴム等を用いることができる。弾性伸縮部材63は、各複数本設ける他、各1本設けることができる。
立体ギャザーシート62の内面は、表面シート30の側部上に幅方向の固着始端を有し、この固着始端から幅方向外側の部分は、液不透過性シート11の側部およびその幅方向外側に位置する外装シート12の側部にホットメルト接着剤などにより固着されている。
脚周りにおいては、立体ギャザー60の固着始端より幅方向内側は、製品前後方向両端部では表面シート30上に固定されているものの、その間の部分は非固定の自由部分であり、この自由部分が糸ゴム63の収縮力により起立するようになる。おむつの、装着時には、おむつが舟形に体に装着されるので、そして糸ゴム63の収縮力が作用するので、糸ゴム63の収縮力により立体ギャザー60が起立して脚周りに密着する。その結果、脚周りからのいわゆる横漏れが防止される。
図示形態と異なり、立体ギャザーシート62の幅方向内側の部分における前後方向両端部を、幅方向外側の部分から幅方向内側に延在する基端側部分とこの基端側部分の幅方向中央側の端縁から身体側に折り返され幅方向外側に延在する先端側部分とを有する二つ折り状態で固定し、その間の部分を非固定の自由部分とすることもできる。
(平面ギャザー)
立体ギャザー60の固着部分のうち固着始端近傍の幅方向外側において、立体ギャザーシート62と外装シート12とが対向する部分のシート間に、前後方向に沿って糸ゴム等からなる脚周り弾性伸縮部材64がそれぞれ前後方向に伸長した状態で固定されて平面ギャザー80が形成されている。
脚周り弾性伸縮部材64としては糸状、紐状、帯状等の細長状の合成又は天然ゴムを用いることができ、太さ400〜1100dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.1〜3.0mm2程度)のものを、1〜20mm程度の間隔で、1〜6本程度、それぞれ伸長率170〜300%程度で固定することが望ましい。また、脚周り弾性伸縮部材64を設ける領域、つまり平面ギャザー80の領域は適宜定めることができるが、通常の場合、その前後方向範囲は、抑制部材81による抑制の無い状態でのおむつの展開状態の前後方向長さ(全長)L1の25〜80%程度とすることができ、その幅は、抑制部材81による抑制の無い状態でのおむつの展開状態の全幅Xの0.2〜30%程度とすることができる。
特徴的には、図1、図2及び図8(a)に示すように、平面ギャザー80の非伸長状態で、平面ギャザー80の表面(裏面でも良い)に、平面ギャザー80の伸長を抑制する抑制部材81がホットメルト接着剤82により貼り付けられている。この抑制部材81としては、前後方向に沿って延在する帯状シートが好ましく、この帯状シートの素材としては外装シート12や立体ギャザーシート62と同様の素材の中から適宜選択して使用することができる。抑制部材81の前後方向長さ及び幅は、抑制部材81による抑制の無い状態での平面ギャザー80の展開状態の前後方向長さ及び幅のそれぞれ20〜250%程度であるのが好ましく、特に25〜100%程度とするのが好ましい。
また、図1に示すように、抑制部材81には、前後方向中間を分断するための分断用ミシン目83が前後方向に間隔を空けて多数形成されており、図7及び図8(b)に示すように、使用者が必要に応じて幅方向一方側又は両側の抑制部材80の分断用ミシン目83を適数切り離すことにより、切り離す分断用ミシン目83の数に応じて、伸長可能長さを予め定められた長さ(分断用ミシン目83の間隔)で段階的に変化させることができる。よって、例えば障害等により左右の脚周り長さが異なるような装着者においても、平面ギャザー80の伸長可能長さを左右独立的に増加させ、脚周り毎に適正寸法を変更し、脚周りの適正寸法を左右非対称にすることにより、細い方の脚周りに過度の隙間が生じたり、太い方の脚周りに対する締め付けがきつくなったりすることなく使用することができるようになる。もちろん、平面ギャザー80の伸長可能長さを左右共通的に増加させ、脚周りの適正寸法を左右対称に調節することも可能である。
抑制部材81は、分断部の伸長可能長さの増加を円滑かつ大きくするために、固定用のホットメルト接着剤82の塗布をスパイラル塗布や間欠カーテン塗布等により前後方向に間欠的とするのが好ましく、特に分断用ミシン目83及びその近傍にのみ塗布するのが好ましい。
図示例のような分断用ミシン目83を設けることなく、抑制部材81全体を一体的に剥離して抑制を全部解除するように構成したり、使用者が任意の位置で分断可能な程度に弱い素材で抑制部材81を形成したりしても良い。またこのことからも分かるように、図示例において、最小単位の分割片はおむつ表面に残しておいても良いが、取り去ることもできる。
脚周りの適正寸法の調節範囲を広くするために、抑制部材81による抑制の無い状態での平面ギャザー80の前後方向の自然長が、抑制部材81による抑制の無い状態でのおむつの展開状態の前後方向長さL1の25〜80%程度、好ましくは30〜70%程度、更に好ましくは40〜70%程度となるように、脚周り弾性伸縮部材64の固定時の伸長率を設定するのが好ましい。
また、平面ギャザー80の非伸長状態で抑制部材81を貼り付けると、平面ギャザー80の伸長可能長さは、抑制部材81による抑制の無い状態での平面ギャザー80の展開状態の前後方向長さの0〜100%まで増加可能な構造となり、使用者が平面ギャザー80の伸長可能長さを最大限広い範囲の中から任意に選択することができるため好ましいが、平面ギャザー80が前後方向に完全には伸長していない状態、例えば抑制部材81による抑制の無い状態での平面ギャザー80の展開状態の前後方向長さの50〜90%の間の伸長状態で抑制部材81を貼り付けることもでき、その場合、抑制部材81の抑制を解除しない初期状態でも平面ギャザー80が伸縮性を示すものとなる点で好ましいものとなる。
(吸収要素)
吸収要素50は、尿や軟便などの液を吸収保持する部分である。吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の少なくとも裏面及び側面を包む包装シート58とを有している。包装シート58は省略することもできる。吸収要素50は、その裏面においてホットメルト接着剤等の接着剤を介して液不透過性シート11の内面に接着することができる。
(吸収体)
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。
(高吸収性ポリマー粒子)
吸収体56は、高吸収性ポリマー粒子を含むのが好ましく、特に、少なくとも液受け入れ領域において、繊維の集合体に対して高吸収性ポリマー粒子(SAP粒子)が実質的に厚み方向全体に分散されているものが望ましい。
吸収体56の上部、下部、及び中間部にSAP粒子が無い、あるいはあってもごく僅かである場合には、「厚み方向全体に分散されている」とは言えない。したがって、「厚み方向全体に分散されている」とは、繊維の集合体に対し、厚み方向全体に「均一に」分散されている形態のほか、上部、下部及び又は中間部に「偏在している」が、依然として上部、下部及び中間部の各部分に分散している形態も含まれる。また、一部のSAP粒子が繊維の集合体中に侵入しないでその表面に残存している形態や、一部のSAP粒子が繊維の集合体を通り抜けて包装シート58上にある形態も排除されるものではない。
高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子の粒径は、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、1000μm以下、特に150〜400μmのものが望ましい。高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
高吸収性ポリマー粒子としては、吸水速度が40秒以下のものが好適に用いられる。吸水速度が40秒を超えると、吸収体56内に供給された液が吸収体56外に戻り出てしまう所謂逆戻りを発生し易くなる。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量は、当該吸収体56の用途で要求される吸収量に応じて適宜定めることができる。したがって一概には言えないが、50〜350g/m2とすることができる。ポリマーの目付け量が50g/m2未満では、吸収量を確保し難くなる。350g/m2を超えると、効果が飽和するばかりでなく、高吸収性ポリマー粒子の過剰によりジャリジャリした違和感を与えるようになる。
(包装シート)
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。繊維目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
この包装シート58は、図3に示すように、吸収体56の全体を包む形態のほか、その層の裏面及び側面のみを包装するものでもよい。また図示しないが、吸収体56の上面及び側面のみをクレープ紙や不織布で覆い、下面をポリエチレンなどの液不透過性シートで覆う形態、吸収体56の上面をクレープ紙や不織布で覆い、側面及び下面をポリエチレンなどの液不透過性シートで覆う形態などでもよい(これらの各素材が包装シートの構成要素となる)。必要ならば、吸収体56を、上下2層のシートで挟む形態や下面のみに配置する形態でもよいが、高吸収性ポリマー粒子の移動を防止でき難いので望ましい形態ではない。
(ファスニングテープ)
図1及び図2に示されるように、ファスニングテープ13は、不織布、プラスチックフィルム、ポリラミ不織布、紙やこれらの複合素材からなるシート基材13Cの基部がおむつに取り付けられており、おむつから突出する先端側部分に腹側に対する係止部として、メカニカルファスナーのフック材13Aが設けられている。フック材13Aはシート基材13Cに接着剤により剥離不能に接合されている。
乳幼児用おむつにおいては、ファスニングテープ13の取り付け部分の寸法のうち、おむつの幅方向の長さX1は10〜50mm、特に20〜40mmであるのが好ましく、前後方向長さY1は、20〜100mm、特に40〜80mmであるのが好ましい。また、ファスニングテープ13の先端側部分の寸法のうち、おむつの幅方向の長さは30〜80mm、特に40〜60mmであるのが好ましく、前後方向の長さ(高さ)は20〜70mm、特に25〜50mmであるのが好ましい。なお、ファスニングテープ13の一部または全部が例えば略テーパ形状をなし、前後方向長さや幅方向長さが一定でない場合は、上記数値範囲は平均値にて定める。ファスニングテープ13の形状は、矩形形状などの左右対称形状でもよいが、幅広の取り付け部分と細長状の先端側部分からなる凸型形状であると、先端側部分の摘み部が摘みやすく、かつ左右の基部間の張力が広範囲に作用するため、好ましい。フック材13Aは、その外面側に多数の係合突起を有する。係合突起の形状としては、(A)レ字状、(B)J字状、(C)マッシュルーム状、(D)T字状、(E)ダブルJ字状(J字状のものを背合わせに結合した形状のもの)等が存在するが、いずれの形状であっても良い。フック材13Aに代えて、ファスニングテープ13の係止部として粘着材層を設けることもできる。
おむつの装着に際しては、背側サイドフラップ部BFを腹側サイドフラップ部FFの外側に重ねた状態で、ファスニングテープを腹側F外面の適所に係止する。ファスニングテープ13の係止箇所の位置及び寸法は任意に定めることができる。乳幼児用おむつにおいては、係止箇所は、前後方向20〜80mm、幅方向150〜300mmの矩形範囲とし、その上端縁と腹側上縁との高さ方向離間距離を0〜60mm、特に20〜50mmとし、かつ製品の幅方向中央とするのが好ましい。
ファスニングテープ13は、背側エンドフラップ部BEと吸収要素50の境界線上にファスニングテープ13の取り付け部分が重なるように取り付けられていると、おむつ装着時に左右のファスニングテープ13の取り付け部分間に働く張力により、吸収要素50の背側端部がしっかりと体に押し当てられるため、好ましい。また、ファスニングテープ13の取り付け部分が、おむつの背側端部(後端部)と離れすぎていると、おむつ装着時に左右のファスニングテープ13の取り付け部分間に働く張力がおむつの背側端部にまで及ばないため、おむつの背側端部と身体表面との間に隙間が生じやすい。従って、背側エンドフラップBEの前後方向長さは、ファスニングテープ13の基部の前後方向長さと同じか又は短いことが好ましい。
(ターゲットシート)
腹側Fにおけるファスニングテープ13の係止箇所には、係止を容易にするためのターゲット有するターゲットシート12Tを設けるのが好ましい。ターゲットシート12Tは、係止部がフック材13Aの場合、フック材の係合突起が絡まるようなループ糸がプラスチックフィルムや不織布からなるシート基材の表面に多数設けられたものを用いることができ、また粘着材層の場合には粘着性に富むような表面が平滑なプラスチックフィルムからなるシート基材の表面に剥離処理を施したものを用いることができる。 また、腹側Fにおけるファスニングテープ13の係止箇所が不織布からなる場合、例えば図示形態の外装シート12が不織布からなる場合であって、ファスニングテープ13の係止部がフック材13Aの場合には、ターゲットシート12Tを省略し、フック材13Aを外装シート12の不織布に絡ませて係止することもできる。この場合、ターゲットシート12Tを外装シート12と液不透過性シート11との間に設けてもよい。
(エンドフラップ部)
エンドフラップ部EFは、吸収性本体部10の前側及び後側にそれぞれ延出する部分であって、且つ吸収要素50を有しない部分であり、前側の延出部分が腹側エンドフラップ部EFであり、後側の延出部分が背側エンドフラップ部EFである。
背側エンドフラップEFの前後方向長さは、ファスニングテープ13の取り付け部分の前後方向長さと同じか短い寸法とすることが好ましく、また、おむつ背側端部と吸収要素50とが近接しすぎると、吸収要素50の厚みとコシによりおむつ背側端部と身体表面との間に隙間が生じやすいため、10mm以上とすることが好ましい。
腹側エンドフラップ部EF及び背側エンドフラップ部EFの前後方向長さは、展開状態のおむつ全長L1の5〜20%程度とするのが好ましく、乳幼児用おむつにおいては、10〜60mm、特に20〜50mmとするのが適当である。
(背側伸縮シート)
図示形態では、両ファスニングテープ13間に、幅方向に弾性伸縮する帯状の背側伸縮シート70が設けられ、おむつ背側部におけるフィット性を向上させている。背側伸縮シート70の両端部は両ファスニングテープ13の取り付け部分と重なる部位まで延在されているのが好ましいが、幅方向中央側に離間していても良い。背側伸縮シート70の前後方向寸法は、ファスニングテープ13の取り付け部分の前後方向寸法と概ね同じにするのが適当であるが、±20%程度の寸法差はあってもよい。また、図示のように背側伸縮シート70が背側エンドフラップ部BEと吸収要素50の境界線と重なるように配置されていると、吸収要素50の背側端部がしっかりと体に押し当てられるため、好ましい。背側伸縮シート70は、ゴムシート等のシート状弾性部材を用いても良いが、通気性の観点から不織布や紙を用いるのが好ましい。この場合、伸縮不織布のような通気性を有するシート状弾性部材を用いることもできるが、図5に示すように、二枚の不織布等のシート基材71をホットメルト接着剤等の接着剤により張り合わせるとともに、両シート基材71間に有孔のシート状、網状、細長状(糸状又は紐状等)等の弾性伸縮部材72を幅方向に沿って伸張した状態で固定したものが好適に用いられる。この場合におけるシート基材71としては、外装シート12と同様のものを用いることができる。弾性伸縮部材72の伸張率は150〜250%程度であるのが好ましい。また、弾性伸縮部材72として細長状(糸状又は紐状等)のものを用いる場合、太さ420〜1120dtexのものを3〜10mmの間隔72dで5〜15本程度設けるのが好ましい。
また、図示のように弾性伸縮部材72の一部が吸収要素50を横断するように配置すると、吸収要素50のフィット性が向上するため好ましいが、この場合は、弾性伸縮部材72が吸収要素50と重なる部分の一部又は全部を、切断等の手段により収縮力が働かないようにすると、吸収要素50の背側端部が幅方向に縮まないため、フィット性がさらに向上する。
なお、弾性伸縮部材72は、シートの長手方向(おむつの幅方向)にシート基材71の全長にわたって固定されていてもよいが、おむつ本体への取り付け時の縮みやめくれ防止のため、シートの前後方向(おむつの幅方向)端部の5〜20mm程度の範囲においては、収縮力が働かないように、または弾性伸縮部材72が存在しないようにするとよい。
背側伸縮シート70は、図示形態では、液不透過性シート11の幅方向両側では立体ギャザーシート62と外装シート12との間に挟まれ、且つ液不透過性シート11と重なる部位では、液不透過性シート11と吸収要素50との間に挟まれるように設けられているが、液不透過性シート11と外装シート12との間に設けても良いし、外装シート12の外面に設けても良く、また表面シート30と吸収要素50との間に設けてもよい。また、背側伸縮シート70は表面シート30の上に設けても良く、この場合、液不透過性シート11の幅方向両側では立体ギャザーシート62の上に設けても良い。また、外装シート12を複数枚のシート基材を重ねて形成する場合には、背側伸縮シート70全体を、外装シート12のシート基材間に設けても良い。
本発明は、テープタイプ使い捨ておむつに利用可能なものである。
11…液不透過性シート、12…外装シート、30…表面シート、40…中間シート、50…吸収要素、56…吸収体、58…包装シート、60…立体ギャザー、62…立体ギャザーシート、70…背側伸縮シート、12T…ターゲットシート、80…平面ギャザー、81…抑制部材、82…ホットメルト接着剤等、83…分断用ミシン目。

Claims (4)

  1. 身体側表面を形成する透液性トップシートと、その裏面側に位置する液不透過性シートと、これら透液性トップシートと液不透過性シートとの間に配置され、幅方向中央に沿って下腹部から股間部を通り臀部まで延在する吸収体と、
    吸収体の幅方向両側に延在するサイドフラップ部と、
    このサイドフラップ部の脚周り部分に設けられた、前後方向に弾性伸縮する平面ギャザーと、を備えた使い捨ておむつにおいて、
    前記平面ギャザーが前後方向に完全には伸長していない状態又は非伸長状態で、平面ギャザーの表裏少なくとも一方の面に、平面ギャザーの伸長を抑制する抑制部材が貼り付けられており、この抑制部材による抑制を一部又は全部解除することにより前記平面ギャザーの伸長可能長さが増加するように構成されている、
    ことを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 前記抑制部材は前後方向に沿って延在する帯状シートであり、この帯状シートの前後方向中間を分断するための分断用ミシン目が前後方向に間隔を空けて複数形成されている、請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記抑制部材による抑制の無い状態での前記平面ギャザーの前後方向の自然長が、前記抑制部材による抑制の無い状態でのおむつの展開状態の前後方向長さの25〜80%とされており、
    前記抑制部材による抑制は段階的に解除可能であり、かつそれにより前記平面ギャザーの伸長可能長さが前記抑制部材による抑制の無い状態での前記平面ギャザーの展開状態の前後方向長さの0〜100%の範囲で段階的に増加するように構成されている、請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記抑制部材による抑制の無い状態での前記平面ギャザーの展開状態の前後方向長さは、前記抑制部材による抑制の無い状態でのおむつの展開状態の前後方向長さの30〜70%とされ、かつ前記抑制部材の前後方向長さはこの平面ギャザーの展開状態の前後方向長さの20〜80%とされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
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