JP2012211406A - 吸放湿性ポリアミド捲縮糸およびその製造方法、該捲縮糸を用いた織編物 - Google Patents

吸放湿性ポリアミド捲縮糸およびその製造方法、該捲縮糸を用いた織編物 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた吸放湿性を有し、ウォータースポットの発現を低減しうる吸放湿性ポリアミド捲縮糸及び織編物を提供する。
【解決手段】本発明の吸放湿性ポリアミド捲縮糸は、芯部に吸放湿剤を含有し、芯部/鞘部の質量比率が50/50〜90/10である芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントからなる吸放湿性ポリアミド捲縮糸であって、芯鞘型ポリアミドマルチフィラメント中の吸放湿剤の含有割合が1〜7質量%であり、該捲縮糸を織編物とした場合における吸湿パラメーターが4.0〜6.5であり、かつウォータースポットパラメーターが3.5以上であることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、吸放湿性ポリアミド捲縮糸およびその製造方法、該捲縮糸を用いた織編物に関するものである。
衣料用素材として広く使用されている合成繊維は、木綿等の天然繊維に比べて、強力、耐摩耗性、形態安定性、速乾性などの点で優れている。しかしながら、合成繊維は、天然繊維が有する優れた吸湿性を有していないため、着用時の発汗などにより、ムレ、ベタツキなどが生じ、快適性の点で天然繊維よりも劣っている。
このような問題を解決するため、合成繊維に吸湿性や吸水性を付与する試みがなされている。例えば、ポリアミドと、ポリアルキレンオキシド変性物等の吸水性樹脂との混合物からなり、繊維中に1〜5重量%の該吸水性樹脂を含有するポリアミド繊維が提案されている。さらに、鞘部がポリアミドで構成され、芯部がポリアミドと該吸水性樹脂との混合物で構成され、かつ芯部に該吸水性樹脂が1〜5重量%含有され、芯鞘の重量比が95:5〜98:2である芯鞘型ポリアミド繊維が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このような構成にすることで、いずれのポリアミド繊維にも木綿に相当する優れた吸放湿性を付与することができる。
特開平11−256427号公報 特開2004−60129号公報 特開平11−279871号公報
しかしながら、これら優れた吸放湿性能を有するポリアミド繊維からなる織編物においては、該織編物全体に水分が付着した場合には特に問題は発現しないが、部分的に水分が付着した後に乾燥させると、水分が付着していた部分と水分が付着していなかった部分に色差が生じる(この現象を、「ウォータースポット」と称する)場合があることが判明した。つまり、上記ポリアミド繊維を、実際の衣服着用に適用した場合には、発汗や雨滴などによる濡れによりウォータースポットが発現し、衣服がシミ状になってしまう場合があるため、衣服の表面には使用できないという問題が生じる場合があった。加えて、このポリアミド繊維を通常の条件で仮撚した仮撚糸を用いても、このウォータースポットは改善されなかった。
特許文献2には、1〜7重量%の酸化チタンおよび3〜15重量%のポリビニルピロリドンを含有する高吸放湿ポリアミド繊維が提案されている。特許文献2のポリアミド繊維においては、特許文献1のポリアミド繊維と同様に優れた吸放湿性が達成されているが、ウォータースポット発現の問題は改善されていなかった。
また、吸放湿性成分と繊維形成性ポリマーとからなり、25℃×60%RH環境下で平衡水分率に達した後に、34℃×90%RH環境下に30分間放置したときの吸湿性が1.5%以上である吸放湿性捲縮加工糸が提案されている(例えば、特許文献3参照)。該捲縮加工糸は、上記ポリアミド繊維と同様に優れた吸放湿性が付与されている。しかしながら、ウォータースポット発現の問題は改善されていなかった。
そこで本発明の目的は、上記の欠点を解消し、優れた吸放湿性による衣服内のムレ感を改善しつつ、ウォータースポットの発現を低減することで、発汗や雨滴による視覚的な不快感をも解消することができる吸放湿性ポリアミド捲縮糸及び織編物を提供するものである。加えて、前記吸放湿性ポリアミド捲縮糸の製造方法を提供するものである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は以下を要旨とするものである。
(1)芯部に吸放湿剤を含有し、芯部/鞘部の質量比率が50/50〜90/10である芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントからなる吸放湿性ポリアミド捲縮糸であって、芯鞘型ポリアミドマルチフィラメント中の吸放湿剤の含有割合が1〜7質量%であり、該捲縮糸を織編物とした場合における吸湿パラメーターが4.0〜6.5であり、かつウォータースポットパラメーターが3.5以上であることを特徴とする吸放湿性ポリアミド捲縮糸。
(2)(1)のポリアミド捲縮糸を含有することを特徴とする織編物。
(3)織編物とした場合の吸湿パラメーターが4.0〜6.5、かつウォータースポットパラメーターが3.5以上である吸放湿性ポリアミド捲縮糸を製造するに際し、芯部に吸放湿剤を含有し、かつ芯部/鞘部の質量比率が50/50〜90/10である芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントに対し、延伸倍率が1.2〜1.5倍、仮撚係数が28000〜35000、ヒーター温度が170〜200℃の条件で仮撚捲縮加工を行うことを特徴とする吸放湿性ポリアミド捲縮糸の製造方法。
本発明によれば、織編物とした場合の吸湿パラメーターが4.0〜6.5であり、かつウォータースポットパラメーターが3.5以上である吸放湿性ポリアミド捲縮糸を得ることができる。そのため、該捲縮糸を含む織編物は、合成繊維特有のムレ、ベタツキがなく快適であるとともに、発汗や雨などによる濡れがあった場合に、衣服がシミ状になることを防止することが可能となる。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明の吸放湿性ポリアミド捲縮糸(以下、単に「捲縮糸」と称する場合がある)は、芯部に吸放湿剤を含有する芯鞘型ポリアミドマルチフィラメント(以下、単に「フィラメント」と称する場合がある)からなるものである。
芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントは、その芯鞘構造に起因して、強力、耐摩耗性、形態安定性、速乾性に優れる繊維である。加えて、ポリエステル樹脂などを主成分としたフィラメントと比べて、水分率が高く吸放湿性を阻害しにくいという利点がある。なお、主成分とするとは、該フィラメント中に、ポリアミド樹脂が50質量%以上含有されていることを意味する。
芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントを構成するポリアミド樹脂としては、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン610、ナイロン612や、こられの共重合ポリマーなどが挙げられる。なかでも、コスト、水分率などの観点から、ナイロン6またはナイロン66が好ましい。
芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントの単糸繊度は、その使用用途により適宜調整されうるが、0.1〜20dtexの範囲が好ましく、1〜10dtexの範囲がより好ましい。単糸繊度が0.1dtex未満である場合には、単糸切れが発現することで芯部の吸放湿剤が露出し吸放湿性能が阻害され、ウォータースポットが発現しやすくなる場合がある。一方、単糸繊度が20dtexを超える場合には、ソフト感が得られにくくかつ表面積が低減するため、水分や湿気の取り込みが低下する場合がある。
芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントの断面形状は特に限定されず、丸断面であってもよいし、異形断面であってもよい。異形断面であると、毛細管現象により水分を拡散しやすく、フィラメント中において一部分のみに多量の水分が集中することが抑制されるため、ウォータースポットを低減することができる。加えて、フィラメントの表面積が大きくなるため、湿気が取り込まれやすくなる。ただし、鞘部が薄い場合においては、前記のように、芯部の吸放湿剤が露出し吸放湿性能が阻害され、ウォータースポットが発現しやすくなるという問題点が生じる場合があるため、鞘部の厚みは1μm以上とすることが好ましい。
芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントにおける芯部と鞘部の比率(質量比)は、芯部/鞘部=50/50〜90/10であることが必要であり、55/45〜85/15であることが好ましく、60/40〜80/20がより好ましい。この範囲とすることにより、吸放湿性の向上とウォータースポットの低減を両立することができる。すなわち、芯部の比率が50%未満の場合には、鞘成分が厚すぎるため吸放湿性能が低下し、特に迅速な吸放湿を発揮することができない。一方、芯部の比率が90%を超えると、鞘成分が薄過ぎるため前記のように芯部の吸放湿剤が露出する場合があり、これにより吸放湿性能が阻害され、ウォータースポットが多発する場合があるという問題がある。
吸放湿剤としては、本発明の吸放湿性能を満足するものであれば特に限定されず、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキサイドとポリオールおよび脂肪族ジイソシアネート化合物との反応によって得られるポリアルキレンオキサイド変性物(以下、単に「ポリアルキレンオキサイド変性物」と称する場合がある)などが挙げられる。なかでも、吸放湿性能から、ポリアルキレンオキサイド変性物が好ましい。
つまり、吸放湿剤として、ポリアルキレンオキサイド変性物を用いると、繊維形成性ポリマーと混ぜて溶融紡糸が可能であり、吸放湿性のみならずある程度の吸水性をも有する繊維が得られる。加えて、製造後の色調変化(例えば、繊維の黄変など)もきわめて少なく、染色堅牢度に優れる繊維を得ることができる。
ポリアルキレンオキサイドとしては、特に限定されないが、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド及び両者の共重合体が好ましい。
ポリオールとしては、特に限定されないが、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコールなどのグリコール類が好ましい。
脂肪族ジイソシアネートとしては、特に限定されないが、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートが好ましい。なお、本発明においては、脂肪族ジイソシアネートには、脂環族ジイソシアネートが含まれる。
本発明において、吸放湿剤の吸水能は、吸放湿性能と製糸性のバランスの観点から、5〜50g/gであることが好ましい。
本発明において、吸放湿剤の溶融粘度は、製糸性の観点から、100〜25000Pa・sであることが好ましい。
上記吸放湿剤は、芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントの芯部に含有されていることが必要である。吸放湿剤が鞘部に含有されている場合、得られた捲縮糸を織編物とした場合に、後述のウォータースポットパラメーターが3.5未満となり、ウォータースポットを低減することができない。加えて、吸湿時に吸放湿剤が肌と接することにより、ぬめり感やベタツキが生じ、さらには染色斑や染色堅牢度が低下するという問題がある。
吸放湿剤の含有割合は、芯鞘型ポリアミドマルチフィラメント全体に対して1〜7質量%であることが必要であり、2〜5質量%であることが好ましい。吸放湿剤の含有割合が前記範囲内であると、織編物とした場合に、後述の吸湿パラメーターとウォータースポットパラメーターのバランスを制御しやすく、衣服にした際の吸放湿による快適性を維持しながら、部分的な濡れに対する品位を悪化させることがないという利点がある。すなわち、吸放湿剤の含有割合が1質量%未満の場合、吸湿性能に劣るため、衣服の快適性を維持することが困難となる。一方、含有割合が7質量%を超える場合には、吸湿性能には優れるものの、吸放湿剤内部に水分を溜め込みやすくなり、ウォータースポットが十分に低減されない。つまり、本発明においては、芯部と鞘部の質量比を特定の範囲とすることが必須であり、そのうえで芯部における吸放湿剤の含有割合を規定することが好ましい。
なお、芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントには、本発明の効果を阻害しない範囲内で、酸化防止剤、艶消し剤、紫外線吸収剤などの添加剤が含有されていてもよい。
本発明の吸放湿性ポリアミド捲縮糸は、上記の芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントに仮撚捲縮加工を施して得られるものである。仮撚捲縮糸の形態を有することで、原糸の形態と比較すると、ウォータースポットの発現が低減されるという顕著な効果が奏される。この理由は明らかではないが、仮撚捲縮糸の形態に起因する光の乱反射により、ウォータースポットが見えにくくなるためであると推測される。加えて、仮撚捲縮糸の形態とすることにより、ふくらみ感、ストレッチ性といった通常の繊維に求められる性能が向上したり、フィラメントの微細空隙が増加することによる毛細管現象により吸水性が向上したりするという効果も得られる。なお、捲縮の形態を仮撚捲縮とすることで、他の捲縮形態と比較すると、トルクという捩れの効果が付与されるため、光の乱反射が助長されるものと推測される。その結果として、ウォータースポットがより改善されるという効果が奏される。なお、前記捲縮の形態としては、特に制限されるものではなく、仮撚捲縮糸、押し込み捲縮糸、ニットデニット捲縮糸などが挙げられる。なかでも、本発明に好適な加工条件の設定がしやすいことから、仮撚捲縮糸が好ましい。
本発明の、吸放湿性ポリアミド捲縮糸を織編物とした場合の吸湿パラメーターは、4.0〜6.5であることが必要であり、4.5〜6.0であることが好ましい。吸湿パラメーターをこの範囲に制御するためには、前記吸放湿剤の選択と芯部への含有割合、および芯鞘比率を調節することが肝要である。
吸湿パラメーターが前記範囲にあることで、発汗時の湿気を吸収するため、合成繊維特有のムレ、ベタツキを抑制することが可能となる。すなわち、吸湿パラメーターが4.0未満である場合には、発汗時の湿気を吸収しにくく、ムレ、ベタツキなどの不快感を生じてしまう。一方、吸湿パラメーターが6.5を超える場合には、衣服内をドライな状態に保持できるものの、吸放湿剤内部に水分を保持する能力が高すぎるため、後述するウォータースポットを3.5以上とすることができなくなる。加えて、衣服内の適度な水分をも奪ってしまうため、肌の潤いを阻害するという問題がある。
なお、本発明における吸湿パラメーターとは吸湿の度合いを表す指標であり、次式で表される。吸湿性能が高いほど、吸湿パラメーターは高い数値を示す。
吸湿パラメーター={[(W−W)/W]×100)}−{[(W−W)/W]×100}
ここで、上記式中、W、WおよびWは以下のものを示す。
:105℃で2時間乾燥した後の試料の質量(g)
:Wを測定した後の試料を、さらに、25℃×60%RHの環境下で2時間放置したときの試料の質量(g)
:Wを測定した後の試料を、さらに、34℃×90%RHの環境下で24時間放置したときの試料の質量(g)
なお、上記の試料とは、染色された織物、編物、あるいは染色された筒編地であり、この織物等は1.5〜3.0gの秤量となるよう調整されている。また、25℃×60%RHの温湿度条件は、年間を通じて概ね平均的な温湿度状態や室内環境を想定したものである。34℃×90%RHの温湿度条件は、初夏から盛夏における、人が衣服を着用しているときの人体と衣服の間の環境を想定したものである。
本発明の吸放湿性ポリアミド捲縮糸を織編物とした場合のウォータースポットパラメーターは、3.5以上であることが必要であり、4.0以上であることが好ましい。ウォータースポットとは、上述のように、吸放湿性を有する合成繊維からなる織編物に対し、部分的に水分を付着させた後乾燥させると、水分が付着していた部分と水分が付着していなかった部分に色差が生じる現象である。従来の吸放湿性を有する合成繊維は、吸放湿性能は高いものの、前記ウォータースポットが目立つという問題がある。ウォータースポットパラメーターが3.5未満の場合には、織編物の表面に使用した場合にはもちろんのこと、裏面に使用した場合にも、特に薄地の織編物においては、発現したウォータースポットが表から透けて見えてしまい、著しく品位を低下させてしまう。
本発明の吸放湿性ポリアミド捲縮糸を織編物とした場合のウォータースポットパラメーターを3.5以上とすることで品位の低下を抑制することができ、該織編物を幅広い用途において用いることが可能となる。なお、ウォータースポットパラメーターをこの範囲に制御するためには、後述するような捲縮加工条件を選択することが好ましい。
なお、ウォータースポットパラメーターは、以下の方法で測定する。
試料を20℃×65%RHの環境下で2時間放置する。その後、該試料の0.5cm上方から、純水を0.15ml滴下する。このとき、事前にリング状の部材の上に試料を設置するなど、滴下した水分が試料以外の部分(机上など)に付着しないような措置を講じることが好ましい。純水を滴下した後、前記の環境下でさらに24時間放置したのち、グレースケールにより、水分が付着していた部分と水分が付着していなかった部分の色差を判定する。なお、上記の試料とは、染色された織物、編物、あるいは染色された筒編地であり、前記織物等が1.5〜3.0gの秤量となるよう調整されている。試料が染色されていない場合にはウォータースポットが判定しにくいので、ブルー系の染料事前に染色しておくことが好ましい。
本発明の織編物は、上記の吸放湿性ポリアミド捲縮糸を少なくとも一部に用いたものである。なお、織物、編物の組織や密度、該捲縮糸の使用割合は特に制限されず、織編物に必要な性能や風合いなどを勘案し、適宜選択することができる。また、織編物には、必要な性能を加味して、吸水加工、カレンダー加工などの各種の後加工を施してもよい。ただし、該織編物に撥水効果を高める加工を行った場合は、吸放湿性能に影響を与える場合がある。
本発明の織編物には、上記の吸放湿性ポリアミド捲縮糸とその他の糸条とを混用してもよい。その場合の吸放湿性ポリアミド捲縮糸の混用率は、吸放湿性能の観点から、30〜100質量%であることが好ましい。
その他の糸条としては特に制限されず、織編物に必要とされる性能や風合いなどに応じて適宜変更すればよい。なかでも、その他の糸条が異形断面糸であると、吸水拡散性がさらに向上し、加えてウォータースポットを低減することができるため好ましい。
次に、本発明の吸放湿性ポリアミド捲縮糸の製造方法を説明する。
本発明の製造方法においては、供給糸として、芯部に吸放湿剤を含有し、芯部/鞘部の質量比率が50/50〜90/10である芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントを用いる。そして、該フィラメントを仮撚捲縮加工に付することにより、織編物とした場合の吸湿パラメーターが4.0〜6.5、かつウォータースポットパラメーターが3.5以上である吸放湿性ポリアミド捲縮糸が得られる。
上記の仮撚捲縮加工における延伸倍率は、1.20〜1.50倍であることが必要であり、1.20〜1.45倍であることが好ましい。延伸倍率を1.20〜1.50倍とすることで、分子配向および結晶化度を向上させることができ、耐熱性や強度に優れた捲縮糸とすることができる。つまり、延伸倍率が1.20倍未満の場合は、ウォータースポットが悪化する傾向にあるという問題があり、一方、1.5倍を超えると、毛羽など加工操業性が悪化するという問題がある。
上記の仮撚捲縮加工における仮撚係数は、28000〜35000であることが必要であり、30000〜35000であることが好ましく、31000〜34000であることがより好ましい。特に、30000以上であると、本発明の捲縮糸の捲縮がより緻密になるため、ウォータースポット低減に効果的である。仮撚係数を28000〜35000にすることで、捲縮を緻密なものとし、より効果的にウォータースポットを低減することができる。つまり、仮撚係数が28000未満であると、捲縮が緻密とならず、ウォータースポットを低減することが出来ない場合があり、一方、35000を超えると、当該捲縮糸の捩り変形が強すぎるため、糸切れにより操業性が悪化する場合がある。
なお、仮撚係数(K)は、次式で表されるものである。
K=T×√D
ここで、Tは仮撚数(T/M)、Dは供給糸の繊度(dtex)/延伸倍率(倍)を示すものである。
上記の仮撚捲縮加工におけるヒーター温度は170〜200℃であることが必要であり、170〜190℃であることが好ましい。ヒーター温度を170〜200℃とすることで、捲縮が強固となり、加えて捲縮糸の結晶化度が向上するという効果が奏される。すなわち、ヒーター温度が170℃未満であると、結晶化が不十分であるため、ウォータースポットが悪化する場合があり、一方、200℃を超えると、本発明の捲縮糸の融着や糸切れの発生、あるいは本発明の捲縮糸に含まれる吸湿剤の変性により、吸湿パラメーターが低下する場合がある。
本発明の製造方法においては、上記のように仮撚捲縮加工条件(延伸倍率、仮撚係数、ヒーター温度)を設定することで、各条件の相乗効果により、得られる捲縮糸を織編物としたときのウォータースポットを低減することが可能となる。
この理由は明確ではないが、上記のような条件で仮撚捲縮加工を行うことで、分子配向および結晶化度が向上し、分子内部の水分保持領域が細分化して疎らになり、その結果、従来の吸放湿性繊維の水分保持形態に比べて、分子内部で水分が細かく分散した状態となるため、水分をより早く放出しやすい状態になっているからであると推測される。
なお、特定の芯鞘型ポリアミドマルチフィラメント(芯部に吸放湿剤を含有し、芯部/鞘部の質量比率が50/50〜90/10である芯鞘型ポリアミドマルチフィラメント)を用いる理由は、上述の通りである。つまり、特定の構成を有する芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントを用い、上記の仮撚捲縮加工条件とすることの相乗効果により、織編物としたときの吸湿パラメーターが4.0〜6.5であり、かつウォータースポットパラメーターが3.5以上であるポリアミド捲縮糸を得ることが可能となる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこの実施例により限定されるものではない。なお、実施例における物性評価は以下の通りである。
(1)吸湿パラメーター
前記のように、ブルー系染料を用いて染色した筒編地を作成し、2.0gの試料を得た。該試料を105℃で2時間乾燥した後の質量(g)W、Wを測定した後の試料をさらに25℃×60%RHの環境下で2時間放置したときの試料の質量(g)W、Wを測定した後の試料を、さらに34℃×90%RHの環境下で24時間放置したときの試料の質量(g)Wを測定し、下記式により吸湿パラメーターを求めた。
吸湿パラメーター={[(W−W)/W]×100)}−{[(W−W)/W]×100}
なお、測定は2回行い、その平均値を評価値として採用した。
(2)ウォータースポットパラメーター
前記のように、ブルー系染料を用いて染色した筒編地を作成し、2.0gの試料を得た。該試料を20℃×65%RHの環境下で2時間放置した。その後、該試料の0.5cm上方から、純水を0.15ml滴下し、前記の環境下でさらに24時間放置した。そして、JIS L 0804変退色用グレースケールに基づいて、水分が付着していた部分と水分が付着していなかった部分の色差を判定した。
なお、測定は2回行い、その平均値を評価値として採用した。
(2)耐毛羽性
得られた吸放湿性ポリアミド捲縮糸のパッケージ端面にある毛羽の個数を目視で確認し、1kg当たりの毛羽個数により以下の基準で評価した。
○:毛羽個数が3個以下である。
△:毛羽個数が4〜9個である。
×:毛羽個数が10個以上である。
(3)繊度
JIS L−1013 繊度B法に従って測定した。
(4)強度、伸度
JIS L−1013 引張強さ及び伸び率 定速伸長形に従って測定した。
(実施例1)
吸放湿性剤としてポリエチレンオキサイドと1,4−ブタンジオール及びジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネートとの反応物であるポリエチレンオキサイド変性物(住友精化社製、商品名「アクアコーク」、吸水能:35g/g、溶融粘度:4000ポイズ)を用いた。吸放湿性剤を、得られる芯鞘型マルチフィラメント全体に対する含有割合が4%となるようにナイロン6(ユニチカ社製、商品名「ナイロンBRL」)と混合し、芯成分とした。そして、鞘成分としてナイロン6のみを用いた。芯部と鞘部の質量比率を芯部/鞘部=67/33とし、紡糸速度3600m/分で紡糸し、芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントを得た。このフィラメントの繊度/フィラメント数は93dtex/24フィラメントであり、伸度が74%であった。次いで、上記芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントを供給糸とし、ピンタイプの仮撚加工機(三菱LS−6)を使用して、表1に示す条件で仮撚捲縮加工を行い、本発明の吸放湿性ポリアミド捲縮糸を得た。
そして、得られた捲縮糸を丸編機(福原精機社製、「LPJ」、33インチ、32ゲージ)を使用し、スムース組織で編成した。その後、「サンモールFL(商品名)」(日華化学社製)を濃度1g/Lで使用して80℃で20分間精練し、160℃で1分間プレセットした後、クラリアントジャパン社製「Nylosan Blue N−FL(180%)(商品名)」を濃度1%o.m.fで使用し、浴比1:30で100℃、30分間染色した。また、染色助剤としては、均染剤として丸菱油化社製「レベランNKD(商品名)」を濃度2%omf、及び酢酸(48%品)を濃度0.2ml/Lで使用した。その後、「サンモールFL(商品名)」(日華化学社製)を濃度1g/Lで使用して80℃で20分間ソーピングした。次いで、「サンライフE−37(商品名)」(日華化学社製)を濃度1%o.m.f.で使用して80℃で20分間フィックスし、さらに、160℃で1分間ファイナルセットを行って編物を得、評価に付した。評価結果を表1に示す。
Figure 2012211406
なお、表1中における略語は以下のものを示す。
PEO:ポリエチレンオキサイド変性物
RMA:吸湿パラメーター
WS:ウォータースポットパラメーター
また、表1中のT1/T2(g)は、仮撚捲縮加工における、(加撚張力)/(解撚張力)の比を示す。
(実施例2〜3、比較例1〜2)
表1に示すように、芯部と鞘部の質量比率を変更した以外は、実施例1と同様にし、本発明の吸放湿性ポリアミド捲縮糸および編物、比較用の捲縮糸および編物を得、評価に付した。評価結果を表1に示す。
(実施例4〜6、比較例3〜4)
吸放湿剤の含有割合を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして、繊度98dtexの芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントを得た。次いで、表1に示す条件で仮撚捲縮加工を行い、本発明の吸放湿性ポリアミド捲縮糸および編物、比較用の捲縮糸および編物を得、評価に付した。評価結果を表1に示す。
(実施例7、比較例5〜8)
芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントの繊度を表1に示すように変更し、表1に示すような条件で仮撚捲縮加工を行った以外は、実施例1と同様にして、本発明の吸放湿性ポリアミド捲縮糸および編物、比較用の捲縮糸および編物を得、評価に付した。評価結果を表1に示す。
(実施例8)
吸放湿剤としてポリビニルピロリドン(BASF社製、商品名「ルビテック」)を用いた。この吸放湿剤を、得られる芯鞘型マルチフィラメント全体に対する含有割合が4%となるようにナイロン6(ユニチカ社製)と混合し、芯成分とした。そして、鞘成分としてナイロン6のみを用いた。そして、芯部/鞘部=87/33となるように、紡糸速度3600m/分で紡糸し、芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントを得た。このフィラメントの繊度/フィラメント数は93dtex/24フィラメントであり、伸度は78%であった。次いで、上記のようにして得られた芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントを供給糸とし、ピンタイプの仮撚加工機(三菱LS−6)を使用して、表1に示す条件で仮撚捲縮加工を行い、捲縮糸を得た。得られた捲縮糸から、実施例1と同様にして編物を得、評価に付した。評価結果を表2に示す。
Figure 2012211406
(実施例9)
吸放湿剤の含有量を芯鞘型マルチフィラメント全体に対して5%とした以外は、実施例1と同様にして本発明の吸放湿性ポリアミド捲縮糸および編物を得、評価に付した。評価結果を表2に示す。
(実施例10、11)
表2に示すように、芯部と鞘部の質量比率を変更した以外は、実施例1と同様にして本発明の吸放湿性捲縮糸および編物を得、評価に付した。評価結果を表2に示す。
(実施例12)
芯鞘型マルチフィラメントの繊度を117dtexとし、仮撚捲縮加工条件を表2に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして、本発明の吸放湿性ポリアミド捲縮糸および編物を得、評価に付した。評価結果を表2に示す。
(実施例13〜15)
表2に示すような条件で仮撚捲縮加工を行った以外は、実施例1と同様にして、本発明の吸放湿性ポリアミド捲縮糸および編物を得、評価に付した。評価結果を表2に示す。
(実施例16)
実施例1で得られた吸放湿性ポリアミド捲縮糸を用い、織機(津田駒社製、「ウォータージェットルーム」)にて平組織の織物(経糸密度130本/2.54cm、緯糸密度95本/2.54cm)を作製した。その後、実施例1と同様の方法で染色仕上げ加工を行って織物を得、評価に付した。評価結果は実施例1と同じになった。
(比較例9)
吸放湿剤を鞘部のみに含有させた以外は、実施例1と同様にして、捲縮糸および編物を得、評価に付した。評価結果を表2に示す。
(比較例10)
吸放湿剤を全く用いなかった以外は、実施例1と同様にして、捲縮糸および編物を得、評価に付した。評価結果を表2に示す。
実施例1〜16で得られた吸放湿性ポリアミド捲縮糸を用いた編物は、ウォータースポットの発現が低減されるものであった。加えて、強度が維持され、毛羽が立ちにくいものであった。
特に、実施例6で得られた吸放湿性ポリアミド捲縮糸は、吸放湿剤の含有割合が、本発明における特に好ましい範囲であった。そのため、該捲縮糸から得られる編物は、ウォータースポットの発現が顕著に低減されるものであった。
実施例7で得られた吸放湿性ポリアミド捲縮糸を用いた編物は、ヒーター温度が190℃と他の実施例と比較すると高かったため、吸湿性に改善の余地が見られた。
実施例12で得られた吸放湿性ポリアミド捲縮糸を用いた編物は、延伸倍率が1.5倍であり、他の実施例と比較すると高いものであったため、耐毛羽性に改善の余地を残すものであった。
比較例1で得られた捲縮糸を用いた編物は、捲縮糸を構成する芯鞘型マルチフィラメントにおける芯部の比率が過多であった。そのため、ウォータースポットが十分に低減されるものではなかった。
比較例2で得られた捲縮糸を用いた編物は、捲縮糸を構成する芯鞘型マルチフィラメントにおける芯部の比率が過多であった。そのため、吸湿パラメーターに劣っていた。
比較例3で得られた捲縮糸を用いた編物は、吸放湿剤の含有量が過多であったため、吸湿性は高かったもののウォータースポットが十分に低減されるものではなかった。
比較例4で得られた捲縮糸を用いた編物は、吸放湿剤の含有量が過少であったため、ウォータースポットが十分に低減されていたものの吸湿性に劣るものであった。
比較例5で得られた捲縮糸を用いた編物は、仮撚捲縮加工における延伸倍率が低すぎたため、ウォータースポットが十分低減されるものではなかった。
比較例6で得られた捲縮糸を用いた編物は、仮撚捲縮加工における延伸倍率が高すぎたため、捲縮糸の強度や伸度に劣り、毛羽が多く認められた。加えて、吸湿パラメーターが低下していた。
比較例7で得られた捲縮糸を用いた編物は、仮撚捲縮加工における仮撚係数が高すぎたため、耐毛羽性が劣り、ウォータースポットが十分に低減されるものではなかった。
比較例8で得られた捲縮糸を用いた編物は、仮撚捲縮加工における仮撚係数が低すぎたため、ウォータースポットが十分に低減されるものではなかった。
比較例9で得られた捲縮糸を用いた編物は、鞘部に吸放湿剤を含有するものであったため、ウォータースポットが十分に低減されるものではなかった。
比較例10で得られた捲縮糸を用いた編物は、吸放湿剤を全く含有しないものであったため、吸湿パラメーターが低下していた。

Claims (3)

  1. 芯部に吸放湿剤を含有し、芯部/鞘部の質量比率が50/50〜90/10である芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントからなる吸放湿性ポリアミド捲縮糸であって、芯鞘型ポリアミドマルチフィラメント中の吸放湿剤の含有割合が1〜7質量%であり、該捲縮糸を織編物とした場合における吸湿パラメーターが4.0〜6.5であり、かつウォータースポットパラメーターが3.5以上であることを特徴とする吸放湿性ポリアミド捲縮糸。
  2. 請求項1記載のポリアミド捲縮糸を含有することを特徴とする織編物。
  3. 織編物とした場合の吸湿パラメーターが4.0〜6.5、かつウォータースポットパラメーターが3.5以上である吸放湿性ポリアミド捲縮糸を製造するに際し、芯部に吸放湿剤を含有し、かつ芯部/鞘部の質量比率が50/50〜90/10である芯鞘型ポリアミドマルチフィラメントに対し、延伸倍率が1.2〜1.5倍、仮撚係数が28000〜35000、ヒーター温度が170〜200℃の条件で仮撚捲縮加工を行うことを特徴とする吸放湿性ポリアミド捲縮糸の製造方法。
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