JP2012210621A - 連続混練装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】混合時の摩擦によって生じるスラリーの温度上昇を防止してスラリーの粘度の上昇を抑え、装置からの排出性を改善することが可能な連続混練装置を提供する。
【解決手段】定量された粉体が供給される粉体供給筒3が接続されかつ粉体が液体と混ぜ合わされる上部胴1と、上部胴1の下側に同心状に接続された下部胴2とを具備する。上部胴1内に内蔵された第1回転混練盤10と、下部胴2内に内蔵された第2回転混練盤11とによって、粉体と液体とを連続混練する連続混練装置であって、第1及び第2回転混練盤10・11は、基材の表面に、粉体と液体との混練時に摩擦を低減するコーティング材50が被覆されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、石英粉などの粉体と液体とを連続的に混合して混練するための連続混練装置に関し、サブミクロンオーダの微細粒子と液体物質とを効率良く連続的に混合可能な連続混練装置に関する。
従来より、特許文献1及び2に示すような、石英粉などの粉体と液体とを連続的に混練する連続混練装置が知られている。
特許文献1の連続混練装置は、回転混練盤をそれぞれ収納配置した混練室を上下多段に設け、上段の混練室に粉体と液体とを同時に供給して混練を行うようにした構成において、上段の混練室内の回転混練盤を径小に設定すると共に、下段の混練室内の回転混練盤を径大に設定し、前記上段の回転混練盤において遠心方向へ移動しながら液体と混練される粉体を、前記上段の回転混練盤の外周縁部より、下段の混練室内の回転混練盤上の混練領域へ直接導入するようにしたものである。
特許文献2の連続混合装置は、回転混合盤を備えた混合室内に、粉体と液体とを連続的に供給し、前記回転混合盤により粉体と液体との均一な混合流体を得るようにした構成において、前記混合室の内面部に、摩擦に対する発熱性の低い熱可塑性樹脂からなる非金属製スリーブを、交換可能に装着したものである。
特開2002−191953号公報 特開2004−290908号公報
ところで、上記のように構成された連続混練/混合装置では、粉体と液体との混練物(スラリー)に接触しかつ混合させる部材である回転混合盤等の基材として、ステンレス材が使用されているが、スラリーとステンレス材の表面の濡れ性が良好であるために、スラリーがステンレス材に付着してしまい、特に対象がサブミクロンオーダ以下の微細粒子の場合では良好な混練が行えず、スラリーの粘度が高くなり、結果として、装置からの排出性が悪くなる、また、スラリーの温度が上昇して製品としての特定が変化してしまうなどの不具合が発生していた。
特に、装置の構成部材である回転混練盤は、ベアリングを介して回転自在に支持されているため、他の部材との接触面積が狭いため摩擦熱が逃げにくく、他の部材に比べてより高い温度になっていた。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、回転混練時においてスラリーに対する良好な混練性が得られ、スラリーの粘度を下げることに伴い、装置からの良好な排出性を確保し、しかもスラリーの温度を下げることも可能な連続混練装置を提供することを目的とする。
本発明者等は、一般に、動摩擦係数が小さい材料は、濡れ性が低いとされているから、材質の動摩擦係数に付いて着目した。そこで、装置内部を構成する各部材、具体的には混練対象物に直接接触する構成部材の材質を変えて種々試験を行った結果、装置内部の構成部材を動摩擦係数の小さい材質で構成した場合に、混練が良好に進むのに伴いスラリーの粘度が低くなり、かつ、スラリーの温度も低くなることを見出し、本願発明をなすに至った。
本願の請求項1に係る発明は、定量された粉体が供給される粉体供給筒が接続されかつ該粉体が液体と混ぜ合わされる上部胴と、該上部胴の下側に該上部胴に対して同心状に接続された下部胴とを具備し、前記上部胴内に内蔵された第1回転混練盤と、前記下部胴内に内蔵された第2回転混練盤とによって、前記粉体と液体とを連続混練する連続混練装置であって、前記第1及び前記第2回転混練盤の少なくとも表面が金属よりも動摩擦係数が小さい材料によって構成されていることを特徴とする。
また、請求項2に係わる発明では、前記第1及び前記第2回転混練盤は基材の表面がコーティング材によって被覆され、前記コーティング材は、ダイヤモンドライクカーボン(非晶質炭素、アルモファスカーボンとも呼ばれている。DLCと称する)、ポリエーテルエーテルケトン(以下、PEEKと称する)、ポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと称する)、窒化チタン(以下、TiNと称する)、炭窒化チタン(以下、TiCNと称する)のいずれかの材料が用いられていることを特徴とする。請求項3に係る発明では、前記上部胴及び前記下部胴の内面は、金属よりも動摩擦係数が小さいコーティング材によって被覆されていることを特徴とする。請求項4に係る発明では、前記上部胴及び前記下部胴の内面に被覆される前記コーティング材はPEEK材であることを特徴とする。
そして、上記のように構成された本発明(請求項1〜4)によれば、上部胴内に位置する第1回転混練盤と下部胴内に位置する第2回転混練盤の少なくとも表面が金属よりも動摩擦係数が小さい材料によって構成されている。例えば、上部胴内に位置する第1回転混練盤と下部胴内に位置する第2回転混練盤の基材の表面に、DLCコーティング、PEEKコーティング、PTFEコーティング、TiNコーティング、TiCNコーティングが施されているから、該コーティング材によってスラリーの良好な混練性が得られ、スラリーの粘度を下げることができる。これに伴い、装置からの良好な排出性が確保でき、しかもスラリーの温度及び第1、第2回転混練盤の温度を下げることも可能となる。
なお、請求項5に係わる発明では、第1回転混練盤と第2回転混練盤を、金属よりも動摩擦係数の低い樹脂材によって構成しているが、この場合も前記と同様である。
また、請求項6に係わる発明では、前記上部胴の下端が該上部胴の半径方向内方に突出する内フランジ部の下面と、前記下部胴内の第2回転混練盤の上面との間には、剪断混練部が設けられ、該剪断混練部は、前記内フランジの下面に固定された固定板と、前記第2回転混練盤の上面に固定されて該第2回転混練盤とともに回転する回転板とを有し、前記回転板が、前記固定板の上面と対向した状態で回転することにより、これら固定板と回転板との間で、前記粉体と液体との混練物に剪断力を与え、前記剪断混練部の回転板と前記固定板の少なくも表面が金属よりも動摩擦係数の低い材料によって構成されていることを特徴とする。
なお、前記剪断混練部の回転板と前記固定板の少なくも表面が金属よりも動摩擦係数の低い材料によって構成されているとは、前記剪断混練部の回転板と前記固定板とがそれぞれ、基材の表面に金属よりも動摩擦係数の低い材料によってコーティングされている場合と、前記剪断混練部の回転板と前記固定板とが金属よりも動摩擦係数の低い材料そのものによって構成されている場合を含む意味である。
また、請求項7に係わる発明では、前記剪断混練部の固定板及び回転板の対向面には、凹凸部が形成されていることを特徴とする。
そして、上記のように構成された本発明(請求項6及び請求項7)によれば、上部胴の内フランジ部の下面に固定された固定板と、第2回転混練盤の上面に固定されて該第2回転混練盤とともに回転する回転板とから剪断混練部を構成し、該剪断混練部の回転板が固定板に対して回転することにより、これら回転板と固定板との間で粉体と液体との混練物(スラリー)に剪断力を与えることができる。そして、このとき、剪断混練部の固定板及び回転板の対向面に、ローレット状の切削加工又は凹状溝による凹凸部形成により、粉体と液体との混練物(スラリー)に大きな剪断力を与えることができる。
また、請求項8に係わる発明では、前記金属よりも動摩擦係数の低い樹脂材は、PEEKまたはPTFEであることを特徴とする。
本発明によれば、上部胴内に位置する第1回転混練盤と、下部胴内に位置する第2回転混練盤の少なくとも表面が金属よりも動摩擦係数の小さい材料によって構成されている。例えば、上部胴内に位置する第1回転混練盤と、下部胴内に位置する第2回転混練盤の基材の表面に、DLCコーティング、PEEKコーティング、PTFEコーティング、TiNコーティング、TiCNコーティングが施されていると、それらコーティング材の濡れ性が低いことから、該コーティング材によってスラリーの良好な混練性が得られ、スラリーの粘度を下げることができる。これに伴い、装置からの良好な排出性が確保でき、しかもスラリーの温度を下げることも可能となる。
さらに、本発明によれば、上部胴の突出箇所の下面に固定された固定板と、第2回転混練盤の上面に固定されて該第2回転混練盤とともに回転する回転板とから剪断混練部を構成し、該剪断混練部の回転板が固定板に対して回転することにより、これら回転板と固定板との間で粉体と液体との混練物に剪断力を与えることができる。そして、このとき、剪断混練部の固定板及び回転板の対向面に、ローレット状の切削加工又は凹状溝による凹凸部形成により、粉体と液体との混練物にさらに大きな剪断力を与えることができる。
本発明に係る連続混練装置100の正断面図である。 ローレット加工をした第2回転混練盤11の回転板22を示す図であって、(A)は平面図、(B)は径方向の正断面図である。 ローレット加工をした上部胴1側の固定板21を示す図であって、(A)は下面図、(B)は径方向の正断面図である。 凹状溝を形成した第2回転混練盤11の回転板22を示す図であって、(A)は平面図、(B)は径方向の正断面図である。 凹状溝を形成した上部胴1側の固定板21を示す図であって、(A)は下面図、(B)は径方向の正断面図である。 異なる金属材料からなる基材と、それらの表面が種々のコーティング材によって被覆ざれた場合の動摩擦係数の違いを示す表である。 本発明に係わる連続混練装置100と、比較例に係わる連続混練装置とで混練した場合のスラリーの粘度、スラリーの温度を示す実施例を示す表である。
本発明に係る連続混練装置について、図1〜図5を参照して説明する。
図1は、本発明に係る連続混練装置100の正断面図であって、この図において符号1で示すものは上部胴、符号2で示すものは上部胴1の下側に同心状に固定された下部胴である。
前記上部胴1は、上部胴本体1Aの内部が第1混練室1Bになっており、該第1混練室1Bの上部には、粉体を連続的に定量供給する粉体供給装置(図示略)に接続された粉体供給筒3と、該粉体と混ぜ合わされる液体を供給する液体供給装置(図示略)に接続された液体供給管4とが配置されている。
また、前記上部胴1の上部胴本体1Aの上縁部と下縁部には半径方向外方に吐出するフランジ部1C・1Dが一体に形成されており、前記フランジ部1Cには前記粉体供給筒3が固定され、前記フランジ部1Dには下部胴2が固定されている。
前記下部胴2はその下部胴本体2Aの内部が第2混練室2Bになっている。
また、前記下部胴2の下部胴本体2Aの上縁部には半径方向外方に吐出するフランジ部2Cが一体に形成されており、該フランジ部2Cには前記上部胴1の下側のフランジ部1Dが接触及び固定されている。
また、前記下部胴2の下部胴本体2Aの下縁部には水平に配置された底板2Dが一体に形成されており、該底板2Dと下部胴本体2Aとの間には、粉体と液体との混練物であるスラリーを排出するための排出口5が設けられている。
前記下部胴2の第2混練室2Bの内径は、前記上部胴1内の第1混練室1Bの内径よりも大きく形成され、かつこれら第1混練室1Bと第2混練室2Bとは互いに連通した状態に設けられている。
前記第1混練室1Bと第2混練室2Bとには、第1回転混練盤10と第2回転混練盤11とがそれぞれ配置されており、これら第1回転混練盤10と第2回転混練盤11とは共通の回転駆動軸12により駆動される。
この回転駆動軸12は、前記底板2Dの中心部を貫通するように軸受13に支持されており、その下端部に配置された外部駆動源(図示せず)に給合されかつ回転駆動される。また、前記第1回転混練盤10の下面には混練ピン10Aが複数設けられている。
前記下部胴2の第2混練室2Bの内径は、前記上部胴1内の第1混練室1Bの内径よりも大きく形成されているので、前記上部胴1の下部は内方(回転駆動軸12側)に突出する形状となっている。ここで、前記上部胴1のフランジ部1Dの内側は、混練室1B・2B側に突出して内フランジ部1DDが形成されており、これら(外)フランジ部1Dと内フランジ部1DDの下面と、前記下部胴2内の第2回転混練盤11の上面との間には、剪断混練部20が設けられている。
剪断混練部20は、前記上部胴1のフランジ部1Dと内フランジ部1DDの下面に固定された固定板21と、前記第2回転混練盤11の上面に固定されて該第2回転混練盤11とともに回転する回転板22とを有し、そして、前記第2回転混練盤11の回転に伴い回転板22が回転することにより、これら固定板21との間で前記粉体と液体との混練物であるスラリーに剪断力を与える。
また、前記第2回転混練盤11の周縁部と下面側は、前記スラリーを前記下部胴本体2Aの内面部から掻き取り、また、排出口5に案内するための側面スクレーパ30と掻出羽根31とが、それぞれ放射状に構成配置されている。
なお、前混練室1B・2Bに対する液体の供給を、粉体供給筒3を通じて行うことに限定されず、粉体供給筒3を囲繞するようにオーバーフローコーンを設けて、このオーバーフローコーンによる環状溢流膜として液体を流下させるように構成したものを、さらに付設してもよい。
また、前記剪断混練部20は、図2に示すように、第2回転混練盤11の回転板22の上面において、所定幅でその上面を周方向と傾斜する一定方向にローレット状の切削加工(符号22aで示す)が施され、また、図3に示すように、該回転板22としかつ回転板22に対して相対回転する上部胴1側の固定板21の下面において、前記回転板22のローレットと交差する方向にローレット状の切削加工(符号21aで示す)が施されている。そして、これら回転板22と固定板21上の切削加工21a・22aによる凹凸部形成により、粉体と液体との混練物であるスラリーに対し適正な剪断作用が付与されて、均質なスラリーを容易に得ることができる。
なお、図2に符号40で示すものは、回転板22を第2回転混練盤11に固定するための取付ねじであり、図3に符号41で示すものは、固定板21を上部胴1に固定するための取付ねじである。
前記第1回転混練盤10、第2回転混練盤11、前記上部胴1内の第1混練室1B及び前記下部胴2の第2混練室2Bには、基材の表面に、前記粉体と液体との混練時に、それら粉体及び液体の混練物であるスラリーとの摩擦を低減するコーティング材50(50A・50B)が被覆されている。なお、このコーティング材50(50A・50B)は、前記回転板22と固定板21に設けられたローレット状の切削加工21a・22aを含む全面を被覆するように形成される。これら基材としては例えばステンレスが用いられ、また、該基材に被覆されるコーティング材として、例えば、DLC、PEEK、PTFE、TiN、TiCNなどの材料が用いられる。
具体的には、図1に示されるように、第1回転混練盤10、第2回転混練盤11、固定板21並びに掻出羽根31の表面をそれぞれ覆う各コーティング材50(50A)として、例えばDLCコーティング(材)が用いられ、また、上部胴1内の第1混練室1Bの内面及び下部胴2の固定板21のDLCコーティング或いはPTFEの無垢材の表面を除く第2混練室2Bの内面をそれぞれ覆うコーティング材50(50B)として、例えばPEEKコーティング(材)が用いられる。
上述したように、第2回転混練盤11及び固定板21や第1回転混練盤10及び掻出羽根31の各コーティング材50(50A)として、DLCコーティングを用いた理由は以下のとおりである。すなわち、回転板22及び固定板21の互いの対向面にはローレット状の切削加工が施されて微細な溝が形成されており、通常のコーティング法を採用する場合、それら微細な溝を埋めてしまい、微細な溝が有する本来の機能、つまり高い剪断作用を及ぼす機能を損なうおそれがあるが、DLCを用いて例えばスパッタリング法によりコーティングした場合、微細な溝はそのまま保持され、微細な溝が有する本来の機能、つまり高い剪断作用を及ぼす機能を十分発揮できるからである。また、DLCによるコーティングであると、膜厚が1μm程度と薄くかつ均等であるため、強い剪断荷重が加わる場合でも、コーティング層が基材からはがれにくいためである。
また、上部胴1内の第1混練室1B及び下部胴2内の第2混練室2Bの各内面のコーティング材50Bとして、PEEK材を用いた理由は、例えばPTFE系の樹脂を用いた場合と比較して、耐薬品性、撥水撥油性、非粘着性は同等の性能を有するものの、耐摩耗性においてはフッ素樹脂の10倍の耐久性を持つためである。また、動摩擦係数もフッ素樹脂と同等のものが得られ、温度変化に対しても安定的な性質をもつからである。
このように構成された実施形態の連続混練装置100では、第1の混練室1Bの第1回転混練盤10の上面中心部に、粉体が粉体供給筒3内に連続的に供給されると共に、図示せぬ液体供給手段により液体供給管4から液体が供給されて、第1回転混練盤10の回転駆動により粉体と液体とが混練され、次いでこの粉体と液体との混練物であるスラリーが、第1回転混練室と1B第2混練室2Bの境界部において設けられた前記剪断混練部の回転板22と固定板21との間を通過することによって、スラリーに対し適正な剪断作用が付与されて、均質なスラリーを容易に得ることができる。
また、前記連続混練装置100では、上部胴1内に位置する第1回転混練盤10と、下部胴2内に位置する第2回転混練盤11の基材の表面に、前記粉体及び液体の混練時のスラリーとの摩擦を低減するコーティング材50(50A)を被覆している。例えば、上部胴1内に位置する第1回転混練盤10と、下部胴2内に位置する第2回転混練盤11の基材の表面にDLCコーティングを施しているから、該コーティング材により動摩擦係数を下げることに伴いスラリーの良好な混練性が得られ、粉体同士の大きな集合体がなくなるから、スラリーの粘度を下げることができる。これに伴い、当該装置からのスラリーの良好な排出性が確保でき、しかもスラリーの温度を下げることも可能となる。
さらに、上部胴1及び下部胴2の内面に、前記粉体と液体との混練時のスラリーとの摩擦を低減するPEEKコーティングが被覆されることで、上部胴1及び下部胴2の内面との接触部分においてもスラリーの良好な混練性が得られ、ここでもスラリーの粘度を下げることができる。
また、本実施形態に示す連続混練装置100では、前述したように、上部胴1のフランジ部1Dの下面に固定された固定板21と、第2回転混練盤11の上面に固定されて該第2回転混練盤11とともに回転する回転板22とから剪断混練部20を構成し、該剪断混練部20の回転板22が固定板21に対して回転することにより、これら回転板22と固定板21との間で粉体と液体との混練物であるスラリーに剪断力を与えるようにしており、ここでもそれら回転板22および固定板21の表面にDLCコーティングを施しているので、ここでもスラリーの良好な混練性が得られる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態の剪断混練部20では、第2回転混練盤11の回転板22の上面、及び該回転板22に対して相対回転する固定板21の下面に、ローレット状の切削加工(符号21a、22aで示す)をそれぞれ施したが、これに限定されず、図4及び図5に示すように、回転板22の回転方向である周方向に沿うようにかつ半径方向に一定間隔で凹状溝21b、22bを形成し、これら凹状溝21b、22bによる凹凸部により、スラリーに剪断力を与えるようにしても良い。
この場合、混合時の摩擦によって生じるスラリーの温度上昇を防止して該スラリーの粘度の上昇を抑え、かつ装置からの排出性を改善するために、これら凹状の溝21b、22bを含む回転板22の上面及び固定板21の下面の全面に、コーティング材50(50A)による被覆を行う。
また、本実施形態では、上部胴1に連結された粉体供給筒3を通じて粉体とともに流体を供給するようにしたが、これに限定されず、流体を、上部胴1の下側のフランジ部1Dに液体噴射ノズルを設け、前記剪断混練部20の固定板21と回転板22とが対向する箇所(すなわち、スラリーに剪断力が付与される箇所)に直接、液体を供給するようにしても良い。
また、前記前記剪断混練部20の固定板21を、前記上部胴1の下側のフランジ部1Dに固定するようにしたが、これに限定されず、該固定板21を、回転板22と逆方向に回転駆動させるようにし、スラリーにさらに大きな剪断力を与えても良い。
また、前記実施形態では、下部胴2を上部胴1よりも大径としているが、これに限られることなく、下部胴2と上部胴1を同程度の径に設定することも可能である。この場合、固定板21は上部胴1に設けた内フランジ部1DDの下面に固定すればよい。
また、前記実施形態では、前記第1回転混練盤10、第2回転混練盤11、前記上部胴1内の第1混練室1B及び前記下部胴2の第2混練室2Bにおいて、基材の表面に、前記粉体と液体との混練時にスラリーとの摩擦を低減するコーティング材50を施したが、これに限られることなく、前記第1回転混練盤10や第2回転混練盤11の全部あるいはその一部例えば側面スクレーパ30や掻出羽根31を、金属よりも動摩擦係数の低い例えばPEEKやPTFE等の樹脂材そのもので構成してもよい。また、固定板21と回転板22も、同様に、金属よりも動摩擦係数の低い例えばPEEKやPTFE等の樹脂材そのもので構成してもよい。
〔実施例〕
まず、最初に、基材としてアルミニウム(JIS A2014)とステンレス(JIS SUS304)を用意し、コーティングを施すことなく基材そのもの、基材の表面にTiNコーティングを施したもの、基材の表面にTiCNコーティングを施したもの、基材の表面にDLCコーティングを施したもの、基材の表面にPEEKコーティングを施したもの、基材の表面にPTFEコーティングを施したものをそれぞれ用意し、それらの動摩擦係数を測定した。
なお、動摩擦係数はCSEM社製のトライボメータでのボール・オン・ディスク摩擦試験において、室温にて直径6mmの超硬合金ボールに5〜20Nの荷重を加える条件下で測定した。
その結果を図6に示す。この図からわかるように、アルミニウムの動摩擦係数は0.6、ステンレスの動摩擦係数は0.5であったのに対し、それら基材にコーティングを施した場合、TiNコーティングでは0.4、TiCNコーティングでは0.3、DLCコーティングまたはPEEKコーティングでは0.1、PTFEコーティングでは0.05の動摩擦係数であった。
これらの結果を基に、前述の図1〜図3で示した本発明の実施形態に係わる連続混練装置100と同じ構造のものを用いて、実施例を12例用意するとともに、比較例を3例用意し、それらについて、実際に粉体と液体を混練した場合のスラリーの粘度、スラリーの温度等について調べた。
具体的には、粉体供給筒3から50kg/hの石英粉又は食品用ミックス粉を供給し、かつ液体供給管4から34リットル/hのイオン交換水又は食塩水を連続的に供給しつつ、2段の回転混練盤10・11を4000rpmで回転させながらスラリーを製造した。それらの結果を図7に示す。
ここで、実施例1は、回転混練盤10,11の表面、掻出羽根31の表面、上部胴1の内面及び下部胴2の内面を、それぞれDLCコーティング(材)で覆ったものを用いて、粉末原料である食品用ミッスク粉(うるち米、澱粉、小麦たん白、トレハロース、増粘多糖質)と液体原料である10wt%食塩水とを混練した例である。なお、それら部材の基材としてはステンレスを用いた。以下の実施例2〜9についても、回転混練盤10等の基材としてはステンレスを用いた。
実施例2は、実施例1と同じ装置構成のものを用いて、粉末原料である体積基準の平均粒径0.8μmの石英粉と液体原料であるイオン交換水とを混練した例である。実施例3は、回転混練盤10,11の表面、掻出羽根31の表面、上部胴1の内面及び下部胴2の内面を、それぞれPTFEコーティング(材)で覆ったものを用いて、粉末原料である石英粉と液体原料であるイオン交換水とを混練した例である。実施例4は、回転混練盤10,11の表面、掻出羽根31の表面、上部胴1の内面及び下部胴2の内面を、それぞれPEEKコーティング(材)で覆ったものを用いて、粉末原料である石英粉と液体原料であるイオン交換水とを混練した例である。実施例5は、回転混練盤10,11の表面、掻出羽根31の表面、上部胴1の内面及び下部胴2の内面を、それぞれTiCNコーティング(材)で覆ったものを用いて、粉末原料である石英粉と液体原料であるイオン交換水とを混練した例である。実施例6は、回転混練盤10,11の表面、掻出羽根31の表面、上部胴1の内面及び下部胴2の内面を、それぞれTiNコーティング(材)で覆ったものを用いて、粉末原料である石英粉と液体原料であるイオン交換水とを混練した例である。
実施例7は、回転混練盤10,11の表面、掻出羽根31の表面をそれぞれDLCコーティング(材)で覆い、上部胴1の内面及び下部胴2の内面をそれぞれPEEKコーティング(材)で覆ったものを用いて、粉末原料である石英粉と液体原料であるイオン交換水とを混練した例である。実施例8は、回転混練盤10,11の表面、掻出羽根31の表面をそれぞれTiCNコーティング(材)で覆い、上部胴1の内面及び下部胴2の内面をそれぞれPEEKコーティング(材)で覆ったものを用いて、粉末原料である石英粉と液体原料であるイオン交換水とを混練した例である。実施例9は、回転混練盤10,11の表面、掻出羽根31の表面をそれぞれTiNコーティング(材)で覆い、上部胴1の内面及び下部胴2の内面をそれぞれPEEKコーティング(材)で覆ったものを用いて、粉末原料である石英粉と液体原料であるイオン交換水とを混練した例である。
実施例10は、回転混練盤10,11、掻出羽根31、上部胴1及び下部胴2をそれぞれPTFE材によって製造したものを用いて、粉末原料である食品用ミッスク粉と液体原料である食塩水とを混練した例である。実施例11は、回転混練盤10,11、掻出羽根31をそれぞれPEEK材によって製造したものを用いるとともに、上部胴1及び下部胴2をそれぞれPTFE材によって製造したものを用いて、粉末原料である石英粉と液体原料であるイオン交換水とを混練した例である。実施例12は、回転混練盤10,11、掻出羽根31、上部胴及び下部胴2をそれぞれPEEK材によって製造し、上部胴1の内面及び下部胴2の内面のみをそれぞれPEEKコーティング(材)で覆ったものを用いて、粉末原料である石英粉と液体原料であるイオン交換水とを混練した例である。
また、比較例1は、回転混練盤10,11、掻出羽根31、上部胴1及び下部胴2をそれぞれステンレスによって製造したものを用いて、粉末原料である食品用ミッスク粉と液体原料である食塩水とを混練した例である。比較例2は、比較例1と同じ装置構成のものを用いて、粉末原料である石英粉と液体原料であるイオン交換水とを混練した例である。比較例3は、回転混練盤10,11、掻出羽根31、上部胴1及び下部胴2に、それぞれアルミニウム製のものを用いて、粉末原料である石英粉と液体原料であるイオン交換水とを混練した例である。
また、実施例1〜12、比較例1において、スラリーの固形分濃度は、液体を含めスラリー全体の重量に対する固形分(粉体)の重量パーセントを60パーセントと共通にした。比較例2において、スラリーの固形分濃度は、液体を含めスラリー全体の重量に対する固形分(粉体)の重量パーセントを59パーセント、比較例3において、スラリーの固形分濃度は、液体を含めスラリー全体の重量に対する固形分(粉体)の重量パーセントを63パーセントとした。また、試験時の雰囲気温度並びに粉末原料、液体原料の温度はそれぞれ20℃である。
なお、粘度は東機産業株式会社製のB型粘度計BMII型にて測定した。
図7からわかるように、比較例1〜3では、混練に関与する装置構成部材の内面がコーティング等で覆われておらず、基材である、動摩擦擦係数が0.6あるいは0.5のアルミニウムあるいはステンレスの金属がそのまま露出しており、この場合、スラリーの粘度が420mPa・S〜640mPa・Sであって混練が良好に進んでないことがわかる。この影響で、混練時のスラリー温度は56℃〜60℃と比較的高くなっており、また、スラリーの排出割合も100%には届かず、85%あるいは95%に止まっている。
これに対し、本発明(実施例1〜12)のように、混練に関与する装置構成部材の内面が動摩擦係数の小さいコーティング材で覆われていたり、動摩擦係数の小さい材料で直接製造されたりしている場合の多くは、スラリーの粘度が160mPa・S〜435mPa・Sと混練が良好に進んでいることがわかる。この影響で、混練時のスラリー温度は50℃と比較的低く抑えられており、また、スラリーの排出割合もほぼ100%に達しており、スラリーの排出性も良好であることが確認できた。
なお、実施例5、6は、コーティング材として、TiCNやTiNを用いているため、スラリーの粘度が高く、スラリー排出割合も100%には達していないものの、混練時のスラリー温度は50℃以下に押さえられて、良好な結果が得られていることが確認できた。
本発明は、石英粉などの粉体と液体とを連続的に混練するための連続混練装置に関する。
1 上部胴
1DD 内フランジ部
1B 第1混練室
2 下部胴
2B 第2混練室
3 粉体供給筒
10 第1回転混練盤
11 第2回転混練盤
20 剪断混練部
21 固定板
21a 切削加工(凹凸部)
21b 切削加工(凹凸部)
22 回転板
50(50A・50B) コーティング材

Claims (8)

  1. 定量された粉体が供給される粉体供給筒が接続されかつ該粉体が液体と混ぜ合わされる上部胴と、該上部胴の下側に該上部胴に対して同心状に接続された下部胴とを具備し、前記上部胴内に内蔵された第1回転混練盤と、前記下部胴内に内蔵された第2回転混練盤とによって、前記粉体と液体とを連続混練する連続混練装置であって、
    前記第1及び第2回転混練盤の少なくとも表面が金属よりも動摩擦係数が小さい材料によって構成されていることを特徴とする連続混練装置。
  2. 前記第1及び前記第2回転混練盤は基材の表面がコーティング材によって被覆され、
    前記コーティング材は、DLC、PEEK、PTFE、TiN、TiCNのいずれかの材料が用いられていることを特徴とする請求項1に記載の連続混練装置。
  3. 前記上部胴及び前記下部胴の内面は、金属よりも動摩擦係数が小さいコーティング材によって被覆されていることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の連続混練装置。
  4. 前記上部胴及び前記下部胴の内面に被覆される前記コーティング材はPEEKであることを特徴とする請求項3に記載の連続混練装置。
  5. 前記第1及び前記第2回転混練盤は、金属よりも動摩擦係数が小さい樹脂材によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の連続混練装置。
  6. 前記上部胴の下端が該上部胴の半径方向内方に突出する内フランジ部の下面と、前記下部胴内の第2回転混練盤の上面との間には、剪断混練部が設けられ、
    該剪断混練部は、前記内フランジ部の下面に固定された固定板と、前記第2回転混練盤の上面に固定されて該第2回転混練盤とともに回転する回転板とを有し、前記回転板が、前記固定板の上面と対向した状態で回転することにより、これら固定板と回転板との間で、前記粉体と液体との混練物に剪断力を与え、
    前記剪断混練部の回転板と前記固定板の少なくも表面が金属よりも動摩擦係数の低い材料によって構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の連続混練装置。
  7. 前記剪断混練部の固定板及び回転板の対向面には、凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の連続混練装置。
  8. 前記金属よりも動摩擦係数の低い樹脂材は、PEEKまたはPTFEであることを特徴とする請求項5に記載の連続混練装置。

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