JP2012207302A - 熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金押出材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金押出材の製造方法、特に押出直後にダイクエンチし次いで時効処理する場合において、押出材の強度低下及び材料特性のバラツキを防止する。
【解決手段】Zn:4.0〜8.0質量%、Mg:0.5〜2.0質量%、Cu:0.05〜0.5質量%、Ti:0.01〜0.1質量%と、さらにMn:0.1〜0.7質量%、Cr:0.1〜0.5質量%、Zr:0.05〜0.3質量%のうち1種又は2種以上を含み、残部Al及び不可避不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を、均質化処理後、冷却することなく均質化処理温度で押し出し、押出材を冷却速度100℃/min以上でダイクエンチ後、人工時効処理を施す。均質化処理は、430〜500℃の均質化処理温度まで加熱速度750℃/hr未満で加熱するか、又は、前記均質化処理温度まで加熱し、同温度で3hr以上保持することで行われる。
【選択図】なし
【解決手段】Zn:4.0〜8.0質量%、Mg:0.5〜2.0質量%、Cu:0.05〜0.5質量%、Ti:0.01〜0.1質量%と、さらにMn:0.1〜0.7質量%、Cr:0.1〜0.5質量%、Zr:0.05〜0.3質量%のうち1種又は2種以上を含み、残部Al及び不可避不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を、均質化処理後、冷却することなく均質化処理温度で押し出し、押出材を冷却速度100℃/min以上でダイクエンチ後、人工時効処理を施す。均質化処理は、430〜500℃の均質化処理温度まで加熱速度750℃/hr未満で加熱するか、又は、前記均質化処理温度まで加熱し、同温度で3hr以上保持することで行われる。
【選択図】なし
Description
本発明は、高強度で知られる熱処理型Al−Zn−Mg系(JIS7000系)アルミニウム合金押出材の製造方法に関する。
熱処理型Al−Zn−Mg系(JIS7000系)アルミニウム合金押出材は、例えば特許文献1,2に示されるように、一般に、DC鋳造で得られた鋳塊を均質化処理し、均質化処理温度から冷却後、押出用サイズ(押出ビレット)に切断し、得られた押出ビレットを所定温度に急速加熱して押出成形し、押出材を押出直後にオンラインで水冷又は空冷し(ダイクエンチ水冷、ダイクエンチ空冷)、時効処理を施すことにより製造される。あるいは押出後、再加熱して溶体化処理及び焼き入れし、続いて時効処理を行う場合もある。
均質化処理を行うことで、鋳塊中のZn、Mgの偏析をなくし、かつ微細なAl−遷移金属(Mn、Cr、Zr等)系粒子を析出させることができる。Al−遷移金属系粒子は押出材の再結晶粒が粗大化するのを防止する作用を有する。均質化処理後に鋳塊を急冷することにより、冷却中のMg2Znの粗大析出が防止される。このとき析出したMg2Znが微細であれば、押出直前の加熱(急速加熱)で固溶させることができる。また、押出直前のビレットの加熱を急速加熱で行うことにより、Al−遷移金属系粒子の粗大化を防止することができる。
DC鋳造した鋳塊は、凝固直後から水冷により強制冷却されるため、溶質元素はデンドライトセル境界などに偏析している。均質化処理の目的の一つは、この溶質元素の鋳塊内での偏析を解消することである。
一方、均質化処理は工業的に空気炉で実施される場合が多く、均質化処理後の冷却は、一般に炉中冷却と続く炉外での空冷を組み合わせて実施される。しかし、押出ビレットは直径が350mm程度と大型であるため、均質化処理後の冷却速度を大きくできない。その結果、均質化処理後の冷却過程において、押出材の強度に寄与すべき析出物(Mg2Zn)が粗大析出してしまう。特にビレット中心部においてその傾向が強い。
この段階で粗大析出したMg2Znは、押出直前のビレット加熱で十分に固溶させることができない。このため、押出直後にダイクエンチし、次いで時効処理をした押出材は、押出後再加熱して溶体化処理及び焼き入れ(水冷)し、次いで時効処理した押出材(以下、溶体化処理材という)に比べて、押出材の強度がかなり低下する。このような押出材の強度低下を防止するには、Zn及びMgを本来の必要量より多めに添加することが考えられる。しかし、その場合、押出性及び耐応力腐食割れ性(以下、耐SCC性ともいう)の低下という別の問題が生じる。
一方、均質化処理は工業的に空気炉で実施される場合が多く、均質化処理後の冷却は、一般に炉中冷却と続く炉外での空冷を組み合わせて実施される。しかし、押出ビレットは直径が350mm程度と大型であるため、均質化処理後の冷却速度を大きくできない。その結果、均質化処理後の冷却過程において、押出材の強度に寄与すべき析出物(Mg2Zn)が粗大析出してしまう。特にビレット中心部においてその傾向が強い。
この段階で粗大析出したMg2Znは、押出直前のビレット加熱で十分に固溶させることができない。このため、押出直後にダイクエンチし、次いで時効処理をした押出材は、押出後再加熱して溶体化処理及び焼き入れ(水冷)し、次いで時効処理した押出材(以下、溶体化処理材という)に比べて、押出材の強度がかなり低下する。このような押出材の強度低下を防止するには、Zn及びMgを本来の必要量より多めに添加することが考えられる。しかし、その場合、押出性及び耐応力腐食割れ性(以下、耐SCC性ともいう)の低下という別の問題が生じる。
また、均質化処理を工業的に空気炉で実施する場合、炉の中心部と周辺部には昇温速度、保持時間及び冷却速度に差が生じている。そのため、炉の中心部と周辺部で均質化処理されたビレットは、昇温速度、保持時間及び冷却速度が異なり、その結果、鋳塊によって溶質元素の固溶レベル(Mg2Znの析出レベル)に差ができ、それが押出直前のビレット加熱で解消されず、押出直後にダイクエンチし、次いで時効処理を行う場合に、押出後の材料特性のバラツキの原因となるという問題もある。
本発明は、従来の熱処理型Al−Zn−Mg系(JIS7000系)アルミニウム合金押出材の製造方法、特に押出直後にダイクエンチし、次いで時効処理する場合に、溶体化処理材に近い高い強度の押出材が得られるようにすることを主たる目的とする。また、本発明は、従来生じていた材料特性のバラツキを防止することを他の目的とする。
Al−Zn−Mg系アルミニウム合金押出材を押出直後にダイクエンチし、次いで時効処理を行った場合に、溶体化処理材に比べて押出材の強度が低下するという問題は、押出直前のビレット加熱の段階でZn及びMgを十分に固溶させることができれば解決する。
DC鋳塊において粗大なZn及びMgが析出するのは、均質化処理後の冷却過程においいてであるから、本発明では、DC鋳塊を均質化処理した後、従来のように冷却せず、そのまま押し出しに用いることとした。これにより均質化処理で固溶したZn及びMgを析出させないで済む。
DC鋳塊において粗大なZn及びMgが析出するのは、均質化処理後の冷却過程においいてであるから、本発明では、DC鋳塊を均質化処理した後、従来のように冷却せず、そのまま押し出しに用いることとした。これにより均質化処理で固溶したZn及びMgを析出させないで済む。
従って、本発明に係る熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金押出材の製造方法は、熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金をDC鋳造後、均質化処理温度まで加熱速度750℃/hr未満で加熱した後、同温度で押し出し、押出材を冷却速度100℃/min以上でダイクエンチ後、人工時効処理を施すことを特徴とする。ダイクエンチは空冷又は水冷若しくはその組み合わせが考えられる。
又は、熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金をDC鋳造後、均質化処理温度まで加熱し、同温度で3hr以上保持した後押し出し、冷却速度100℃/min以上でダイクエンチ後、人工時効処理を施すことを特徴とする。
又は、熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金をDC鋳造後、均質化処理温度まで加熱し、同温度で3hr以上保持した後押し出し、冷却速度100℃/min以上でダイクエンチ後、人工時効処理を施すことを特徴とする。
本発明では、均質化処理前のDC鋳塊を切断して押出ビレットとし、これを均質化処理温度に加熱し、加熱後冷却することなく押し出す。このため、押出ビレットはMn及びMgが十分に固溶した状態に維持され、ダイクエンチ後の押出材においてMn及びMgが固溶した状態が維持される。従って、ダイクエンチ後の時効処理によって、固溶したZn及びMgを不足なく,強度に寄与するサイズのMg2Zn析出物として析出させることができ、Zn及びMgを本来の必要量より多めに添加しなくても、従来の溶体化処理材に近い高強度の押出材を製造することができる。また、Zn及びMgの添加量を必要量より多くしないことに伴い、押出性を向上(押出速度を増加)させ、耐SCC性の低下も防止することができる。
本発明の方法では、均質化処理が押出前のビレット加熱を兼ね、均質化処理後冷却することなく押し出すから、均質化処理を従来の大型の空気炉で実施するのは現実的ではなく、従来のビレット加熱と同様に、例えばインダクションヒーター等を用いて実施することが望ましい。均質化処理を従来の大型の空気炉で実施しないことにより、従来生じていた鋳塊毎の昇温速度、保持時間及び冷却速度の差をなくすことができる。その結果、鋳塊ごとに溶質元素の固溶レベル(MgZn2の析出レベル)に差ができるようなことがなく、その意味で押出材の材料特性を安定化することができる。
一方、均質化処理には、従来法と同様に、偏析の均質化、及び押出材の再結晶粒の粗大化を抑制するAl−遷移金属系粒子を微細析出させる役割がある。このため、本発明の方法では、ビレットを均質化処理温度(押出温度でもある)まで加熱速度750℃/hr未満で加熱し、又はビレットを均質化処理温度まで加熱して同温度で3hr以上保持することにした。これにより、押出前にビレットの偏析が均質化し、かつビレット中にAl−遷移金属系粒子が微細析出する。押出ビレットにAl−遷移金属系粒子が微細析出することにより、押出材の再結晶粒の粗大化を抑制し、耐SCC性を従来の製造方法と同レベルに向上させることができる
以下、本発明に係る熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金押出材の製造方法について、より具体的に説明する。
(アルミニウム合金組成)
本製造方法は一般の熱処理型Al−Zn−Mg系(JIS7000系)アルミニウム合金に適用できる。具体的には、この熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金は、Zn:4.0〜8.0質量%、Mg:0.5〜2.0質量%、Cu:0.05〜0.50質量%、Ti:0.01〜0.1質量%と、さらにMn:0.1〜0.7質量%、Cr:0.1〜0.5質量%、Zr:0.05〜0.3質量%の1種又は2種以上を含み、残部は実質的にアルミニウム及び不可避不純物からなる。以下、各成分の作用について説明する。
(アルミニウム合金組成)
本製造方法は一般の熱処理型Al−Zn−Mg系(JIS7000系)アルミニウム合金に適用できる。具体的には、この熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金は、Zn:4.0〜8.0質量%、Mg:0.5〜2.0質量%、Cu:0.05〜0.50質量%、Ti:0.01〜0.1質量%と、さらにMn:0.1〜0.7質量%、Cr:0.1〜0.5質量%、Zr:0.05〜0.3質量%の1種又は2種以上を含み、残部は実質的にアルミニウム及び不可避不純物からなる。以下、各成分の作用について説明する。
Zn;
ZnはMgと共存して熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金に時効性を与え、人工時効により析出(Mg2Zn)して強度を向上させる作用を有する。しかし、Znの含有量が4.0質量%未満では強度が不足し、8.0質量%を超えると耐SCC性が低下する。従って、Zn含有量は4.0〜8.0質量%とする。
Mg;
Mgは熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金の強度を高める主要な元素である。しかし、Mgの含有量が0.5%未満では強度が不足し、2.0質量%を超えると押出性(押出速度)が低下し、ダイクエンチ空冷において焼き入れ開始温度が低下し、従来の溶体化処理材に近い高強度が得られない。従って、Mg含有量は0.5〜2.0質量%とする。
ZnはMgと共存して熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金に時効性を与え、人工時効により析出(Mg2Zn)して強度を向上させる作用を有する。しかし、Znの含有量が4.0質量%未満では強度が不足し、8.0質量%を超えると耐SCC性が低下する。従って、Zn含有量は4.0〜8.0質量%とする。
Mg;
Mgは熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金の強度を高める主要な元素である。しかし、Mgの含有量が0.5%未満では強度が不足し、2.0質量%を超えると押出性(押出速度)が低下し、ダイクエンチ空冷において焼き入れ開始温度が低下し、従来の溶体化処理材に近い高強度が得られない。従って、Mg含有量は0.5〜2.0質量%とする。
Cu;
Cuは熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金の強度を高める作用、及び耐SCC性を改善する作用がある。しかし、Cuの含有量が0.05質量%未満ではその効果が十分でなく、0.5質量%を超えると押出性(押出速度)が低下し、ダイクエンチ空冷において焼き入れ開始温度が低下し、従来の溶体化処理材に近い高強度が得られない。従って、Cu含有量は0.05〜0.5質量%とする。
Ti;
Tiは鋳塊の結晶粒を微細化する効果がある。しかし、Tiの含有量が0.1質量%を超えると結晶粒微細化効果が飽和して巨大化合物が発生してしまう。また、Ti含有量が0.01質量%未満ではその効果を十分得ることができない。従って、Tiの含有量は0.01〜0.1質量%が望ましい。
Cuは熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金の強度を高める作用、及び耐SCC性を改善する作用がある。しかし、Cuの含有量が0.05質量%未満ではその効果が十分でなく、0.5質量%を超えると押出性(押出速度)が低下し、ダイクエンチ空冷において焼き入れ開始温度が低下し、従来の溶体化処理材に近い高強度が得られない。従って、Cu含有量は0.05〜0.5質量%とする。
Ti;
Tiは鋳塊の結晶粒を微細化する効果がある。しかし、Tiの含有量が0.1質量%を超えると結晶粒微細化効果が飽和して巨大化合物が発生してしまう。また、Ti含有量が0.01質量%未満ではその効果を十分得ることができない。従って、Tiの含有量は0.01〜0.1質量%が望ましい。
Mn,Cr,Zr;
Mn,Cr,Zrは熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金押出材において再結晶粒の粗大化を抑制し、耐SCC性を向上させる作用を有する。しかし、Mn,Cr,Zr含有量がそれぞれ0.1質量%、0.1質量%、0.05質量%未満では、その効果が十分ではない。また、Mn,Cr,Zr含有量がそれぞれ0.7質量%、0.5質量%、0.3質量%を超えると押出性が悪くなり、さらに焼入れ感受性を高め強度低下を招く。従って、Mn,Cr,Zrの1種又は2種以上は、Mn:0.1〜0.7質量%、Cr:0.1〜0.5質量%、Zr:0.05〜0.3質量%の範囲から選択される。Mn,Cr,Zrの2種以上を含有する場合、上記と同様の理由により、合計含有量を0.7質量%以下とするのが望ましく、さらに0.5質量%以下がより望ましい。
Mn,Cr,Zrは熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金押出材において再結晶粒の粗大化を抑制し、耐SCC性を向上させる作用を有する。しかし、Mn,Cr,Zr含有量がそれぞれ0.1質量%、0.1質量%、0.05質量%未満では、その効果が十分ではない。また、Mn,Cr,Zr含有量がそれぞれ0.7質量%、0.5質量%、0.3質量%を超えると押出性が悪くなり、さらに焼入れ感受性を高め強度低下を招く。従って、Mn,Cr,Zrの1種又は2種以上は、Mn:0.1〜0.7質量%、Cr:0.1〜0.5質量%、Zr:0.05〜0.3質量%の範囲から選択される。Mn,Cr,Zrの2種以上を含有する場合、上記と同様の理由により、合計含有量を0.7質量%以下とするのが望ましく、さらに0.5質量%以下がより望ましい。
不可避不純物;
不可避不純物として含有される元素のうちのうちFe,Siは、鋳造時に粗大な金属間化合物を晶出し、合金の機械的性質を損なう。このためFe:0.35質量%以下、Si:0.15質量%以下に制限することが望ましい。そのほかの不純物は単体で0.05質量%以下、総量で0.15質量%以下とする。なお、不純物のうちBについてはTiの添加に伴い合金中にTiの1/5程度の量で混入するが、より望ましい範囲は0.02質量%以下、さらに0.01質量%以下が望ましい。
不可避不純物として含有される元素のうちのうちFe,Siは、鋳造時に粗大な金属間化合物を晶出し、合金の機械的性質を損なう。このためFe:0.35質量%以下、Si:0.15質量%以下に制限することが望ましい。そのほかの不純物は単体で0.05質量%以下、総量で0.15質量%以下とする。なお、不純物のうちBについてはTiの添加に伴い合金中にTiの1/5程度の量で混入するが、より望ましい範囲は0.02質量%以下、さらに0.01質量%以下が望ましい。
(製造方法)
本発明に係る製造方法では、上記熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金のDC鋳塊を、均質化処理後、冷却することなく押し出し、押出材をダイクエンチ後、人工時効処理を施す。前記均質化処理は、従来法でいう押出前のビレット加熱を兼ねる。以下、上記製造方法の各工程について説明する。
本発明に係る製造方法では、上記熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金のDC鋳塊を、均質化処理後、冷却することなく押し出し、押出材をダイクエンチ後、人工時効処理を施す。前記均質化処理は、従来法でいう押出前のビレット加熱を兼ねる。以下、上記製造方法の各工程について説明する。
均質化処理(その1);
押出ビレットを750℃/hr未満の平均加熱速度で室温から均質化処理温度まで加熱し、押し出す。従って、均質化処理温度が押出温度となる。なお、均質化処理温度は通常の均質化処理温度、例えば430〜500℃の範囲から選択される。均質化処理温度までの加熱速度を、従来法における通常のビレット加熱の加熱速度(3000℃/hr程度)より十分遅くすることにより、加熱過程で、固溶していたMn、Cr、ZrをAl−遷移金属系粒子として微細析出させることができる。この加熱速度が750℃/hrを超える場合は、Al−遷移金属系粒子の析出が不十分となり、押出材の再結晶粒が粗大化し、耐SCC性が低下する。一方、生産性及びコストの観点から、この加熱速度は70℃/hr以上が望ましい。均質化処理温度に到達後、同温度に一定時間保持する必要は特になく、直ちに押し出すことができる。
押出ビレットを750℃/hr未満の平均加熱速度で室温から均質化処理温度まで加熱し、押し出す。従って、均質化処理温度が押出温度となる。なお、均質化処理温度は通常の均質化処理温度、例えば430〜500℃の範囲から選択される。均質化処理温度までの加熱速度を、従来法における通常のビレット加熱の加熱速度(3000℃/hr程度)より十分遅くすることにより、加熱過程で、固溶していたMn、Cr、ZrをAl−遷移金属系粒子として微細析出させることができる。この加熱速度が750℃/hrを超える場合は、Al−遷移金属系粒子の析出が不十分となり、押出材の再結晶粒が粗大化し、耐SCC性が低下する。一方、生産性及びコストの観点から、この加熱速度は70℃/hr以上が望ましい。均質化処理温度に到達後、同温度に一定時間保持する必要は特になく、直ちに押し出すことができる。
均質化処理(その2);
押出ビレットを均質化処理温度まで加熱した後、同温度で3hr以上保持し、押し出す。従って、この場合も均質化処理温度は押出温度となる。均質化処理温度は同じく例えば430〜500℃の範囲から選択すればよい。均質化処理温度において3hr以上保持することにより、固溶していたMn、Cr、ZrをAl−遷移金属系粒子として微細析出させることができる。加熱速度が大きく保持時間が3hrに満たない場合は、Al−遷移金属系粒子の析出が不十分となり、押出材の再結晶粒が粗大化し、耐SCC性が低下する。一方、生産性及びコストの観点から、この保持時間は6hr以下が望ましい。均質化処理温度までの加熱速度については特に限定されず、750℃/hr未満の加熱速度でも、750℃/hrを超える加熱速度でもよい。
押出ビレットを均質化処理温度まで加熱した後、同温度で3hr以上保持し、押し出す。従って、この場合も均質化処理温度は押出温度となる。均質化処理温度は同じく例えば430〜500℃の範囲から選択すればよい。均質化処理温度において3hr以上保持することにより、固溶していたMn、Cr、ZrをAl−遷移金属系粒子として微細析出させることができる。加熱速度が大きく保持時間が3hrに満たない場合は、Al−遷移金属系粒子の析出が不十分となり、押出材の再結晶粒が粗大化し、耐SCC性が低下する。一方、生産性及びコストの観点から、この保持時間は6hr以下が望ましい。均質化処理温度までの加熱速度については特に限定されず、750℃/hr未満の加熱速度でも、750℃/hrを超える加熱速度でもよい。
ダイクエンチ;
押出材のダイクエンチは、熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金押出材における一般的なダイクエンチの条件で行えばよい。すなわち、押出ダイスの出口温度から50℃以下まで、空冷又は水冷若しくは両者の組み合わせにより平均の冷却速度100℃/min以上で冷却する。100℃/min未満の冷却速度では、固溶していたMg、Znが冷却過程において析出を開始して粗大析出物となり、続いて時効処理を施しても押出材の強度が十分向上しない。
押出材のダイクエンチは、熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金押出材における一般的なダイクエンチの条件で行えばよい。すなわち、押出ダイスの出口温度から50℃以下まで、空冷又は水冷若しくは両者の組み合わせにより平均の冷却速度100℃/min以上で冷却する。100℃/min未満の冷却速度では、固溶していたMg、Znが冷却過程において析出を開始して粗大析出物となり、続いて時効処理を施しても押出材の強度が十分向上しない。
時効処理;
押出材の時効処理は、熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金押出材で行われる一般的な時効処理条件で行えばよい。例えば60〜110℃×2〜12時間、及び120〜150℃×4〜15時間の二段時効処理条件、又は110〜130℃×12〜30時間の条件である。
押出材の時効処理は、熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金押出材で行われる一般的な時効処理条件で行えばよい。例えば60〜110℃×2〜12時間、及び120〜150℃×4〜15時間の二段時効処理条件、又は110〜130℃×12〜30時間の条件である。
表1に示す組成の熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金をDC鋳造し、直径155mmの鋳塊を作成し、この鋳塊を切断して押出ビレットとした。この押出ビレットに対し445〜475℃の均質化処理温度で均質化処理を実施し、一部は均質化処理後冷却することなく、均質化処理温度でそのまま押し出し、他は均質化処理後室温に冷却した後、押出温度(均質化処理温度と同じとした)に再加熱して押し出した。押出材の断面形状は、いずれも幅100mm×厚さ5mmのフラットバー形状とし、ダイクエンチ後、時効処理を行った。表2〜4に均質化処理条件、押出前再加熱条件、及びダイクエンチの冷却速度を示す。
表2〜4において、No.1〜13,18〜30,35〜47は、均質化処理後冷却することなく、均質化処理温度でそのまま押し出している。表2〜4に、均質化処理条件として均質化処理温度への加熱速度及び同温度での保持時間を示す。No.14〜17,31〜34,48〜51は、均質化処理後室温に冷却し、次いで押出温度に再加熱して押し出している。表2〜4に、均質化処理条件として均質化処理温度、同温度での保持時間及び冷却速度を示し、押出前再加熱条件として押出温度への加熱速度及び同温度での保持時間を示す。
時効処理は、供試材A,Bでは70℃×5時間、次いで130℃×12時間の条件で実施し、供試材Cでは120℃×24時間の条件で行った。
時効処理は、供試材A,Bでは70℃×5時間、次いで130℃×12時間の条件で実施し、供試材Cでは120℃×24時間の条件で行った。
一方、比較のため、供試材A、B、Cの押出ビレット(No.52〜54)をNo.14と同じ条件で均質化処理後室温に冷却し、次いで押出温度(均質化処理温度と同じ)に再加熱して前記フラットバー形状に押し出し、押出材を溶体化処理後焼き入れ(水冷)し、さらに時効処理を施して溶体化処理材(以下、T6材という)を得た。表5に溶体化処理、焼き入れ及び時効処理の条件を示す。
No.1〜54の押出材を用い、下記要領で引張特性、ミクロ組織、耐SCC性を調査した。その結果を表2〜5に示す。
引張特性;
各押出材からJIS5号引張試験片を採取し、JISZ2241に準拠して引張試験を行い、引張強さ、耐力及び伸びを測定した。
なお、T6材(No.52〜54)の引張強さTS0及び耐力YS0に対する、ダイクエンチ及び時効処理を行ったT5材(No.1〜51)の引張強さTS及び耐力YSの比(TS/TS0,YS/YS0)を計算し、この比が0.95以上のものを良(○)と評価し、0.95未満のものを不良(×)と評価し、表2〜4の強度評価の欄に記載した。
引張特性;
各押出材からJIS5号引張試験片を採取し、JISZ2241に準拠して引張試験を行い、引張強さ、耐力及び伸びを測定した。
なお、T6材(No.52〜54)の引張強さTS0及び耐力YS0に対する、ダイクエンチ及び時効処理を行ったT5材(No.1〜51)の引張強さTS及び耐力YSの比(TS/TS0,YS/YS0)を計算し、この比が0.95以上のものを良(○)と評価し、0.95未満のものを不良(×)と評価し、表2〜4の強度評価の欄に記載した。
ミクロ組織;
各押出材を研磨し、苛性ソーダでエッチングを行った後、光学顕微鏡で観察し、JIS切断法にて再結晶粒の平均粒径を測定した。測定箇所は表面及び厚さ中央部とし、その両方において再結晶粒の平均粒径が50μm未満であったものを良(○)、50μm以上100μm未満であったものを可(△)、100μm以上であったものを不良(×)と評価した。
各押出材を研磨し、苛性ソーダでエッチングを行った後、光学顕微鏡で観察し、JIS切断法にて再結晶粒の平均粒径を測定した。測定箇所は表面及び厚さ中央部とし、その両方において再結晶粒の平均粒径が50μm未満であったものを良(○)、50μm以上100μm未満であったものを可(△)、100μm以上であったものを不良(×)と評価した。
耐SCC性;
クロム酸促進法にて評価した。各押出材から試験片を採取し、各試験片の押出垂直方向に、No.1〜34,52,53は耐力の90%、No.35〜51,54は耐力の50%に相当する引張応力をジグにより3点曲げで負荷し、蒸留水1リットルに酸化クロム36g、二クロム酸カリウム30g及び食塩3gを加えた試験液に浸漬し、0.5時間毎に割れ発生の有無を観察した。本法にて、浸漬6時間までにSCCが発生したものを不良(×)、6〜10時間の間にSCCが発生したものを可(△)、10時間浸漬してもSCCが発生しなかったものを良(○)と評価した。
クロム酸促進法にて評価した。各押出材から試験片を採取し、各試験片の押出垂直方向に、No.1〜34,52,53は耐力の90%、No.35〜51,54は耐力の50%に相当する引張応力をジグにより3点曲げで負荷し、蒸留水1リットルに酸化クロム36g、二クロム酸カリウム30g及び食塩3gを加えた試験液に浸漬し、0.5時間毎に割れ発生の有無を観察した。本法にて、浸漬6時間までにSCCが発生したものを不良(×)、6〜10時間の間にSCCが発生したものを可(△)、10時間浸漬してもSCCが発生しなかったものを良(○)と評価した。
表2〜4のNo.1〜8(供試材A)、No.18〜25(供試材B)及びNo.35〜42(供試材C)は、いずれも本発明の製造方法に従って製造したものである。これらは引張強さ及び耐力がT6材(No.52〜54)の95%以上であり、ミクロ組織(再結晶粒の平均粒径)が100μm未満で耐SCC性が優れる。
一方、No.9〜12(供試材A)、No.26〜29(供試材B)及びNo.43〜46(供試材C)は、ビレットの均質化処理において加熱速度が大きく、かつ均質化処理温度での保持時間が3時間未満であるため、ミクロ組織(再結晶粒の平均粒径)が100μm以上で耐SCC性が劣る。
一方、No.9〜12(供試材A)、No.26〜29(供試材B)及びNo.43〜46(供試材C)は、ビレットの均質化処理において加熱速度が大きく、かつ均質化処理温度での保持時間が3時間未満であるため、ミクロ組織(再結晶粒の平均粒径)が100μm以上で耐SCC性が劣る。
No.13(供試材A)、No.30(供試材B)及びNo.47(供試材C)は、ダイクエンチの冷却速度が遅いため、引張強さ及び耐力がT6材(No.52〜54)の95%未満であった。
No.14〜17(供試材A)、No.31〜34(供試材B)及びNo.48〜51(供試材C)は、均質化処理後冷却し、再加熱して押し出したものだが、均質化処理後の冷却速度が遅いため、押出前再加熱の加熱速度及び保持時間が本発明の均質化処理の条件を満たしていても、引張強さ及び耐力がT6材(No.52〜54)の95%未満であった。
No.14〜17(供試材A)、No.31〜34(供試材B)及びNo.48〜51(供試材C)は、均質化処理後冷却し、再加熱して押し出したものだが、均質化処理後の冷却速度が遅いため、押出前再加熱の加熱速度及び保持時間が本発明の均質化処理の条件を満たしていても、引張強さ及び耐力がT6材(No.52〜54)の95%未満であった。
表6に示す組成の熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金をDC鋳造し、直径155mmの鋳塊を作成した。この鋳塊を切断して押出ビレットとした。この押出ビレットに対し445〜475℃の均質化処理温度で均質化処理を実施し、均質化処理後冷却することなく、均質化処理温度でそのまま押し出した。押出材の断面形状は、いずれも幅100mm×厚さ5mmのフラットバー形状とし、ダイクエンチ後、時効処理を行った。表7に均質化処理条件(均質化処理温度への加熱速度及び同温度での保持時間)、及びダイクエンチの冷却速度を示す。
時効処理は70℃×5時間、次いで130℃×12時間の条件で実施した。
時効処理は70℃×5時間、次いで130℃×12時間の条件で実施した。
一方、比較のため、各供試材D〜Rの押出ビレットを、実施例1のNo.52〜54と同じ条件で均質化処理後室温に冷却し、次いで再加熱して前記フラットバー形状に押し出し、各押出材に実施例1のNo.52〜54と同じ条件で溶体化処理及び焼き入れを行った後、70℃×5時間、次いで130℃×12時間の条件で時効処理を施し、各供試材D〜Rについて溶体化処理材(以下、T6材という)を得た。
No.55〜77の押出材を用い、下記要領で引張特性、ミクロ組織、耐SCC性を調査した。また、T6材については引張特性のみ調査した。その結果を表7に示す。
引張特性;
各押出材(No.55〜77及びT6材)からJIS5号引張試験片を採取し、JISZ2241に準拠して引張試験を行い、引張強さ、耐力及び伸びを測定した。引張強さ及び耐力は、それぞれ350N/mm2、300N/mm2以上を良と評価した。
また、T6材の引張強さTS0及び耐力YS0に対する、ダイクエンチ及び時効処理を行ったT5材(No.55〜77)の引張強さTS及び耐力YSの比(TS/TS0,YS/YS0)を計算し、それぞれ0.95以上を良と評価した。
引張特性;
各押出材(No.55〜77及びT6材)からJIS5号引張試験片を採取し、JISZ2241に準拠して引張試験を行い、引張強さ、耐力及び伸びを測定した。引張強さ及び耐力は、それぞれ350N/mm2、300N/mm2以上を良と評価した。
また、T6材の引張強さTS0及び耐力YS0に対する、ダイクエンチ及び時効処理を行ったT5材(No.55〜77)の引張強さTS及び耐力YSの比(TS/TS0,YS/YS0)を計算し、それぞれ0.95以上を良と評価した。
ミクロ組織;
各押出材を研磨し、苛性ソーダでエッチングを行った後、光学顕微鏡で観察し、JIS切断法にて再結晶粒の平均粒径を測定した。測定箇所は表面及び厚さ中央部とし、その両方において再結晶粒の平均粒径が50μm未満であったものを良(○)、50μm以上100μm未満であったものを可(△)、100μm以上であったものを不良(×)と評価した。
各押出材を研磨し、苛性ソーダでエッチングを行った後、光学顕微鏡で観察し、JIS切断法にて再結晶粒の平均粒径を測定した。測定箇所は表面及び厚さ中央部とし、その両方において再結晶粒の平均粒径が50μm未満であったものを良(○)、50μm以上100μm未満であったものを可(△)、100μm以上であったものを不良(×)と評価した。
耐SCC性;
クロム酸促進法にて評価した。各押出材から試験片を採取し、各試験片の押出垂直方向に、No.55〜61,63〜76は耐力の90%、No.62,77は耐力の50%に相当する引張応力をジグにより3点曲げで負荷し、蒸留水1リットルに酸化クロム36g、二クロム酸カリウム30g及び食塩3gを加えた試験液に浸漬し、0.5時間毎に割れ発生の有無を観察した。本法にて、浸漬6時間までにSCCが発生したものを不良(×)、6〜10時間の間にSCCが発生したものを可(△)、10時間浸漬してもSCCが発生しなかったものを良(○)と評価した。
クロム酸促進法にて評価した。各押出材から試験片を採取し、各試験片の押出垂直方向に、No.55〜61,63〜76は耐力の90%、No.62,77は耐力の50%に相当する引張応力をジグにより3点曲げで負荷し、蒸留水1リットルに酸化クロム36g、二クロム酸カリウム30g及び食塩3gを加えた試験液に浸漬し、0.5時間毎に割れ発生の有無を観察した。本法にて、浸漬6時間までにSCCが発生したものを不良(×)、6〜10時間の間にSCCが発生したものを可(△)、10時間浸漬してもSCCが発生しなかったものを良(○)と評価した。
表7のNo.55〜62は、いずれも本発明の組成を有し、本発明の製造方法に従って製造した押出材である。これらは引張強さ及び耐力がT6材の95%以上であり、ミクロ組織(再結晶粒の平均粒径)が100μm未満で耐SCC性が優れる。
一方、No.63はCu含有量が不足し、耐SCC性が劣る。No.64はMg含有量が不足し、No.65はZn含有量が不足し、いずれも強度が低い。No.66はCu含有量が過剰で押出速度が出せず、ダイクエンチ空冷において焼入れ開始温度が低下し、引張強さ及び耐力がT6材の95%未満であった。No.67はMg含有量が過剰で押出速度が出せず、ダイクエンチ空冷において焼入れ開始温度が低下し、引張強さ及び耐力がT6材の95%未満であった。また、Mg含有量が過剰なため、耐SCC性も劣る。No.68はZn含有量が過剰なため、耐SCC性が劣る。No.69は、Mn,Cr,Zrのうち1種類も添加されていないため、押出材のミクロ組織(再結晶粒の平均粒径)が100μm以上に成長し、その結果、耐SCC性が劣る。
一方、No.63はCu含有量が不足し、耐SCC性が劣る。No.64はMg含有量が不足し、No.65はZn含有量が不足し、いずれも強度が低い。No.66はCu含有量が過剰で押出速度が出せず、ダイクエンチ空冷において焼入れ開始温度が低下し、引張強さ及び耐力がT6材の95%未満であった。No.67はMg含有量が過剰で押出速度が出せず、ダイクエンチ空冷において焼入れ開始温度が低下し、引張強さ及び耐力がT6材の95%未満であった。また、Mg含有量が過剰なため、耐SCC性も劣る。No.68はZn含有量が過剰なため、耐SCC性が劣る。No.69は、Mn,Cr,Zrのうち1種類も添加されていないため、押出材のミクロ組織(再結晶粒の平均粒径)が100μm以上に成長し、その結果、耐SCC性が劣る。
No.70〜76は、本発明の組成を有するが、均質化処理の加熱速度が750℃/hr以上かつ保持時間が3hr未満のため、再結晶粒が粗大化し、耐SCC性に劣る。No.77は、本発明の組成を有し、均質化処理の加熱速度及び保持時間は本発明の規定を満たすが、ダイクエンチ冷却速度が100℃/min未満のため、引張強さ及び耐力がT6材の95%未満であった。
Claims (2)
- Zn:4.0〜8.0質量%、Mg:0.5〜2.0質量%、Cu:0.05〜0.5質量%、Ti:0.01〜0.1質量%と、さらにMn:0.1〜0.7質量%、Cr:0.1〜0.5質量%、Zr:0.05〜0.3質量%のうち1種又は2種以上を含み、残部Al及び不可避不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を、均質化処理温度まで加熱速度750℃/hr未満で加熱した後、同温度で押し出し、押出材を冷却速度100℃/min以上でダイクエンチ後、人工時効処理を施すことを特徴とする熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金押出材の製造方法。
- Zn:4.0〜8.0質量%、Mg:0.5〜2.0質量%、Cu:0.05〜0.5質量%、Ti:0.01〜0.1質量%と、さらにMn:0.1〜0.7質量%、Cr:0.1〜0.5質量%、Zr:0.05〜0.3質量%のうち1種又は2種以上を含み、残部Al及び不可避不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を、均質化処理温度まで加熱し、同温度で3hr以上保持した後押し出し、冷却速度100℃/min以上でダイクエンチ後、人工時効処理を施すことを特徴とする熱処理型Al−Zn−Mg系アルミニウム合金押出材の製造方法。
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