JP2012202616A - 室外機 - Google Patents
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Abstract
【課題】室外機本体の一側面にカバー部材を取り付ける際の取付作業性を改善する。
【解決手段】本実施形態の室外機は、基部の長手方向の長さが室外機本体の一側面において上下方向に延びる長孔部の長手方向の長さよりも短く形成された爪部を有し、室外機本体の一側面の上部に設けられたコネクタおよび一側面の下部に設けられた接続バルブ手段を室外機本体の外側方から覆う金属製のカバー部材を備える。長孔部の上部には、当該長孔部の長手方向と直交する方向に延び且つ長手方向の長さが爪部の基部の長手方向の長さと同じ寸法である延出孔部が設けられ、カバー部材は、爪部を長孔部に挿入した状態で上方に押し上げられ、さらに長孔部の長手方向と直交する方向にスライドされることで爪部を延出孔部に移動した状態とし、この状態で室外機本体の一側面にねじ止めされることで室外機本体の一側面に固定されている。
【選択図】図5
【解決手段】本実施形態の室外機は、基部の長手方向の長さが室外機本体の一側面において上下方向に延びる長孔部の長手方向の長さよりも短く形成された爪部を有し、室外機本体の一側面の上部に設けられたコネクタおよび一側面の下部に設けられた接続バルブ手段を室外機本体の外側方から覆う金属製のカバー部材を備える。長孔部の上部には、当該長孔部の長手方向と直交する方向に延び且つ長手方向の長さが爪部の基部の長手方向の長さと同じ寸法である延出孔部が設けられ、カバー部材は、爪部を長孔部に挿入した状態で上方に押し上げられ、さらに長孔部の長手方向と直交する方向にスライドされることで爪部を延出孔部に移動した状態とし、この状態で室外機本体の一側面にねじ止めされることで室外機本体の一側面に固定されている。
【選択図】図5
Description
本発明の実施形態は、室外機に関する。
空調用の空気調和機あるいは給湯用のヒートポンプ給湯装置の室外機として、例えば特許文献1の室外機は、室外機本体の一側面の上部に設けられたSLコネクタ、および、室外機本体の一側面の下部に設けられたパックドバルブを、カバー部材である金属製のパックドバルブカバーによって室外機本体の外側方から覆う構成である。
このパックドバルブカバーを室外機本体の一側面に取り付ける際には、まず、パックドバルブカバーが有する爪部を室外機本体の一側面に設けられた長孔部に挿入した状態で当該パックドバルブカバーを上方に押し上げる。これにより、パックドバルブカバーの爪部が長孔部の上端部に掛け止めされて当該パックドバルブカバーの仮固定がなされる。続いて、このように仮固定がなされたパックドバルブカバーを室外機本体の一側面にねじ止めする。これにより、パックドバルブカバーは、SLコネクタおよびパックドバルブを室外機本体の外側方から覆った状態で室外機本体の一側面に固定される。
このパックドバルブカバーを室外機本体の一側面に取り付ける際には、まず、パックドバルブカバーが有する爪部を室外機本体の一側面に設けられた長孔部に挿入した状態で当該パックドバルブカバーを上方に押し上げる。これにより、パックドバルブカバーの爪部が長孔部の上端部に掛け止めされて当該パックドバルブカバーの仮固定がなされる。続いて、このように仮固定がなされたパックドバルブカバーを室外機本体の一側面にねじ止めする。これにより、パックドバルブカバーは、SLコネクタおよびパックドバルブを室外機本体の外側方から覆った状態で室外機本体の一側面に固定される。
しかしながら、パックドバルブカバーをねじ止めする際には、作業者は、仮固定状態のパックドバルブカバー、つまり、上方に押し上げた状態のパックドバルブカバーを、自然落下しないように手で保持しなければならない。そのため、パックドバルブカバーの取付作業性の改善が求められている。
そこで、室外機本体の一側面にカバー部材を取り付ける際の取付作業性を改善した室外機を提供する。
本実施形態の室外機は、室外機本体と、コネクタと、接続バルブ手段と、金属製のカバー部材と、を備える。
室外機本体は、内部に空調用あるいは給湯用の熱源とこの熱源を駆動制御する電気部品とを備え、一側面に上下方向に延びる長孔部を有する。コネクタは、室外機本体の一側面の上部に設けられ、電気部品からの端子部と外部電気配線とを接続する。接続バルブ手段は、室外機本体の一側面の下部に設けられ、熱源からの配管を外部の渡り配管に接続する。金属製のカバー部材は、基部の長手方向の長さが長孔部の長手方向の長さよりも短く形成された爪部を有し、この爪部を長孔部に挿入した状態で上方に押し上げられ且つ室外機本体の一側面にねじ止めされることで室外機本体の一側面に固定され、コネクタおよび接続バルブ手段を室外機本体の外側方から覆う。長孔部の上部には、当該長孔部の長手方向と直交する方向に延び且つ長手方向の長さが爪部の基部の長手方向の長さと同じ寸法である延出孔部が設けられている。そして、カバー部材は、爪部を長孔部に挿入した状態で上方に押し上げられ、さらに長孔部の長手方向と直交する方向にスライドされることで爪部を延出孔部に移動した状態とし、この状態で室外機本体の一側面にねじ止めされることで室外機本体の一側面に固定されている。
室外機本体は、内部に空調用あるいは給湯用の熱源とこの熱源を駆動制御する電気部品とを備え、一側面に上下方向に延びる長孔部を有する。コネクタは、室外機本体の一側面の上部に設けられ、電気部品からの端子部と外部電気配線とを接続する。接続バルブ手段は、室外機本体の一側面の下部に設けられ、熱源からの配管を外部の渡り配管に接続する。金属製のカバー部材は、基部の長手方向の長さが長孔部の長手方向の長さよりも短く形成された爪部を有し、この爪部を長孔部に挿入した状態で上方に押し上げられ且つ室外機本体の一側面にねじ止めされることで室外機本体の一側面に固定され、コネクタおよび接続バルブ手段を室外機本体の外側方から覆う。長孔部の上部には、当該長孔部の長手方向と直交する方向に延び且つ長手方向の長さが爪部の基部の長手方向の長さと同じ寸法である延出孔部が設けられている。そして、カバー部材は、爪部を長孔部に挿入した状態で上方に押し上げられ、さらに長孔部の長手方向と直交する方向にスライドされることで爪部を延出孔部に移動した状態とし、この状態で室外機本体の一側面にねじ止めされることで室外機本体の一側面に固定されている。
以下、一実施形態による室外機を図面を参照して説明する。
図1に示すように、空気調和機の室外機10は、金属製の室外機本体11を有している。この室外機本体11の前面にはファンガード12が設けられている。また、室外機本体11の一側面には、カバー部材である金属製のパックドバルブカバー13が、詳しくは後述する取付構造によって取り外し可能に取り付けられている。
図1に示すように、空気調和機の室外機10は、金属製の室外機本体11を有している。この室外機本体11の前面にはファンガード12が設けられている。また、室外機本体11の一側面には、カバー部材である金属製のパックドバルブカバー13が、詳しくは後述する取付構造によって取り外し可能に取り付けられている。
室外機本体11は、本体ケーシングとして形成され、底面を構成する図示しない底板と、前面を構成する前キャビネット14と、一側面を構成するサイドキャビネット15と、他側面を構成する図示しないサイドキャビネットと、上面を構成する天板としての上キャビネット16とからボックス状に設けられている。
詳しい図示は省略するが、このようなボックス状の室外機本体11の内部は、仕切壁で左右2つの室にセパレートされており、一方の室に圧縮機が、他方の室に送風機がそれぞれ設置されている。送風機は、この場合、プロペラファンとこのファンを回転させるファンモータとから構成されている。
詳しい図示は省略するが、このようなボックス状の室外機本体11の内部は、仕切壁で左右2つの室にセパレートされており、一方の室に圧縮機が、他方の室に送風機がそれぞれ設置されている。送風機は、この場合、プロペラファンとこのファンを回転させるファンモータとから構成されている。
送風機の背面側には、室外機本体11の他側面から背面にかけて平面視ほぼL字形の熱交換器が設けられている。また、送風機の上方には、圧縮機や、送風機、熱交換器などの駆動を制御する電気部品としてのインバータ装置が設けられている。圧縮機や熱交換器は、室外機10の空調用あるいは給湯用の熱源を構成する。熱交換器のうち送風機の背側に位置する部分は、室外機本体11の背側に露出しており、室外機本体11の背面を構成している。
また、圧縮機の吸込側にはアキュムレータが並設され、圧縮機の吐出側には四方弁が設けられている。これらアキュムレータ、圧縮機、四方弁および熱交換器は、冷媒配管で接続され、これにより、室外側の冷凍サイクルを構成している。
図2に示すように、室外機本体11のサイドキャビネット15の下部には、パックドバルブ21が設けられている。このパックドバルブ21は、接続バルブ手段として機能するものであり、室外機10内の熱源から延びる図示しない冷媒配管を、図示しない室内機側からの渡り配管である冷媒配管に接続している。
一方、室外機本体11のサイドキャビネット15の上部には、SLコネクタ22が設けられている。このSLコネクタ22は、パックドバルブ21の上方において当該パックドバルブ21と離間して配設されている。このSLコネクタ22は、例えばサイドキャビネット15の上部に設けられた端子台23に取り付けられている。この端子台23は、サイドキャビネット15の上部を部分的に内側に斜めに切り起こすことにより形成されている。
SLコネクタ22は、室外機本体11内の各電気部品(インバータ装置など)から延びる端子部(リード線など)と室外機10の外部から延びる外部電気配線24(接続ケーブルなど)とを電気的・物理的に接続する。
また、圧縮機の吸込側にはアキュムレータが並設され、圧縮機の吐出側には四方弁が設けられている。これらアキュムレータ、圧縮機、四方弁および熱交換器は、冷媒配管で接続され、これにより、室外側の冷凍サイクルを構成している。
図2に示すように、室外機本体11のサイドキャビネット15の下部には、パックドバルブ21が設けられている。このパックドバルブ21は、接続バルブ手段として機能するものであり、室外機10内の熱源から延びる図示しない冷媒配管を、図示しない室内機側からの渡り配管である冷媒配管に接続している。
一方、室外機本体11のサイドキャビネット15の上部には、SLコネクタ22が設けられている。このSLコネクタ22は、パックドバルブ21の上方において当該パックドバルブ21と離間して配設されている。このSLコネクタ22は、例えばサイドキャビネット15の上部に設けられた端子台23に取り付けられている。この端子台23は、サイドキャビネット15の上部を部分的に内側に斜めに切り起こすことにより形成されている。
SLコネクタ22は、室外機本体11内の各電気部品(インバータ装置など)から延びる端子部(リード線など)と室外機10の外部から延びる外部電気配線24(接続ケーブルなど)とを電気的・物理的に接続する。
このような構成の室外機10は、圧縮機および送風機を駆動させることにより、図示しない室内機と協働して空調運転を実行する。即ち、室外機10の運転により、圧縮機から吐出する冷媒あるいは圧縮機に戻る冷媒が熱交換器で熱交換される。また、送風機の駆動により、室外機10の背面や側面から吸い込まれた外気が熱交換器を通って室外機10の前面のファンガード12から前方に吹き出されるようになっている。このとき、室外機10内に吸い込まれた外気は、熱交換器を通過する際に熱交換される。従って、ファンガード12からは、熱交換された外気が吹き出されるようになる。
図3および図4に示すように、パックドバルブカバー13は、金属製の板材(金属プレート)を成形加工したものであり、その全周部にはヘミング加工が施されている。このようにヘミング加工を施すことにより、パックドバルブカバー13の機械的・物理的強度を向上させることができる。また、パックドバルブカバー13の端面が滑らかになり、カバー端面による怪我を防止することができる。このパックドバルブカバー13は、室外機本体11のサイドキャビネット15に外側方から取り外し可能に取り付けられる。このように取り付けられたパックドバルブカバー13は、サイドキャビネット15とともに室外機10の外郭を構成する。
パックドバルブカバー13は、主としてSLコネクタ22およびその周辺部分を室外機本体11の外側方から覆うコネクタカバー部31と、パックドバルブ21およびその周辺部分を室外機本体11の外側方から覆うバルブカバー部32とを有する。即ち、パックドバルブカバー13は、少なくともSLコネクタ22およびパックドバルブ21を室外機本体11の外方側から覆う室外機本体11の側面部のカバー部材である。
コネクタカバー部31は、例えば横断面(平断面)円弧状に外方側に膨出しており、その内側に外部電気配線24のガイド部を形成している。コネクタカバー部31の膨出部は、パックドバルブカバー13の長手方向(上下方向、縦方向)に延びてバルブカバー部32に連接されている。また、パックドバルブカバー13の途中部には、当該パックドバルブカバー13の長手方向と直交する方向(横方向)に延びる凹設部33が設けられている。
コネクタカバー部31は、例えば横断面(平断面)円弧状に外方側に膨出しており、その内側に外部電気配線24のガイド部を形成している。コネクタカバー部31の膨出部は、パックドバルブカバー13の長手方向(上下方向、縦方向)に延びてバルブカバー部32に連接されている。また、パックドバルブカバー13の途中部には、当該パックドバルブカバー13の長手方向と直交する方向(横方向)に延びる凹設部33が設けられている。
このコネクタカバー部31は、パックドバルブカバー13がサイドキャビネット15に取り付けられた際に、SLコネクタ22および当該SLコネクタ22に接続された外部電気配線24を外側から被さるようにして収納する。また、このとき、コネクタカバー部31の凹設部33は、サイドキャビネット15の表面との間に所定幅の隙間を形成する。この隙間に渡り配線である外部電気配線24を挟むことで、当該外部電気配線24が凹設部33によって直接的にクランプされるようになっている。
バルブカバー部32は、ほぼボックス状に外方側に膨出しており、その外方側への膨出量は上記のコネクタカバー部31の外方側への膨出量よりも大きくなっている。このバルブカバー部32は、パックドバルブカバー13がサイドキャビネット15に取り付けられた際に、パックドバルブ21およびその周辺部分を外側から包み込むようにして収納する。
バルブカバー部32は、ほぼボックス状に外方側に膨出しており、その外方側への膨出量は上記のコネクタカバー部31の外方側への膨出量よりも大きくなっている。このバルブカバー部32は、パックドバルブカバー13がサイドキャビネット15に取り付けられた際に、パックドバルブ21およびその周辺部分を外側から包み込むようにして収納する。
パックドバルブカバー13は金属材料で成形されていることから、これらコネクタカバー部31やバルブカバー部32を板金加工などで膨出させることにより、機械的・物理的強度を向上させることができる。また、パックドバルブカバー13におけるコネクタカバー部31の凹設部33の横方向両端部の近傍、および、バルブカバー部32の下部の一端側には、パックドバルブカバー13をサイドキャビネット15にねじ止めするためのねじ孔部34が設けられている。また、パックドバルブカバー13の底部(下端部)には、ドレン回収機構部35が設けられている。ドレン回収機構部35は、バルブカバー部32の底部に形成された樋部36を有する。ドレン回収機構部35は、パックドバルブ21などで発生した結露水(ドレン)を回収して室外機本体11の底板に導く。
また、パックドバルブカバー13の裏面(サイドキャビネット15に対向する面)には、爪部として機能する係止フック部37が設けられている。この係止フック部37は、パックドバルブカバー13を構成する金属材料の一部を折り曲げ加工(切り起こし加工)することによって形成されたものであり、従って、パックドバルブカバー13と一体成形されたものである。この場合、係止フック部37は複数箇所(この場合、コネクタカバー部31の下部の横方向の両端部およびバルブカバー部32の下部の横方向の一端部の合計3箇所)に設けられている。また、これら複数の係止フック部37は、ねじ孔部34の上方あるいは下方に位置して設けられている。
図5に示すように、係止フック部37は、基部37a(パックドバルブカバー13から折り曲げられた部分)と、この基部37aから上方に突出する係止突起部37bとを有する。従って、係止フック部37は、係止突起部37bを有する先端側の長手方向(上下方向)の長さが、基部37aの長手方向(上下方向)の長さよりも長く形成されている。
一方、サイドキャビネット15には、図6にも示すように、パックドバルブカバー13を取り付ける際に上記の係止フック部37がほぼ対向する位置、つまり、この場合、パックドバルブカバー13のコネクタカバー部31の下部の横方向の両端部付近に対向する位置、および、バルブカバー部32の下部の横方向の一端部付近に対向する位置の合計3箇所に、長孔部として機能する係止孔部41が設けられている。
この係止孔部41は、主として上下方向に延びる矩形状の長孔であるが、その上部には、延出孔部41aが当該係止孔部41に連続して設けられている。この延出孔部41aは、係止孔部41の長手方向(上下方向)と直交する方向(横方向であり、この場合、室外機10の前方向、図6では右方向)に延び、且つ、長手方向の長さが係止フック部37の基部37aの長手方向の長さと同じ寸法またはほぼ同じ寸法となるように形成されている。この係止孔部41は、このような延出孔部41aを一体的・連続的に備えたことにより、全体としてほぼ逆L字状の長孔を構成している。
また、係止孔部41は、従来構成における係止孔部の位置と比べ横方向(この場合、延出孔部41aが延びる方向とは反対方向)に所定距離ずれた位置に設けられており、この場合、パックドバルブカバー13を最終的な取付位置(図8参照)に移動させたときに係止フック部37が位置する部分に延出孔部41aが位置するように設けられている。
また、サイドキャビネット15には、パックドバルブカバー13を最終的な取付位置(図8参照)に移動させたときに当該パックドバルブカバー13のねじ孔部34に対向する位置に、ねじ孔部42が設けられている。
また、サイドキャビネット15には、パックドバルブカバー13を最終的な取付位置(図8参照)に移動させたときに当該パックドバルブカバー13のねじ孔部34に対向する位置に、ねじ孔部42が設けられている。
また、図7に示すように、パックドバルブカバー13の頂部(この場合、上端部)の裏面(サイドキャビネット15に対向する面)には、水受け部51が設けられている。この水受け部51も、パックドバルブカバー13を構成する金属材料の一部を折り曲げ加工(切り起こし加工)することによって形成されたものであり、従って、パックドバルブカバー13と一体成形されたものである。この場合、水受け部51は、パックドバルブカバー13の上端部において当該パックドバルブカバー13の長手方向(上下方向)と直交する方向(横方向)に長く連続して設けられている。また、この水受け部51には、パッキン52が差し込まれるようにして取り付けられる。
次に、上記構成の室外機10におけるパックドバルブカバー13の取付態様(取付構造)について説明する。
まず、パックドバルブカバー13の係止フック部37を係止孔部41の長孔部分(延出孔部41a以外の部分)に挿入した状態で、当該パックドバルブカバー13を下方から上方に向かって押し上げる。これにより、係止フック部37が係止孔部41の長孔部分内を上方にスライドし、係止フック部37の係止突起部37bが係止孔部41の上端部に掛け止めされた状態(掛け止め状態)となる。そして、この掛け止め状態から、さらにパックドバルブカバー13を横方向(係止孔部41の長手方向と直交する方向)のうち延出孔部41aが設けられている方向(この場合、室外機10の前方向であり、図6では右方向)にスライドさせる。これにより、係止孔部41の上端部に掛け止め状態となっている係止フック部37が当該掛け止め状態を維持したまま延出孔部41aに移動した状態(仮止め状態)となる。このとき、延出孔部41aの長手方向の寸法が係止フック部37の基部37aの長手方向の寸法と同じ寸法(ほぼ同じ寸法であってもよい)であることから、作業者が上方に押し上げたパックドバルブカバー13から手を離したとしても、図5に示すように、その押し上げ位置にて係止フック部37の基部37aが延出孔部41aの下端部に引っ掛かるようになり、従って、パックドバルブカバー13が自然落下しないようになる。
まず、パックドバルブカバー13の係止フック部37を係止孔部41の長孔部分(延出孔部41a以外の部分)に挿入した状態で、当該パックドバルブカバー13を下方から上方に向かって押し上げる。これにより、係止フック部37が係止孔部41の長孔部分内を上方にスライドし、係止フック部37の係止突起部37bが係止孔部41の上端部に掛け止めされた状態(掛け止め状態)となる。そして、この掛け止め状態から、さらにパックドバルブカバー13を横方向(係止孔部41の長手方向と直交する方向)のうち延出孔部41aが設けられている方向(この場合、室外機10の前方向であり、図6では右方向)にスライドさせる。これにより、係止孔部41の上端部に掛け止め状態となっている係止フック部37が当該掛け止め状態を維持したまま延出孔部41aに移動した状態(仮止め状態)となる。このとき、延出孔部41aの長手方向の寸法が係止フック部37の基部37aの長手方向の寸法と同じ寸法(ほぼ同じ寸法であってもよい)であることから、作業者が上方に押し上げたパックドバルブカバー13から手を離したとしても、図5に示すように、その押し上げ位置にて係止フック部37の基部37aが延出孔部41aの下端部に引っ掛かるようになり、従って、パックドバルブカバー13が自然落下しないようになる。
この仮止め状態、つまり、上方に押し上げたパックドバルブカバー13が自然落下しない状態で、パックドバルブカバー13のねじ孔部34とサイドキャビネット15のねじ孔部42とをねじ61(図8参照)によってねじ止めする。これにより、パックドバルブカバー13は、SLコネクタ22およびパックドバルブ21を室外機本体11の外側方から覆った状態で室外機本体11の一側面に安定的に固定される。
なお、パックドバルブカバー13を上方に押し上げることにより、図7に示すように、水受け部51に取り付けられたパッキン52が、サイドキャビネット15の上部に設けられた当接部15aに押し付けられるようになり、パッキン52の密着性が向上する。これにより、特にパックドバルブカバー13の上端部とサイドキャビネット15との間の部分を液密に構成することができ、主として屋外に設置される室外機10において雨水などがパックドバルブカバー13内に浸入してしまうこと、ひいては、パックドバルブカバー13内のSLコネクタ22に雨水などが達してしまうことを回避することができる。
また、延出孔部41aを有する係止孔部41は、サイドキャビネット15において、従来構成における係止孔部の位置よりも延出孔部41aが延びる方向とは反対方向に所定距離ずれた位置に設けられている。そして、サイドキャビネット15においてパックドバルブカバー13が取り付けられる上下方向に長い取付凹部15b(図2および図8参照)は、従来構成における取付凹部に比べ、その横方向の寸法が若干長く形成されている。
従って、パックドバルブカバー13を上方に押し上げさらに横方向(延出孔部41aが延びる方向)にスライドさせることにより当該パックドバルブカバー13を室外機本体11の一側面に取り付けると、パックドバルブカバー13の横方向の両端部に、当該パックドバルブカバー13に沿って上下方向に延びるスリット62a,62bが形成されるようになっている。これにより、パックドバルブカバー13を横方向にスライドさせる取付態様であっても、その取り付け後の外観が、室外機10の一側面から見て左右で対称的なものとなり意匠性が向上する。また、室外機10の上部から流れる雨水などをスリット62a,62bに沿って下方に導くことができ、パックドバルブカバー13内への雨水の浸入やSLコネクタ22への雨水などの到達を一層回避することができる。
以上のように本実施形態の室外機は、室外機本体と、コネクタと、接続バルブ手段と、金属製のカバー部材と、を備える。
室外機本体は、内部に空調用あるいは給湯用の熱源とこの熱源を駆動制御する電気部品とを備え、一側面に上下方向に延びる長孔部を有する。コネクタは、室外機本体の一側面の上部に設けられ、電気部品からの端子部と外部電気配線とを接続する。接続バルブ手段は、室外機本体の一側面の下部に設けられ、熱源からの配管を外部の渡り配管に接続する。金属製のカバー部材は、基部の長手方向の長さが長孔部の長手方向の長さよりも短く形成された爪部を有し、この爪部を長孔部に挿入した状態で上方に押し上げられ且つ室外機本体の一側面にねじ止めされることで室外機本体の一側面に固定され、コネクタおよび接続バルブ手段を室外機本体の外側方から覆う。長孔部の上部には、当該長孔部の長手方向と直交する方向に延び且つ長手方向の長さが爪部の基部の長手方向の長さと同じ寸法である延出孔部が設けられている。そして、カバー部材は、爪部を長孔部に挿入した状態で上方に押し上げられ、さらに長孔部の長手方向と直交する方向にスライドされることで爪部を延出孔部に移動した状態とし、この状態で室外機本体の一側面にねじ止めされることで室外機本体の一側面に固定されている。この構成によれば、作業者が上方に押し上げたカバー部材から手を離したとしても、そのカバー部材が落下したり下方にずれたりしないようになり、室外機本体の一側面にカバー部材を取り付ける際の取付作業性を改善することができる。
室外機本体は、内部に空調用あるいは給湯用の熱源とこの熱源を駆動制御する電気部品とを備え、一側面に上下方向に延びる長孔部を有する。コネクタは、室外機本体の一側面の上部に設けられ、電気部品からの端子部と外部電気配線とを接続する。接続バルブ手段は、室外機本体の一側面の下部に設けられ、熱源からの配管を外部の渡り配管に接続する。金属製のカバー部材は、基部の長手方向の長さが長孔部の長手方向の長さよりも短く形成された爪部を有し、この爪部を長孔部に挿入した状態で上方に押し上げられ且つ室外機本体の一側面にねじ止めされることで室外機本体の一側面に固定され、コネクタおよび接続バルブ手段を室外機本体の外側方から覆う。長孔部の上部には、当該長孔部の長手方向と直交する方向に延び且つ長手方向の長さが爪部の基部の長手方向の長さと同じ寸法である延出孔部が設けられている。そして、カバー部材は、爪部を長孔部に挿入した状態で上方に押し上げられ、さらに長孔部の長手方向と直交する方向にスライドされることで爪部を延出孔部に移動した状態とし、この状態で室外機本体の一側面にねじ止めされることで室外機本体の一側面に固定されている。この構成によれば、作業者が上方に押し上げたカバー部材から手を離したとしても、そのカバー部材が落下したり下方にずれたりしないようになり、室外機本体の一側面にカバー部材を取り付ける際の取付作業性を改善することができる。
特に近年では、パックドバルブカバーを、防火対策が別途必要となる樹脂材料で構成するのではなく金属材料で構成することにより不燃化し、別途の防火対策を不要とする傾向がある。しかし、パックドバルブカバーを金属材料で構成すると、パックドバルブカバー自体の重量が重くなってしまう。そのため、パックドバルブカバーを上方に押し上げて取り付ける取付構造では、一旦上方に押し上げたパックドバルブカバーが落下し易いという不具合や上方に押し上げたパックドバルブカバーをその押し上げ位置にて手で保持し難いという不具合などが生じ、取付作業が困難となる。また、取り付けたパックドバルブカバーが下にずれ易くなり、パックドバルブカバーの上端部の液密性を維持できなくなる場合も生じ得る。本実施形態の室外機によれば、一旦上方に押し上げたパックドバルブカバー13は、延出孔部41aが延びる横方向にスライドさせることで係止フック部37が係止孔部41の延出孔部41aに引っ掛かるようになり、作業者が手を離したとしても自然落下しないようになる。よって、パックドバルブカバー13自体の重量が重い場合であっても、パックドバルブカバー13を容易に取り付けることができる。また、取り付けたパックドバルブカバー13が下にずれ難くなり、パックドバルブカバー13の上端部の液密性を適切に維持することができる。
なお、本実施形態は、上述の一実施形態にのみ限定されるものではなく、例えば、次のように変形または拡張することができる。
係止フック部37、および、延出孔部41aを有する係止孔部41は、少なくとも2組、さらには上述の一実施形態で示したように3組、或いは、3組以上を設けることが好ましいが、一旦上方に押し上げたパックドバルブカバー13の落下を回避して押し上げ位置にて維持できるのであれば1組であってもよい。
係止フック部37、および、延出孔部41aを有する係止孔部41は、少なくとも2組、さらには上述の一実施形態で示したように3組、或いは、3組以上を設けることが好ましいが、一旦上方に押し上げたパックドバルブカバー13の落下を回避して押し上げ位置にて維持できるのであれば1組であってもよい。
延出孔部41aの長手方向の寸法は、係止フック部37の基部37aの長手方向の寸法と極力同じ寸法であることが望ましいが、係止フック部37を延出孔部41aに移動(スライド)させることを容易にするために、係止フック部37の係止突起部37bが係止孔部41に掛け止めされた状態(掛け止め状態)が解除されない範囲であることを条件に、延出孔部41aの長手方向の寸法を係止フック部37の基部37aの長手方向の寸法よりも若干長く設定するように構成してもよい。
本実施形態は、室内空調用の空気調和機の室外機のみならず、例えば室内の床暖房や給湯を行なうヒートポンプ給湯装置の室外機に適用することもできる。
本実施形態は、室内空調用の空気調和機の室外機のみならず、例えば室内の床暖房や給湯を行なうヒートポンプ給湯装置の室外機に適用することもできる。
上述の一実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は室外機、11は室外機本体、13はパックドバルブカバー(カバー部材)、21はパックドバルブ(接続バルブ手段)、22はSLコネクタ(コネクタ)、37は係止フック部(爪部)、37aは基部、41は係止孔部(長孔部)、41aは延出孔部、52はパッキンを示す。
Claims (2)
- 内部に空調用あるいは給湯用の熱源とこの熱源を駆動制御する電気部品とを備え、一側面に上下方向に延びる長孔部を有する室外機本体と、
前記室外機本体の一側面の上部に設けられ、前記電気部品からの端子部と外部電気配線とを接続するコネクタと、
前記室外機本体の一側面の下部に設けられ、前記熱源からの配管を外部の渡り配管に接続する接続バルブ手段と、
基部の長手方向の長さが前記長孔部の長手方向の長さよりも短く形成された爪部を有し、この爪部を前記長孔部に挿入した状態で上方に押し上げられ且つ前記室外機本体の一側面にねじ止めされることで前記室外機本体の一側面に固定され、前記コネクタおよび接続バルブ手段を前記室外機本体の外側方から覆う金属製のカバー部材と、
を備える室外機において、
前記長孔部の上部には、当該長孔部の長手方向と直交する方向に延び且つ長手方向の長さが前記爪部の基部の長手方向の長さと同じ寸法である延出孔部が設けられ、
前記カバー部材は、前記爪部を前記長孔部に挿入した状態で上方に押し上げられ、さらに前記長孔部の長手方向と直交する方向にスライドされることで前記爪部を前記延出孔部に移動した状態とし、この状態で前記室外機本体の一側面にねじ止めされることで前記室外機本体の一側面に固定されていることを特徴とする室外機。 - 前記カバー部材は、上端部にパッキンを備えることを特徴とする請求項1記載の室外機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011067743A JP2012202616A (ja) | 2011-03-25 | 2011-03-25 | 室外機 |
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ID=47183808
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JP2011067743A Withdrawn JP2012202616A (ja) | 2011-03-25 | 2011-03-25 | 室外機 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016067538A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | リンナイ株式会社 | 食器洗浄機 |
WO2018087907A1 (ja) * | 2016-11-14 | 2018-05-17 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室外機 |
JPWO2019049259A1 (ja) * | 2017-09-07 | 2020-01-16 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置における電気品カバーの落下防止構造 |
-
2011
- 2011-03-25 JP JP2011067743A patent/JP2012202616A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20140130 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140221 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140603 |