JP2012197973A - 気液分離および油分離が可能な分離器 - Google Patents

気液分離および油分離が可能な分離器 Download PDF

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Abstract

【課題】ユニットの小型化および省スペース化を図ることができる、気液分離および油分離が可能な分離器を提供する。
【解決手段】圧縮機に供給される冷媒を気液分離するアキュムレータと、圧縮機で圧縮された潤滑油が混在した冷媒から潤滑油を分離するオイルセパレータとを備え、オイルセパレータにはアキュムレータよりも高温高圧の冷媒が導入されるとともに、アキュムレータおよびオイルセパレータのうち一方が他方の内部に配置するようにした。アキュムレータとオイルセパレータとを一体に構成することで、これらが装置内で占める容積を低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮機に取付可能な、気液分離および油分離が可能な分離器に関する。
従来より、空気調和機を構成する圧縮機の上流側にはアキュムレータが設けられ、圧縮機の下流側にはオイルセパレータが設けられている。
図4は、アキュムレータと圧縮機とオイルセパレータの配置および構成を示す概略図である。
アキュムレータ10は、圧縮機20に冷媒を供給するに先立ち冷媒を気液分離する。アキュムレータ10の吸入口11からアキュムレータ10内に冷媒が取り込まれると、アキュムレータ10内にて冷媒が気液分離される。気液分離された冷媒のうち、気相のみがアキュムレータ10の吸入管21から圧縮機20に供給される。
圧縮機20内で圧縮された冷媒は、冷媒吐出管22を介してオイルセパレータ30に送出される。ここで、圧縮機20では、潤滑油を用いることで圧縮機内の各摺動部の潤滑を図っている。このため、圧縮機20内で圧縮された冷媒は、潤滑油を含むことになる。オイルセパレータ30は、冷媒吐出管22を通って送り込まれる潤滑油が混在した冷媒から、遠心力等により潤滑油を分離する。そして、潤滑油が分離された冷媒は、冷媒送出管31を経て送り出される。
オイルセパレータ30の底部には、キャピラリ等の絞り32が設けられている。アキュムレータ10が油溜まり部としても機能している場合には、絞り32の一端は例えばアキュムレータ10の吸入口11に接続される。
例えば、特許文献1の図2には、圧縮機の上流側にアキュムレータを設けるとともに、圧縮機の下流側にオイルセパレータを設けたスクロール冷凍機が記載されている。
特開平7−259773号公報
圧縮機、アキュムレータ、オイルセパレータを備えた空気調和機や冷凍機などの冷凍サイクル装置では、これらの機器を1つのユニットとすることがあるが、設置スペース削減のため、ユニットの省スペース化が求められている。
特許文献1では、冷凍機の省スペース化を図るために、架台の下段にツインスクロール圧縮機および受液器を配置し、架台の上段にシングルスクロール圧縮機、制御盤、アキュムレータ、オイルセパレータ等の補器類を配置することを提案している(特許文献1の図1、請求項9等)。
架台を用いる特許文献1では、スクロール圧縮機の上下2段積みが可能となり、複数の冷凍機を使用する場合と比べると、省スペース化を図ることができる。
しかしながら、架台を用いて複数の圧縮機等を配置する特許文献1では、ユニット自体は大型化してしまう。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、ユニットの小型化および省スペース化を図ることができる、気液分離および油分離が可能な分離器を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、アキュムレータとオイルセパレータとが一体になった新規な分離器を提供する。すなわち、本発明は、圧縮機に供給される冷媒を気液分離するアキュムレータと、圧縮機で圧縮された潤滑油が混在した冷媒から潤滑油を分離するオイルセパレータとを備え、オイルセパレータにはアキュムレータよりも高温高圧の冷媒が導入されるとともに、アキュムレータおよびオイルセパレータのうち一方が他方の内部に配置されることを特徴とする、気液分離および油分離が可能な分離器を提供する。アキュムレータとオイルセパレータとを一体に構成することで、これらが装置内で占める容積を低減することができる。
一例として、オイルセパレータをアキュムレータの内部に配置することができる。これにより、アキュムレータの内部温度が上昇し、アキュムレータハウジング内において冷媒のガス化が促進され、気液分離効率が上がるとともに、アキュムレータ内で分離された液体の圧縮を防止することができる。オイルセパレータからの熱によって冷媒のガス化が促進されることで、アキュムレータの容量を少量化することもできる。
オイルセパレータをアキュムレータの内部に配置する場合、オイルセパレータは、冷媒が通過する冷媒管を備え、その冷媒管がアキュムレータを構成するアキュムレータハウジングを貫通するようにすればよい。より具体的には、冷媒管の一端はオイルセパレータを構成するオイルセパレータハウジングの内部に配置され、かつ、冷媒管の他端がアキュムレータを構成するアキュムレータハウジングの外部に配置される構成を採用することができる。
また、他の例として、アキュムレータをオイルセパレータの内部に配置することにより、アキュムレータとオイルセパレータとを一体に構成することができる。オイルセパレータ内には圧縮機で圧縮された高温高圧の冷媒が送り込まれるため、オイルセパレータの内部温度はアキュムレータの内部温度よりも高い。このため、アキュムレータをオイルセパレータの内部に配置する場合には、アキュムレータにオイルセパレータからの熱が伝わり、アキュムレータ全体が加熱されることになる。これにより、アキュムレータの小型化を図りつつ、アキュムレータ内における冷媒の気液分離効率を上がることもできる。
アキュムレータをオイルセパレータの内部に配置する場合、アキュムレータは、冷媒が導入される冷媒導入口を備え、その冷媒導入口がオイルセパレータを構成するオイルセパレータハウジングを貫通するようにすればよい。
本発明によれば、アキュムレータおよびオイルセパレータが空気調和機や冷凍機などの装置内で占める容積を低減することができるため、これらを圧縮機等とユニット化した際にもユニットの小型化および省スペース化を図ることができる。
オイルセパレータをアキュムレータの内部に配置する場合には、アキュムレータの内部温度が上昇し、アキュムレータハウジング内において冷媒のガス化が促進され、気液分離効率が上がるとともに、アキュムレータ内で分離された液体の圧縮を防止することができる。オイルセパレータからの熱によって冷媒のガス化が促進されることで、アキュムレータの容量を少量化することもできる。
冷凍サイクル装置における冷媒回路を示す図である。 第一の実施形態における分離器の構成を説明するための概略図である。 第二の実施形態における分離器の構成を説明するための概略図である。 圧縮機の上流側にアキュムレータが設けられ、圧縮機の下流側にオイルセパレータが設けられた従来の配置および構成を示す概略図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
〔第一の実施形態〕
第一の実施形態における分離器1Aでは、アキュムレータ100の内部に、オイルセパレータ300が配置されている。分離器1Aは圧縮機に取付可能であり、冷凍サイクル装置に適用することができる。
はじめに、冷凍サイクル装置における冷媒回路を、図1を参照して説明する。
図1に示すように、室内ユニット501は、室外ユニット502に接続されている。なお、室外ユニット502に対して順次並列に接続すれば、室内ユニット501の台数を増やしても構わない。
室内ユニット501には、空気熱交換器503と電子膨張弁504とが設けられている。
室内ユニット501は、冷房時には、冷却器(蒸発器)としての空気熱交換器503から冷媒を吐出して室外ユニット502へ送り、暖房時には、室外ユニット502から送られてくる冷媒を加熱器(凝縮器)としての空気熱交換器503に入れるようになっている。
室外ユニット502は、分離器1Aと、圧縮機200と、冷房時に凝縮器として機能し、暖房時に蒸発器として機能する空気熱交換器400と、ストレーナ401と、四方切換弁V4とを備えている。
この冷凍サイクル装置では、冷房時、室内ユニット501の空気熱交換器503を経た冷媒を、冷媒配管を通して四方切換弁V4に送る。そして、四方切換弁V4および吸入管110を介して、冷媒がアキュムレータ100のハウジング内に取り入れられる。
アキュムレータ100内で気液分離された冷媒は、冷媒吐出管120および吸入管210を通って圧縮機200に供給される。
圧縮機200に送られた冷媒は、ここで圧縮され高温高圧のガス冷媒となり、冷媒吐出管220および吸入管310を通ってオイルセパレータ300に供給される。
オイルセパレータ300では、圧縮機200から送られてくるガス冷媒中の潤滑油を分離し、そのうちのガス冷媒を、冷媒送出管320を通して四方切換弁V4に送る。また、オイルセパレータ300は、絞り330を介して、潤滑油をアキュムレータ100のハウジング内に戻す。この潤滑油は、図示しない油配管を通して、圧縮機200に戻される。
空気熱交換器400に送られたガス冷媒は、空気により冷やされて凝縮され液冷媒になった後、冷媒配管を通してストレーナ401等を経て、室内ユニット501の電子膨張弁504に送られる。
電子膨張弁504に入った液冷媒は、ここで絞られることにより断熱膨張して気液二相の冷媒となり、冷媒配管を通って空気熱交換器503に入り、この空気熱交換器503で冷媒の蒸発潜熱で室内空気を冷却することによって蒸発気化する。
このようにして、蒸発気化した冷媒(すなわちガス冷媒)は、冷媒配管を通して再び室外ユニット502に送られる。
一方、この冷凍サイクル装置では、暖房時、室内ユニット501の空気熱交換器503から吐出した冷媒を、冷媒配管を通して電子膨張弁504に送り、ここで絞られることにより断熱膨張して気液二相の冷媒とした後、室外ユニット502のストレーナ401を経て空気熱交換器400に入れる。
空気熱交換器400に入れられた冷媒は、その蒸発潜熱で冷やされて蒸発しガス冷媒になった後、冷媒配管を通って四方切換弁V4を介し、アキュムレータ100に送られる。
このアキュムレータ100に送られたガス冷媒は、圧縮機200に入れられ、ここで圧縮されて高温高圧のガス冷媒となり、冷媒吐出管220および吸入管310を通ってオイルセパレータ300に送られる。
そして、このオイルセパレータ300では、圧縮機200から送られてくるガス冷媒中の潤滑油を分離し、そのうちのガス冷媒を冷媒送出管320および四方切換弁V4を介し、室内ユニット501の空気熱交換器503に入れる。また、オイルセパレータ300は、絞り330を介して、潤滑油をアキュムレータ100のハウジング101内に戻す。この潤滑油は、図示しない油配管を通して、圧縮機200に戻される。
室内ユニット501の空気熱交換器503に入れられたガス冷媒は、空気により冷やされて凝縮され液冷媒になった後、冷媒配管を通して電子膨張弁504に送られ、ここで絞られることにより断熱膨張して気液二相の冷媒となり、冷媒配管を通って再び室外ユニット502に送られる。
図2は、第一の実施形態における分離器1Aの構成を説明するための概略図である。
上述した通り、第一の実施形態における分離器1Aでは、アキュムレータ100の内部に、オイルセパレータ300が配置されている。分離器1Aは圧縮機200に接続されるが、圧縮機200の構成は何ら限定されるものではなく、公知のロータリー圧縮機やスクロール型の圧縮機などを用いることができる。
<アキュムレータ100>
アキュムレータ100は、圧縮機200に冷媒を供給するに先立ち冷媒を気液分離する。
アキュムレータ100は、有底筒形状のハウジング(アキュムレータハウジング)101と、冷媒をハウジング101内に取り入れるための吸入管110と、気液分離された冷媒を圧縮機200に供給するための冷媒吐出管120とを備える。
吸入管110は、四方切換弁V4を介して空気熱交換器400に接続されている(図1参照)。冷媒吐出管120の一端はハウジング101の内部、かつ上方に配置される。また、冷媒吐出管120はハウジング101を貫通し、冷媒吐出管120の他端はハウジング101の外部に配置される。冷媒吐出管120は、圧縮機200の吸入管210と連通している。
空気熱交換器400から送出された冷媒はアキュムレータ100内で気液分離される。気液分離された冷媒のうち、気相のみが冷媒吐出管120から圧縮機200に供給される。
ハウジング101の上部には、冷媒に含まれるごみを除去するフィルタFが設けられている。ごみ除去の効率化のために、フィルタFは、ハウジング101の内部に配置される冷媒吐出管120の一端よりも上方に配置される。
<オイルセパレータ300>
圧縮機200では、潤滑油を用いることで圧縮機内の各摺動部の潤滑を図っている。このため、圧縮機200内で圧縮された冷媒は、潤滑油を含むことになる。オイルセパレータ300は、圧縮機200の冷媒吐出管220から送出される潤滑油が混在した高温高圧の冷媒から、遠心力等により潤滑油を分離する。
第一の実施形態では、オイルセパレータ300はアキュムレータ100の内部に配置されている。
オイルセパレータ300は、有底筒形状のハウジング(オイルセパレータハウジング)301と、高温高圧の冷媒をハウジング301内に取り入れるための吸入管(冷媒管)310と、潤滑油が分離された冷媒を送出する冷媒送出管(冷媒管)320とを備える。
吸入管310は、圧縮機200の冷媒吐出管220に接続されている。オイルセパレータ300は、冷媒吐出管220、吸入管310を通って送り込まれる潤滑油が混在した冷媒から、遠心力等により潤滑油を分離するものであるから、吸入管310の一端はハウジング301の内部、かつ上方に配置される。
吸入管310の一端は、ハウジング301の内周面に対向して位置する。吸入管310はハウジング301およびアキュムレータ100のハウジング101を例えば径方向に貫通し、吸入管310の他端はハウジング101の外部に配置される。上記した貫通部分は、アキュムレータ100に設けられたフィルタFよりも下方、かつフィルタFと干渉しない位置に配置される。そうすることで、フィルタFのごみ除去効率が向上する。
冷媒送出管320の一端はハウジング301の内部中央部、かつ吸入管310より下方に配置される。冷媒送出管320はハウジング101の頂部を例えば軸方向に貫通して上方に延び、冷媒送出管320の他端はハウジング101の外部に配置される。吸入管310から導入された冷媒は、ハウジング301の内周面に向けて吹き付けられる。すると、遠心力、重力の作用により、冷媒に含まれる潤滑油はハウジング301の内周面に沿って螺旋状に流れ落ち、ハウジング301の中央には冷媒が位置することになる。冷媒は、その一端がハウジング301の内部中央部に位置する冷媒送出管320を通って四方切換弁V4に送られる。
オイルセパレータ300の底部には絞り330が設けられており、絞り330を開くことで、冷媒から分離され、オイルセパレータ300の下部に溜まった潤滑油を直接、アキュムレータ100内に戻すことができる。
また、任意構成として、オイルセパレータ300の下部かつ絞り330の上方にストレーナSを設けてもよい。ストレーナSを設けることで、ストレーナSよりも下方に位置する絞りFが、異物混入によって詰まるといった不具合を防止することができる。
アキュムレータ100の内部にオイルセパレータ300を配置して、アキュムレータ100とオイルセパレータ300とを一体化した第一の実施形態における分離器1Aによれば、これらが冷凍サイクル装置内で占める容積を低減することができる。これにより、ユニットの小型化および省スペース化を図ることができる。
また、オイルセパレータ300内には圧縮機200で圧縮された高温高圧の冷媒が圧縮機200から送り込まれるため、オイルセパレータ300の内部温度はアキュムレータ100の内部温度よりも高い。オイルセパレータ300をアキュムレータ100内に配置することで、アキュムレータ100の内部温度が上昇し、ハウジング101内において冷媒のガス化が促進され、気液分離効率が上がるとともに、アキュムレータ100内で分離された液体の圧縮を防止することができる。オイルセパレータ300からの熱によって冷媒のガス化が促進されることで、アキュムレータ100の容量を少量化することもできる。
第一の実施形態における分離器1Aによれば、オイルセパレータ300の下部に溜まった潤滑油を直接、アキュムレータ100内に戻すことができる。よって、潤滑油を戻すためにキャピラリ等を使用する必要がなく、油戻し用の回路を従来よりも大幅に簡略化することができる。
さらにまた、高圧容器であるハウジング301を低圧容器であるハウジング101の内部に配置することで、ハウジング301の内部と外部に差圧が生じる。これにより、ハウジング301の板厚を従来よりも薄くすることができるため、オイルセパレータ300の作製に要する材料を低減することができ、低コスト化につながる。具体的には、ハウジング301の板厚を従来の50%〜75%の厚さとすることもできる。
なお、オイルセパレータ300とアキュムレータ100は、同心円状に配置されていてもよく、オイルセパレータ300がアキュムレータ100に対して偏心して配置されていてもよい。
〔第二の実施形態〕
図3は、第二の実施形態における分離器1Bの構成を説明するための概略図である。第一の実施形態と同様に、分離器1Bは圧縮機200と接続されるが、図3において圧縮機200の図示は省略している。また、第一の実施形態で示した部分と共通の機能を有する部分には、第一の実施形態に対応する符号を付し、その機能の説明は省略する。但し、機能が共通であっても、その構成が若干相違する部分には、符号の末尾にAを追加している。
第二の実施形態における分離器1Bでは、オイルセパレータ300Aの内部に、アキュムレータ100Aが配置されている。
アキュムレータ100Aの吸入管(冷媒導入管)110Aは、四方切換弁V4を介して空気熱交換器400に接続されている。
冷媒吐出管120Aの一端はアキュムレータ100Aのハウジング101Aの内部、かつ上方に配置される。また、冷媒吐出管120Aは、ハウジング101Aおよびセパレータ300のハウジング301Aを貫通し、冷媒吐出管120Aの他端はハウジング301Aの外部に配置される。冷媒吐出管120Aは、圧縮機200の吸入管210と連通している。
オイルセパレータ300Aの吸入管310Aは圧縮機200の冷媒吐出管220に接続されている。オイルセパレータ300は、冷媒吐出管220、吸入管310Aを通って送り込まれる潤滑油が混在した冷媒から、遠心力等により潤滑油を分離するものであるから、吸入管310Aの一端はハウジング301Aの内部、かつ上方に配置される。吸入管310Aの一端は、ハウジング301の内周面に対向して位置する。吸入管310Aはハウジング301Aを例えば径方向に貫通し、吸入管310Aの他端はハウジング301Aの外部に露出する。なお、吸入管310Aはハウジング101Aの周囲に配置されるが、ハウジング101Aを貫通していない。
オイルセパレータ300Aの冷媒送出管320Aの一端はハウジング301Aの内部かつ吸入管310Aより下方に配置される。冷媒送出管320Aはハウジング301Aの頂部を例えば軸方向に貫通して上方に延び、冷媒送出管320Aの他端はハウジング301Aの外部に配置されて四方切換弁V4に接続される。なお、冷媒送出管320Aはハウジング101Aの周囲に配置されるが、ハウジング101Aを貫通していない。
吸入管310Aから導入された冷媒は、ハウジング301Aの内周面に向けて吹き付けられる。すると、遠心力、重力の作用により、冷媒に含まれる潤滑油はハウジング301Aの内周面に沿って螺旋状に流れ落ち、ハウジング301の中央には冷媒が位置することになる。冷媒は、その一端がハウジング301の内部に位置する冷媒送出管320Aを通って四方切換弁V4に送られる。
オイルセパレータ300の内部にアキュムレータ100を配置して、アキュムレータ100とオイルセパレータ300とを一体化した第二の実施形態における分離器1Bによれば、これらが冷凍サイクル装置内で占める容積を低減することができる。これにより、ユニットの小型化および省スペース化を図ることができる。
また、オイルセパレータ300Aの内部にアキュムレータ100Aを配置することで、オイルセパレータ300Aの容積および外径を第一の実施形態における分離器1Aよりも大きくすることができるため、油分離効率が上がる。
さらにまた、オイルセパレータ300A内には圧縮機200で圧縮された高温高圧の冷媒が圧縮機200の冷媒吐出管220、およびオイルセパレータ300Aの吸入管310Aを通って送り込まれるため、オイルセパレータ300Aの内部温度はアキュムレータ100Aの内部温度よりも高い。このため、オイルセパレータ300Aの内部に配置されたアキュムレータ100Aには、オイルセパレータ300Aからの熱が伝わり、アキュムレータ100A全体が加熱されることになる。これにより、アキュムレータ100Aの小型化を図りつつ、アキュムレータ100A内における冷媒の気液分離効率を上がることもできる。
なお、上記実施の形態では、分離器1A、1Bの構成について説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1A,1B…分離器
100,100A…アキュムレータ
101,101A…ハウジング(アキュムレータハウジング)
110…吸入管
110A…吸入管(冷媒導入管)
200…圧縮機
300,300A…オイルセパレータ
301,301A…ハウジング(オイルセパレータハウジング)
310…吸入管(冷媒管)
320…冷媒送出管(冷媒管)

Claims (6)

  1. 圧縮機に取付可能な分離器であって、
    前記圧縮機に供給される冷媒を気液分離するアキュムレータと、
    前記圧縮機で圧縮された潤滑油が混在した前記冷媒から前記潤滑油を分離するオイルセパレータとを備え、
    前記オイルセパレータには前記アキュムレータよりも高温高圧の冷媒が導入されるとともに、
    前記アキュムレータおよび前記オイルセパレータのうち一方が、他方の内部に配置されることを特徴とする、気液分離および油分離が可能な分離器。
  2. 前記オイルセパレータが、前記アキュムレータの内部に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の気液分離および油分離が可能な分離器。
  3. 前記オイルセパレータは、前記冷媒が通過する冷媒管を備え、
    前記冷媒管は前記アキュムレータハウジングを貫通することを特徴とする、請求項2に記載の気液分離および油分離が可能な分離器。
  4. 前記オイルセパレータの内部温度は、前記アキュムレータの内部温度よりも高いことを特徴とする、請求項2に記載の気液分離および油分離が可能な分離器。
  5. 前記アキュムレータが、前記オイルセパレータの内部に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の気液分離および油分離が可能な分離器。
  6. 前記アキュムレータは、前記冷媒が導入される冷媒導入管を備え、
    前記冷媒導入管が前記オイルセパレータを構成するオイルセパレータハウジングを貫通することを特徴とする、請求項5に記載の気液分離および油分離が可能な分離器。
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