JP2012197008A - 鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造 - Google Patents

鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】サドルバッグの取付剛性を確保する。
【解決手段】車体後部1に設けたサドルバッグ取付孔5と、車体後部1の側面に取付ビス28により取り付けたピリオンステップ22と、サドルバッグ取付孔5に係止する爪部16を有するサドルバッグ11と、前側を車体後部1の側面に取り付けると共に後側がサドルバッグ11に係合し、ピリオンステップ22と別体をなす係止アーム31と、を備える。ピリオンステップ22を取り付ける取付プレート27に、取付ビス28により係止アーム31を取り付け、この係止アーム31は取付プレート27から後側に延設されている。このように取付プレート27に係止アーム31を直接取り付けることにより、ピリオンステップ22に加わる荷重の影響が少なくなり、その係止アーム31より安定してサドルバッグ11の位置決めを行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造に係り、特に車体に係止部材を設け、この係止部材をサドルバッグに係合して車体幅方向の位置決めをするサドルバッグの取付構造に関する。
従来、この種のサドルバッグ取付構造として、車体の後部に配置するリヤフレームと、このリヤフレームの下方に設けられ後輪を覆うリヤフェンダと、このリヤフェンダの上方に設けられ乗員が着座する乗員シートと、前記リヤフェンダに取り付けられる物入れとしてのサドルバッグと、を備える自動二輪車のサドルバッグ取付構造において、前記サドルバッグに設けられている前記車体フレーム側の側面には、前記車体フレーム側に取り付けられ同乗者用ステップのホルダから延びている係止アームと係合する係合凹部が設けられているサドルバッグの取付構造(例えば特許文献1)が提案されており、この取付構造では、係止アームがサドルバッグに係合することにより、サドルバッグを車幅方向に位置決めすることができる。
また、車体後部に配設されたフレーム部材と、サイドトランクと、前記フレーム部材に設けられたトランク支持部と、前記サイドトランクに設けられ、前記トランク支持部に係止されるサイドトランク側係止手段と、を備えた自動二輪車用のサイドトランク取付け構造であって、リヤフレームにマフラー支持用ブラケットを支持し、このマフラー支持用ブラケットは、バックステーの後端部付近に後下がりに延びるように取付けられており、このマフラー支持用ブラケットの長さ方向中間部には、サイドトランクの車幅方向への移動を規制するための下部係合手段を設け、この下部係合手段は、マフラー支持用ブラケットの一部を部分的に後方へ突出するように形成された係合片と、この係合片の車体後側の端部に固着した緩衝用ゴムとから構成されている。この緩衝用ゴムは、係合片を上下・左右方向および後方を覆っており、サイドトランクの車体前側の端部に設けられた左右一対のガイド壁どうしの間に係入可能な形状に形成したサイドトランクの取付構造(例えば特許文献2)が提案されており、この取付構造では、下部係合手段によりサイドトランクの車幅方向への移動を規制することができる。
特開2010−47164号公報 特開2007−55283号公報
上記特許文献1の取付構造では、同乗者用ステップのホルダから係止アームを延設しているため、ステップに荷重が加わり、ホルダが弾性変形により変位すると、サドルバッグに係合する係止アームも変位するため、同乗者の荷重に対応できる剛性がホルダに要求される。
ここで、従来のサドルバッグ取付構造の一例を示す。図9は、車体の側面に同乗者用ステップのホルダ101を取り付け、このホルダ101に係止アーム102を一体に設け、前記係止アーム102の先端をサドルバッグ103の係合受部103Aに係止した状態を示し、このようにホルダ101から係止アーム102を延設し、ホルダ101の車体取付箇所と係止アーム102の先端との距離Lが長くなるため、サドルバッグの取付箇所が係止アーム102先端の変位による影響を受け易くなる。
さらに、特許文献2の取付構造においても、マフラー支持用ブラケットに下部係合手段を一体に設けたものであるため、ブラケットにはマフラーを支持する剛性が必要になり、また、マフラーが振動すると、下部係合手段からサイドトランクに振動が伝わる問題もある。
また、ステップホルダだけであれば、その永久変形と他部品との干渉が生じなければ、高い剛性を必要としない。しかし、サドルバッグは内側のサスペンション部品や車輪等との干渉のない範囲で最大限の容量を確保したいので、サドルバッグ取付構造はステップホルダよりも高い剛性が必要となることもある。
さらに、両取付構造ともに、サドルバッグを使用しない場合、特許文献1では係止アーム全体が外部に露出し、特許文献2では下部係合手段が外部に露出するため、サドルバッグ使用時に比べて外観意匠性が低下する面がある。
そこで、本発明は上記した問題点に鑑み、乗員用ステップを有する鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造において、サドルバッグの取付剛性を確保することができる鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車体後部に設けたバッグ支持部と、前記車体後部の側面に取付手段により取り付けた乗員用ステップと、前記バッグ支持部に係止するサドルバッグ側係止手段を有するサドルバッグと、前側を車体後部に取り付けると共に後側が前記サドルバッグに係合し、前記乗員用ステップと別体をなす係止部材と、を備え、前記乗員用ステップを取り付ける車体取付部に、乗員用ステップを取り付けた前記取付手段により前記係止部材を取り付け、この係止部材は前記車体取付部から前記後側に延設されていることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記取付手段を前記車体取付部の前後に配置し、これら前後の取付手段の位置を結んだ仮想線に略沿って前記係止部材が延設されていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記取付手段は螺子部材を備えることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記乗員用ステップと前記係止部材は、前記螺子部材を挿通するステップ側挿通孔と係止部材側挿通孔を有し、これらステップ側挿通孔と係止部材側挿通孔に前記螺子部材を挿通して前記乗員用ステップと前記係止部材を前記車体取付部に取り付けたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、前記係止部材は、前記車体取付部に取り付ける係止部材側取付部を備え、前記乗員用ステップは、前記車体取付部に取り付けるステップ側取付部を備え、前記係止部材側取付部は、上面部と内,外側面部を有し、その係止部材側取付部を前記ステップ側取付部に外装したことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造によれば、車体取付部に係止部材を直接取り付けることにより、乗員用ステップに加わる荷重の影響が少なくなり、その係止部材により安定してサドルバッグの位置決めを行うことができる。また、乗員用ステップと係止アームとを共通した取付手段により車体取付部に取り付けることができる。
また、本発明の請求項2に記載の鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造によれば、サドルバッグの車体への取付構造の剛性を確保することができる。
また、本発明の請求項3に記載の鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造によれば、サドルバッグを使用しない場合は、螺子部材を外して乗員用ステップのみを取り付けることができ、外観意匠性を確保することができると共に、係止部材を外して軽量化を図ることができる。
また、本発明の請求項4に記載の鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造によれば、ステップ側挿通孔と係止部材側挿通孔に螺子部材を挿通して乗員用ステップと前記係止部材を車体取付部に取り付けたり、ステップ側挿通孔に螺子部材を挿通して同乗者用ステップのみを取り付けたりすることができる。
また、本発明の請求項5に記載の鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造によれば、車体幅方向の係止部材への荷重に対する剛性が高く、取付時における係止部材側取付部とステップ側取付部の幅寸法を極力小さくすることができる。
本発明の実施例1を示す鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造の側面図である。 同上、乗員用ステップ及び係止部材周りの斜視図である。 同上、平面図である。 同上、一部を断面にした係止部材の平面図である。 同上、係止部材の側面図である。 同上、車体取付部への係止部材と乗員用ステップの取付状態を示す断面図であり、図6(A)は後側、図6(B)は前側を示す。 同上、サドルバッグの取付方法を説明する一部を切り欠いた正面図である。 同上、一部を切り欠いたサドルバッグ取付構造の正面図である。 従来例を示す係止アームとサドルバッグの係合状態の斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造の実施例1について説明する。尚、上記の図面の簡単な説明及び以下の実施例において、側面、平面、側面は、それぞれ車両を基準としている。
図1〜図8に示すように、鞍乗り型車両の車体後部1にはリアフレーム2が設けられ、このリアフレーム2には、図示しない乗員シートを支持するシートレール3が設けられている。このシートレール3は左右対称で平面略U字状をなし、そのシートレール3の前端は車体のメインフレームに接続されている。また、シートレール3は前側から後側に向かって高くなるように傾斜し、前後方向中央に前部3A及び後部3Cより傾斜角度が大きな中央部3Bを有し、そのシートレール3の後部3Cは前部3Aに比べて多少傾斜角が小さく設定されている。
前記リアフレーム2の側部には、サドルバッグ取付部4が設けられ、このサイドバッグ取付部4はリアフレーム2により支持され、前記サドルバッグ取付部4には、サドルバッグ支持部であるサドルバッグ取付孔5,5が前後に間隔を置いて設けられると共に、それらサドルバッグ取付孔5,5の間にリブ部6が設けられ、このリブ部6は下向きに突設されている。
図7及び図8などに示すように、サドルバッグ11は、物が収容されるケース本体12と、このケース本体12の外方を覆うカバー部13と、前記ケース本体12の上面14に揺動可能に設けられサドルバッグ11の着脱時および運搬時に利用されるハンドル部材15と、ケース本体12の側面上部に設けられ前記サドルバッグ取付孔5に係合するサドルバッグ側係止手段たる爪部16と、車体側の側面の略中央に設けられ後述する係止部材の先端に係合する係合受部17とを備え、この係合受部17は前側及び下部が開口している。前記爪部16は、車体の内側に延びて下側に折れ曲がり、その爪部16を前記サドルバッグ取付孔5に引っ掛けることにより、車体後部1にサドルバッグ11が支持される。尚、車体後部1の左右に前記サドルバッグ11が取り付けられるが、左右で構成が共通するから、説明のため車両右側のサドルバッグ11の取付構造について説明する。
前記サドルバッグ11を形成するケース本体12の側面上部には、前述した爪部16とは別に、前記サドルバッグ取付部4から下方に延びている前記リブ部6と係合する下側係合アーム部18が設けられている。この下側係合アーム部18は、前記ハンドル部材15の揺動に伴い移動する部材であり、前記ハンドル部材15の揺動を前記下側係合アーム部18に伝達する伝達駆動機構(図示せず)が、サドルバッグ11に設けられている。
このように、サドルバッグ11には、爪部16の下側に設けられ車体の内側上方に延びる下側係合アーム部18を備え、これら下側係合アーム部18と爪部16が協動してサドルバッグ取付部4を挟持する。そして、これら下側係合アーム部18と爪部16により挟持手段19を構成している。
前記サドルバッグ11の前方で、前記シートレール3にはピリオンステップホルダ21が取り付けられ、このピリオンステップホルダ21に、乗員用ステップであるピリオンステップ22が折り畳み可能に設けられている。尚、本実施例では乗員用ステップとして、同乗者用ステップを用いて説明しているが、乗員用ステップは運転者用ステップでもよい。
前記ピリオンステップホルダ21は、シートレール3に取り付けるステップ側取付部たる締付部23と、この締付部23から下方後向きに延びる脚部24と、この脚部24の後端からシートレール3の後部に延びている後腕部25とを有する。前記脚部24は、前側脚部24Fと、後側脚部24Bとを備え、前側脚部24Fと後側脚部24Bの上端間を前記締付部23が連結し、前側脚部24Fと後側脚部24Bと締付部23とで囲まれる領域に開口部である窓部26が形成され、前記脚部24の下端に前記ピリオンステップ22が外向きに突設されている。また、前記後側腕部25は中央に開口部である窓部26を有する略三角形状に形成され、その後側腕部25の上縁部25Uがほぼ水平に形成されている。
また、図1及び図6に示すように、前記シートレール3の前記前部3Aの後側には、その下部に車体取付部たる取付プレート27が固着され、この取付プレート27は前後と下部に枠部27Aを設けて剛性を確保しており、前記取付プレート27に前記締付部23が取付ボルト28,28Aによって着脱自在に取り付けられる。尚、取付ボルト28,28Aが、車体後部1の側面に同乗者用ステップを取り付ける取付手段である螺子部材である。この場合、取付プレート27の内面に、前記取付ボルト28を螺着するナット29を設け、このナット29に対応して、前記取付プレート27に、前記取付ボルト28,28Aを挿通する透孔27Sを穿設している。尚、図6に示すように、断面略角型をなす前記締付部23には、取付ボルト28,28Aを挿通するステップ側挿通孔23Sが前後に形成されている。尚、本実施例では、取付ボルト28として、六角孔付ボルトを用いていており、取付ボルト28の頭部は円筒形をなし、取付ボルト28Aの頭部は皿形をなす。また、前記締付部23は部分的に中空な部分を有していてもよい。
前記取付プレート27には、前記ピリオンステップ22と共に係止部材たる係止アーム31が取り付けられ、この係止アーム31の前側がサドルバッグ11に係止して該サドルバッグ11の車体幅方向の位置決めがなされる。
図4〜図6に示すように、前記係止アーム31は、鋼材などからなり、その前側に上面部32Aと内,外側面部32B,32Cを有する略コ字形のアーム側締付部32を有し、このアーム側締付部32は、係止部材側取付部であって、前記締付部23に外装される。
車体側の前記内側面部32Bには、前後の前記ステップ側挿通孔23A,23Aに対応して、前後に係止部材側挿通孔32S,32Sが穿設され、車体外側の外側面部32Bには、後の前記ステップ側挿通孔23Aに対応して、係止部材側挿通孔32Sが穿設されている。尚、図6(B)などに示すように、外側の側面部32Bの前側は上方に一部切り欠かれ、外側の側面部32Bの前側の挿通孔32Sは省略されている。
図6(A)は、締付部23に外嵌したアーム側締付部32の後側を示し、図6(B)は、締付部23に外嵌したアーム側締付部32の前側を示し、前記締付部23には、前記ボルト挿通孔23Sに対応して、外側に凹部51が形成され、図6(B)では凹部51に前記取付ボルト28の頭部を収納している。一方、図6(A)では、凹部51に筒状のカラー52を配置し、このカラー52に前記外側面部32Cが当接し、取付ボルト28Aを、外側面部32Cの係止部材側挿通孔32Sと、カラー52と、締付部23のボルト挿通孔23Sと、内側面部32Bの係止部材側挿通孔32Sとに挿通してナット29に螺合している。このように凹部51にカラー52を配置することにより、取付ボルト28Aによる締付を確実に行うことができる。
そして、図4の平面図に示すように、係止アーム31の先端側に車体幅方向の荷重Wが加わっても、略コ字形のアーム側締付部32を締付部23に外装することにより、アーム側締付部32の取付強度を確保することができる。また、図4及び図5に示すように、前記アーム側締付部32の後端内にアーム本体33の前側が挿入された状態で連結されているから、その連結部分はアーム側締付部32とアーム本体33の二重構造となり、強度を確保することができる。
また、前記係止アーム31はアーム本体33を有し、前記アーム側締付部32の後端に、アーム本体33の前側が固着されている。図4及び図5などに示すように、前記アーム側締付部32は、取付状態で、後側が高くなるように斜めに配置され、前記アーム本体33の前端を屈曲してアーム本体33の中央部がほぼ水平で、且つ平面において後側に向かって僅かに外向きに形成している。また、前記後端部33Aには、前記サドルバッグ11の係合受部17に係入する係入部34が後側にほぼ水平に突設され、この係入部34にはゴムなどの弾性体35が外装されている。さらに、アーム本体33の後端を屈曲して平面において後端部33A及び係入部34を前記アーム側締付部32と平行に配置している。そして、図1に示すように、前後の取付ボルト23,23の位置を結んだ仮想線Kに略沿って前記係止アーム31が延設されている
そして、サドルバッグ11を装備する車両においては、ピリオンステップホルダ21の締付部23にアーム側締付部32を外嵌し、ステップ側挿通孔23S,23Sに取付ボルト28を挿通し、取付ボルト28を取付プレート27に螺合し、取付ボルト28の締付により、共通する取付ボルト28を用いてピリオンステップホルダ21と係止アーム31を車体後部1に取り付ける。
一方、サドルバッグ11を使用しない場合は、ピリオンステップホルダ21の締付部23のみを取付ボルト28により取付プレート27に固定する。
次に、前記サドルバッグ11の取付方法の続きを説明すると、図7に示すように、ハンドル部材15を持って、サドルバッグ取付孔5に爪部16を掛装すると共、係止アーム31の係入部34に係合受部17を係合させる。次に、図8に示すように、ハンドル部材15を軸15Aを中心に、倒す方向に回動すると、ケース本体12の側面上部に格納されている下側係合アーム部18は、前記伝達駆動機構によりケース本体12の側面上部から上方に突出し、サドルバッグ取付部4のリブ部6と係合する。つまり、爪部16と下側係合アーム部18との間でサドルバッグ取付部4を挟持して車体後部1にサドルバッグ11を取り付け、爪部16は主にサドルバッグ11の荷重を支持し、係止アーム31の係入部34は、主にサドルバッグ11の車体幅方向の位置決めを行う。なお、サドルバッグ11を取り外す操作は、上述した説明と逆の操作を行えば良く、説明を省略する。
上記のように車体後部1にサドルバッグ11を取り付け、同乗者がピリオンステップ22を使用し、ピリオンステップホルダ21に荷重が加わっても、その荷重の影響を係止アーム31が直接受けることがなく、係止アーム31の係入部34が変位し難い構造が得られる。
そして、従来技術のように、ホルダから係止アームを延設すると、ホルダの車体への取付位置から、係止アームとサドルバッグとの係止位置が離れてしまうため、車体側フレームとホルダの剛性により、係止アームの係止位置が変位すると、サドルバッグの取付箇所に影響を与える虞があったが、本発明の係止アーム31は、後側にほぼまっすぐ延設されているから、車体取付部である取付プレート27と係入部34との間隔が短く、外部からの荷重によるアーム側締付部32におけるモーメントの発生が従来に比べて小さく、係止アーム31によりサドルバッグ11の車体幅方向の位置決めが確実になされ、サドルバッグ11の取付箇所に与える影響が少ないものになる。
このようにサドルバッグ11の車体幅方向の位置決めをする係止アーム31を、ピリオンステップホルダ21と共に取付ボルト28,28によりシートレール3側に共締めして取り付け、この共締めした前後の取付ボルト28,28位置を結んだ方向に略沿って係止アーム31を伸ばしたことにより、シートレール3の剛性及びピリオンステップホルダ21の剛性に影響なく、サドルバッグ11の取付構造の剛性を確保することができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、車体後部1に設けたバッグ支持部たるサドルバッグ取付孔5と、車体後部1の側面に取付手段たる取付ボルト28により取り付けた同乗者用ステップたるピリオンステップ22と、サドルバッグ取付孔5に係止するサドルバッグ側係止手段たる爪部16を有するサドルバッグ11と、前側を車体後部1の側面に取り付けると共に後側がサドルバッグ11に係合し、ピリオンステップ22と別体をなす係止部材たる係止アーム31と、を備え、ピリオンステップ22を取り付ける車体取付部たる取付プレート27に取付ボルト28により係止アーム31を取り付け、この係止アーム31は取付プレート27から後側に延設されているから、取付プレート27に係止アーム31を直接取り付けることにより、ピリオンステップ22に加わる荷重の影響が少なくなり、その係止アーム31により安定してサドルバッグ11の位置決めを行うことができる。また、ピリオンステップ22と係止アーム31とを共通した取付ボルト28により取付プレート27に取り付けることができる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、取付手段たる取付ボルト28を車体取付部たる取付プレート27の前後に配置し、これら前後の取付プレート27の位置を結んだ仮想線Kに略沿って係止アーム31が延設されているから、サドルバッグ11の車体後部1への取付構造の剛性を確保することができる。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、取付手段は取付ボルト28を備えるから、サドルバッグ11を使用しない場合は、取付ボルト28を外してピリオンステップ22のみを取り付けることができ、外観意匠性を確保することができると共に、軽量化を図ることができる。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、乗員用ステップたるピリオンステップ22と係止部材たる係止アーム31は、取付ボルト28を挿通するステップ側挿通孔23Sと係止部材側挿通孔32Sを有し、これらステップ側挿通孔23Sと係止部材側挿通孔32Sに取付ボルト28を挿通してピリオンステップ22と係止アーム31を取付プレート27に取り付けたから、ステップ側挿通孔23Sと係止部材側挿通孔32Sに取付ボルト28を挿通してピリオンステップ22と係止アーム31を取付プレート27に取り付けたり、ステップ側挿通孔23Sに取付ボルト28を挿通してピリオンステップ22のみを取り付けたりすることができる。
また、このように本実施例では、請求項5に対応して、係止部材たる係止アーム31は、車体取付部たる取付プレート27に取り付ける係止部材側取付部たるアーム側締付部32を備え、乗員用ステップたるピリオンステップ22は、取付プレート27に取り付けるステップ側取付部たる締付部23を備え、アーム側締付部32は、上面部32Aと内,外側面部32B,32Cを有し、そのアーム側締付部32を締付部23に外装したから、車体幅方向の係止アーム31への荷重に対する剛性が高く、取付時におけるアーム側締付部32と締付部23の幅寸法を極力小さくすることができる。
また、実施例上の効果として、係止アーム31は、その前側に上面部32Aと内,外側面部32B,32Cを有する略コ字形のアーム側締付部32を有するから、このアーム側締付部32に、ピリオンステップホルダ21の締付部23を挿入配置して取付プレート27に締付固定することにより、ピリオンステップホルダ21と係止アーム31を簡便に取り付けることができると共に、締付部23からアーム側締付部32を外し、締付部23のみを取付プレート27に締付固定することにより、ピリオンステップ22のみを車体に装備することができる。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、バッグ支持部は、サドルバッグの荷重を略支持する構造であれば、各種のものを用いることができる。また、螺子部材にボルトを用い、ボルトを車体取付部のタップねじなどと螺合してもよい。さらに、螺子部材は、ドライバーが係合するマイナス溝又は十字溝を備えた頭部を有するものでもよい。
1 車体後部
3 シートレール
4 サドルバッグ取付部
5 サドルバッグ取付孔(バッグ支持部)
11 サドルバッグ
16 爪部(サドルバッグ側係止手段)
17 係合受部
21 ピリオンステップホルダ
22 ピリオンステップ(乗員用ステップ:同乗者用ステップ)
23 締付部(ステップ側取付部)
23S ステップ側挿通孔
27 取付プレート(車体取付部)
28,28A 取付ボルト(取付手段)
31 係止アーム(係止部材)
32 アーム側締付部(係止部材側取付部)
32A 上面部
32B 内側面部
32C 外側面部
32S 係止部材側挿通孔
34 係入部

Claims (5)

  1. 車体後部に設けたバッグ支持部と、
    前記車体後部の側面に取付手段により取り付けた乗員用ステップと、
    前記バッグ支持部に係止するサドルバッグ側係止手段を有するサドルバッグと、
    前側を車体後部に取り付けると共に後側が前記サドルバッグに係合し、前記乗員用ステップと別体をなす係止部材と、
    を備え、
    前記乗員用ステップを取り付ける車体取付部に、乗員用ステップを取り付けた前記取付手段により前記係止部材を取り付け、この係止部材は前記車体取付部から前記後側に延設されていることを特徴とする鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造。
  2. 前記取付手段を前記車体取付部の前後に配置し、これら前後の取付手段の位置を結んだ仮想線に略沿って前記係止部材が延設されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造。
  3. 前記取付手段は螺子部材を備えることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造。
  4. 前記乗員用ステップと前記係止部材は、前記螺子部材を挿通するステップ側挿通孔と係止部材側挿通孔を有し、これらステップ側挿通孔と係止部材側挿通孔に前記螺子部材を挿通して前記乗員用ステップと前記係止部材を前記車体取付部に取り付けたことを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造。
  5. 前記係止部材は、前記車体取付部に取り付ける係止部材側取付部を備え、前記乗員用ステップは、前記車体取付部に取り付けるステップ側取付部を備え、前記係止部材側取付部は、上面部と内,外側面部を有し、その係止部材側取付部を前記ステップ側取付部に外装したことを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両のサドルバッグ取付構造。
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