JP2012195855A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
複写機能を有する画像形成装置において、記憶手段に対する画像データの入力転送速度と出力転送速度を同じにして生産性の低下を防止する。
【解決手段】
画像データを記憶手段に記憶し、前記画像データを前記記憶手段から読み出して、画像形成手段により前記画像データを記録用紙上に画像として記録する画像形成装置であって、記憶手段への画像データの入力転送速度を決定する読み取り制御部22と、記憶手段から画像形成手段への画像データの出力転送速度を決定する書き込み制御部62と、を有し、読み取り制御部22は、書き込み制御部62が決定した出力転送速度の変化に追従して、入力転送速度を出力転送速度と同じ速度に決定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置及び当該画像形成装置における画像形成方法に関し、特に、画像データを記憶手段に記憶し、当該画像データを記憶手段から読み出して、画像形成手段により記録用紙上に画像を記録する画像形成装置、及び当該画像形成装置における画像形成方法に関する。
スキャナ、プリンタ、ファクシミリ等の複数の機能を備えた多機能プリンタ(MFP:Multifunction Printer)、いわゆるデジタル複合機では、スキャナやプリンタのような複数の画像入出力装置が1台の記憶装置を共有し、各画像入出力装置が当該記憶装置に対し画像データを書き込んだり読み出したりしながら、所定の処理が行われる。
このため、複数の異なる処理を同時に実行する場合には、1の画像入出力装置が記憶装置に対し長時間にわたって連続的なアクセスを行なうと、他の画像入出力装置における処理が滞り、画像形成装置全体の生産性が低下する。例えば、複写動作においては、一般に、スキャナが記憶装置へ画像データを入力する速度は、プリンタが記憶装置から画像データを読み出す速度よりも速い。このため、プリンタに先んじてスキャナが記憶装置への画像データの転送を開始すると、プリンタは、スキャナから記憶装置へのアクセスの切れ間(瞬間的な中断)があっても、これを狙って記憶装置から画像データを読み込むことができず、プリンタにおける印刷処理が滞ることとなる。
このような、特定の画像入出力装置による記憶装置の独占状態を防止する方法として、従来、各画像入出力装置に設定可能なデータ転送速度をプログラムの中などに保持しておき、1の画像入出力装置が記憶装置にアクセスするときは、他の画像入出力装置が当該記憶装置にアクセス中か否かに基づいて、当該1の画像入出力装置の転送速度を設定する方法が知られている(特許文献1参照)。これにより、例えば、各画像入出力装置と記憶装置との間で転送される単位時間当たりのデータの総量が、当該記憶装置における入出力処理の能力を超えないように、上記1の画像入出力装置のデータ転送速度を設定することができるので、複数の画像入出力装置と記憶装置との間で同時にデータを転送することができる。
また、他の従来技術として、スキャナとプリンタとを用いて複写動作を行う画像形成装置において、スキャナが原稿画像を読み取ってから読み取り画像データを記憶装置へ入力するまでの処理速度、及び、プリンタが記憶装置から画像データを読み出して記録用紙に印刷するまでの処理速度を、予めプログラムの中などに保持しておき、複写要求を受け付けたときに、原稿サイズ等に基づいて処理すべき画像データの総量を算出すると共に、上記処理速度の情報から当該画像データの読み取り処理及び印刷処理に要する時間を算出する方法が知られている(特許文献2参照)。これにより、各画像入出力装置における処理時間を予測して、各処理のスケジューリング等を行なって生産性低下を防止することができる。
しかしながら、上記従来の方法では、特許文献1の方法にあっては、予めプログラムの中などに保持された各画像入出力装置の転送速度の情報に基づいて、記憶装置に入出力されるデータの総量が算出されるため、画像入力装置の実際の転送速度が上記情報と異なる場合には、入出力データの総量を正確に算出することができない。その結果、入出力データの総量が記憶装置の能力を下回ると当該記憶装置の入出力性能を十分発揮させることができないことになり、一方、入出力データの総量が記憶装置の能力を超えると動作異常を発生させることになる。
例えば、画像データに基づいて感光ドラム上に形成した静電潜像を記録用紙に転写する電子写真方式の印刷装置では、印刷画像の副走査方向の長さを調整する際に、記憶装置から画像出力装置への画像データの転送速度が調整される。すなわち、感光ドラム上への静電潜像は、一定速度で回転する当該感光ドラム上で、画像データに基づいて強度変調された光を主走査方向にスキャンさせることにより形成され、当該スキャンの間隔を短く又は長く調整することにより、感光ドラム上に形成される静電潜像の円周方向の長さ、すなわち印刷画像の副走査方向の長さが調整される。
このため、副走査方向サイズを短くするときは、スキャン間隔を短くするために、記憶装置から読み出される画像データの転送速度は速くなり、副走査方向サイズを長くするときは、スキャン間隔を長くするために、記憶装置から読み出される画像データの転送速度は遅くなる。
また、特許文献2の方法にあっては、例えば、上記と同様に副走査方向サイズの調整のために画像出力装置のデータ転送速度が変化すると、画像印刷のための処理時間を正確に算出できなくなることから、ジョブのスケジューリングを正確に行なうことができず、かえって生産性を低下させてしまう場合が起こり得る。
本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、画像形成装置において、記憶装置から画像出力装置への画像データの転送速度が変化する場合にも、画像入力装置から記憶装置へのデータ転送速度を記憶装置から画像出力装置への転送速度と同じにして、画像形成装置全体としての生産性を向上することを目的とする。
本発明は、画像データを記憶手段に記憶し、前記画像データを前記記憶手段から読み出して、画像形成手段により前記画像データを記録用紙上に画像として記録する画像形成装置であって、前記記憶手段への前記画像データの入力転送速度を決定する入力速度決定手段と、前記記憶手段から前記画像形成手段への前記画像データの出力転送速度を決定する出力速度決定手段と、を有し、前記入力速度決定手段は、前記出力速度決定手段が決定した前記出力転送速度の変化に追従して、前記入力転送速度を前記出力転送速度と同じ速度に決定する画像形成装置である。
また、本発明は、画像データを記憶手段に記憶し、前記画像データを前記記憶手段から読み出して、画像形成手段により前記画像データを記録用紙上に画像として記録する画像形成装置における画像形成方法であって、前記記憶手段から前記画像形成手段への前記画像データの出力転送速度を決定する出力速度決定工程と、前記記憶手段への前記画像データの入力転送速度を決定する入力速度決定工程と、を有し、前記入力速度決定工程では、前記出力速度決定工程において決定した前記出力転送速度の変化に追従して、前記入力転送速度を前記出力転送速度と同じ速度に決定する画像形成方法である。
本発明によれば、画像形成装置において、記憶装置から画像出力装置への画像データの転送速度が変化する場合にも、画像入力装置から記憶装置へのデータ転送速度を記憶装置から画像出力装置への転送速度と同じにして、画像形成装置全体としての生産性を向上することができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の操作表示部に表示される、倍率補正入力画面の一例を示す図である。 図1に示す画像形成装置のスキャナ部、画像処理部、記憶部、及びプリンタ部の内部回路の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の、メモリ制御部との画像データの転送に使用される、同期信号のタイミングチャートである。 図3に示す読み取り制御部と書き込み制御部における、ライン同期信号の生成に関する回路の構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の、動作手順を示すフロー図である。 図1に示す画像形成装置の、印刷処理の手順を示すフロー図である。 図1に示す画像形成装置の、読み取り処理の手順を示すフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図9に示す画像形成装置のスキャナ部、画像処理部、記憶部、及びプリンタ部の内部回路の概略構成を示すブロック図である。 図10に示す画像処理制御部と書き込み制御部における、ライン同期信号の生成に関する回路の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
本画像形成装置1は、原稿画像を読み取るスキャナ部2と、画像データの画像補正処理、変倍処理、マスク処理等を行なう画像処理部4と、画像データを保存する記憶部8と、記録用紙に電子写真方式で画像を形成するプリンタ部6と、外部機器から画像読み取りや印刷などの要求を受信したり自装置の構成や状態などの情報を送信する通信制御部12と、前記各部を制御するシステムコントロール部14と、システムコントロール部14がユーザに対して情報を表示する表示部であり、かつ、ユーザがシステムコントロール部14に対して指示を入力するための操作部でもある、タッチパネル等により構成される操作表示部10と、を有している。
ここで、操作表示部10は、プリンタ部6において印刷時に給紙される記録用紙の種類を入力するための画面を表示するほか、当該記録用紙上における印刷画像のタテ方向(副走査方向)及びヨコ方向(主走査方向)の補正量(例えば、標準値に対する倍率)を入力するための倍率補正入力画面を表示する。
図2は、操作表示部10に表示される倍率補正入力画面の一例を示す図である。
この倍率補正入力画面では、記録用紙として普通紙、再生紙、トレペ(トレーシングペーパ)及びフィルム(透明フィルム用紙)を用いた場合の、タテ方向(副走査方向)及びヨコ方向(主走査方向)の補正量を入力することができる。
この補正量は、各記録用紙の縦方向サイズ及び横方向サイズの標準値に対する倍率として入力され、図2においては、各用紙の名称の右側に、現在の補正量の設定値が%値で表示されている。また、この設定値は、設定値表示の左右にある「−」ボタン又は「+」ボタンを操作することにより増減させることができる。なお、記録用紙の種類ごとの上記標準値は、予め定められて、例えば、プリンタ部6の記憶装置(不図示)に記憶される。
プリンタ部6は、印刷に使用する記録用紙のサイズと、倍率補正入力画面により設定されたタテ方向補正量すなわち副走査方向の補正量に基づいて、感光ドラム(不図示)への静電潜像の書き込み速度を調整し、当該速度に応じて、記憶部8からプリンタ部6に読み出される画像データのデータ転送速度を決定する。
図3は、図1に示すスキャナ部2、画像処理部4、記憶部8、及びプリンタ部6の、内部回路の概略構成を示すブロック図である。なお、上記各部はシステムコントロール部14に接続されており(図1)、システムコントロール部14を介してデータの入出力が行なわれるが、図3ではシステムコントロール部14を省略している。
スキャナ部2は、原稿に光を照射するLED(Light Emitting Diode)光源と原稿からの反射光を電気信号に変換する光センサとを備えたCIS(Contact Image Sensor)20と、原稿サイズを検知するサイズ検知センサ(不図示)の出力信号の処理やCIS20を原稿表面に沿って移動させるモータ等(不図示)の制御を行なうと共に、CIS20の出力信号をデジタル信号に変換し、画像データとして出力する読み取り制御部22とを有している。
画像処理部4は、読み取り制御部22やメモリ制御部80から受信した画像データの、画像補正処理、変倍処理、マスク処理などの画像処理を行うと共に、画像処理後の画像データをメモリ制御部80等に送信する画像処理制御部40を有する。
記憶部8は、画像データを保存するHD(ハードディスク:Hard Disk)84と、HD84への画像データの入出力の際に画像データを一時保存する画像メモリ82と、HD84及び画像メモリ82の画像データの入出力動作を制御するメモリ制御部80とを有している。ここで、メモリ制御部80は、例えば、画像入出力DMAC(Direct Memory Access Controller)、圧縮伸張器、メモリコントローラ、HDD(Hard Disk Drive)コントローラなどで構成される。
プリンタ部6は、感光体ドラム(不図示)上に静電潜像を形成するためのLED光源を備えたLEDヘッド60と、画像処理制御部40から画像データを受信して、受信した画像データに基づきLEDヘッド60を動作させて感光ドラム上に静電潜像を書き込む書き込み制御部62を備える。
ここで、記憶部8へ入力する画像データの転送速度(入力転送速度)を決定する入力速度決定手段は、例えば読み取り制御部22で構成され、記憶部8から画像形成手段であるプリンタ部6へ画像データを転送する速度(出力転送速度)を決定する出力速度決定手段は、例えば書き込み制御部62で構成される。また、入力速度決定手段である読み取り制御部22及び出力速度決定手段である書き込み制御部62は、それぞれ、画像データの転送に用いる同期信号の周期を所定の値に決定することにより、入力転送速度及び出力転送速度を決定する。
図4は、メモリ制御部80との画像データの転送に使用される、同期信号のタイミングチャートである。
図4Bは、図4Aにおいて一点鎖線で示した時間範囲における各信号の変化状態を拡大して示した詳細図である。
この同期信号には、画像の副走査方向の始まりと終わり(画像有効範囲)を示すフレームゲート信号(FGATE)と、主走査方向の1ライン分の画像データが送信されていることを示すライン同期信号(LSYNC)と、1画素分の画像データが送信されていることを示す画素同期信号(PCLK)とが含まれ、図4には、上記3つの同期信号に加えて、画像データが示されている。
フレームゲート信号(FGATE)は、低レベルになることにより副走査方向の画像有効範囲であることを示す。このフレームゲート信号は、ライン同期信号(LSYNC)の立ち下がりエッジでアサート又はネゲートされる。
ライン同期信号(LSYNC)は、所定クロック数の期間だけ低レベルとなることにより、主走査方向の画像データの送信が開始されることを示す。このライン同期信号は、画素同期信号(PCLK)の立ち上がりエッジでアサートされる。また、このライン同期信号の立ち上がり後、所定クロック後に送られた画像データが主走査方向の画像データとして有効とされる。
画素同期信号(PCLK)は、一定周期で繰り返されるパルスで構成され、当該パルスの1周期の期間内に1画素分の画像データが送信されていることを示している。なお、1画素は、例えば、600DPI相当に分割された原稿画像の分割領域1個分の大きさとすることができる。
図5は、図3に示す読み取り制御部22と書き込み制御部62における、ライン同期信号の生成に関する回路の構成を示すブロック図である。なお、図5には、読み取り制御部22及び書き込み制御部62で生成されたライン同期信号の流れを示すために、画像処理制御部40及びメモリ制御部80も記載している。
書き込み制御部62は、メモリ制御部80に画像データの出力タイミングを指示するためのライン同期信号(出力LSYNC)を生成する出力同期信号生成部64を有している。この出力同期信号生成部64で生成された出力LSYNCは、画像処理制御部40を経由して、メモリ制御部80と、後述する読み取り制御部22の同期信号切換部26に出力される。すなわち、出力速度決定手段である書き込み制御部62は、決定した出力転送速度の速度情報として、出力LSYNCを、入力速度決定手段である読み取り制御部22の同期信号切換部26に送信する。
読み取り制御部22は、所定の周期でライン同期信号を出力する同期信号生成部24と、同期信号生成部24が生成した同期信号及び出力同期信号生成部64が生成した出力LSYNCを受信し、メモリ制御部80へ画像データを送信する際のライン同期信号(入力LSYNC)として、上記受信したいずれかの同期信号を出力する同期信号切換部26と、を有している。
読み取り制御部22の同期信号切換部26から出力される入力LSYNCは、画像処理制御部40を経由して、記憶部8のメモリ制御部80に入力される。
ここで、書き込み制御部62の出力同期信号生成部64が出力する出力LSYNCは、書き込み制御部62の内部においても、感光ドラム(不図示)上に静電潜像を形成するために使用される。
すなわち、図2に示す倍率補正入力画面により、記録用紙に形成する画像のタテ方向倍率すなわち副走査方向の倍率が設定されると、書き込み制御部62はシステムコントロール部14を介して当該倍率の情報を取得し、出力LSYNCを、当該倍率に応じた値に設定することにより、感光ドラム上に形成する静電潜像の副走査方向のサイズを調整する。
書き込み制御部62は、感光ドラム上に静電潜像を形成する際、出力LSYNCに同期して、LEDヘッド60(図3)のLEDを発光させて主走査方向をスキャンし、主走査方向に延びたライン状画像(ライン画像)を1ラインずつ形成していく。その結果、静電潜像の副走査方向のサイズは、感光ドラムの回転速度と、主走査方向のスキャン間隔すなわち出力LSYNCの周期で定まることとなる。
上記の構成を有する画像形成装置1は、ユーザにより電源が投入され、操作表示部10により原稿複写の指示が与えられると、図2に示す倍率補正入力画面を操作表示部10に表示する。この倍率補正入力画面に対し、ユーザが印刷に使用する記録用紙のタテ方向倍率、すなわち副走査方向の倍率を入力すると、システムコントロール部14は、入力されたタテ方向倍率をプリンタ部6へ通知する。
タテ方向倍率値を通知されたプリンタ部6の書き込み制御部62は、通知されたタテ方向倍率に基づいて、出力同期信号生成部64により生成する出力LSYNCの周期を変更する。また、スキャナ部2の読み取り制御部22は、同期信号切換部26に指示し、書き込み制御部62の出力同期信号生成部64から受信した出力LSYNCを、入力LSYNCとして出力する。
これにより、出力LSYNCと入力LSYNCの周期は等しくなり、読み取り制御部22からメモリ制御部80へ転送される画像データの転送速度と、メモリ制御部80から書き込み制御部62へ転送される画像データの転送速度が等しくなる。このため、読み取り制御部22又は書き込み制御部62のうちいずれか転送速度の速い一方の制御部により記憶装置へのアクセスが独占されてしまう状態を防止することができ、画像形成装置1全体としての生産性の低下を防止することができる。
次に、本画像形成装置1の動作手順について、図6に示すフロー図にしたがって説明する。
ユーザが画像形成装置1の電源を投入すると(S101)、画像形成装置1は、操作表示部10からユーザの動作指示が入力されるのを待機する(S102)。ここで、ユーザは、原稿画像を読み取って記録用紙に印刷する複写要求、印刷のみを行う印刷要求、又は原稿画像の読み取りのみを行う読み取り要求、のいずれかを、動作指示として入力することができる。また、複写要求又は印刷要求の場合には、ユーザは、操作表示部10により、印刷に使用する記録用紙の種類を入力したり、倍率補正入力画面(図2)を表示させて倍率補正値を入力することができる。
次に、システムコントロール部14は、操作表示部10によりユーザが動作指示を入力したことを確認し(S103)、当該指示が、(a)複写要求か、(b)印刷要求か、原稿画像の(c)読み取り要求、のいずれであるかを判断する(S104)。
そして、原稿画像の複写要求であるときは(S104、(a))、システムコントロール部14は、動作指示が複写要求である旨をスキャナ部2に通知すると共に、操作表示部10により入力された記録用紙の種類(紙種)と、副走査方向サイズの倍率補正値をプリンタ部6に通知する(S105)。次に、当該通知を受けたプリンタ部6の書き込み制御部62は、出力同期信号生成部64に、通知された紙種の副走査方向サイズと、副走査方向サイズの倍率補正値に応じた周期の出力LSYNCを出力させる(S106)。
続いて、スキャナ部2の読み取り制御部22は、システムコントロール部14からの、動作指示が複写要求である旨の通知(上記ステップS105)に基づき、同期信号切換部26に、書き込み制御部62の出力同期信号生成部64から受信した出力LSYNCを入力LSYNCとして出力させる(S107)。これにより、スキャナ部2から記憶部8への画像データの転送速度と、記憶部8からプリンタ部6への画像データの転送速度とが等しくなる。
次に、スキャナ部2は、操作表示部10に画像読み取り指示が入力されたことを確認し、画像読み取りを開始すると共に、入力LSYNCに同期して記憶部8へ画像データを送信する(S108)。ここで、上記画像読み取り指示は、例えば、ユーザがスキャナ部2に原稿を載置した後、操作表示部10を操作することにより与えられる。
続いて、スキャナ部2が原稿読み取り動作を開始すると、システムコントロール部14は、プリンタ部6へ印刷動作の開始指示を与え、プリンタ部6は、出力同期信号生成部64が出力する出力LSYNCに同期して、画像データを記憶部8から受信すると共に、感光ドラムへの静電潜像を形成して印刷動作を実行する(S109)。また、印刷動作の終了後は、ステップS102に戻って処理を繰り返す。
一方、ステップS104において、与えられた動作指示が(b)印刷要求、すなわち、スキャナ部2における画像読み取り動作を伴わない印刷要求(例えば保存画像を印刷する印刷要求)であるときは(S104、(b))、印刷処理を実行した後(S110)、ステップS102に戻って処理を繰り返す。また、一方、ステップS104において、与えられた動作指示が(c)読み取り要求、すなわち、プリンタ部6における印刷動作を伴わず原稿画像の読み取りのみを行う動作指示であったときは(S104、(c))、読み取り処理を行った後(S111)、ステップS102に戻って処理を繰り返す。なお、印刷処理及び読み取り処理については後述する。
なお、図6に示すフロー図では、複写要求の場合には必ず出力LSYNCを入力LSYNCとして同期信号切換部26から出力するものとしたが、これに限らず、同期信号生成部24が出力する同期信号の周期と出力同期信号生成部64が出力する出力LSYNCの周期との差が、所定値より大きいときにのみ、出力LSYNCを入力LSYNCとして同期信号切換部26から出力するものとしてもよい。
次に、本画像形成装置1における印刷処理(図6のステップS110)の手順について、図7に示すフロー図にしたがって説明する。
処理を開始すると、まず、システムコントロール部14は、印刷動作に使用する記録用紙の種類(紙種)と倍率補正値を、プリンタ部6に通知する(S201)。
次に、当該通知を受けたプリンタ部6の書き込み制御部62は、出力同期信号生成部64に、通知された紙種の副走査方向サイズと、副走査方向サイズの倍率補正値に応じた周期の出力LSYNCを出力させる(S202)。
続いて、プリンタ部6は、システムコントロール部14から送信される印刷開始要求の受信を確認し(S203)、出力LSYNCに同期して画像データを記憶部8から受信し、印刷動作を実行して(S204)、処理を終了する。ここで、上記印刷開始要求は、例えば、印刷要求が入力された後、プリンタ部6における各種設定に要する所定の時間が経過した後に、システムコントロール部14がプリンタ部6に送信するものとすることができる。
次に、画像形成装置1の読み取り処理(図6のステップS112)の手順について、図8に示すフロー図にしたがって説明する。
処理を開始すると、まず、システムコントロール部14は、スキャナ部2に、操作表示部10から読み取り要求(画像読み取りのみの単独動作)の動作指示があったことを通知する(S301)。
次に、当該通知を受けたスキャナ部2の読み取り制御部22は、同期信号生成部24に、予め定められた所定の周期の同期信号を出力させると共に(S302)、同期信号切換部26に指示し、同期信号生成部24が出力する同期信号を入力LSYNCとして出力させる(S303)。ここで、上記所定の周期は、例えば、スキャナ部2における画像読み取り動作の動作速度に応じて、読み取った画像データを記憶部8へ送信することのできる最大の速度とすることができる。これにより、スキャナ部2は、出力LSYNCの制約を受けることなく、読み取り動作を高速で実行することができる。
続いて、スキャナ部2は、操作表示部10に画像読み取り指示が入力されたことを確認し、画像読み取りを開始すると共に、入力LSYNCに同期して画像データを記憶部8へ送信し(S304)、処理を終了する。ここで、上記画像読み取り指示は、例えば、ユーザがスキャナ部2に原稿を載置した後、操作表示部10を操作することにより与えられる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置について説明する。
本画像形成装置では、第1の実施形態に係る画像形成装置1の、スキャナ部2の読み取り制御部22が備える同期信号生成部24及び同期信号切換部26が、画像処理制御部40に設けられている。
図9は、本実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
本画像形成装置1’は、第1の実施形態に係る画像形成装置1(図1)と同様の構成を有するが、スキャナ部2及び画像処理部4に代わって、これらと内部の構成を異にするスキャナ部2’及び画像処理部4’を有している。
図10は、図9に示すスキャナ部2’、画像処理部4’、記憶部8、及びプリンタ部6の、内部回路の概略構成を示すブロック図である。
これらは、図3に示すブロック図と同様の構成を有しているが、スキャナ部2’及び画像処理部4’は、それぞれ、第1の実施形態に係る画像形成装置1の読み取り制御部22及び画像処理制御部40に代わって、後述する読み取り制御部22’及び画像処理制御部40’を有している。
図11は、画像処理制御部40’と書き込み制御部62におけるライン同期信号の生成に関する回路の構成を示すブロック図である。
本実施形態においては、第1の実施形態に係る画像形成装置1の、スキャナ部2の読み取り制御部22が有していた同期信号生成部24及び同期信号切換部26は、画像処理制御部40’に設けられている。
上記の構成を備える画像形成装置1’は、複写要求が入力されると、画像処理制御部40’が、同期信号切換部26に指示して、書き込み制御部62の出力同期信号生成部64から出力された出力LSYNCを読み取り制御部22’に出力する。
読み取り制御部22’は、原稿画像を読み取って当該画像の画像データをメモリ制御部80へ送信する際に、同期信号切換部26から入力された出力LSYNCと同じ周期の入力LSYNCを生成し、画像データと共にメモリ制御部80へ出力する。これにより、メモリ制御部80から書き込み制御部62へ画像データを出力する際に使用される同期信号(出力LSYNC)と同じ周期の同期信号(入力LSYNC)により、読み取り制御部22’からメモリ制御部80への画像データ入力が行われることとなり、記憶部8からプリンタ部6へ出力される画像データの転送速度と、スキャナ部2’から記憶部8へ入力される画像データの転送速度とが等しくなる。
一方、画像形成装置1’に読み取り要求の動作指示が入力されたときは、画像処理制御部40’は、同期信号生成部24に所定周期の同期信号を出力させると共に、同期信号切換部26に指示して、同期信号生成部24が出力した同期信号を、読み取り制御部22’へ出力する。この所定周期は、スキャナ部2’の画像読み取り速度の範囲内で自由に設定でき、スキャナ部2’は出力LSYNCの制約を受けることなく、読み取り動作を高速で実行することができる。
なお、印刷要求の動作指示が入力されたときの画像形成装置1’の動作は、上述した第1の実施形態に係る画像形成装置1と同様である。
以上説明したように、第1又は第2の実施形態では、プリンタ部6が記憶部8から画像データを読み出す際に用いるライン同期信号(出力LSYNC)に基づいて、スキャナ部2又は2’から記憶部8へ画像データを入力するためのライン同期信号(入力LSYNC)が生成される。このため、スキャナ部2又は2’から記憶部8への画像データの転送速度と、記憶部8からプリンタ部6への画像データの転送速度を等しくすることができるので、スキャナ部2又は2’かプリンタ部6の一方が記憶部8を独占して他方の処理が滞る事態を防止することができる。その結果、画像形成装置全体の生産性の低下が防止される。
1、1’・・・画像形成装置、2、2’・・・スキャナ部、4、4’・・・画像処理部、6・・・プリンタ部、8・・・記憶部、10・・・操作表示部、12・・・通信制御部、14・・・システムコントロール部、20・・・CIS、22、22’・・・読み取り制御部、24・・・同期信号生成部、26・・・同期信号切換部、40、40’・・・画像処理制御部、60・・・LEDヘッド、62・・・書き込み制御部、64・・・出力同期信号生成部、80・・・メモリ制御部、82・・・画像メモリ、84・・・HD。
特許第4311551号公報 特開2004−40585号公報

Claims (7)

  1. 画像データを記憶手段に記憶し、前記画像データを前記記憶手段から読み出して、画像形成手段により前記画像データを記録用紙上に画像として記録する画像形成装置であって、
    前記記憶手段への前記画像データの入力転送速度を決定する入力速度決定手段と、
    前記記憶手段から前記画像形成手段への前記画像データの出力転送速度を決定する出力速度決定手段と、
    を有し、
    前記入力速度決定手段は、前記出力速度決定手段が決定した前記出力転送速度の変化に追従して、前記入力転送速度を前記出力転送速度と同じ速度に決定する画像形成装置。
  2. 請求項1に記載された画像形成装置において、
    前記出力速度決定手段は、決定した前記出力転送速度の速度情報を前記入力速度決定手段に送信し、
    前記入力速度決定手段は、前記出力速度決定手段から受信した前記速度情報に基づき、前記入力転送速度を、前記出力転送速度の変化に追従して前記出力転送速度と同じ速度に決定する画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載された画像形成装置において、
    前記出力速度決定手段は、前記画像形成手段への前記画像データの転送に用いる出力同期信号を出力して前記出力転送速度を決定し、
    前記入力速度決定手段は、前記記憶手段への前記画像データの転送に用いる入力同期信号を出力して前記入力転送速度を決定する画像形成装置。
  4. 請求項3に記載された画像形成装置において、
    前記入力速度決定手段は、
    所定周期の同期信号を出力する同期信号生成手段と、
    前記所定周期の同期信号及び前記出力同期信号を受信して、前記受信したいずれかの同期信号を入力同期信号として出力する同期信号切換手段と、
    を有し、
    前記所定周期の同期信号の周期と前記出力同期信号の周期との差が所定値より大きいか否かを判断し、所定値より大きいときに、前記同期信号切換手段に、前記出力同期信号を前記入力同期信号として出力させる画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載された画像形成装置において、
    前記出力速度決定手段は、前記記憶手段から読み出した画像データに基づき前記画像形成手段が画像を形成する際の記録用紙のサイズ、及び、当該記録用紙上における前記画像の副走査方向サイズの補正量に応じて、前記出力転送速度を決定する画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載された画像形成装置において、
    原稿画像を読み取って前記記憶手段に画像データを出力する画像読み取り手段を有し、
    前記入力速度決定手段は、前記入力転送速度として、前記画像読み取り手段から前記記憶手段に画像データを転送する際の転送速度を決定する画像形成装置。
  7. 画像データを記憶手段に記憶し、前記画像データを前記記憶手段から読み出して、画像形成手段により前記画像データを記録用紙上に画像として記録する画像形成装置における画像形成方法であって、
    前記記憶手段から前記画像形成手段への前記画像データの出力転送速度を決定する出力速度決定工程と、
    前記記憶手段への前記画像データの入力転送速度を決定する入力速度決定工程と、
    を有し、
    前記入力速度決定工程では、前記出力速度決定工程において決定した前記出力転送速度の変化に追従して、前記入力転送速度を前記出力転送速度と同じ速度に決定する画像形成方法。
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