JP2012194376A - 搬送装置、画像形成装置および搬送方法 - Google Patents

搬送装置、画像形成装置および搬送方法 Download PDF

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真吾 林
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美代 谷口
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Abstract

【課題】装置本体の内部で搬送が停止された媒体を簡単に装置本体の外部に除去できるようにする。
【解決手段】本発明の搬送装置は、媒体Pを搬送する搬送手段と、その搬送手段により搬送される媒体Pの搬送を停止させる所定条件が成立した場合に、その搬送手段により搬送される媒体Pを、搬送中の媒体Pの形状と異なる形状に変形させた状態で停止させる搬送停止制御部100と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、搬送装置、画像形成装置および搬送方法に関する。
従来、画像形成の処理中、即ち、転写用紙などの媒体の搬送中に、ジャムなどの障害が発生した場合、媒体を取り出し易くなる所定位置まで退避させる機能を有する画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1を含む従来の画像形成装置にあっては、媒体を搬送し続けてはならない状況(例えば、ドアやカバーなどの開閉部のオープンや、反転ユニットの故障など)が発生した場合には、媒体を前記したような所定位置まで退避させることなく、搬送中の媒体をその場で直ちに緊急停止させるようになっているため、以下のような課題がある。
即ち、従来の画像形成装置では、カバーやドアなどを開けて装置本体の内部で緊急停止された媒体を装置本体の外部に取り出す場合に、緊急停止された媒体の停止位置やサイズによっては、媒体を掴むのが困難で、その結果、媒体を装置本体の外部に除去するのが困難であるなどの課題があるとともに、両面ユニットなどの開閉部を開けるのが困難であるなどの課題があった。
そこで、本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、装置本体の内部で搬送が停止された媒体を簡単に装置本体の外部に除去できるようにするとともに、装置本体の内部で搬送が停止された媒体が開閉部の開動作の妨げになるのを防ぐことができるようにした搬送装置、画像形成装置および搬送方法を提供することを目的とする。
前記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の搬送装置は、媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される媒体の搬送を停止させる所定条件が成立した場合に、前記搬送手段により搬送される媒体を、搬送中の媒体の形状と異なる形状に変形させた状態で停止させる停止制御手段と、を有する。
本発明によれば、装置本体の内部で搬送が停止された媒体を簡単に装置本体の外部に除去できる。また、本発明によれば、装置本体の内部で搬送が停止された媒体が開閉部の開動作の妨げになるのを防ぐことができる。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略的なメカ構成を示す正面図である。 図2は、画像形成装置の制御系のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 図4は、モータ停止判断表の一構成例を示す模式図である。 図5は、画像形成装置における処理手順を示すフローチャートである。 図6は、図5のステップの詳細を示すフローチャートである。 図7は、本実施形態の画像形成装置における媒体の停止状態を示す図である。 図8は、本実施形態の画像形成装置における媒体の停止状態を示す図である。 図9は、図8の状態から両面ユニットをオープンさせた場合を示す図である。 図10は、紙厚と遅延量との関係を示す対応表の一構成例を示す模式図である。 図11は、オープンされた開閉部の種類と遅延量との関係を示す対応表の一構成例を示す模式図である。 図12は、モータ停止判断表の他の一構成例を示す模式図である。 図13は、本実施形態の画像形成装置における媒体の停止状態を示す図である。 図14は、図6の処理手順の変形例を示すフローチャートである。 図15は、従来の画像形成装置における媒体の停止状態を示す図である。 図16は、従来の画像形成装置における媒体の停止状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお、本発明の搬送装置、画像形成装置および搬送方法は、媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送される媒体の搬送を制御する制御手段とを備えた装置に適用可能であるが、以下の説明では、複写機に適用した場合について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の概略的なメカ構成を示す正面図である。
図1に示すように、この画像形成装置1は、一般的に良く知られている複写機と略同様のメカ構成を有しており、大別すると、自動原稿給送ユニット2と、画像読取ユニット3と、画像形成ユニット4と、給紙ユニット5と、両面ユニット6と、後処理ユニット7と、操作ユニット8とを主体に構成されている。
なお、図1の例では、画像形成ユニット4、給紙ユニット5、両面ユニット6および後処理ユニット7の正面側の壁が省略され、装置本体の内部が見えるようになっている。
自動原稿給送ユニット2は、原稿給紙部21および原稿排紙部22を有し、原稿給紙部21にセットされた1または複数の原稿Dを1枚ずつユニット内部に送り、画像読取ユニット3の読取部(スキャナ部)(不図示)で画像が読み取られた原稿Dを原稿排紙部22からユニット外部に排出するためのユニットである。
画像読取ユニット3は、画像を読み取る読取部(スキャナ部)(不図示)を有し、原稿D(自動原稿給送ユニット2で送られてきた原稿Dや不図示の原稿ガラス台にセットされた原稿Dなど)の画像を読み取るためのユニットである。
画像形成ユニット4は、画像形成部41、レジスト部42、中間転写部43、定着部44などを有し、画像読取ユニット3で読取られた画像を記録紙などの媒体Pに形成するためのユニットである。
ここで、画像形成部41は、例えば、4つの感光体と露光装置(LD)などを有し、各感光体上に形成された各画像(トナー画像)を、中間転写部43の中間転写ベルト43a上に直接重ね合わせて順次転写するものである。また、レジスト部42は、後述の給紙部53から供給される媒体Pにたわみを作成することにより、媒体Pのスキュー補正を行うものである。また、中間転写部43は、中間転写ベルト43a上に転写された画像を媒体P上に転写させるものである。また、定着部44は、画像が転写された媒体Pを加熱および加圧することにより、画像を転写紙に定着させるものである。
給紙ユニット5は、給紙カセット51、ピックアップローラ52、給紙部53を有し、給紙カセット51にセットされた媒体Pをピックアップローラ52によりピックアップして、搬送部53により搬送路Cに送り出すためのユニットである。
両面ユニット6は、反転部61を有し、反転部61で媒体Pの表裏を反転させて媒体Pの両面に画像を形成させるためのユニットである。なお、反転部61には、媒体Pを搬送するための複数の搬送部61a〜61dが設けられている。また、この両面ユニット6には、反転部61にある媒体Pを外部に取り除くための両面背部ドア62と、反転させた媒体Pを排出する右排紙トレイ63が設けられている。
後処理ユニット7は、後処理部(不図示)と、排紙トレー71と、搬送部72とを有し、前記後処理部でステープルやパンチなどの後処理を行った媒体Pを搬送部72で搬送して排紙トレー71から排出するためのユニットである。
操作ユニット8は、タッチパネル式の表示部や押ボタン式の機能キーなどを備えた操作パネル(不図示)を有し、その操作パネルを介して各種機能を指示するユーザ操作を入力するためのユニットである。
なお、本実施形態では、レジスト部42、中間転写部43、定着部44、給紙部53、両面ユニット6の複数の搬送部61a〜61dおよび後処理ユニット7の搬送部72は、それぞれ駆動手段である後述のモータ98(図2参照)により回転駆動される駆動ローラ(接触手段)と、その駆動ローラの回転に伴って回転駆動される従動ローラ(接触手段)との一対の搬送ローラ(搬送手段)で構成されている。
また、一対の搬送ローラは、駆動ローラおよび従動ローラのいずれか一方が、搬送路Cの搬送面に形成されたローラ挿通孔から一部が突出して対となるローラと対向配置され、駆動ローラと従動ローラとの間に媒体Pを挟んで媒体Pを搬送方向に搬送する搬送手段を構成している。
図2は、画像形成装置1の制御系のハードウェア構成を示すブロック図であり、特に、画像形成に係る媒体Pの搬送を制御するためのハードウェア構成を示している。
図2に示すように、画像形成装置1は、この画像形成装置1全体を制御するコントローラ90と、このコントローラ90とバスラインBを介して接続されるCPU(Central Processing Unit)91、RAM(Random Access Memory)92、ROM(Read Only Memory)93、I/O制御部94およびNVRAM95とを有している。
ここで、CPU91は、コントローラ90から入力される画像データの受信および制御コマンドの送受信の制御をはじめ、画像形成処理(即ち、媒体Pの搬送)に係る制御を行うものである。
RAM92は、ROM93に記憶されている各種の制御プログラムを実行する際のワークエリアとして使用されるものである。また、ROM93は、CPU91が実行する各種の制御プログラムを格納するものである。また、NVRAM95は、電源が遮断された場合でも必要なデータを保持しておくための不揮発性メモリである。
また、I/O制御部94は、バスラインBを介して、CPU91と、停止条件検知センサ96、媒体位置検知センサ97および各種モータ98との間で各種データの送受信を制御する。
ここで、停止条件検知センサ96とは、画像形成処理中、即ち、媒体Pの搬送中に、媒体Pの搬送をし続けてはならない停止条件(以下、単に「所定条件」という。)を検知するためのセンサである。
なお、ここでいう「所定条件」とは、媒体Pのジャムや、両面ユニット6やカバーなどの開閉部のオープンや、画像形成装置(例えば、反転ユニットなど)の故障や、搬送先のユニットが受入可能な用紙サイズを超過している(例えば、長尺紙が反転ユニットに侵入したなど)などの各種の障害のことであり、前記停止条件検知センサ96は、前記した複数の障害のうち少なくとも一つを検知することが可能なセンサである。
媒体位置検知センサ97は、画像形成処理中で、搬送中の媒体Pの位置、即ち、搬送中の媒体Pの先端位置(搬送方向の下流側に配置される搬送中の媒体Pの端部位置)と、後端位置(搬送方向の上流側に配置される搬送中の媒体Pの端部位置)とを検知するためのセンサである。なお、この媒体位置検知センサ97は、例えば、透過型センサなどにより構成され、搬送路Cの搬送方向に沿って複数設置された複数のセンサにより構成することができる。
また、モータ98には、レジスト部42、中間転写部43、定着部44、給紙部53、複数の搬送部61a〜61dおよび搬送部72のそれぞれの駆動ローラを回転駆動するためのレジスト部モータM1、中間転写部モータM2、定着部モータM3、給紙部モータM4、反転部モータM5、後処理部モータM6が含まれている。なお、反転部モータM5には、各搬送部61a〜61dのそれぞれの駆動ローラを回転駆動するためのモータ(不図示)が含まれている。
図3は、CPU91がROM93に記憶されている制御プログラムを、RAM92上に展開して実行することにより実現される画像形成装置1の機能的構成(ソフトウェア構成)を示すブロック図であり、特に、画像形成処理中、即ち、搬送中の媒体Pを停止させる場合の処理を制御するための機能的構成(ソフトウェア構成)を示すブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置1のCPU91は、ROM93に格納される所定の制御プログラムをRAM92に展開して実行することにより、後述の図5および図6に示す処理手順を実行する、搬送停止制御部100と、して機能する。そして、搬送停止制御部100は、停止条件検知部110と、用紙位置検知部120と、停止遅延モータ判定部130と、モータ停止部140と、して機能する。
ここで、停止条件検知部110は、停止条件検知センサ96からの検知信号に基づいて、画像形成処理中、即ち、媒体Pの搬送中に、媒体Pの搬送をし続けてはならない停止状況(前記「所定条件」)の成立を検知する。
用紙位置検知部120は、媒体位置検知センサ97からの検知信号に基づいて、前記所定条件が成立した場合に、装置本体内で搬送されている搬送中の媒体Pの位置、特に、搬送中の媒体Pの先端位置と、後端位置とを検知するものである。
停止遅延モータ判定部130は、用紙位置検知部120で検知される搬送中の媒体Pの位置(先端位置および後端位置)に応じて、即停止させるモータ(以下、「即停止モータ」という場合がある。)と、その即停止モータに比べて停止を所定の遅延量だけ遅延させるモータ(以下、「停止遅延モータ」という場合がある。)とを判定する。
より具体的には、この停止遅延モータ判定部130は、搬送中の媒体Pの位置(先端位置および後端位置)と、図4に示すモータ停止判断表Tとに基づいて、即停止モータと、停止遅延モータとを判定する。
図4は、モータ停止判断表Tの一構成例を示す模式図である。
図4に示すように、このモータ停止判断表Tは、用紙位置検知部120で検知される搬送中の媒体Pの位置(即ち、先端位置および後端位置)に応じて、即停止させる即停止モータと、その即停止モータに比べて所定の遅延量だけ遅延させてから停止させる停止遅延モータとを決定するための情報が登録されている。
図3に戻って、モータ停止部140は、各モータの停止をそれぞれ制御するものであり、停止遅延モータ判定部130の判定結果に基づいて、即停止すると判定された即停止モータを即停止させるとともに、停止遅延させると判定された停止遅延モータを所定の遅延量だけ遅延させてから停止させるモータ停止処理を実行する。
次に、前記説明した構成の画像形成装置1における処理動作について図5および図6を用いて説明する。
図5は、画像形成処理中、即ち、媒体Pの搬送中に媒体Pの搬送をし続けてはならない状況(所定条件の成立)が発生した場合の画像形成装置1における媒体Pの搬送停止処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、画像形成装置1では、停止条件検知部110が、画像形成処理中、即ち、媒体Pの搬送中に、媒体Pの搬送をし続けてはならない状況(所定条件)が成立するか否かを監視しており、所定条件の成立があると(ステップS1)、続いて、用紙位置検知部120が、搬送中の媒体Pの位置(即ち、先端位置および後端位置)を検知する(ステップS2)。
その後、停止遅延モータ判定部130が、ステップS2で検知された媒体Pの位置(先端位置および後端位置)と、図4に示すモータ停止判断表Tとに基づいて、即停止させる即停止モータと、停止遅延させる停止遅延モータとを判定する(ステップS3)。
その後、モータ停止部140が、ステップS3の判定の結果、即停止モータと判定されたモータを即停止させる処理を行うとともに、停止遅延モータと判定されたモータを所定の遅延量だけ遅延させてから停止させる処理を実行する(ステップS4)。
図6は、図5に示すステップS4における各モータの停止処理の詳細な処理手順の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、まず、モータ毎に、停止遅延モータであるか否かが判定される(ステップS41)。
この判定の結果、停止遅延モータであると判定されると(ステップS41:Yes)、該当モータの停止を所定の遅延量(例えば、100msec)だけ遅延させるべく、所定の遅延時間(例えば、100msec)だけモータの停止を待機する(ステップS42)。
ステップS42の待機が終了した後、該当するモータを停止させる(ステップS43)。
一方、ステップS41の判定の結果、停止遅延モータでないと判定されると(ステップS41:No)、前記したステップS42の処理を行うことなく、前記したステップS43の処理に移行して、該当するモータを直ちに停止させる。
なお、ここで、前記した図5および図6の具体的な処理の一例について説明する。
例えば、図5のステップS1において、停止条件検知部110により所定条件の成立が検知された場合に、ステップS2において、用紙位置検知部120により、搬送中の媒体Pの位置、即ち、搬送中の媒体Pの先端位置が、「定着部と後処理ユニットとの間」にあり、他方、搬送中の媒体Pの後端位置が、「レジスト部以前(即ち、給紙部の近辺)にあったことが検知された場合、ステップS3において、停止遅延モータ判定部130が、図4に示すモータ停止判断表Tを参照して、レジスト部モータM1、中間転写部モータM2および給紙部モータM4を停止遅延モータと判定し、それ以外のモータ(定着部モータM3、反転部モータM5および後処理部モータM6)を即停止モータと判定する。
そして、ステップS4において、前記ステップS3において即停止モータと判定されたモータ(定着部モータM3、反転部モータM5および後処理部モータM6)は、図6のステップS41の判定でNoと判定されることにより、ステップS43の処理により、直ちにモータの回転駆動が停止される。
一方、ステップS4において、前記ステップS3において停止遅延モータと判定されたモータ(レジスト部モータM1、中間転写部モータM2および給紙部モータM4)は、図6のステップS41の判定でYesと判定されることにより、ステップS42の処理において、所定の遅延時間(例えば、100msec)だけモータの停止を待機し、前記所定の遅延時間(例えば、100msec)が経過した後、ステップS43の処理により、モータの回転駆動が停止される。
以上説明した具体的な処理により、図7に示すように、搬送が停止された媒体P1に弛みをつくることができる。なお、ここでいう「弛み」とは、しわや、たわみ、折り目なども含むものであり、搬送中の媒体Pの形状(張り詰めた状態)と異なる形状(少なくとも一部の張り詰め状態が解除された状態)に変形させた状態のことを指すものである。
即ち、図15に示すように、従来の画像形成装置1Aでは、弛みが無い状態で搬送が停止された媒体P5が装置本体内に滞留されるのに対し、本実施形態によれば、図7に示すように、弛みが有る状態で搬送が停止された媒体P1が装置本体内で滞留されるため、ユーザは、媒体P1の弛み部分を掴んで媒体P1を装置本体の外部に容易に除去することが可能である。
また、その他の具体例について説明する。
例えば、図5のステップS1において、停止条件検知部110により所定条件の成立が検知された場合に、ステップS2において、用紙位置検知部120により、搬送中の媒体Pの位置、即ち、搬送中の媒体Pの先端位置が、「両面ユニットの入り口に位置する搬送部(即ち、駆動ローラ)より奥」にあり、他方、搬送中の媒体Pの後端位置が、「レジスト部から定着部との間」にあったことが検知された場合、ステップS3において、停止遅延モータ判定部130が、図4に示すモータ停止判断表Tを参照して、レジスト部モータM1、中間転写部モータM2および定着部モータM3を停止遅延モータと判定し、それ以外のモータ(給紙部モータM4、反転部モータM5および後処理部モータM6)を即停止モータと判定する。
そして、ステップS4において、前記ステップS3において即停止モータと判定されたモータ(給紙部モータM4、反転部モータM5および後処理部モータM6)は、図6のステップS41の判定でNoと判定されることにより、ステップS43の処理により、直ちにモータの回転駆動が停止される。
一方、ステップS4において、前記ステップS3において停止遅延モータと判定されたモータ(レジスト部モータM1、中間転写部モータM2および定着部モータM3)は、図6のステップS41の判定でYesと判定されることにより、ステップS42の処理において、所定の遅延時間(例えば、100msec)だけモータの停止を待機し、前記所定の遅延時間(例えば、100msec)が経過した後、ステップS43の処理により、モータの回転駆動が停止される。
以上説明した具体的な処理により、図8に示すように、搬送が停止された媒体P2に弛みをつくることができる。
即ち、図16に示すように、従来の画像形成装置1Aでは、画像形成ユニット4と両面ユニット6との間に弛みが無い状態で搬送が停止された媒体P6が滞留されると、両面ユニット6を開けるのが困難であったのに対し、本実施形態によれば、図8に示すように、弛みが有る状態で搬送が停止された媒体P2が、画像形成ユニット4と両面ユニット6との間に滞留されるため、ユーザは、図9に示すように、両面ユニット6をオープンすることが可能である。また、その結果、ユーザは、画像形成ユニット4と扇状に開いた両面ユニット6との間で空中で張られた状態の媒体P2を掴んで引っ張ることにより、媒体P2を装置本体の外部に容易に除去することが可能である。
(変形例)
以下、前記した実施形態の変形例について説明する。
前記した実施形態では、停止を遅延させる停止遅延モータの所定の遅延量が固定である場合について説明したが、これに限定されず、所定の条件に応じて遅延量を可変にすることも可能である。
例えば、図2に示すハードウェア構成に、点線で示す紙種検知センサ99を設けるとともに、図10に示す対応表T1を設ける。そして、紙種検知センサ99で検知された搬送中の媒体Pの種類を示す情報と、対応表T1に登録されている情報とを照らし合わせることにより、搬送中の媒体Pの種類に応じて前記した遅延量を変更する。
なお、紙種検知センサ99としては、例えば、LEDなどの発光部と、その発光部で発光したLEDの反射光を受光する受光部とを備え、受光部で受光した反射光の強度によって紙厚を測定することが可能なセンサなどを利用することができる。
例えば、紙種検知センサ99で検知された搬送中の媒体Pの紙厚(種類)が「〜50」であった場合には、図6に示すステップS42の待機時間(遅延量)が「80msec」に設定され、他方、紙種検知センサ99で検知された搬送中の媒体Pの紙厚(種類)が「50〜100」であった場合には、図6に示すステップS42の待機時間が「200msec」に設定される。
なお、前記した実施形態では、搬送中の媒体Pの種類として、「紙厚」を検知する場合について説明したが、これに限定されず、媒体Pの種類を特定する特徴点として「紙厚」以外のもの(例えば、紙質)を検知して媒体Pの種類を検知する形態とすることも可能である。
また、前記した変形例では、紙種検知センサ99を設け、自動的に搬送中の媒体Pの種類を検知するような形態について説明したが、これに限定されず、ユーザによる手動操作に応じて搬送中の媒体Pの種類を設定できるような形態とすることも可能である。
例えば、操作ユニット8の操作パネル(不図示)におけるユーザ操作に応じて媒体Pの種類(例えば、紙厚)を設定する設定手段を設け、その設定手段で設定された媒体Pの種類を示す情報と、図10に示す対応表T1に登録されている情報とを照らし合わせることにより、搬送中の媒体Pの種類に応じて前記した遅延量を変更する。
即ち、前記した実施形態によれば、搬送中の媒体Pの種類に応じて、待機時間(遅延量)を変更することにより、搬送を停止した際に媒体Pにできる弛みを、媒体Pの種類に応じてユーザが掴み易い弛みに調節することが可能となる。
また、前記した搬送中の媒体Pの種類の他に、オープンされた開閉部の種類(場所)に応じて遅延量を変更することも可能である。
具体的には、この場合には、停止条件検知センサ96が、開閉部のオープンを検知した場合に、そのオープンされた開閉部の種類を認識し、該認識した開閉部の種類を示す情報と、図11に示す対応表T2に登録されている情報とを照らし合わせることにより、搬送中の媒体Pの種類に応じて前記した遅延量を変更する。
例えば、停止条件検知センサ96で検知された、オープンされた開閉部の種類が「両面ユニット」であった場合には、図6に示すステップS42の待機時間が「50msec」に設定され、他方、停止条件検知センサ96で検知されたオープンされた開閉部の種類が「本体前ドア」であった場合には、図6に示すステップS42の待機時間が「200msec」に設定される。
即ち、前記した実施形態によれば、オープンされた開閉部の種類に応じて、待機時間を変更することにより、搬送を停止した際に媒体Pにできる弛みを、オープンされた開閉部の種類に応じてユーザが掴み易い弛みに調節することが可能となる。
また、前記した以外にも、搬送中の媒体Pの位置に応じて遅延量を変更することも可能である。
なお、この場合には、例えば、図4に示したモータ停止判断表Tとは異なる図12に示すモータ停止判断表T3を設けることで対応することができる。
即ち、図12に示すモータ停止判断表T3は、搬送中の媒体Pの先端位置が「両面入り口ローラより奥(反転部の奥)」であり、後端位置が「レジスト部と、定着部との間」の場合に、停止遅延させるモータ(レジスト部モータM1、中間転写部モータM2および定着部モータM3)の遅延量が「200msec」になっている点が図4と相違している。
このような構成は、両面ユニット6における搬送路が、媒体Pに弛みを作る余裕が大きい(図8参照)のに対して、後処理ユニット7の搬送路が、媒体Pに弛みを作る余裕が小さい(図13参照)場合に有効な方法である。
また、前記した図5の処理手順では、ステップS4の処理を行っている最中に、他の所定条件の成立が発生したとしても停止遅延処理を継続する場合について説明したが、これとは異なり、ステップS4の処理中に、他の所定条件の成立が発生した場合には、ステップS4の停止遅延処理を継続せずに、直ちに、停止遅延モータの駆動を停止させることも可能である。
図14は、その場合の処理手順を示すフローチャートである。
図14に示すように、画像形成装置1では、図5に示したステップS4の処理により、いずれかのモータの停止遅延処理を実行中であるか否かを監視しており、この監視の結果、いずれかのモータの停止遅延処理を実行中に(ステップS101:Yes)、図5のステップS1の処理と同様に、停止条件検知部110が、所定条件の成立を検知すると(ステップS102)、停止遅延のため停止を待機している停止遅延モータの停止を直ちに停止させる(ステップS103)。
このような構成によれば、モータの停止遅延処理による誤動作または故障などの不具合が発生するのを未然に防止することが可能である。
以上、例示的な実施形態に基づいて説明したが、本実施形態は、前記した実施形態により限定されるものではない。
例えば、前記した実施形態では、媒体に弛みを作成する停止制御方法として、媒体に接触している搬送ローラのうち、搬送方向の上流側で接触する搬送ローラの停止を、搬送方向の下流側で接触する搬送ローラの停止より所定量遅延させる停止制御方法を示したが、これに限定されず、障害などが発生して所定条件が成立した場合に、直ちに全ての搬送ローラを停止させた後、媒体に接触している搬送ローラのうち搬送方向の上流側で接触する搬送ローラを、媒体を搬送方向に搬送させるための回転方向とは逆方向に所定量だけ回転させて停止させるようにしても良い。このような構成によっても、搬送を停止させた媒体Pに弛みを作成することが可能である。
また、前記した実施形態では、媒体を搬送する搬送手段として、モータなどの駆動手段により回転駆動される搬送ローラの場合について説明したが、これに限定されず、他の搬送手段であっても良く、例えば、搬送ベルトなどであっても良いものとする。
また、前記した実施形態では、所定条件が成立した場合に、搬送中の媒体を停止制御する場合について説明したが、これ以外にも、例えば、搬送路で一時停止していた媒体に接触している搬送ローラを回転駆動させ、その後、直ちに、下流側で接触する搬送ローラの回転駆動を停止させ、次いで、上流側で接触する搬送ローラの回転駆動を所定の遅延量だけ遅延させてから停止させるように構成しても良い。
また、前記した実施形態の画像形成装置としては、複写機に適用した場合について説明したが、これに限定されず、例えば、プリンタや、複合機(MFP(Multi Function Peripherals))などのその他の搬送装置に適用することも可能である。
また、前記した実施形態の画像形成装置で実行される各種のプログラムは、画像形成装置に予めインストールされる以外にも、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶して提供しても良いし、インターネットなどのネットワーク経由で提供または配布するようにしても良い。
その他、前記した実施形態の画像形成装置の外観構成、ハードウェア構成、ソフトウェア構成および処理手順などは、単なる例として記載したものであり、本実施形態は、それらにより限定されない。
1 画像形成装置
41 画像形成部(画像形成手段)
42 レジスト部(搬送手段)
43 中間転写部(搬送手段)
44 定着部(搬送手段)
53 給紙部(搬送手段)
61a〜61d 搬送部(搬送手段)
72 搬送部(搬送手段)
96 停止条件検知センサ
97 媒体位置検知センサ(検出手段)
98 モータ(駆動手段)
99 紙種検知センサ(検知手段)
100 搬送停止制御部(停止制御手段)
110 停止条件検知部
120 用紙位置検知部(検出手段)
130 停止遅延モータ判定部
140 モータ停止部
特開2008−254868号公報

Claims (13)

  1. 媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される媒体の搬送を停止させる所定条件が成立した場合に、前記搬送手段により搬送される媒体を、搬送中の媒体の形状と異なる形状に変形させた状態で停止させる停止制御手段と、
    を有する搬送装置。
  2. 前記搬送手段は、媒体を搬送する搬送路に沿って媒体を張り詰めた状態で搬送する手段であり、
    前記停止制御手段は、前記所定条件が成立した場合に、前記搬送手段により張り詰めた状態で搬送される媒体を、少なくとも一部の張り詰め状態が解除された状態で媒体を停止させる、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記搬送手段により搬送中の媒体の位置を検出する検出手段、
    を更に有し、
    前記搬送手段は、前記搬送路において媒体の搬送方向に沿って複数配置され、各搬送手段は、媒体に接触して前記搬送路の搬送面に沿って媒体を摺動させながら搬送させる接触手段と、前記接触手段を駆動する駆動手段とを含み、
    前記停止制御手段は、前記所定条件が成立した場合に、前記検出手段で検出される媒体の位置に基づき、媒体に接触している複数の接触手段に対応した複数の駆動手段の駆動動作を制御することにより、搬送中の媒体を、当該搬送中の媒体の形状と異なる形状に変形させた状態で停止させる、請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記停止制御手段は、前記所定の条件が成立した場合に、前記検出手段で検出される媒体の位置に基づき、媒体に接触している複数の接触手段のうち、搬送方向の上流側の接触手段に対応した駆動手段の駆動動作の停止を、搬送方向の下流側の接触手段に対応した駆動手段の駆動動作の停止より所定の遅延量遅延させる、請求項3に記載の搬送装置。
  5. 媒体の種類を設定する設定手段、
    を更に有し、
    前記停止制御手段は、前記設定手段により設定されている媒体の種類に応じて、前記所定の遅延量を変更する、請求項3または4に記載の搬送装置。
  6. 媒体の種類を検知する検知手段、
    を更に有し、
    前記停止制御手段は、前記検知手段により検知された媒体の種類に応じて、前記所定の遅延量を変更する、請求項3または4に記載の搬送装置。
  7. 前記所定条件の成立には、複数種類の所定条件の成立が含まれ、
    前記停止制御手段は、前記所定条件の成立の種類に応じて、前記所定の遅延量を変更する、請求項3または4に記載の搬送装置。
  8. 前記所定条件の成立には、複数種類の所定条件の成立が含まれ、
    一の所定条件が成立して、前記停止制御手段が遅延の制御を行っている最中に、他の所定条件が成立した場合には、前記停止制御手段は、前記遅延の制御を中止して、該当する駆動手段の駆動動作を直ちに停止させる、請求項3〜7のいずれか一項に記載の搬送装置。
  9. 前記停止制御手段は、前記検出手段で検出される媒体の位置に応じて、前記所定の遅延量を変更する、請求項3または4に記載の搬送装置。
  10. 前記接触手段は、媒体を、対となる従動ローラとともに前記搬送面に沿って媒体を摺動させながら搬送させる搬送ローラであり、
    前記駆動手段は、前記搬送ローラを回転駆動させるモータである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の搬送装置。
  11. 前記所定条件の成立とは、開閉部の開動作の検知、媒体のジャム発生の検知、装置の構成要素の故障の検知の少なくとも一つの障害を検知した場合である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の搬送装置。
  12. 前記請求項1〜11のいずれか一項に記載の搬送手段および停止制御手段と、
    前記搬送手段により搬送される媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    を有する画像形成装置。
  13. 媒体を搬送する搬送手段を有する搬送装置で実行される搬送方法であって、
    前記搬送装置は、制御部を備え、
    前記制御部において実行される、
    停止制御手段が、前記搬送手段により搬送中の媒体の搬送を停止させる所定条件が成立した場合に、前記搬送手段により搬送中の媒体を、搬送中の媒体の形状と異なる形状に変形させた状態で停止させる停止制御ステップ、
    を含む搬送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015082027A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2018013645A (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 キヤノン株式会社 画像形成装置

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