JP2012192909A - スタビライザブッシュ - Google Patents

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Masaki Shirashige
匡貴 白重
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Abstract

【課題】スタビライザブッシュが劣化した場合でも、スタビライザバーとの間の口開きを抑制する。
【解決手段】スタビライザブッシュ14は、筒状に成形されたゴム弾性体22の軸方向に沿ってスタビライザバーが挿通される挿通孔21が設けられ、ゴム弾性体22の外周面に装着されるブラケット20により車体に固定される。スタビライザブッシュ14は、ゴム弾性体22を固定するためのスペーサ24と、スペーサ24を介してゴム弾性体22に対して加重を与える皿ばね等の弾性部材26とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、スタビライザバーを保持するスタビライザブッシュに関する。
従来、車両には、車両の姿勢を適正に保つためのスタビライザバーが設けられている。スタビライザバーは、全体としてコの字形をしており、その両端部がロアアームなどの車輪支持部材に接続される。これによって、車両の旋回時などに左右の車輪の一方に鉛直方向の力が与えられた場合に、スタビライザバーのねじれに対する復元力により他方の車輪にその力が伝えられ、車両の姿勢が適正に保たれる。通常、スタビライザバーは、振動の伝達を抑制するために弾性材料で成形されるスタビライザブッシュを介して車体に取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−255888号公報
スタビライザブッシュを長期間使用すると、スタビライザバーからの荷重や熱負荷によって、スタビライザブッシュの弾性材料にへたりが発生する。へたりが発生すると、スタビライザバーとスタビライザブッシュとの締め代が小さくなるため、スタビライザバーに負荷がかかったときに両者の間に口開きが発生する。この口開きの部分に砂や泥が進入して、スタビライザバーの摩耗や異音の発生といった問題が生じる可能性がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、スタビライザブッシュが劣化しても、スタビライザバーとの間に口開きが発生しにくいスタビライザブッシュの構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のスタビライザブッシュは、筒状に成形されたゴム弾性体の軸方向に沿ってスタビライザバーが挿通される挿通孔が設けられ、前記ゴム弾性体の外周面に装着されるブラケットにより車体に固定されるスタビライザブッシュであって、前記ゴム弾性体を固定するためのスペーサと、前記スペーサを介して前記ゴム弾性体に対して加重を与える弾性部材と、を備える。
この態様によると、弾性部材からの加重がスペーサを介してゴム弾性体に付加されることで、ゴム弾性体の挿通孔とスタビライザバーとの間の締め代が維持されるので、ゴム弾性体のへたりが生じた場合でもスタビライザバーとの間の口開きが抑制される。
前記弾性部材は、車体側に配置された皿ばねであってもよい。
本発明によれば、スタビライザブッシュが劣化した場合でも、スタビライザバーとの間の口開きを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るスタビライザを模式的に示す斜視図である。 図1のA−A線に沿ったスタビライザブッシュの断面図である。 一実施形態に係るスタビライザブッシュの作用を説明する図である。 一実施形態に係るスタビライザブッシュの作用を説明する図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るスタビライザ10を模式的に示す斜視図である。スタビライザ10は、スタビライザバー12とスタビライザブッシュ14とを含んで構成されている。
スタビライザバー12は、平面視されたときの形状が略コの字状の棒状の部材であり、バー部16および曲げ部18を含む。バー部16は、スタビライザバー12の中央部に位置し、断面が円形状とされた直線丸棒状の部位である。スタビライザバー12は曲げ部18において例えば略垂直に曲げられている。
スタビライザ10は、ボールジョイント等を介してスタビライザリンクに連結され、さらにスタビライザリンクが例えばロアアームに連結される。こうして、スタビライザ10は左右の車輪にそれぞれ連結される。
バー部16には、例えばゴム等の弾性部材により形成されたスタビライザブッシュ14が取り付けられる。本実施形態では、バー部16の両端付近に2つのスタビライザブッシュ14が取り付けられている。スタビライザブッシュ14は、バー部16の中心軸に垂直な断面の外形の一部が略U字状に形成されている。スタビライザ10を車体に組み付ける際には、スタビライザブッシュ14の平坦面を車体(図示せず)に当接させ、スタビライザブッシュ14の略U字状面を保持するブラケット20を用いて車体にボルト等で締結する。
図2は、スタビライザバー12を取り除いたときの、図1のA−A線に沿ったスタビライザブッシュ14およびブラケット20の断面図である。図2では、スタビライザブッシュ14がブラケット20によって車体30に取り付けられた状態を示している。
スタビライザブッシュ14は、円筒状に成形されたゴム弾性体22と、車体30側に配設された弾性部材26と、ゴム弾性体22と弾性部材26との間に配設された樹脂製のスペーサ24とを備える。
ゴム弾性体22には、軸方向に沿ってスタビライザバーが挿通される挿通孔21が設けられる。挿通孔21は、ゴム弾性体22の軸方向両端間を貫通して設けられている。挿通孔21は、挿通されたスタビライザバーが回動可能となるように形成される。ゴム弾性体22を形成するゴム材料は、特に限定されず、一般的な天然ゴムや、合成ゴムであってよい。また、挿通孔21の内周面を、自己潤滑ゴムにより形成してもよい。自己潤滑ゴムは、内部に含有されたシリコンオイル等の潤滑剤をスタビライザバーの外周面に接する挿通孔の内周面に滲出させることによって、スタビライザバーとゴム弾性体との間に潤滑剤を介在させる。これにより、スタビライザバー12とゴム弾性体22との間の摺動抵抗を低くして、耐摩耗性を向上させるとともに異音の発生も抑制することができる。
図示しないが、ゴム弾性体22には、挿通孔21より外周面に至る切り割り部が設けられる。切り割り部は、ゴム弾性体22の軸方向の全長に亘って設けられており、ゴム弾性体22を分断している。スタビライザバー12を車体30に組み付ける際には、まず、スタビライザブッシュ14の切り割り部を拡開して挿通孔21にスタビライザバー12を挿入する。次に、スタビライザブッシュ14とブラケット20とを仮固定する。その後、ブラケット20の図示しないボルト孔を使用して、ブラケット20およびスタビライザブッシュ14を車体30に固定する。
スペーサ24は、ゴム弾性体22の突起部23が嵌め込まれる孔を備えた樹脂部材である。スペーサ24はゴム弾性体22の軸方向長さと等しい長さを有し、ゴム弾性体22の下面側の形状に合わせて形成される。スペーサ24は、ブラケット20内でゴム弾性体22を適所に保持しつつ、弾性部材26からの加重をゴム弾性体22に均等に伝達する役割を有する。
弾性部材26は、スペーサ24と車体30の表面との間に配置される。ブラケット20を車体30に固定するときに、弾性部材26が所定量押し込まれた状態で固定される。したがって、弾性部材26は、スペーサ24を介してゴム弾性体22に一定量の加重を与える。弾性部材26の押し込み量は、ゴム弾性体22のへたり量を想定し、このへたりが発生した場合でも、ゴム弾性体22の挿通孔21とスタビライザバー12との間の初期締め代が維持されるような値に設定される。弾性部材26は、皿ばねが好適であるが、コイルばね、板ばね等の他の種類のばねやゴム等であってもよい。
図3および図4は、本実施形態に係るスタビライザブッシュの作用を説明する図である。スタビライザバーから受ける荷重および熱負荷によってスタビライザブッシュのへたりが発生すると、図3に矢印Cで示すように、スタビライザブッシュの内径が拡大しようとする。このとき、図4に矢印Dで示すように、皿ばね26で生じるばね力が、スペーサ24を介してゴム弾性体22に伝達される。この力が、図4に矢印Eで示すように、スタビライザブッシュの内径を縮める方向に作用する。この作用によって、スタビライザブッシュとスタビライザバーとの間の締め代が維持されるので、両者の間での口開きが防止される。
以上説明したように、本実施形態によれば、スタビライザブッシュのゴム弾性体の下面に弾性部材を配置した状態で、スタビライザブッシュをスタビライザバーおよび車体に取り付けるようにした。これにより、ゴム弾性体のへたりが発生した後でも、弾性部材からの加重がゴム弾性体の内径を縮める方向に作用し、ゴム弾性体とスタビライザバーとの間の締め代を維持する。したがって、スタビライザバーとゴム弾性体との間の口開きが防止されるので、口開き部分に砂または泥等の異物が侵入するのを防止することができる。よって、異物の侵入によるスタビライザバーの摩耗、異音の発生等を防止することができる。
また、スタビライザバーとゴム弾性体との締め代が低下すると、ゴム弾性体からの自己潤滑剤の析出が減少するため、スタビライザバーとブッシュの自励振動が発生し、これに伴い異音が発生することがある。本実施形態によれば、締め代が維持されるので、ゴム弾性体からの潤滑剤の析出も維持することができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態はあくまで例示であり、実施の形態どうしの任意の組み合わせ、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスの任意の組み合わせなどの変形例もまた、本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を加えることも可能である。各図に示す構成は、一例を説明するためのもので、同様な機能を達成できる構成であれば、適宜変更可能である。
10 スタビライザ、 12 スタビライザバー、 14 スタビライザブッシュ、 20 ブラケット、 22 ゴム弾性体、 24 スペーサ、 26 弾性部材。

Claims (2)

  1. 筒状に成形されたゴム弾性体の軸方向に沿ってスタビライザバーが挿通される挿通孔が設けられ、前記ゴム弾性体の外周面に装着されるブラケットにより車体に固定されるスタビライザブッシュであって、
    前記ゴム弾性体を固定するためのスペーサと、
    前記スペーサを介して前記ゴム弾性体に対して加重を与える弾性部材と、
    を備えることを特徴とするスタビライザブッシュ。
  2. 前記弾性部材が車体側に配置された皿ばねであることを特徴とする請求項1に記載のスタビライザブッシュ。
JP2011060393A 2011-03-18 2011-03-18 スタビライザブッシュ Withdrawn JP2012192909A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107618331A (zh) * 2017-08-09 2018-01-23 北汽福田汽车股份有限公司 用于车辆稳定杆的衬套、卡箍衬套结构和车辆

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107618331A (zh) * 2017-08-09 2018-01-23 北汽福田汽车股份有限公司 用于车辆稳定杆的衬套、卡箍衬套结构和车辆
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