JP2015123953A - 車軸のラジアスロッド取付構造 - Google Patents

車軸のラジアスロッド取付構造 Download PDF

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純 秋元
陽一郎 小檜山
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Abstract

【課題】後2軸車のトラニオン式サスペンション装置のクロスシャフトの軽量化、組付け工数及び重量の軽減と共に、耐久性向上を図ったトラニオン式サスペンションの提供を目的とする。
【解決手段】トラニオン式サスペンション装置であって、リーフスプリング6の前後両端部を上下方向に揺動自在に支持する左右一対のトラニオンブラケット50と、クロスメンバ13bに、V字形状の開口端部が車幅方向に沿って軸着され、V字形状の頂部がRF車軸及びRR車軸の上側に夫々連結したV型ラジアスロッド37、38と、RF車軸31及びRR車軸32の下側と左右一対のトラニオンブラケット50とを車両前後方向に連結すると共に車幅方向に間隔を有してトラニオンブラケット50の前後に配設された左右一対のラジアスロッド35、36と、左右一対のトラニオンブラケット50の下部を連結するクロス部材と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、後2軸の大型トラック等に用いられているトラニオン式サスペンション装置に関する。
従来から、後2軸の大型トラック等において、不整地走行に適した懸架装置としてトラニオン式サスペンション装置が多用されている。
トラニオン式サスペンション装置は、車両後部の車軸として前後方向一対の後前車軸、後後車軸間において、トラニオンシャフトを有するトラニオンブラケットを大型トラックのシャシフレームに固定し、リーフスプリングの前後方向中央部に固定されたスプリングサドルを介してリーフスプリングをトラニオンシャフトに回動自在に取付け、このリーフスプリングの前後端部により後前車軸、後後車軸を上方から当接して車両を懸架する。
後前車軸及び後後車軸の車両前後方向位置を保持するため、一端側が車体(シャシフレーム)側と連結し、他端側が後前車軸と、後後車軸に夫々軸着されるアッパラジアスロッド及び、ロアラジアスロッドによって構成されている。
トラニオン式サスペンションは、不整地走行に適した懸架装置として用いられるため、重量が重くなる傾向を有している。
トラニオンブラケットの一般的な構造として特許文献1が開示されている。
特許文献1において、図6はトラニオン式サスペンションの車両左側の平面図、図7に図6のA−A断面図を示す。
シャシフレーム01のLHサイドフレーム012の下側にトラニオンブラケット05が下方へ延在して装着されている。
トラニオンブラケット05には、図示省略のシャシフレーム01の右側に装着されたトラニオンブラケット05(図示省略)と連結するトラニオンクロスシャフト04が嵌入する車幅方向に貫通したボス部051が穿設されている。
トラニオンクロスシャフト04は、両端部がボス部051を貫通して、車幅方向外方に突出している。
そして、トラニオンクロスシャフト04は、トラニオンブラケット05に対し車幅方向へ相対変位が生じないように、ストッパボルト042にて固定されている。
トラニオンクロスシャフト04の両端部には、スプリングサドル07を介してリーフスプリング06の前後端部が上下方向に回動可能に軸着されている。
図6に示すように、リーフスプリング06の前側端部は後前車軸031の上面に当接し、リーフスプリング06の後側端部は後後車軸032の上面に当接して、車両を懸架している。
そして、シャシフレーム01と後前車軸031、後後車軸032との車両前後方向の相対位置を維持するため、一端がクロスメンバ013に他端が後前車軸031と後後車軸032の上面に連結したラジアスロッド037及び038が車両前後方向沿って配設されている。
尚、下側にも同様のラジアスロッドが、車両前後方向沿って複数配設されている。
また、後前車軸031に後前輪033、後後車軸032に後後輪034が取り付けられている。
このような構造において車両が旋回すると、後前車軸031及び後後車軸032は、シャシフレーム01に対して車幅方向に相対変位が生じる。
これを防止するため、後前車軸031及び後後車軸032には、サイドストッパ072を配設し、車両旋回時にリーフスプリング06の前端部及び後端部夫々をサイドストッパ072に当接させて、後前車軸031及び後後車軸032をシャシフレーム01の旋回方向に追従させている。
リーフスプリング06がサイドストッパ072に当接するその反力は、スプリングサドル07、トラニオンシャフト041、トラニオンブラケット05、クロスシャフト04の順に伝達し、クロスシャフト04には、曲げ及び捻れとして作用する。
従って、トラニオンクロスシャフト04は高剛性を有した部材形状にして、曲げ及び捻れに対して変形しないように形成されている。
このようにして、後前車軸031及び後後車軸032は、シャシフレーム01の旋回に追従することで、車両旋回が確実に行われ、走行安定性が確保できるようになっている。
特開平08−156562号公報
特許文献1によると、クロスシャフト04は、左右のトラニオンブラッケット05、05に設けられた車幅方向に貫通したボス部051を支点にして、クロスシャフト04の車幅方向中間部に車両旋回時の後前車軸031及び後後車軸032の反力が作用するため、該中間部の剛性を特に高くする必要がある。
従って、クロスシャフト04の車幅方向中間部の剛性が低いと車軸を車両の旋回方向に追従させられないため、走行安定性が低下する。
更に、クロスシャフト04と、左右のトラニオンブラッケット05、05とを一体に組付けた状態でトラックのシャシフレーム01に組付ける構造である。
そして、クロスシャフト04とトラニオンブラケット05とを一体に形成した大きな部品は、シャシフレームに組付けた状態において、シャシフレームの車幅より長い形状を成している。
従って、トラックの組立ラインで、クロスシャフト04とトラニオンブラケット05とを一体に形成した重量の重い且つ、大きな部品をシャシフレームに組付ける作業は、大きな作業スペースと、組付けるための複雑な作業手順が必要となる。
重量が重く、組付け工数が多くなり、コストが増大する不具合を有している。
本発明はかかる技術的課題に鑑み、後2軸車のトラニオン式サスペンション装置のクロスシャフトの軽量化、組付け工数及び重量の軽減と共に、耐久性向上を図ったトラニオン式サスペンションの提供を目的とする。
本発明は、かかる課題を解決するため、車両の後部に配設された前後一対の後前車軸及び後後車軸間に亘り延在し、前記後前車軸及び後後車軸に重力方向上方から当接するリーフスプリングによって前記車両を懸架するトラニオン式サスペンション装置であって、
前記後前車軸と前記後後車軸の中間部に位置すると共に前記車両のシャシフレームの下部に装着され、前記リーフスプリングの車両前後方向中間部を中心にして前後両端部を重力方向に揺動自在に支持する左右一対のトラニオンブラケットと、
前記シャシフレームの車幅方向に延在するクロスメンバに、V字形状の開口端部が車幅方向に沿って軸着され、前記V字形状の頂部が前記後前車軸及び前記後後車軸の上側に夫々連結した後前車軸V型ラジアスロッド及び、後後車軸V型ラジアスロッドと、
前記後前車軸及び前記後後車軸の下側と前記左右一対のトラニオンブラケットとを車両前後方向に連結すると共に車幅方向に間隔を有して前記トラニオンブラケットの前後に配設された左右一対のラジアスロッドと、
前記左右一対のトラニオンブラケットの下部を連結するクロス部材と、を備え、
前記クロス部材は、前記車両からの荷重に対し、前記トラニオンブラケットの下部が車幅方向外側に変形するのを防止する引張り部材であることを特徴とするトラニオン式サスペンション装置を提供できる。
かかる発明によれば、V型のラジアスロッドにすることで、クロスメンバとV型のラジアスロッドとによって三角形状になり、シャシフレームと後前車軸及び後後車軸との車幅方向の相対位置が維持され、車両が旋回状態になっても、後前車軸及び後後車軸をV型ラジアスロッドによって相対位置を維持できるため、クロス部材には捻れ及び曲げ等の外力が作用しないので、クロス部材はトラニオンブラケットの下部が車幅方向外側に変形するのを防止する引張り力を保持する部材であればよい。
従って、クロス部材は、捻れ及び曲げ等の外力に対応した形状が不要になり、簡単形状にすることにより、加工工数、重量低減及び材料費低減等の効果(コスト低減)が得られる。
また、本発明において好ましくは、前記引張り部材は、鋼板を平板状に形成されているとよい。
かかる発明によれば、引張り部材は、平板状で且つ鋼板製なので重量が軽いので、サスペンション装置に組付ける際に作業が容易となり、組付け工数低減が図れる。
かかる発明によれば、後2軸車のトラニオン式サスペンション装置のクロスシャフトの軽量化、組付け工数及び重量の軽減と共に、耐久性向上を図ったトラニオン式サスペンションの提供することができる。
本発明の実施形態における車両後部のトラニオン式サスペンションの概略平面図を示す。 図1のA−A矢視図を示す。 図1のC−C断面図で本発明の実施形態を示す。 本発明が採用されるトラニオンベースの外観斜視図を示す。 図4のA−A断面相当のトラニオンブラケットの断面図を示す。 従来技術の説明図を示す。 図6のA−A断面図を示す。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。
但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、その相対配置などはとくに特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
尚、方向性を示す場合は、運転席に着座した状態を基準として、前後左右、上下方向を記載する。
図1は本発明が実施される大型トラック100(以後、車両100と略称する)等の後2軸車に装着されたトラニオン式サスペンション装置の平面図、図2は図1のA−A矢視図を示している。
後2軸車は、後前車軸31(以後、RF車軸31と略称する)と、後後車軸32(以後、RR車軸32と略称する)と、RF車軸31の両端に装着された後前輪33(以後、RF輪33と略称する)と、RR車軸32の両端に装着された後後輪34(以後、RR輪34と略称する)とが配設されている。
図1の車輪は、1か所に1本のタイヤが装着されたシングルタイヤ又は、1か所に2本のタイヤが装着されたダブルタイヤなどを採用することができる。
RF車軸31及びRR車軸32は、トラニオン式サスペンション(懸架装置)を介して車体を支持している。
トラニオン式サスペンションは、車両前後方向に延在したシャシフレーム1の後部に装着され、リーフスプリング6を回動自在に保持するスプリングサドル7を有したトラニオンブラケット50と、スプリングサドル7に車両前後方向中間部をUボルト77によって締結されたリーフスプリング6と、一端がトラニオンブラケット50の下端部に連結され、他端がFR車軸31の下端に連結したフロントロアラジアスロッド35と、一方がトラニオンブラケット50の下端部に連結され、他方がRR車軸32の下端に連結したリヤロアラジアスロッド36と、一方端がRF車軸31の上端部に連結し、他方端がシャシフレーム1のクロスメンバ13bに連結したフロントアッパラジアスロッド37と、前端がクロスメンバ13bに連結し、後端がRR車軸32の上端部に連結したリヤアッパラジアスロッド38とを備えている。
車両100のシャシフレーム1は、車両前後方向に延在し、且つ車幅方向に間隔を有した左右一対のサイドフレームRH11、サイドフレームLH12と、該サイドフレームRH11、LH12間に車幅方向に延在し、両端部をサイドフレームRH11及びサイドフレームLH12に夫々固着し、車両前後方向に間隔を有して配置された複数のクロスメンバ13(13a、13b・・・)とで梯子状に形成されている。
尚、図1ではクロスメンバは2個表示したが、それ以外は省略してある。
図2に示すように、リーフスプリング6は、複数枚のリーフスプリングを上下方向に重合されており、下側が長く、上側に重ねるに従って漸次短くなっている。
そして、リーフスプリング6は、車両前後方向中間部の上端にスプリングパッド76を介してスプリングサドル7にUボルト77にて締結する。
従って、スプリングサドル7に取付けられたリーフスプリング6はトラニオンシャフト部52を中心にして回動自在に装着される。
リーフスプリング6の前端部及び後端部は、RF車軸31及びRR軸32夫々の上面に当接し、RF車軸31及びRR車軸32の上下変動に対し撓むと共に、RF車軸31及びRR車軸32の上面を車両前後方向に摺動する。
フロント及びリヤ、アッパ及びロアの夫々のラジアスロッド35、36、37、38は、RF車軸31及びRR軸32をシャシフレーム1に対して相対位置を維持するために設けられている。
更に、これらのラジアスロッドは、RF輪33及びRR輪34からの駆動力をシャシフレーム1に伝える作用も有している。
そして、フロントアッパラジアスロッド37及びリヤアッパラジアスロッド38は、V字状に形成されている。
図1に示すように、フロントアッパラジアスロッド37及びリヤアッパラジアスロッド38のV字状の開口端側は、クロスメンバ13bを車両前後から挟持する状態で、クロスメンバ13bに軸着されている。
そして、V字状の頂部は、夫々RF車軸31、RR車軸32の車幅方向中央の上部に軸着されている。
V字状のラジアスロッド37(または38)とクロスメンバ13bとで三角形状を成すことで、シャシフレーム1に対して、車幅方向の相対位置関係を維持する構造になっている。
フロントロアラジアスロッド35は、シャシフレーム1に対し車幅方向の直角度を維持するために、RF車軸31とトラニオンブラケット50間に車幅方向へ間隔を有して2本配設されている。
更に、リヤロアラジアスロッド36は、シャシフレーム1に対し車幅方向の直角度を維持するために、RR車軸32とトラニオンブラケット50間に車幅方向へ間隔を有して2本配設されている。
図4にトラニオンベース5の外観斜視図、図5に図4のA−A断面相当のトラニオンブラケットの断面図を示す。
図5は、トラニオンベース5のトラニオンシャフト部52とスプリングサドル7のボス部71との間に弾性部材であるラバーブッシュ8を介装したトラニオンブラケット50の断面図である。
サイドフレームRH11及びサイドフレームLH12に装着されるトラニオンブラケット50(トラニオンベース5)は、夫々左右同一形状を成している。
従って、本実施例の説明では片側のトラニオンブラケット50について説明する。
トラニオンブラケット50は、トラニオン本体部51及び、該トラニオン本体部51と一体的に形成されたトラニオンシャフト部52を有するトラニオンベース5と、トラニオンシャフト部52に外嵌するボス部71を有するスプリングサドル7と、トラニオンシャフト部52とボス部71との間に介装された弾性部材であるラバーブッシュ8とで構成されている。
トラニオンベース5は、サイドフレームLH12(RH11)のウエブ12a(11a)に取付けられる第1ステー部53及び、車両前後方向に間隔を有して配設された第2ステー部54と、クロスメンバ13bの下側補強板13fに取付けられる第3ステー部55と、第1、第2及び第3ステー部53、54、55から下方に延在したトラニオン本体部51から車幅方向外方へ中空形状で突出したトラニオンシャフト部52と、該トラニオンシャフト部52の下方に、フロントロアラジアスロッド35とリヤロアラジアスロッド36が連結される第4ステー部57と、左右のトラニオンブラケット50を連結するクロス部材15が取付けられる第5ステー部58を備え、これらが一体的に形成されている。
そして、トラニオンシャフト部52は、第1ステー部53と第2ステー部54との車両前後方向の中間位置に設けられており、上下方向の入力に対して同等に対応する強度を有している。
サイドフレーム12aとクロスメンバ13bの間には、上側に上側補強板13e、下側に下側補強板13fが夫々配設されている。
第4ステー部57には、フロントロアラジアスロッド35とリヤロアラジアスロッド36が第4ステー部57のラジアスロッド取付孔57a、57aを介して車両前後方向に挟持する状態で取付けられる。
第5ステー部58には、左右のトラニオンブラケット50を連結するクロス部材15の端部がクロス部材取付孔58a、58aを介して取付けられる。
図3に示すように、トラニオンシャフト部52には、車両100の荷重によるRF車軸31及びRR車軸32からの反力で、トラニオンブラケット5に矢印方向にモーメントMが作用する。
従って、トラニオンブラケット5の下側は、左右のサイドフレームRH、LHを中心にして外方へ開く作用が発生する。
クロス部材15は、車両100の荷重がトラニオンブラケット5に作用した際に、トラニオンブラケット5の下側が、車幅方向外側に開かないようにする作用があればよい。
即ち、車両の直進及び旋回時、シャシフレーム1に対してRF車軸31及びRR車軸32は、車幅方向をV字状に形成されているフロントアッパラジアスロッド37及びリヤアッパラジアスロッド38によって相対関係寸法を維持され、車両前後方向をフロントロアラジアスロッド35とリヤロアラジアスロッド36とによって相対関係寸法を維持されている。
そのため、クロス部材15には、車両100の旋回にともなう捻れ、曲げ等が発生しない構造となっている。
クロス部材15は、トラニオンブラケット5の下側が車幅方向外側に開くのを防止する作用があればよいことになる。
従って、本実施形態では、クロス部材15を平板状に形成された部材が採用された。
尚、本実施形態の場合、トラニオンベース5は球状黒煙鋳鉄にて形成されている。
そのため、トラニオンベース5は、強靭性、耐衝撃性及び加工性に優れているので、材料の使用両の減少による重量及び製造コストに対して有利な効果を有している。
スプリングサドル7は、トラニオンシャフト部52に外嵌するボス部71と、該ボス部71の上部にリーフスプリング6が載置されるサドル部72と、該サドル部72の車幅方向の両側部に、リーフスプリング6の車幅方向位置を規定するガイド突起部73、73が設けられている。
サドル部72には、後述するリーフスプリング6をサドル部72に締結するUボルト77が貫通する図示省略の取付孔が、ボス部71の前後に夫々2個ずつ穿設されている。
トラニオンシャフト部52とボス部71の間には、弾性部材である略円筒状のラバーブッシュ8が介装されている。
ラバーブッシュ8は、トラニオンシャフト部52とボス部71の間に圧入した状態で取付けられるので、RF輪33及びRR輪34の上下移動によって、リーフスプリング6がトラニオンシャフト部52を中心に周方向に回動しても、該回動した量はラバーブッシュ8の歪変形で吸収できる。
従って、ラバーブッシュ8とトラニオンシャフト部52、及びラバーブッシュ8とボス部71との間に摺動が発生しない。
そのため、ラバーブッシュ8の摩耗が抑制され、トラニオンブラケット50の耐久性が向上する効果が得られる。
スプリングサドル7がトラニオンシャフト部52に装着されたあとに、スプリングサドル7のサドル部72にリーフスプリング6の前後方向中間部(車体取付状態)を載置して、スプリングパッド76を介して、Uボルト77でスプリングサドル7にリーフスプリング6を締結する。
このようにすることで、フロントアッパラジアスロッド37とリヤアッパラジアスロッド38をV型のラジアスロッドにすることで、クロスメンバ13bとV型のラジアスロッドとによって三角形状が形成され、シャシフレーム1とRF車軸31及びRR車軸32との車幅方向の相対位置が維持され、車両が旋回状態になっても、RF車軸31及びRR車軸32をV型ラジアスロッドによって相対位置を維持できるため、クロス部材には捻れ及び曲げ等の外力が作用しない。
従って、クロス部材15は、トラニオンブラケット50の下部が車幅方向外側に変形するのを防止する引張り力を保持する部材であればよい。
そのため、クロス部材15は、捻れ及び曲げ等の外力に対応する剛性を有した形状が不要になり、簡単形状にすることにより、加工工数、重量低減及び材料費低減等の効果(コスト低減)が得られる。
後2軸の大型トラック等に用いられているトラニオン式サスペンション装置に適用できる。
1 シャシフレーム
5 トラニオンベース
6 リーフスプリング
7 スプリングサドル
8 ラバーブッシュ
11 サイドフレームRH
12 サイドフレームLH
15 クロス部材
31 RF車軸(後前車軸)
32 RR車軸(後後車軸)
35 フロントロアラジアスロッド(ラジアスロッド)
36 リヤロアラジアスロッド(ラジアスロッド)
37 フロントアッパラジアスロッド(後前車軸V型ラジアスロッド)
38 リヤアッパラジアスロッド(後後車軸V型ラジアスロッド)
50 トラニオンブラケット
51 トラニオン本体部
52 トラニオンシャフト部

Claims (2)

  1. 車両の後部に配設された前後一対の後前車軸及び後後車軸間に亘り延在し、前記後前車軸及び後後車軸に重力方向上方から当接するリーフスプリングによって前記車両を懸架するトラニオン式サスペンション装置であって、
    前記後前車軸と前記後後車軸の中間部に位置すると共に前記車両のシャシフレームの下部に装着され、前記リーフスプリングの車両前後方向中間部を中心にして前後両端部を重力方向に揺動自在に支持する左右一対のトラニオンブラケットと、
    前記シャシフレームの車幅方向に延在するクロスメンバに、V字形状の開口端部が車幅方向に沿って軸着され、前記V字形状の頂部が前記後前車軸及び前記後後車軸の上側に夫々連結した後前車軸V型ラジアスロッド及び、後後車軸V型ラジアスロッドと、
    前記後前車軸及び前記後後車軸の下側と前記左右一対のトラニオンブラケットとを車両前後方向に連結すると共に車幅方向に間隔を有して前記トラニオンブラケットの前後に配設された左右一対のラジアスロッドと、
    前記左右一対のトラニオンブラケットの下部を連結するクロス部材と、を備え、
    前記クロス部材は、前記車両からの荷重に対し、前記トラニオンブラケットの下部が車幅方向外側に変形するのを防止する引張り部材であることを特徴とするトラニオン式サスペンション装置。
  2. 前記引張り部材は、鋼板を平板状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のトラニオン式サスペンション装置。
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