JP2012192389A - 塩素及び鉛を含有する微粉末の処理方法 - Google Patents

塩素及び鉛を含有する微粉末の処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】塩素バイパスダストなどの塩素及び鉛を含有する微粉末を低コストで処理する。
【解決手段】塩素及び鉛を含有する微粉末と、水と、硫化剤とを混合してスラリーを生成し、該スラリーを固液分離して固体分と液分とを得て、該液分を蒸発乾固処理し、前記固体分をスラリー化した後、浮遊選鉱処理する。蒸発乾固により、前記液分の排水処理設備及び薬剤が不要となり、設備・運転コストを削減できる。浮遊選鉱処理で生じた排水をセメント製造設備で有効利用できる。前記固体分をスラリー化した後、硫酸及び捕集剤を添加して浮遊選鉱処理を行うことができ、発生した排水にアルカリ剤を添加してpH調整し、該pH調整後のテールを固液分離し、得られた液分の一部、又は該液分とフロスを固液分離して得られた排水の一部をセメント製造設備で使用できる。蒸発乾固した液分は、その残渣の一部又は全量をセメントの塩素濃度が上限に達するまでセメントに添加できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、セメント製造設備に付設された塩素バイパスシステムで回収された塩素バイパスダストなど、塩素及び鉛を含有する微粉末を処理する方法に関する。
従来、セメント製造設備におけるプレヒータの閉塞等の問題を引き起こす原因となる塩素、硫黄、アルカリ等の中で、塩素が特に問題となることに着目し、セメントキルンの窯尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より、燃焼ガスの一部を抽気して塩素を除去する塩素バイパスシステムが用いられている。
この塩素バイパスシステムでは、抽気した燃焼ガスを冷却して生成したダストの微粉側に塩素が偏在しているため、分級機によってダストを粗粉と微粉とに分離し、粗粉をセメントキルン系に戻すとともに、分離された塩化カリウム等を含む微粉(塩素バイパスダスト)を回収していた。
これら回収された塩素バイパスダストは、廃棄されるか、セメントに添加されるか、水洗後にセメント製造設備の原料系に戻されることが通常であるが、当該ダストには、上記塩素等の他に、鉛等の重金属類等が含まれており、その含有量次第では、いずれの場合でも適切に処理する必要がある。
上記の点に鑑み、例えば、特許文献1には、セメントキルン燃焼ガス抽気ダストから塩素及び鉛等の重金属類を回収するにあたり、セメントキルンの窯尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より燃焼ガスの一部を抽気するプローブと、サイクロンから排出される微粉を含む排ガスを湿式集塵する湿式集塵機と、湿式集塵機で生成したスラリーを固液分離する第1の固液分離機と、第1の固液分離機で分離したケーキから重金属類を分離する浮選機とを備えるセメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理システムが記載されている。
特開2009−298678号公報
しかし、上記特許文献1に記載の処理システムは、湿式集塵機や浮選機を備えた湿式システムであり、このような湿式システムは、処理後に排水が発生するため、発生した排水を適切に処理する必要がある。そのため、排水処理設備を設けると共に、排水処理のための薬剤が必要となり、処理コストが高騰するという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、塩素バイパスダストなどの塩素及び鉛を含有する微粉末を、低コストで処理する方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、塩素及び鉛を含有する微粉末と、水と、硫化剤とを混合してスラリーを生成し、該スラリーを固液分離して固体分と液分とを得て、該液分を蒸発乾固処理し、前記固体分をスラリー化した後、浮遊選鉱処理することを特徴とする。
そして、本発明によれば、従来排水処理をしていた、硫化剤を添加して固液分離した後の液分を蒸発乾固するため、液分の排水処理設備及び薬剤が不要となり、設備コスト及び運転コストを大幅に削減することができる。また、放流配管の建設やそれに伴う自治体への届け出が不要となる。
上記微粉末の処理方法において、前記浮遊選鉱処理で生じた排水をセメント製造設備で使用することができ、該排水を有効利用することができる。
上記微粉末の処理方法において、前記固体分をスラリー化した後、硫酸及び捕集剤を添加して前記浮遊選鉱処理を行うことができ、効率よく浮選を行い、浮遊選鉱処理によって石膏と、鉛とを分離回収することができる。
また、前記浮遊選鉱処理で発生したテールにアルカリ剤を添加してpH調整し、該pH調整後のテールを固液分離し、得られた液分の一部、又は該液分とフロスを固液分離して得られた排水の一部をセメント製造設備で使用することができる。これによって、該微粉末にカドミウムなどの重金属類を含む場合に、これらを沈殿化することができる。また、アルカリ剤として、消石灰を使用する場合には、テールにフッ素、硫酸根が含まれる場合に、これらを沈殿化し、液中から除去することができる。
さらに、前記塩素及び鉛を含有する微粉末を、セメントキルンの窯尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より抽気されたガスに含まれるダストとすることができ、塩素バイパスダストなどを低コストで処理することができる。
また、前記液分を、セメント製造設備に付設されたプレヒータの排ガス又は/及びクリンカクーラーの排ガスを熱源として蒸発乾固処理することができる。これにより、セメント製造設備の廃熱を有効利用することができる。
前記液分を蒸発乾固処理した後、その残渣の一部又は全量をセメント添加することができる。セメントの塩素濃度が上限に達するまで残渣を添加して有効利用することができる。
以上のように、本発明によれば、塩素及び鉛を含有する微粉末を低コストで処理することが可能となる。
本発明にかかる塩素及び鉛を含有する微粉末の処理方法の第1の実施形態を示すフローチャートである。 本発明にかかる塩素及び鉛を含有する微粉末の処理方法の第2の実施形態を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下の説明においては、本発明にかかる微粉末の処理方法を、セメントキルンの窯尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より抽気されたガスに含まれるダストの処理に適用した場合について説明する。
図1は、本発明にかかる微粉末の処理方法の第1の実施形態を適用したセメントキルン抽気ダストの処理装置(以下、適宜「処理装置」と略称する)を示し、この処理装置1は、大別して、ガス抽気部2と、ガス処理部3と、微粉末処理部4とから構成される。
ガス抽気部2は、セメントキルン5の窯尻から最下段サイクロン(不図示)に至るまでのキルン排ガス流路より、燃焼ガスの一部を抽気するための設備である。このガス抽気部2は、燃焼ガスを抽気するプローブ6と、プローブ6内に冷風を供給して抽気した燃焼ガスを急冷する冷却ファン7と、プローブ6から排出された抽気ガスG1に含まれるダスト中の粗粉D1を分離する分級機としてのサイクロン10等から構成される。
ガス処理部3は、サイクロン10から排出された排ガスG2に含まれる微粉D2を捕集するための設備である。このガス処理部3は、サイクロン10から排出された微粉D2を含む排ガスG2を冷却する冷却器11と、冷却器11に冷風を供給する冷却ファン12と、冷却器11で冷却された排ガスG3中のダストD4を集塵するバグフィルタ13と、冷却器11及びバグフィルタ13から排出されたダストD3、D4を回収するダストタンク14とを備える。
微粉末処理部4は、ダストタンク14に貯留された塩素バイパスダストD5を調整槽20でスラリー化し、発生したスラリー中の固体分から石膏と、鉛等の重金属類の硫化物とを分離回収するとともに、発生した液分を蒸発乾固するための設備である。
この微粉末処理部4は、水硫化ソーダ(NaSH)等の硫化剤を調整槽20に添加し、スラリー中の塩化鉛、酸化鉛等を硫化して硫化鉛等の重金属類の硫化物(以下、「硫化物」という)を生成する調整槽20と、硫化剤が添加された後のスラリーS1を固液分離する第1の固液分離機21と、第1の固液分離機21で分離したケーキC1に水分を添加してスラリーS2を生成するスラリータンク22と、硫酸等のpH調整剤をスラリーS2に添加してpH値を3〜4に調整する調整槽23と、pH調整後のスラリーS3に捕集剤としての疎水化剤を添加する調整槽24と、スラリーS4中の硫化物を気泡に付着させ、浮上させて分離する浮選機25と、浮選機25からのフロスFを固液分離してケーキC2を生成し、重金属類の硫化物を回収する第2の固液分離機26と、浮選機25からのテールTにアルカリ剤を添加してpH調整する調整槽28と、調整槽28からのスラリーS5を固液分離する第3の固液分離機29と、第1の固液分離機21から排出されたろ液W1を蒸発乾固するための蒸発乾固装置30等から構成される。
次に、上記処理装置1の動作について、図1を参照しながら説明する。
セメントキルン5の窯尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より、燃焼ガスの一部をプローブ6によって抽気すると同時に、冷却ファン7からの冷風によって、抽気した燃焼ガスを塩素化合物の融点である700℃以下に急冷する。次に、プローブ6からの抽気ガスG1を、サイクロン10によって、粗粉D1と、微粉D2を含む排ガスG2とに分離し、粗粉D1をセメントキルン系に戻す。
その一方で、微粉D2を含む排ガスG2を冷却器11に導入し、冷却された排ガスG3をバグフィルタ13に導入し、バグフィルタ13において排ガスG3に含まれるダストD4を回収する。バグフィルタ13で回収したダストD4は、冷却器11から排出されたダストD3と共に、塩素濃度の高い塩素バイパスダストとしてダストタンク14に貯留する。
次に、調整槽20において、ダストタンク14からの塩素バイパスダストD5に硫化剤を添加し、スラリー中の塩化鉛、酸化鉛等を硫化して硫化物を生成させる。
次いで、硫化物が生成されたスラリーS1を第1の固液分離機21により固液分離し、スラリーS1からろ液W1を分離し、蒸発乾固装置30で蒸発乾固してその残渣の一部をセメント添加するとともに、分離したケーキC1をスラリータンク22に供給する。蒸発乾固装置30は、その熱源として、セメントキルン5に付設されるプレヒータの排ガスやクリンカクーラーの排ガスを利用することもできる。
次に、スラリータンク22において、ケーキC1に水を添加し、スラリーS2を生成する。さらに、調整槽23において、スラリーS2にpH調整剤として硫酸を添加してpH値を3〜4に調整し、調整槽24において、捕集剤としての疎水化剤を添加する。
次に、疎水化剤が添加されたスラリーS4と空気とを浮選機25に供給し、浮選機25において、気泡を発生させ、その気泡に硫化物を付着させるとともに、硫化物が付着して浮上した気泡、すなわちフロスFを回収する。このとき、スラリーS4に含まれる石膏は、浮選機25からテールTとして排出される。
次に、第2の固液分離機26において、浮選機25からのフロスFを固液分離し、ケーキC2を生成して重金属類の硫化物を回収する。この際に発生するろ液W2は、調整槽20に供給され、調整槽20内のスラリーの固液比の調整に使用される。
それと併行して、調整槽28に浮選機25のテールTを供給し、アルカリ剤を添加してテールTのpHを調整し、残留するカドミウムなどの重金属類を沈殿化する。アルカリ剤として、消石灰、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等を使用することができる。さらに、アルカリ剤として消石灰を使用する場合については、フッ素、硫酸根を沈殿化し、液中から除去することができる。この場合、硫酸根の系内循環によるトラブルを回避することができる。特に、硫酸根については、セメント製造工程におけるコーチング成長や、排ガス中のSOx濃度上昇のトラブルを回避することができる。
第3の固液分離機29において、沈殿化した重金属類及び石膏SをケーキC3側に回収することができる。この石膏Sには上記重金属類が含まれるが、極微量であるため問題にならない。また、ろ液W5をセメント製造設備の原料乾燥機、排ガスの調湿等において有効利用する。セメント製造設備のセメントキルンの前段の工程で、比較的フッ素濃度の高いろ液W5を使用する場合であっても、ろ液W5中に含まれるフッ素の大部分は、クリンカとともに排出されるため、フッ素がセメント製造工程内で循環してクリンカ中のフッ素濃度が極端に上昇する可能性は低い。また、ケーキC3側に沈殿しなかったセレン及び重金属類についてもクリンカとともに排出される。
次に、本発明にかかる微粉末の処理方法の第2の実施形態を適用したセメントキルン抽気ダストの処理装置について、図2を参照しながら説明する。この処理装置41は、図1に示した処理装置1と基本構成は同一であり、処理装置1と異なるのは、浮選機25と調整槽28との間に第3の固液分離機42を設けた点である。これに伴い、調整槽28の後段の固液分離機44は、第4の固液分離機となる。以下の説明では、処理装置41において、処理装置1と同一の構成要素及び物質については同一の参照番号及び符号を付して詳細説明を省略する。
処理装置41のガス抽気部2、ガス処理部3、微粉末処理部4の調整槽20〜第2の固液分離機26の構成は、図1の処理装置1と同様である。
処理装置41では、浮選機25からのテールTを固液分離してケーキC3を生成し、石膏Sを回収する第3の固液分離機42と、第3の固液分離機42からのろ液W3にアルカリ剤を添加してpH調整する調整槽28と、調整槽28からのスラリーS5を固液分離する第4の固液分離機44を備える。
本実施の形態では、上記のように構成したため、第2の固液分離機26において、浮選機25からのフロスFを固液分離し、ケーキC2を生成して重金属類の硫化物を回収し、この際に発生するろ液W2は、調整槽20に供給するとともに、浮選機25のテールTを第3の固液分離機42に供給し、ケーキC3を生成して石膏Sを回収する。一方、第3の固液分離機42で固液分離したろ液W3は、調整槽28に供給される。
次に、調整槽28において、ろ液W3にアルカリ剤を添加し、ろ液W3のpHを調整し、残留するカドミウムなどの重金属類を沈殿化する。
第4の固液分離機44において、沈殿化した重金属類をケーキC4側に回収するとともに、ろ液W5をセメント製造設備の原料乾燥機等において有効利用する。本実施の形態においても、セメント製造設備のセメントキルンの前段の工程で、比較的フッ素濃度の高いろ液W5を使用する場合であっても、ろ液W5中に含まれるフッ素の大部分は、クリンカとともに排出されるため、フッ素がセメント製造工程内で循環してクリンカ中のフッ素濃度が極端に上昇する可能性は低い。また、ケーキC4側に沈殿しなかったセレン及び重金属類についてもクリンカとともに排出される。
尚、上記実施の形態においては、サイクロン10で粗粉D1を分級した後に、微粉D2を含む排ガスG2を冷却器11を介してバグフィルタ13に導入したが、サイクロン10を設けることなく、プローブ6で抽気した抽気ガスG1を直接冷却器11を介してバグフィルタ13に導入してもよい。また、バグフィルタ13に高温ガスを処理可能なものを使用し、冷却器11を設置しない構成とすることもできる。
さらに、上記実施の形態においては、バグフィルタ13を用いて微粉D2を乾式集塵したが、微粉D2をスクラバ等の湿式集塵機を介して水と硫化剤を添加しながらスラリー化してもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、第1の固液分離機21からのろ液W1を蒸発乾固し、従来の高度な排水処理を施していた複数の作業工程が簡略化されることで、設備コスト及び運転コストを大幅に低減することができる。また、前記蒸発乾固の熱源として、セメント製造時に発生するプレヒータの排ガスやクリンカクーラーの排ガスを利用することができ、より効率的なエネルギーの再利用が可能となる。さらに、蒸発乾固された残渣の一部又は全量をセメント添加して有効利用することができるため、系外へ排出することなく、環境への悪影響も少ない。
尚、上記実施の形態においては、本発明にかかる処理方法を、セメントキルンの窯尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より抽気されたガスに含まれるダスト(塩素バイパスダストなど)の処理に適用した場合を例示したが、これらのダスト以外にも、塩素及び鉛等の重金属類を含有する微粉末の処理に本発明を利用することができる。
1 処理装置
2 ガス抽気部
3 ガス処理部
4 微粉末処理部
5 セメントキルン
6 プローブ
7 冷却ファン
10 サイクロン
11 冷却器
12 冷却ファン
13 バグフィルタ
14 ダストタンク
20 調整槽
21 第1の固液分離機
22 スラリータンク
23、24 調整槽
25 浮選機
26 第2の固液分離機
28 調整槽
29 第3の固液分離機
30 蒸発乾固装置
41 処理装置
42 第3の固液分離機
44 第4の固液分離機
G1 抽気ガス
G2、G3 排ガス
D1 粗粉
D2 微粉
S1〜S5 スラリー
C1〜C4 ケーキ
W1〜W5 ろ液
F フロス
T テール

Claims (7)

  1. 塩素及び鉛を含有する微粉末と、水と、硫化剤とを混合してスラリーを生成し、
    該スラリーを固液分離して固体分と液分とを得て、該液分を蒸発乾固処理し、
    前記固体分をスラリー化した後、浮遊選鉱処理することを特徴とする塩素及び鉛を含有する微粉末の処理方法。
  2. 前記浮遊選鉱処理で生じた排水をセメント製造設備で使用することを特徴とする請求項1に記載の塩素及び鉛を含有する微粉末の処理方法。
  3. 前記固体分をスラリー化した後、硫酸及び捕集剤を添加して前記浮遊選鉱処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の塩素及び鉛を含有する微粉末の処理方法。
  4. 前記浮遊選鉱処理で発生したテールにアルカリ剤を添加してpH調整し、
    該pH調整後のテールを固液分離し、得られた液分の一部、又は該液分とフロスを固液分離して得られた排水の一部をセメント製造設備で使用することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の塩素及び鉛を含有する微粉末の処理方法。
  5. 前記塩素及び鉛を含有する微粉末は、セメントキルンの窯尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より抽気されたガスに含まれるダストであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の塩素及び鉛を含有する微粉末の処理方法。
  6. 前記液分を、セメント製造設備に付設されたプレヒータの排ガス又は/及びクリンカクーラーの排ガスを熱源として蒸発乾固処理することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の塩素及び鉛を含有する微粉末の処理方法。
  7. 前記液分を蒸発乾固処理した後、その残渣の一部又は全量をセメント添加することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の塩素及び鉛を含有する微粉末の処理方法。
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