JP2008230942A - セメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで、セメントキルン燃焼ガス抽気ダストから高品位の鉛回収物を得る。
【解決手段】セメントキルンのキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より、鉛含有率を上昇させたダストを含む燃焼ガスを抽気して、該ダストから鉛を回収するか、前記キルン排ガス流路より燃焼ガスを抽気して、該抽気した燃焼ガスに含まれるダストの鉛含有率を上昇させ、該ダストから鉛を回収する。鉛含有率の高いダストを回収した後で、該ダストから鉛を回収するため、低コストで高品位の鉛回収物を得ることができる。鉛含有率の高いダストを、キルン排ガス流路より抽気した燃焼ガスに含まれるダストを1回又は2回以上分級して得られる微粉としたり、セメントキルンに還元雰囲気を形成し、還元雰囲気が形成されたセメントキルンのキルン排ガス流路より抽気した燃焼ガスに含まれるダストとすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、セメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法に関し、特に、セメントキルンのキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より抽気した燃焼ガスに含まれるダストから鉛を効率よく回収し、高品位の鉛回収物を得る方法に関する。
従来、セメント製造設備におけるプレヒータの閉塞等の問題を引き起こす原因となる塩素等を除去するため、セメントキルンのキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より燃焼ガスの一部を抽気して塩素の除去等を行う塩素バイパス設備が用いられている。この塩素バイパス設備では、抽気した排ガスを冷却して生成したダストの微粉側に塩素が偏在しているため、ダストを分級機によって微粉と粗粉とに分離し、粗粉をセメントキルン系に戻すとともに、分離された塩化カリウム等を含む微粉(塩素バイパスダスト)を回収してセメント粉砕ミル系に添加していた。
ところが、近年、廃棄物のセメント原料化又は燃料化によるリサイクルが推進され、廃棄物の処理量が増加するに従い、セメントキルンに持ち込まれる有害な鉛の量も増加し、セメント中の鉛濃度が管理基準値を上回るおそれもある。また、塩素バイパスダストのみならず、セメントキルンから排出され、後段の集塵装置等で捕集されるダスト中の鉛濃度も高くなる傾向にあるため、これらのダストから鉛を効率よく回収する方法が求められている。
そこで、特許文献1には、カルシウム成分及び鉛成分を含有する微粉末と、水と、硫酸を混合して、液性をpH4以下に調整し、固体分である硫酸カルシウム及び硫酸鉛を含むスラリーを調製する硫酸塩生成工程と、該スラリーにアルカリ剤を加えて、液性をpH5以上に調整するpH調整工程と、該スラリーに捕収剤(n−ドデシル硫酸ナトリウム)を加えて、浮遊選鉱を行ない、硫酸カルシウムを主成分とする浮鉱と、硫酸鉛を主成分とする沈鉱を得る鉛・カルシウム分離工程を含む、カルシウム成分及び鉛成分を含有する微粉末の処理方法が提案されている。
特開2006−299394号公報
しかし、上記特許文献1に記載のように、鉛成分等を含有する微粉末(キルン抽気ダストに相当)を処理するにあたって、浮遊選鉱法により鉛を回収しても、抽気ダストの鉛含有率が低い場合には、高品位の鉛回収物を得るのは困難である。高品位の鉛回収物が得られないと、鉛回収物をそのまま再利用することができず、回収物をさらに処理する必要があり、処理コストが増大するという問題があった。尚、浮遊選鉱工程で得られた鉛回収物を複数回浮遊選鉱することによって高品位の鉛を回収する方法もあるが、この場合、浮遊選鉱槽が複数必要になるなど、機器点数が増加するとともに、設置スペースも増大し、設備コスト及び運転コストが高騰するという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、低コストで、セメントキルン燃焼ガス抽気ダストから高品位の鉛回収物を得る方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、セメントキルンのキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より、鉛含有率を上昇させたダストを含む燃焼ガスを抽気して、該ダストから鉛を回収するか、セメントキルンのキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より燃焼ガスを抽気して、該抽気した燃焼ガスに含まれるダストの鉛含有率を上昇させ、該ダストから鉛を回収することを特徴とする
本発明によれば、鉛含有率の高いダストを回収した後で、該ダストから鉛を回収するため、低コストで高品位の鉛回収物を得ることができる。
前記セメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法において、前記鉛含有率を上昇させたダストを、前記キルン排ガス流路より抽気した燃焼ガスに含まれるダストを1回又は2回以上分級して得られる微粉とすることができる。
また、前記セメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法において、前記鉛含有率を上昇させたダストを、セメントキルンに還元雰囲気を形成し、該還元雰囲気が形成されたセメントキルンのキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より抽気した燃焼ガスに含まれるダストとすることができる。
さらに、前記セメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法において、前記鉛含有率を上昇させたダストを、前記キルン排ガス流路より抽気した燃焼ガスに含まれるダストを還元焼成して得られるダストとすることができる。
前記セメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法において、前記鉛含有率を上昇させたダストの鉛含有率を2質量%以上とすることができる。ダストの鉛含有率が2質量%以上になると、浮遊選鉱法により30質量%の高品位の鉛回収物を得ることができ、非鉄金属用原料としてそのまま再利用することができる。
また、前記セメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法において、前記鉛の回収を、浮遊選鉱法により行うことができる。本発明によれば、鉛含有率の高いダストを回収した後で、浮遊選鉱法によって鉛を回収するため、1回の浮選工程によって、低コストで高品位の鉛回収物を得ることができる。また、抽気ダスト中のカルシウム分が低減されるため、浮選工程の前処理工程で酸を使用する場合には、酸の使用量を低減することができ、処理コストを低減することができる。
以上のように、本発明によれば、低コストで、セメントキルン燃焼ガス抽気ダストから高品位の鉛回収物を得ることができる。
上述のように、本発明は、セメントキルンのキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より、鉛含有率を上昇させたダストを含む燃焼ガスを抽気して、該ダストから鉛を回収するか、セメントキルンのキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より燃焼ガスを抽気して、該抽気した燃焼ガスに含まれるダストの鉛含有率を上昇させ、鉛含有率を上昇させたダストから鉛を回収することを特徴とする。以下の説明では、まず、鉛含有率を上昇させたダストを含む燃焼ガスを抽気する方法について説明する。
図1は、本発明にかかるセメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法を実施するためのセメントクリンカ焼成装置の一例を示し、このセメントクリンカ焼成装置1は、セメントキルン2のキルン尻から図示しない最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より、燃焼ガスの一部を抽気するプローブ3と、このプローブ3で抽気した燃焼ガスに含まれるダストの粗粉を分離する分級機としてのサイクロン5と、サイクロン5から排出された微粉を含む抽気ガスを冷却する冷却器6と、冷却器6及びバグフィルタ7で集塵されたダストを分級する第2の集塵機としての超微粉分級機8と、超微粉分級機8で分級され、バグフィルタ10で集塵された微粉から浮遊選鉱法により鉛を回収する浮選装置12等で構成される。
次に、第1のセメントクリンカ焼成装置を用いて、鉛含有率を上昇させたダストを得る方法について、図面を参照しながら説明する。
セメントキルン2のキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路からの燃焼ガスを、プローブ3において冷却ファン4からの冷風によって冷却しながら抽気し、サイクロン5に導入し、粗粉と、平均粒径9μm程度以下の微粉及びガスとに分離する。分離した塩素含有率の低い粗粉を、セメントキルン系に戻す。
塩素含有率の高い微粉及びガスを、冷却器6によって冷却した後、バグフィルタ7によって集塵する。バグフィルタ7で集塵したダスト、及び冷却器6から排出されたダストを、超微粉分級機8によって分級し、平均粒径0.5μm〜5μm程度の微粉をバグフィルタ10によって回収する。ここで、バグフィルタ10で回収した微粉に鉛が偏在するため、上記平均粒径を調整することなどにより、鉛含有率が2質量%以上、好ましくは3質量%以上の抽気ダストを得ることができる。
次に、上記微粉を浮選装置12に供給して、鉛回収物と、塩素含有物等に分離する。図2は、上記微粉(抽気ダスト)と、浮選装置12によって回収した鉛の品位との関係を示す。同図に示すように、微粉の鉛含有率が2質量%以上になると、浮遊選鉱法により30質量%の高品位の鉛回収物を得ることができ、非鉄金属用原料としてそのまま再利用することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1段階で、セメントキルンのキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より燃焼ガスを抽気して、鉛含有率が2質量%以上のダストを回収し、第2段階で、該ダストから浮遊選鉱法によって鉛を回収することにより、高品位の鉛回収物を得ることができるため、鉛回収物を無害化するための処理等をせずに、そのまま再利用することが可能となり、大幅な処理コストの低減を図ることができる。
尚、上記実施の形態においては、セメントキルン2のキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路からの抽気ガスに含まれるダストを2回分級したが、1回の分級又は3回の分級工程を経て上記鉛含有率の高い微粉を得ることもできる。
次に、セメントキルンのキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より燃焼ガスを抽気して、該抽気した燃焼ガスに含まれるダストの鉛含有率を上昇させる方法について説明する。
図3は、本発明にかかるセメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法を実施するためのセメントクリンカ焼成装置の他の例を示し、このセメントクリンカ焼成装置21は、燃料又は可燃物を含む原料(以下、「燃料等」という)F1をセメントキルン30内に噴射するためのノズル22と、塩素バイパスダストを水洗脱塩処理することにより生成した脱塩ケーキ等を還元焼成する還元焼成炉23と、この還元焼成炉23からの排ガスに含まれるダストを回収するバグフィルタ24と、バグフィルタ24で回収されたダストから浮遊選鉱法により鉛を回収する浮選装置26等で構成される。
ノズル22には、燃料等F1の供給装置(不図示)と、ノズル22に供給された燃料等F1をセメントキルン30内に噴射するための噴射装置(不図示)が付設され、ノズル22に供給された燃料等Fをセメントキルン30の奥まで供給することができる。
還元焼成炉23は、その内部に鉛の揮発に適した還元雰囲気を形成するために設けられ、水洗脱塩設備27からの脱塩ケーキ及び重金属スラッジと、直接供給される鉛含有セメント原料Mとを、プレヒータから熱源として供給される燃焼ガス及び直接供給される燃料等F2で還元焼成して鉛を揮発させる。ここで、鉛含有セメント原料Mは、焼却灰及び汚染土壌等であり、燃料等F2は、燃料等F1と同様に、粉状又はスラリー状の燃料又は可燃物を含む原料としてもよく、木屑等の可燃性廃棄物を用いることもできる。
一方、セメントキルン30には、図4に示すように、塩素バイパス設備41が備えられ、セメントキルン30のキルン尻から最下段サイクロン32(図3参照)に至るまでのキルン排ガス流路からの抽気ガスは、プローブ42において冷却ファン43からの冷風によって冷却された後、サイクロン44に導入され、粗粉ダストと、微粉ダスト及びガスとに分離される。粗粉ダストは、セメントキルン系に戻され、塩化カリウム(KCl)等を含む微粉ダスト(塩素バイパスダスト)は、バグフィルタ45で回収される。バグフィルタ45からの排ガスは、排気ファン46を経て大気へ放出され、微粉ダストは、溶解槽47に供給される。溶解槽47において、微粉ダストは、温水と混合されてスラリーとなり、微粉ダストに含まれる水溶性の塩素が水に溶解する。このスラリーは、固液分離機48によって固液分離され、塩素分を含むろ液と、脱塩ケーキと重金属スラッジとに分離される。
次に、上記セメントクリンカ焼成装置21、塩素バイパス設備41を用いたセメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法について、図面を参照しながら説明する。
図3において、ノズル22を用いてセメントキルン30内に燃料等F1を供給し、セメントキルン30のキルン尻30a側を還元雰囲気にし、鉛の揮発率を上昇させる。セメントキルン30で揮発した鉛を含むガスは、図4に示した塩素バイパス設備41において、微粉ダスト(塩素バイパスダスト)に鉛が濃縮され、微粉ダストを溶解槽47において温水と混合し、スラリーを固液分離機48で固液分離した脱塩ケーキと重金属スラッジに鉛が濃縮される。
図3に示すように、上記鉛が濃縮された脱塩ケーキ及び重金属スラッジと、鉛含有セメント原料Mと、燃料等F2を還元焼成炉23に供給するとともに、熱源として、セメントキルン30のキルン尻30aからプレヒータ出口までの領域から燃焼ガスを導入する。還元焼成炉23内の温度を鉛の還元に適する800℃〜1100℃に設定し、還元雰囲気を形成する。これにより、脱塩ケーキ及び重金属スラッジ、並びに鉛含有セメント原料Mからの鉛の揮発を促進し、還元焼成炉23からの排ガスに含まれるダストをバグフィルタ24で集塵し、鉛含有率が2質量%以上、好ましくは3質量%以上の高鉛含有率のダストを得ることができる。
次に、上記微粉を浮選装置26に供給して、鉛回収物と、塩素含有物等に分離する。これによって、上記実施の形態の場合と同様に、非鉄金属用原料としてそのまま再利用することも可能な高品位の鉛回収物を得ることができる。
尚、上記実施の形態では、セメントキルン30のキルン尻30a側を還元雰囲気にして鉛の揮発率を上昇させるとともに、還元焼成炉23で鉛の揮発率を上昇させたが、これらのうち一方のみを行うこともでき、これらと、第1の実施の形態で説明した超微粉分級機8を用いた高鉛含有率のダストの回収方法を組み合わせることも可能である。
また、上記実施の形態では、鉛含有率を上昇させたダストから浮遊選鉱法により鉛を回収したが、鉛の回収方法は浮遊選鉱法に限定されず、他の方法を用いることもできる。
本発明にかかるセメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法を実施するためのセメントクリンカ焼成装置の一例の全体構成を示す概略図である。 本発明にかかるセメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法を実施した際の抽気ダスト中の鉛含有率と回収鉛の品位の関係を示したグラフである。 本発明にかかるセメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法を実施するためのセメントクリンカ焼成装置の他の例の全体構成を示す概略図である。 従来の塩素バイパス設備の全体構成を示す概略図である。
符号の説明
1 セメントクリンカ焼成装置
2 セメントキルン
3 プローブ
4 冷却ファン
5 サイクロン
6 冷却器
7 バグフィルタ
8 超微粉分級機
9 粗粉タンク
10 バグフィルタ
11 溶解槽
12 浮選装置
21 セメントクリンカ焼成装置
22 ノズル
23 還元焼成炉
24 バグフィルタ
25 溶解槽
26 浮選装置
27 水洗脱塩設備
30 セメントキルン
30a キルン尻
32 最下段サイクロン
41 塩素バイパス設備
42 プローブ
43 冷却ファン
44 サイクロン
45 バグフィルタ
46 排気ファン
47 溶解槽
48 固液分離器

Claims (6)

  1. セメントキルンのキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より、鉛含有率を上昇させたダストを含む燃焼ガスを抽気して、該ダストから鉛を回収するか、
    セメントキルンのキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より燃焼ガスを抽気して、該抽気した燃焼ガスに含まれるダストの鉛含有率を上昇させ、該ダストから鉛を回収することを特徴とするセメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法。
  2. 前記鉛含有率を上昇させたダストは、前記キルン排ガス流路より抽気した燃焼ガスに含まれるダストを1回又は2回以上分級して得られる微粉であることを特徴とする請求項1に記載のセメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法。
  3. 前記鉛含有率を上昇させたダストは、セメントキルンに還元雰囲気を形成し、該還元雰囲気が形成されたセメントキルンのキルン尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より抽気した燃焼ガスに含まれるダストであることを特徴とする請求項1又は2に記載のセメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法。
  4. 前記鉛含有率を上昇させたダストは、前記キルン排ガス流路より抽気した燃焼ガスに含まれるダストを還元焼成して得られるダストであることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のセメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法。
  5. 前記鉛含有率を上昇させたダストの鉛含有率が2質量%以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のセメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法。
  6. 前記鉛の回収を、浮遊選鉱法により行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のセメントキルン燃焼ガス抽気ダストの処理方法。
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