JP2012173619A - シンバルの取付構造、ハイハットスタンド、及びクローズドハイハットアタッチメント - Google Patents

シンバルの取付構造、ハイハットスタンド、及びクローズドハイハットアタッチメント Download PDF

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Abstract

【課題】トップシンバルとボトムシンバルとの合着性を良くすることで、シンバルの音色を響かせることのできるシンバルの取付構造、ハイハットスタンド、及びクローズドハイハットアタッチメントを提供することにある。
【解決手段】ハイハットボトム14は、リテーナ41を介し上部パイプ22の上端に固定された状態で、ロッド13に挿通されたボトムシンバルBSを下方から支持する。ハイハットボトム14は、リテーナ41、受け皿42、圧縮コイルばね44、ロックナット45を備えている。フットプレートが踏み込まれている状態で、圧縮コイルばね44は、両シンバルTS,BSに対しこれらを合着する方向に付勢する。一方、フットプレートが踏み込まれていない状態で、ボトムシンバルBSは、圧縮コイルばね44の付勢力により、受け皿42と共に水平面Hに対し所定の傾斜角度θに傾けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、シンバルの取付構造、その取付構造を備えたハイハットスタンド及びクローズドハイハットアタッチメントに関する。
ハイハットスタンドは、スタンド本体と、フットペダルと、フットペダルの踏み込みに伴い上下動するロッドとを備えている。ハイハットを構成する一対のシンバルのうち、ボトムシンバルは、スタンド本体の上端に少し傾けられた状態で支持され、トップシンバルは、ロッドの上端に水平な状態で取り付けられている。(例えば、特許文献1参照)。
ハイハットは、フットペダルを操作してロッドに取り付けられたトップシンバルをボトムシンバルに接離させることにより演奏される。フットペダルが踏み込まれると、トップシンバルは、ロッドと共に下方に移動する。このとき、まず、トップシンバルの周縁の一箇所が、ボトムシンバルの周縁において他の部分よりも高い位置にある部分と接触する。続いて、トップシンバルの周縁の残りの部分が、ボトムシンバルの周縁における高い位置から低い位置にかけて順次接触する。このように、フットペダルが踏み込まれると、トップシンバルの周縁とボトムシンバルの周縁とが同時ではなく、最初の接触箇所からそれとは反対側に向けて順次接触する。
こうして、トップシンバルがボトムシンバルの傾斜角度に追従してその向きを変えながらボトムシンバルに合着されることで、トップシンバル及びボトムシンバルの隙間から空気を逃がしつつ、両シンバルを合着させることができる。これにより、ハイハットに特有の音色を響かせることができる。一方、フットペダルの踏み込みを解除すれば、トップシンバルは、ロッドと共に上方に移動して、ボトムシンバルから離間する。そして、トップシンバルは、ボトムシンバルにより傾けられた状態から、元の水平な状態へと復帰する。
特許文献1には、ハイハットスタンドにボトムシンバルを傾けて取り付けるための構成が開示されている。この構成によれば、図9に示すように、パイプ100の上端に、筒状のリテーナ101が固定されている。リテーナ101には、平板状の受け皿102が、軸103を介して回動可能に支持されている。受け皿102の上面には、ボトムシンバルBSの振動を吸収するため、フェルト等からなる緩衝部材106が配置されている。リテーナ101の軸103と反対側の端部には、ナット101aが取り付けられている。ナット101aには、調節ネジ108が、その先端を上方に向けて螺合されている。調節ネジ108の先端は、受け皿102の下面102aに当接されている。上記の取付構造によれば、調節ネジ108を回して進退させることにより、受け皿102が軸103を中心に回動し、ボトムシンバルBSの傾斜角度が調節される。そして、調節ネジ108に螺合されたロックナット110をリテーナ101に締め付けることで、ボトムシンバルBSの傾斜角度が固定される。
なお、シンバルの取付構造として、特許文献2には、クローズドハイハットアタッチメントが開示されている。この文献に開示のクローズドハイハットアタッチメントも、図9に示す構成と類似したシンバルの取付構造を有している。
米国特許第5063819号明細書 米国特許第6177621号明細書
上述したように、トップシンバルは、フットペダルが踏み込まれていない状態でボトムシンバルよりも上方に配置されており、フットペダルが踏み込まれると下方に移動してボトムシンバルに合着される。しかしながら、特許文献1に開示の取付構造によれば、フットペダルの踏み込み操作によりトップシンバルを繰り返し上下動させると、トップシンバルがボトムシンバルの傾斜角度に追従して傾けられた後、元の水平な状態に復帰しないまま上昇することがある。特に、フットペダルを素早く連続的に操作する場合、トップシンバルが水平な状態に復帰できずに、傾いたままの状態で上下動することが多くなる。こうしたトップシンバルの動きによって、ハイハットに特有の音色を十分に響かせることができなくなる。
本発明の目的は、トップシンバルとボトムシンバルとの合着性を良くすることで、シンバルの音色を響かせることのできるシンバルの取付構造、ハイハットスタンド、及びクローズドハイハットアタッチメントを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、シンバルを長尺部材に取り付けるための取付構造であって、シンバルは、トップシンバル、及びトップシンバルと同軸上でかつ対向して配置されるボトムシンバルからなるシンバルの取付構造において、長尺部材に設けられ、ボトムシンバルを下方から支持する支持具と、長尺部材における支持具よりも上方に設けられ、トップシンバルを長尺部材に取り付けるための取付具と、支持具及び取付具の少なくとも一方に設けられ、トップシンバル及びボトムシンバルの少なくとも一方を長尺部材の軸線と直交する水平面に対し傾斜させる方向に付勢する付勢手段とを備えることを要旨とする。
この構成によれば、トップシンバル及びボトムシンバルの少なくとも一方が付勢手段の付勢力により長尺部材と直交する水平面に対し傾斜させられるため、トップシンバルとボトムシンバルとを合着させたときにそれらの合着性を良くすることができる。これにより、付勢手段を有しない従来構成によりシンバルを取り付ける場合と比較して、シンバルの音色を響かせることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、トップシンバルは、ボトムシンバルに対し接離可能となるよう長尺部材に取り付けられていることを要旨とする。
この構成によれば、例えば、ボトムシンバルにトップシンバルを接離させて演奏されるハイハットにおいて、フットプレートが踏み込まれている状態では、付勢手段の付勢力を利用して、ボトムシンバルがトップシンバルに追従して水平な状態へとその傾きを変えるため、トップシンバル及びボトムシンバルを良好に合着させることができる。一方、フットプレートの踏み込みが解除されると、付勢手段の付勢力を利用して、ボトムシンバルは、水平にされた状態から、所定の傾斜角度に傾けられた元の状態へと復帰することができる。つまり、ボトムシンバルがトップシンバルに追従して水平な状態へとその傾きを変えることで、トップシンバルを常に水平にしたまま上下動させて両シンバルを合着させることができる。これにより、フットペダルを素早く連続的に操作する場合であっても、ハイハットに特有の音色を十分に響かせて演奏することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、付勢手段は、トップシンバル及びボトムシンバルの軸線から径方向に離間して配置されていることを要旨とする。
この構成によれば、付勢手段をトップシンバル及びボトムシンバルの軸線から径方向に離間して配置することで、付勢手段の付勢力により、トップシンバル及びボトムシンバルの少なくとも一方を、長尺部材の軸線と直交する水平面に対し確実に傾斜させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の発明において、付勢手段は、トップシンバルと反対側に位置するボトムシンバルの下面を付勢することを要旨とする。
この構成によれば、付勢手段によりボトムシンバルが弾性的に下方から支持されることによって、トップシンバルとボトムシンバルとの合着性がより一層高められる。また、ハイハットの場合、上下動するトップシンバルに追従して、ボトムシンバルの傾きを円滑に変化させることもできる。これにより、フットペダルを素早く連続的に操作する場合であっても、ハイハットに特有の音色をより一層響かせて演奏することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、支持具は、長尺部材に固定されるリテーナと、リテーナに対し回動可能に取り付けられてボトムシンバルが載置される受け皿とを備え、付勢手段は、受け皿とリテーナとの間に設けられて受け皿の回動中心と反対側に位置し、リテーナから受け皿を離間する方向に付勢することを要旨とする。
この構成によれば、受け皿がリテーナに対し回動可能に取り付けられることで、ボトムシンバルの動きに合わせて受け皿を滑らかに回動させることもできる。よって、上下動するトップシンバルに追従して、ボトムシンバルの傾きをより一層円滑に変化させることができる。また、従来の取付構造から大幅な設計変更を伴わないため、既存の部品を設計し直したり、新たに別の部品を準備したりするための作業を少なくすることができる。よって、設計コストの上昇、ひいては、製造コストの上昇を抑制することもできる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発明において、支持具は、更に、トップシンバル及びボトムシンバルが合着したときに付与される付勢力を調節するための調節手段を備えていることを要旨とする。
この構成によれば、調節手段によって、トップシンバル及びボトムシンバルが合着したときに付与される付勢手段の付勢力を調節することができる。これにより、シンバルを叩打したときの感触を調節したり、シンバルの音色を調節したりすることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6記載の発明において、受け皿は、リテーナに対し着脱可能であることを要旨とする。
この構成によれば、受け皿をリテーナから取り外すことにより、受け皿とリテーナとの間に取り付けられた付勢手段を交換することができる。こうして付勢手段を別のものと交換することにより、シンバルを叩打したときの感触やシンバルの音色を調節できる範囲を広くすることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の発明において、取付具は、対向する位置に設けられた一対の突部を有し、一対の突部を介してトップシンバルに点接触することを要旨とする。
この構成によれば、取付具とトップシンバルとの接触面積を小さく抑えることができる。よって、取付具によりトップシンバルの振動が妨げられないため、シンバルの音色をより一層響かせることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項8記載の発明において、取付具の表面には目印が設けられ、目印は、長尺部材に取り付けられた取付具の向きを表示することを要旨とする。
取付具の向きによっては、取付具の突部によりトップシンバルの振動が妨げられて、シンバルの音色が響かなくなることがある。その点、この構成によれば、演奏者は、取付具の目印を見て、ハイハットが振動し易くなるように、取付具の向きを適宜調節することができる。よって、取付具の突部によりトップシンバルの振動が妨げられることを防止することができる。
請求項10に記載の発明は、トップシンバル、及びトップシンバルと同軸上でかつ対向して配置されるボトムシンバルからなるハイハットが取り付けられるハイハットスタンドであって、中空のパイプを有するスタンド本体と、スタンド本体の下端に設けられ、ハイハットの演奏時に操作されるフットペダルと、パイプ内に配置され、フットペダルの踏み込みに伴い上下動するロッドと、パイプの上端に設けられ、ボトムシンバルを下方から支持する支持具と、パイプ内から上方に突出したロッドに固定され、トップシンバルをロッドに取り付けるための取付具と、支持具及び取付具の少なくとも一方に設けられ、トップシンバル及びボトムシンバルの少なくとも一方をロッドの軸線と直交する水平面に対し傾斜させる方向に付勢する付勢手段とを備えることを要旨とする。
この構成によれば、請求項2に記載の発明と同等の作用効果を奏するハイハットスタンドを提供することができる。
請求項11に記載の発明は、トップシンバル、及びトップシンバルと同軸上でかつ対向して配置されるボトムシンバルからなるクローズドハイハットが取り付けられるクローズドハイハットアタッチメントであって、クローズドハイハットが取り付けられる対象物を把持するクランプと、クローズドハイハット及びクランプが固定されるロッドと、ロッドに設けられてボトムシンバルを下方から支持する支持具と、ロッドにおいて支持具よりも上方に設けられ、トップシンバルをロッドに取り付けるための取付具とを備えたクローズドハイハットアタッチメントにおいて、請求項3〜9のいずれか一項に記載のシンバルの取付構造を備えていることを要旨とする。
この構成によれば、請求項1に記載の発明と同等の作用効果を奏するクローズドハイハットアタッチメントを提供することができる。
本発明によれば、トップシンバルとボトムシンバルとの合着性を良くすることで、シンバルの音色を響かせることのできるシンバルの取付構造、ハイハットスタンド、及びクローズドハイハットアタッチメントを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るハイハットスタンドを示す側面図。 ハイハットボトムの分解斜視図。 ハイハットクラッチの分解斜視図。 ハイハットボトム及びハイハットクラッチを用いてハイハットがハイハットスタンドに取り付けられた状態を示す部分断面図。 (a)はフットプレートが踏み込まれていないときのトップシンバル及びボトムシンバルを示す断面図、(b)はフットプレートが踏み込まれているときのトップシンバル及びボトムシンバルを示す断面図。 本発明の第2実施形態に係るクローズドシンバルアタッチメントを示す斜視図。 ハイハットボトム及びハイハットクラッチを用いてクローズドハイハットがクローズドハイハットアタッチメントに取り付けられた状態を示す断面図。 別例の圧縮コイルばねの取付位置を説明するための模式図。 従来のハイハットボトムを用いてボトムシンバルがスタンド本体に取り付けられた状態を示す部分断面図。
(第1実施形態)
以下、本発明のシンバルの取付構造を、ハイハットHSが取り付けられるハイハットスタンド10に適用した第1実施形態について、図1〜図5(b)を参照して説明する。
図1に示すように、ハイハットスタンド10は、スタンド本体12、フットペダル11、ロッド13、支持具としてのハイハットボトム14、取付具としてのハイハットクラッチ15を備えている。スタンド本体12は、下部パイプ21と、下部パイプ21内に配置される長尺部材としての上部パイプ22と、下部パイプ21に取り付けられた三脚23とを有している。
下部パイプ21の下端には、フットペダル11が取り付けられている。フットペダル11は、床面Fに載置されるベース31と、演奏者の足が載置されて操作されるフットプレート32とを備えている。三脚23は、両パイプ21,22の軸線を中心に開くことで、ハイハットスタンド10を床面Fに対し垂直に支持する。下部パイプ21の上端には、スタンド本体12の高さを調節するときに操作される蝶ネジ24が設けられている。
上部パイプ22の上端には、ボトムシンバルBSを下方から支持するハイハットボトム14が固定されている。両パイプ21,22内には、長尺部材としてのロッド13が、その先端を上部パイプ22の上端から突出させた状態で遊挿されている。ロッド13の上端には、トップシンバルTSをロッド13に取り付けるためのハイハットクラッチ15が固定されている。ロッド13の下端は、図示しない連結部材を介して、フットプレート32の先端に連結されている。
ボトムシンバルBSは、その中央の孔にロッド13を挿通した状態で、ハイハットボトム14により上部パイプ22の上端に支持されている。トップシンバルTSは、その中央の孔にロッド13を挿通した状態で、ハイハットクラッチ15によりロッド13の上端に取り付けられている。トップシンバルTS及びボトムシンバルBSは、互いに同軸上に、かつ対向してハイハットスタンド10に取り付けられている。
次に、ハイハットボトム14の構成について図2及び図4を参照して説明する。
図2に示すように、ハイハットボトム14は、上面が開口した略箱状のリテーナ41、ボトムシンバルBSが載置される受け皿42、軸部43a及び頭部43bからなるボルト43、付勢手段としての圧縮コイルばね44、ロックナット45、リング状をなす緩衝部材としてのフェルト46を備えている。
リテーナ41は、略中央に円筒軸部41aを有している。円筒軸部41aには、ロッド13が挿通されてガイドされる挿通孔41bが形成されている。リテーナ41には、ボルト43が挿通される挿通孔41cが形成されている。リテーナ41の外側面には、一対の突起41dが形成されている。両突起41dは、円筒軸部41aに対し挿通孔41cと反対側に配置されている。受け皿42は、ボトムシンバルBSが載置される円形状の載置部42aを有している。載置部42aの中央には、円筒軸部41aが挿通される挿通孔42bが形成されている。
図4に示すように、ハイハットボトム14は、リテーナ41を介して、上部パイプ22の上端に固定されている。リテーナ41の挿通孔41cには、ボルト43の軸部43aがナット47と共に収容されている。ボルト43の軸部43aには、ロックナット45が螺合されている。ボルト43の軸部43aの下端は、リテーナ41の下面から下方に突出している。ボルト43の軸部43aの下端には、ボルト43の頭部43bが固定されている。
リテーナ41の両突起41dは、受け皿42の基端部に設けられた一対の孔42cに嵌め込まれている。こうして、受け皿42は、リテーナ41に対し着脱可能に組み付けられている。また、受け皿42は、リテーナ41に対し、両突起41dを中心として回動可能に取り付けられている。リテーナ41と受け皿42との間には、圧縮コイルばね44が、その軸線を縦方向に向けて配置されている。
圧縮コイルばね44は、円筒軸部41aに対し受け皿42の回動中心Aと反対側に配置されている。圧縮コイルばね44は、トップシンバルTS及びボトムシンバルBSの軸線C1から径方向に離間して配置されている。圧縮コイルばね44の下端は、ボルト43の軸部43aの上端に支持されている。また、圧縮コイルばね44の上端は、受け皿42の先端部に設けられた支持凹部42e内に収容及び支持されている。
圧縮コイルばね44は、受け皿42及びリテーナ41間に取り付けられた状態で、ボトムシンバルBS、フェルト46及び受け皿42の自重により圧縮されている。圧縮コイルばね44は、圧縮された分だけ付勢力を蓄えると共にその付勢力により、受け皿42の先端部をリテーナ41から離間する方向に付勢する。即ち、圧縮コイルばね44は、両シンバルTS,BSの軸線C1から径方向に離間した位置で、トップシンバルTSと反対側に位置するボトムシンバルBSの下面BS1を上方に付勢する。ボトムシンバルBSは、圧縮コイルばね44の付勢力により少し持ち上げられた状態で、受け皿42と共に水平面Hに対し所定の傾斜角度θに傾けられている。ここで、水平面Hとは、長尺部材としての上部パイプ22やロッド13等の軸線、即ち、トップシンバルTS及びボトムシンバルBSの軸線C1と直交する面を意味している。
ハイハットボトム14は、トップシンバルTS及びボトムシンバルBSが合着したときに付与される圧縮コイルばね44の付勢力を調節可能に構成されている。即ち、調節手段としてのボルト43を回して上方に移動させると、受け皿42は、その先端部をリテーナ41から更に離間させる方向に回動する。これにより、ボトムシンバルBSの傾斜角度θは更に大きくなり、両シンバルTS、BSが合着したときに付与される圧縮コイルばね44の付勢力も大きくなる。これとは逆に、ボルト43を回して下方に移動させると、受け皿42は、その先端部をリテーナ41に接近させる方向に回動する。これにより、ボトムシンバルBSの傾斜角度θは小さくなり、両シンバルTS,BSが合着したときに付与される圧縮コイルばね44の付勢力も小さくなる。更に、ボルト43に螺合されたロックナット45をリテーナ41に締め付けることにより、ボトムシンバルBSの傾斜角度θは固定される。
次に、ハイハットクラッチ15の構成について図3及び図4を参照して説明する。
図3に示すように、ハイハットクラッチ15は、略円柱状のクラッチ本体51、ネジ52、そのネジ52と螺合する蝶ナット53、中空ボルト54、上部ロックナット55、調整ナット56、リング状をなす緩衝部材としてのフェルト57、円筒状の保護カバー58、下部ロックナット59を備えている。ネジ52の端部には、縦孔52aを有するブロック体52bが形成されている。クラッチ本体51には、ロッド13が挿通される縦孔51aと、ブロック体52bが収容される収容孔51bと、収容孔51bに連通する横孔51cとが形成されている。
中空ボルト54は、軸線方向の中央を含む領域に第1ネジ部54aを有し、軸線方向の下端を含む領域に第2ネジ部54bを有している。調整ナット56は、トップシンバルTSと点接触する一対の突部56aを有している。各突部56aは、調整ナット56の下面において対向する位置にそれぞれ設けられている。調整ナット56の外周面には、ロッド13に取り付けられたハイハットクラッチ15の向きを表示するための目印56bが設けられている。
図4に示すように、ハイハットクラッチ15は、クラッチ本体51を介して、ロッド13の上端に固定されている。ネジ52は、ブロック体52bの縦孔52aをクラッチ本体51の縦孔51aと一致させた状態で、クラッチ本体51の横孔51cに挿通されている。そして、ネジ52に螺合された蝶ナット53をクラッチ本体51に締め付けることにより、ロッド13がブロック体52bを介しクラッチ本体51の縦孔51aに押し付けられて、ハイハットクラッチ15がロッド13に固定される。
中空ボルト54は、クラッチ本体51の縦孔51aに下方から圧入されると共に、固定ピン60を介してクラッチ本体51の下部に固定されている。中空ボルト54の第1ネジ部54aには、上部ロックナット55及び調整ナット56がそれぞれ螺合されている。中空ボルト54の第1ネジ部54aよりも下方の部分には、調整ナット56との間にトップシンバルTSを介装した状態で、フェルト57、保護カバー58及び下部ロックナット59がそれぞれ装着されている。下部ロックナット59は、中空ボルト54の第2ネジ部54bに螺合されている。
ハイハットクラッチ15は、第1ネジ部54aに螺合された調整ナット56と第2ネジ部54bに螺合された下部ロックナット59との間にトップシンバルTSを挟持した状態で、ロッド13の上端に取り付けられる。この状態で、下部ロックナット59は、第2ネジ部54bに締め付けられてトップシンバルTSの裏面を押圧し、調整ナット56は、第1ネジ部54aに締め付けられてトップシンバルTSの表面を押圧する。また、上部ロックナット55は、調整ナット56が第1ネジ部54aに所望のトルクで締め付けられた状態から緩められないようにロックする。
続いて、ハイハットスタンド10の作用について図1及び図5(a),(b)を参照して説明する。
演奏者によりフットプレート32が踏み込まれていない状態では、図5(a)に示すように、トップシンバルTSがボトムシンバルBSから離れている。このとき、トップシンバルTSは、ハイハットクラッチ15により水平に保持された状態で、ロッド13の上端に固定されている。一方、ボトムシンバルBSは、圧縮コイルばね44の付勢力により所定の傾斜角度θに傾けられた状態で、上部パイプ22の上端に支持されている。
演奏者によりフットプレート32が踏み込まれると、図5(b)に示すように、ロッド13は、フットプレート32の先端の動きに合わせて下方へ移動する。これにより、トップシンバルTSも下方へ移動し、最初に、トップシンバルTSの周縁の一部がボトムシンバルBSの周縁と接触する。そして、トップシンバルTSの周縁が、ボトムシンバルBSとの最初の接触箇所からそれとは反対側に向けて順次接触する。このとき、トップシンバルTSは、ハイハットクラッチ15により水平に保持されたまま下方へと移動する。
一方、トップシンバルTSの押し下げにより圧縮コイルばね44が圧縮されることで、ボトムシンバルBSは、トップシンバルTSに追従して水平な状態へとその傾きを変える。フットプレート32が踏み込まれている状態では、圧縮コイルばね44が、両シンバルTS,BSに対しこれらを合着する方向に付勢している。このため、ロッド13と共に押し下げられたトップシンバルTSは、圧縮コイルばね44の付勢力によって、ボトムシンバルBSに対して良好に合着されている。
フットプレート32の踏み込みが解除されると、ロッド13は、フットプレート32の先端の動きに合わせて上方へ移動する。このときも、トップシンバルTSは、ハイハットクラッチ15により水平に保持されたまま上昇する。トップシンバルTSの上昇により圧縮コイルばね44が圧縮状態から開放されるため、ボトムシンバルBSは、水平にされた状態から、所定の傾斜角度θに傾けられた元の状態(図5(a)に示す状態)へと復帰する。こうして、トップシンバルTSは、常に水平に保持されたまま上下動することで、ボトムシンバルBSに対し接離される。
第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ハイハットボトム14は、付勢手段としての圧縮コイルばね44を備えている。圧縮コイルばね44は、トップシンバルTS及びボトムシンバルBSの軸線C1から径方向に離間して配置されている。この構成によれば、例えば、ボトムシンバルBSにトップシンバルTSを接離させて演奏されるハイハットHSにおいて、フットプレート32が踏み込まれている状態では、圧縮コイルばね44の付勢力を利用して、ボトムシンバルBSがトップシンバルTSに追従して水平な状態へとその傾きを変えるため、トップシンバルTS及びボトムシンバルBSを良好に合着させることができる。一方、フットプレート32の踏み込みが解除されると、圧縮コイルばね44の付勢力を利用して、ボトムシンバルBSは、水平にされた状態から、所定の傾斜角度θに傾けられた元の状態へと復帰することができる。つまり、ボトムシンバルBSがトップシンバルTSに追従して水平な状態へとその傾きを変えることで、トップシンバルTSを常に水平に保持したまま上下動させることができる。これにより、フットペダル11を素早く連続的に操作する場合であっても、ハイハットHSに特有の音色を十分に響かせて演奏することができる。
(2)圧縮コイルばね44は、両シンバルTS,BSの軸線C1から径方向に離間した位置で、トップシンバルTSと反対側に位置するボトムシンバルBSの下面BS1を上方に付勢する。この構成によれば、圧縮コイルばね44によりボトムシンバルBSが弾性的に下方から支持されることによって、トップシンバルTSとボトムシンバルBSとの合着性がより一層高められる。また、ハイハットHSの場合、上下動するトップシンバルTSに追従して、ボトムシンバルBSの傾きを円滑に変化させることもできる。これにより、フットペダル11を素早く連続的に操作する場合であっても、ハイハットHSに特有の音色をより一層響かせて演奏することができる。
(3)受け皿42は、リテーナ41に対し、両突起41dを中心として回動可能に取り付けられている。圧縮コイルばね44は、受け皿42の先端部をリテーナ41から離間する方向に付勢する。この構成によれば、受け皿42がリテーナ41に対し回動可能に取り付けられることで、ボトムシンバルBSの動きに合わせて受け皿42を滑らかに回動させることができる。よって、上下動するトップシンバルTSに追従して、ボトムシンバルBSの傾きをより一層円滑に変化させることもできる。また、従来のハイハットボトムの構造から大幅な設計変更を伴わないため、既存の部品を設計し直したり、新たに別の部品を準備したりするための作業を少なくすることができる。よって、設計コストの上昇、ひいては、製造コストの上昇を抑制することができる。
(4)ハイハットボトム14は、トップシンバルTS及びボトムシンバルBSが合着したときに付与される圧縮コイルばね44の付勢力を調節可能に構成されている。この構成によれば、調節手段としてボルト43を回すことによって、トップシンバルTS及びボトムシンバルBSが合着したときに付与される圧縮コイルばね44の付勢力を調節することができる。これにより、ハイハットHSを叩打したときの感触を調節したり、ハイハットHSの音色を調節したりすることができる。
(5)受け皿42は、リテーナ41に対し着脱可能に組み付けられている。この構成によれば、受け皿42をリテーナ41から取り外すことにより、受け皿42とリテーナ41との間に取り付けられた圧縮コイルばね44を交換することができる。こうして、圧縮コイルばね44をばね定数の異なる圧縮コイルばねと交換することにより、ハイハットHSを叩打したときの感触やハイハットHSの音色を調節できる範囲を広くすることができる。
(6)調整ナット56は、トップシンバルTSと接触する一対の突部56aを有している。この構成によれば、ハイハットクラッチ15とトップシンバルTSとの接触面積を小さく抑えることができる。よって、ハイハットクラッチ15によりトップシンバルTSの振動が妨げられないため、ハイハットHSの音色をより一層響かせることができる。
(7)ハイハットクラッチ15の向きによっては、調整ナット56の突部56aによりトップシンバルTSの振動が妨げられて、ハイハットHSの音色が響かなくなることがある。例えば、本実施形態の場合、調整ナット56の一対の突部56aがハイハットHSを叩打する位置と同一直線上にある場合よりも、両突部56aがハイハットHSの叩打位置から90度ずれている場合の方が、ハイハットHSを振動させ易くすることができ、ハイハットHSの音色を響かせることができる。その点、本発明によれば、調整ナット56の外周面に目印56bが設けられているため、演奏者は、調整ナット56の目印56bを見て、ハイハットHSが振動し易くなるように、ハイハットクラッチ15の向きを適宜調節することができる。このため、調整ナット56の突部56aにより、トップシンバルTSの振動が妨げられることを防止することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明のシンバルの取付構造をクローズドハイハットアタッチメント80に適用した第2実施形態について、図6〜図7を参照して説明する。なお、第2実施形態における第1実施形態と同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図6に示すように、クローズドハイハットアタッチメント80は、クランプ81、ロッドアッセンブリ82、支持具としてのハイハットボトム14、取付具としてのハイハットクラッチ15を備えている。クランプ81は、クローズドハイハットCHが取り付けられる楽器用スタンドやパイプ等の対象物を把持する。ロッドアッセンブリ82は、クランプ81が固定される第1ロッド83と、クローズドハイハットCHが取り付けられる第2ロッド84と、第1及び第2ロッド83,84を回動可能に連結する連結部材85とを備えている。
図7に示すように、ハイハットボトム14は、リテーナ41を介して、第2ロッド84の下端に設けられた円柱部材87に固定されている。ハイハットクラッチ15は、クラッチ本体51を介して、第2ロッド84の上端に固定されている。クローズドハイハットCHを構成する一対のシンバルのうち、トップシンバルTSは、ハイハットクラッチ15により水平に保持された状態で、第2ロッド84の上端に取り付けられている。ボトムシンバルBSは、ハイハットボトム14を介して、第2ロッド84の下端に支持されている。
このとき、ボトムシンバルBSは、圧縮コイルばね44の付勢力により、水平面Hに対し傾斜する方向に付勢されることで、トップシンバルTSに押し付けられている。しかしながら、ここでは、トップシンバルTSがハイハットクラッチ15により水平に保持されているため、ボトムシンバルBSもトップシンバルTSに追従して水平に保持されている。尚、ここで、水平面Hとは、長尺部材としての第2ロッド84の軸線、即ち、トップシンバルTS及びボトムシンバルBSの軸線C1と直交する面を意味している。また、この場合、トップシンバルTSの周縁をボトムシンバルBSの周縁に密着させるように、トップシンバルTSがボトムシンバルBSに合着されている。
第2実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(2)上記の取付構造によれば、トップシンバルTSとボトムシンバルBSとの合着性が、圧縮コイルばね44等の付勢手段を有しない従来の取付構造よりも向上する。このため、従来のクローズドハイハットアタッチメントを用いてクローズドハイハットCHを取り付けた場合と比較して、クローズドハイハットCHの音色をより一層響かせることができる。
また、ボルト43を回してトップシンバルTS及びボトムシンバルBSに付与される圧縮コイルばね44の付勢力を調節することで、クローズドハイハットCHの音色を演奏者の好みに応じて変更することができる。つまり、クローズドハイハットアタッチメント80に圧縮コイルばね44を組み込むことで、調節できるクローズドハイハットCHの音色の範囲を、従来のクローズドハイハットアタッチメントよりも広げることができる。
なお、第1及び第2実施形態は、以下のように変更してもよい。
・第1及び第2実施形態において、圧縮コイルばね44の取付位置を図8に示すように変更してもよい。この場合、ハイハットボトム90は、上部パイプ22の上端に固定されるリテーナ91と、リテーナ91に対し回動可能に連結された受け皿92と、リテーナ91及び受け皿92間に取り付けられた圧縮コイルばね93とを備えている。圧縮コイルばね93は、その軸線C2をトップシンバルTS及びボトムシンバルBSの軸線C1と一致させるように配置されている。この構成によっても、圧縮コイルばね93は、ボトムシンバルBSをロッド13に対し傾斜させるように、ボトムシンバルBSの下面を付勢することができる。
・第1実施形態において、ボトムシンバルBSに対向するトップシンバルTSの上面を付勢するように、ハイハットクラッチ15に圧縮コイルばね44を取り付けてもよい。この場合、トップシンバルTSは、圧縮コイルばね44の付勢力により所定の傾斜角度θに傾けられた状態で支持されている。演奏者によりフットプレート32が踏み込まれると、トップシンバルTSは、ボトムシンバルBSに追従して水平な状態へとその傾きを変える。尚、第2実施形態においても、ボトムシンバルBSに対向するトップシンバルTSの上面を付勢するように、ハイハットクラッチ15に圧縮コイルばね44を取り付けてもよい。
・第1及び第2実施形態において、ハイハットボトム14から受け皿42を省略してもよい。つまり、圧縮コイルばね44がボトムシンバルBSの下面を直接付勢するように、ハイハットボトム14を構成してもよい。
・第1及び第2実施形態において、調節手段としてのボルト43を省略してもよい。つまり、ハイハットボトム14から、トップシンバルTS及びボトムシンバルBSが合着したときに付与される付勢力を調節するための機能を省略してもよい。
・第1及び第2実施形態において、ハイハットクラッチ15を構成する調整ナット56から一対の突部56aを省略してもよい。この場合、突部56aに代えて、調整ナット56とトップシンバルTSとの間に、緩衝部材としてのフェルトを配置してもよい。
・第1及び第2実施形態において、ハイハットクラッチ15を構成する調整ナット56から目印56bを省略してもよい。
・第2実施形態において、ハイハットクラッチ15及びハイハットボトム14を用いて、種々のタイプのシンバルスタンドにクローズドハイハットCHを取り付けてもよい。
A…回動中心、BS…ボトムシンバル、BS1…下面、C1…軸線、CH…クローズドハイハット、H…水平面、HS…ハイハット(シンバル)、TS…トップシンバル、10…ハイハットスタンド、11…フットペダル、12…スタンド本体、13…ロッド(長尺部材)、14…ハイハットボトム(支持具)、15…ハイハットクラッチ(取付具)、21…下部パイプ、22…上部パイプ(長尺部材)、32…フットプレート、41…リテーナ、42…受け皿、43…ボルト(調節手段)、44…圧縮コイルばね(付勢手段)、56a…突部、56b…目印、80…クローズドハイハットアタチメント、81…クランプ,82…ロッドアッセンブリ(長尺部材)。

Claims (11)

  1. シンバルを長尺部材に取り付けるための取付構造であって、前記シンバルは、トップシンバル、及び前記トップシンバルと同軸上でかつ対向して配置されるボトムシンバルからなるシンバルの取付構造において、
    前記長尺部材に設けられ、前記ボトムシンバルを下方から支持する支持具と、
    前記長尺部材における前記支持具よりも上方に設けられ、前記トップシンバルを前記長尺部材に取り付けるための取付具と、
    前記支持具及び前記取付具の少なくとも一方に設けられ、前記トップシンバル及び前記ボトムシンバルの少なくとも一方を前記長尺部材の軸線と直交する水平面に対し傾斜させる方向に付勢する付勢手段とを備えることを特徴とするシンバルの取付構造。
  2. 請求項1記載のシンバルの取付構造において、
    前記トップシンバルは、前記ボトムシンバルに対し接離可能となるよう前記長尺部材に取り付けられていることを特徴とするシンバルの取付構造。
  3. 請求項1又は2記載のシンバルの取付構造において、
    前記付勢手段は、前記トップシンバル及び前記ボトムシンバルの軸線から径方向に離間して配置されていることを特徴とするシンバルの取付構造。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のシンバルの取付構造において、
    前記付勢手段は、前記トップシンバルと反対側に位置する前記ボトムシンバルの下面を付勢することを特徴とするシンバルの取付構造。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のシンバルの取付構造において、
    前記支持具は、前記長尺部材に固定されるリテーナと、前記リテーナに対し回動可能に取り付けられて前記ボトムシンバルが載置される受け皿とを備え、
    前記付勢手段は、前記受け皿と前記リテーナとの間に設けられて前記受け皿の回動中心と反対側に位置し、前記リテーナから前記受け皿を離間する方向に付勢することを特徴とするシンバルの取付構造。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のシンバルの取付構造において、
    前記支持具は、更に、前記トップシンバル及び前記ボトムシンバルが合着したときに付与される付勢力を調節するための調節手段を備えていることを特徴とするシンバルの取付構造。
  7. 請求項5又は6記載のシンバルの取付構造において、
    前記受け皿は、前記リテーナに対し着脱可能であることを特徴とするシンバルの取付構造。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか一項に記載のシンバルの取付構造において、
    前記取付具は、対向する位置に設けられた一対の突部を有し、前記一対の突部を介して前記トップシンバルに点接触することを特徴とするシンバルの取付構造。
  9. 請求項8記載のシンバルの取付構造において、
    前記取付具の表面には目印が設けられ、前記目印は、前記長尺部材に取り付けられた前記取付具の向きを表示することを特徴とするシンバルの取付構造。
  10. トップシンバル、及び前記トップシンバルと同軸上でかつ対向して配置されるボトムシンバルからなるハイハットが取り付けられるハイハットスタンドであって、
    中空のパイプを有するスタンド本体と、
    前記スタンド本体の下端に設けられ、前記ハイハットの演奏時に操作されるフットペダルと、
    前記パイプ内に配置され、前記フットペダルの踏み込みに伴い上下動するロッドと、
    前記パイプの上端に設けられ、前記ボトムシンバルを下方から支持する支持具と、
    前記パイプ内から上方に突出した前記ロッドに固定され、前記トップシンバルを前記ロッドに取り付けるための取付具と、
    前記支持具及び前記取付具の少なくとも一方に設けられ、前記トップシンバル及び前記ボトムシンバルの少なくとも一方を前記ロッドの軸線と直交する水平面に対し傾斜させる方向に付勢する付勢手段とを備えることを特徴とするハイハットスタンド。
  11. トップシンバル、及び前記トップシンバルと同軸上でかつ対向して配置されるボトムシンバルからなるクローズドハイハットが取り付けられるクローズドハイハットアタッチメントであって、クローズドハイハットが取り付けられる対象物を把持するクランプと、前記クローズドハイハット及び前記クランプが固定されるロッドと、前記ロッドに設けられて前記ボトムシンバルを下方から支持する支持具と、前記ロッドにおいて前記支持具よりも上方に設けられ、前記トップシンバルを前記ロッドに取り付けるための取付具とを備えたクローズドハイハットアタッチメントにおいて、
    請求項3〜9のいずれか一項に記載のシンバルの取付構造を備えていることを特徴とするクローズドハイハットアタッチメント。
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