JP6690174B2 - ドラム用フットペダル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フットボードの踏込操作によってビータを回動させて該ビータでドラムヘッドやバスドラムパッド(キックパッド)を打撃して発音させるドラム用フットペダル装置に関する。
フットボードを踏み込むことによりビータを回動させて、該ビータのビータヘッドでドラムヘッドを打撃して発音させるドラム用フットペダル装置がある。従来のドラム用フットペダル装置は、例えば特許文献1に示すように、ビータが取り付けられた回転軸と、この回転軸を回動自在に枢支する左右一対の支柱と、フットペダルの先端と回転軸とを連結するチェーンなどの伝達部材とを備えている。そして、回転軸の一端または両端には、フットペダルに初期位置への復帰習性を付与するためのスプリング(張引コイルスプリング)が連結されている。スプリングは、その上端がクランクアームに回転自在に軸支されたローラーにリンク部材を介して掛け止めされ、その下端がスプリングの張力を調節するための調節用ネジの通孔に掛け止めされて連結されている。
上記のようなフットペダル装置では、フットボードを繰り返し踏込操作していると、設置場所の床面(設置面)に対してフットペダル装置の位置ずれが生じるおそれがある。そこで、フットペダル装置の位置ずれを防止するために、左右一対の支柱部材を有するフレーム部(前フレーム)にスパイク部材を取り付けている。このスパイク部材は、例えば特許文献2に示すように、先端部が尖状のネジなどで構成されており、先端部がフレーム部の下面側に繰り出し可能に取り付けられている。したがって、フットペダル装置を設置する際にこのスパイク部材をフレーム部の下面側に繰り出すと、設置場所の床面に敷かれたカーペットなどにスパイク部材の先端部が突き刺さることでフットペダル装置の位置ずれを防止するようになっている。また、スパイク部材の他の構成例として、フットペダル装置のヒール部の側面に取り付けたスパイク部材が収納位置と繰出位置との間で回動するように構成したものもある。
特許第2806301号公報 特開平8−95557号公報
ところで、フットペダル装置では、フットボードの踏み込みによる回転方向(ここでは、フットペダル装置の設置面と平行な面内で左右に回転する方向をいう。)の力に対してフットペダル装置を設置面に保持する力(回転を防止する力)が十分ではないという問題がある。特に、左右一対のフットペダル(フットボード)を有するダブルペダル構造のフットペダル装置では、左側のフットペダルが右側のフットペダルに連結されていることで支持されている構造であるため、左側のフットペダルを保持する効果が少ない。なお、ヒール部の側面に取り付けたスパイク部材であっても同様にフットペダル装置の回転方向の位置ずれを規制する効果が少ない。
また、ヒール部の側面に取り付けたスパイク部材が収納位置と繰出位置との間で回動するように構成したものでは、スパイク部材の出し入れの操作に工具が必要であることや、フットペダルの上面側からの操作を容易に行うことができない構造であることで、演奏前や演奏中にスパイク部材の繰出量を調節する作業が非常に行い難いという問題がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、スパイク部材の繰出量の調節が簡単な構造でありながら、フットボードの踏み込みによる装置の位置ずれを効果的に防止できるドラム用フットペダル装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明にかかるドラム用フットペダル装置は、ヒール部材(30−2)に一端部を回転自在に軸支したフットボード(50)と、フットボード(50)の踏込操作に応じてドラムヘッド(H)を打撃するビータ(2)と、ビータ(2)を回動自在に軸支してなる支柱部材(21,22)を有するフレーム部(10)と、一端がフレーム部(10)に固定されると共に、他端がヒール部材(30−2)に固定され、フレーム部(10)とヒール部材(30−2)とを連結してなるベース部材(25)と、ヒール部材(30−2)の下面側に繰り出し可能に該ヒール部材(30−2)に取り付けたスパイク部材(11)と、ヒール部材(30−2)に被せて取り付けたカバー部材(31−2)と、を備え、カバー部材(31−2)の下側にスパイク部材(11)が配置されており、スパイク部材(11)は、フットボード(50)の真下を除く位置に配置されており、フットボード(50)の上面(50c)側からの操作でその繰出量の調節を行うように構成されていることを特徴とする。
本発明にかかるドラム用フットペダル装置によれば、ヒール部材下面側に繰り出し可能に該ヒール部材に取り付けたスパイク部材を備えることで、演奏時にフットボードの踏込操作に伴う設置面に対する装置の位置ずれが生じることを簡単かつ効果的に防止することができる。特に、スパイク部材を支柱部材を有するフレーム部ではなくヒール部材取り付けたことで、フットボードの踏込操作による回転方向の力に対してフットペダル装置を設置面に保持する力を効果的に発揮することができる。また、本発明によれば、演奏中など通常のフットペダル装置の使用状態ではスパイク部材がカバー部材の下側に格納された状態となっているので、演奏中などにはスパイク部材が邪魔にならずに済む。その一方で、スパイク部材を繰り出してフットペダル装置を設置面に固定する際には、カバー部材を取り外せば直ぐにスパイク部材を露出させることができ、スパイク部材の操作を行うことができる。したがって、簡単な構成で、演奏時の利便性とフットペダル装置の設置作業の迅速化との両立を図ることができる。
また、スパイク部材は、フットボードの真下を除く位置に配置されており、フットボードの上面側からの操作でその繰出量の調節を行うように構成されていることで、ドラムの演奏者が演奏前や演奏中にスパイク部材の繰出量を調節することが容易に行えるようになる。したがって、演奏前や演奏中にフットペダル装置の位置ずれを防止することが簡単かつ確実に行えるようになる。
本発明の別の観点に従うドラム用フットペダル装置は、ヒール部材(30)に一端部を回転自在に軸支したフットボード(50)と、フットボード(50)の踏込操作に応じてドラムヘッド(H)を打撃するビータ(2)と、ビータ(2)を回動自在に軸支してなる支柱部材(21,22)を有するフレーム部(10)と、一端がフレーム部(10)に固定されると共に、他端がヒール部材(30)に固定され、フレーム部(10)とヒール部材(30)とを連結してなるベース部材(25)と、ベース部材(25)の前記他端寄りの箇所において該ベース部材(25)の下面側に繰り出し可能に取り付けたスパイク部材(11)と、を備え、前記フットボード(50)には、上面側から見て前記スパイク部材(11)を避けた形状からなる括れ部(51)が形成されており、括れ部(51)を通して前記フットボード(50)の上面側に露出した前記スパイク部材(11)を操作することにより該スパイク部材(11)の繰出量の調節を行うように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、演奏時のフットボードの踏込操作に伴うフットペダル装置の設置面に対する位置ずれを効果的に防止することができると共に、フットボードの踏み込みによる回転方向の力に対してフットペダル装置を設置面に保持する力を効果的に発揮することができるものであり、特に、スパイク部材をベース部材の前記他端寄りの箇所(つまり、ヒール部材寄りの箇所、すなわち、ベース部材の後端部の近傍)に取り付けたことで、フットペダル装置のヒール部材がフットボードの前端部側を支点(中心)として左右方向に回動することが防止され、力の加わるヒール部材周辺でのフットペダル装置の位置ずれを効果的に防止できる。また、上面側から見てスパイク部材を避けた形状からなる括れ部がフットボードに形成され、この括れ部を通してフットボードの上面側に露出したスパイク部材を操作するように構成されているので、ドラムの演奏者が演奏前や演奏中にフットボードの上面側からスパイク部材の繰出量を調節することが容易に行えるようになる。また、踏込操作によって下降するフットボードがスパイク部材と干渉することを確実に防止できる。したがって、フットペダル装置の操作性を向上させることができる。さらには、このような括れ部をフットボードに形成することで、スパイク部材をベース部材の前記他端寄りの箇所に取り付け易くなる。
また、本発明では、カバー部材(31−2)の下面(31d)には、スパイク部材(11)の頭部(11a)を収容するための収容部(31f)が形成されていてよい。この構成によれば、カバー部材をヒール部材に被せて取り付けるだけでスパイク部材をカバー部材の下側に確実に収容することができる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかるドラム用フットペダル装置によれば、スパイク部材の繰出量の調節が簡単な構造でありながら、フットボードの踏込操作による装置の位置ずれを効果的に防止できる。
本発明の一実施形態にかかるドラム用フットペダル装置を示す側面図である。 フットペダル装置を示す正面図である。 ヒール部材及びベース部材とフットボードの一部を示す斜視図である。 ヒール部材及びベース部材とフットボードを上面側から見た概略図である。 スパイク部材の詳細を示す側面図(一部断面図)である。 スパイク部材の繰出量の調節手順を説明するための図である。 第2実施形態にかかるフットペダル装置のヒール部を示す部分拡大斜視図である。 第2実施形態にかかるフットペダル装置のヒール部の側面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の一実施形態にかかるドラム用フットペダル装置の全体構成を示す側面図、図2は、ドラム用フットペダル装置の正面図である。図1及び図2に示すドラム用フットペダル装置1は、設置場所の床面(設置面)に設置されるフレーム部(前フレーム)10と、フレーム部10の後側にベース部材25を介して連結されたヒール部材(ヒール部)30とを備えて構成されている。フレーム部10は、基部20と、基部20の上部に立設された左右一対の支柱部材21,22とを備えている。基部20にはバスドラムBのフープRを挾持するクランプ金具26と、このクランプ金具26をフープRに押し付けるフープ固定ねじ27が取り付けられている。フープ固定ねじ27を締め込むことにより、クランプ金具26が基部20の前端部20aと共にバスドラムBのフープRを挟み込み、フットペダル装置1をバスドラムBに固定する。
左右一対の支柱部材21,22の上端部には回動軸35が枢支されている。回動軸35の軸方向の中央部にはロッカ36が取り付けられ、両端部は支柱部材21,22の上端部に組み込まれた軸受41,42によって軸支されている。ロッカ36には、バスドラムBのドラムヘッドHを打撃するビータヘッド2がビータロッド3を介して取り付けられるとともに、フットボード50の踏込力をビータヘッド2に伝達する連結部材55の上端が固定されている。ビータロッド3の根元部は、ロッカ36に設けられた通孔36aに摺動自在に嵌挿され、かつボルト37によって固定されている。ボルト37を緩めてビータロッド3の長さを調整すると、ビータヘッド2によるドラムヘッドHの打面高さを変えることができる。連結部材55として、本実施形態では金属製のチェーンを用いた例を示したが、これ以外にも皮革または合成樹脂製のバンド等を用いてもよい。
フットボード50は、足を載せるに十分な大きさの平板によって形成され、前端部50aが連結部材55の下端部に連結され、後端部50bがヒール部材30に回転軸30aを介して上下方向に回動自在に連結されている。
また、フットボード50は、コイルスプリング60の付勢力で図1において反時計方向の復帰習性が付与されている。コイルスプリング60は、一方の支柱部材21の外側面に沿って配設されており、上フック60aが回動軸35の一端部に取り付けられたアーム部材38の先端に形成した通孔38aに係止され、下フック60bが支柱部材21の下端部にの近傍に突設された取付部23に張力調節機構100を介して連結されている。
張力調節機構100は、コイルスプリング60の下端に取り付けた調節用ネジ65と、調節用ネジ65をその回転により上下動させる調節用ナット70と、調節用ナット70の緩みを防止するロック用ナット85とを備えて構成されている。調節用ネジ65の上端部には挿通孔65aが形成されており、この挿通孔65aにコイルスプリング60の下フック60bが係入されている。調節用ネジ65の下端部には調節用ナット70が螺合している。
調節用ナット70を締め付け方向へ回転させると、調節用ネジ65を取付部23に対して下側へ移動させることができ、調節用ナット70を緩める方向へ回転させると、調節用ネジ65を取付部23に対して上側へ移動させることができる。このようにして、調節用ナット70を回転させることで調節用ネジ65の高さ位置(取付部23に対する高さ位置)を調節することで、コイルスプリング60の付勢力でフットボード50に作用する力を調節する。調節が済んだらその位置でロック用ナット85を締め付けて調節用ネジ65及び調節用ナット70の位置を固定する。
上記構成のドラム用フットペダル装置1において、フットボード50を足で踏み込むと、連結部材55が引き下げられるため、ロッカ36が回動軸35と一体に回動し、ビータヘッド2がバスドラムBのドラムヘッドHを打撃する。打撃後、フットボード50から踏込力を解除すると、回動軸35がコイルスプリング60の張力によって打撃時とは反対方向に回動するため、ビータヘッド2およびフットボード50は初期位置に復帰し、次の打撃操作を可能にする。
図3は、ヒール部材30及びベース部材25とフットボード50の一部を示す斜視図である。また、図4は、ヒール部材30及びベース部材25とフットボード50を上面側から見た概略図である。ヒール部材30は、左右の側壁33の間の部分が略矩形状に窪んだ凹部34になっており、凹部34に被せて取り付けたカバー部材31を備えている。カバー部材31は、ゴムなど材料で構成された一体成型品であり、凹部34に沿う外形を有し、その上面31cが傾斜面状に形成された部材である。
そして、本実施形態のフットペダル装置1は、ベース部材25にその下面25d側に繰り出し可能に取り付けたスパイク部材11を備えている。スパイク部材11は、ベース部材25の後端部25bの近傍における幅方向の両側に1個ずつが取り付けられている。
図5は、スパイク部材11の詳細を示す側面図(一部断面図)である。同図に示すように、スパイク部材11は、指で摘んで操作するための頭部11aと、該頭部11aから下側に延びる軸部11bと一体にを備えている。軸部11bの外周面にはネジが形成されており、先端部(下端部)11cは先尖状になっている。ベース部材25の上面25cにおける後端部25bの両側(幅方向の両側)には、上方に突出する突起状の台座部28が設けられている。台座部28の上面28cは、ベース部材25の後側から前側に向かって次第に高さ位置が高くなる(ベース部材25の上面25cからの突出量が多くなる)ように傾斜平面状に形成されている。そして、台座部28には、その上面28c側から下面28d側に貫通する貫通孔からなるネジ孔28fが形成されており、ベース部材25のネジ孔28fに対応する位置には、ネジ孔28fよりも径寸法が大きい貫通孔25fが形成されている。ネジ孔28fは、その軸方向がベース部材25の前後に傾斜しており、台座部28の上面28cとネジ孔28fの軸方向とが互いに直交している。また、スパイク部材11の軸部11bの外周に設置したスプリング(コイルスプリング)12が頭部11aと台座部28の上面28cとの間に介在した状態で、軸部11bが台座部28のネジ孔28fに螺合している。
図6は、スパイク部材11の繰出量の調節手順を説明するための図である。上記構成のスパイク部材11は、頭部11aを回して軸部11bをネジ孔28fに対して上下に移動させることで、軸部11bの先端部11cをベース部材25の下面25dから出し入れすることができる。したがって、フットペダル装置1の運搬時などには、図6(a)に示すように、スパイク部材11の先端部11cが貫通孔25fの内部に納まる位置までネジを緩める方向に回しておく。これにより、スパイク部材11の先端部11cがベース部材25の下面25d側に突出しないので、先尖状の先端部11cが邪魔にならずに済む。その一方で、フットペダル装置1を設置場所に設置する際には、フットペダル装置1を床面Lに載置した状態でネジを締める向きに頭部11aを回すことで、図6(b)に示すように、スプリング12の付勢力に抗してスパイク部材11を下方に移動させる。これにより、スパイク部材11の先端部11cをベース部材25の下面25dから突出させることができる。ベース部材25の下面25dから突出したスパイク部材11の先端部11cが床面Lのカーペットなどに突き刺さることで、床面Lに対するフットペダル装置1の位置決め(固定)がなされる。
図4に示すように、左右のスパイク部材11は、フットボード50の括れ部51に対応する位置に配置されている。これにより、フットボード50は、該フットボード50の上面50c側から見てスパイク部材11を避けた形状に形成されている。そして、スパイク部材11は、フットボード50の真下を除く位置に配置されており、フットボード50の上面50c側からの操作でその繰出量の調節を行うことができるように構成されている。
本実施形態のフットペダル装置1によれば、ベース部材25にその下面25d側に繰り出し可能に設けたスパイク部材11を取り付けたことで、演奏時のフットボード50の踏込操作に伴うフットペダル装置1の設置面に対する位置ずれを効果的に防止することができる。特に、スパイク部材11をフレーム部10ではなくベース部材25に取り付けたことで、フットボード50の踏み込みによる回転方向の力に対してフットペダル装置1を設置面に保持する力を効果的に発揮することができる。さらに、スパイク部材11をベース部材25の後端部25bの近傍に取り付けたことで、フットペダル装置1のヒール部材30がフットボード50の前端部50a側を支点とする回転方向(左右方向)に位置ずれすることを効果的に防止できる。
また、フットボード50は、その上面50c側から見てスパイク部材11を避けた形状に形成されている。これにより、スパイク部材11は、フットボード50の真下を除く位置に配置されており、フットボード50の上面50c側からの操作でその繰出量の調節を行うように構成されている。これにより、ドラムの演奏者が演奏前や演奏中にスパイク部材11の繰出量を調節することが容易に行えるようになる。したがって、演奏前や演奏中にフットペダル装置1の位置ずれを防止することが簡単かつ確実に行えるようになる。また、踏込操作によって下降するフットボード50がスパイク部材11と干渉することを確実に防止できる。したがって、フットペダル装置1の操作性を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態の説明及び対応する図面においては、第1実施形態と同一又は相当する構成部分には同一の符号を付し、以下ではその部分の詳細な説明は省略する。また、以下で説明する事項以外の事項については、第1実施形態と同じである。
図7は、本発明の第2実施形態にかかるドラム用フットペダル装置1−2のヒール部材30−2を示す部分拡大斜視図である。また、図8は、ヒール部材30−2の側面図である。なお、図7では、後述するカバー部材31−2をヒール部材30−2の凹部34から取り外した状態を示している。
第1実施形態のフットペダル装置1では、スパイク部材11をベース部材25に取り付けていたのに対して、本実施形態のフットペダル装置1−2では、スパイク部材11をヒール部材30−2に取り付けている。すなわち、ヒール部材30−2の凹部34の底壁32にスパイク部材11が取り付けられている。スパイク部材11は、幅方向に2個が並べて設置されている。スパイク部材11を設けた底壁32には、第1実施形態と同様、傾斜面状の上面28cを有する台座部28が設けられている。スパイク部材11は、台座部28のネジ孔28fに螺合してその先端部11cが底壁32の貫通孔34fから下面側に突出可能となっている。
また、本実施形態のフットペダル装置1−2は、ヒール部材30−2の凹部34に被せて取り付けたカバー部材31−2の下面31d側にスパイク部材11を配置している。そのため、カバー部材31−2の下面31dには、スパイク部材11の頭部11aを収容するための収容部31fが形成されている。収容部31fは、カバー部材31−2の下面31dに開口する箱型の窪みからなる。したがって、ヒール部材30−2の凹部34にカバー部材31−2を取り付けた状態で、スパイク部材11の頭部11aがカバー部材31−2の収容部31fに収容される。
本実施形態のフットペダル装置1−2によれば、演奏中など通常のフットペダル装置1−2の使用状態では、スパイク部材11がカバー部材31−2の収容部31f内に収容された状態となっているので、運搬時や演奏中などにはスパイク部材11が邪魔にならずに済む。その一方で、スパイク部材11を繰り出してフットペダル装置1−2を設置面Lに固定する際には、ヒール部材30−2に取り付けてあるカバー部材31−2を取り外せば、直ぐにスパイク部材11の頭部11aを露出させることができ、スパイク部材11の繰出量の調節を行うことができる。したがって、簡単な構成で、運搬時や演奏時の利便性とフットペダル装置1−2の設置作業の迅速化との両立を図ることができる。
また、カバー部材31−2の下面31dにスパイク部材11の頭部11aを収容するための収容部31fが形成されていることで、カバー部材31−2をヒール部材30−2に被せて取り付けるだけで、スパイク部材11をカバー部材31−2の下側に確実に収容することができる。
なお、図示は省略するが、カバー部材31−2の上面に、演奏時に邪魔にならない(演奏の妨げにならない)程度の孔(貫通孔)を形成しておき、当該孔を介してスパイク部材11の頭部を回すことができるように構成しておくことも可能である。これによれば、カバー部材31−2を取り外すことなくスパイク部材11の繰出量の調節を行うことができるので、迅速にスパイク部材11の繰出量の調節を行うことができ、フットペダル装置1−2の設置作業の更なる効率化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態(第1実施形態)では、スパイク部材11をベース部材25の後端部25bの近傍に取り付けた場合を示したが、本発明にかかるスパイク部材は、ベース部材における他の位置に取り付けることも可能である。また、取り付けるスパイク部材の数は2個には限らず、他の個数であってもよい。さらに、スパイク部材の具体的な形状は上記実施形態に示すものには限定されず、他の形状であってもよい。
また、上記の実施形態では、本発明にかかるドラム用フットペダル装置として、アコースティックドラムのバスドラムを打撃するためのフットペダルを説明したが、本発明にかかるドラム用フットペダル装置は、電子ドラムのバスドラムパッドを打撃するためのフットペダルに適用することも可能である。
1…ドラム用フットペダル装置,2…ビータヘッド,3…ビータロッド,10…フレーム部,11…スパイク部材,11a…頭部,11b…軸部,11c…先端部,12…スプリング,20…基部,20a…前端部,21,22…支柱部材,23…取付部,25…ベース部材,25b…後端部,25c…上面,25d…下面,25f…貫通孔,26…クランプ金具,27…フープ固定ねじ,28…台座部,28c…上面,28d…下面,28f…ネジ孔,30…ヒール部材,30a…回転軸,31…カバー部材,31c…上面,31d…下面,31f…収容部,32…底壁,33…側壁,34…凹部,34f…貫通孔,35…回動軸,36…ロッカ,36a…通孔,37…ボルト,38…アーム部材,38a…通孔,41,42…軸受,50…フットボード,50a…前端部,50b…後端部,50c…上面,51…括れ部,55…連結部材,60…コイルスプリング,60a…上フック,60b…下フック,65…調節用ネジ,65a…挿通孔,70…調節用ナット,85…ロック用ナット,100…張力調節機構

Claims (3)

  1. ヒール部材に一端部を回転自在に軸支したフットボードと、
    前記フットボードの踏込操作に応じてドラムヘッドを打撃するビータと、
    前記ビータを回動自在に軸支してなる支柱部材を有するフレーム部と、
    一端が前記フレーム部に固定されると共に、他端が前記ヒール部材に固定され、前記フレーム部と前記ヒール部材とを連結してなるベース部材と
    前記ヒール部材下面側に繰り出し可能に該ヒール部材に取り付けたスパイク部材と、
    前記ヒール部材に被せて取り付けたカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材の下側に前記スパイク部材が配置されており、
    前記スパイク部材は、前記フットボードの真下を除く位置に配置されており、前記フットボードの上面側からの操作でその繰出量の調節を行うように構成されていることを特徴とするドラム用フットペダル装置。
  2. 前記カバー部材の下面には、前記スパイク部材の頭部を収容するための収容部が形成されていることを特徴とする請求項に記載のドラム用フットペダル装置。
  3. ヒール部材に一端部を回転自在に軸支したフットボードと、
    前記フットボードの踏込操作に応じてドラムヘッドを打撃するビータと、
    前記ビータを回動自在に軸支してなる支柱部材を有するフレーム部と、
    一端が前記フレーム部に固定されると共に、他端が前記ヒール部材に固定され、前記フレーム部と前記ヒール部材とを連結してなるベース部材と、
    前記ベース部材の前記他端寄りの箇所において該ベース部材の下面側に繰り出し可能に取り付けたスパイク部材と、を備え、
    前記フットボードには、上面側から見て前記スパイク部材を避けた形状からなる括れ部が形成されており、
    前記括れ部を通して前記フットボードの上面側に露出した前記スパイク部材を操作することにより該スパイク部材の繰出量の調節を行うように構成されていることを特徴とするドラム用フットペダル装置。
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