JP3061553U - ハイハットシンバルの取付構造 - Google Patents

ハイハットシンバルの取付構造

Info

Publication number
JP3061553U
JP3061553U JP1999000785U JP78599U JP3061553U JP 3061553 U JP3061553 U JP 3061553U JP 1999000785 U JP1999000785 U JP 1999000785U JP 78599 U JP78599 U JP 78599U JP 3061553 U JP3061553 U JP 3061553U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cymbal
fixing
pressing
upper cymbal
pressing force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1999000785U
Other languages
English (en)
Inventor
義裕 星野
Original Assignee
星野楽器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 星野楽器株式会社 filed Critical 星野楽器株式会社
Priority to JP1999000785U priority Critical patent/JP3061553U/ja
Priority to TW089201054U priority patent/TW412039U/zh
Priority to CN99118350.9A priority patent/CN1202505C/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP3061553U publication Critical patent/JP3061553U/ja
Priority to US09/478,763 priority patent/US6177621B1/en
Priority to IDP20000126D priority patent/ID24799A/id
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D13/00Percussion musical instruments; Details or accessories therefor
    • G10D13/01General design of percussion musical instruments
    • G10D13/06Castanets, cymbals, triangles, tambourines without drumheads or other single-toned percussion musical instruments
    • G10D13/063Cymbals
    • G10D13/065Hi-hats

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Auxiliary Devices For Music (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、かつ演奏中に音色の変更を容
易に行うことができるハイハットシンバルの取付構造を
提供する。 【解決手段】 取付ロッドRの所望位置で固定される下
側シンバル固定部材20と、下側シンバル11の取付孔
12に挿入され下側シンバル固定部材上に載置される下
側シンバル受け部材25と、下側シンバルと下側シンバ
ル受け部材間に介装される下側弾性部材29と、上側シ
ンバル15と下側シンバルとの合着位置で固定される上
側シンバル固定部31と、上側シンバル固定部に軸支さ
れ複数の押圧部37,38を有する押圧力調整部35
と、操作レバー部40とを備えた上側シンバル固定調節
部材30と、押圧部の押圧力を受ける作動部材45と、
上側シンバルの取付孔16に挿入され作動部材の下側に
配置される上側シンバル押さえ部材50と、上側シンバ
ルと上側シンバル押さえ部材間に介装される上側弾性部
材55とからなるハイハットシンバルの取付構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、ハイハットシンバルの取付構造、特にはペダルを備えずに下側シ ンバルと上側シンバルとを合着状態で取り付けるハイハットシンバルの取付構造 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハイハットシンバルとしては、ペダル操作により上側シンバルを下側シ ンバルに合着離間させて演奏するものと、ペダルを備えずに下側シンバルと上側 シンバルとを合着状態(クローズ状態)または離間状態(オープン状態)で取付 ロッドに取り付けて上側シンバルをスティック打ちにより演奏するものとがある 。
【0003】 上記のスティック打ちにより演奏するハイハットシンバルとして、例えば、実 公平3−39834号公報、実用新案登録第2551692号に記載されている 構成のものが知られている。
【0004】 実公平3−39834号公報に示すものは、支柱に支持されるシャフトの下端 側に下側シンバル受け部材を設け、前記シャフトの上端側に上側シンバル受け部 材を上下に摺動可能に設けるとともに、前記上側シンバル受け部材の下側に、該 上側シンバル受け部材を上方に押圧するばね部材を設け、かつ前記上側シンバル 受け部材の上側に、前記シャフトの上端側に設けたねじ部に螺合させて前記上側 シンバル受け部材を下方に押し下げるハンドル付きナットを設けた構造であり、 前記ハンドル付きナットを回転させて上側シンバルを上下方向に移動させること により上側シンバルと下側シンバルの間隔を調整するものである。
【0005】 また、実用新案登録第2551692号に示すものは、ホルダー本体の内部に おける支持ロッドの下端部には、外周にねじ部が形成された調整ねじ部材が、支 持ロッドと軸線を一致させた状態で連結され、前記ホルダー本体の中間部には、 このホルダー本体に挿入された前記支持ロッドの前記調整ねじ部材と螺合するね じ部が形成されて自身の回動により前記調整ねじ部材を介して前記支持ロッドを 上下方向へ移動させる間隔調整部材が回動自在に配設され、前記支持ロッドの下 方側には、前記支持ロッドの下端部に配設されたブッシュを介してこの支持ロッ ドを上方へ向けて押圧する付勢部材が設けられた構造であり、前記間隔調整部材 を回動させることにより該間隔調整部材のねじ部と螺合している調整ねじ部材及 び調整ねじ部材と連結する支持ロッドを移動させて、上側シンバルと下側シンバ ルの間隔を調整するものである。
【0006】 上記2例のハイハットシンバルにおいては、2枚のシンバルをオープン状態( 上側シンバルと下側シンバルとが離間した状態)からクローズ状態(上側シンバ ルと下側シンバルとが合着した状態)まで広範囲に亘って設定することができる ため、組付後の演奏中において音色(音質)を変更することができる。ところが 、これらのハイハットシンバルにおいては、構造が複雑となり、コストが高くな ってしまう問題があった。
【0007】 そこで、近年、図6及びその要部断面図である図7に示すようなハイハットシ ンバルが提案されている。 このハイハットシンバルは、シンバルスタンド70の取付ロッド71が挿通さ れその所望位置で固定される下側シンバル固定部材81と、下側シンバル72の 取付孔73に挿入され前記取付ロッド71が挿通された状態で前記下側シンバル 固定部材81上に載置される下側シンバル受け部材82と、前記下側シンバル7 2と前記下側シンバル受け部材82との間に介装される下側弾性部材83と、上 側シンバル74の取付孔75に挿入され取付ロッド71が挿通される上側シンバ ル押さえ部材84と、該上側シンバル押さえ部材84上面に圧接するように前記 取付ロッド71に固定される上側シンバル固定部材85と、前記上側シンバル7 4と前記上側シンバル押さえ部材84との間に介装される上側弾性部材86とを 備える構造である。図示の符号76はシンバルスタンド70の本体パイプ部、7 7は同じく脚部、78は同じく保持ロッド、79は前記本体パイプ部76と保持 ロッド78を連結するための連結保持部、80は前記保持ロッド78と取付ロッ ド71を角度調整可能に連結する角度調整部材である。なお、図示の例では前記 2つのシンバル72,74に加えて、さらにもう一枚のシンバル90が設けられ ている。
【0008】 上記ハイハットシンバルにおいては、取付構造が極めて簡単となり、コストを 大幅に低減することができる。しかしながら、このハイハットシンバルにおいて は、下側シンバル72及び上側シンバル74は、取付ロッド71に固定される下 側シンバル固定部材81と上側シンバル固定部材85との間(正確に言えば下側 弾性部材83と上側弾性部材86との間)で挟持固定されるため、当該ハイハッ トシンバルの組付後において前記2つのシンバル72,74は常時一定の押圧力 で合着した状態となる。その結果、当該ハイハットシンバルにおいては、先に説 明した2例のハイハットシンバルのように、演奏中に音色を変更することができ ず、演奏の幅が狭くなる問題がある。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、このような点に鑑みなされたもので、簡単な構造で、かつ演奏中 に音色の変更を容易に行うことができるハイハットシンバルの取付構造を提供す るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、シンバルスタンドの取付ロッドに下側シンバルと上側 シンバルとを異なった押圧力による合着状態で取り付ける構造であって、前記取 付ロッドが挿通されその所望位置で固定される下側シンバル固定部材と、前記下 側シンバルの取付孔に挿入され前記取付ロッドが挿通された状態で前記下側シン バル固定部材上に載置される下側シンバル受け部材と、前記下側シンバルと前記 下側シンバル受け部材との間に介装される下側弾性部材と、前記取付ロッドが挿 通され前記上側シンバルと前記下側シンバルとの合着位置で固定される上側シン バル固定部と、前記上側シンバル固定部に軸部を介して軸支され該軸部から異な った長さ距離の複数の押圧部を有する押圧力調整部と、前記押圧力調整部と一体 に形成された操作レバー部とを備えた上側シンバル固定調節部材と、前記上側シ ンバル固定調節部材の下側に配置されて前記押圧部の押圧力を受ける作動部材と 、前記上側シンバルの取付孔に挿入され前記取付ロッドが挿通された状態で前記 作動部材の下側に配置される上側シンバル押さえ部材と、前記上側シンバルと前 記上側シンバル押さえ部材との間に介装される上側弾性部材とからなることを特 徴とするハイハットシンバルの取付構造に係る。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の一実施例に係るハイハットシンバルの要部の分解斜視図、図 2はその組付状態を示す部分断面図、図3は同ハイハットシンバルの押圧力調整 部及び操作レバー部の断面図、図4は同ハイハットシンバルの下側シンバルと上 側シンバルとが緩く合着した状態を示す部分正面図、図5は同じく下側シンバル と上側シンバルとがきつく合着した状態を示す部分正面図である。
【0012】 図1及び図2にはこの考案の一実施例に係るハイハットシンバルの要部である シンバル取付部10の分解図及びその組付図が示される。このシンバル取付部1 0は、シンバルスタンドSの取付ロッドRに下側シンバル11と上側シンバル1 5とを異なった押圧力による合着状態で取り付けるものであり、下側シンバル固 定部材20と、下側シンバル受け部材25と、下側弾性部材29と、上側シンバ ル固定調節部材30と、作動部材45と、上側シンバル押さえ部材50と、上側 弾性部材55とからなる。なお、図2中の符号HはシンバルスタンドSの保持ロ ッド、Aは該保持ロッドHと取付ロッドRを角度調整可能に連結する角度調整部 材である。
【0013】 下側シンバル固定部材20は、下側シンバル受け部材25、ひいては下側シン バル11を前記取付ロッドRに対して位置決めするためのもので、前記取付ロッ ドRが挿通されその所望位置で固定される。この実施例における下側シンバル固 定部材20は、ロッド挿通用中空部20aを有する筒体(若しくは円盤体)から なり、前記中空部20aから取付ロッドRが挿通されて固定ねじ部材21により 固定されている。図示の符号22は前記下側シンバル固定部材20側面から中空 部20aへ貫通して形成された前記固定ねじ部材21のためのねじ孔である。
【0014】 下側シンバル受け部材25は、下側シンバル11を受けて該シンバル11を取 付ロッドRに保持するためのもので、前記下側シンバル11の取付孔12に挿入 され前記取付ロッドRが挿通された状態で前記下側シンバル固定部材20上に載 置される。この実施例では、前記下側シンバル受け部材25は、筒部26と環状 鍔部27とが一体に形成されたものからなり、前記筒部26が下側シンバル11 の取付孔12に挿入される部分となり、前記環状鍔部27が下側シンバル固定部 材20上面と当接する部分となっている。なお、前記のように筒部26が下側シ ンバル11の取付孔12に挿入されることによって、下側シンバル11の取付ロ ッドRに対する摺動に起因する前記取付孔12の劣化を防ぐ利点がある。図示の 符号25aは当該下側シンバル受け部材25のロッド挿通用中空部である。
【0015】 下側弾性部材29は、前記下側シンバル受け部材25からの押圧力を緩衝して 下側シンバル11に伝達するためのもので、前記下側シンバル11と下側シンバ ル受け部材25との間に介装される。この実施例では、前記下側弾性部材29と してフェルトが用いられているが、勿論これに限らず、該下側弾性部材29とし てゴムや発泡体やバネ等の他の弾性を有するものを用いても良い。図示の符号2 9aは当該下側弾性部材29に設けられた前記下側シンバル受け部材25の筒部 26の挿通用中空部である。
【0016】 上側シンバル固定調節部材30は、作動部材45及び上側シンバル押さえ部材 50、ひいては上側シンバル15を前記取付ロッドRに対して調節可能に位置固 定するためのもので、上側シンバル固定部31と押圧力調整部35と操作レバー 部40とを備える。
【0017】 前記上側シンバル固定部31は、後述する軸部36の高さ位置を決定する部分 で、取付ロッドRが挿通され前記上側シンバル15と下側シンバル11との合着 位置で固定される。この実施例では、該上側シンバル固定部31は、ロッド挿通 用中空部31aを有する直方体からなり、前記中空部31aから取付ロッドRが 挿通されて固定ねじ部材32により固定されている。また、この上側シンバル固 定部31の一対の面(図示では正面及び背面)には、軸部36,36のための軸 孔34,34が形成されている。図示の符号33は前記上側シンバル固定部31 の前記軸孔34,34を有する一対の面と直交する面(図示では側面)から中空 部31aへ貫通して形成された前記固定ねじ部材32のためのねじ孔である。
【0018】 前記押圧力調整部35は、作動部材45を上下動させて上側シンバル15に対 する押圧力を調節(変化)させる部分で、前記上側シンバル固定部31に軸部3 6,36を介して軸支される。この実施例においては、該押圧力調整部35は、 一対の板状体からなり、それらが前記上側シンバル固定部31の軸孔34,34 を有する面(図示では正面及び背面)を挟むように配され、前記軸部36,36 を介して軸支される。また、当該押圧力調整部35は、図3からよりよく理解さ れるように、前記軸部36,36から異なった長さ距離m,n(この実施例では m<nとされる。)の複数(この実施例では一の板状体につき2個)の押圧部3 7,38を有している。この押圧部37,38は、作動部材45上面に当接して 該作動部材45を押圧する部分である。なお、この実施例では前記押圧部37, 38はそれぞれ平面とされ、かつ各押圧部37,38間が曲面部Cにより連結さ れている。これによって、後述する音色を変更する際における押圧力調整部35 の回動をスムーズにすることができる。図示の符号39は前記軸部36のために 押圧力調整部35に形成された軸孔である。
【0019】 前記操作レバー部40は、前記押圧力調整部35を回動させる部分で、該押圧 力調整部35と一体に形成されている。この実施例では、当該操作レバー部40 は、前記押圧力調整部35の第1押圧部37に対向する面からその直交方向より 僅かに押圧力調整部35の第2押圧部38側へ傾斜するように形成されていると ともに、該操作レバー部40の根本部側(押圧力調整部35側)に開口41を有 し、操作レバー部40自身の動きを取付ロッドRにより妨げられないようになっ ている。
【0020】 作動部材45は、前記上側シンバル固定調節部材30の押圧部37,38の押 圧力を受ける部分で、前記上側シンバル固定調節部材30の下側に配置される。 この実施例の作動部材45は、ロッド挿通用中空部45aを有する筒体(若しく は円盤体)からなり、前記中空部45aから取付ロッドRが挿通されて前記上側 シンバル固定調節部材30の下側に配置される。
【0021】 上側シンバル押さえ部材50は、上側シンバル15を押さえるためのもので、 前記上側シンバル15の取付孔16に挿入され前記取付ロッドRが挿通された状 態で前記作動部材45の下側に配置される。この実施例では、前記上側シンバル 押さえ部材50は、筒部51と環状鍔部52とが一体に形成されたものからなり 、前記筒部51が上側シンバル15の取付孔16に挿入される部分となり、前記 環状鍔部52が前記作動部材45下面と当接する部分となっている。なお、前記 のように筒部51が上側シンバル15の取付孔16に挿入されることによって、 上側シンバル15の取付ロッドRに対する摺動に起因する前記取付孔16の劣化 を防ぐ利点がある。図示の符号50aは上側シンバル押さえ部材50のロッド挿 通用中空部である。
【0022】 上側弾性部材55は、前記上側シンバル押さえ部材50からの押圧力を緩衝し て上側シンバル15に伝達するためのもので、前記上側シンバル15と上側シン バル押さえ部材50との間に介装される。この実施例では、当該上側弾性部材5 5としてフェルトが用いられているが、前記下側弾性部材29と同様に、ゴムや 発泡体やバネ等の他の弾性を有するものを用いても良い。図示の符号55aは当 該上側弾性部材55に設けられた前記上側シンバル押さえ部材50の筒部51の 挿通用中空部である。
【0023】 このようにしてなる取付構造においては、図4に示すように前記上側シンバル 固定調節部材30の押圧力調整部35の第1押圧部37が前記作動部材45に当 接している場合と、図5に示すように前記第2押圧部38が前記作動部材45に 当接している場合とでは、異なる音色が奏される。以下、この原理について具体 的に説明する。
【0024】 すなわち、前記押圧力調整部35の軸部36(正確に言えば該軸部36の中心 )から前記下側弾性部材29下面までの距離Lは、前記取付ロッドRに固定され る上側シンバル固定部31の位置と下側シンバル固定部材20の位置で決まり、 該上側シンバル固定部31及び下側シンバル固定部材20の取付ロッドRへの固 定後において、当該距離Lは常に一定となる。この距離Lは図4の場合には次式 で表すことができる。 L=m+j+p1+k+p2 上式において、mは前記押圧力調整部35の軸部36中心から前記第1押圧 部37までの距離、jは作動部材45上面から上側シンバル押さえ部材50下面 までの距離、p1は上側弾性部材55の厚み、kは上側シンバル15最上面から 下側シンバル11最下面までの距離、p2は下側弾性部材29の厚みである。 他方、図5の場合には前記距離Lは次式で表すことができる。 L=n+j+q1+k+q2 上式において、nは前記押圧力調整部35の軸部36中心から前記第2押圧 部38までの距離、jは作動部材45上面から上側シンバル押さえ部材50下面 までの距離、q1は上側弾性部材55の厚み、kは上側シンバル15最上面から 下側シンバル11最下面までの距離、q2は下側弾性部材29の厚みである。 そして、上式,より次式の関係が導き出される。 〔p1+p2〕−〔q1+q2〕=n−m ここで、前記上側シンバル15及び下側シンバル11に作用する押圧力は、前 記上側弾性部材55の厚みと前記下側弾性部材29の厚みに反比例する。 したがって、図5の場合には図4の場合に比べ、前記上側弾性部材55及び下 側弾性部材29が前記各押圧部37,38から軸部36までの距離の差〔n−m 〕分だけ縮み(式参照)、上側シンバル15及び下側シンバル11に作用する 押圧力は増加して当該上側シンバル15と下側シンバル11との合着はきつくな るため、図4の場合と図5の場合とでは奏される音色は異なるのである。次に、 演奏中に音色を変更(切替)する方法について述べる。
【0025】 演奏中における音色の変更は、前記上側シンバル固定調節部材30の操作レバ ー部40の操作により押圧力調整部35を上側シンバル固定部31に対して回動 させ、作動部材45上面に当接する前記押圧力調整部35の押圧部を第1押圧部 37から第2押圧部38へ、あるいは第2押圧部38から第1押圧部37へとい うように変更するだけで、極めて簡単に行うことができる。
【0026】 なお、この実施例では、前記押圧力調整部35の押圧部の数は2個とされてい るが、本考案はこれに限定されず、前記押圧部を3個以上として、当該ハイハッ トシンバルの組付後の演奏に際し3以上の音色を出せるようにしても良い。
【0027】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案に係るハイハットシンバルの取付構造に よれば、極めて簡単な構造となりコストを低減できるとともに、演奏中に音色を ワンタッチで変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るハイハットシンバル
の要部の分解斜視図である。
【図2】その組付状態を示す部分断面図である。
【図3】図3は同ハイハットシンバルの押圧力調整部及
び操作レバー部の断面図である。
【図4】同ハイハットシンバルの下側シンバルと上側シ
ンバルとが緩く合着した状態を示す部分正面図である。
【図5】同じく下側シンバルと上側シンバルとがきつく
合着した状態を示す部分正面図である。
【図6】従来のハイハットシンバルの全体正面図であ
る。
【図7】同ハイハットシンバルの要部を示す部分断面図
である。
【符号の説明】
11 下側シンバル 12 下側シンバルの取付孔 15 上側シンバル 16 上側シンバルの取付孔 20 下側シンバル固定部材 25 下側シンバル受け部材 29 下側弾性部材 30 上側シンバル固定調節部材 31 上側シンバル固定部 35 押圧力調整部 36 軸部 37,38 押圧部 40 操作レバー部 45 作動部材 50 上側シンバル押さえ部材 55 上側弾性部材 S シンバルスタンド R 取付ロッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンバルスタンドの取付ロッドに下側シ
    ンバルと上側シンバルとを異なった押圧力による合着状
    態で取り付ける構造であって、 前記取付ロッドが挿通されその所望位置で固定される下
    側シンバル固定部材と、 前記下側シンバルの取付孔に挿入され前記取付ロッドが
    挿通された状態で前記下側シンバル固定部材上に載置さ
    れる下側シンバル受け部材と、 前記下側シンバルと前記下側シンバル受け部材との間に
    介装される下側弾性部材と、 前記取付ロッドが挿通され前記上側シンバルと前記下側
    シンバルとの合着位置で固定される上側シンバル固定部
    と、前記上側シンバル固定部に軸部を介して軸支され該
    軸部から異なった長さ距離の複数の押圧部を有する押圧
    力調整部と、前記押圧力調整部と一体に形成された操作
    レバー部とを備えた上側シンバル固定調節部材と、 前記上側シンバル固定調節部材の下側に配置されて前記
    押圧部の押圧力を受ける作動部材と、 前記上側シンバルの取付孔に挿入され前記取付ロッドが
    挿通された状態で前記作動部材の下側に配置される上側
    シンバル押さえ部材と、 前記上側シンバルと前記上側シンバル押さえ部材との間
    に介装される上側弾性部材とからなることを特徴とする
    ハイハットシンバルの取付構造。
JP1999000785U 1999-02-19 1999-02-19 ハイハットシンバルの取付構造 Expired - Lifetime JP3061553U (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999000785U JP3061553U (ja) 1999-02-19 1999-02-19 ハイハットシンバルの取付構造
TW089201054U TW412039U (en) 1999-02-19 1999-04-28 Installing structure of high position cap cymbals
CN99118350.9A CN1202505C (zh) 1999-02-19 1999-08-24 双铙钹的安装装置
US09/478,763 US6177621B1 (en) 1999-02-19 2000-01-06 Installation structure of high hat cymbal
IDP20000126D ID24799A (id) 1999-02-19 2000-02-18 Struktur pemasangan simbal high-hat

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999000785U JP3061553U (ja) 1999-02-19 1999-02-19 ハイハットシンバルの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3061553U true JP3061553U (ja) 1999-09-24

Family

ID=11483366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999000785U Expired - Lifetime JP3061553U (ja) 1999-02-19 1999-02-19 ハイハットシンバルの取付構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6177621B1 (ja)
JP (1) JP3061553U (ja)
ID (1) ID24799A (ja)
TW (1) TW412039U (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6344605B1 (en) * 2000-04-20 2002-02-05 Hwa Shin Musical Instrument Co., Ltd. Multi-orientation adjustable clamp device clamping at drum's counterhoop
US6307137B1 (en) * 2000-06-21 2001-10-23 Tsun-Chi Liao Adjustable cymbal stand
US7204375B2 (en) * 2001-01-16 2007-04-17 Paiste America, Inc. Display arm for cymbal
US6967273B2 (en) * 2004-02-04 2005-11-22 Wu-Hong Hsieh Recovery force adjustment device for a paddle of a cymbal stand
FR2866467B1 (fr) * 2004-02-18 2006-05-05 Jacques Antoine Sposito Dispositif a commande par baguette sur charleston permettant l'ouverture et la fermeture de cette double cymbale.
US7342163B2 (en) * 2005-05-02 2008-03-11 O'donnell Richard L Apparatus and method for offsetting and tilting hi-hat cymbals
US7479593B1 (en) * 2007-11-19 2009-01-20 Townsend David J Quick release cymbal locking device
NO20101418A1 (no) * 2010-10-13 2012-04-16 Jarle Johansen Anordning for demping av vibrasjoner hos slagverk
JP5345165B2 (ja) 2011-02-23 2013-11-20 星野楽器株式会社 シンバルの取付構造、ハイハットスタンド、及びクローズドハイハットアタッチメント
US8436240B1 (en) * 2011-10-19 2013-05-07 Billdidit Inc. Quick release coupling
US8471133B1 (en) * 2012-01-06 2013-06-25 K.H.S. Musical Instrument Co., Ltd. Quick-release cymbal felt locating device
US8940989B1 (en) 2012-11-16 2015-01-27 Daniel John Spriggel Percussion musical instrument
GB2534502B (en) * 2013-10-03 2018-05-09 Drum Workshop Inc Cymbal holder with slotted threads and plunger
US9390694B2 (en) * 2014-11-07 2016-07-12 Elias J. D. N. Berlinger Adaptable drum practice device
JP7202659B2 (ja) * 2019-11-28 2023-01-12 星野楽器株式会社 ハイハットアタッチメント

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0516630Y2 (ja) * 1988-07-14 1993-04-30
US5218151A (en) 1990-12-20 1993-06-08 Yamaha Corporation Hi-hat cymbal holder
US5140883A (en) * 1991-02-01 1992-08-25 Fay Douglas C Harp action
US5808217A (en) * 1996-12-04 1998-09-15 Hwa Shin Musical Instrument Co., Ltd. Superior cymbal mounting structure
US6054645A (en) * 1997-08-20 2000-04-25 Gauger; Gary L. Hi-hat percussion instrument

Also Published As

Publication number Publication date
US6177621B1 (en) 2001-01-23
ID24799A (id) 2000-08-24
TW412039U (en) 2000-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3061553U (ja) ハイハットシンバルの取付構造
JPH0524955Y2 (ja)
US7342163B2 (en) Apparatus and method for offsetting and tilting hi-hat cymbals
JP5345165B2 (ja) シンバルの取付構造、ハイハットスタンド、及びクローズドハイハットアタッチメント
US7633000B2 (en) U-joint for double pedal
JP2002169538A (ja) 二重調節式ドラムリムクランプ装置を備えたドラムビーター及びペダル装置
CN1235185C (zh) 带有可自动调节的音调孔垫密封机构的木管乐器
CN101241696B (zh) 乐器
US4945802A (en) Pneumatic return for foot pedals associated with percussion instruments
US7071398B2 (en) Adjustable bridge system for a stringed instrument
JP2003122348A (ja) 楽器用スタンド
US20050061136A1 (en) Multi-tonal ligature
US7329810B2 (en) Cymbal crash apparatus
US5415072A (en) Foot-pedal engaging and disengaging mechanism of high-hat cymbal
US4068553A (en) Stringed musical instrument
JPS6333271Y2 (ja)
US4377964A (en) Bass drum modulator
US20040154457A1 (en) Damping element
US11450299B1 (en) Pneumatic return for foot pedals associated with percussion instruments
JPH0452792Y2 (ja)
JP2001513215A (ja) 楽器のキーレバー
JP2005173274A (ja) 楽器用ペダル組立体
JP2006195234A (ja) 木管楽器
JP4000627B2 (ja) 木管楽器用タンポ皿
JP2000338966A (ja) 楽器用スタンド

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term