JP2012169600A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】導体回路層のピール強度が高いプリント配線板を得る。
【解決手段】表面が樹脂組成物からなる基板1の当該表面上に、無電解めっきにより無電解めっき層2を形成する工程と、無電解めっき層2上に、開口を有するレジストマスク3を形成する工程と、開口内に、電解めっきにより電解めっき層4を形成する工程と、レジストマスク3を除去する工程と、無電解めっき層2のうち、平面視で電解めっき層4と重ならない部分をエッチングにより選択的に除去する工程と、を備え、無電解めっき層2を形成する工程の後であって電解めっき層4を形成する工程の前において基板1を加熱する第1の加熱工程、及び/又は電解めっき層4を形成する工程の後において基板1を加熱する第2の加熱工程を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板の製造方法に関する。
電子機器の高機能化等の要求に伴い、電子部品の高密度集積化、さらには高密度実装化等が進んでいる。このため、電子部品に使用される高密度実装対応のプリント配線板等においても、従来にも増して、小型薄型化、高密度化、及び多層化が進んでいる。
プリント配線板の基板上に高密度でパターン精度の高い導体回路層を効率よく形成する方法として、セミアディティブ法(SAP法)が行われ始めている。
SAP法による回路の形成は、例えば次のように行われる。まず、コア基板または層間絶縁層の樹脂表面に粗化処理を施す。次いで、粗化処理が施された樹脂表面上に、下地になる無電解めっき層を形成する。次いで、めっきレジストにより非回路形成部を保護し、電解めっきにより回路形成部に電解めっき層の厚付けを行う。その後、レジストを除去し、前記回路形成部以外の無電解めっき層をフラッシュエッチングで除去することにより、樹脂表面上に回路が形成される。
SAP法によれば、樹脂表面上に積層する金属層を薄膜化できる。このため、より微細な回路配線を形成することが可能となる。
しかしながら、従来のコア基板または層間絶縁層の樹脂表面でSAP法を行う場合、導体回路層と樹脂表面との間において十分な密着性が得られず、導体回路層のピール強度が低くなることがある。この場合、例えば高温高湿条件下にプリント配線板が晒されたときに、導体回路層が剥離し、加湿膨れが生じ、または接続信頼性を損なう等の問題が生じうる。
さらに、近年のパッケージ基板の薄型化と低反りを両立するため、基板の高剛性、低熱膨張化を目的として充填材を高充填する場合がある。この場合、SAP法による導体回路層と樹脂表面との密着性の問題は顕在化する。これは、めっき、またはスミアの除去等において薬液処理をする際に、充填材の影響を受けることが一因である。
樹脂表面と導体回路層との密着性を向上させるために、例えば、特許文献1、2に開示されるSAP法では、樹脂表面の凹凸が1〜7μmになるように樹脂表面に粗化処理を施している。
また、特許文献3には、粗化処理が施されていない銅箔にシランカップリング剤層を積層し、その上にさらに極薄プライマー樹脂層を積層して得られる極薄接着剤層付銅箔が、基材樹脂との接着強度に優れる旨が記載されている。
特開2003−69218号公報 特開2003−60341号公報 特開2005−053218号公報
本発明は、セミアディティブ法によって、コア基板または層間絶縁層の樹脂表面に対する密着性が高い導体回路層を形成し、ひいては導体回路層のピール強度が高いプリント配線板を得ることを目的とする。
本発明によれば、表面が樹脂組成物からなる基板の前記表面上に、無電解めっきにより無電解めっき層を形成する工程と、
前記無電解めっき層上に、開口を有するレジストマスクを形成する工程と、
前記開口内に、電解めっきにより電解めっき層を形成する工程と、
前記レジストマスクを除去する工程と、
前記無電解めっき層のうち、平面視で前記電解めっき層と重ならない部分をエッチングにより選択的に除去する工程と、
を備え、
前記無電解めっき層を形成する工程の後であって前記電解めっき層を形成する工程の前において前記基板を加熱する第1の加熱工程、及び/又は前記電解めっき層を形成する工程の後において前記基板を加熱する第2の加熱工程を有するプリント配線板の製造方法が提供される。
本発明によれば、セミアディティブ法によって、コア基板または層間絶縁層の樹脂表面に対する密着性が高い導体回路層を形成し、ひいては導体回路層のピール強度が高いプリント配線板を得ることができる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本実施形態にかかるプリント配線板の製造方法の一例を説明する模式図である。 本実施形態に係るプリント配線板の製造方法の一例を説明するフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本実施形態にかかるプリント配線板の製造方法の一例を説明する模式図である。図2は、本実施形態に係るプリント配線板の製造方法の一例を説明するフロー図である。
本実施形態に係るプリント配線板の製造方法は、表面が樹脂組成物からなるプリント配線板用基板1の当該表面上に、無電解めっきにより無電解めっき層2を形成する工程と、無電解めっき層2上に、開口を有するレジストマスク3を形成する工程と、レジストマスク3の開口内に、電解めっきにより電解めっき層4を形成する工程と、レジストマスク3を除去する工程と、無電解めっき層2のうち、平面視で電解めっき層4と重ならない部分をエッチングにより選択的に除去する工程と、を備える。また、本実施形態に係るプリント配線板の製造方法は、無電解めっき層2を形成する工程の後であって電解めっき層4を形成する工程の前においてプリント配線板用基板1を加熱する第1の加熱工程、及び/又は電解めっき層4を形成する工程の後においてプリント配線板用基板1を加熱する第2の加熱工程を有する。
このような本実施形態によれば、プリント配線板用基板と導体回路層との密着性を向上することができる。このため、本実施形態により得られるプリント配線板を構成する導体回路層のピール強度を高くすることが可能となる。
第2の加熱工程は、電解めっき層4を形成する工程とレジストマスク3を除去する工程の間、レジストマスク3を除去する工程と無電解めっき層2を選択的に除去する工程の間、または無電解めっき層2を選択的に除去する工程の後に行うことができる。無電解めっき層2を選択的に除去する工程の後に第2の加熱工程を行う場合、無電解めっき層2を選択的に除去した後に、第2の加熱工程による加熱処理を行って、回路層形成段階は終了となる。
第1の加熱工程および第2の加熱工程のいずれも行うことにより、プリント配線板用基板と導体回路層との密着性を、さらに向上させることが可能となる。
以下、図1および図2をもとに、本発明に係るプリント配線板の製造方法の一例を説明する。図1および図2に示すプリント配線板の製造方法は、プリント配線板用基板1を準備する工程(工程(a))、無電解めっき層2を形成する工程(工程(b))、レジストマスク3を形成する工程(工程(c))、電解めっき層4を形成する工程(工程(d))、レジストマスク3を除去する工程(工程(e))、および無電解めっき層4を選択的に除去する工程(工程(f))の各工程を順次行うことにより導体回路層を形成する回路層形成段階を含む。第1加熱工程は、工程(b)と工程(c)との間に行われる。第2加熱工程は、工程(f)の後に行われる。
なお、本実施形態に係るプリント配線板の製造方法は、上記の方法に限定されない。第1の加熱工程は、工程(b)と工程(c)の間、または工程(c)と工程(d)の間に行うことができる。また、第2の加熱工程は、工程(d)と工程(e)の間、工程(e)と工程(f)の間、または工程(f)後に行うことができる。また、第1の加熱工程と第2の加熱工程の両方を行ってもよいし、どちらか一方のみを行ってもよいが、第1の加熱工程および第2の加熱工程の両方を行うことが好ましい。
まず、図1(a)に示すように、工程(a)において、プリント配線板用基板1を準備する。
プリント配線板用基板1としては、特に限定されないが、例えば積層体や金属張積層板等からなるコア基板、または内層回路を被覆した絶縁層を有する多層化基板等を用いることができる。本実施形態に係るプリント配線板の製造方法は、絶縁性樹脂組成物からなる表面にSAP法によって導体回路層を形成する場合であれば適用することができる。本実施形態に係るプリント配線板の製造方法は、例えばコア基板上の導体回路層、または多層プリント配線板の内層回路若しくは外層回路を形成する場合に適用することができる。
コア基板を構成する前記積層体としては、例えば、プリプレグを複数枚重ね合わせたもの等を用いることができる。プリプレグは、特に限定されないが、公知の方法により得ることができる。プリプレグは、例えば熱硬化性樹脂、硬化剤、及び充填剤等を含有した樹脂組成物のワニスを含浸させたガラスクロス等の基材を、加熱乾燥することにより形成される。
コア基板を構成する前記金属張積層板としては、例えばプリプレグ又は前記積層体の少なくとも片面に金属箔を重ね合わせて加熱加圧成形したもの等を用いることができる。なお、金属張積層板をプリント配線板用基板1として用いる場合、表面に設けられた金属箔をエッチング等の方法により除去した金属張積層板が用いられる。これにより、プリント配線板用基板1の表面が、樹脂組成物により構成されることとなる。
前記多層化基板としては、例えば、メッキスルーホール法やビルドアップ法等により、コア基板上に層間絶縁層を介して内層回路となる導体回路層を積層し、多層配線化している途中の積層体であって、最表面に層間絶縁層が積層されているもの等を用いることができる。前記層間絶縁層は、特に限定されないが、例えばプリプレグ又は基材を含まない樹脂組成物等により構成される。
前記内層回路となる導体回路層は、例えばSAP法による回路形成段階において第1の加熱工程を行うことを特徴とする本実施形態に係る回路形成方法によって形成される。これにより、内層回路となる導体回路層のピール強度を向上させることができる。なお、内層回路となる導体回路層は、従来公知の回路形成方法によって形成されてもよい。
また、前記積層体または前記金属張積層板からなるコア基板の両面に設けられた導体回路層は、例えばドリル加工、またはレーザー加工等によりコア基板に形成されたスルーホール内にめっき層等を形成することで互いに電気的に接続される。
導体回路層の支持体となるプリント配線板用基板1は、絶縁性の樹脂組成物からなる表面を有する。プリント配線板用基板1の表面を構成する樹脂組成物は、特に限定されないが、例えば少なくとも熱硬化性樹脂が含まれる樹脂組成物である。かかる熱硬化性樹脂としては、例えば、ユリア(尿素)樹脂、メラミン樹脂、マレイミド化合物ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ベンゾオキサジン環を有する樹脂、ビスアリルナジイミド化合物、ビニルベンジル樹脂、ビニルベンジルエーテル樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、シアネート樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂は、これらのうち、ガラス転移温度が200℃以上になる組合せからなることが好ましい。これらの中でも、熱硬化性樹脂は、ガラス転移温度が200℃以上になる組合せが好ましい。このため、熱硬化性樹脂としては、例えば、スピロ環含有、複素環式、トリメチロール型、ビフェニル型、ナフタレン型、アントラン型、ノボラック型の2または3官能以上のエポキシ樹脂、シアネート樹脂(シアネート樹脂のプレポリマーを含む)、マレイミド化合物、ベンゾシクロブテン樹脂、ベンゾオキサジン環を有する樹脂を用いるのが好ましい。
熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂および/またはシアネート樹脂を用いることにより、樹脂組成物の線膨張を小さくし、また樹脂組成物の耐熱性を著しく向上させることができる。また、エポキシ樹脂および/またはシアネート樹脂を高充填量の充填材と組み合わせることにより、難燃性、耐熱性、耐衝撃性、高剛性、および電気特性(低誘電率、低誘電正接)に優れた樹脂組成物を得ることができる。
ここで、耐熱性の向上は、硬化反応後における熱硬化性樹脂のガラス転移温度が200℃以上になること、硬化後の樹脂組成物の熱分解温度が高くなること、250℃以上での反応残渣などの低分子量成分が低減することに起因すると考えられる。
また、難燃性の向上は、構造上ベンゼン環の割合が高い芳香族系の熱硬化性樹脂において、ベンゼン環が炭化(グラファイト化)し易いために炭化部分が生じることに起因すると考えられる。
前記エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニルノボラック型エポキシ樹脂、アントラセン型エポキシ樹脂、ジヒドロアントラセン型エポキシ樹脂、3官能フェノール型エポキシ樹脂、4官能フェノール型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、アラルキル変性エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、ポリオール型エポキシ樹脂、グリシジルアミン、グリシジルエステル、ブタジエンなどの2重結合をエポキシ化した化合物、水酸基含有シリコーン樹脂類とエピクロルヒドリンとの反応により得られる化合物等が挙げられる。これらの中でも、エポキシ樹脂は、ナフタレン型、またはアリールアルキレン型エポキシ樹脂であるのが好ましい。ナフタレン型、またはアリールアルキレン型エポキシ樹脂を用いることにより、得られる積層板の吸湿半田耐熱性(吸湿後の半田耐熱性)および難燃性を向上させることができる。ナフタレン型エポキシとしては、DIC(株)製のHP−4700、HP−4770、HP−4032D、HP−5000、日本化薬(株)製のNC−7300L、新日鐵化学(株)製のESN−375等が挙げられる。また、アリールアルキレン型エポキシ樹脂としては、日本化薬(株)製のNC−3000、NC−3000L、NC−3000−FH、日本化薬(株)製のNC−7300L、新日鐵化学(株)製のESN−375等が挙げられる。アリールアルキレン型エポキシ樹脂とは、繰り返し単位中に芳香族基とメチレン等のアルキレン基の組合せが一つ以上含むエポキシ樹脂のことをいい、耐熱性、難燃性、および機械的強度が優れる。
前記シアネート樹脂は、例えばハロゲン化シアン化合物とフェノール類とを反応させることにより得ることができる。シアネート樹脂の具体例としては、例えばフェノールノボラック型シアネート樹脂、クレゾールノボラック型シアネート樹脂等のノボラック型シアネート樹脂、ナフトールアラルキル型シアネート樹脂、ジシクロペンタジエン型シアネート樹脂、ビフェニル型シアネート樹脂、ビスフェノールA型シアネート樹脂、ビスフェノールAD型シアネート樹脂、テトラメチルビスフェノールF型シアネート樹脂等のビスフェノール型シアネート樹脂等を挙げることができる。
これらの中でも特にノボラック型シアネート樹脂、ナフトールアラルキル型シアネート樹脂、ジシクロペンタジエン型シアネート樹脂、またはビフェニル型シアネート樹脂を含むことが好ましい。さらに、前記シアネート樹脂を樹脂組成物の全固形分中に10重量%以上含むことが好ましい。これにより、プリプレグの耐熱性(ガラス転移温度、熱分解温度)を向上できる。また、プリプレグの熱膨張係数(特に、プリプレグの厚さ方向の熱膨張係数)を低下することができる。プリプレグの厚さ方向の熱膨張係数を低下させることにより、多層プリント配線の応力歪みを軽減できる。更に、微細な層間接続部を有する多層プリント配線板においては、その接続信頼性を大幅に向上することができる。
ノボラック型シアネート樹脂の中でも好適なものとしては、下記式(1)で表わされるノボラック型シアネート樹脂が挙げられる。この場合、重量平均分子量が大きいノボラック型シアネート樹脂と、重量平均分子量が小さいノボラック型シアネート樹脂と、を組み合わせて用いることが好ましい。重量平均分子量が大きいノボラック型シアネート樹脂の重量平均分子量は、2000以上が好ましく、2000〜10,000がより好ましく、2,200〜3,500がさらに好ましい。また、重量平均分子量が小さいノボラック型シアネート樹脂の重量平均分子量は、1500以下が好ましく、200〜1,300がより好ましい。なお、本実施形態における重量平均分子量は、ポリスチレン換算のゲルパーミエーションクロマトグラフィー法で測定した値である。
Figure 2012169600
また、シアネート樹脂としては、下記一般式(2)で表わされるシアネート樹脂も好適に用いられる。下記一般式(2)で表わされるシアネート樹脂は、α−ナフトールあるいはβ−ナフトール等のナフトール類とp−キシリレングリコール、α,α'−ジメトキシ−p−キシレン、1,4−ジ(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ベンゼン等との反応により得られるナフトールアラルキル樹脂とシアン酸とを縮合させて得られるものである。一般式(2)のnは1以上であるが、10以下であることがさらに望ましい。nが10以下の場合、樹脂粘度が高くならず、基材への含浸性が良好となるため、積層板としての性能を低下させない。また、合成時に分子内重合が起こりにくく、水洗時の分液性が向上し、収量の低下を防止できる。
Figure 2012169600
さらに、シアネート樹脂として、下記式(3)で表わされるジシクロペンタジエン型シアネート樹脂も好適に用いられる。
Figure 2012169600
また、前記熱硬化性樹脂組成物中には、耐熱性の点から、マレイミド化合物が含まれていてもよい。マレイミド化合物は、1分子中に1個以上のマレイミド基を有する化合物であれば、特に限定されるものではない。その具体例としては、N−フェニルマレイミド、N−ヒドロキシフェニルマレイミド、ビス(4−マレイミドフェニル)メタン、2,2−ビス{4−(4−マレイミドフェノキシ)−フェニル}プロパン、ビス(3,5−ジメチル−4−マレイミドフェニル)メタン、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン、ビス(3,5−ジエチル−4−マレイミドフェニル)メタン、ポリフェニルメタンマレイミド、これらマレイミド化合物のプレポリマー、もしくはマレイミド化合物とアミン化合物のプレポリマーなどが挙げられる。
また、前記熱硬化性樹脂組成物中には、金属箔との密着性の点から、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、またはフェノキシ樹脂が含まれていてもよい。
樹脂組成物中の熱硬化性樹脂の量は、樹脂組成物の全固形分中に10〜90重量%であることが好ましく、20〜70重量%がより好ましく、25〜50重量%であることがさらに好ましい。なお、樹脂組成物中の熱硬化性樹脂の量は、その目的に応じて適宜調整されればよく、特に限定されない。
また、熱硬化性樹脂として、エポキシ樹脂及び/又はシアネート樹脂を用いる場合、エポキシ樹脂の含有量は、樹脂組成物の全固形分中に5〜50重量%であることが好ましく、5〜25重量%であることがより好ましい。また、シアネート樹脂の含有量は、樹脂組成物の全固形分中に5〜50重量%であることが好ましく、10〜25重量%であることがより好ましい。
さらに、前記熱硬化性樹脂組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で難燃剤を含有しても良いが、環境の側面から非ハロゲン系難燃剤が好ましい。難燃剤としては、例えば、有機リン系難燃剤、有機系窒素含有リン化合物、窒素化合物、シリコーン系難燃剤、または金属水酸化物等が挙げられる。有機リン系難燃剤としては、三光(株)製のHCA、HCAHQ、HCA−NQ等のホスフィン化合物、クラリアント(株)製のOP930、大八化学(株)製のPX200等のリン酸エステル化合物、東都化成(株)製のFX289等のリン含有エポキシ樹脂、または東都化成(株)製のERF001等のリン含有フェノキシ樹脂等が挙げられる。有機系窒素含有リン化合物としては、大塚化学(株)製のSPB100、SPE100等のホスファゼン化合物等が挙げられる。金属水酸化物としては、住友化学(株)製CL310、昭和電工(株)HP−350等の水酸化アルミニウム等が挙げられる。
また、熱硬化性樹脂組成物には硬化剤を併用しても良い。例えば、熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂やシアネート樹脂であれば、フェノール樹脂や、エポキシ樹脂やシアネート樹脂の硬化促進剤を用いることができる。前記フェノール樹脂は、特に限定されないが、例えば、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、ビスフェノールAノボラック樹脂、アリールアルキレン型ノボラック樹脂等のノボラック型フェノール樹脂、未変性のレゾールフェノール樹脂、桐油、アマニ油、クルミ油等で変性した油変性レゾールフェノール樹脂等のレゾール型フェノール樹脂等が挙げられる。上記フェノール樹脂としては、フェノールノボラック樹脂又はクレゾールノボラック樹脂が好ましい。中でも、ビフェニルアラルキル変性フェノールノボラック樹脂が、吸湿半田耐熱性の点から好ましい。
これらの中の1種類を単独で用いることもできるし、異なる重量平均分子量を有する2種類以上を併用したり、1種類または2種類以上と、それらのプレポリマーを併用したりすることもできる。
前記硬化促進剤は、特に限定されないが、例えば、ナフテン酸亜鉛等の有機金属塩、ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン等の3級アミン類、2−エチル−4−エチルイミダゾール等のイミダゾール類、ノニルフェノール等のフェノール化合物、パラトルエンスルホン酸等の有機酸、オニウム塩化合物等またはこの混合物が挙げられる。これらの中の誘導体も含めて1種類を単独で用いることもできるし、これらの誘導体も含めて2種類以上を併用したりすることもできる。
樹脂組成物中には、無機充填材を含有することが、低熱膨張と機械強度の点から好ましい。無機充填材は、特に限定されないが、例えばタルク、焼成クレー、未焼成クレー、マイカ、ガラス等のケイ酸塩、酸化チタン、アルミナ、シリカ、溶融シリカ等の酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ハイドロタルサイト等の炭酸塩、水酸化アルミニウム、ベーマイト(AlO(OH)、「擬」ベーマイトと通常呼ばれるベーマイト(すなわち、Al・xHO、ここで、x=1から2))、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム等の硫酸塩または亜硫酸塩、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸アルミニウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム等のホウ酸塩、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、窒化炭素等の窒化物、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム等のチタン酸塩等を挙げることができる。これらの中の1種類を単独で用いることもできるし、2種類以上を併用することもできる。
これらの中でも水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、ベーマイト、シリカ、溶融シリカ、タルク、焼成タルク、アルミナが好ましい。低熱膨張性、および絶縁信頼性の点で特にシリカが好しく、球状の溶融シリカがより好ましい。また、耐燃性の点で、水酸化アルミニウムが好ましい。樹脂組成物中に無機充填材が高濃度に充填されている場合、ドリル摩耗性が悪化するが、無機充填材としてベーマイトを用いることにより、ドリル摩耗性が良好となる。
無機充填材の粒径は、特に限定されないが、平均粒径が単分散の無機充填材を用いることもできるし、平均粒径が多分散の無機充填材を用いることができる。さらに、平均粒径が単分散及び/または多分散の無機充填材を1種類または2種類以上併用することもできる。なお、本明細書中において平均粒径が単分散であるとは、粒径の標準偏差が10%以下であるものを意味する。また、平均粒径が多分散であるとは、粒径の標準偏差が10%以上であるものを意味する。
前記無機充填材の平均粒径は、特に限定されないが、0.1μm〜5.0μmが好ましく、特に0.1μm〜3.0μmが好ましい。無機充填材の粒径を前記下限値以上とすることで、樹脂組成物の粘度が高くなることを抑制し、プリプレグ作製時の作業性を良好とすることができる。また、無機充填材の粒径を前記上限値以下とすることで、樹脂組成物中で無機充填材の沈降等の現象が起こることを抑制することができる。尚、平均粒径は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(島津製作所SALD−7000等の一般的な機器)を用いて測定することができる。
前記無機充填材の含有量は、特に限定されないが、樹脂組成物の全固形分中に10〜90重量%であることが好ましく、30〜80重量%であることがより好ましく、50〜75重量%であることがさらに好ましい。樹脂組成物中にシアネート樹脂及び/又はそのプレポリマーを含有する場合には、上記無機充填材の含有量は、樹脂組成物の全固形分中に50〜75重量%であることが好ましい。無機充填材の含有量を上記上限値以下とすることで、樹脂組成物の流動性を良好なものとすることができる。また、無機充填剤の含有量を上記下限値以上とすることで、樹脂組成物からなる絶縁層の強度を十分に高くすることができる。
樹脂組成物には、更にカップリング剤を含有しても良い。カップリング剤は、熱硬化性樹脂と無機充填材との界面の濡れ性を向上させるために配合される。熱硬化性樹脂と無機充填剤との界面の濡れ性を向上させることにより、基材に対して樹脂および無機充填材を均一に定着させ、耐熱性、特に吸湿後の半田耐熱性を改良することができる。
前記カップリング剤は、特に限定されないが、例えば、エポキシシランカップリング剤、カチオニックシランカップリング剤、アミノシランカップリング剤、チタネート系カップリング剤、シリコーンオイル型カップリング剤等が挙げられる。カップリング剤としてこれらを用いることにより、無機充填材の界面との濡れ性を高くすることができる。このため、樹脂組成物の耐熱性をより向上させることできる。
前記カップリング剤の添加量は、特に限定されないが、無機充填材100重量部に対して0.05〜3重量部が好ましく、特に0.1〜2重量部が好ましい。カップリング剤の含有量を前記下限値以上とすることで、無機充填材を十分に被覆して、耐熱性を向上する効果が十分に得ることができる。また、カップリング剤の含有量を前記上限値以下とすることで、反応に影響を与えることを抑制することができる。これにより、曲げ強度等の低下を抑制することが可能となる。
樹脂組成物には、必要に応じて、消泡剤、レベリング剤、紫外線吸収剤、発泡剤、酸化防止剤、難燃剤、シリコーンパウダー等の難燃助剤、イオン捕捉剤等の上記成分以外の添加物を添加しても良い。
樹脂組成物は、プリプレグの低線膨張化、高剛性化、及び高耐熱化を実現しやすい点から、少なくともエポキシ樹脂、シアネート樹脂、及び無機充填材を含むことが好ましい。中でも、樹脂組成物の固形分中に、エポキシ樹脂を5〜50重量%、シアネート樹脂を5〜50重量%、及び無機充填材を10〜90重量%含むことが好ましく、エポキシ樹脂を5〜25重量%、シアネート樹脂を10〜25重量%、及び無機充填材を30〜80重量%含むことがより好ましい。
プリント配線板用基板1の表面には、デスミア処理を行うことができる。これにより、プリント配線板用基板1の表面に生じたスミアを除去することができる。デスミア処理は、特に限定されないが、有機物分解作用を有する酸化剤溶液等を使用した湿式法、または対象物となるものに直接酸化作用の強い活性種(プラズマ、ラジカル等)を照射して有機物残渣を除去するプラズマ法等の乾式法等の公知の方法によって行うことができる。
湿式法のデスミア処理は、例えば次のように行われる。まず、樹脂表面に膨潤処理を施す。次いで、アルカリ処理によるエッチングを行う。その後、樹脂表面に中和処理を施す。
次に、図1(b)に示すように、工程(b)において、表面が樹脂組成物からなるプリント配線板用基板1の当該表面上に無電解めっきを行い、無電解めっき層2を形成する。無電解めっきは、パラジウム等の触媒を付着させためっき対象物の表面に、めっきする金属のイオンを含む電解液(めっき液)を接触させる化学めっき法等の公知の方法により行うことができる。本実施形態では、無電解めっきとして、例えば無電解銅めっきが行われる。
無電解めっき層2の厚さは、特に限定されないが、0.1μm以上2μm以下であることが好ましい。無電解めっき層2の厚さを0.1μm以上とすることで、後述する電解めっき工程を容易に行うことができる。また、無電解めっき層2の厚さを2μm以下とすることで、無電解めっき層2の形成を短時間で行うことが可能となる。これにより、作業効率の向上を図ることができる。
次に、第1の加熱工程を行う。なお、第1の加熱工程は、工程(b)と工程(c)の間に行うことに限定されず、工程(c)と工程(d)の間に行われてもよい。後述する手順により形成される導体回路層5のピール強度をより向上させる点から、第1の加熱工程は、工程(b)と工程(c)の間に行われることが好ましい。
第1の加熱工程における加熱処理の加熱温度は、130〜280℃であることが好ましく、140〜230℃であることがより好ましい。加熱温度がこの範囲内であることにより、導体回路層5のピール強度を向上させることができる。
第1の加熱工程における加熱処理は、特に限定されないが、例えば、クリーンオーブン等の窒素(N)を導入できる公知の装置によって行うことができる。
第1の加熱工程における加熱処理は、酸素(O)濃度が1000ppm以下の雰囲気下で行われることが好ましく、酸素(O)濃度が500ppm以下の雰囲気下で行われることがより好ましい。これにより、導体回路層5を構成する銅の酸化を防ぎ、導体回路層5のピール強度を向上させることができる。
第1の加熱工程における加熱処理は、さらに窒素(N)濃度が78%以上の雰囲気下で行われることがより好ましく、窒素(N)濃度が85%以上の雰囲気下で行われることがより好ましい。これにより、導体回路層5のピール強度をさらに向上させることができる。
また、第1の加熱工程における加熱処理は、大気圧下で行われてもよいが、減圧下において行われてもよい。例えば空気雰囲気下において3torr以下の減圧下で加熱処理を行うことにより、酸素濃度を1000ppm以下に低減することができる。また、空気を窒素で置換して窒素濃度を高めた雰囲気下において減圧した場合は、3torr以上であっても酸素濃度を1000ppm以下に低減することができる。このため、導体回路層5を構成する銅の酸化を防ぎ、導体回路層のピール強度を向上させることができる。
さらに、第1の加熱工程において、プリント配線用基板1を加熱処理する時間は、30分以上300分以下であることが好ましい。加熱処理する時間が30分以上である場合、導体回路層5のピール強度を向上させる効果を十分に得ることができる。また、加熱処理する時間が300分以下である場合、良好な作業効率を実現することができる。
次に、図1(c)に示すように、工程(c)において無電解めっき層2の上に、開口を有するレジストマスク3を形成する。
レジストマスク3により、無電解めっき層2のうち導体回路が形成されない領域をマスクする。すなわち、レジストマスク3の開口内が、導体回路を形成する領域となる。
レジストマスク3としては、特に限定されないが、公知の材料を用いることができる。レジストマスク3は、例えば感光性ドライフィルム等により構成される。レジストマスク3として感光性ドライフィルムを用いる場合、レジストマスク3の形成は例えば次のように行われる。まず、無電解めっき層2上に感光性ドライフィルムを積層する。次いで、感光性ドライフィルムのうち、導体回路が形成されない領域に位置する部分を露光して光硬化する。次いで、感光性ドライフィルムのうちの未露光部を、現像液によって溶解・除去する。このとき、無電解めっき層2上に残存する硬化した感光性ドライフィルムが、レジストマスク3となる。
次に、図1(d)に示すように、工程(d)において、レジストマスク3の開口内に電解めっきを厚く施すことにより、回路形成部に電解めっき層4を形成する。
電解めっきは、めっき対象物をめっき液中に浸漬して電気を流す等の公知の方法によって行うことができる。
次に、図1(e)に示すように、工程(e)において、レジストマスク3を除去する。
次に、図1(f)に示すように、工程(f)において、無電解めっき層2のうち、平面視で電解めっき層4と重ならない部分をフラッシュエッチングにより選択的に除去する。すなわち、導体回路が形成されない領域に位置する無電解めっき層2が除去されることとなる。これにより、プリント配線板用基板1上に導体回路層5が形成されることとなる。なお、フラッシュエッチングは、過硫酸ナトリウム等のエッチング液をスプレー等により局所的にエッチングする等の公知の方法により行うことができる。
以下、当該工程(f)を、パターン状エッチング工程とも呼ぶ。
次に、第2の加熱工程を行う。なお、第2の加熱工程は、工程(f)の後に行うことに限定されず、工程(d)と工程(e)の間、または工程(e)と工程(f)との間に行われてもよい。導体回路層5のピール強度をより向上させる点から、第2の加熱工程は、工程(f)の後に行われることが好ましい。
第2の加熱工程における加熱処理の加熱温度は、130〜280℃であることが好ましく、140〜230℃であることがより好ましい。加熱温度がこの範囲内であることにより、導体回路層5のピール強度を向上させることができる。
第2の加熱工程における加熱処理は、特に限定されないが、上述の第1の加熱工程の加熱処理と同様にして行うことができる。
第2の加熱工程における加熱処理は、酸素(O)濃度が1000ppm以下の雰囲気下で行われることが好ましく、酸素(O)濃度が500ppm以下の雰囲気下で行われることがより好ましい。これにより、導体回路層5を構成する銅の酸化を防ぎ、導体回路層5のピール強度を向上させることができる。
第2の加熱工程における加熱処理は、さらに窒素(N)濃度が78%以上の雰囲気下で行われることが好ましく、窒素(N)濃度が85%以上の雰囲気下で行われることがより好ましい。これにより、導体回路層5のピール強度をさらに向上させることができる。
また、第2の加熱工程における加熱処理は、大気圧下で行われてもよいが、減圧下において行われてもよい。例えば空気雰囲気下において3torr以下の減圧下で加熱処理を行うことにより、酸素濃度を1000ppm以下に低減することができる。また、空気を窒素で置換して窒素濃度を高めた雰囲気下において減圧した場合は、3torr以上であっても酸素濃度を1000ppm以下に低減することができる。このため、導体回路層5を構成する銅の酸化を防ぎ、導体回路層のピール強度を向上させることができる。
さらに、第2の加熱工程において、プリント配線用基板1を加熱処理する時間は、30分以上300分以下であることが好ましい。加熱処理する時間が30分以上である場合、導体回路層5のピール強度を向上させる効果を十分に得ることができる。また、加熱処理する時間が300分以下である場合、良好な作業効率を実現することができる。
本実施形態に係るプリント配線板の製造方法は、図1に示すようにプリント配線板用基板1の両面に導体回路層を形成する場合だけでなく、プリント配線板用基板1の片面のみに導体回路層を形成する場合にも適用することができる。従って、本実施形態に係るプリント配線板の製造方法によって、片面プリント配線板、両面プリント配線板、及び多層プリント配線板のいずれを製造することも可能となる。
以下、本発明を実施例及び比較例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(積層板の製造例1)
エポキシ樹脂として、ナフタレン変性クレゾールノボラックエポキシ樹脂(DIC社製、HP−5000)8.5重量部、フェノール硬化剤として、ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(明和化成株式会社、MEH7851−4H)8.5重量部、フェノールノボラック型シアネート樹脂(LONZA社製、Primaset PT−30)17重量部、球状溶融シリカ(アドマテックス社製、SO−25R、平均粒径0.5μm)65.5重量部、エポキシシラン(信越化学工業社製、KBM−403)0.5重量部を、メチルエチルケトンに混合溶解させた。次いで、高速撹拌装置を用いて撹拌することにより、不揮発分(固形分)が70重量%となるように樹脂ワニスを調製した。
次いで、前記樹脂ワニスをガラス織布(厚さ87μm、日東紡製Eガラス織布、WEA−2116)に含浸した後、150℃の加熱炉で2分間乾燥した。これにより、プリプレグ中のワニス固形分が約50重量%であるプリプレグを得た。
次いで、前記プリプレグを2枚重ねてなる積層体の両面に、12μmの銅箔(三井金属鉱業社製、3EC−VLP箔)を重ね、圧力3MPa、温度220℃で2時間加熱加圧成形した。これにより、厚さが0.20mmである絶縁層の両面に銅箔を有する積層板を得た。
(積層板の製造例2)
エポキシ樹脂として、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(日本化薬社製、NC−3000)11重量部、ビスマレイミド化合物(ケイアイ化成工業社製、BMI−70)20重量部、4,4'−ジアミノジフェニルメタン3.5重量部、水酸化アルミニウム(昭和電工製HP−360)65重量部、エポキシシラン(信越化学工業社製、KBM−403)0.5重量部を、メチルエチルケトンに混合・溶解させた。次いで、高速撹拌装置を用いて撹拌することにより、不揮発分(固形分)が70重量%となるように樹脂ワニスを調製した。
次いで、前記樹脂ワニスをガラス織布(厚さ87μm、日東紡製Eガラス織布、WEA−2116)に含浸した後、150℃の加熱炉で2分間乾燥した。これにより、プリプレグ中のワニス固形分が約50重量%であるプリプレグを得た。
次いで、前記プリプレグを2枚重ねてなる積層体の両面に、12μmの銅箔(三井金属鉱業社製、3EC−VLP箔)を重ね、圧力3MPa、温度220℃で2時間加熱加圧成形した。これにより、厚さが0.20mmである絶縁層の両面に銅箔を有する積層板を得た。
(実施例1)
製造例1によって得られた積層板が有する銅箔を全面エッチング除去し、露出した樹脂表面に無電解銅めっき層(上村工業社製、スルカップPEAプロセス)を目標膜厚1μmで形成した。続いて、空気雰囲気下(酸素濃度約21%、窒素濃度約78%、大気圧)、150℃にて30分間加熱処理することにより第1の加熱工程を行った。第1の加熱工程後、この無電解めっき層の表面に、厚さ25μmの紫外線感光性ドライフィルム(旭化成社製、サンフォートUFG−255)をホットロールラミネーターにより貼り合わせた。次いで、最小線幅/線間が20/20μm、および10mm×150mm(ピール強度測定部位)のパターンが描画されたガラスマスク(トピック社製)の位置合わせを行った。次いで、当該ガラスマスクを使用して、紫外線感光性ドライフィルムを、露光装置(小野測器EV−0800)により露光した。次いで、露光された紫外線感光性ドライフィルムを、炭酸ソーダ水溶液により現像した。これにより、レジストマスクが形成された。
次に、無電解めっき層を給電層電極として、電解銅めっき(奥野製薬社製81−HL)を3A/dmの条件下で25分間行って、厚さ約20μmの銅配線のパターンを形成した。次に、剥離機を用いて、モノエタノールアミン溶液(三菱ガス化学社製R−100)により、前記レジストマスクを剥離した。そして、給電層である無電解めっき層をフラッシュエッチング(荏原電産社製SAC−702MとSAC−701R35の純水溶液)により除去して、L/S=20/20μm、および10mm×150mm(ピール強度測定部位)のパターンを形成し(パターン状エッチング工程)、プリント配線板を得た。
(実施例2)
製造例1によって得られた積層板が有する銅箔を全面エッチング除去し、露出した樹脂表面に無電解銅めっき層(上村工業社製、スルカップPEAプロセス)を目標膜厚1μmで形成した。続いて、樹脂表面膨潤処理(SW処理)として、前記積層板を、液温60℃の市販の水酸化ナトリウムとエチレングリコール系溶剤含有液(アトテック社製、スウェリングディップセキュリガントP建浴液)の混合液(pH12)に2分間浸漬し、3回水洗した。続いて、アルカリ処理(ME処理)として、前記積層板を、液温60℃の過マンガン酸ナトリウム含有粗化処理液(アトテック社製、コンセントレートコンパクトCP建浴液)に5分間浸漬し、3回水洗した。さらに、中和処理(Re処理)として、前記積層板を、液温40℃の中和処理液(アトテック社製、リダクションセキュリガントP500建浴液)に3分間浸漬した後、3回水洗した。続いて、空気雰囲気下(酸素濃度約21%、窒素濃度約78%)、150℃にて30分間加熱処理することにより第1の加熱工程を行った。第1の加熱工程後は、実施例1と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例3)
フラッシュエッチングによるパターン状エッチング工程の後、空気雰囲気下(酸素濃度約21%、窒素濃度約78%、大気圧)、220℃にて60分間加熱処理することにより第2の加熱工程を行った。この点以外は、実施例1と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例4)
フラッシュエッチングによるパターン状エッチング工程の後、空気雰囲気下(酸素濃度約21%、窒素濃度約78%、大気圧)、220℃にて60分間加熱処理することにより第2の加熱工程を行った。この点以外は、実施例2と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例5)
第1の加熱工程を、窒素雰囲気下(酸素濃度450ppm、窒素濃度約99%、大気圧)、220℃にて60分間加熱処理することにより行った。この点以外は、実施例1と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例6)
製造例1によって得られた積層板が有する銅箔を全面エッチング除去し、露出した樹脂表面に無電解銅めっき層(上村工業社製、スルカップPEAプロセス)を目標膜厚1μmで形成した。続いて、中和処理(Re処理)として、前記積層板を、液温50℃の中和処理液(アトテック社製、リダクションセキュリガントP500建浴液)に5分間浸漬した後、3回水洗した。続いて、窒素雰囲気下(酸素濃度450ppm、窒素濃度約99%、大気圧)、220℃にて60分間加熱処理することにより第1の加熱工程を行った。第1の加熱工程後は、実施例1と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例7)
第1の加熱工程を、窒素雰囲気下(酸素濃度450ppm、窒素濃度約99%、大気圧)、220℃にて60分間加熱処理することにより行った。この点以外は、実施例2と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例8)
フラッシュエッチングによるパターン状エッチング工程の後、空気雰囲気下(酸素濃度約21%、窒素濃度約78%、大気圧)、220℃にて60分間加熱処理することにより第2の加熱工程を行った。この点以外は、実施例5と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例9)
フラッシュエッチングによるパターン状エッチング工程の後、空気雰囲気下(酸素濃度約21%、窒素濃度約78%、大気圧)、220℃にて60分間加熱処理することにより第2の加熱工程を行った。この点以外は、実施例6と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例10)
フラッシュエッチングによるパターン状エッチング工程の後、空気雰囲気下(酸素濃度約21%、窒素濃度約78%、大気圧)、220℃にて60分間加熱処理することにより第2の加熱工程を行った。この点以外は、実施例7と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例11)
第2の加熱工程を、窒素雰囲気下(酸素濃度450ppm、窒素濃度約99%、大気圧)、220℃にて60分間加熱処理することにより行った。この点以外は、実施例8と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例12)
第2の加熱工程を、窒素雰囲気下(酸素濃度450ppm、窒素濃度約99%、大気圧)、220℃にて60分間加熱処理することにより行った。この点以外は、実施例9と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例13)
第2の加熱工程を、窒素雰囲気下(酸素濃度450ppm、窒素濃度約99%、大気圧)、220℃にて60分間加熱処理することにより行った。この点以外は、実施例10と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例14)
製造例1によって得られた積層板を用いず、製造例2によって得られた積層板を用いた。この点以外は、実施例8と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例15)
製造例1によって得られた積層板を用いず、製造例2によって得られた積層板を用いた。この点以外は、実施例9と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例16)
製造例1によって得られた積層板を用いず、製造例2によって得られた積層板を用いた。この点以外は、実施例10と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例17)
第1の加熱工程を行わなかったこと以外は、実施例3と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例18)
第1の加熱工程を行わなかったこと以外は、実施例4と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例19)
第1の加熱工程を、減圧雰囲気下(酸素濃度280ppm、1torr)、220℃にて60分間加熱処理することにより行った。この点以外は、実施例1と同様にしてプリント配線板を得た。
(実施例20)
第1の加熱工程を、減圧雰囲気下(酸素濃度280ppm、1torr)、220℃にて60分間加熱処理することにより行った。この点以外は、実施例2と同様にしてプリント配線板を得た。
(比較例1)
第1の加熱工程を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にしてプリント配線板を得た。
(比較例2)
第1の加熱工程を行わなかったこと以外は、実施例6と同様にしてプリント配線板を得た。
(比較例3)
第1の加熱工程を行わなかったこと以外は、実施例2と同様にしてプリント配線板を得た。
(評価)
各実施例および比較例で得られたプリント配線板を用いて、導体回路層のピール強度測定を行った。ピール強度測定は、JIS C6481に準拠して行い、25℃における幅10mmの導体回路層のピール強度を測定した。測定結果を表1に示す。
Figure 2012169600
比較例1〜3では、第1の加熱工程及び第2の加熱工程を行わなかったため、得られたプリント配線板は、導体回路層のピール強度が低かった。
一方、実施例1〜20では、第1の加熱工程及び/又は第2の加熱工程を行ったため、得られたプリント配線板は、導体回路層のピール強度が高かった。製造例1によって得られた積層板を用いた実施例1〜13の中では、第1の加熱工程を空気雰囲気下で行った実施例1〜4に比べ、第1の加熱工程を窒素雰囲気下で行った実施例5〜13の方がピール強度は高かった。また、実施例14〜16では、製造例1とは樹脂ワニス中の成分が異なる製造例2によって得られた積層板を用いているが、第1の加熱工程及び第2の加熱工程を行ったため、得られたプリント配線板は導体回路層のピール強度が高かった。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
1 プリント配線板用基板
2 無電解めっき層
3 レジストマスク
4 電解めっき層
5 導体回路層

Claims (12)

  1. 表面が樹脂組成物からなる基板の前記表面上に、無電解めっきにより無電解めっき層を形成する工程と、
    前記無電解めっき層上に、開口を有するレジストマスクを形成する工程と、
    前記開口内に、電解めっきにより電解めっき層を形成する工程と、
    前記レジストマスクを除去する工程と、
    前記無電解めっき層のうち、平面視で前記電解めっき層と重ならない部分をエッチングにより選択的に除去する工程と、
    を備え、
    前記無電解めっき層を形成する工程の後であって前記電解めっき層を形成する工程の前において前記基板を加熱する第1の加熱工程、及び/又は前記電解めっき層を形成する工程の後において前記基板を加熱する第2の加熱工程を有するプリント配線板の製造方法。
  2. 請求項1に記載のプリント配線板の製造方法において、
    前記第1の加熱工程において、前記基板は130〜280℃の温度により加熱されるプリント配線板の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のプリント配線板の製造方法において、
    前記第1の加熱工程は、酸素濃度が1000ppm以下の雰囲気下で行われるプリント配線板の製造方法。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載のプリント配線板の製造方法において、
    前記第1の加熱工程は、窒素濃度が78%以上の雰囲気下で行われるプリント配線板の製造方法。
  5. 請求項1ないし4いずれか1項に記載のプリント配線板の製造方法において、
    前記第1の加熱工程は、減圧下で行われるプリント配線板の製造方法。
  6. 請求項1ないし5いずれか1項に記載のプリント配線板の製造方法において、
    前記第1の加熱工程において、前記基板を加熱処理する時間は、30分以上300分以下であるプリント配線板の製造方法。
  7. 請求項1ないし6いずれか1項に記載のプリント配線板の製造方法において、
    前記第2の加熱工程において、前記基板は130〜280℃の温度により加熱されるプリント配線板の製造方法。
  8. 請求項1ないし7いずれか1項に記載のプリント配線板の製造方法において、
    前記第2の加熱工程は、酸素濃度が1000ppm以下の雰囲気下で行われるプリント配線板の製造方法。
  9. 請求項1ないし8いずれか1項に記載のプリント配線板の製造方法において、
    前記第2の加熱工程は、窒素濃度が78%以上の雰囲気下で行われるプリント配線板の製造方法。
  10. 請求項1ないし9いずれか1項に記載のプリント配線板の製造方法において、
    前記第2の加熱工程は、減圧下で行われるプリント配線板の製造方法。
  11. 請求項1ないし10いずれか1項に記載のプリント配線板の製造方法において、
    前記第2の加熱工程において、前記基板を加熱処理する時間は、30分以上300分以下であるプリント配線板の製造方法。
  12. 請求項1ないし11いずれか1項に記載のプリント配線板の製造方法において、
    前記無電解めっき層の層厚は、0.1μm以上2μm以下であるプリント配線板の製造方法。
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