JP2012169250A - 電解質、電解質膜、リチウムイオン二次電池及びホスファゼン化合物 - Google Patents
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Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、配合成分の種類が少なく、十分な難燃性及びイオン伝導度を有する電解質、及び該電解質を用いたリチウムイオン二次電池を提供することを課題とする。
本発明は、(A)下記一般式(1)で表されるホスファゼン化合物、及び(B)ホウ素化合物が配合され、リチウム塩として前記ホスファゼン化合物のみが配合されてなることを特徴とする電解質を提供する。
本発明の電解質においては、さらに、(C)有機溶媒及び/又は(D)マトリクスポリマーが配合されてなることが好ましい。
また、本発明は、上記本発明の電解質を用いて得られたことを特徴とする電解質膜を提供する。
また、本発明は、上記本発明の電解質膜を備えたことを特徴とするリチウムイオン二次電池を提供する。
また、本発明は、下記一般式(1)で表されるホスファゼン化合物を提供する。
本発明の電解質は、(A)下記一般式(1)で表されるホスファゼン化合物(以下、「(A)ホスファゼン化合物」又は「化合物(1)」と略記することがある)、及び(B)ホウ素化合物が配合され、リチウム塩として(A)ホスファゼン化合物のみが配合されてなることを特徴とする。
前記一般式(1)中、Xはそれぞれ独立に前記一般式(10A)又は(10B)で表される基である。すなわち、シクロホスファゼン骨格を構成している三つのリン原子(P)に結合している六つのXは、すべて同じでもよいし、すべて異なっていてもよく、一部が同じでもよい。ただし、一般式(10A)及び(10B)で表される基は共存せず、一般式(1)中のXは、すべて一般式(10A)で表される基であるか、又はすべて一般式(10B)で表される基である。
前記炭化水素基は、飽和炭化水素基及び不飽和炭化水素基のいずれでもよいが、飽和炭化水素基、すなわちアルキル基であることが好ましい。
これらの中でも、前記アルキル基は、直鎖状又は分岐鎖状であることが好ましく、直鎖状であることがより好ましい。
n3が2以上である場合、複数のR2aは互いに同一でも異なっていてもよい。すなわち、R2aはすべてが同じでもよいし、すべてが異なっていてもよく、一部のみが同じであってもよい。
同様に、n3が2以上である場合、複数のR2bは互いに同一でも異なっていてもよい。すなわち、R2bはすべてが同じでもよいし、すべてが異なっていてもよく、一部のみが同じであってもよい。
そして、配合されたすべての前記ホスファゼン化合物について、前記Z1及びZ2の総数に占めるリチウム原子数の比率の平均値は90%以上であることが好ましく、95%以上であることがより好ましく、98%以上であることがさらに好ましい。
(B)ホウ素化合物は特に限定されないが、好ましいものとして具体的には、三フッ化ホウ素ジメチルエーテル錯体(BF3O(CH3)2)、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(BF3O(C2H5)2)、三フッ化ホウ素ジtert−ブチルエーテル錯体(BF3O((CH3)3C)2)、三フッ化ホウ素tert−ブチルメチルエーテル錯体(BF3O((CH3)3C)(CH3))、三フッ化ホウ素テトラヒドロフラン錯体(BF3OC4H8)等の三フッ化ホウ素アルキルエーテル錯体;三フッ化ホウ素エチルアミン錯体(BF3NH2C2H5)、三フッ化ホウ素ピペリジン錯体(BF3NC5H11)等の三フッ化ホウ素アルキルアミン錯体;三フッ化ホウ素メタノール錯体(BF3HOCH3)、三フッ化ホウ素プロパノール錯体(BF3HOC3H7)、三フッ化ホウ素フェノール錯体(BF3HOC6H5)等の三フッ化ホウ素アルコール錯体;三フッ化ホウ素ジメチルスルフィド錯体(BF3S (CH3)2)等の三フッ化ホウ素スルフィド錯体が例示できる。
(B)ホウ素化合物は、(A)ホスファゼン化合物において、リチウムイオンの解離を促進し、有機溶媒への溶解性を向上させる機能を有していると推測される。
本発明の電解質は、(A)ホスファゼン化合物及び(B)ホウ素化合物以外に、さらに、これらに該当しないその他の成分が配合されてなるものでもよい。前記その他の成分は、本発明の効果を妨げない限り、特に限定されないが、(A)ホスファゼン化合物以外のリチウム塩は含まれない。そして、好ましい前記その他の成分としては、(C)有機溶媒、(D)マトリクスポリマーが例示できる。
前記その他の成分は、一種を単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよい。二種以上を併用する場合には、その組み合わせ及び比率は目的に応じて適宜選択すればよい。
本発明の電解質は、(C)有機溶媒を配合することで、電解液又はゲル状電解質とすることができる。
(C)有機溶媒は特に限定されないが、好ましいものとして具体的には、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ビニレンカーボネート等の炭酸エステル化合物;γ−ブチロラクトン等のラクトン化合物;ギ酸メチル、酢酸メチル、プロピオン酸メチル等のカルボン酸エステル化合物;テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等のエーテル化合物;アセトニトリル等のニトリル化合物;スルホラン等のスルホン化合物が例示できる。
本発明の電解質は、(D)マトリクスポリマーを配合することで、ゲル状電解質又は固体電解質とすることができる。
(D)マトリクスポリマーは、特に限定されず、固体電解質分野で公知のものが適宜使用できる。
(D)マトリクスポリマーの好ましいものとして具体的には、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド等のポリエーテル系ポリマー;ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン−六フッ化プロピレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン−六フッ化アセトン共重合体、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系ポリマー;ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリアクリルアミド、エチレンオキシドユニットを含むポリアクリレート等のポリアクリル系ポリマー;ポリアクリロニトリル;ポリホスファゼン;ポリシロキサンが例示できる。
本発明の電解質は、(A)ホスファゼン化合物及び(B)ホウ素化合物、並びに必要に応じてこれらに該当しないその他の成分を配合することで製造できる。
各成分の配合時には、これら成分を添加して、各種手段により十分に混合することが好ましい。また、後述する本発明の電解質膜を引き続き製造する場合には、この時使用する有機溶媒をさらに添加して、得られた組成物を一括して混合するようにしてもよい。
各成分は、これらを順次添加しながら混合してもよいし、全成分を添加してから混合してもよく、配合成分を均一に溶解又は分散させることができればよい。
前記各成分の混合方法は、特に限定されず、例えば、撹拌子、撹拌翼、ボールミル、スターラー、超音波分散機、超音波ホモジナイザー、自公転ミキサー等を使用する公知の方法を適用すればよい。
混合温度、混合時間等の混合条件は、各種方法に応じて適宜設定すればよいが、通常は、混合時の温度は15〜35℃であることが好まく、混合時間は0.5〜36時間であることが好ましい。
本発明の電解質膜は、上記本発明の電解質を用いて得られたことを特徴とする。
本発明の電解質膜は、例えば、前記電解質をそのまま、又は前記電解質に膜形成用の有機溶媒を別途添加し、混合して得られた組成物を、塗布及び乾燥させること製造できる。前記電解質又は組成物は、型又は容器に流し込んで乾燥させ、所望の形状に成型することが好ましい。
前記型又は容器としては、電解質膜を所望の形状に成型できる任意のものが使用でき、例えば、ポリテトラフルオロエチレン製のものが好適である。
前記電解質又は組成物の乾燥方法は特に限定されず、例えば、ドライボックス、真空デシケータ、減圧乾燥機等を使用する公知の方法を適用すればよい。
本発明のリチウムイオン二次電池は、上記本発明の電解質膜を備えたことを特徴とし、本発明の電解質膜を用いること以外は、従来のリチウムイオン二次電池と同様の構成とすることができる。例えば、正極及び負極間に前記電解質膜を配置して構成すればよく、必要に応じて正極及び負極間に、さらにセパレータを設けてもよい。
前記負極は、リチウムイオンを可逆的に導入及び放出可能なものであり、その材質は特に限定されないが、金属リチウム、リチウム合金、リチウムを吸蔵及び放出し得る炭素系材料、金属酸化物等が例示でき、これら材質からなる群から選択される一種以上であることが好ましい。
本発明の化合物(1)は、下記一般式(1)で表されるホスファゼン化合物である。
化合物(1)は、上記のように本発明の電解質において、リチウム源且つ難燃剤として機能するが、従来の電解質において、公知の難燃剤の代わりとして使用し、化合物(1)以外のリチウム源と併用してもよい。
式中、X、Z1、Z2、Q1、Q2、R2a、R2b、n1、n2、n3は、前記と同じである。したがって、n1が2である場合、二つのZ1は互いに同一でも異なっていてもよく、前記一般式(1)中の少なくとも一つの前記Z1はリチウム原子である。また、n3が2以上である場合、複数のR2a及びR2bは互いに同一でも異なっていてもよく、前記一般式(1)中の少なくとも一つの前記Z2はリチウム原子である。
式中、R12はアルキル基であり、R11と同様である。
一般式「X1−H」で表される化合物の使用量は、化合物(i)1モルに対して6〜15モルであることが好ましく、塩基の使用量は、化合物(i)に対して6〜15倍当量であることが好ましい。
本工程では、一般式「X1−H」で表される化合物として、一種を単独で使用すれば、X1がすべて同じである化合物(iii)が得られ、二種以上を併用すれば、X1が一部異なる化合物(iii)のみか、又はX1が一部異なる化合物(iii)とX1がすべて同じである化合物(iii)との混合物が得られる。
塩基共存下で加水分解反応を行った後は、カルボキシル基が塩を形成していることがあるため、塩酸等の強酸を使用して、反応液を酸性にすることが好ましい。
(A)ホスファゼン化合物の原料
p−ヒドロキシ安息香酸エチル(和光純薬工業社製)
乳酸エチル(東京化成工業社製)
トリエチルアミン(Et3N)(和光純薬工業社製)
N,N−ジメチル−4−アミノピリジン(DMAP)(和光純薬工業社製)
カリウムtert−ブトキシド(t−BuOK)(和光純薬工業社製)
水酸化リチウム・一水和物(LiOH・H2O)(アルドリッチ社製)
(B)ホウ素化合物
三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(BF3O(C2H5)2)(東京化成工業社製)
(C)有機溶媒
エチレンカーボネート(以下、ECと略記する)(アルドリッチ社製)
γ−ブチロラクトン(以下、GBLと略記する)(アルドリッチ社製)
アセトニトリル(脱水、アルドリッチ社製)
テトラヒドロフラン(以下、THFと略記する)(脱水、アルドリッチ社製)
(D)マトリクスポリマー
ポリエチレンオキシド(以下、PEOと略記する)(質量平均分子量600000、アルドリッチ社製)
(E)(A)〜(D)以外の他の成分
ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドリチウム(LiN(SO2CF3)2)(キシダ化学社製)
[実施例1]
p−ヒドロキシ安息香酸エチル(19.1g、115mmol)、トリエチルアミン(17.5g、173mmol)及びN,N−ジメチル−4−アミノピリジン(DMAP)(0.88g、7.2mmol)を溶解させたTHF溶液(150ml)に、下記式(i)−101で表される化合物(5.0g、14.4mmol)のTHF溶液(100ml)を氷浴下で滴下し、滴下終了後、6時間加熱還流させた。次いで、ろ過により不要物の塩を除去した後、濃縮してTHFとトリエチルアミンを除去した。次いで、得られた濃縮物を、メタノール/水(9/1、体積比)の混合溶媒で洗浄して未反応のp−ヒドロキシ安息香酸エチルを除去し、下記式(iii)−A−101aで表される化合物を得た(収量14.6g、収率90%)。
図1から明らかなように、化合物(1)−A−101aでは、6.78ppm、7.82ppmにそれぞれ新たなピークが出現しており、これらピークは、リチウム塩化に伴って検出位置が(a)中の6.97ppm、7.81ppmからそれぞれシフトした、ベンゼン環中のプロトンに対応すると考えられた。また、ピーク強度の比から、すべてのカルボキシル基のうち、98.5%がリチウム塩になったことを確認できた。
[実施例2]
PEO(0.7g)をアセトニトリル(5g)に溶解させたPEO溶液を調製した。また、化合物(1)−A−101a(0.26g)及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(0.23g)をTHF(5g)に溶解させ、リチウム塩溶液を調製した。
次いで、前記PEO溶液に前記リチウム塩溶液を加えて、30℃で24時間攪拌して、電解質を得た。次いで、得られた電解質をポリテトラフルオロエチレン製のシャーレ上にキャストし、窒素ガスを流しながら24時間乾燥させることで、電解質膜を得た。各成分の配合比を表1に示す。得られた電解質膜は、前記基材から剥離させ、後述するイオン伝導度の測定に供した。これは、以下のその他の実施例及び比較例も同様である。
前記リチウム塩溶液以外に、さらに、有機溶媒としてEC及びGBLの混合溶媒(EC/GBL(4/6、体積比))(0.3g)を加えたこと以外は、実施例2と同様の方法で電解質膜を得た。各成分の配合比を表1に示す。
PEO(2g)をアセトニトリル(10g)に溶解させたPEO溶液を調製した。また、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドリチウム(1.3g)を、上記で調製したPEO溶液THF(10g)に溶解させ、得られた電解質をポリテトラフルオロエチレン製のシャーレ上にキャストし、窒素ガスを流しながら一晩乾燥させることで、電解質膜を得た。各成分の配合比を表1に示す。
前記電解質に、さらに、有機溶媒としてEC及びGBLの混合溶媒(EC/GBL(4/6、体積比))(0.86g)を加えたこと以外は、比較例1と同様の方法で電解質膜を得た。各成分の配合比を表1に示す。
[実施例4]
水素化ナトリウム(5.5g、138.5mmol)を分散させたTHF(80ml)を撹拌し、ここに氷浴下、乳酸エチル(16.4g、138.5mmol)を溶解させたTHF溶液(120ml)を、窒素ガス雰囲気下で滴下して、乳酸エチルのナトリウム塩を得た。次いで、ここに、下記式(i)−101で表される化合物(4.0g、11.6mmol)のTHF溶液(100ml)を氷浴下で滴下し、滴下終了後、40℃で12時間撹拌した。次いで、得られた反応液を塩酸水溶液で中和した後、濃縮してTHFを除去した。次いで、得られた濃縮物を、水で洗浄して未反応の乳酸エチルを除去し、乾燥させることで、下記式(iii)−B−101aで表される化合物を得た(収量8.6g、収率85%)。
図2から明らかなように、化合物(v)−B−101aの4.39ppm(メチンプロトン)、1.09ppm(メチルプロトン)のピークが、リチウム塩化に伴い、化合物(1)−B−101aでは、それぞれ4.38ppm、1.32ppmにシフトした。また、図3から明らかなように、化合物(v)−B−101aの−1.59ppmのピークは、リチウム塩化に伴い、化合物(1)−B−101aでは、3.23ppmにシフトした。そして、図2(b)及び図3(b)に、それぞれ化合物(v)−B−101a由来のピークが認められないことから、すべてのカルボキシル基のうち、99%以上がリチウム塩になったことを確認できた。
[実施例5]
PEO(0.7g)をアセトニトリル(5g)に溶解させたPEO溶液を調製した。また、化合物(1)−B−101a(0.19g)及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(0.34g)をTHF(5g)に溶解させ、リチウム塩溶液を調製した。
次いで、前記PEO溶液に前記リチウム塩溶液を加えて、30℃で24時間攪拌して、電解質を得た。次いで、得られた電解質をポリテトラフルオロエチレン製のシャーレ上にキャストし、窒素ガスを流しながら24時間乾燥させることで、電解質膜を得た。各成分の配合比を表1に示す。
前記リチウム塩溶液以外に、さらに、有機溶媒としてEC及びGBLの混合溶媒(EC/GBL(4/6、体積比))(0.3g)を加えたこと以外は、実施例5と同様の方法で電解質膜を得た。各成分の配合比を表1に示す。
上記で得られた電解質膜を、内径5mmの穴が開いているスペーサーに入るように所定の大きさに切り取り、それらをステンレス板で挟みこんでセルに組み込んだ。そして、セルを複素交流インピーダンス測定装置に接続し、ナイキストプロットから抵抗値を測定した。この時、セルを80℃に設定した恒温槽に入れて電解質と電極をなじませた後、温度を下げていき、所定温度での抵抗値を測定した。各温度での抵抗値は、それぞれの温度でセルを30分間保持してから測定した。そして、得られた抵抗値から、下記式(I)にしたがって、電解質膜のイオン伝導度(σ)(S/cm)を算出した。結果を表1に示す。
σ = l/s・R ・・・・(I)
(式中、lは試料(電解質膜)の厚さ(cm)を表し;sは試料(電解質膜)の面積(cm2)を表し;Rは抵抗値(Ω)を表す。)
難燃性試験「UL94 V−0」に基づいて、上記で得られた電解質膜の難燃性を評価した。評価基準は以下の通りである。
○:等級V−0を満たし、自己消火性を示した。
×:等級V−0を満たさず、燃焼し続けた。
Claims (6)
- (A)下記一般式(1)で表されるホスファゼン化合物、及び(B)ホウ素化合物が配合され、リチウム塩として前記ホスファゼン化合物のみが配合されてなることを特徴とする電解質。
- 配合されたすべての前記ホスファゼン化合物について、前記Z1及びZ2の総数に占めるリチウム原子数の比率の平均値が90%以上であることを特徴とする請求項1に記載の電解質。
- さらに、(C)有機溶媒及び/又は(D)マトリクスポリマーが配合されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の電解質。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電解質を用いて得られたことを特徴とする電解質膜。
- 請求項4に記載の電解質膜を備えたことを特徴とするリチウムイオン二次電池。
- 下記一般式(1)で表されるホスファゼン化合物。
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