JP2012167253A - 光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物 - Google Patents

光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物 Download PDF

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Abstract

【解決手段】分子鎖両末端及び/又は分子鎖途中のケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子当り2個以上有する又は分子鎖両末端が1分子当り2個以上の水酸基又はアルコキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン、又は該ジメチルポリシロキサンと無機質充填剤、又は該ジメチルポリシロキサンと無機質充填剤とウエッターとからなる透明又は半透明な未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物100質量部に、平均粒径が1〜150μmの微小ガラスビーズからなる光拡散剤0.1〜50質量部を添加、分散してなることを特徴とする光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
【効果】本発明の光拡散性シリコーンゴム組成物は、高い全光線透過率と優れた光拡散性を両立した硬化物となり得る光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物を与え、これを成形した光拡散性シリコーンゴム成形物はシリコーンゴムの柔らかさを持ち、使用可能温度範囲が極めて広いという特徴を持つ。
【選択図】なし

Description

本発明は、照明カバー、照明看板、液晶ディスプレイのバックライト光拡散板やバックライト導光板、透過型スクリーン等の光の拡散を目的とした部材に好適な光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物に関する。
従来、光拡散性樹脂組成物としては、透明性の高い(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂等の熱可塑性バインダー樹脂やエポキシ樹脂、ユリア樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等に、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、二酸化チタン、ガラス等の無機系微粒子を添加、分散した樹脂が用いられていたが、その硬化物は全光線透過率が大きく低下してしまうという問題点があった。
また、全光線透過率を損なわずに高い光拡散性を得る光拡散剤として、架橋ポリメチルメタクリレート、架橋ポリスチレン、架橋メチルメタクリレート・スチレンコポリマー、シリコーン樹脂等の有機系樹脂粉体が提案されている(特許文献1〜9:特開平1−172801号公報、特開2005−247999号公報、特開2005−298710号公報、特開2005−320380号公報、特開2006−339581号公報、特開2006−37008号公報、特開2006−84927号公報、特開2008−192880号公報、特開2009−103892号公報参照)。
しかしながら、従来の光拡散性樹脂のバインダー樹脂は硬質の熱可塑性樹脂であり、柔らかいゴム質のバインダー樹脂を用いたものは開示されていない。照明器具やディスプレイに硬質樹脂からなる光拡散性樹脂成形物を適用した場合、衝撃による破損で身体に危害を及ぼしてしまう可能性を否定できないが、シリコーンゴムからなる光拡散性樹脂成形物であれば危険性が大きく低減する。
また、従来の光拡散性樹脂のバインダー樹脂として使用されていた熱可塑性樹脂では低温特性や耐熱性に乏しく、使用可能な温度範囲が狭いという欠点を有していた。
特開平1−172801号公報 特開2005−247999号公報 特開2005−298710号公報 特開2005−320380号公報 特開2006−339581号公報 特開2006−37008号公報 特開2006−84927号公報 特開2008−192880号公報 特開2009−103892号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、耐候性に優れ、全光線透過率と光拡散性を両立した硬化物を与える光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、比較的透明性の高い(透明又は半透明な)未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物に、微小ガラスビーズからなる光拡散剤を添加、分散することにより、−60℃程度の低温から200℃程度の高温まで使用可能で使用可能温度範囲が極めて広く、シリコーンゴムの柔らかさを有し、耐候性に優れ、高い全光線透過率と優れた光拡散性を両立した硬化物を与える光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物を得ることができることを見出し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は下記光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物を提供する。
〔1〕分子鎖両末端及び/又は分子鎖途中のケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子当り2個以上有する又は分子鎖両末端が1分子当り2個以上の水酸基又はアルコキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン、又は該ジメチルポリシロキサンと無機質充填剤、又は該ジメチルポリシロキサンと無機質充填剤とウエッターとからなる透明又は半透明な未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物100質量部に、平均粒径が1〜150μmの微小ガラスビーズからなる光拡散剤0.1〜50質量部を添加、分散してなることを特徴とする光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
〔2〕架橋形態が付加架橋型、有機過酸化物架橋型又は縮合架橋型である〔1〕記載の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
〔3〕ジメチルポリシロキサンが分子鎖両末端及び/又は分子鎖途中のケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子当り2個以上有するものであると共に、硬化剤として、1分子中に2個以上のSiH基を分子鎖両末端及び/又は分子鎖途中のケイ素原子上に有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと白金族金属化合物とを含有する〔1〕記載の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
〔4〕ジメチルポリシロキサンが分子鎖両末端及び/又は分子鎖途中のケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子当り2個以上有するものであると共に、硬化剤として有機過酸化物を含有する〔1〕記載の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
〔5〕ジメチルポリシロキサンが分子鎖両末端が1分子当り2個以上の水酸基又はアルコキシ基で封鎖されたものであり、硬化剤としてオルガノキシシラン又はその部分加水分解縮合物を含有する〔1〕記載の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
〔6〕透明又は半透明な未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物が、厚さ2mmのシート状硬化物について測定した全光線透過率が70%以上の硬化物を与えるものである〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
〔7〕上記光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物の2mm厚硬化成形品の全光線透過率が50%以上、拡散光線透過率が45%以上、ヘーズ値が90以上である〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
〔8〕上記光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物の2mm厚硬化成形品にHe−Neレーザー光を照射させた場合の光散乱スポット径が入力ビーム径の5倍以上に光散乱されるものであることを特徴とする〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
本発明の光拡散性シリコーンゴム組成物は、透明又は半透明な未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物に平均粒径が1〜150μmの微小ガラスビーズからなる光拡散剤を添加、分散したことにより、高い全光線透過率と優れた光拡散性を両立した硬化物となり得る光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物を与え、これを成形した光拡散性シリコーンゴム成形物はシリコーンゴムの柔らかさを持ち、使用可能温度範囲が極めて広いという特徴を持つ。
本発明の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物は、〔A〕(i)分子鎖両末端及び/又は分子鎖途中のケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子当り2個以上有する又は分子鎖両末端が1分子当り2個以上の水酸基又はアルコキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン、又は(ii)該ジメチルポリシロキサンと無機質充填剤、又は(iii)該ジメチルポリシロキサンと、無機質充填剤と、ウエッターとからなる、透明又は半透明な未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物と、〔B〕平均粒径が1〜150μmの微小ガラスビーズからなる光拡散剤とを含有してなるものである。
本発明に使用される透明又は半透明な未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物は、比較的透明性の高いもの、具体的には厚さ2mmの硬化シートで測定した全光線透過率が70%以上(即ち、70〜100%)、特に80%以上(80〜100%)のものを使用することが好ましい。
未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物は、主剤(ベースポリマー)としてのジメチルポリシロキサン、好ましくは分子鎖(両)末端及び/又は分子鎖途中(非末端)のケイ素原子に結合したビニル基等のアルケニル基を1分子当り2個以上有するか、あるいは、分子鎖両末端が1分子当り2個以上の水酸基(シラノール基)又はアルコキシ基で封鎖された、直鎖状のジメチルポリシロキサンと、必要に応じて微粉末シリカ等の無機質充填剤と、この無機質充填剤に加えて更に必要に応じてウエッター(無機質充填剤を分散するための分散剤)を含有してなるもので、この配合物に硬化タイプに応じた硬化剤(あるいは架橋剤と硬化触媒)を適宜配合することができ、具体的には、未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物に、硬化剤(あるいは架橋剤と硬化触媒の組み合わせ)が配合された形態として、ジメチルシリコーンレジン組成物、ミラブル型ジメチルシリコーンゴム組成物、液状ジメチルシリコーンゴム組成物等が挙げられる。
なお、無機質充填剤としては、微粉末シリカ(例えば、表面疎水化処理又は未処理の、ヒュームドシリカ、沈降シリカ、焼成シリカ、ゾル−ゲル法シリカ、結晶性シリカ等)、ケイソウ土、炭酸カルシウム等の補強性又は非補強性の無機質充填剤や、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム等の熱伝導性無機質充填剤などから選ばれる1種又は2種以上の無機質充填剤が用いられ、ウエッターとしては、ジフェニルシランジオールや分子鎖両末端シラノール基封鎖オルガノシロキサンオリゴマー等のシラノール基含有シラン及び/又はシロキサンオリゴマー等が用いられる。
ここで、該無機質充填剤の配合量としては、ベースポリマー100質量部に対し、0〜100質量部とすることが好ましく、より好ましくは0〜60質量部、更に好ましくは10〜50質量部の範囲の配合量とすることができる。また、ウエッターの配合量としては、ベースポリマー100質量部に対し、0〜25質量部とすることが好ましく、より好ましくは3〜20質量部、更に好ましくは5〜15質量部の範囲の配合量とすることができる。
硬化方法としては、加熱硬化型、室温硬化型、紫外線硬化型、あるいはこれらを組み合わせたものから選択でき、また架橋形態としては、付加(ヒドロシリル化)架橋型、縮合架橋型、有機過酸化物架橋型から選択できる。
これらのうち、成形時間が短く、成形物(シリコーンゴム硬化物)の透明性経時変化(黄変、濁り等)が少ない点で有利である、ジメチルポリシロキサンをベースポリマーとし、オルガノハイドロジェンポリシロキサン(架橋剤)と白金族金属化合物(硬化触媒)との組み合わせを硬化剤として含有し、付加(ヒドロシリル化)架橋により加熱硬化する付加硬化型液状ジメチルシリコーンゴム組成物が好ましく用いられる。
この付加架橋を採用する場合、ベースポリマーのジメチルポリシロキサンとしては、1分子中に2個以上のビニル基、アリル基等のアルケニル基を分子鎖(両)末端及び/又は分子鎖途中(非末端)のケイ素原子上に有する、通常、直鎖状構造のアルケニル基含有ジメチルポリシロキサンを使用する。オルガノハイドロジェンポリシロキサン(架橋剤)としては、1分子中に2個以上、好ましくは3個以上のSiH基を分子鎖(両)末端及び/又は分子鎖途中(非末端)のケイ素原子上に有する、通常、直鎖状、環状、分岐状又は三次元網状構造のものを使用し、この場合、ベースポリマーのアルケニル基1モルに対し、オルガノハイドロジェンポリシロキサン中のSiH基を0.5〜5モル、特に0.8〜3モルの割合で使用することが好ましい。白金族金属化合物(硬化触媒)としては、白金化合物が好ましく、ベースポリマーに対して白金族金属(質量)として0.1〜1,000ppm、特に0.5〜500ppmの割合で使用することが好ましい。
また、有機過酸化物架橋の場合は、ベースポリマーのジメチルポリシロキサンとして、1分子中に2個以上のビニル基、アリル基等のアルケニル基を分子鎖(両)末端及び/又は分子鎖途中(非末端)のケイ素原子上に有する、通常、直鎖状構造のものが好ましい。有機過酸化物(硬化剤)としては、従来からこの種の有機過酸化物架橋に用いられている有機過酸化物が使用し得、ベースポリマー100質量部に対して0.1〜10質量部、特に0.5〜5質量部の配合量とすることが好ましい。
縮合架橋の場合は、分子鎖(両)末端が1分子当り2個以上の水酸基又はメトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基で封鎖された(特にアルコキシ基の場合は、1分子当り2個、4個又は6個のアルコキシ基で封鎖された)、通常、直鎖状構造のジメチルポリシロキサンをベースポリマーとして使用し、オルガノキシシランやその部分加水分解縮合物等の架橋剤、更に必要により縮合触媒を配合した公知の組成とすることができる。
未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物又はこれに硬化剤が配合されたものとしては、市場で一般に入手可能なものがそのまま使用できる。具体的には、例えばミラブル型シリコーンゴムコンパウンドKE−571−U、KE−1571−U、KE−951−U、KE−541−U、KE−551−U、KE−561−U、KE−961T−U、KE−1541−U、KE−1551−U、KE−941−U、KE−971T−U(いずれも信越化学工業(株)製)や、液状付加硬化型シリコーンゴム組成物KE−1950−40A/B、KE−1950−50A/B、KE−1950−60A/B、KE−1950−70A/B、KEG−2000−40A/B、KEG−2000−50A/B、KEG−2000−60A/B、KEG−2000−70A/B(いずれも信越化学工業(株)製)や高透明液状付加硬化型シリコーンゴム組成物KE−1935A/B、X−34−1931A/B(いずれも信越化学工業(株)製)等が挙げられる。
なお、未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物は、上述したように、厚さ2mmの硬化シートの全光線透過率が70%以上の半透明乃至透明な硬化物を与えるものを使用することが好ましく、これは上記未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物として、その架橋形態に応じた硬化剤を用いて厚さ2mmのシートに硬化した場合の該シートの全光線透過率である。
なお、本発明において、全光線透過率の測定方法・条件は、スガ試験機(株)製の直読ヘイズコンピューターHGM−2を使用し、C光源2度視野、光束φ13mmの条件で測定することができる。
本発明は、上記ジメチルシリコーンゴム配合物に光拡散剤を配合する。本発明の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物に使用される光拡散剤としては、微小ガラスビーズが使用される。この微小ガラスビーズは中実のガラスビーズであっても中空のガラスビーズであってもよい。
一般に光拡散性の樹脂組成物は、バインダー樹脂(本発明の場合、未架橋あるいは硬化後のジメチルシリコーンゴム)と微粒子光拡散剤それぞれの屈折率の差が大きいほど光拡散効率が高いとされている。例えば、25℃におけるナトリウムD線に対する屈折率では、ジメチルシリコーンゴムの屈折率は1.40〜1.42である。そのため本発明に用いられるガラスビーズの屈折率は1.44以上が望ましい。この屈折率の差が大きくなる組み合わせを選択すると、光拡散効率の高い光拡散性シリコーンゴム組成物が得られる。即ち、一般的なガラスビーズは屈折率が1.51であり好適である。また、中空であるガラスビーズを選定することで、添加量を抑制でき、物理特性の低下を抑えることが可能となる。
本発明では光拡散剤粒子の平均粒径は1〜150μmであり、好ましくは1〜50μm、より好ましくは3〜20μm、更に好ましくは5〜16μmである。平均粒径が1μmよりも小さい微粒子では光拡散効率が低く、平均粒径が150μmよりも大きい粒子では全光線透過率が低下してしまうという不都合が生じる。
ここで、平均粒径の測定はレーザー光回折による粒度分布測定における累積重量平均値D50(又はメジアン径)として求めることができる。
上記ガラスビーズとしては市販品を用いることができ、例えば中実のガラスビーズとしては、ポッターズ・バロティーニ(株)製のEMB−10、EMB−20等、中空のガタスビーズとしては、住友スリーエム(株)製のグラスバブルズ(Kシリーズ、Sシリーズ、iM30K等)、東海工業(株)製セルスター(Zシリーズ、CZシリーズ、SXシリーズ等)などを用いることができる。
本発明の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物には、更に光学特性及びシリコーンゴム物性を損なわない範囲で様々な添加剤を配合することが可能である。例えば、帯電防止剤、着色剤、酸化防止剤等が挙げられ、これらは1種を単独で用いてもよいし、複数を組み合わせて用いてもよい。帯電防止剤は光拡散性ジメチルシリコーンゴム成形物表面に静電気によるホコリが付着するのを防止するため、着色剤は光拡散性ジメチルシリコーンゴム成形物に色彩を付与して意匠性を向上させるため、酸化防止剤は配合成分の酸化劣化による着色を抑制するために配合するものである。
本発明の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物に配合できる帯電防止剤としては、カーボン、導電性亜鉛華、過塩素酸リチウムやアミドリチウム等のリチウム塩含有イオン導電剤、イミダゾリウム塩類やピリジニウム塩類等のイオン性液体、アルコール誘導体、グリコール誘導体、グリセリン誘導体、ポリエーテル誘導体等が挙げられる。帯電防止剤としては、特にリチウム塩が好ましく、具体的には、LiBF4、LiClO4、LiPF6、LiAsF6、LiSbF6、LiSO3CF3、LiN(SO2CF32、LiSO349、LiC(SO2CF33、LiB(C654等が少量の添加で大きな帯電防止効果が認められる。
上記帯電防止剤は1種を単独で用いてもよいし、複数を組み合わせて用いてもよいが、固体の帯電防止剤は光透過を妨げる性質を持つことから、全光線透過率を低下させないために液体の帯電防止剤を用いることが好ましい。帯電防止剤を使用する場合の配合量は、ジメチルシリコーンゴム配合物100質量部に対し、0.01〜20質量部が好ましく、より好ましくは0.1〜5質量部である。
ここで、帯電防止レベルについては、スタチックオネストメーター(シシド静電気(株)製)等を用いて、光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物を硬化して得られる成形物の表面に、コロナ放電により静電気をチャージした後、その帯電圧が半分になる時間を測定することによって評価することができる。本発明の帯電性レベルについては、上記半減期時間が2分以下、特に1分以下であることが好ましい。
着色剤としては、縮合アゾ、イソインドリノン、キナクリドン、ジケトピロロピロール、アンスラキノン、ジオキサジン、銅フタロシアニン、アリルアマイド等の有機顔料、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄(赤ベンガラ、黒ベンガラ)、群青、コバルトブルー、カーボン、バナジウム酸ビスマス等の無機顔料、アゾ、クロム錯体、コバルト錯体、アンスラキノン、フタロシアニン等の染料が挙げられるが、光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物への分散性、着色力、色調安定性から有機顔料や無機顔料が好ましく用いられる。これらは1種を単独で用いてもよいし、複数を組み合わせて用いてもよい。着色剤は、その多くが光透過を妨げる性質を持つことから、多量に配合すると全光線透過率を低下させてしまう。そこで、着色剤を使用する場合の配合量は、ジメチルシリコーンゴム配合物100質量部に対し、0.0001〜0.1質量部が好ましく、より好ましくは0.001〜0.01質量部である。
酸化防止剤としては、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、t−ブチルハイドロキノン、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)、2,2’−メチレンビス(6−t−ブチル−4−メチルフェノール)等のヒンダードフェノール系化合物が例示され、これらは1種を単独で用いてもよいし、複数を組み合わせて用いてもよい。酸化防止剤を使用する場合の配合量は、ジメチルシリコーンゴム配合物100質量部に対し、0.001〜1質量部が好ましく、より好ましくは0.01〜0.1質量部である。
以上、本発明の形態について詳述したが、本発明の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物によって得られる好ましい光学特性(厚さ2mmの硬化シートで測定)は、全光線透過率が50%以上、拡散光線透過率が45%以上、ヘーズ(HAZE)値が90以上である。より好ましくは、全光線透過率が50%以上、拡散光線透過率が50%以上、ヘーズ値が92以上である。なお、かかる光学特性は、比表面積の大きい(例えばBET法による比表面積が200〜380m2/g程度が好ましい)乾式シリカ(ヒュームドシリカ)を補強性シリカ充填剤として用いることによって得られる。
上記光学特性は、光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物を120〜165℃で10分間で硬化させた厚さ2mmの硬化物シートを作製し、ヘイズメーターで全光線透過率、拡散光線透過率、ヘーズ値を測定して評価することができる。この際、光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物の硬化シートの表面状態が荒れていると、そこで光の乱反射が起こり、正確な光学特性が得られなくなるので注意が必要である。光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物の硬化シートを作製する金型表面を鏡面仕上げとするか、光沢面を持つライナーシートで挟んで成形することが好ましい。
また、本発明の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物は、He−Neレーザー光を、該組成物を硬化させた2mm厚成形品(硬化シート)に照射させた場合に、硬化シート表面に散乱された光散乱スポット径が入力ビーム径の5倍以上に光散乱することが好ましい。より好ましくは10倍以上、更に好ましくは30倍以上であることが望ましい。これは、近年のLED発光素子に対応するための必要特性で、光源が点発光(スポット)でかつ照度が高いLED素子の特徴を光拡散によって面発光的な光へと拡散させるものである。
具体的な測定方法としては、He−Neレーザー(ネオアーク社製波長632.8nm、発振出力0.6mW、ビーム径0.8mmφ)光を30cm離れた硬化シート(2mm厚)へ垂直に入射させ、硬化シート表面に赤色に広がったレーザー光のスポット径を測定する。光拡散性が良好な光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物を硬化させた硬化シートは、レーザー光が光拡散され、硬化シート表面の赤色スポット径が広くなる。また、レーザー光は、光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物の硬化シートをレーザー光が透過、貫通しない(入力ビーム径のまま貫通しない)ことが望ましい。
なお、本発明の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物の硬化条件としては、付加架橋では、通常、100〜180℃で3〜15分間、好ましくは120〜150℃で5〜10分間の条件でプレス成形又は常圧熱気加硫(HAV)することができ、必要に応じてその後150〜200℃で1〜4時間程度の2次硬化(ポストキュア)を施すのが好ましく、有機過酸化物架橋では、通常、120〜200℃で3〜15分間、好ましくは150〜180℃で5〜10分間の条件でプレス成形又は常圧熱気加硫(HAV)することができ、その後、必要に応じて150〜200℃で1〜4時間程度の2次硬化(ポストキュア)を施すのが好ましい。
以下、実施例と比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
透明な未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物としてミラブル型ジメチルシリコーンゴムコンパウンドKE−571−U(信越化学工業(株)製)、重合度が約5,000のジメチルポリシロキサンを主成分とし、BET法による比表面積が200m2/gの乾式シリカを40質量%以下、分子量700以下の両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサンオリゴマー(シリカ分散剤)を10質量%以下含有し、コンパウンド中にフェニル基は含有していない)100質量部に、光拡散剤として平均粒径5μmの中実のマイクロガラスビーズであるEMB−10(ポッターズ・バロティーニ(株)製)を5.0質量部添加し、ニーダー混練分散して乳白色の光拡散性シリコーンゴム組成物ベースを得た。
上記光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物ベース100質量部に、付加(ヒドロシリル化)反応系加硫剤C−25A/B(信越化学工業(株)製)をそれぞれ0.5/2.0質量部添加して二本ロールで混練した光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物を表面光沢のPETフィルムに挟み、厚さ2mmのシートが得られるような金型を用いて、120℃で10分間プレス成形してシートを得た。更にこのシートを200℃/4時間の2次加熱(ポストキュア)を行い、得られた硬化シートについて「全光線透過率、HAZE値」、「レーザー光拡散性」、「帯電性」、「紫外線劣化性」を下記に示す方法により評価した。
全光線透過率、HAZE値の測定
スガ試験機(株)製直読ヘイズコンピューターHGM−2で2mm厚の硬化シートの全光線透過率及びHAZE値を測定した。これらの結果を表1に示す。
レーザー光拡散性の測定
He−Neレーザー(ネオアーク社製波長632.8nm、発振出力0.6mW、ビーム径0.8mmφ)光を30cm離れた硬化シート(2mm厚)へ垂直に入射させ、シート表面に赤色に広がったレーザー光のスポット径を測定し、ビーム径倍率を求めた。またレーザー光がシリコーン光拡散シートを透過、貫通するかどうか(入力ビーム径のまま貫通しない)を観測し、「貫通なし=○」、「貫通=×」で評価した。これらの結果を表1に示す。
帯電性の測定
スタチックオネストメーター(シシド静電気(株)製)を用いて、2mm厚の硬化シート表面に、コロナ放電により6kVの静電気をチャージした後、その帯電圧が半分になる時間を測定した。結果を表1に示す。
紫外線劣化性の測定
紫外線照射漕EYE SUPER UV TESTER SUV−W151(岩崎電気社製、照度100mW、温度50℃、湿度30%)に2mm厚の硬化シートを24時間放置して硬化シートの外観及び変色を色差計にて(L,a,b)値で表示して測定し、下記基準により評価した。結果を表1に示す。
○:良好(黄変なし)(黄方向を表すb値が+5〜−5の範囲内)
△:やや黄変(黄方向を表すb値が+5を超え+15未満)
×:黄変(黄方向を表すb値が+15以上)
[実施例2]
実施例1の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物ベース100質量部に、架橋剤として有機過酸化物系加硫剤C−8B(信越化学工業(株)製)1.0質量部を添加して二本ロールで混練し、実施例1と同様にプレス成形して得られた厚さ2mmの硬化シートを用いて実施例1と同様に各種測定を行った。
[実施例3]
実施例1のシリコーンゴム組成物に帯電防止剤としてLiN(SO2CF32の20質量%アジピン酸エステル溶液0.05質量部を混練し、実施例1と同様に付加架橋にて2mmシートを作製し、各種測定を行った。
[実施例4]
光拡散剤として、実施例1と同様のマイクロガラスビーズを10.0質量部に増量し、帯電防止剤としてLiN(SO2CF32の20質量%アジピン酸エステル溶液0.05質量部を添加した以外は、実施例1と同様に付加架橋にて2mmシートを作製し、各種測定を行った。
[実施例5]
光拡散剤として、実施例1と同様のマイクロガラスビーズを2.0質量部に減量し、帯電防止剤としてLiN(SO2CF32の20質量%アジピン酸エステル溶液0.05質量部を添加した以外は、実施例1と同様に付加架橋にて2mmシートを作製し、各種測定を行った。
[実施例6]
光拡散剤として、実施例1と同様のマイクロガラスビーズを1.0質量部に減量し、帯電防止剤としてLiN(SO2CF32の20質量%アジピン酸エステル溶液0.05質量部を添加した以外は、実施例1と同様に付加架橋にて2mmシートを作製し、各種測定を行った。
[実施例7]
KE−571−U:100質量部に、光拡散剤として平均粒径が16μmの中空ガラスビーズであるグラスバブルズiM30K(住友スリーエム(株)製)を1.0質量部添加し、ニーダー混練分散して乳白色の光拡散性シリコーンゴム組成物ベースを得た。
上記シリコーンゴム組成物ベース100質量部に付加反応系加硫剤C−25A/Bをそれぞれ0.5/2.0質量部添加し、2mmシートを作製し、実施例1と同様に各種測定を行った。
[実施例8]
実施例7のシリコーンゴム組成物に帯電防止剤としてLiN(SO2CF32の20質量%アジピン酸エステル溶液0.05質量部を混練し、実施例1と同様に付加架橋にて2mmシートを作製し、各種測定を行った。
[比較例1]
光拡散剤が配合されない例として、KE−571−U:100質量部に付加(ヒドロシリル化)反応系加硫剤C−25A/B(信越化学工業(株)製)をそれぞれ0.5/2.0質量部添加し、2mmシートを作製し、同様に各種測定を行った。
[比較例2]
KE−571−U:100質量部に、帯電防止剤としてLiN(SO2CF32の20質量%アジピン酸エステル溶液0.05質量部、及び光拡散剤として平均粒径が4μm、屈折率1.59の球状架橋ポリスチレン微粒子からなるテクポリマーSBX−4(積水化成品工業(株)製)を1.0質量部添加し、ニーダー混練分散して乳白色の光拡散性シリコーンゴム組成物ベースを得た。
上記シリコーンゴム組成物ベース100質量部に付加反応系加硫剤C−25A/Bをそれぞれ0.5/2.0質量部添加し、2mmシートを作製し、実施例1と同様に各種測定を行った。
[比較例3]
KE−571−U:100質量部に、帯電防止剤としてLiN(SO2CF32の20質量%アジピン酸エステル溶液0.05質量部、及び光拡散剤として平均粒径が8μm、屈折率1.49の球状架橋ポリメタクリル酸メチル微粒子からなる光拡散剤テクポリマーMBX−8(積水化成品工業(株)製)を5.0質量部添加し、ニーダー混練分散して乳白色の光拡散性シリコーンゴム組成物ベースを得た。
上記シリコーンゴム組成物ベース100質量部に付加反応系加硫剤C−25A/Bをそれぞれ0.5/2.0質量部添加し、2mmシートを作製し、実施例1と同様に各種測定を行った。
[比較例4]
KE−571−U:100質量部に、帯電防止剤としてLiN(SO2CF32の20質量%アジピン酸エステル溶液0.05質量部、及び光拡散剤として平均粒径が5μmの炭酸カルシウム微粒子からなるルミパールDSN−30(根本特殊化学(株)製)を5.0質量部添加し、ニーダー混練分散して乳白色の光拡散性シリコーンゴム組成物ベースを得た。
上記シリコーンゴム組成物ベース100質量部に付加反応系加硫剤C−25A/Bをそれぞれ0.5/2.0質量部添加し、2mmシートを作製し、実施例1と同様に各種測定を行った。
[比較例5]
光拡散剤として、比較例4と同様の炭酸カルシウム微粒子の配合量を1質量部に減量し、帯電防止剤としてLiN(SO2CF32の20質量%アジピン酸エステル溶液0.05質量部を添加した以外は、実施例1と同様に付加架橋にて2mmシートを作製し、各種測定を行った。
以上の結果を表1に示す。
Figure 2012167253

Claims (8)

  1. 分子鎖両末端及び/又は分子鎖途中のケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子当り2個以上有する又は分子鎖両末端が1分子当り2個以上の水酸基又はアルコキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン、又は該ジメチルポリシロキサンと無機質充填剤、又は該ジメチルポリシロキサンと無機質充填剤とウエッターとからなる透明又は半透明な未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物100質量部に、平均粒径が1〜150μmの微小ガラスビーズからなる光拡散剤0.1〜50質量部を添加、分散してなることを特徴とする光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
  2. 架橋形態が付加架橋型、有機過酸化物架橋型又は縮合架橋型である請求項1記載の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
  3. ジメチルポリシロキサンが分子鎖両末端及び/又は分子鎖途中のケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子当り2個以上有するものであると共に、硬化剤として、1分子中に2個以上のSiH基を分子鎖両末端及び/又は分子鎖途中のケイ素原子上に有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと白金族金属化合物とを含有する請求項1記載の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
  4. ジメチルポリシロキサンが分子鎖両末端及び/又は分子鎖途中のケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子当り2個以上有するものであると共に、硬化剤として有機過酸化物を含有する請求項1記載の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
  5. ジメチルポリシロキサンが分子鎖両末端が1分子当り2個以上の水酸基又はアルコキシ基で封鎖されたものであり、硬化剤としてオルガノキシシラン又はその部分加水分解縮合物を含有する請求項1記載の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
  6. 透明又は半透明な未架橋ジメチルシリコーンゴム配合物が、厚さ2mmのシート状硬化物について測定した全光線透過率が70%以上の硬化物を与えるものである請求項1〜5のいずれか1項記載の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
  7. 上記光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物の2mm厚硬化成形品の全光線透過率が50%以上、拡散光線透過率が45%以上、ヘーズ値が90以上である請求項1〜6のいずれか1項記載の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
  8. 上記光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物の2mm厚硬化成形品にHe−Neレーザー光を照射させた場合の光散乱スポット径が入力ビーム径の5倍以上に光散乱されるものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の光拡散性ジメチルシリコーンゴム組成物。
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