JP2012166079A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でコスト高を防止すると共に、演出役物の移動に悪影響とならず、か
つ演出表示装置で表示される画像と演出役物の演出内容との間で演出的な相乗効果を持た
せて、遊技性を向上できる遊技機を提供する。
【解決手段】演出図柄表示装置62の表示面62Aで表示される特別画像Gの少なくとも
一部が演出役物200の透過部206を透過する。このとき、演出役物200の透過部2
06で透過される演出表示装置62の表示面62Aの特別画像Gは、演出役物200を装
飾する装飾演出を兼ねているため、演出表示装置62における特別画像Gの表示演出と、
演出役物200の透過部206を透過する画像により実現される演出役物200の装飾演
出と、の間に、遊技的に関連した有機的一体的な演出が成立する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、遊技球や遊技メダルなどの遊技媒体を用いて遊技を行うパチンコ機やスロッ
トマシンなどの遊技機に関する。
従来から、遊技盤面上の演出表示装置(液晶表示装置)の前方に透過性材料で形成され
た演出役物を移動可能に設け、かつこの演出役物の裏面側に複数のLED等の発光源を配
置し、この発光源からの投射光を演出役物に透過させて演出役物の表面側に備えた模様を
浮き立たせる遊技機が提案されている(従来技術1:下記特許文献1参照)。
また、遊技盤面上の演出表示装置(液晶表示装置)の前方に開閉可能な左右の扉部材(
演出役物)を設け、この扉部材に演出表示装置で表示された画像を透過させる透過部と透
過させない非透過部とをそれぞれ形成し、扉部材で演出表示装置の全表示領域を隠した状
態で、演出表示装置に表示された画像の一部を扉部材の透過部を介して視認できる遊技機
が知られている(従来技術2:下記特許文献2参照)。
特開2006−296837号公報 特開2007−229177号公報
ところで、従来技術1は、演出役物に発光源等を直接取り付ける構成であるため、演出
役物に発光源等を取り付けるスペースが別途必要になる。また、演出役物を移動可能に構
成すると、演出役物に取り付けた発光源の重量及びスペースが演出役物の円滑な移動の妨
げになり得ることもある。特に、発光源にはワイヤーハーネス等の電気線が接続されるた
め、このワイヤーハーネスが演出役物の移動に支障をきたすことが考えられる。
また、従来技術2は、扉部材の演出役物が演出表示装置の全表示領域を覆い隠すもので
あるため、演出表示装置の画像の一部を扉部材の透過部を介して視認することができるも
のの、実際は、扉部材の透過部を介して演出表示装置で表示された画像の一部を見せてい
るだけである。このため、演出表示装置で表示される画像内容と扉部材の動作との間で、
有機的一体性を備えた遊技演出が成立していない。すなわち、扉部材の透過部から視認で
きる画像内容と扉部材との間に、遊技的な関連性がなく、遊技者は、扉部材を通して演出
表示装置で表示される画像を見ているというだけの印象しか抱かない。この結果、遊技演
出に面白さが無く、遊技性が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、簡易な構成でコスト高を防止すると共に、演出役物の移動に悪影響
とならず、かつ演出表示装置で表示される画像と演出役物の演出内容との間で演出的な相
乗効果を持たせて、遊技性を向上できる遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、演出表示装置にて所定の演出画像を表示する表示手段と、前
記演出表示装置の前方に移動可能に設けられる演出役物と、を有する遊技機であって、前
記演出役物は、前記演出表示装置の前方に位置する際に、前記演出表示装置に表示される
演出画像を当該演出役物の特定部位から視認可能に構成され、前記表示手段は、前記演出
役物が前記演出表示装置の前方に位置する際に、前記特定部位から視認可能となる演出画
像を段階的に変更するものであって、前記演出役物が前記演出表示装置の前方に位置する
際に、前記特定部位から視認可能となる演出画像の変更段階が所定段階に達すると、前記
演出役物による演出が完了することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記表示手段は、前記演出役物が前記演出表示装置の前方に
位置する際に、前記変更段階が前記所定段階に達するまでは、前記変更段階の途中である
ことを示す途中画像を前記特定部位から視認可能に表示し、前記変更段階が前記所定段階
に達したときは、前記変更段階の最終であることを示す最終画像を前記特定部位から視認
可能に表示するものであって、前記演出役物が前記演出表示装置の前方に位置する際に、
前記特定部位から視認可能となる演出画像として前記最終画像が表示されると、前記演出
役物による演出が完了することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記表示手段は、前記演出役物が前記演出表示装置の前方に
位置する際に、前記特定部位から視認可能となる演出画像を段階的に変更するのに合わせ
て、前記演出役物が位置しない前記演出表示装置の表示面に表示される他の演出画像を段
階的に変更することを特徴とする。
また、本明細書において参考的に開示される発明(以下、「参考発明」という)1は、
所定の画像を表示する演出表示装置と、前記演出表示装置の前方に移動可能に設けられる
演出役物と、前記演出表示装置による画像の表示及び前記演出役物の移動を制御する制御
手段と、を有する遊技機であって、前記演出役物は、前記演出表示装置で表示される画像
の少なくとも一部を透過可能な透過部を有し、前記演出役物は、前記演出表示装置で表示
される画像の表示変動と連動するように前記制御手段により移動制御され、前記演出表示
装置は、画像の少なくとも一部が前記透過部を特定色で徐々に充足していく時間変化型装
飾演出を表示し、前記演出表示装置に表示される前記時間変化型装飾演出が前記透過部の
全部を前記特定色で充足したときに、前記演出役物による装飾演出が完成することを特徴
とする。
参考発明1によれば、演出表示装置で表示される時間変化型装飾演出の少なくとも一部
が演出役物の透過部を透過する。これにより、透過部は特定色で充足されていく。そして
、演出表示装置に表示される時間変化型装飾演出が透過部の全部を特定色で充足したとき
に、演出役物による装飾演出が完成する。このように、演出表示装置で表示される時間変
化型装飾演出は、演出役物を装飾する装飾演出を兼ねているため、演出表示装置における
時間変化型装飾演出の演出と、演出役物の透過部を充足する特定色により実現される演出
役物の装飾演出と、の間に、遊技的に関連した有機的一体的な演出が成立する。これによ
り、両者の演出内容に相乗効果を持たせることができるため、遊技者は遊技の意外性とい
う印象を抱くことになり、ひいては遊技性を向上させることができる。また、演出役物に
発光源等を直接取り付けている構成ではないので、演出役物の移動に支障が生じることは
ない。また、演出表示装置で表示される画像を利用して演出役物の装飾演出を実現してい
るため、コスト高の問題も生じない。
また、参考発明2は、参考発明1に記載の遊技機において、前記演出表示装置は、前記
透過部を透過する前記特定色に対応する前記時間変化型装飾演出の前記演出表示装置にお
ける表示面積が、前記透過部の透過面積を前記演出表示装置に対して投影した投影面積と
比較して広い面積となるように、前記制御手段により表示制御されることを特徴とする。
参考発明2によれば、演出表示装置は、透過部を透過する特定色に対応する時間変化型
装飾演出の演出表示装置における表示面積が、透過部の透過面積を演出表示装置に対して
投影した投影面積と比較して広い面積となるように、制御手段により表示制御される。こ
れにより、演出役物の制御手段による移動に誤差が生じても、演出役物の透過部には演出
表示装置に表示される時間変化型装飾演出の一部が常に透過される状態になっている。換
言すれば、演出役物の移動誤差を、演出表示装置で表示される時間変化型装飾演出の広い
表示面積で吸収することができる。この結果、演出表示装置における時間変化型装飾演出
の演出と、透過部を特定色が充足することにより実現される演出役物の装飾演出と、の間
に、遊技的に関連した一体的な演出を常に成立させることができる。
演出表示装置で表示される画像と演出役物の演出内容との間で演出的な相乗効果を持た
せて、遊技性を向上できる。
本発明の第1実施形態に係る遊技機の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置の一部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成するサブ制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機に用いられる演出役物が表示面の上方に位置した状態の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機に用いられる演出役物が移動して表示面の中央前方に位置した状態の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機に用いられる演出役物が表示面の上方に位置した状態を遊技者の視点から見た状態図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機に用いられる演出役物が移動して表示面の前方に位置した状態を遊技者の視点から見た状態図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機に用いられる演出役物が表示面に表示された特別画像の一部を透過した状態を遊技者の視点から見た状態図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機に用いられる演出役物に透過された特別画像が徐々に成長(変化)していく様子を示した図であり、(A)はその成長初期状態、(B)はその成長中期状態、(C)はその成長完成状態を示した説明図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機に用いられる演出役物が表示面の右方に位置した状態の構成図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機に用いられる演出役物が移動して表示面の中央前方にある状態の構成図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機に用いられる演出役物が表示面の右方に位置し、表示面に表示された特別画像を透過した成長初期状態を遊技者の視点から見た状態図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機に用いられる演出役物が表示面の前方を移動し、表示面に表示された特別画像を透過した成長中期状態を遊技者の視点から見た状態図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機に用いられる演出役物が表示面の中央前方に移動し、表示面に表示された特別画像を透過した成長完成状態を遊技者の視点から見た状態図である。
次に、本発明の第1実施形態に係る遊技機について、図面を参照して説明する。なお、
本実施形態では本発明を弾球遊技機の一例であるパチンコ機に適用した構成を説明するが
、スロットマシンに対しても容易に適用することができる。
図1に示すように、第1実施形態に係るパチンコ機(遊技機)10の前面部には、主と
して、外枠12と、内枠14と、前面枠16と、上皿部18と、下皿部20と、施錠装置
22と、発射ハンドル24などが設けられている。
外枠12は、木製の板状体を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。内枠14
は、全体がブラスチック製で、外枠12に対して開閉可能に軸支されている。また、内枠
14の右端中央からやや下方には、施錠装置22が設けられている。
前面枠16は、本発明の前面扉の一具体例を示すもので、パチンコ機10の前面部全体
の約2/3のサイズを占め、内枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。ま
た、前面枠16は、全体がプラスチック製であり、遊技盤26(図2参照)を前方から視
認するべく、遊技盤26に形成された遊技領域28(図2参照)の形状に対応して略円形
に形成された開口部30を有している。また、前面枠16の裏面には、ガラス板32がガ
ラス枠(図示省略)によって取り付けられている。そして、遊技者を基準とすれば、遊技
盤26に形成された遊技領域28はガラス板32の後方に位置するようになっている。
また、前面枠16の下方側には、上皿部18が設けられている。この上皿部18には、
演出ボタン40と、球貸操作部155と、がそれぞれ設けられている。
また、上皿部18の下方側には、下皿部20が設けられている。また、下皿部20の右
下方側には、遊技球を発射させるための発射ハンドル24が設けられている。この発射ハ
ンドル24には、発射レバー44と、発射停止ボタン46がそれぞれ設けられている。
また、下皿部20の左右下方側には、所定の効果音を出力するための各サブスピーカ4
8がそれぞれ設けられている。
また、内枠14には、遊技領域28の形状に合致した開口部(図示省略)が形成されて
いる。この内枠14の内側面には、遊技盤26が取り付けられる。これにより、遊技者は
、遊技盤26の遊技領域28を内枠14の開口部及び前面枠16の開口部30を通して視
認することができる。
さらに、パチンコ機10の正面左側には、球貸装置(遊技媒体貸出部)154が設けら
れている。本実施形態では、球貸装置154として、CRユニットが適用されている。こ
の球貸装置154には、プリペイドカードを挿入するカード挿入口157が形成されてい
る。なお、球貸装置154として、現金ユニットを設けた構成でもよい。この現金ユニッ
トには、カード挿入口157に替えて、現金を入れるための現金投入口(図示省略)が形
成されている。
また、球貸操作部155には、球貸しを要求するための球貸スイッチ156、カード挿
入口157に挿入されたプリペイドカードの返却を要求するための返却スイッチ158と
、がそれぞれ設けられている。
例えば、球貸装置154のカード挿入口157にプリペイドカードを挿入すると、プリ
ペイドカードの記憶情報が球貸装置154内部のカードリードライタにより読み取られる
。プリペイドカードの残り度数が「0」である場合には、カード挿入口157から自動的
にプリペイドカードが返却される。一方、プリペイドカードの残り度数が「0」でない場
合には、球貸スイッチ156を押圧操作すると、カードリードライタによりプリペイドカ
ードの残り度数が減算されてプリペイドカードの記憶情報が書き換えられると共に、その
減算された度数(貸出金額)に対応する個数の遊技球(貸球)が払出装置161から上皿
部18に案内される。このとき、例えば、プリペイドカードの残り度数が減算されて「0
」となった場合には、カード挿入口157から自動的にプリペイドカードが返却される。
なお、球貸装置154として現金ユニットを用いる構成では、球貸装置の現金投入口に
現金を投入すると、現金が球貸装置内部のキャッシュカウンタによりカウントされる。投
入金額が所定の額に到達した後、球貸スイッチを押圧操作すると、キャッシュカウンタに
より投入金額が減額されていくとともに、その減額された金額(貸出金額)に対応する個
数から消費税に相当する個数が引かれて、遊技球(貸球)が払出装置161から上皿部1
8に案内される。
次に、遊技盤26の表面構造について説明する。
図2に示すように、遊技盤26は、内枠14に保持されるとともに、裏機構盤(図示省
略)によりその背面側が覆われている。遊技盤26には、遊技盤26の表面に設けられた
外レール50と内レール52とにより略円形状の遊技領域28が形成されている。遊技領
域28の内部には、中央装置54と、始動口56Bと、ワープ入球口58と、多数の障害
釘60等と、がそれぞれ配設されている。
中央装置54は、遊技領域28の略中央部に配置されており、演出役物200を備えた
演出図柄表示装置62と、センター役物64と、ランプ装置66と、を備えている。
演出図柄表示装置62は、主制御基板102(図3参照)やサブ制御基板106(制御
手段、図3参照)からの制御信号に基づいて表示制御されており、略長方形状の表示面(
表示領域)62Aを有している。この表示面62A上には、特別図柄の演出図柄が表示さ
れる。具体的には、演出図柄表示装置62の表示面62A上には、1又は複数の演出図柄
を所定の方向に次々と変動させながら表示した後、停止表示する演出図柄表示領域が形成
されている。すなわち、左演出図柄を表示する左演出図柄表示領域、中央演出図柄を表示
する中央演出図柄表示領域、及び右演出図柄を表示する右演出図柄表示領域が、略横一列
となる配置方向に沿って並んで形成されている(それぞれ図示省略)。各演出図柄表示領
域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する方向(上下方向)に図柄変動方向が設定
されており、その方向に複数の演出図柄が順次表示されていく。また、演出図柄表示装置
62の表示面62Aの近傍には、表示面62Aの前方を移動する演出役物200が設けら
れている。この演出役物200の構成については、後述する。
ここで、図8に示すように、演出役物200は、遊技者にとって有利な遊技状態に至っ
たタイミングで、演出図柄表示装置62の表示面62Aに表示された特別画像Gと連動す
るようにして、演出図柄表示装置62の表示面62Aの前方を移動する。そして、後述の
ように、演出役物200は、演出図柄表示装置62の表示面62Aに変動表示される特別
画像Gの一部を透過する。なお、遊技者にとって有利な遊技状態とは、例えば、演出図柄
表示装置62の表示面62Aに表示される2つの演出図柄が同じ図柄で停止表示され、最
後の演出図柄が変動中のリーチ状態が例示できる。
図2に示すように、演出図柄表示装置62は、遊技球が始動口56Bに入球することに
より、その表示面の表示領域に表示される各演出図柄をそれぞれ変動させて停止表示させ
るものである。そして、例えば、演出図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃って停止
表示(確定表示)すると、変動入賞装置80に配設された大入賞装置84の大入賞口86
が開放される。本実施形態のパチンコ機10では始動口56Bに遊技球が入球すると、各
演出図柄がそれぞれ変動され、演出図柄が3桁同一図柄で揃うことにより、「大当り」と
いう特定価値を付与するものである。
ここで、本実施形態のパチンコ機10では、例えば、大当りとして2種類のものが予め
設定されている。具体的には、「7、7、7」などの同一の奇数数字の演出図柄が3桁揃
うことにより成立する確変大当りがある。また、「8、8、8」などの同一の偶数数字の
演出図柄が3桁揃うことにより成立する通常大当りがある。
確変大当り及び通常大当りは、比較的多くのラウンド数(例えば、15ラウンド)を有
し、大入賞口86の開放時間が約26秒間である大当りである。このため、賞球数が比較
的多くなる。なお、各大当りでは、大入賞口86に所定数(例えば、10個)の遊技球が
入球するか、あるいは所定数(例えば、10個)の遊技球が入球しなくても所定時間(例
えば、26秒間)が経過したときに大入賞口86が閉じられて1ラウンドが終了する。
また、確率変動状態は、大当り(確変大当り及び通常大当りの2種類の大当りを意味す
る)に移行する確率が予め定められた高確率となる状態である。また、開放時間延長状態
は、始動口56Bの開放時間が通常よりも延長される状態である。例えば、通常の開放時
間は、約0.1秒間であるのに対して、開放時間延長状態では、約4秒間に延長される。
なお、始動口56Bは、普通図柄の抽選に当選することにより開放するもので、普通電動
役物として機能する。
また、確変大当りの後は、大当りに移行する確率が、通常遊技状態と比べ予め定められ
た高確率となる、特別図柄の確率変動状態になる。そして、次回大当りが発生するまでの
間か、あるいは規定回数(例えば、10000回)の特別図柄の変動表示が行われるまで
の間、特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ始動口56Bの開放延長機能が
作動する。また、通常大当りの後は、大当りに移行する確率が通常遊技状態と同一の予め
定められた低確率状態となるとともに、規定回数(例えば、100回)だけ特別図柄及び
普通図柄の変動時間が短縮され、かつ始動口56Bの開放延長機能が作動する時短遊技状
態となる。
センター役物64は、演出図柄表示装置62の前面周辺部に突設して装着されている。
センター役物64は、可動する一対の翼片部64Aを有している。この翼片部64Aの可
動によりワープ入球口58の開口面積が変化する。
また、遊技領域の左下方側には、主制御基板102からの制御信号に基づいて識別図柄
(特別図柄の識別図柄及び普通図柄の識別図柄を意味する)を表示制御する7セグ表示基
板(図柄表示装置)68が配置されている。この7セグ表示基板68は、特別図柄の識別
図柄を表示する7セグメント表示器70と、4個の普通図柄保留表示LED72と、4個
の特別図柄保留表示LED74と、普通図柄の識別図柄を表示する2個の普通図柄表示L
ED76と、を有している。
ここで、確変大当りした場合では、7セグメント表示器70には、予め定められた識別
図柄(例えば、奇数の数字からなる確変大当り図柄)が停止表示される。また、通常大当
りした場合では、7セグメント表示器70には、予め定められた別の識別図柄(例えば、
偶数の数字からなる通常大当り図柄)が停止表示される。
また、演出図柄表示装置62の左側には、普通図柄作動ゲート78が配置されている。
この普通図柄作動ゲート78の内部には、ゲートスイッチ124(図3参照)が配設され
ている。これにより、遊技球が普通図柄作動ゲート78を通過すると、ゲートスイッチ1
24が作動して、7セグ表示基板68の普通図柄表示LED76が変動表示される。
各普通図柄保留表示LED72及び各特別図柄保留表示LED74は、4個の丸形の赤
色LEDで構成されており、7セグメント表示器70の左右両側に近接して配置されてい
る。これは、普通図柄作動ゲート78を通過した遊技球の数を4個まで普通図柄の保留と
し、通過ごとに順次点灯しシフト表示するものである。また、始動口56Bに入球した遊
技球の数も4個まで特別図柄の保留とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものであ
る。7セグメント表示器70の変動表示が開始する度に、未始動回数が消化され、1個の
特別図柄保留表示LED74は消灯される。また、普通図柄も普通図柄表示LED76の
変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の普通図柄保留表示LED72
が消灯される。そして、7セグメント表示器70に予め定められた大当り図柄が停止表示
されると大当りが発生し、大入賞口86が開放状態となる。また、2個の普通図柄表示L
ED76が予め定められた表示態様(当り図柄)で停止表示されると、普通図柄当りが発
生し、始動口56Bが開放状態となる。なお、7セグメント表示器70にて表示される特
別図柄の識別図柄と、演出図柄表示装置62にて表示される特別図柄の演出図柄とは、同
一の遊技結果(抽選結果)を示すものである。
始動口56Bは、演出図柄表示装置62の下方に離れて配置されているものであり、い
わゆるチューリップ式で一対の翼片部材56Aが開閉するように形成されている。その内
部には、遊技球の通過を検知する始動口スイッチ120(図3参照)と、翼片部材56A
を作動させるための始動口ソレノイド130(図3参照)と、がそれぞれ備えられている
。この一対の翼片部材56Aが左右に開くと始動口56Bの開放面積が大きくなって遊技
球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部材56Aが閉じその離間距離
が小さくなると始動口56Bの開放面積が小さくなって遊技球の入球の可能性が小さくな
る通常状態となる。
変動入賞装置80は、始動口56Bの下方に配置されており、基板82と、大入賞装置
84と、を備えている。ここで、大入賞装置84は、略中央に配置されており、帯状に開
口された大入賞口86と、この大入賞口86を開放又は閉鎖する開閉板88と、この開閉
板88を開閉するための大入賞口ソレノイド132(図3参照)と、入賞球を検知するカ
ウントスイッチ126(図3参照)と、を備えている。
また、中央装置54の左側下方部には、風車63が配置されている。さらに、遊技領域
の左側下方部及び右側下方部には、一対のサイドランプ90がそれぞれ配置されている。
また、遊技盤26の下方にはアウト口92が設けられており、このアウト口92の下部
にはバック球防止部材94が設けられている。このバック球防止部材94は、遊技領域2
8に到達せず戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止している。また、内レー
ル52の先端部には、ファール球防止部材96が取り付けられている。
次に、パチンコ機10を構成する電子制御装置について説明する。
図3及び図4に示すように、電子制御装置は、主制御基板102と、払出制御基板10
4と、サブ制御基板106と、発射制御基板108と、を備えている。
図4に示すように、主制御基板102は、CPU102Aと、ROM102Bと、を備
えている。
また、主制御基板102のCPU102Aは、ROM102Bに記憶されたデータに基
づいて、始動口ソレノイド130、大入賞口ソレノイド132、図柄表示装置134及び
サブ制御基板106をそれぞれ制御する。また、主制御基板102のCPU102Aは、
遊技全体を司り主として当否判定などの遊技状態を判断するものである。
特に、CPU102Aは、始動口56Bへの遊技球の入球を契機として、大当り抽選処
理(特別遊技抽選処理)を実行し、任意の乱数(特別図柄当否判定乱数)を用いて当否を
判定する機能を備えている。また、特別図柄の当否判定の実行に伴って、CPU102A
は、特別図柄(識別図柄)の変動パターン(変動時間)を決定する機能も備えている。
この識別図柄の変動パターンは、演出図柄表示装置62に表示される各演出図柄の演出
パターン(遊技演出)に対応するもので、CPU102Aが行う「識別図柄の変動パター
ンの決定」は、「演出図柄の演出パターン(遊技演出)の決定」に相当する。そして、特
別図柄(識別図柄)の変動パターン(演出図柄の演出パターン)が決定されると、7セグ
メント表示器70で特別図柄(識別図柄)の変動表示が開始されるとともに、演出図柄表
示装置62で演出図柄の変動表示が開始され、決定された変動パターンにより特定される
変動時間が経過すると、特別図柄および演出図柄が停止表示され、その停止表示された演
出図柄の図柄組み合わせ態様により、特別図柄の当否判定結果(大当り抽選結果)が遊技
者に報知される。なお、演出図柄表示装置62は、遊技盤26の表面(盤面)略中央に、
遊技者の視野に入り易い状態で配置される。一方、7セグメント表示器70は、遊技盤2
6の表面(盤面)の端部(本実施形態では盤面左側端部)に、遊技者の視野に入り難い状
態で配置される。このことから、遊技者は演出図柄表示装置62の表示内容に注目して遊
技を行うのが一般的である。
そして、CPU102Aは、上述した演出図柄の変動表示及び停止表示の制御を行うサ
ブ制御基板106や、盤面に設けられた各種入賞口に遊技球が入球することで発生する賞
球の払い出し制御を行う払出制御基板104を直接的に制御する。また、主制御基板10
2のCPU102Aは、演出表示基板110、アンプ基板112、装飾駆動基板114及
び演出ボタン基板116をサブ制御基板106を介して間接的に制御する。
主制御基板102のROM102Bには、CPU102Aにより実行される遊技全体の
制御を実現するためのプログラムが記憶されている。
また、主制御基板102は、中継端子板118を介して、始動口スイッチ120と、大
入賞口スイッチ122と、ゲートスイッチ124と、カウントスイッチ126と、にそれ
ぞれ電気的に接続されている。
また、主制御基板102は、中継端子板128を介して、始動口ソレノイド130と、
大入賞口ソレノイド132と、図柄表示装置134と、にそれぞれ電気的に接続されてい
る。なお、7セグ表示基板68は、図柄表示装置134の一実施形態である。
払出制御基板104は、中継端子板136を介して、ガラス枠スイッチ138と、外部
タンクスイッチ140と、タンクスイッチ142と、にそれぞれ電気的に接続されている
。また、払出制御基板104は、中継端子板144を介して、エラーLED146に電気
的に接続されている。また、払出制御基板104は、下皿満タンスイッチ148に電気的
に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板150を介して、球貸表示
基板152と、球貸装置(CRユニット)154と、にそれぞれ電気的に接続されている
なお、球貸表示基板152には、球貸スイッチ156と、返却スイッチ158と、がそ
れぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板160を介し
て、払出モータ162を備えた払出装置161と払出スイッチ164とにそれぞれ電気的
に接続されている。さらに、払出制御基板104は、主制御基板102と発射制御基板1
08とにそれぞれ電気的に接続されている。
図3及び図4に示すように、サブ制御基板106は、演出表示基板110と、アンプ基
板112と、装飾駆動基板114と、演出ボタン基板116と、にそれぞれ電気的に接続
されている。
また、サブ制御基板106は、主制御基板102からの制御信号に基づいて遊技の演出
の制御を司るものである。また、サブ制御基板106は、CPU106Aと、ROM10
6Bと、を備えている。
サブ制御基板106のCPU106Aは、主制御基板102からの制御信号を受けて演
出表示基板110、アンプ基板112、装飾駆動基板114及び演出ボタン基板116な
どの各基板を制御する。
ROM106Bには、各基板の制御に必要なデータ(特に遊技の装飾に関する情報)が
記憶されている。
図4に示すように、演出表示基板110には、演出表示装置166(62)と、演出表
示ROM168と、がそれぞれ電気的に接続されている。この演出表示ROM168には
、演出図柄表示装置62に変動表示及び停止表示される演出図柄のデータ(画像データ)
が記憶されている。なお、演出図柄表示装置62は、演出表示装置166の一実施形態で
ある。
ここで、演出表示ROM168は、遊技者に有利な遊技状態に至ったタイミングで演出
図柄表示装置62の表示面62Aに表示される特別画像G(図8参照)のデータを記憶す
る。そして、演出表示基板110は、演出表示ROM168に記憶された画像データに基
づいて、遊技者に有利な遊技状態に至ったタイミングで演出図柄表示装置62の表示面6
2Aに特別画像Gが表示されるように、演出図柄表示装置62を制御する。
具体的には、演出図柄表示装置62の表示面62Aに表示される特別画像Gとして、あ
るキャラクタG1が登場して刀G2を引き抜くしぐさを模した画像が例示される。このと
き、このキャラクタG1は、パチンコ遊技のタイトルになっているゲームの主人公が考え
られ、刀G2を引き抜いて敵を倒すことにより、敵の血しぶきをイメージした赤色筋G3
の画像(赤色筋画像)が刀G2の画像の一部に合わせて表示される。
また、図8乃至図10に示すように、演出図柄表示装置62の表示面62Aで変動表示
される特別画像Gの演出方法は、完成された特別画像Gの一部を最初に表示し、その一部
の画像が時間の経過と共に成長してやがて完成画像に至るような演出が実行される。具体
的には、表示面62Aで表示される刀G2の画像には、血しぶきをイメージした赤色筋G
3の画像が合成されるが、その赤色筋G3の画像は、最初、刀G2の一部分に赤色筋G3
の画像が入り、時間が経過していくと、赤色筋G3の画像が刀G2の画像全体に、かつ左
側から右側に向かって広がっていくように演出される。
また、図4に示すように、アンプ基板112には、所定の効果音を出力する各種スピー
カ170(48)が電気的に接続されている。なお、サブスピーカ48は、各種スピーカ
170の一実施形態である。
また、装飾駆動基板114には、各種LED・ランプ172(66)及び駆動モータ1
76が電気的に接続されている。また、装飾駆動基板114は、サブ制御基板106から
の制御信号を受けて遊技の装飾に関する制御を行うものである。特に、装飾駆動基板11
4は、サブ制御基板106からの制御信号に基づいて、各ランプ装置66の発光を制御す
る。
また、装飾駆動基板114は、サブ制御基板106からの制御信号を受けて演出役物2
00の移動を制御する。具体的には、装飾駆動基板114は、サブ制御基板106からの
制御信号に基づいて駆動モータ176の駆動制御を実行する。これにより、図8乃至図1
0に示すように、演出役物200は、演出図柄表示装置62の表示面62Aで変動表示さ
れる特別画像Gの変動タイミングと連動する形で、演出図柄表示装置62の表示面62A
の前方を上下方向に移動する。具体的には、演出役物200は、演出図柄表示装置62の
表示面62AにキャラクタG1が刀G2を引き抜くしぐさが表示されるタイミングにあわ
せて、表示面62Aに表示される刀G2の画像の前方に位置するように移動制御される。
これにより、遊技者は、表示面62Aに表示される刀G2の画像の一部と演出役物200
の刀状部材202とが重ねられた状態を視認することになり、演出役物200の刀状部材
202があたかも表示面62Aで表示されている刀G2の画像と合致した一体的なものと
考える。この結果、演出図柄表示装置62の表示面62Aに表示される特別画像の表示演
出と演出役物200による役物演出との相乗効果により、現実的で一体感がありかつ迫力
のある演出を実現することが可能になる。
さらに、表示面62Aで表示される刀G2の画像に合成される赤色筋G3の画像の太さ
は、演出役物200の刀状部材202の透過部206の太さよりも太くなるように設定さ
れている。具体的には、図10に示すように、演出役物200の刀状部材202の透過部
206を透過する画像の演出表示図柄装置62の表示面62Aにおける表示面積Xが、刀
状部材202の透過部206の透過面積Yを演出図柄表示装置62に対して投影した投影
面積Yと比較して、広い面積となるように、演出図柄表示装置62の表示制御が演出表示
基板110により実行される。このため、遊技者は、刀状部材202の透過部206を介
して表示面62Aに表示された特別画像Gの一部(赤色筋画像)だけを視認することがで
きる。一方、表示面62Aに表示された特別画像Gの他の部分であって刀状部材202の
非透過部208と前後方向に重なる部分(非透過部208が表示面62Aに投影される領
域)の画像は、非透過部208で遮断されて遊技者が視認することは不可能となる。
また、図4に示すように、演出ボタン基板116には、操作スイッチ174(40)が
電気的に接続されている。なお、ランプ装置66は、各種LED・ランプ172の一実施
形態である。また、演出ボタン40は、操作スイッチ174の一実施形態である。
次に、演出図柄表示装置62の前方を移動する演出役物200の構成について、説明す
る。
図2、図5及び図6に示すように、演出役物200は、刀の一部をモチーフにしたもの
であり、演出図柄表示装置62の表示面62A上をパチンコ機正面視にて左右方向に跨っ
て配置された刀状部材202を備えている。この刀状部材202は、刀の刃の部位に相当
する刃部204を備えている。この刃部204には、全体としてパチンコ機正面視で左右
方向に延び、演出図柄表示装置62の表示面62Aに表示された画像を透過する透過部2
06と、透過部206以外の部位となり演出図柄表示装置62の表示面62Aに表示され
た画像を透過しない非透過部208と、が形成されている。この透過部206は、透過性
材料(例えば、無色透明の樹脂、プラスチック、ガラス、)で構成されており、刃部20
4の他の部位と一体成形され、あるいは別々に成形された後、組み付けられて、構成され
ている。このため、演出役物200の刀状部材202と演出図柄表示装置62の表示面6
2Aが前後方向に重なる領域(刀状部材202が表示面62Aに投影される領域)につい
ては、遊技者は、透過部206を介して表示面62Aに表示されている特別画像Gの一部
(透過部206が表示面62Aに投影された領域Yの画像)のみを視認することができ、
非透過部208に対応する領域の画像(非透過部208が表示面62Aに投影された領域
の画像)は視認することができない。
ここで、図8乃至図10に示すように、透過部206は、パチンコ機正面視にて左側に
位置する第1透過部206Aと、第1透過部206Aと接続され右下方に湾曲傾斜しなが
ら左右方向に延びる第2透過部206Bと、第2透過部206Bから下方向に延びる2本
の第3透過部206Cと、で構成されている。各透過部206A、206B、206Cは
、一体的なものとして相互に接続されている。
図10に示すように、演出図柄表示装置62の表示面62Aで表示される赤色筋G3の
画像は、先ず、第1透過部206Aから透過し、次に第2透過部206Bから透過し、そ
して、第3透過部206Cから透過するように、時差を設けて演出される。このため、遊
技者は、先ず、第1透過部206Aから透過した赤色筋G3の画像を視認し、次に第2透
過部206Bから透過した赤色筋G3の画像を視認し、そして、第3透過部206Cから
透過した赤色筋G3の画像を視認することになる。換言すれば、遊技者は、第1透過部2
06A、第2透過部206B及び第3透過部206Cが特定色(赤色)で徐々(段階的に
(時差的に))に充足されていくように視認する。この結果、演出役物200の刀状部材
202には、パチンコ機正面視にて左側から右側に赤色筋G3が走るように流れていくた
め、遊技者は、あたかも刀で敵を倒したかのような錯覚に陥ることになる。
図5及び図6に示すように、刀状部材202の左側端部には、パチンコ機上下方向に延
びた左側ラック状部材210が接続されている。演出図柄表示装置62の表示面62Aの
近傍には、ピニオンギア212が配置されており、ピニオンギア212が左側ラック状部
材210のラック歯210Aと噛み合っている。また、ピニオンギア212は、駆動モー
タ176(図4参照)の回転軸176Aが接続されており、駆動モータ176が駆動する
ことにより回転する。なお、駆動モータ176は、装飾駆動基板114により駆動制御さ
れる。
刀状部材202の右側端部には、パチンコ機上下方向に延びた右側ラック状部材214
が接続されている演出図柄表示装置62の表示面62Aの近傍には、従動ギア216が回
転可能に配置されており、従動ギア216が右側ラック状部材214のラック歯214A
と噛み合っている。このため、駆動モータ176が駆動し、ピニオンギア212が正方向
に回転すると、駆動モータ176の駆動力がピニオンギア22を介して左側ラック状部材
210に伝達される。これにより、左側ラック状部材210には下方向に引っ張る力が作
用して、刀状部材202が下方向に移動する。このとき、右側ラック状部材214には下
方向に引っ張る力が作用して、右側ラック状部材214が下方向に移動する。なお、従動
ローラ216は、右側ラック状部材214のラック歯214Aと噛み合っているので、右
側ラック状部材214が下方向に移動すると、従動ローラ216は回転する。
また、駆動モータ176が駆動してピニオンギア212が逆方向に回転した場合には、
刀状部材202は、上方向に移動する。このように、駆動モータ176は、サブ制御基板
106からの制御信号を受けて駆動し、ピニオンギア212を正方向又は逆方向に回転す
ることにより、刀状部材202の下方向又は上方向の移動を可能にしている。なお、演出
役物200の刀状部材202は、表示面62Aの近傍に設けた位置検出センサ(図示省略
)からの刀状部材202の検出信号と、駆動制御の対象となる駆動モータ176の回転数
と、確実に位置制御することができる。
次に、本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の作用及び効果について説明する。なお
、図2、図5及び図7に示すように、通常遊技の状態(大当り遊技、確率変動遊技、時短
遊技、リーチなどの遊技者に有利な遊技状態以外の遊技状態)では、演出役物200の刀
状部材202は、演出図柄表示装置62の表示面62Aの上方の待機位置にある。
図5及び図7に示すように、遊技者に有利な遊技状態(大当り遊技、確率変動遊技、時
短遊技、リーチなどの遊技者に有利な遊技状態)になると、サブ制御基板106から演出
表示基板110に対して、演出図柄表示装置62の表示面62Aに特別画像Gを表示させ
る制御信号が出力される。これにより、演出表示基板110は、演出図柄表示装置62の
表示面62Aに特別画像Gを表示する準備に入る。同時に、サブ制御基板106から装飾
駆動基板114に対して演出役物200を移動させる制御信号が出力される。これにより
、装飾駆動基板114は、演出役物200の刀状部材202を移動させる準備に入る。
そして、各準備が終了すると、図8に示すように、演出図柄表示装置62の表示面62
Aに特別画像Gが表示される。例えば、演出図柄表示装置62の表示面62Aには、ある
キャラクタG1が刀G2を持った状態を示す特別画像Gが表示される。
また、同時に、図6に示すように、演出役物200の刀状部材202が表示面62Aの
前方側を下方向に移動する。刀状部材202の移動は、上述した通りであり、駆動モータ
176が正方向に回転してピニオンギア212が回転し、これに従って演出役物200で
ある刀状部材202が下方に移動する。ここで、演出役物200である刀状部材202は
、表示面62Aに表示される特別画像Gの刀G2の画像の近傍まで下方に移動する。演出
役物200である刀状部材202が下方に移動すると、刀状部材202と表示面62Aに
表示される特別画像Gの刀G2の画像とが前後方向に重なる。
図9及び図10に示すように、刀状部材202と表示面62Aに表示される特別画像G
の刀G2の画像とが前後方向に重なったタイミングで、表示面62Aに赤色筋G3の画像
が左側から右側に向かって徐々に表示される。すなわち、表示面62Aには赤色筋G3の
画像が左側から右側に時差をもって表示されていき、最終的に、表示面62Aの左側から
右側にわたった赤色筋G3の画像が表示される。
表示面62Aには赤色筋G3の画像が表示されると、その一部は、演出役物200の刀
状部材202の透過部206を介して遊技者に視認可能になる。すなわち、表示面62A
には赤色筋G3の画像が左側から右側に時差をもって表示されていくと、その赤色筋G3
の変動表示に伴って、先ず、刀状部材202の第1透過部206Aに赤色筋G3を視認で
き、次に、第2透過部206Bに赤色筋G3を視認でき、最後に第3透過部206Cに赤
色筋G3を視認できるようになる。このように、遊技者は、表示面62Aに表示される刀
G2の画像と同時に、赤色筋G3が刀状部材202を左側から右側に徐々に進んでいく様
も見ることになるため、表示面62Aに表示されている刀G2の画像演出と演出役物20
0である刀状部材202における透過演出とが有機的一体的な遊技演出を実現しているも
のと錯覚することになる。これにより、両者の演出内容に相乗効果を持たせることができ
るため、遊技者は遊技の意外性という印象を抱くことになり、ひいては遊技性を向上させ
ることができる。また、演出役物200の刀状部材202に発光源等を直接取り付けてい
る構成ではないので、刀状部材202の移動に伴い電気線などのハーネス類による支障が
生じることはない。また、演出表示装置62の表示面62Aで表示される特別画像Gを利
用して刀状部材202の装飾演出を実現しているため、コスト高の問題も生じない。
特に、演出表示装置62の表示面62Aには、特別画像Gの一部を構成する赤色筋G3
の画像が時差をもって表示されていき、最終的には表示面62Aの左右方向に延びたひと
つの完成画像として表示される。これと同時に、演出役物200の刀状部材202の透過
部206には、赤色筋G3の画像の成長過程を示す画像が透過されていき、演出表示装置
62の表示面62Aに表示される特別画像Gが完成画像に至ったときに演出役物200で
ある刀状部材202の装飾演出が完成する。これにより、演出役物200の刀状部材20
2の装飾演出に変化を持たせることができ、装飾演出の遊技性を高めることができる。
また、演出表示装置62は、演出役物200である刀状部材202の透過部206を透
過する画像の演出表示装置62の表示面62Aにおける表示面積Xが、刀状部材202の
透過部206の透過面積Yを演出表示装置62の表示面62Aに対して投影した投影面積
Yと比較して広い面積となるように、表示制御される。これにより、演出表示装置62の
表示面62Aで表示される赤色筋G3の画像の表示面積Xが刀状部材202の透過部20
6で透過される赤色筋G3の透過面積Yよりも大きくなるので、刀状部材202の移動に
誤差が生じても、刀状部材202の透過部206には演出表示装置62の表示面62Aに
表示される赤色筋G3の画像の一部が常に透過される。換言すれば、刀状部材202の移
動誤差を、演出表示装置62の表示面62Aで表示される赤色筋G3の画像の大きな表示
面積Xの範囲で吸収することができる。この結果、演出図柄表示装置62の表示面62A
における特別画像Gの表示演出と、演出役物200の刀状部材202を透過する画像によ
り実現される演出役物200の装飾演出と、の間に、遊技的に関連した一体的な演出を常
に成立させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るパチンコ機について説明する。
なお、第1実施形態に係るパチンコ機10と同様の構成については、同符号を付すとと
もに、その説明を省略する。
図11乃至図13に示すように、第2実施形態の演出役物250は、月をモチーフにし
たものであり、演出図柄表示装置62の表示面62A上をパチンコ機正面視にて左右方向
に移動する月状部材252を備えている。この月状部材252は、演出図柄表示装置62
の表示面62Aに表示された特別画像Qを透過する透過部254で構成されている。この
透過部254は、透過性材料(例えば、無色透明の樹脂、プラスチック、ガラス)で構成
されている。このため、演出役物250である月状部材252と演出図柄表示装置62の
表示面62Aが前後方向に重なる領域(月状部材252が表示面62Aに投影される領域
)については、遊技者は、透過部254を介して表示面62Aに表示されている特別画像
Qの一部(透過部254が表示面62Aに投影された領域の画像、本実施形態では月S1
の画像)を視認することができる。
月状部材252には、無色透明の棒状部材256が取り付けられている。この棒状部材
256は、パチンコ機左右方向に延びたラック状部材258が接続されている。演出図柄
表示装置62の表示面62Aの近傍には、ピニオンギア260が配置されており、ピニオ
ンギア260がラック状部材258のラック歯258Aと噛み合っている。また、ピニオ
ンギア260は、駆動モータ176(図4参照)の回転軸176Aが接続されており、駆
動モータ176が駆動することにより回転する。なお、駆動モータ176は、装飾駆動基
板114により駆動制御される。
駆動モータ176が駆動し、ピニオンギア260が正方向に回転すると、駆動モータ1
76の駆動力がピニオンギア260を介してラック状部材258に伝達される。これによ
り、ラック状部材258には左方向に引っ張る力が作用して、月状部材252が左方向に
移動する。この結果、月状部材252は、演出図柄表示装置62の表示面62Aの前方を
左方向に移動する。
なお、駆動モータ176が駆動してピニオンギア260が逆方向に回転した場合には、
月状部材252は、右方向に移動する。これにより、月状部材252は、演出図柄表示装
置62の表示面62Aの前方を右方向に移動する。このように、駆動モータ176は、サ
ブ制御基板106からの制御信号を受けて駆動し、ピニオンギア260を正方向又は逆方
向に回転することにより、月状部材252の左方向又は右方向の移動を可能にしている。
なお、演出役物250は、表示面62Aの近傍に設けた位置検出センサ(図示省略)から
の演出役物250(月状部材252)の検出信号と、駆動制御の対象となる駆動モータ1
76の回転数と、確実に位置制御することができる。
演出表示ROM168には、月状部材252の透過部254を透過させる特別画像Qに
関する画像データが記憶されている。具体的には、演出図柄表示装置62の表示面62A
上に表示される月Sの画像データが記憶されている。特に、図14乃至図16に示すよう
に、月Sの画像は、演出図柄表示装置62の表示面62A上の左側にあるときには三日月
S1となり、左側に移動するに従って半月S2、満月S3に移っていく様を示す画像デー
タが記憶されている。また、演出表示ROM168には、月状部材252の移動に伴い変
動表示されるキャラクタTに関する特別画像の画像データが記憶されている。具体的には
、月状部材の位置によって変化するキャラクタTに関する画像データが記憶されており、
例えば、月状部材252が表示面62Aの右側に三日月S1として位置する場合には人間
T1を模した画像を実現する画像データであり、月状部材252が表示面62Aの左側に
移動していくに従い半猫人T2、猫T3に段階的に変身していく画像を実現する画像デー
タが記憶されている。そして、この画像データは、月状部材252が満月になると、キャ
ラクタTが完全な猫T3になる画像を実現するデータである。
演出表示基板110は、演出表示ROM168に記憶された特別画像Qのデータに基づ
いて演出図柄表示装置62の表示面62Aを演出制御する。具体的には、演出図柄表示装
置62の表示面62Aは、表示面62Aの右側に黄色の三日月S1を示す画像を表示し、
表示面62Aを右側から左側に移動するにしたがって徐々に半月S2、満月S3になって
いく様を示す画像を表示する。また、演出図柄表示装置62の表示面62Aは、表示面6
2Aの左側部位にキャラクタT(人間:T1)を示す画像を表示し、月状部材252が表
示面62Aを右側から左側に移動するにしたがって徐々に別のキャラクタ(半猫人:T2
、猫:T3)になっていく様を示す画像を表示する。
また、装飾駆動基板114は、演出図柄表示装置62の表示面62Aに表示される月S
に関する画像の変動表示に合わせるようにして、演出役物250である月状部材252の
移動制御を行う。例えば、表示面62Aの右側に三日月S1の画像が表示されている場合
には、月状部材252の透過部254が三日月S1の画像の前後方向に重なる位置(月状
部材252の透過部254を表示面62Aに投影させたときに透過部254の投影領域と
三日月S1の画像表示の領域とが合致する位置)に、月状部材252を移動させる。そし
て、装飾駆動基板114は、表示面62Aを変動表示する月Sの画像に合わせるようにし
て、月状部材252の透過部254が月Sの画像の前後方向に重なる位置(月状部材25
2の透過部254を表示面62Aに投影させたときに透過部254の投影領域と月の画像
表示領域とが合致する位置)を維持した状態で、月状部材252を移動させる。
次に、本発明の第2実施形態に係るパチンコ機の作用及び効果について説明する。なお
、図2に示すように、通常遊技の状態(大当り遊技、確率変動遊技、時短遊技、リーチな
どの遊技者に有利な遊技状態以外の遊技状態)では、演出役物250である月状部材25
2は、演出図柄表示装置62の表示面62Aの右側の待機位置にある。
図11、図12及び図14に示すように、遊技者に有利な遊技状態(大当り遊技、確率
変動遊技、時短遊技、リーチなどの遊技者に有利な遊技状態)になると、サブ制御基板1
06から演出表示基板110に対して、演出図柄表示装置62の表示面62Aに特別画像
を表示させる制御信号が出力される。これにより、演出表示基板110は、演出図柄表示
装置62の表示面62Aに特別画像Qを表示する準備に入る。同時に、サブ制御基板10
6から装飾駆動基板114に対して演出役物250である月状部材252を移動させる制
御信号が出力される。これにより、装飾駆動基板114は、演出役物250である月状部
材252を移動させる準備に入る。
そして、各準備が終了すると、図14に示すように、演出図柄表示装置62の表示面6
2Aに特別画像Qが表示される。例えば、演出図柄表示装置62の表示面62Aの右側部
位には、黄色に輝く三日月S1を示す画像が表示される。また、同時に、演出図柄表示装
置62の表示面62Aの左側部位には、あるキャラクタT(人間:T1)を示す画像が表
示される。
また、図12に示すように、演出役物250である月状部材252が表示面62Aの前
方側を右方向から左方向に向かって移動する。月状部材252の移動は、上述した通りで
あり、駆動モータ176が正方向に回転してピニオンギア260が回転し、これに従って
月状部材252が左方向に移動する。ここで、月状部材252が最初に停止する位置では
、月状部材252の透過部254に表示面62Aに表示されている三日月S1の画像が透
過されるようになっている。このように、表示面62Aに表示される三日月S1の画像の
表示タイミングに合わせるようにして、月状部材252の移動が制御される。月状部材2
52が最初に停止した状態では、表示面62Aの右側部位に三日月S1が表示されており
、この三日月S1は月状部材252の透過部254を介して視認することができる。また
同時に、表示面62Aの左側部位には、あるキャラクタT(人間:T1)が三日月S1を
見上げるしぐさを示す画像が表示されている。このように、表示面62Aに表示される月
Sの画像と、キャラクタTの画像と、月状部材252の移動と、が一体的な関連性を持っ
た演出を実現することができ、遊技者は、月状部材252があたかも三日月S1であるか
のような印象を抱くことになる。
次に、図15に示すように、演出表示基板110が演出図柄表示装置62を表示制御し
て、演出図柄表示装置62の表示面62Aは、三日月S1が表示面62A内を右側から左
側に移動(表示面62Aの右側端部から左側に表示面62Aの表示幅の約1/4を移動)
して半月S2となるような画像を表示される。また、表示面62Aに表示される半月S2
の画像の変動表示タイミングに合わせるようにして、月状部材252が表示面62Aの前
方を左方向に移動する。そして、月状部材252の次の停止位置では、月状部材252の
透過部254に表示面62Aで表示される半月S2の画像が透過された状態になっている
。また同時に、表示面62Aの左側部位には、あるキャラクタT(人間:T1)が半猫人
T2に変身する途中の画像が表示されている。このように、表示面62Aに表示される月
Sの画像による演出と、キャラクタTの画像による演出と、月状部材252の移動演出と
、が一体的な関連性を持った演出を実現することができ、遊技者は、月状部材があたかも
半月S2であるかのような印象を抱くことになる。また、遊技者は、キャラクタT(人間
:T1)が半月S2の月を見て、人間T1から猫T3に変身するかのような印象を抱くこ
とになる。
そして、図13及び図16に示すように、演出表示基板110が演出図柄表示装置62
を表示制御して、演出図柄表示装置62の表示面62Aは、半月S2が表示面62A内を
右側から左側に移動(表示面62Aの右側端部から左側に表示面62Aの表示幅の約1/
2を移動)して満月S3となるような画像を表示される。また、表示面62Aに表示され
る満月S3の画像の変動表示タイミングに合わせるようにして、月状部材252が表示面
62Aの前方を左方向に移動する。そして、月状部材252の次の停止位置では、月状部
材252の透過部254に表示面62Aで表示される満月S3の画像が透過された状態に
なっている。また同時に、表示面62Aの左側部位には、あるキャラクタTが人間T1か
ら猫T3に変身した容姿を示す画像が表示されている。このように、表示面62Aに表示
される満月S3の画像による演出と、キャラクタTの画像による演出と、月状部材252
の移動演出と、が一体的な関連性を持った演出を実現することができ、遊技者は、月状部
材252があたかも満月S3であるかのような印象を抱くことになる。また、遊技者は、
キャラクタTが満月S3の月を見て、人間T1から猫T3に変身したかのような印象を抱
くことになる。
以上のように、演出役物250である月状部材252の移動と表示面62Aに表示され
る月Sの画像とは常に連動しており、月状部材252の透過部254を表示面62Aに投
影させたときの投影領域に月Sの特別画像が常に表示されている。表示面62Aには月S
の画像が表示されると、月Sの画像は月状部材252の透過部254を介して遊技者に視
認可能になる。すなわち、表示面62Aには月Sの画像が左側から右側に向かって時差を
もって表示されていくと、その月Sの変動表示に伴って、月状部材252の透過部254
から月Sを視認できるようになる。このように、遊技者は、表示面62Aに表示される月
Sの画像を月状部材252を介して視認できると同時に、月状部材252を左側から右側
に徐々に進んでいく様も見ることになるため、表示面62Aに表示されている月Sの画像
演出と月状部材252における透過演出とが有機的一体的な遊技演出を実現しているもの
と錯覚することになる。さらに、第2実施形態では、表示面62Aには、月Sの形状変化
に応じて人間T1から猫T3に変身するキャラクタTの画像も表示されるため、キャラク
タTの画像演出との間に関連性をもたせることができる。これにより、三者の演出内容に
相乗効果を持たせることができるため、遊技者は遊技の意外性という印象を抱くことにな
り、ひいては遊技性を大きく向上させることができる。
特に、演出表示装置62の表示面62Aには、特別画像を構成する三日月S1の画像が
時差をもって表示されていき、最終的には満月S3を示す完成画像として表示される。こ
れと同時に、月状部材252の透過部254には、月Sの画像の成長過程(形状変化)を
示す画像が透過されていき、演出表示装置62の表示面62Aに表示される特別画像Qが
満月S3の完成画像に至ったときに月状部材252の装飾演出が完成する。これにより、
月状部材252の装飾演出に変化を持たせることができ、月状部材252の装飾演出によ
る遊技性を高めることができる。
10 パチンコ機(遊技機)
62 演出図柄表示装置(演出表示装置)
106 サブ制御基板(制御手段)
200 演出役物
206 透過部
250 演出役物
254 透過部

Claims (3)

  1. 演出表示装置にて所定の演出画像を表示する表示手段と、前記演出表示装置の前方に移
    動可能に設けられる演出役物と、を有する遊技機であって、
    前記演出役物は、前記演出表示装置の前方に位置する際に、前記演出表示装置に表示さ
    れる演出画像を当該演出役物の特定部位から視認可能に構成され、
    前記表示手段は、前記演出役物が前記演出表示装置の前方に位置する際に、前記特定部
    位から視認可能となる演出画像を段階的に変更するものであって、
    前記演出役物が前記演出表示装置の前方に位置する際に、前記特定部位から視認可能と
    なる演出画像の変更段階が所定段階に達すると、前記演出役物による演出が完了する
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示手段は、前記演出役物が前記演出表示装置の前方に位置する際に、前記変更段
    階が前記所定段階に達するまでは、前記変更段階の途中であることを示す途中画像を前記
    特定部位から視認可能に表示し、前記変更段階が前記所定段階に達したときは、前記変更
    段階の最終であることを示す最終画像を前記特定部位から視認可能に表示するものであっ
    て、
    前記演出役物が前記演出表示装置の前方に位置する際に、前記特定部位から視認可能と
    なる演出画像として前記最終画像が表示されると、前記演出役物による演出が完了する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記表示手段は、前記演出役物が前記演出表示装置の前方に位置する際に、前記特定部
    位から視認可能となる演出画像を段階的に変更するのに合わせて、前記演出役物が位置し
    ない前記演出表示装置の表示面に表示される他の演出画像を段階的に変更する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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