JP2012162474A - ナフトール型カリックス(4)アレーン化合物の製造方法 - Google Patents

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【課題】ナフトール型カリックス(4)アレーン化合物を選択的に且つ高収率で製造する方法を提供すること。
【解決手段】α−ナフトール化合物とホルムアルデヒドとを、両者のモル比(α−ナフトール化合物/ホルムアルデヒド)が1.0以下となる割合で、かつ、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物を前記α−ナフトール化合物1モルに対して0.02モル以上となる割合で反応触媒として用い、反応させることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は目的物たるナフトール型カリックス(4)アレーン化合物を選択的にかつ高収率で得ることのできるナフトール型カリックスアレーン化合物の製造方法に関する。
フェノール化合物は、接着剤、成形材料、塗料、フォトレジスト材料、顕色材料、エポキシ樹脂原料、エポキシ樹脂用硬化剤等に用いられている他、得られる硬化物において優れた耐熱性や耐湿性などに優れる点から、フェノール化合物自体を主剤とする硬化性樹脂組成物として、或いは、これをエポキシ化した樹脂や、エポキシ樹脂用硬化剤とする硬化性樹脂組成物として、半導体封止材やプリント配線板用絶縁材料等の電気・電子分野で幅広く用いられている。
とりわけ、フェノール化合物の中でも、カリックスアレーン化合物(誘導体)は、シクロデキストリンと同様な筒状構造の化合物として知られ、このような構造上の特性や機能(包接機能や触媒機能等)を利用し、酵素反応や触媒反応、或いは金属イオンの輸送体や選択性吸着剤として、或いは分子認識の包接化合物として知られている。
斯かるカリックスアレーン化合物の合成法としては、一般的な方法として、キシレン等の芳香族系の溶剤を反応溶媒として、フェノールとホルムアルデヒドとをKOHやNaOH、tert−ブチルアルコキシド(tert−BuOK)等の塩基触媒の存在下で脱水縮合することにより一段法で粗合成し、これをクロロホルム等の溶媒を用いて精製し、必要に応じてクロマト分離することにより目的物を得る方法が知られている他(下記、非特許文献1参照)、ナフトールカリックスアレーン化合物の製造例としては、炭酸カリウムの存在下、DMFを反応溶媒として用い合成する方法が知られている(下記、非特許文献2参照)。
J.Am.Chem.Soc.1981,103,3782−3792(C.D.Gutsche et al) Tetrahedron Letters, Vol.34, No. 18, pp. 2887−2890, 1993
しかしながら、前記非特許文献1や非特許文献2に記載されたカリックスアレーン化合物の製造条件では、目的物の収率が低く、また工業的に使用粗合成カリックス(n)アレーン誘導体は、n=4体やn=6体の縮合度の異なる環状化合物を含むものであった。また、粗生成物からカリックス(4)アレーンのみを選択的に単離したり、高純度で取り出すためには、クロロホルム等の有害な溶媒を必要とする上に収量も低下し、特に工業的製造にはコストが高くなるという問題も生じていた。
従って、本発明が解決しようとする課題は、ナフトール型カリックス(4)アレーン化合物を選択的に且つ高収率で製造する方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するため、鋭意検討した結果、α−ナフトール化合物とホルムアルデヒドとを所定の条件下に反応させた場合に、カリックス(4)アレーン化合物が選択的に生成し、然も高収率で得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、α−ナフトール化合物とホルムアルデヒドとを、両者のモル比(α−ナフトール化合物/ホルムアルデヒド)が1.0以下となる割合で、かつ、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物を前記α−ナフトール化合物1モルに対して0.02モル以上となる割合で反応触媒として用い、反応させることを特徴とするナフトール型カリックス(4)アレーン化合物の製造方法に関する。
本発明によれば、カリックス(4)アレーン化合物を選択的に且つ高収率で製造する方法を提供することができる。
図1は、実施例1で得られたナフトール化合物(A−1)のGPCチャートである。 図2は、実施例1で得られたナフトール化合物(A−1)のC13NMRチャートである。 図3は、実施例1で得られたナフトール化合物(A−1)のMSスペクトルである。 図4は、実施例2で得られたナフトール化合物(A−2)のGPCチャートである。 図5は、実施例3で得られたナフトール化合物(A−3)のGPCチャートである。 図6は、比較例1で得られたフェノール化合物(A−4)のGPCチャートである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のナフトール型カリックス(4)アレーン化合物の製造方法は、α−ナフトール化合物とホルムアルデヒドとを、両者のモル比(α−ナフトール化合物/ホルムアルデヒド)が1.0以下となる割合で、かつ、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物を前記α−ナフトール化合物1モルに対して0.02モル以上となる割合で反応触媒として用い、反応させることを特徴とするものである。
本発明では、α−ナフトール化合物とホルムアルデヒドとを、モル比(α−ナフトール化合物/ホルムアルデヒド)をホルムアルデヒドが当量以上となる割合、即ち、モル比(α−ナフトール化合物/ホルムアルデヒド)が1.0以下となる割合で用い、かつ、アルカリ金属水酸化物及びアルカリ土類金属水酸化物から選択される強アルカリをα−ナフトール化合物1モルに対して0.02モル以上となる割合で反応触媒として使用することにより、α−ナフトール化合物のメチロール化が効率的に促進され、ナフトール型カリックス(4)アレーン化合物が選択的に生成する。前記モル比(α−ナフトール化合物/ホルムアルデヒド)が1.0を上回る場合には、ナフトール型カリックス(4)アレーン化合物の収率及び選択率が著しく低下し、また、触媒量がα−ナフトール化合物1モルに対して0.02モル未満の場合には、反応中にゲル化が生じやすくなる。ここで、ナフトール型カリックス(4)アレーン化合物とは、α−ナフトール化合物の4分子がメチレン結合を介して結合し、環状構造を形成している化合物である。
また、原料のモル比(α−ナフトール化合物/ホルムアルデヒド)と触媒量との関係は、特に、原料のモル比(α−ナフトール化合物/ホルムアルデヒド)が1.0〜10.0の範囲であって、かつ、アルカリ金属水酸化物及びアルカリ土類金属水酸化物をα−ナフトール1モルに対して0.02〜1.00モルとなる割合で用いることが目的とするカリックス(4)アレーン化合物の選択率、及び収率が良好なものとなる点から好ましい。
ここで用いるα−ナフトール化合物は、α−ナフトール、又は、炭素原子数1〜4のアルキル基若しくはアルコキシ基を芳香核上の置換基として有する化合物が挙げられ、具体的には、α−ナフトール、1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン、1−ヒドロキシ−5−メチルナフタレン、1−ヒドロキシ−6−メチルナフタレン、1−ヒドロキシ−5−エチルナフタレン、1−ヒドロキシ−6−エチルナフタレン、1−ヒドロキシ−5−ブチルナフタレン、1−ヒドロキシ−6−ブチルナフタレン、1−ヒドロキシ−5−プロピルナフタレン、1−ヒドロキシ−6−プロピルナフタレン、1−ヒドロキシ−5−メトキシナフタレン、1−ヒドロキシ−6−メトキシナフタレン等が挙げられるが、収率が高くなる点からα−ナフトールであることが好ましい。一方、ホルムアルデヒドのホルムアルデヒド源としては、例えば、ホルマリン、パラホルムアルデヒド、トリオキサン等が挙げられる。ここで、ホルマリンは水希釈性や製造時の作業性の点から30〜60質量%のホルマリンであることが好ましい。
ここで用いるアルカリ金属水酸化物としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウムが挙げられ、アルカリ土類金属水酸化物としては、水酸化カルシウムが挙げられる。
これらの中でも、特に反応性に優れる点から水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムであることが好ましい。
また、上記反応の温度条件としては、α−ナフトールのメチロール化反応が進行し易くなる点から60〜90℃の範囲であることが好ましい。
上記反応は、本発明においては、プロトン系有機溶媒の存在下で行うことが、カリックス(4)アレーン化合物の選択率が一層向上する点から好ましい。ここで用いるプロトン系有機溶媒としては、メタノール、エタノール、1−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、1−ブタノール、セカンダリーブタノール、ターシャリーブタノール、メトキシプロパノール等のモノアルコール系有機溶媒、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、グリセリン等の多価アルコール系有機溶媒等が挙げられる。
反応終了後は、酸性化合物を加え、系内を中和した後、冷却し目的とするカリックス(4)アレーン化合物の結晶を濾別し、0.5〜4.0倍量の水で水洗、乾燥して目的物を得ることができる。生成物中のカリックス(4)アレーン化合物の同定はMSスペクトルにおいて理論構造の分子量を確認することによって行うことができ、その純度はGPCによって測定することができる。ここで、GPCの測定条件は以下の条件で測定することができる。
<GPC測定条件>
測定装置 :東ソー株式会社製「HLC−8220 GPC」、
カラム:東ソー株式会社製ガードカラム「HXL−L」
+東ソー株式会社製「TSK−GEL G2000HXL」
+東ソー株式会社製「TSK−GEL G2000HXL」
+東ソー株式会社製「TSK−GEL G3000HXL」
+東ソー株式会社製「TSK−GEL G4000HXL」
検出器: RI(示差屈折径)
データ処理:東ソー株式会社製「GPC−8020モデルIIバージョン4.10」
測定条件: カラム温度 40℃
展開溶媒 テトラヒドロフラン
流速 1.0ml/分
標準 : 前記「GPC−8020モデルIIバージョン4.10」の測定マニュアルに準拠して、分子量が既知の下記の単分散ポリスチレンを用いた。
(使用ポリスチレン)
東ソー株式会社製「A−500」
東ソー株式会社製「A−1000」
東ソー株式会社製「A−2500」
東ソー株式会社製「A−5000」
東ソー株式会社製「F−1」
東ソー株式会社製「F−2」
東ソー株式会社製「F−4」
東ソー株式会社製「F−10」
東ソー株式会社製「F−20」
東ソー株式会社製「F−40」
東ソー株式会社製「F−80」
東ソー株式会社製「F−128」
試料 : 樹脂固形分換算で1.0質量%のテトラヒドロフラン溶液をマイクロフィルターでろ過したもの(50μl)。
このようにして得られる、目的物たるカリックス(4)アレーン化合物は、純度(GPC測定による面積比基準)60%以上、収率80質量%以上で得られるため、特に煩雑な精製工程を要することなく各種用途へ適用することができる。
本発明によって製造されるカリックス(4)アレーン化合物は、それ自体でその包接機能や触媒機能を利用して、金属イオンの定性又は定量分析、金属イオンの分離、分子センサー、人工酵素、各種クロマトグラフィ用材料、トナーにおける電荷制御剤などに使用できる他、エポキシ樹脂硬化剤、エポキシ樹脂原料などとして有用である。
次に本発明を実施例、比較例により具体的に説明するが、以下において「部」及び「%」は特に断わりのない限り質量基準である。尚、軟化点、13C−NMR及びMSは以下の条件にて測定した。
1)GPC:測定条件は以下の通り。
測定装置 :東ソー株式会社製「HLC−8220 GPC」、
カラム:東ソー株式会社製ガードカラム「HXL−L」
+東ソー株式会社製「TSK−GEL G2000HXL」
+東ソー株式会社製「TSK−GEL G2000HXL」
+東ソー株式会社製「TSK−GEL G3000HXL」
+東ソー株式会社製「TSK−GEL G4000HXL」
検出器: RI(示差屈折径)
データ処理:東ソー株式会社製「GPC−8020モデルIIバージョン4.10」
測定条件: カラム温度 40℃
展開溶媒 テトラヒドロフラン
流速 1.0ml/分
標準 : 前記「GPC−8020モデルIIバージョン4.10」の測定マニュアルに準拠して、分子量が既知の下記の単分散ポリスチレンを用いた。
(使用ポリスチレン)
東ソー株式会社製「A−500」
東ソー株式会社製「A−1000」
東ソー株式会社製「A−2500」
東ソー株式会社製「A−5000」
東ソー株式会社製「F−1」
東ソー株式会社製「F−2」
東ソー株式会社製「F−4」
東ソー株式会社製「F−10」
東ソー株式会社製「F−20」
東ソー株式会社製「F−40」
東ソー株式会社製「F−80」
東ソー株式会社製「F−128」
試料 : 樹脂固形分換算で1.0質量%のテトラヒドロフラン溶液をマイクロフィルターでろ過したもの(50μl)。
3)13C−NMR:測定条件は以下の通り。
装置:日本電子(株)製 AL−400
測定モード:SGNNE(NOE消去の1H完全デカップリング法)
溶媒 :ジメチルスルホキシド
パルス角度:45℃パルス
試料濃度 :30wt%
積算回数 :10000回
4)MS :日本電子株式会社製 二重収束型質量分析装置 AX505H(FD505H)
実施例1
温度計、滴下ロート、冷却管、分留管、撹拌器を取り付けたフラスコに、α−ナフトール216質量部(1.50モル)、37質量%ホルムアルデヒド水溶液146質量部(1.80モル)、イソプロピルアルコール121質量部、49%水酸化ナトリウム水溶液46質量部(0.56モル)を仕込み、室温下、窒素を吹き込みながら撹拌した。その後、80℃に昇温し1時間攪拌した。反応終了後、第1リン酸ソーダ40質量部を添加して中和した後、冷却し結晶物をろ別した。その後、水200質量部で3回洗浄を繰り返した後に、加熱減圧下乾燥してフェノール化合物(A−1)224質量部を得た。収率は95.7質量%であり、カリックス(4)アレーンの純度(GPC測定による面積比基準)は99.9%であった。得られた化合物(A−1)の水酸基当量は156グラム/当量であった。得られたフェノール化合物(A−1)のGPCチャートを図1に、C13NMRチャートを図2に、MSスペクトルを図3に示す。MSスペクトルからナフトールカリックス(4)アレーンを示す624のピークが検出された。
実施例2
温度計、滴下ロート、冷却管、分留管、撹拌器を取り付けたフラスコに、α−ナフトール216質量部(1.50モル)、37質量%ホルムアルデヒド水溶液183質量部(2.26モル)、イソプロピルアルコール121質量部、49%水酸化ナトリウム水溶液4質量部(0.05モル)を仕込み、室温下、窒素を吹き込みながら撹拌した。その後、80℃に昇温し1時間攪拌した。反応終了後、第1リン酸ソーダ4質量部を添加して中和した後、メチルイソブチルケトン400質量部加えた。その後、水200質量部で3回洗浄を繰り返した後に、加熱減圧下乾燥してフェノール化合物(A−2)215質量部を得た。収率は91.9質量%であり、カリックス(4)アレーンの純度(GPC測定による面積比基準)は64.4%であった。得られた化合物(A−2)の水酸基当量は155グラム/当量であった。得られたフェノール化合物(A−2)のGPCチャートを図4に示す。
実施例3
37質量%ホルムアルデヒド水溶液146質量部(1.80モル)にした以外は、実施例2と同様にして、フェノール化合物(A−3)208質量部得られ、収率は88.9質量%であり、カリックス(4)アレーンの純度(GPC測定による面積比基準)は69.1%であった。得られた化合物(A−3)の水酸基当量は155グラム/当量であった。得られたフェノール化合物のGPCチャートを図5に示す。
比較例1
温度計、滴下ロート、冷却管、分留管、撹拌器を取り付けたフラスコに、α−ナフトール216質量部(1.50モル)、37質量%ホルムアルデヒド水溶液119質量部(1.47モル)、イソプロピルアルコール121質量部、49%水酸化ナトリウム水溶液4質量部(0.05モル)を仕込み、室温下、窒素を吹き込みながら撹拌した。その後、80℃に昇温し1時間攪拌した。反応終了後、第1リン酸ソーダ4質量部を添加して中和した後、メチルイソブチルケトン400質量部加えた。その後、水200質量部で3回洗浄を繰り返した後に、加熱減圧下乾燥してフェノール化合物(A−4)210質量部得られ、収率は89.7質量%であり、カリックス(4)アレーンの純度(GPC測定による面積比基準)は14.7%であった。得られた化合物(A−4)の水酸基当量は154グラム/当量であった。得られたフェノール化合物(A−4)のGPCチャートを図6に示す。
比較例2
温度計、滴下ロート、冷却管、分留管、撹拌器を取り付けたフラスコに、α−ナフトール216質量部(1.50モル)、37質量%ホルムアルデヒド水溶液183質量部(2.26モル)、イソプロピルアルコール121質量部、49%水酸化ナトリウム水溶液1.2質量部(0.015モル)を仕込み、室温下、窒素を吹き込みながら撹拌した。その後、80℃に昇温し1時間攪拌した。反応終了後、フラスコ内でゲル化していた為、中和水洗出来なかった。

Claims (4)

  1. α−ナフトール化合物とホルムアルデヒドとを、両者のモル比(α−ナフトール化合物/ホルムアルデヒド)が1.0以下となる割合で、かつ、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物を前記α−ナフトール化合物1モルに対して0.02モル以上となる割合で反応触媒として用い、反応させることを特徴とするナフトール型カリックス(4)アレーン化合物の製造方法。
  2. α−ナフトール化合物とホルムアルデヒドとのモル比(α−ナフトール化合物/ホルムアルデヒド)が1.0/1.0〜1.0/10.0となる割合である請求項1記載の製造方法。
  3. α−ナフトール化合物とホルムアルデヒドとの反応を、60〜90℃の温度条件下に行う請求項1記載の製造方法。
  4. α−ナフトール化合物とホルムアルデヒドとの反応を、プロトン系有機溶剤の存在下に行う請求項1記載の製造方法。
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