JP2012162331A - エレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】乗りかごの利用者に影響を極力与えることなく遠隔点検運転を行なう。
【解決手段】実施形態によれば、複数台の乗りかごのそれぞれの運転制御を行なうかご制御部と、各階床に設置され、前記乗りかごの乗場呼びの登録のためのホール呼び釦の操作を検出する乗場呼び登録検出部と、前記登録された乗場呼びに前記複数台の乗りかごのうちいずれかを割り当てる割当制御部と、前記それぞれの乗りかごのかご呼びの登録状況を検出するかご呼び登録検出部と、前記乗場呼び登録検出部および前記かご呼び登録検出部検出部による検出結果をもとに、前記複数台の乗りかごのそれぞれについて遠隔点検運転実行期間の候補を設定する設定手段と、前記設定した遠隔点検運転実行期間の候補にしたがって、前記複数台の乗りかごのうち呼び登録がない乗りかごの遠隔点検運転の制御を行なう遠隔点検運転制御部をもつ。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、群管理制御を行なうエレベータにおいて遠隔点検運転の機能を有するエレベータに関する。
従来、群管理制御を行なうエレベータにおいて、遠隔点検運転を行なうものがある。例えば月例点検などにより乗りかごの点検運転を行なう必要がある場合に、保守員が現地に行くことなく、エレベータの使用頻度が少ない時間帯を見計らって、遠隔監視センタなどから遠隔点検運転を開始するための信号を出力し、エレベータ制御盤がその信号を受け取ることで自動的に遠隔点検運転を開始する。
また、ある乗りかごの遠隔点検運転中に乗場呼びが発生した場合には、当該乗りかごの遠隔点検運転を中断して乗場呼びに応答し、乗客を目的階まで輸送した後に、中断した遠隔点検運転を再開する。
特開平5−139642号公報 特開2003−104640号公報 特開2006−176318号公報
しかしながら、従来の技術では、建物内のテナントの変化等によりエレベータの使用頻度が多い時間帯が大きく変化した場合や、新聞社等の昼夜問わずエレベータが使用される建物において、使用頻度の多い時間帯に遠隔点検運転を実施してしまうケースや、遠隔点検運転を実施できないケースが存在する。このため、利用者が長待ちを強いられる問題や必要な遠隔点検運転が行なえない問題が発生していた。
本発明が解決しようとする課題は、利用者に影響を極力与えることなく遠隔点検運転を行なうことが可能になるエレベータを提供することにある。
実施形態によれば、複数台の乗りかごと、前記複数台の乗りかごのそれぞれの運転制御を行なうかご制御部と、各階床に設置され、前記乗りかごの乗場呼びの登録のためのホール呼び釦の操作を検出する乗場呼び登録検出部と、前記登録された乗場呼びに前記複数台の乗りかごのうちいずれかを割り当てる割当制御部と、前記それぞれの乗りかごのかご呼びの登録状況を検出するかご呼び登録検出部と、前記乗場呼び登録検出部および前記かご呼び登録検出部検出部による検出結果をもとに、前記複数台の乗りかごのそれぞれについて遠隔点検運転実行期間の候補を設定する設定手段と、前記設定した遠隔点検運転実行期間の候補にしたがって、前記複数台の乗りかごのうち呼び登録がない乗りかごの遠隔点検運転の制御を行なう遠隔点検運転制御部とをもつ。
第1の実施形態における群管理エレベータシステムの構成例を示すブロック図。 第1の実施形態における群管理エレベータシステムの遠隔点検運転実行期候補の決定にかかる処理の一例示すフローチャート。 第1の実施形態における群管理エレベータシステムの遠隔点検運転制御部が保持する遠隔点検運転実行期間候補テーブルの構成例を表形式で示す図。 第1の実施形態における群管理エレベータシステムの動作の一例を示すフローチャート。 第1の実施形態における群管理エレベータシステムの各号機の状態の一例を示す図。 第2の実施形態における群管理エレベータシステムの遠隔点検運転中断判定処理の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態における群管理エレベータシステムの各号機の状態の一例を示す図。 第2の実施形態における群管理エレベータシステムの遠隔点検運転制御部による評価値算出結果を表形式で示す図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における群管理エレベータシステムの構成例を示すブロック図である。
群管理エレベータシステムは、かご制御部1−1〜1−N、乗りかご2−1〜2−N、群管理制御装置10および遠隔監視センタ20を備える。
かご制御部1−1〜1−Nは、各々対応した乗りかご2−1〜2−Nに対して、伝送路を通じて加速・走行・減速・停止などの信号を出力して、これら乗りかご2−1〜2−Nの走行および停止を制御する。
かご制御部1−1〜1−Nのそれぞれには、かご呼び登録検出部3−1〜3−Nが接続される。かご呼び登録検出部3−1〜3−Nは、乗りかご2−1〜2−N内に設置される図示しないかご呼び登録部によるかご呼びの登録状況をかご制御部1−1〜1−Nのうち自号機に対応する制御部を介して常に検出する。
また、建物内の各階床の乗場には、乗場呼び登録検出部4−1〜4−Nが設けられる。乗場呼び登録検出部4−1〜4−Nは、各階床の乗場の前に設置された図示しない乗場呼び登録部による乗場呼びの登録状況を常に検出する。
群管理制御装置10は、情報収集部11、割当制御部である群管理制御部12、不揮発性メモリやハードディスクドライブなどの記憶媒体であるデータベース部13、学習部14、遠隔点検運転制御部15を有する。また、遠隔点検運転制御部15は、遠隔点検運転実行期間候補テーブルを記憶するための候補テーブル記憶部16を有する。この遠隔点検運転実行期間候補テーブルの構成については後述する。
かご呼び登録検出部3−1〜3−N及び乗場呼び登録検出部4−1〜4−Nのそれぞれは、検出した情報を群管理制御装置10内の情報収集部11に伝送路を介して送信する。
乗場呼びが新規に登録され、乗場呼び登録検出部4−1〜4−Nのいずれかが新規登録された乗場呼びを検出すると、群管理制御装置10内の群管理制御部12は、情報収集部11によって収集した、現在のかご呼び登録状況や乗場呼び登録状況の情報、及びかご制御部1−1〜1−Nからの乗りかご2−1〜2−Nの位置、方向、走行状態等の情報を群管理制御用のパラメータとしてRAMなどの内部メモリに記憶し、このパラメータもとに割当評価値を算出して、乗場呼びに対する最適な応答号機を決定し、かご制御部1−1〜1−Nのうち応答号機に対して、乗場呼びに対する応答のための制御信号を送信する。
また、情報収集部11は、収集した呼び登録状況の情報を伝送路を介してデータベース部13に送信する。データベース部13は、情報収集部11により収集した呼び登録状況の情報のうち予め定められた期間の情報を記憶する。
学習部14は、データベース部13に記憶された呼び登録状況の情報を元に学習を行ない、学習結果を群管理制御部12及び遠隔点検運転制御部15に出力することで、当該群管理制御部12の内部メモリに記憶される群管理制御用のパラメータを修正したり、遠隔点検運転制御部15内の候補テーブル記憶部16に記憶される前述した遠隔点検運転実行期間候補テーブルを修正したりする。
遠隔点検運転制御部15は、候補テーブル記憶部16に記憶される遠隔点検運転実行期間候補テーブルを参照することで遠隔点検運転の制御を行なう。
遠隔監視センタ20の図示しない通信装置は、群管理制御装置10内の遠隔点検運転制御部15に対して、遠隔点検運転の実施対象の期間の情報を出力する。本実施形態では、遠隔点検運転の実施対象の期間の情報を出力する場合として、例えば建物内のテナント変化等によりエレベータ利用頻度の高い時間帯が大きく変化した場合や、新聞社などのエレベータが昼夜問わず使用される建物において、月例のエレベータ点検運転を行なう必要がある場合を想定する。
本実施形態では、まず、遠隔監視センタ20は、遠隔点検運転の実施対象の期間における遠隔点検運転開始日T00及び遠隔点検運転完了日T01の情報を群管理制御装置10内の遠隔点検運転制御部15へ出力する。
例えば、遠隔点検運転の実施対象の期間として、2月1日から2月3日の間にバンク内の全号機が月例の遠隔点検運転を完了させる場合を想定すると、遠隔点検運転開始日T00=2/01、遠隔点検運転完了日T01=2/03となる。
遠隔点検運転制御部15は、遠隔監視センタ20からの遠隔点検運転開始日T00及び遠隔点検運転完了日T01の情報を内部メモリに記憶する。なお、本実施形態では、遠隔点検運転の実施対象の期間は、遠隔点検運転開始日T00及び遠隔点検運転完了日T01というように日単位での設定になっているが、例えば時間単位といった細かく設定した期間であってもよい。
学習部14は、データベース部13に記憶された呼び登録状況の情報を取得して(ステップS1)、この取得結果を元に学習を行なうことで、群管理制御に必要なパラメータ等を決定して、群管理制御部12へと出力して当該群管理制御部12の内部メモリに記憶する。
学習部14による学習を行なう前に、遠隔点検運転制御部15は、遠隔監視センタ20から出力された遠隔点検運転開始日T00、遠隔点検運転完了日T01の情報を取得し、これらの情報及び遠隔点検運転実行期間の更新を指示するための遠隔点検運転実行期間更新信号をあわせて学習部14に送信する。
学習部14は、前述のようにデータベース部13に記憶された情報を元にした学習を行ない、エレベータ利用頻度の少ない曜日・時間帯である閑散期を決定する(ステップS2)。
また、学習部14は、遠隔点検運転制御部15から送信された遠隔点検運転実行期間更新信号、遠隔点検運転開始日T00および遠隔点検運転完了日T01を入力すると(ステップS3)、当該入力した遠隔点検運転開始日T00、遠隔点検運転完了日T01及び前述した学習により決定した閑散期の情報を用いて、バンク内の全号機が遠隔点検運転を完了できるように各号機の遠隔点検運転実行期間の候補を決定する(ステップS4)。つまり、学習部14は、複数台の乗りかごのそれぞれについて遠隔点検運転実行期間の候補を設定する設定手段である。
図3は、第1の実施形態における群管理エレベータシステムの遠隔点検運転制御部が保持する遠隔点検運転実行期間候補テーブルの構成例を表形式で示す図である。
学習部14は、決定した遠隔点検運転実行期間の候補を、図3に示すような遠隔点検運転実行期間候補テーブルとして遠隔点検運転制御部15に送信し、当該遠隔点検運転制御部15の内部メモリに対して記憶または更新する。
図3に示した例では、遠隔点検運転実行期間候補テーブルは、遠隔監視センタ20から、遠隔点検運転開始日T00=2/01、遠隔点検運転完了日T01=2/03が出力された場合、つまり3日間で全号機の遠隔点検運転を完了する必要がある場合における、各号機の遠隔点検運転実行期間の候補を示す。
図3に示した例では、学習部14にて決定される各号機の遠隔点検運転実行期間の候補は1つのみではなく、各号機について複数の遠隔点検運転実行期間の候補である第1、第2および第3候補が決定される。第1候補は開始日時T1-1、終了日時T1-2でなり、第2候補は開始日時T2-1、終了日時T2-2でなり、第3候補は開始日時T3-1、終了日時T3-2でなる。
また、遠隔点検運転実行期間候補テーブルは、前述のような各号機の複数の遠隔点検運転実行期間の候補を記憶するフィールドの他に、図3に示すように、各号機について、自号機についてのいずれかの遠隔点検運転実行期間の候補内に遠隔点検運転を完了したか否かを示す遠隔点検運転完了情報を記憶するフィールドを持つ。
遠隔点検運転制御部15は、学習部14によって新たな遠隔点検運転実行期間の候補が生成されることに伴って遠隔点検運転実行期間候補テーブルを更新する際に、同時にこの各号機の遠隔点検運転完了情報を初期化して「×」とする。遠隔点検運転制御部15は、遠隔点検運転実行期間候補テーブル内に記憶されたいずれかの遠隔点検運転実行期間内にいずれかの号機についての遠隔点検運転が完了すれば、各号機の遠隔点検運転完了情報のうち、遠隔点検運転が終了した号機番号についての遠隔点検運転終了情報を「×」から「○」に更新する。
図4は、第1の実施形態における群管理エレベータシステムの動作の一例を示すフローチャートである。
まず、群管理制御装置10内の遠隔点検運転制御部15は、図示しないタイマから現在日時T02を受け取る(ステップS11)。遠隔点検運転制御部15は、遠隔点検運転制御部15の候補テーブル記憶部16に記憶された遠隔点検運転実行期間候補テーブルおよび現在日時T02を参照して、各号機が下記の条件式(1)で示される条件を満たすかどうかを判定する(ステップS12)。
(第i番目の遠隔点検運転実行期間の開始日時Tr1)≦(現在日時T02)≦(第i番目の遠隔点検運転実行期間の完了日時Tr2)、かつ(現在日時T02以前に遠隔点検運転を完了していない) …条件式(1)
遠隔点検運転制御部15は、上記条件を各号機について判定し、遠隔点検運転候補号機となる乗りかご2及び遠隔点検運転候補台数を内部メモリに記憶する。遠隔点検運転候補台数が0台の場合は(ステップS12のNO)、遠隔点検運転を実行しないため、遠隔点検運転実行判定処理を完了する。
また、遠隔点検運転候補号機が1台以上有る場合には(ステップS12のYES)、遠隔点検運転制御部15は、遠隔点検運転候補号機である乗りかご2の現在の呼び登録状況である、かご呼びおよび乗場呼びの状況を示す情報を、群管理制御部12及び情報収集部11からの情報を元に取得する(ステップS13)。遠隔点検運転制御部15は、遠隔点検運転候補号機の遠隔点検運転が実行可能か否かを以下の条件式(2)で示される判定条件を用いて判定する(ステップS14)。
(遠隔点検運転候補号機への呼び登録数)=0 …条件式(2)
上記判定条件を満たす場合は、遠隔点検運転候補号機が現在フリーかご、つまり空きかご状態であるので(ステップS14のYES)、当該遠隔点検運転候補号機の遠隔点検運転を即時に実行することが可能であるとして、ステップS18に進む。
一方、遠隔点検運転候補号機が呼び登録されている場合は(ステップS14のNO)、そのままでは当該遠隔点検運転候補号機の遠隔点検運転を実行することができないため、遠隔点検運転制御部15は、追加処理として、現在日時T02及び遠隔点検運転実行期間候補テーブルを参照して、当該呼び登録されている遠隔点検運転候補号機について、現在日時T02以降に遠隔点検運転実行期間の候補が設定されているか否かを判定する(ステップS15)。
遠隔点検運転制御部15は、ステップS15の処理で「YES」と判定した場合には、現在日時T02において前述した呼び登録されている遠隔点検運転候補号機の遠隔点検運転を実行しない場合でも、現在日時T02以降に設定された遠隔点検運転実行期間で当該遠隔点検運転候補号機の遠隔点検運転を実行することが可能であるとして、現時点において前述した呼び登録されている遠隔点検運転候補号機に遠隔点検運転を実行させることなく遠隔点検運転実行判定処理を完了する。
一方、遠隔点検運転制御部15は、ステップS15の処理で「NO」と判定した場合には、現在日時T02にて前述した呼び登録されている遠隔点検運転号機の遠隔点検運転を行なう必要があるとして、群管理制御部12に対して、呼び再割当信号及び該当号機における呼び登録禁止信号を出力する。
群管理制御部12は、呼び登録禁止信号を受け取ると、前述した呼び登録されている遠隔点検運転候補号機に現在割り当てられており、かつ、未応答である乗場呼びについて、遠隔点検運転を実行しない他の号機に再割当を行なうと共に、前述した呼び登録されている遠隔点検運転候補号機についての以後の乗場呼びおよびかご呼びの登録を不可とすることで、前述した呼び登録されている遠隔点検運転候補号機が早期にフリーかごとなるようにする(ステップS16)。
その後、遠隔点検運転制御部15は、前述した呼び登録されている遠隔点検運転候補号機がフリーかごになったか否かを判定し(ステップS17)、当該号機がフリーかごになれば(ステップS17のYES)、当該遠隔点検運転候補号機を制御するかご制御部1に対して、群管理制御部12を介して遠隔点検運転開始信号を出力する(ステップS18)。かご制御部1は、遠隔点検運転開始信号を受け取ると、自号機の乗りかご2の遠隔点検運転を実行する制御を行なう(ステップS19)。
図5は、第1の実施形態における群管理エレベータシステムの各号機の状態の一例を示す図である。
ここでは、図5に示すような4台の群管理制御のエレベータを想定する。現在、遠隔監視センタ20から群管理制御装置10内の学習部14に対して、遠隔点検運転開始日T00=2/01及び遠隔点検運転完了日T01=2/03が出力され、その結果、学習部14により図3のような遠隔点検運転実行期間候補テーブルが作成されているとする。
その後、前述したステップS11にて遠隔監視センタ20が現在日時T02=2/03/02:30を取得したとする。この時、ステップS12において、群管理制御装置10の遠隔点検運転制御部15は、候補テーブル記憶部16に記憶される遠隔点検運転実行期間候補テーブルを参照し、各号機のうち、前述した現在日時T02=2/03/02:30がいずれかの遠隔点検運転実行期間内に入っていて、かつ遠隔点検運転完了情報が「×」であるB号機およびD号機が遠隔点検運転候補号機であると判定する。
なお、図3に示した遠隔点検運転実行期間候補テーブルにおいて、前述した現在日時T02=2/03/02:30は、A号機及びC号機についての遠隔点検運転実行期間内にも入っているが、当該号機の遠隔点検運転完了情報が、既に以前の時間帯で遠隔点検運転を完了している事を示す「○」であるため、遠隔点検運転制御部15は、これらの号機を遠隔点検運転候補号機でないと判定する。
以上より、図3に示した遠隔点検運転実行期間候補テーブルにおける、遠隔点検運転候補号機の台数は2台となるため、ステップS13にて、遠隔点検運転制御部15は、遠隔点検運転候補号機であるB号機及びD号機の呼び割当状況を群管理制御部12及び情報収集部11から取得し、ステップS14にて、これらの号機の遠隔点検運転が実行可能であるか否かを判定する。
図5(a)は、ステップS14の処理の実行時の群管理エレベータシステム各号機の様子を示す。図5(a)に示した例では、B号機についての呼びが割り当てられておらず、当該B号機の遠隔点検運転が即時実行可能であるため、ステップS18以降の処理に従った遠隔点検運転の対象となる。
一方、図5(a)に示した例では、D号機についての乗場呼び及びかご呼びが登録されているため、ステップS15にて、遠隔点検運転制御部15が遠隔点検運転実行期間候補テーブルを参照し、D号機についての現在日時以降の遠隔点検運転実行期間の候補があるか否かを判定する。
図3に示した遠隔点検実行期間候補テーブルには、D号機についての、現在日時T02=2/03/02:30以降の遠隔点検運転実行期間の候補が存在しない。よって、遠隔点検運転制御部15は、ステップS16にて、D号機について現在割当済みで未応答の乗場呼びを、遠隔点検運転候補を実行しない他の号機へ再割当して、D号機についての以降の呼び登録を禁止する。
その後、図5(b)に示すように、D号機がフリーかごになれば、遠隔点検運転制御部15は、このD号機についても遠隔点検運転を開始する。
以上のように、第1の実施形態における群管理エレベータシステムは、建物内のテナント変化等によりエレベータ利用時間帯が大きく変化した場合や、新聞社や救急病院等のエレベータのように昼夜問わず使用されるエレベータに対して、月例のエレベータ点検を行なう必要がある場合でも、学習により使用頻度の少ない時間帯に遠隔点検運転の実行時間を設定することができるため、誤ってエレベータ使用頻度の高い時間帯に遠隔点検運転を行ってしまうという問題を解決できるので、サービス低下を避けることができる。
また、この群管理エレベータシステムは、予め設定された期間内に遠隔点検運転実行時間の候補を複数設定し、設定したいずれかの時間帯で遠隔点検運転を行なうため、遠隔点検運転候補号機が呼びに応答している場合に、呼び応答を極力優先することができ、サービス低下を極力避けつつ遠隔点検運転を実行することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態における群管理エレベータシステムの構成は図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので同一部分の説明は省略する。
図6は、第2の実施形態における群管理エレベータシステムの遠隔点検運転中断判定処理の一例を示すフローチャートである。
まず、遠隔点検運転制御部15は、群管理制御部12を介してかご制御部1−1〜1−Nの制御状況を確認し、各号機が遠隔点検運転中であるか否かを判定する(ステップS21)。
遠隔点検運転制御部15は、遠隔点検運転中の号機が存在しない場合には(ステップS21のNO)、遠隔点検運転中断判定処理を完了して、遠隔点検運転中の号機の遠隔点検運転を継続する。また、遠隔点検運転制御部15は、遠隔点検運転中の号機が存在する場合には(ステップS21のYES)、情報収集部11および群管理制御部12からの情報を元に、現在のエレベータシステムの状況を示す評価値を算出する(ステップS22)。ここでいう評価値とは、例えば、未応答乗場呼び数や、乗場待ち客数、かご内荷重、平均未応答時間などである。
遠隔点検運転制御部15は、ステップS22で算出した評価値に対して、遠隔点検運転制御部15の内部メモリに予め記憶された遠隔点検運転中断閾値との比較を行い、遠隔点検運転中の号機の遠隔点検運転の中断が必要であるか否かの判定である遠隔点検運転中断判定を行なう(ステップS23)。
遠隔点検運転制御部15は、遠隔点検運転中の号機の遠隔点検運転を中断する必要がないと判定した場合には(ステップS23のNO)、遠隔点検運転中断処理を完了し、遠隔点検運転中の号機の遠隔点検運転を継続する。また、遠隔点検運転制御部15は、遠隔点検運転中の号機の遠隔点検運転を中断する必要があると判定した場合には(ステップS23のYES)、タイマから現在日時T02を取得する(ステップS24)。
その後、遠隔点検運転制御部15は、学習部14によって更新されて遠隔点検運転制御部15内の候補テーブル記憶部16に記憶された遠隔点検運転実行期間候補テーブルに、現在日時T02以降に遠隔点検運転中の号機の遠隔点検運転実行期間の候補が設定されているか否かを判定する(ステップS25)。
遠隔点検運転制御部15は、判定の結果、遠隔点検運転実行期間候補テーブルに現在日時T02以降に遠隔点検運転中の号機の遠隔点検運転実行期間の候補が設定されていない場合は(ステップS25のNO)、当該遠隔点検運転中の号機の遠隔点検運転を中断すると遠隔点検運転実行期間内に遠隔点検運転が完了できないため、遠隔点検運転中断処理を完了し、遠隔点検運転中の号機の遠隔点検運転を継続する。
遠隔点検運転制御部15は、現在日時T02以降に、遠隔点検運転中の号機の遠隔点検運転実行期間の候補が遠隔点検運転実行期間候補テーブルに設定されている場合には(ステップS25のYES)、遠隔点検運転中の号機の遠隔点検運転を中断しても後に当該号機の遠隔点検運転が可能であるため、遠隔点検運転中の号機の中から、遠隔点検運転中断号機を決定する(ステップS26)。
特に、遠隔点検運転中の号機が複数台ある場合は、遠隔点検運転制御部15は、遠隔点検運転中の号機の制御を行っているかご制御部1から、遠隔点検運転進捗度合いを群管理制御部12を介して取得し、最も進捗度合いの遅い号機を遠隔点検運転中断号機として決定する。
そして、遠隔点検運転制御部15は、群管理制御部12を介して、遠隔点検運転中断号機を制御するかご制御部1に対して、遠隔点検運転中断信号を出力する(ステップS27)。そして、遠隔点検運転中断信号を受け取ったかご制御部1は、制御対象の乗りかご2の遠隔点検運転を中断して、通常運転に復帰させる(ステップS28)。
以上説明した遠隔点検運転中断処理は、予め決められた時間間隔で実行される。そのため、群管理制御部12は、遠隔点検運転中断処理の完了後で再度遠隔点検運転中断処理が実行されるまでの間に、遠隔点検運転中断処理により遠隔点検運転を中断して通常運転に復帰させた号機に対して乗場呼びを割り当てる。
その後、図6に示す遠隔点検運転中断処理が再度実行された際、遠隔点検運転制御部15は、ステップS22にて評価値を再度計算し、ステップS23でこの評価値と遠隔点検運転中断閾値との比較を再度行なう。遠隔点検運転制御部15は、比較の結果、評価値が改善されて遠隔点検運転中断閾値より改善された場合には、これ以上の遠隔点検運転中断は不必要であるため、遠隔点検運転中断処理を完了する。
また、遠隔点検運転制御部15は、評価値が改善されず、依然として遠隔点検運転中断閾値よりも悪い場合は、ステップS25からステップS28までの処理を再度行ない、残りの遠隔点検運転号機を通常運転に復帰させて、評価値の改善を試みる。
図1に示した構成を用いた第2実施形態の処理について具体例を示す。図7は、第2の実施形態における群管理エレベータシステムの各号機の状態の一例を示す図である。
ここでは、図7に示すような4台群管理のエレベータを想定する。図7(a)では、B号機及びD号機が遠隔点検運転を行っているものとする。この場合、遠隔点検運転中の号機が2台存在するため、ステップS21の処理は「YES」となり、ステップS22において、遠隔点検運転制御部15は、現在のエレベータシステムの状況を示す評価値を算出する。
ここでは、仮に、既登録呼びの最大未応答時間を用いるとする。図7(a)のように、現在3つの乗場呼びが発生すると想定する。このとき、遠隔点検運転制御部15は、各乗場呼びの発生時刻、現在時刻、各乗場呼びの予想応答時刻から、既登録呼びの発生から応答までの時間F1及び現在から既登録呼びの応答までの時間F2を評価値として算出する。
図8は、第2の実施形態における群管理エレベータシステムの遠隔点検運転制御部による評価値算出結果を表形式で示す図である。
遠隔点検運転制御部15は、算出した評価値と遠隔点検運転中断閾値との比較を行なう。ここでは、以下の条件式(3)を満たすか否かを判定する。
(既登録呼びの発生から応答までの時間F1)>(遠隔点検運転中断第1閾値F3)、かつ、(現在から既登録呼びの応答までの時間F2)>(遠隔点検運転中断第2閾値F4) …条件式(3)
上記の条件を満たす場合に、遠隔点検運転制御部15は、遠隔点検運転を中断する必要があるとして、ステップS24以降の処理を行なう。
前述のF3=60秒、F4=20秒とした場合、図7に示した「第3乗場呼び」については、図8に示した既登録呼びの発生から応答までの時間F1(65秒)は遠隔点検運転中断第1閾値F3を超えており、かつ、図8に示した現在から既登録呼びの応答までの時間F2(35秒)は遠隔点検運転中断第2閾値F4をそれぞれ超えている。
この場合、ステップS24において、現在日時T02=2/01/03:40を遠隔点検運転制御部15が取得したとする。その後、ステップS25にて、遠隔点検運転制御部15は、現在日時T02及び図3に示した遠隔点検運転実行期間候補テーブルを参照し、この参照の結果、B号機及びD号機について現在日時T02以降に遠隔点検運転実行期間の候補が設定されているため、B号機及びD号機については遠隔点検運転を中断しても問題ないと判断し、ステップS26で遠隔点検運転中断号機を決定する。
前述のように、図7に示した例では遠隔点検運転中の号機が2台存在するため、遠隔点検運転制御部15は、まず、B号機及びD号機の遠隔点検運転進捗度合いを取得して、両者の比較を行なう。現在、これらの乗りかごが図7(a)に示した進捗度合いであるとすると、遠隔点検運転制御部15は、進捗度合いが50%と低いD号機を遠隔点検運転中断号機として決定する。その後、ステップS28にて、遠隔点検運転制御部15は、D号機の遠隔点検運転を中断して通常運転に復帰させる。
遠隔点検運転中断処理が完了した後、群管理制御部12は、図7(b)に示すように、前述のように通常運転に復帰したD号機に対して、未割当の乗場呼びを割り当てる。遠隔点検運転制御部15は、予め決められた時間間隔が経過すれば、遠隔点検運転中断処理を再度行なう。
この場合は、遠隔点検運転制御部15は、ステップS22にて評価値を再度計算し、前述した条件式(3)を満たさなくなった場合は、評価値が改善されたとして遠隔点検運転処理を完了して、遠隔点検運転中の号機の遠隔点検運転を継続する。
以上のように、第2の実施形態における群管理エレベータシステムは、第1の実施形態で説明したように、学習によりエレベータ利用にかかる閑散期を決定し、遠隔点検運転実行期間内に遠隔点検運転を完了するように遠隔点検運転実行期間候補テーブルを作成した後に、エレベータシステムの評価値と遠隔点検運転中断のための閾値とを比較することで、学習では予見不可能な突発的な交通需要発生があった場合にも、この需要の程度が低い場合には遠隔点検運転を継続することができる。よって、遠隔点検運転を期間内かつ短時間で完了することができる。
また、遠隔点検運転を中断しなければならない場合にも、遠隔点検運転の進捗度合いの最も遅い号機を遠隔点検運転中断号機として決定することで、進捗度合いの早い号機の遠隔点検運転を中断せずに完了することができ、バンク内の遠隔点検運転完了台数を短時間で増加させることができる。これにより、バンク内で同時に遠隔点検運転を行なう号機の台数を減らすことができ、結果として、利用者に大きな影響を与えずに遠隔点検運転を行なうことが可能となる。
これらの各実施形態によれば、利用者に影響を極力与えることなく遠隔点検運転を行なうことが可能になるエレベータを提供することができる。
発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1−1〜1−N…かご制御部、2−1〜2−N…乗りかご、3−1〜3−N…かご呼び登録検出部、4−1〜4−N…乗場呼び登録検出部、10…群管理制御装置、11…情報収集部、12…群管理制御部、13…データベース部、14…学習部、15…遠隔点検運転制御部、16…候補テーブル記憶部、20…遠隔監視センタ。

Claims (9)

  1. 複数台の乗りかごと、
    前記複数台の乗りかごのそれぞれの運転制御を行なうかご制御部と、
    各階床に設置され、前記乗りかごの乗場呼びの登録のためのホール呼び釦の操作を検出する乗場呼び登録検出部と、
    前記登録された乗場呼びに前記複数台の乗りかごのうちいずれかを割り当てる割当制御部と、
    前記それぞれの乗りかごのかご呼びの登録状況を検出するかご呼び登録検出部と、
    前記乗場呼び登録検出部および前記かご呼び登録検出部検出部による検出結果をもとに、前記複数台の乗りかごのそれぞれについて遠隔点検運転実行期間の候補を設定する設定手段と、
    前記設定した遠隔点検運転実行期間の候補にしたがって、前記複数台の乗りかごのうち呼び登録がない乗りかごの遠隔点検運転の制御を行なう遠隔点検運転制御部と
    を備えたことを特徴とするエレベータ。
  2. 前記設定手段は、
    遠隔監視センタから遠隔点検運転の開始日および完了日の情報を取得し、前記取得した開始日から完了日までの期間内で前記複数台の乗りかごの全ての遠隔点検運転が完了するように遠隔点検運転実行期間の候補を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  3. 前記設定手段は、前記遠隔点検運転実行期間の候補を複数設定し、
    前記遠隔点検運転制御部は、
    現在日時が前記複数の遠隔点検運転実行期間の候補のうちいずれかに属する場合で、遠隔点検運転候補の乗りかごへの呼び登録がなされており、かつ、当該期間より後の遠隔点検運転実行期間の候補が前記設定手段により設定されている場合には、当該期間における遠隔点検運転を行なわず、前記後の遠隔点検運転実行期間に現在日時が属し、かつ、前記遠隔点検運転候補の乗りかごに呼び登録がない場合には当該候補に対応する期間における遠隔点検運転を開始する制御を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  4. 前記遠隔点検運転制御部は、
    現在日時が前記複数の遠隔点検運転実行期間の候補のうちいずれかに属する場合で、遠隔点検運転候補の乗りかごへの呼び登録がなされており、かつ、当該期間より後の遠隔点検運転実行期間の候補が前記設定手段により設定されていない場合には、前記遠隔点検運転候補の乗りかごに割り当て済みの乗場呼びを他の乗りかごに再割り当てし、前記遠隔点検運転候補の乗りかごへの以後の呼び登録を禁止した上で、当該乗りかごの呼び登録がなくなった場合には、当該乗りかごの遠隔点検運転を開始する制御を行なう
    ことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ。
  5. 前記遠隔点検運転制御部は、
    前記遠隔点検運転中に前記乗りかごの利用にかかる状況の評価値を算出し、
    前記算出した評価値とエレベータ利用の所定の需要発生を示す遠隔点検運転中断閾値との比較結果をもとに遠隔点検運転の中断の要否の判定を行ない、前記遠隔点検運転の中断を要すると判定した場合には前記遠隔点検運転中の乗りかごの遠隔点検運転を中断して通常運転に復帰させ、前記遠隔点検運転の中断を要しないと判定した場合には前記遠隔点検運転中の乗りかごの遠隔点検運転を継続する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  6. 前記遠隔点検運転制御部は、
    前記遠隔点検運転中に前記乗りかごの利用にかかる状況の評価値を算出し、
    前記算出した評価値とエレベータ利用の所定の需要発生を示す遠隔点検運転中断閾値との比較結果が所定の条件を満たし、かつ、現在日時以降に当該遠隔点検運転中の乗りかごについての遠隔点検運転実行期間の候補を前記設定手段により設定している場合には、前記遠隔点検運転中の乗りかごの遠隔点検運転を中断して通常運転に復帰させ、前記比較結果が前記所定の条件を満たさない場合もしくは当該条件を満たしても現在日時以降に当該遠隔点検運転中の乗りかごについての遠隔点検運転実行期間の候補を前記設定手段により設定していない場合には、前記遠隔点検運転中の乗りかごの遠隔点検運転を継続する
    ことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ。
  7. 前記遠隔点検運転制御部は、
    前記遠隔点検運転中の乗りかごが複数台あり、かつ、前記算出した評価値と前記遠隔点検運転中断閾値との比較結果をもとに前記遠隔点検運転の中断の要否の判定を行ない、前記複数台の乗りかごのいずれかの遠隔点検運転の中断を要すると判定した場合には、前記複数台の乗りかごのうち遠隔点検運転進捗度合いの最も遅い乗りかごの遠隔点検運転を中断して通常運転に復帰させる
    ことを特徴とする請求項5に記載のエレベータ。
  8. 前記割当制御部は、
    前記遠隔点検運転を中断した乗りかごに未割り当ての乗場呼びを割り当て、
    前記遠隔点検運転制御部は、
    前記遠隔点検運転を中断して所定の時間が経過した場合に前記評価値を再度算出し、この算出した評価値と前記遠隔点検運転中断閾値との比較結果が前記所定の条件を満たさない場合には前記遠隔点検運転中の乗りかごの遠隔点検運転を継続する
    ことを特徴とする請求項5に記載のエレベータ。
  9. 前記遠隔点検運転制御部は、
    登録済みの乗場呼びの登録から応答までの時間および、現在から登録済みの乗場呼びの応答までの時間を前記乗りかごの利用にかかる状況の評価値として算出し、
    前記算出した評価値がエレベータ利用の所定の需要発生を示す遠隔点検運転中断閾値を超えたか否かの判定結果をもとに遠隔点検運転の中断の要否の判定を行ない、前記遠隔点検運転の中断を要すると判定した場合には、前記遠隔点検運転中の乗りかごの遠隔点検運転を中断して通常運転に復帰させ、前記遠隔点検運転の中断を要しないと判定した場合には前記遠隔点検運転中の乗りかごの遠隔点検運転を継続する
    ことを特徴とする請求項5に記載のエレベータ。
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