JP2012161933A - 植物系材料の成形体製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】植物系材料の成形体製造装置1は、繊維を有する板材2を原料として供給される金型10を設け、金型10による熱圧成形により板材に流動性を発現させ、成形体を製造する。植物系材料の成形体製造装置1は、供給された板材2に荷重をかけて押圧する押圧部19と、押圧部19の押圧方向P1に対して側方に延びる型成形空間12を有し、押圧部19によって押圧された板材2を、流入口17を通じて流動させながら型成形空間12に充填する側方押出成形によって、成形体を製造する金型10とを備える。
【選択図】図1
Description
このような木目装飾品としては、例えば木目調の樹脂シートを装飾部品に貼り付け、表面に樹脂コーティング等を行うことで形成されている。このため、木目といいながら、実際には、強度や寸法安定性、耐候性等の観点から、木目調の模様を樹脂に付けることで、木目の装飾を内装部品に施している。しかし、近年は環境意識の高まりから石油を原料とする樹脂材料(プラスチック材料)の利用を少なくしたい要望があり、木や竹などの植物系材料の利用が検討されている。
請求項1に記載の発明は、繊維を有する植物系材料を原料として金型に供給し、前記金型による熱圧成形により前記植物系材料に流動性を発現させ、成形体を製造する植物系材料の成形体製造装置において、供給された前記植物系材料に荷重をかけて押圧する押圧部と、前記押圧部の押圧方向に対して側方に延びる型成形空間を有し、前記押圧部によって押圧された前記植物系材料を、流入口を通じて流動させながら前記型成形空間に充填する側方押出成形によって、前記成形体を製造する金型部とを備えることをその要旨としている。
図1に示されるように、本実施例の成形体製造装置1は、植物系材料として杉を用い、円板状の板材2を原料として使用する。板材2は、成形体製造装置1の本体部分である金型10にセットされる。板材2は、予め乾燥重量に対して約40%の低分子フェノール樹脂を含浸されている。また、板材2は、恒温恒湿内で養生させて、含水率が約10%となるように調整してある。なお、金型10が金型部に相当する。
図5に示されるように、この板材2を型等に設置せずに上方から押圧した際には、繊維方向Lに対して直交するとともに、繊維が並ぶ方向である接線方向Tに流動し易く、繊維方向Lには流動し難いことがわかる。そこで、成形体製造装置1に原料を供給する際には、図1(b)に示されるように、繊維方向Lが押出方向P2に対して直交するように流入口17と板材2の繊維方向Lとが平行となるように板材2を複数枚積層して設置する。
まず、低分子フェノール樹脂を含浸させ、含水率が約10%となるように調整した板材2を用意する。そして、この板材2の繊維方向Lが押出方向P2と平行となるように、板材2を複数枚積層させてシリンダ15の貫通孔16内に設置する。なお、板材2の枚数は、製造される成形体3の大きさ、すなわち型成形空間12の大きさに合わせて変更する。
さて、本実施例では、図1(a)に示されるように、板材2の押圧方向P1に対して側方へ押し出す側方押出成形によって成形体3を製造する。このため、押圧によって板材2に流動性を発現させて側方へ押し出すために必要な荷重が同一形状の成形体をプレス成形で成形するよりも少なくても済み、板材2を所望の形状に成形させることができる。また、必要な荷重が少なくて済むため、成形体製造装置1を小型化することができる。
(1)板材2の押圧方向P1に対して側方へ押し出す側方押出成形によって成形体3を製造する。このため、押圧によって板材2に流動性を発現させて側方へ押し出すために必要な荷重が同一形状の成形体をプレス成形で成形するよりも少なくても済み、板材2を所望の形状に成形させることができる。また、必要な荷重が少なくて済むため、成形体製造装置1を小型化することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、板材2に予め乾燥重量に対して約40%の低分子フェノール樹脂を含浸したが、乾燥重量に対して約40%に限定しない。
・上記実施形態では、原料として板状の板材2を採用したが、板材2に限らず塊状の原料を採用してもよい。塊状の原料であれば、単体や2個体以上で用いてもよい。
・上記実施形態において、型成形空間12は、パンチ11による材料の押圧方向に対して必ずしも直角方向に形成されることに限らず、若干の傾きも含むものとする。
次に、上記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
(イ)繊維を有する植物系材料を原料として金型に供給して、前記金型による熱圧成形により前記植物系材料に流動性を発現させ、成形体が製造される植物系材料の成形体製造方法において、前記金型に供給された前記植物系材料に荷重をかけて押圧し、この押圧方向に対して側方に延びる型成形空間に前記植物系材料を流動させながら充填する側方押出成形によって前記成形体を製造することを特徴とする植物系材料の成形体製造方法。
Claims (5)
- 繊維を有する植物系材料を原料として金型に供給し、前記金型による熱圧成形により前記植物系材料に流動性を発現させ、成形体を製造する植物系材料の成形体製造装置において、
供給された前記植物系材料に荷重をかけて押圧する押圧部と、
前記押圧部の押圧方向に対して側方に延びる型成形空間を有し、前記押圧部によって押圧された前記植物系材料を、流入口を通じて流動させながら前記型成形空間に充填する側方押出成形によって、前記成形体を製造する金型部とを備える
ことを特徴とする植物系材料の成形体製造装置。 - 請求項1に記載の植物系材料の成形体製造装置において、
前記押圧部は、前記金型部において前記型成形空間の中央付近に配置されている
ことを特徴とする植物系材料の成形体製造装置。 - 前記押圧部における前記植物系材料の押圧面の大きさは、前記型成形空間において前記植物系材料の流入口を除いた該型成形空間の表面積よりも小さい値に設定されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の植物系材料の成形体製造装置。 - 前記押圧部の幅と、前記植物系材料が前記押圧部から前記型成形空間に流入するときの該型成形空間の流入口の幅とが、同じ大きさに形成されている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の植物系材料の成形体製造装置。 - 前記押圧部は、内部に前記植物系材料が供給されるシリンダと、前記植物系材料を押圧して押し出すパンチとを備える
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の植物系材料の成形体製造装置。
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