JP2012160033A - 移動体の電子制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子制御装置1は、メインCPU11とサブCPU12とを有し、第1のCPU11は、MTEST取得部31で取得したテスト値を用い、MTESTn演算部32で演算値を算出する。演算値は、サブCPU12に送信される。サブCPU12は、サブ比較部43が演算値からテスト値を復元する。サブCPU12は、メインCPU11と同様にしてテスト値を取得し、復元したテスト値と、自身が取得したテスト値が一致すれば、メインCPU11が正常動作していると判定する。
【選択図】図1
Description
さらに、電子スロットルバルブを制御するためのパラーメータは、時々刻々と変化する。このため、2つのCPUの間の通信で演算結果を比較する場合には、2つのCPUが演算処理をしたタイミングを明確にしなければならない。このため、従来の電子制御装置では、演算処理のタイミングを同期させるための複雑な処理が必要であった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、複数のCPUの間での相互監視を効率良く行わせることを目的とする。
に記載の移動体の電子制御装置が提供される。
図1に本実施の形態に係る移動体の電子制御装置のブロック図を示す。
移動体の電子制御装置(以下、電子制御装置という)1は、バッテリ2からの電力がシステムリレー3を介して入力され、アクチュエータであるモータ4の回転制御を行うように構成されている。具体的には、電子制御装置1は、第1のCPUであるメインCPU11と、第2のCPUであるサブCPU12とを有する。これらCPU11,12には、バッテリ2からの電力がシステムリレー回路13を介して電力が供給される。さらに、2つのCPU11,12は、通信可能に接続されている。そして、2つのCPU11,12か
ら出力される信号は、リレー駆動回路15と、モータドライバ16とに接続されている。モータドライバ16は、モータ4のコイルに通電する電流を制御するように構成されている。
そして、演算値MTEST1は、通信によって、サブCPU12に送信される。
サブCPU12は、演算値MTEST1を取得したら、サブ比較部43が演算値MTEST1に対して予め定められた逆演算処理、例えば、演算値MTEST1から共通値Nを加算する処理を行い、テスト値MTESTを算出する。ここで、逆演算処理とは、メインCPU11でテスト値MTESTに対して行われた演算処理の効果を打ち消し、演算値MTEST1からテスト値MTESTを復元するような処理をいう。
逆演算により算出したテスト値MTESTとを比較する。STEST取得部41は、メインCPU11でテスト値MTESTを取得したときと同様の処理を行ってテスト値STESTを取得する。なお、テスト値METST,STESTは、2つのCPU11,12が正常動作している場合には、同じ値が得られる。
そして、演算値STEST1は、通信によって、メインCPU11に送信される。
メインCPU11が演算値STEST1を取得したら、メイン比較部33が演算値STEST1に対して予め定められた逆演算処理、例えば、演算値STEST1から共通値K1を加算する処理を実行し、テスト値STESTを算出する。逆演算処理は、サブCPU12でテスト値STESTに対して行われた演算処理の効果を打ち消し、演算値STEST1からテスト値STESTを復元するような処理をいう。
まず、ステップS105では、メインCPU11がサブCPU12に診断させる演算値を作成する。メインCPU11のMTEST取得部31が、テスト値MTESTを取得し、MTESTn演算部32が、テスト値MTESTに対して共通値Nを用いて予め定められた演算処理、例えば、加算処理を行い、演算値MTEST2を算出する。この際の演算処理は、ステップS101で実施した減算処理とは異なる処理であって、予め決められた複数の演算処理から順番に選択される1つ演算処理である。
そして、演算値MTEST2は、通信によって、サブCPU12に送信される。
そして、演算値STEST2は、通信によって、メインCPU11に送信される。
この後、ステップS203で、MTEST取得部31は、同じ汎用レジスタの値を読み込んで、最初に汎用レジスタに書き込んだ値と比較する。
この後、ステップS205で、MTEST取得部31が同じ汎用レジスタの値を読み込む。汎用レジスタの読み込み値が、書き込み値と同じ値、即ち0xAAであれば、ステップS206に進む。この場合、MTEST取得部31は、メインCPU11のコアが正常に動作していることを示すコード、例えば「40」をテスト値MTESTに代入する。
。
なお、図5は、横軸が時間を示し、縦軸がメインCPU11及びサブCPU12のそれぞれの動作を示す。そして、図5は、相互監視が所定の間隔で継続して実施され、かつ各CPU11,12でエラーが発生していない場合を示している。すなわち、時間T0でメインCPU11及びサブCPU12にリセットがかけられ、時間T1でサブCPU12の初期化が完了する。メインCPU11の初期化は、時間T2までかかっている。
起動時にメインCPU11から最初に送信された演算値MTEST1がサブCPU12で異常と判定された場合の処理について説明する。このような場合としては、以下のケースが想定される。
(A1)T3→T4 :メインCPU→サブCPU 異常(サブ側通信NG)
(A2)T4→T5 :サブCPU →メインCPU 異常(メイン側通信NG)
(A3)T5→T6 :メインCPU→サブCPU 異常
(A4)T6→T7 :サブCPU →メインCPU 異常
(A5)T7→T8 :メインCPU→サブCPU 正常
(A6)T8→T9 :サブCPU →メインCPU 正常
(A7)T9→T10 :メインCPU→サブCPU 正常(サブ側通信OK)
(A8)T10→T11:サブCPU →メインCPU 正常(メイン側通信OK)
、メインCPU11がサブCPU12を診断する。この場合、演算値STEST1として異常な値が送信されているので、メインCPU11は、サブCPU12に対して異常判定(サブ側通信NG)をする。
このため、時間T7においてメインCPU11で計算された演算値MTEST3に基づいて、サブCPU12がメインCPU11を正常と判定する。この際、サブCPU12のサブ比較部43は、異常判定後に正常判定を行ったので、正常な演算値MTESTnを2回連続して受信するまで、通信OKと判定しない。このため、モータ4の駆動は許可されない。
そして、時間T10にサブCPU12で計算された正常な演算値STEST4に基づいて、メインCPU11がサブCPU12に対して正常判定する。これにより、メインCPU11側で正常判定が2回連続したので、メインCPU11は通信OKと判定する。メインCPU11のメイン比較部33が許可信号をモータドライバ16に出力する。その結果、時間T11で2つのCPU11,12からの許可信号が揃って、モータ4の回転制御が開始される。
起動時にサブCPU12から最初に送信された演算値STEST1がメインCPU11で異常と判定された場合の処理について説明する。このような場合としては、以下のケースが想定される。
(B1)T3→T4 :メインCPU→サブCPU 正常(サブ側通信OK)
(B2)T4→T5 :サブCPU →メインCPU 異常(メイン側通信NG)
(B3)T5→T6 :メインCPU→サブCPU 正常
(B4)T6→T7 :サブCPU →メインCPU 異常
(B5)T7→T8 :メインCPU→サブCPU 正常
(B6)T8→T9 :サブCPU →メインCPU 正常
(B7)T9→T10 :メインCPU→サブCPU 正常
(B8)T10→T11:サブCPU →メインCPU 正常(メイン側通信OK)
。
一方、時間T4においてサブCPU12で計算された演算値STEST1は異常値であったので、メインCPU11がサブCPU12を異常判定(サブ側通信NG)する。
一方、時間T6においてサブCPU12で計算された演算値STEST2は異常値なので、時間T7においてメインCPU11はサブCPU12の異常判定を維持する。
起動時にメインCPU11は演算値MTESTnを送信するが、サブCPU12からは演算値MESTnが送信されない場合について説明する。
時間T3でメインCPU11が演算値MTEST1をサブCPU12に送信した後、サブCPU12から信号がメインCPU11に送られてこない場合、メインCPU11は、所定の時間tが経過するごとに、演算値MTESTnをサブCPU12に送信する。サブCPU12からの応答がない場合、メインCPU11は、予め定められた時間、例えば255m秒が経過するまで、演算値MTESTnを送信し続ける。予め定められた時間が経過したら、メインCPU11のメイン比較部33はサブCPU12の通信異常と判定し、処理を終了する。以降、電子制御装置1のシステムがリセットされるまでメインCPU11は通信を停止する。
このような場合としては、以下のケースが想定される。
(D1)T3→T4 :メインCPU→サブCPU 正常(サブ側通信OK)
(D2)T4→T5 :サブCPU →メインCPU 正常(メイン側通信NG)
(D3)T5→T6 :メインCPU→サブCPU 正常
(D4)T6→T7 :サブCPU →メインCPU 正常
(D5)T7→T8 :メインCPU→サブCPU 異常
(D6)T8→T9 :サブCPU →メインCPU 異常
(D7)T9→T10 :メインCPU→サブCPU 異常
(D8)T10→T11:サブCPU →メインCPU 異常
(D9)T11→T12:メインCPU→サブCPU 異常(サブ側通信NG)
メインCPU11、サブCPU12ともに起動から2回目までの通信は正常だったが、3回目のメインCPU11からの通信が途絶した場合、サブCPU12は通信途絶が3回連続した場合に、通信NGとして、モータ駆動を停止させる。以降、システムがリセットされるまでサブCPU12は通信を停止する。
このような場合としては、以下のケースが想定される。
(F1)T3→T4 :メインCPU→サブCPU 正常(サブ側通信OK)
(F2)T4→T5 :サブCPU →メインCPU 正常(メイン側通信OK)
(F3)T5→T6 :メインCPU→サブCPU 正常
(F4)T6→T7 :サブCPU →メインCPU 正常
(F5)T7→T8 :メインCPU→サブCPU 通信途絶
(F6)T8→T9 :サブCPU →メインCPU 通信途絶
(F7)T9→T10 :メインCPU→サブCPU 通信途絶
(F8)T10→T11 :サブCPU →メインCPU 通信途絶
(F9)T11→T12 :メインCPU→サブCPU 正常
(F10)T12→T13:サブCPU →メインCPU 正常
(F11)T13→T14:メインCPU→サブCPU 正常
(F12)T14→T15:サブCPU →メインCPU 正常(サブ側通信OK)
時間T11でメインCPU11が送信した演算値MTEST5がサブCPU12で正常値と判定された場合、サブCPU12は、演算値MTEST5の演算パターンに合わせて演算値STEST5を算出する。メインCPU11が正常に動作しているので、演算値MTEST5は、余り演算で算出されているので、サブCPU12は余り演算の逆演算処理である四則混合演算で演算値STEST5を算出する。
このような場合としては、以下のケースが想定される。
(G1)T3→T4 :メインCPU→サブCPU 正常(サブ側通信OK)
(G2)T4→T5 :サブCPU →メインCPU 正常(メイン側通信OK)
(G3)T5→T6 :メインCPU→サブCPU 正常
(G4)T6→T7 :サブCPU →メインCPU 正常
(G5)T7→T8 :メインCPU→サブCPU 通信途絶
(G6)T8→T9 :サブCPU →メインCPU 通信途絶
(G7)T9→T10 :メインCPU→サブCPU 通信途絶
(G8)T10→T11 :サブCPU →メインCPU 通信途絶
(G9)T11→T12 :メインCPU→サブCPU 正常
(G10)T12→T13:サブCPU →メインCPU 正常
(G11)T13→T14:メインCPU→サブCPU 異常(サブ側通信NG)
時間T11でメインCPU11が送信した演算値MTEST5がサブCPU12で正常値と判定された場合、サブCPU12は、演算値MTEST5の演算パターンに合わせて演算値STEST5を算出する。このとき、メインCPU11が異常動作をしており、演算値MTEST5が本来の順番である余り演算ではなく、除算で算出されていた場合、これに合わせてサブCPU12は除算で演算値STEST5を算出する。
時間T14において、サブCPU12は、前回実施した除算の次の演算、例えば、加算を用いて異常判定を行う。このため、テスト値MTEST、STESTが一致しなくなる。したがって、メインCPU11は、演算値MTEST6が異常値であると判定し、通信NGとする。
このような場合としては、以下のケースが想定される。
(H1)T3→T4 :メインCPU→サブCPU 正常(サブ側通信OK)
(H2)T4→T5 :サブCPU →メインCPU 正常(メイン側通信OK)
(H3)T5→T6 :メインCPU→サブCPU 正常
(H4)T6→T7 :サブCPU →メインCPU 正常
(H5)T7→T8 :メインCPU→サブCPU 正常
(H6)T8→T9 :サブCPU →メインCPU 異常
(H7)T9→T10 :メインCPU→サブCPU 正常
(H8)T10→T11 :サブCPU →メインCPU 異常
(H9)T11→T12 :メインCPU→サブCPU 正常
(H10)T12→T13:サブCPU →メインCPU 異常(メイン側通信NG)
一方、メインCPU11は正常動作しているので、時間T9においてメインCPU11で計算した演算値MTEST4に基づいて、サブCPU12は正常判定する。
メインCPU11、サブCPU12ともに起動から2回目までの通信は正常だったが、3回目のサブCPU12からの通信が途絶した場合、メインCPU11は所定の時間間隔で演算値MTESTnを送信し続ける。そして、メインCPU11は通信途絶が3回連続した場合に、通信NGとして、モータ駆動を停止させる。以降、システムがリセットされるまでメインCPU11は通信を停止する。
サブCPU12にリセットがかけられると、サブCPU12が再起動するまでの間、サブCPU12からの通信が途絶する。メインCPU11のメイン比較部33は、サブCPU12からの通信が途絶したときの待機時間として、サブCPU12の再起動時間より短い時間が設定されているので、サブCPU12がリセットされたときには通信NGになる。
メインCPU11にリセットがかけられると、メインCPU11が再起動するまでの間、メインCPU11からの通信が途絶する。サブCPU12のサブ比較部43は、メインCPU11からの通信が途絶したときの待機時間として、メインCPU11の再起動時間より短い時間が設定されているので、メインCPU11がリセットされたときには通信NGになる。
移動体が自動二輪車で、モータ4が車両のエンジンのスロットルバルブの開度を制御するモータである場合、電子制御装置1のメインCPU11には、アクセルグリップの開度の情報が入力される。メインCPU11のモータ制御部21は、エンジンの吸気管の吸気圧などの情報を取得し、スロットルバルブの開度を算出する。
さらに、モータ4の制御処理に依存しないテスト値MTEST,STESTと共通値Nとを使用したので、モータ4の制御処理の値を使用する場合に比べて、相互監視を行うタイミングを考慮する必要がなくなる。
これらのことから、相互監視のためのプログラムを簡略化でき、モータ4の制御処理に
影響を及ぼすことはない。また、相互監視のための処理の負担を小さくできるので、処理能力の高いCPUを選択する必要がなくなる。特に、サブCPU12をメインCPU11より低スペックの装置を用いることが可能になる。
特に、テスト値MTEST,STESTに、CPU11,12のコア機能の診断結果を用いた場合には、相互監視の際に、CPU11,12のコア機能の異常を検知できるようになる。CPU11,12のコア機能は、簡単な処理であれば良く、CPU11,12に最初から搭載されているプログラムを使用しても良いし、実施の形態以外の方法であっても良い。なお、図3のフローチャートを参照して説明したコア機能の診断処理を実施すると、CPU11,12の汎用レジスタ、比較命令、分岐命令を一括して診断でき、診断処理を効率化できる。
また、例えば、1種類の演算処理では、計算結果が偶然一致する可能性があるが、複数の演算処理を順番に実施するようにしたので、相互監視の精度を向上させることができる。
本発明を実施するための形態について以下に詳細に説明する。
この実施の形態では、テスト値MTEST,STESTとして、バッテリ2の電圧値を取得することを特徴とする。なお、電子制御装置の図1と同様の構成を有する。
依らずに相互監視を安定して実施できる。
そして、バッテリ電圧の物理値Vbattの平均値が、予め設定されている規格電圧以下を上回っていたら、ステップS206に進む。これに対し、バッテリ電圧の物理値Vbattの平均値が、予め設定されている規格電圧以下であれば、バッテリ電圧の物理値Vbattの平均値をテスト値MTESTとする。
ステップS102では、サブCPU12がテスト値STESTを取得し、演算値MTEST1を逆演算した後、テスト値STESTを減算する。テスト値STESTは、サブCPU12において取得したバッテリ電圧の物理値SVbattとする。減算の結果が所定の値X以下であれば、メインCPU11は正常であると判定する。
この後、ステップS103で、サブCPU12は、テスト値STESTから共通値Nを減算して演算値STEST1を算出する。演算値STEST1は、メインCPU11に送信される。
この後、メインCPU11は、テスト値MTESTから共通値Nを加算して演算値MTEST2を算出する。演算値MTEST2は、サブCPU12に送信される。
ESTの差を調べ、その差が所定値以下のときには動作が正常であると判定するので、テスト値MTEST,STESTとして取得するデータの変動に対する耐性が高くなる。
演算は、ソフトウェア的に実施しても良いし、論理回路を用いて計算しても良い。
第1のCPUをサブCPUとして使用し、第2のCPUをアクチュエータの制御を実施するメインCPUとしても良い。
相互監視を行うCPUの数は、3つ以上でも良い。一方のCPUで他方のCPUの異常判定を行う。
電子制御装置1は、移動体のアクチュエータを駆動させる制御装置であれば良く、自動車や電気自動車、船外機など、その他の移動体の電子制御装置でも良い。
2 バッテリ
3 モータ(アクチュエータ)
11 メインCPU
12 サブCPU
31 MTEST取得部(テスト値取得部)
32 MTESTn演算部(テスト用演算部)
33 メイン比較部
41 STEST取得部(テスト値取得部)
42 STESTn演算部(テスト用演算部)
43 サブ比較部
Claims (7)
- 第1のCPUと第2のCPUとを有し、前記第1のCPUと前記第2のCPUの一方のCPUが他方のCPUの動作を監視する移動体の電子制御装置において、
テスト値を取得するテスト値取得部と、
前記テスト値と共通値を用いて演算処理を行って演算値を算出するテスト用演算部と、
前記第1のCPUと前記第2のCPUの一方のCPUで算出した前記演算値を、他方のCPUにおいて前記共通値を用いて前記演算処理の逆演算を行い、その演算結果と前記テスト値を比較することで一方のCPUの動作を判定する比較部と、
を前記第1のCPUと前記第2のCPUのそれぞれに設けたことを特徴とする移動体の電子制御装置。 - 前記テスト値取得部は、前記CPUのコアに対して自己診断した結果を表すコードを前記テスト値として取得することを特徴とする請求項1に記載の移動体の電子制御装置。
- 前記テスト値取得部は、所定値を前記CPUの汎用レジスタに書き込んだ後に読み出し、その読み出し値と前記所定値を比較した結果のコードを前記テスト値として取得する請求項2に記載の移動体の電子制御装置。
- 前記テスト値取得部は、前記2つのCPUの各々に外部から入力される入力値を用いて前記テスト値を取得することを特徴とする請求項1に記載の移動体の電子制御装置。
- 前記テスト値取得部は、前記入力値として、外部から入力される電圧値であって、前記電圧値をアナログデジタル変換し、アナログデジタル変換した値について物理値変換を行った物理値を前記テスト値として取得する請求項4に記載の移動体の電子制御装置。
- 前記テスト用演算部は、複数種類の前記演算処理を順番に選択して前記演算値を算出する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の移動体の電子制御装置。
- 前記共通値は、前記2つのCPUのそれぞれに予め記憶されている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の移動体の電子制御装置。
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