JP2012156012A - コネクタ引抜具 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象となる機器に中継コネクタを接続させた状態を維持させつつ該中継コネクタから接続プラグを片手で引き抜くことのできるコネクタ引抜具を提供する。
【解決手段】 本発明のコネクタ引抜具30は、コネクタ本体20cから突出する端子部20aが対象となる機器に挿入されて前記機器に接続された中継コネクタ20から、ケーブル11の先端に取り付けられたプラグ本体10aの端面10bから突出する電極部10cが前記コネクタ本体20cに挿入された接続プラグ10を引き抜くためのコネクタ引抜具であって、コネクタ本体20cとプラグ本体10aとの間に介挿可能に先細りに形成されたくさび部30a1及び該くさび部30a1の基端に設けられた押圧部30a2を有する押込体30aを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、保守点検の対象となる通信装置や電力設備等の機器に対して引き抜き可能に接続された中継コネクタから、ケーブルの先端に取り付けられた接続プラグを引き抜くためのコネクタ引抜具に関する。
通信装置や電力設備等の機器の保守点検を行うに際し、測定機器等のケーブルの先端に取り付けられた接続プラグを対象となる機器に接続することがある。この場合、機器と接続プラグとの接続には、機器に対して抜き挿し可能なUリンクプラグ等の中継コネクタ(以下、Uリンクという)が使用されることがある(特許文献1参照)。
ところで、作業者は、保守点検を行う際、測定機器等を片方の手で担持した状態で、もう片方の手で、機器に接続されたUリンクに対して接続プラグを抜き挿ししている。すなわち、作業者は、機器に接続されたUリンクと該Uリンクに接続された接続プラグとの接続及び解除において、常に片手が塞がっている状態で、作業を行わなければならない。
特開2006−253006号公報
そのため、接続プラグの引き抜き時に、接続プラグと共にUリンクが誤って機器から引き抜かれ、機器内部の回路(通信回路、制御回路等)が遮断されてしまうことがある。すなわち、機器の保守点検は、機器の稼動中に行われるため、機器に接続されたUリンクが抜けてしまうと、稼動状態の機器の通信が遮断されたり、通信回線の誤作動等が生じたりする虞がある。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、対象となる機器に中継コネクタを接続させた状態を維持させつつ該中継コネクタから接続プラグを片手で引き抜くことのできるコネクタ引抜具を提供することを課題とする。
本発明に係るコネクタ引抜具は、コネクタ本体から突出する端子部が対象となる機器に挿入されて前記機器に接続された中継コネクタから、ケーブルの先端に取り付けられたプラグ本体の端面から突出する電極部が前記コネクタ本体に挿入された接続プラグを引き抜くためのコネクタ引抜具であって、コネクタ本体とプラグ本体との間に介挿可能に先細りに形成されたくさび部を有する押込体を備えていることを特徴とする。
上記構成のコネクタ引抜具によれば、対象となる機器に接続された中継コネクタから接続プラグを引き抜く場合、作業者は、くさび部の基端側(先細りした先端とは反対側の端部)をくさび部の延びる方向に親指等で押圧し、くさび部をコネクタ本体とプラグ本体との間に押し込む。すると、押込体に対する押圧力によって、くさび部とコネクタ本体との間、及びくさび部とプラグ本体との間に面圧が生じ、中継コネクタが対象となる機器側に押圧されるとともに、接続プラグが中継コネクタから離反方向に押圧される。これにより、くさび部が押し込まれるにつれて中継コネクタと接続プラグとの間隔が広がり、コネクタ本体から接続プラグの電極部が引き抜かれる。このため、上記構成のコネクタ引抜具は、中継コネクタを対象となる機器から誤脱落させることなく、対象となる機器に中継コネクタを接続させた状態で該中継コネクタから接続プラグを引き抜くことができる。
また、本発明に係るコネクタ引抜具において、前記接続プラグの前記プラグ本体を覆うカバーを備え、該カバーは、前記プラグ本体の前記端面と対向し、且つ、前記プラグ本体から突出する電極部が挿通される対向壁部を有し、前記押込体は、前記対向壁部と前記プラグ本体の前記端面との間に、前記くさび部が介挿可能に設けられていることが好ましい。
このようにすれば、作業者が接続プラグのプラグ本体を覆うカバーを片手で把持しつつ
同じ手の親指でくさび部の基端側を押圧し、くさび部をカバーの対向壁部とプラグ本体との間に押し込む。すると、押込体の押圧力は、カバーの対向壁部を介して中継コネクタ側に間接的に作用するとともに、接続プラグ側に直接的に作用する。これによって、接続プラグがカバー内で自由に移動して、中継コネクタ側から離間することになる。このように、プラグ本体を覆うカバーを設けることで、接続プラグの移動がしやすくなる。従って、上記構成のコネクタ引抜具は、中継コネクタを対象となる機器から誤脱落させることなく、対象となる機器に中継コネクタを接続させた状態で該中継コネクタから接続プラグをより引き抜きやすくすることができる。
また、この場合には、前記くさび部は、前記中継コネクタのコネクタ本体側の面が、前記対向壁部に沿った平面で形成され、前記接続プラグのプラグ本体側の面が前記平面の端部を支点として該平面と離間する傾斜面で形成されていることが好ましい。
上記構成のコネクタ引抜具によれば、作業者がくさび部をカバーの対向壁部とプラグ本体との間に押し込み、くさび部の平面が対向壁部に沿って移動した時に、くさび部の傾斜面が、接続プラグを中継コネクタから離反方向に押圧する。これにより、くさび部が押し込まれるにつれて中継コネクタと接続プラグとの間隔がさらに広がりやすくなり、中継コネクタを対象となる機器から誤脱落させることなく、対象となる機器に中継コネクタを接続させた状態で該中継コネクタから接続プラグをより確実に引き抜くことができる。
以上のように、本発明のコネクタ引抜具によれば、対象となる機器に中継コネクタを接続させた状態を維持させつつ該中継コネクタから接続プラグを片手で引き抜くことができるといった優れた効果を奏し得る。
本発明の一実施形態に係るコネクタ引抜具を取り付けた接続プラグを中継コネクタに接続した状態を示す側面図であって、コネクタ引抜具を断面で示した図である。 同実施形態に係るコネクタ引抜具を取り付けた接続プラグを中継コネクタに接続した状態を示す正面図であって、コネクタ引抜具を断面で示した図である。 同実施形態に係るコネクタ引抜具を用いて中継コネクタから接続プラグ引き抜く過程を説明する図である。 本発明の他の実施形態に係るくさび部の概略図であり、(a)は、くさび部の中継コネクタのコネクタ本体側の面が、カバーの対向壁部に沿った平面で形成され、くさび部の接続プラグのプラグ本体側の面が、前記平面の端部を支点として該平面と離間する傾斜面で形成された図であり、(b)は、くさび部の中継コネクタのコネクタ本体側の面が、カバーの対向壁部に沿った平面で形成され、くさび部の接続プラグのプラグ本体側の面が凸状の曲面で形成された図であり、(c)は、くさび部の中継コネクタ側の面及び接続プラグ側の面が共に、凹状の曲面に形成された図である。
以下、本発明の一実施形態に係るコネクタ引抜具について、添付図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るコネクタ引抜具は、保守点検の対象となる通信装置や電力設備等の機器に対して引き抜き可能に接続された中継コネクタとしてのUリンクから、ケーブルの先端に取り付けられた接続プラグを引き抜くためのものである。より具体的には、コネクタ本体から突出する端子部が対象となる機器に挿入されて該機器に接続された中継コネクタとしてのUリンクから、ケーブルの先端に取り付けられたプラグ本体の端面から突出する電極部がコネクタ本体に挿入された接続プラグを引き抜くためのものである。なお、本実施形態においては、Uリンクの端子部の差し込みによって接続される対象となる機器を「通信装置」とし、接続プラグを介してUリンクに接続される機器を「測定機器」という。
図1及び図2に示すように、接続プラグ10は、ケーブル11の先端に取り付けられたプラグ本体10aと、該プラグ本体10aの一端側の端面10bから突出する一対の電極部10c,10cとを備える。プラグ本体10aの他端側の面10dには、測定機器に接続されたケーブル11を挿入するための開口(図示せず)が形成されている。そして、接続プラグ10は、プラグ本体10a内において、一対の電極部10c,10cと通電可能な接続部(採番しない)が内装されており、開口に挿入されたケーブル11と一対の電極部10c,10cとが、電気的に接続されている。
Uリンク20は、通信装置の測定に用いられる中継コネクタであり、通信装置に抜き挿し可能な端子部20aと、該端子部20aを支持するコネクタ本体20cとを備える。端子部20aは、コネクタ本体20cの一端側の端面20bから突出している。コネクタ本体20cの他端側の端面20dには、接続プラグ10の電極部10cが抜き挿しされる差込口(図示せず)が形成されている。そして、コネクタ本体20cの両端面20b,20dは共に平面で形成されており、本実施形態では、両端面20b,20cが略平行となるように形成されている。そして、Uリンク20は、コネクタ本体20c内において、端子部20aと通電可能な接続部(採番しない)が内装されており、差込口に差し込まれた接続プラグ10の電極部10c、10cと一対の電極部10c,10cとが、電気的に接続されている。
Uリンク20は、通信装置に設けられた差込口に端子部20aを挿入することで、該通信装置に電気的に接続される。すなわち、通信装置は、差込口からUリンク20及び接続プラグ10を介して、測定機器に電気的に接続されるようになっている。
本実施形態に係るコネクタ引抜具30は、図1に示すように、コネクタ本体20cとプラグ本体10aとの間に介挿可能に先細りに形成されたくさび部30a1を有する押込体30aを備えている。また、本実施形態においては、押込体30aは、くさび部30a1の基端に設けられた押圧部30a2をさらに備える。
本実施形態においては、くさび部30a1は、Uリンク20のコネクタ本体20c側の面が、後述するカバー30cの対向壁部30bに沿った平面で形成され、接続プラグ10のプラグ本体10a側の面が前記平面の端部を支点として該平面と離間する傾斜面で形成されている。より具体的には、くさび部30a1は、Uリンク20のコネクタ本体20c側の面が後述するカバー30cの対向壁部30bに沿った平面で形成されているとともに、接続プラグ10のプラグ本体10a側の面が前記平面の端部を支点として該平面と離間する傾斜面と、該傾斜面の基端に連続する曲面とで形成されている。
本実施形態においては、押込体30aのくさび部30a1は、図2に示すように、接続プラグ10の電極部10c,10c間に介装されるように形成されている。
また、本実施形態に係るコネクタ引抜具30は、接続プラグ10のプラグ本体10aを覆うカバー30cを備えている。該カバー30cは、接続プラグ10のプラグ本体10aの一端側の端面10bと対向し、且つ、プラグ本体10aから突出する電極部10cが挿通される対向壁部30b1を有している。これに伴い、押込体30aは、該対向壁部30bとプラグ本体10aの一端側の端面10bとの間に、くさび部30a1が介挿可能に設けられている。
具体的に言うと、カバー30cは、筒状の外周壁部30c1と、該外周壁部30c1の両端に形成された一対の対向壁部30b1,30b2とを備える。一対の対向壁部30b1,30b2は共に平面で形成されている。従って、くさび部30a1のコネクタ本体20c側の面と、カバー30cの対向壁部30bとが、平面で対向することになる。本実施形態に係るコネクタ引抜具30は、作業者がくさび部30a1をカバー30cの対向壁部30bとプラグ本体10aとの間に押し込み、くさび部30a1の平面が対向壁部30bに沿って移動した時に、くさび部30a1の両端側が、カバー30cの外周壁部30c1によってガイドされるようになっている。すなわち、くさび部30a1の平面が対向壁部30bに沿って下向き(図3中の矢印A方向)に移動した時に、くさび部30a1が移動経路を外れないようにカバー30cの外周壁部30c1によってガイドされて移動するように構成されている。くさび部30a1をカバー30cの外周壁部30c1によってガイドするための具体的な構成として、例えば、カバー30cの外周壁部30c1内面にレールを設け、くさび部30a1にレールに案内される非案内部を設けることが挙げられる。
カバー30cの一端側の対向壁部30b1には、接続プラグ10の電極部10cを挿通可能な差込口30dが形成されているとともに、カバー30cの他端側の対向壁部30b2には、接続プラグ10及びケーブル11を挿通可能な挿通口30eが形成されている。また、カバー30cの外周壁部30c1の一端側には、くさび部30a1を挿通させる挿通用開口31が形成されているとともに、カバー30cの外周壁部30c1の他端側には、挿通用開口31と対向する位置に、くさび部30a1がカバー30cの対向壁部30bに沿って下向きに移動されたときに、くさび部30a1の先端を逃がす(干渉防止する)ための逃がし穴32が形成されている。
本実施形態に係るコネクタ引抜具30の構成についての説明は以上の通りであり、次に、本実施形態に係るコネクタ引抜具30を用いたUリンク20に対する接続プラグ10の抜き挿し作業について説明する。
まず、Uリンク20に接続プラグ10を接続する前に、予めコネクタ引抜具30を接続プラグ10に取り付ける。具体的には、コネクタ引抜具30のカバー30cに、該カバー30cの他端側の対向壁部30b2に形成された挿通口30eから接続プラグ10のプラグ本体10aを挿入し、コネクタ引抜具30のカバー30cの一端側の対向壁部30b1に形成された差込口30dに接続プラグ10の電極部10c,10cを挿入して、押込体30aのくさび部30a1のUリンク20側の面をカバー30cの一端側の対向壁部30b1に当接させることで、コネクタ引抜具30のカバー30cを接続プラグ10に外装する。
そして、コネクタ引抜具30を取り付けた接続プラグ10をUリンク20に接続する。具体的には、コネクタ引抜具30のカバー30cを把持し、接続プラグ10とケーブル11とをUリンク20側に押して、接続プラグ10の一対の電極部10c,10cをコネクタ本体20cの他端側の端面20dに形成された差込口に挿入しつつ、コネクタ本体20cの他端側の端面20dに向けてコネクタ引抜具30のカバー30cを押圧し、カバー30cの一端側の対向壁部30b1をコネクタ本体20cの他端側の端面20dに当接させる。すると、一対の電極部10c,10cとUリンク20のコネクタ本体20cの他端側の端面20dに形成された差込口とが接続され、対向壁部30b1がコネクタ本体20cとプラグ本体10aとに挟まれることによって、Uリンク20と接続プラグ10との接続が確実になる。
これに対し、Uリンク20から接続プラグ10を引き抜く場合には、図3に示すように、作業者が接続プラグ10のプラグ本体10aを覆うコネクタ引抜具30のカバー30cを片手で把持しつつ、同じ手の親指で押込体30aの押圧部30a2を、くさび部30a1の延びる方向に押圧し、くさび部30a1をカバー30cの対向壁部30b1とプラグ本体10aとの間に押し込む。より具体的には、くさび部30a1をカバー30cの一端側の対向壁部30b1に沿って下向き(図3中の矢印A方向)に移動させる。
すると、押込体30aの押圧力は、カバー30cの対向壁部30b1を介してUリンク20側に間接的に作用するとともに、接続プラグ10側に直接的に作用し、押込体30aに対する押圧力によって、カバー30cの一端側の対向壁部30b1とくさび部30a1のUリンク20側の面との間、及びくさび部30a1の接続プラグ10側の面と接続プラグ10のプラグ本体10aの一端側の端面10bとの間に面圧が生じる。これによって、押圧部30a2を押圧するでくさび部30a1が押し込まれるにつれて、接続プラグ10がカバー30c内で自由に移動して、Uリンク20側から離間することになる。すなわち、押込体30aに対する押圧力によって、接続プラグ10がUリンク20から離間する方向(図3中の矢印B方向)に移動する。従って、プラグ本体10aを覆うカバー30cを設けることで、接続プラグ10の移動がしやすくなる。
このような操作によって、接続プラグ10が、Uリンク20側から離間するようにカバー30c内のある位置まで移動すると、接続プラグ10の一対の電極部10c,10cと、Uリンク20のコネクタ本体20cの他端側の端面20dに形成された差込口との接続が解除されるようになる。従って、上記構成のコネクタ引抜具30は、Uリンク20を通信装置から誤脱落させることなく、通信装置にUリンク20を接続させた状態で該Uリンク20から接続プラグ10を引き抜くことができる。
以上のように、本実施形態に係るコネクタ引抜具30によれば、コネクタ本体20cとプラグ本体10aとの間に介挿可能に先細りに形成されたくさび部30a1及び該くさび部30a1の基端に設けられた押圧部30a2を有する押込体30aを備えているため、対象となる機器に接続された中継コネクタとしてのUリンク20から接続プラグ10を引き抜く場合、作業者が、押込体30aの押圧部30a2をくさび部30a1の延びる方向に親指等で押圧し、くさび部30a1をコネクタ本体20cとプラグ本体10aとの間に押し込むことでUリンク20と接続プラグ10との間隔が広がり、コネクタ本体20cから接続プラグ10が引き抜かれる。このため、上記構成のコネクタ引抜具30は、Uリンク20を対象となる機器から誤脱落させることなく、対象となる機器にUリンク20を接続させた状態で該Uリンク20から接続プラグ10を引き抜くことができる。
また、本実施形態に係るコネクタ引抜具30においては、接続プラグ10のプラグ本体10aを覆うカバー30cを備えているため、作業者が接続プラグ10のプラグ本体10aを覆うカバー30cを片手で把持しつつ、同じ手の親指で押込体30aの押圧部30a2をくさび部30a1の延びる方向に押圧し、くさび部30a1をカバー30cの対向壁部30bとプラグ本体10aとの間に押し込むと、接続プラグ10がカバー30c内で自由に移動して、Uリンク20側から離間することになる。従って、プラグ本体10aを覆うカバー30cを設けることで、接続プラグ10の移動がしやすくなり、作業性に優れたものとなる。
また、この場合には、くさび部30a1は、Uリンク20のコネクタ本体20c側の面が、対向壁部30bに沿った平面で形成され、接続プラグ10のプラグ本体10a側の面が前記平面の端部を支点として該平面と離間する傾斜面で形成されているため、作業者が接続プラグ10のプラグ本体10aを覆うカバー30cを片手で把持しつつ、同じ手の親指で押込体30aの押圧部30a2をくさび部30a1の延びる方向に押圧し、くさび部30a1をコネクタ本体20cとプラグ本体10aとの間に押し込んだ場合、くさび部30a1が押し込まれるにつれてUリンク20と接続プラグ10との間隔がさらに広がりやすくなり、さらに作業性に優れたものとなる。
尚、本発明のコネクタ引抜具30は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を行うことは勿論である。
上記実施形態において、押込体30aに、くさび部30a1の基端に設けられた押圧部30a2を備えるようにしたが、これに限定されず、くさび部30a1のみで押込体30aを構成するようにしてもよい。
上記実施形態において、コネクタ引抜具30にカバー30cを設けたが、これに限定されず、コネクタ引抜具30にカバー30cを設けず、押込体30aのみでコネクタ引抜具30を構成してもよい。
上記実施形態において、通信装置に接続されたUリンク20から接続プラグ10を引き抜く場合、作業者は、押込体30aの押圧部30a2をくさび部30a1の延びる方向に押圧し、くさび部30a1をコネクタ本体20cとプラグ本体10aとの間に押し込む。
すると、押込体30aに対する押圧力によって、くさび部30a1とコネクタ本体20cとの間、及びくさび部30a1とプラグ本体10aとの間の面圧が生じ、Uリンク20が通信装置側に押圧されるとともに、接続プラグ10がUリンク20から離反方向に押圧される。これにより、くさび部30a1が押し込まれるにつれてUリンク20と接続プラグ10とが移動して、両者間の間隔が広がることになる。
このような操作によって、上記構成のコネクタ引抜具30は、Uリンク20を通信装置から誤脱落させることなく、通信装置にUリンク20を接続させた状態で該Uリンク20から接続プラグ10を引き抜くことができる。
また、特に上記実施形態において言及しなかったが、接続プラグ10とコネクタ引抜具30とは、別体に形成されるものに限定されず、一体的に形成されてもよい。
上記実施形態においては、コネクタ引抜具30の押込体30aのくさび部30a1が、カバー30cの一端側の対向壁部30b1に沿って形成されたが、これに限定されない。要は、Uリンク20に接続された接続プラグ10を引き抜く場合に、押込体30aのくさび部30a1が先細りに形成され、Uリンク20と接続プラグ10との間に介挿可能に配置されればよい。
上記実施形態においては、くさび部30a1は、Uリンク20のコネクタ本体20c側の面が、平面状の傾斜面として形成され、接続プラグ10のプラグ本体10a側の面が、傾斜面の端部を支点として該傾斜面と離間する傾斜面と、該傾斜面の基端に連続する曲面とで形成されているが、これに限定されず、例えば、図4(a)に示すように、くさび部30a1のUリンク20側の面及び接続プラグ10側の面を傾斜面のみで形成したり、図4(b)に示すように、Uリンク20側の面及び接続プラグ10側の面の少なくとも何れか一方の面を膨出させるように形成したり(図4(b)では、接続プラグ10側の面が膨出している)、図4(c)に示すように、Uリンク20側の面及び接続プラグ10側の面を共に、曲面に形成したりしてもよい。
要は、くさび部30a1は、Uリンク20側の面と接続プラグ10側の面との間隔が、先端から基端に向けて広くなるように形成されていればよい。
これにより、押圧部30a2に対する押圧力によって、くさび部30a1とコネクタ本体20cとの間、及びくさび部30a1とプラグ本体10aとの間の面圧が生じ、Uリンク20が通信装置側に押圧されるとともに、接続プラグ10がUリンク20から離反方向に押圧されて移動する。
上記実施形態においては、くさび部30a1は、接続プラグ10の電極部10c,10c間に介装されるように形成されているが、これに限定されず、例えば、くさび部30a1は、電極部10c,10c間と電極部10c,10cの両側とに形成されてもよく、また、電極部10c,10cの両側のみに形成されてもよい。
要は、くさび部30a1は、コネクタ本体20cとプラグ本体10aのとの間に介挿可能であればよい。なお、くさび部30a1は、押し込み時にコネクタ本体20cとプラグ本体10aのとの間から外れないように、少なくとも一部が電極部10c,10c間に配置されることが好ましい。
上記実施形態においては、通信装置等の機器に接続されたUリンク20に、ケーブル11に接続された接続プラグ10を接続及び解除する場合の例を挙げたが、これに限定されず、本技術のコネクタ引抜具30を、例えば、電力設備の接続構造における接続及び解除等に利用してもよい。すなわち、Uリンクを用いる各種の保守点検に用いればよい。
10…接続プラグ、10a…プラグ本体、10b…プラグ本体10aの一端側の端面、10c…電極部、10d…プラグ本体10aの他端側の面、11…ケーブル、20…Uリンク(中継コネクタ)、20a…端子部、20b…コネクタ本体20cの一端側の端面、20c…コネクタ本体、20d…コネクタ本体20cの他端側の端面、30…コネクタ引抜具、30a…押込体、30a1…くさび部、30a2…押圧部、30b1,30b2…対向壁部、30c…カバー、30c1…外周壁部、30d…差込口、30e…挿通口、31…挿通用開口、32…逃がし穴、A,B…矢印

Claims (3)

  1. コネクタ本体から突出する端子部が対象となる機器に挿入されて前記機器に接続された中継コネクタから、ケーブルの先端に取り付けられたプラグ本体の端面から突出する電極部が前記コネクタ本体に挿入された接続プラグを引き抜くためのコネクタ引抜具であって、コネクタ本体とプラグ本体との間に介挿可能に先細りに形成されたくさび部を有する押込体を備えていることを特徴とするコネクタ引抜具。
  2. 前記接続プラグの前記プラグ本体を覆うカバーを備え、該カバーは、前記プラグ本体の前記端面と対向し、且つ、前記プラグ本体から突出する電極部が挿通される対向壁部を有し、前記押込体は、前記対向壁部と前記プラグ本体の前記端面との間に、前記くさび部が介挿可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ引抜具。
  3. 前記くさび部は、前記中継コネクタのコネクタ本体側の面が、前記対向壁部に沿った平面で形成され、前記接続プラグのプラグ本体側の面が前記平面の端部を支点として該平面と離間する傾斜面で形成されていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ引抜具。
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