JP2012155591A - 生産計画作成装置及び生産計画作成方法 - Google Patents

生産計画作成装置及び生産計画作成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012155591A
JP2012155591A JP2011015113A JP2011015113A JP2012155591A JP 2012155591 A JP2012155591 A JP 2012155591A JP 2011015113 A JP2011015113 A JP 2011015113A JP 2011015113 A JP2011015113 A JP 2011015113A JP 2012155591 A JP2012155591 A JP 2012155591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charge
evaluation function
slab
provisional
slabs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011015113A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5569413B2 (ja
Inventor
Tatsuya Oshima
達也 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2011015113A priority Critical patent/JP5569413B2/ja
Publication of JP2012155591A publication Critical patent/JP2012155591A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5569413B2 publication Critical patent/JP5569413B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】所定スラブの集約度を考慮した最適なチャージ編成を短時間で決定する。
【解決手段】スラブ抽出部31が、同一チャージで製造可能な複数のスラブを抽出し、暫定チャージ編成部32が、スラブ抽出部31によって抽出された複数のスラブの組み合わせを暫定チャージ編成i(i=1〜n)として複数生成し、評価関数算出部33が、暫定チャージ編成部32によって編成された各暫定チャージiについて、暫定チャージi内に含まれる特徴スラブの量に暫定チャージi毎に付与された固有の係数αiを乗算した値を集約度として算出し、各暫定チャージの集約度の和を評価関数値として算出し、チャージ編成決定部34が、評価関数算出部33によって算出された評価関数値に基づいて同一チャージで製造する複数のスラブの組み合わせを決定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、製鋼プロセスにおけるチャージ編成を決定する生産計画作成装置及び生産計画作成方法に関するものである。
一般に、製鋼プロセスでは、生産効率の向上や納期の遵守を実現するために、寸法,重量,成分,納期等の個々のスラブの製造条件を考慮して取鍋1杯分の溶鋼(以下、チャージと表記)から製造するスラブの組み合わせをチャージ編成として決定する作業を行う必要がある。このような背景から、近年、コンピュータ技術を利用して生産効率の向上や納期の遵守を実現する上で最適なチャージ編成を決定する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−293475号公報
ところで、生産効率の向上や納期の遵守を実現するためには、特定の特徴を有するスラブ(以下、特徴スラブと略記)を同一のチャージ内に集約させることが望ましい。具体的には、脱ガス処理を必要とするスラブと脱ガス処理を必要としないスラブとが同一のチャージ内に含まれている場合、脱ガス処理を必要としないスラブに対しても脱ガス処理が行われることになるために生産効率が低下する。このため、脱ガス処理を必要とするスラブと脱ガス処理を必要としないスラブとは、異なるチャージ内に集約させることが望ましい。
そこで、従来のチャージ編成決定処理では、以下に示す数式(1)を利用して特徴スラブの集約度を表す評価関数F1を算出し、算出された評価関数F1に基づいて特徴スラブの集約度が高くなるようにチャージ編成を決定していた。また、複数のチャージのチャージ編成を同時に決定する場合には、以下に示す数式(2)を利用して複数のチャージ全体における特徴スラブの集約度を表す評価関数F2を算出し、算出された評価関数F2に基づいて複数のチャージ全体における特徴スラブの集約度が高くなるようにチャージ編成を決定していた。
Figure 2012155591
Figure 2012155591
ここで、数式(1)中、パラメータxは、チャージに含まれる特徴スラブの量を示し、パラメータXは、チャージに含まれるスラブの総量を示す。また、数式(2)中、パラメータxi(但し、i=1〜n)は、チャージiに含まれる特徴スラブの量を示し、パラメータXi(但し、i=1〜n)は、チャージiに含まれるスラブの総量を示す。
しかしながら、上述の評価関数F1,F2は線形表現になっていない。すなわち、チャージに含まれるスラブの総量X,Xiはチャージ編成の内容に応じて変化するために、上述の評価関数F1,F2は特徴スラブの量x,xiに対し線形的に変化しない。このため、上述の評価関数F1,2を利用したチャージ編成決定処理では、最適化計算の際に探索効率に優れた線形計画法を利用することができないために、チャージ編成を決定するまでに多くの計算時間を要する。また、特徴スラブの集約がある程度進んだ場合等、最適化計算の過程において特徴スラブを含むチャージのスラブ総量が変化しなくなった場合、評価関数F2の分母の値は変化しなくなる。このため、評価関数F2を利用したチャージ編成決定処理では、特徴スラブをチャージ間で交換することによって集約度をさらに向上できるのにも係わらず評価関数F2の値が変化しないために、より最適なチャージ編成を決定することができないことがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、所定スラブの集約度を考慮した最適なチャージ編成を短時間で決定可能な生産計画作成装置及び生産計画作成方法を提供することにある。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る生産計画作成装置は、同一チャージで製造可能な複数のスラブを抽出するスラブ抽出部と、前記スラブ抽出部によって抽出された複数のスラブの組み合わせを暫定チャージ編成として複数生成する暫定チャージ編成部と、前記暫定チャージ編成部によって編成された各暫定チャージについて、暫定チャージ内に含まれる所定スラブの量に暫定チャージ毎に付与された固有の係数を乗算した値を集約度として算出し、各暫定チャージの集約度の和を評価関数値として算出する評価関数算出部と、前記評価関数算出部によって算出された評価関数値に基づいて同一チャージで製造する複数のスラブの組み合わせを決定するチャージ編成決定部と、を備える。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る生産計画作成方法は、同一チャージで製造可能な複数のスラブを抽出するスラブ抽出ステップと、前記スラブ抽出ステップにおいて抽出された複数のスラブの組み合わせを暫定チャージ編成として複数生成する暫定チャージ編成ステップと、前記暫定チャージ編成ステップにおいて編成された各暫定チャージについて、暫定チャージ内に含まれる所定スラブの量に暫定チャージ毎に付与された固有の係数を乗算した値を集約度として算出し、各暫定チャージの集約度の和を評価関数値として算出する評価関数算出ステップと、前記評価関数算出ステップにおいて算出された評価関数値に基づいて同一チャージで製造する複数のスラブの組み合わせを決定するチャージ編成決定ステップと、を含む。
本発明に係る生産計画作成装置及び生産計画作成方法によれば、所定スラブの集約度を表す評価関数が線形表現となっており、且つ、評価関数の値がチャージ間で所定スラブを交換することによって変化するので、所定スラブの集約度を考慮した最適なチャージ編成を短時間で決定することができる。
図1は、本発明の一実施形態である生産計画作成装置が適用される製鋼プロセスの一例を示す模式図である。 図2は、本発明の一実施形態である生産計画作成装置が適用される生産計画作成システムの構成を示すブロック図である。 図3は、図2に示すチャージ情報DBに格納されるチャージ情報の一例を示す図である。 図4は、図2に示すスラブ情報DBに格納されるスラブ情報の一例を示す図である。 図5は、本発明の一実施形態である生産計画作成処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、スラブ抽出処理、暫定チャージ編成処理、及び評価関数算出処理の一例を示す図である。 図7は、チャージ編成決定処理の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である生産計画作成装置の構成及びその動作について説明する。
〔製鋼プロセス〕
始めに、図1を参照して、本発明の一実施形態である生産計画作成装置が適用される製鋼プロセスについて説明する。図1は、本発明の一実施形態である生産計画作成装置が適用される製鋼プロセスの一例を示す模式図である。
図1に示すように、この製鋼プロセスでは、始めに、転炉1で脱炭された300トン程度の重量の溶鋼が台車2に載置された取鍋3に受鋼される。次に、取鍋3は必要に応じて二次精錬設備4に移動され、取鍋3内の溶鋼に対し脱ガス処理等の二次精錬処理が行われる。二次精錬処理が終了した取鍋3及び二次精錬処理を必要としない取鍋3は、クレーン5等によって台車2から吊り上げられて連続鋳造設備6に搬送される。連続鋳造設備6では、取鍋3の下部に設けられているスライディングノズル3aを介してタンディッシュ7に溶鋼を供給し、タンディッシュ7の下方のスライディングノズル7aの開度を操作することによって、必要な流量の溶鋼をモールド8に連続的に供給して連続鋳造が行われる。モールド8では、溶鋼が所定の幅及び厚さに鋳造され、溶鋼が凝固した後に切断されて15〜30トン程度の重量のスラブ9が製造される。
〔生産計画作成システムの構成〕
次に、図2を参照して、本発明の一実施形態である生産計画作成装置が適用される生産計画作成システムの構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態である生産計画作成装置が適用される生産計画作成システムの構成を示すブロック図である。図3は、図2に示すチャージ情報DB11に格納されるチャージ情報の一例を示す図である。図4は、図2に示すスラブ情報DB12に格納されるスラブ情報の一例を示す図である。
図2に示すように、本発明の一実施形態である生産計画作成システムは、ホストコンピュータ10と、LAN(Local Area Network)等の電気通信回線20を介してホストコンピュータ10に接続された生産計画作成装置30とを備える。ホストコンピュータ10は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置によって構成されている。ホストコンピュータ10は、チャージ情報データベース(DB)11とスラブ情報データベース(DB)12とを備える。ホストコンピュータ10は、生産計画作成装置30から送信される情報取得要求に応じて、電気通信回線20を介してチャージ情報DB11及びスラブ情報DB12内に格納されている情報を生産計画作成装置30に送信する。
チャージ情報DB11は、各チャージの溶鋼の重量制約に関する情報であるチャージ情報を格納している。具体的には、チャージ情報DB11は、図3に示すように、チャージ毎に付与された固有の識別情報(チャージID)と、チャージIDに対応するチャージで鋳込み可能なスラブの総重量の最大値及び最小値とをチャージ情報として関連付けして記憶する。スラブ情報DB12は、各スラブの寸法,成分,重量,納期,脱ガス処理の要否に関する情報をスラブ情報として格納している。具体的には、スラブ情報DB12は、図4に示すように、スラブ毎に付与された固有の識別情報(スラブID)と、スラブIDに対応するスラブの寸法,成分,重量,納期,脱ガス処理の要否に関する情報とをスラブ情報として格納している。
生産計画作成装置30は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置によって構成されている。生産計画作成装置30は、CPU等の内部の演算処理装置が図示しない制御プログラムを実行することによって、スラブ抽出部31,暫定チャージ編成部32,評価関数算出部33,及びチャージ編成決定部34として機能する。これら各部の機能については後述する。生産計画作成装置30は、入力装置40と出力装置41とを備える。入力装置40は、キーボード,マウスポインタ,テンキー等の情報入力装置によって構成され、オペレータが各種情報を生産計画作成装置30に入力する際に操作される。出力装置41は、表示装置や印刷装置等の情報出力装置によって構成され、生産計画作成装置30の各種処理情報を出力する。
〔生産計画作成処理〕
このような構成を有する生産計画作成システムでは、生産計画作成装置30が以下に示す生産計画作成処理を実行することによって、脱ガス処理を必要とするスラブの集約度を考慮した最適なチャージ編成を決定する。以下、図5に示すフローチャートを参照して、生産計画作成処理を実行する際の生産計画作成装置30の動作について説明する。
図5は、本発明の一実施形態である生産計画作成処理の流れを示すフローチャートである。図5に示すフローチャートは、オペレータが、入力装置40を操作することによって生産計画を作成する期間を入力し、生産計画作成処理の実行を指示したタイミングで開始となり、生産計画作成処理はステップS1の処理に進む。
ステップS1の処理では、スラブ抽出部31が、同一チャージで製造可能な複数のスラブのスラブ情報を抽出する。具体的には、スラブ抽出部31は、電気通信回線20を介してホストコンピュータ10に対し生産計画を作成する期間の情報を情報取得要求として送信する。ホストコンピュータ10は、情報取得要求を受信すると、生産計画を作成する期間内に製造されるスラブであって、同一のチャージ内に組み合わせて鋳込み可能なスラブのスラブ情報をスラブ情報DB12から読み出す。また、ホストコンピュータ10は、生産計画を作成する期間内に製造されるチャージのチャージ情報をチャージ情報DB11から読み出す。そして、ホストコンピュータ10は、電気通信回線20を介して読み出されたスラブ情報及びチャージ情報をスラブ抽出部31に送信する。なお、この段階のスラブ情報には、図6(a)に示すように、脱ガス処理を必要とするスラブ(特徴スラブ)のスラブ情報と脱ガス処理を必要としないスラブ(特徴スラブ以外のスラブ)のスラブ情報とが含まれている。これにより、ステップS1の処理は完了し、生産計画作成処理はステップS2の処理に進む。
ステップS2の処理では、暫定チャージ編成部32が、ステップS1の処理によって受信したスラブ情報及びチャージ情報に基づいて、スラブの総重量がチャージの重量制約を満たす範囲内で、スラブ抽出部31によって抽出された複数のスラブの組み合わせを暫定チャージ編成として複数生成する。この処理によって、例えば図6(b)に示すように、複数のチャージCH1〜CH3について、各チャージで製造されるスラブSLの組み合わせが決定される。これにより、ステップS2の処理は完了し、生産計画作成処理はステップS3の処理に進む。
ステップS3の処理では、評価関数算出部33が、ステップS2の処理によって生成された暫定チャージ編成について、以下に示す数式(3)により表される評価関数Fの値を算出する。なお、数式(3)中、パラメータnは暫定チャージ数を示し、パラメータxiは暫定チャージi(i=1〜n)に含まれる特徴スラブの量を示し、パラメータαiは暫定チャージiに付与されたαi>αi+1を満たす固有の係数を示す。具体的には、図6(b)に示すように、暫定チャージCH1の係数α1の値が100、暫定チャージCH2の係数α2の値が80、暫定チャージCH3の係数α3の値が60に設定されている場合であって、各スラブの重量が10トンである場合、評価関数算出部33は、チャージCH1〜CH3の評価関数値を4400(=1×10×100+2×10×80+3×10×60)と算出する。
Figure 2012155591
なお、評価関数Fは上述の数式(3)に限定されることはなく、例えば以下に示す数式(4)のように数式(3)に適当な単価係数Kを乗算した値を評価関数Fとして用いてもよい。また、パラメータαiはαi>αi+1を満たす固有の係数であるとしたが、パラメータαは暫定チャージi間におけるスラブの移動操作が評価関数Fの値に反映されるように暫定チャージi毎に固有の値であればよく、例えばパラメータαiをαi<αi+1を満たす固有の係数としてもよい。これにより、ステップS3の処理は完了し、生産計画作成処理はステップS4の処理に進む。
Figure 2012155591
ステップS4の処理では、チャージ編成決定部34は、ステップS3の処理によって算出された評価関数Fの値に基づいて、最適なチャージ編成を決定する。具体的には、上述の数式(1)に示す評価関数Fを用いる場合、チャージ編成決定部34は、評価関数Fの値が最大になるように暫定チャージを構成するスラブの組み合わせを変更して最適なチャージ編成を決定する。例えば、図7に示すように、暫定チャージCH1に含まれる特徴スラブ以外のスラブSL1と暫定チャージCH3に含まれる特徴スラブSL2とを交換して暫定チャージCH1内において特徴スラブを集約させた場合、評価関数Fの値は5200から5600へと増加する。なお、評価関数Fの算出にあたっては、暫定チャージCH1の係数α1の値を100、暫定チャージCH2の係数α2の値を80、暫定チャージCH3の係数α3の値を60、各スラブの重量を10トンとした。従って、チャージ編成決定部34は、暫定チャージCH1内において特徴スラブを集約させた後のチャージ編成を最適なチャージ編成として決定する。
なお、数式(2)を利用した従来までのチャージ編成決定処理によれば、上述のようにスラブSL1と特徴スラブSL2とを交換したとしても、評価関数F2の値は0.6(={(3×10+2×10+1×10)/40+30+30})のままで変化しない。このため、従来までのチャージ編成決定処理によれば、評価関数F2の値に基づいて暫定チャージCH1内において特徴スラブを集約させた最適なチャージ編成を決定することができない。そして、チャージ編成決定部34は、決定したチャージ編成の情報を出力装置41に出力すると共に、決定したチャージ編成の情報の情報をホストコンピュータ10に送信する。これにより、ステップS4の処理は完了し、一連の生産計画作成処理は終了する。
以上の説明から明らかなように、本発明の一実施形態である生産計画作成処理によれば、スラブ抽出部31が、同一チャージで製造可能な複数のスラブを抽出し、暫定チャージ編成部32が、スラブ抽出部31によって抽出された複数のスラブの組み合わせを暫定チャージ編成i(i=1〜n)として複数生成し、評価関数算出部33が、暫定チャージ編成部32によって編成された各暫定チャージiについて、暫定チャージi内に含まれる特徴スラブの量に暫定チャージi毎に付与された固有の係数αiを乗算した値を集約度として算出し、各暫定チャージの集約度の和を評価関数値として算出し、チャージ編成決定部34が、評価関数算出部33によって算出された評価関数値に基づいて同一チャージで製造する複数のスラブの組み合わせを決定する。このような構成によれば、特徴スラブの集約度を表す評価関数が線形表現となっており、且つ、評価関数の値がチャージ間で特徴スラブを交換することによって変化するので、特徴スラブの集約度を考慮した最適なチャージ編成を短時間で決定することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。例えば、本実施形態では、脱ガス処理を必要とするスラブを特徴スラブとして、脱ガス処理を必要とするスラブの集約度が向上するようにチャージ編成を決定したが、本発明は本実施形態に限定されることはなく、脱ガス処理以外の二次精錬処理を必要とするスラブや、成分,寸法,納期等の製造条件が類似するスラブを特徴スラブとしてチャージ編成を決定するようにしてもよい。このように、本実施形態に基づいて当業者などによりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術などは全て本発明の範疇に含まれる。
1 転炉
2 台車
3 取鍋
3a スライディングノズル
4 二次精錬設備
5 クレーン
6 連続鋳造設備
7 タンディッシュ
7a スライディングノズル
8 モールド
9 スラブ
10 ホストコンピュータ
11 チャージ情報データベース(DB)
12 スラブ情報データベース(DB)
20 電気通信回線
30 生産計画作成装置
31 スラブ抽出部
32 暫定チャージ編成部
33 評価関数算出部
34 チャージ編成決定部
40 入力装置
41 出力装置

Claims (4)

  1. 同一チャージで製造可能な複数のスラブを抽出するスラブ抽出部と、
    前記スラブ抽出部によって抽出された複数のスラブの組み合わせを暫定チャージ編成として複数生成する暫定チャージ編成部と、
    前記暫定チャージ編成部によって編成された各暫定チャージについて、暫定チャージ内に含まれる所定スラブの量に暫定チャージ毎に付与された固有の係数を乗算した値を集約度として算出し、各暫定チャージの集約度の和を評価関数値として算出する評価関数算出部と、
    前記評価関数算出部によって算出された評価関数値に基づいて同一チャージで製造する複数のスラブの組み合わせを決定するチャージ編成決定部と、
    を備えることを特徴とする生産計画作成装置。
  2. 前記評価関数算出部は、以下に示す数式(1)により表される評価関数Fの値を前記評価関数値として算出することを特徴とする請求項1に記載の生産計画作成装置。
    Figure 2012155591
    但し、パラメータnは暫定チャージ数を示し、パラメータxiは暫定チャージi(i=1〜n)に含まれる所定スラブの量を示し、パラメータαiは暫定チャージiに付与されたαi>αi+1満たす係数を示す。
  3. 前記所定スラブは、脱ガス処理を必要とするスラブであることを特徴とする請求項1又は2に記載の生産計画作成装置。
  4. 同一チャージで製造可能な複数のスラブを抽出するスラブ抽出ステップと、
    前記スラブ抽出ステップにおいて抽出された複数のスラブの組み合わせを暫定チャージ編成として複数生成する暫定チャージ編成ステップと、
    前記暫定チャージ編成ステップにおいて編成された各暫定チャージについて、暫定チャージ内に含まれる所定スラブの量に暫定チャージ毎に付与された固有の係数を乗算した値を集約度として算出し、各暫定チャージの集約度の和を評価関数値として算出する評価関数算出ステップと、
    前記評価関数算出ステップにおいて算出された評価関数値に基づいて同一チャージで製造する複数のスラブの組み合わせを決定するチャージ編成決定ステップと、
    を含むことを特徴とする生産計画作成方法。



JP2011015113A 2011-01-27 2011-01-27 生産計画作成装置及び生産計画作成方法 Expired - Fee Related JP5569413B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011015113A JP5569413B2 (ja) 2011-01-27 2011-01-27 生産計画作成装置及び生産計画作成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011015113A JP5569413B2 (ja) 2011-01-27 2011-01-27 生産計画作成装置及び生産計画作成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012155591A true JP2012155591A (ja) 2012-08-16
JP5569413B2 JP5569413B2 (ja) 2014-08-13

Family

ID=46837236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011015113A Expired - Fee Related JP5569413B2 (ja) 2011-01-27 2011-01-27 生産計画作成装置及び生産計画作成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5569413B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014044516A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Kobe Steel Ltd 生産スケジュールの変更支援システム
JP2018185748A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 日立金属株式会社 溶鋼生産管理装置、溶鋼生産管理方法および溶鋼生産管理システム
JP2019098350A (ja) * 2017-11-29 2019-06-24 日本製鉄株式会社 計画作成装置、計画作成方法、およびプログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7364892B2 (ja) 2020-01-09 2023-10-19 日本製鉄株式会社 製造スケジュール決定装置、製造スケジュール決定方法およびプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60251211A (ja) * 1984-05-25 1985-12-11 Sumitomo Metal Ind Ltd チヤージ編成方法及び装置
JP2001287024A (ja) * 2000-03-30 2001-10-16 Sumitomo Metal Ind Ltd チャージ編成方法、チャージ編成装置及び記録媒体
JP2005216075A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Jfe Steel Kk 出鋼ロット編成システム、編成方法及びプログラム
JP2007094624A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Jfe Steel Kk スラブ設計方法および装置
JP2008112212A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Nippon Steel Corp 製造ロット集約支援システム、製造ロット集約支援方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60251211A (ja) * 1984-05-25 1985-12-11 Sumitomo Metal Ind Ltd チヤージ編成方法及び装置
JP2001287024A (ja) * 2000-03-30 2001-10-16 Sumitomo Metal Ind Ltd チャージ編成方法、チャージ編成装置及び記録媒体
JP2005216075A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Jfe Steel Kk 出鋼ロット編成システム、編成方法及びプログラム
JP2007094624A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Jfe Steel Kk スラブ設計方法および装置
JP2008112212A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Nippon Steel Corp 製造ロット集約支援システム、製造ロット集約支援方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CSNG200400539002; 平林 隆一: '構造のある混合整数計画問題と特殊鋼生産計画への応用' 日本経営工学会誌 第33巻 第1号, 19820415, 第15-23頁, 社団法人日本経営工学会 *
JPN6014021690; 平林 隆一: '構造のある混合整数計画問題と特殊鋼生産計画への応用' 日本経営工学会誌 第33巻 第1号, 19820415, 第15-23頁, 社団法人日本経営工学会 *

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014044516A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Kobe Steel Ltd 生産スケジュールの変更支援システム
JP2018185748A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 日立金属株式会社 溶鋼生産管理装置、溶鋼生産管理方法および溶鋼生産管理システム
JP7003438B2 (ja) 2017-04-27 2022-01-20 日立金属株式会社 溶鋼生産管理装置、溶鋼生産管理方法および溶鋼生産管理システム
JP2019098350A (ja) * 2017-11-29 2019-06-24 日本製鉄株式会社 計画作成装置、計画作成方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5569413B2 (ja) 2014-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Long et al. Scheduling a realistic hybrid flow shop with stage skipping and adjustable processing time in steel plants
JP5569413B2 (ja) 生産計画作成装置及び生産計画作成方法
JP5786724B2 (ja) 製鋼プロセスの操業スケジュール作成方法、製鋼プロセスの操業スケジュール作成システム、製鋼プロセスの操業方法、及び鋼材の製造方法
JP2008293475A (ja) 出鋼枠配置計画立案装置、方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP5928521B2 (ja) キャスト編成方法およびキャスト編成装置
JP2018101389A (ja) 計画作成装置、計画作成方法、およびプログラム
CN103984324B (zh) 一种基于启发式算法簇的炼钢连铸动态调度方法
JP2012057195A (ja) 溶鋼温度管理方法、装置及びプログラム
KR20200035550A (ko) 인공신경망 기법을 활용한 전로 출강 온도 예측 방법
JP6642273B2 (ja) 計画作成装置、計画作成方法、およびプログラム
CN108588323B (zh) 一种炼钢连铸工业过程优化控制方法
JP2011257803A (ja) 生産管理システムおよび生産管理方法
JP2012133633A (ja) 生産計画作成装置
JP5652069B2 (ja) 最適チャ−ジ編成装置及び最適チャージ編成方法
JP6904157B2 (ja) 操業スケジュール作成方法、装置及びプログラム
JP4492332B2 (ja) キャスト編成装置及びキャスト編成方法
JP2007257050A (ja) ロット計画立案方法,ロット計画立案装置,及びコンピュータプログラム
JP2011204032A (ja) 溶鋼鍋の稼働負荷推定方法及び稼働負荷推定装置
Liu et al. Steel-making and continuous/ingot casting scheduling of mixed charging plan based on batch splitting policy
JP2007122127A (ja) 鉄鋼製品の生産計画装置及び方法
JP6477309B2 (ja) 製鋼生産スケジュール作成装置、製鋼生産スケジュール作成方法、操業方法、及び製鋼製品の製造方法
JP7156024B2 (ja) 計画作成装置、計画作成方法、及びプログラム
JP2019098350A (ja) 計画作成装置、計画作成方法、およびプログラム
JP2007206980A (ja) ロット計画立案方法、ロット計画立案装置、及びコンピュータプログラム
JP7003438B2 (ja) 溶鋼生産管理装置、溶鋼生産管理方法および溶鋼生産管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140527

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5569413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees