JP2001287024A - チャージ編成方法、チャージ編成装置及び記録媒体 - Google Patents

チャージ編成方法、チャージ編成装置及び記録媒体

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JP2001287024A
JP2001287024A JP2000095775A JP2000095775A JP2001287024A JP 2001287024 A JP2001287024 A JP 2001287024A JP 2000095775 A JP2000095775 A JP 2000095775A JP 2000095775 A JP2000095775 A JP 2000095775A JP 2001287024 A JP2001287024 A JP 2001287024A
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JP2000095775A
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Makoto Konishi
真 小西
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 余剰スラブの発生を低減することができ、納
期の遅延を可及的に防止することができ、また圧延作業
効率を向上させることができるチャージ編成方法、その
実施に使用する装置、及びそのコンピュータプログラム
が記録してあるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を
提供する。 【解決手段】 コンピュータ1は選択した各グループか
ら適宜のグループを選出し、選出した編成対象グループ
に含まれる複数の設計スラブを圧延幅のランクが大きい
コードの順にソートしてソート情報を得る。コンピュー
タ1は、ソート情報から抽出していない先頭の設計スラ
ブ、即ち圧延幅の寸法がより大きいものを抽出し、抽出
した設計スラブを、トライのトップ側からボトム側へ向
かって順に割り付け、既に割り付けた設計スラブとの総
重量を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄鋼業における精
錬単位であるチャージを編成する方法、及びその実施に
使用する装置、並びにチャージを編成するためのコンピ
ュータプログラムが記録してあるコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉から出銑された溶湯は転炉等を用い
てバッチ式に精錬された後、連続鋳造機に供給され、そ
こで連続的に鋳込まれて得られた複数のスラブは、圧延
機によって圧延される。注文を満足するスラブを鋳造す
るために、各注文に応じた重量及びサイズのスラブをそ
れぞれ設計し、得られた各設計スラブを複数のチャージ
に編成している。チャージが編成された場合、各チャー
ジ別に精錬を順次行い、予め定めたチャージ数の溶湯が
1トライとして連続鋳造機に供給される。
【0003】そのようなチャージを編成するために、特
開平 5−285501号公報には次のような方法が開示されて
いる。即ち、複数の設計スラブを材質が共通する複数の
グループに区分し、得られた各グループに含まれる複数
の設計スラブを各設計スラブの幅の順に整列する。この
とき、連続鋳造機に設けてある鋳型の幅の変更操作を容
易にすべく、設計スラブの幅が大きいものほどトライの
ボトム側に配置する。
【0004】整列した設計スラブを予め定めたチャージ
重量範囲を満足するように複数のチャージに分割し、チ
ャージの境界を基準に、各チャージを複数の領域に区分
し、それぞれの区分に品質のランク付けを行う。各設計
スラブには予め品質ランクが設定してあり、各区分にそ
のランク幅を満足する設計スラブを割り付ける。なお、
各区分の品質ランクを満足する設計スラブが無い場合、
流用可能な他の材質で当該区分の幅を満足する設計ユニ
ットが存在するか否かを判断し、それが存在する場合、
当該設計ユニットを割り付け、それが存在しない場合、
余剰スラブを割り付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−285501号公報に開示された方法では、流用可能な他
の材質で当該区分の幅を満足する設計ユニットが存在し
ない場合、余剰スラブを割り付けるため、余剰スラブが
比較的多く発生するという問題があった。また、チャー
ジを編成する場合、設計スラブに係る注文の納期が考慮
されていないため、納期の遅延が頻発するという問題が
あった。更に、圧延機による作業手順が考慮されていな
いため、圧延作業の効率が低いという問題もあった。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、余剰スラブの発生
を低減することができ、納期の遅延を可及的に防止する
ことができ、また圧延作業効率を向上させることができ
るチャージ編成方法、及びその実施に使用する装置、並
びにチャージを編成するコンピュータプログラムが記録
してあるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るチャージ
編成方法は、精錬装置で間欠的に精錬する各チャージ
に、複数の被鋳造物に係る重量を含む被鋳造物情報をそ
れぞれ割り付ける場合、予め設定した条件によって各被
鋳造物情報を複数のグループに類別し、類別したグルー
プ別に、所定の重量になるように被鋳造物情報を割り付
けることによってチャージを編成する方法において、各
グループで編成するチャージ数を設定し、前記各グルー
プに属する各被鋳造物情報に含まれる総重量を算出し、
算出した総重量と前記精錬装置に応じて予め定めた基準
重量とを比較し、基準重量以上の総重量であったグルー
プを選択し、選択したグループ別にチャージを編成する
に際して、設定したチャージ数に達するまで、チャージ
への被鋳造物情報の割り付けを行うことを特徴とする。
【0008】第2発明に係るチャージ編成方法は、第1
発明において、前記各被鋳造物情報は予定からの遅れの
有無を含んでおり、選択されなかったグループ別に、当
該グループに属する被鋳造物の内、予定からの遅れが有
る被鋳造物情報に含まれる総重量をそれぞれ算出し、算
出した総重量と前記被鋳造物を鋳造する鋳造装置に応じ
て予め定めた閾重量とを比較し、閾重量以上であった総
重量のグループを更に選択し、選択したグループ別にチ
ャージを編成するに際して、設定したチャージ数に拘わ
らず、当該グループに属する被鋳造物情報を全て割り付
けた場合、チャージへの被鋳造物情報の割り付けを終了
し、チャージに割り付けた被鋳造物情報に含まれる総重
量が所定の重量に満たない場合、当該チャージに余剰を
割り付けることを特徴とする。
【0009】第3発明に係るチャージ編成方法は、第1
又は第2発明において、前記各被鋳造物情報は被鋳造物
を圧延する圧延幅寸法を含んでおり、前記鋳造装置の1
回の鋳造で鋳造装置に順次供給する複数のチャージのチ
ャージ数を定め、選択したグループに属する各被鋳造物
情報を被鋳造物情報に含まれる圧延幅寸法が大きい順に
ソートし、先頭の被鋳造物情報から順に、前記チャージ
数の先頭のチャージから末尾のチャージへ割り付けるこ
とを特徴とする。
【0010】第4発明に係るチャージ編成方法は、第3
発明において、余剰が割り付けられたチャージが複数存
在する場合、複数のチャージを統合し、統合したチャー
ジに属する各被鋳造物情報を、被鋳造物情報に含まれる
圧延幅寸法の順にソートすることを特徴とする。
【0011】第5発明に係るチャージ編成装置は、精錬
装置で間欠的に精錬する各チャージに、複数の被鋳造物
に係る重量を含む被鋳造物情報をそれぞれ割り付ける場
合、予め設定した条件によって各被鋳造物情報を複数の
グループに類別する手段と、類別したグループ別に、所
定の重量になるように被鋳造物情報を割り付ける割付手
段とを備えるチャージ編成装置において、各グループで
編成するチャージ数を記憶する手段と、前記各グループ
に属する各被鋳造物情報に含まれる総重量を算出する手
段と、算出した総重量と前記精錬装置に応じて予め設定
された基準重量とを比較する手段と、基準重量以上の総
重量であったグループを選択する手段とを備え、前記割
付手段は、選択したグループ別にチャージを編成するに
際して、記憶したチャージ数に達するまで、チャージへ
の被鋳造物情報の割り付けを行うようになしてあること
を特徴とする。
【0012】第6発明に係るチャージ編成装置は、第5
発明において、前記各被鋳造物情報は予定からの遅れの
有無を含んでおり、選択されなかったグループ別に、当
該グループに属する被鋳造物の内、予定からの遅れが有
る被鋳造物情報に含まれる総重量をそれぞれ算出する手
段と、算出した総重量と前記被鋳造物を鋳造する鋳造装
置に応じて予め設定された閾重量とを比較する手段と、
閾重量以上であった総重量のグループを選択する手段と
を備え、前記割付手段は、選択したグループ別にチャー
ジを編成するに際して、記憶したチャージ数に拘わら
ず、当該グループに属する被鋳造物情報を全て割り付け
た場合、チャージへの被鋳造物情報の割り付けを終了す
るようになしてあり、チャージに割り付けた被鋳造物情
報に含まれる総重量が所定の重量に満たない場合、当該
チャージに余剰を割り付ける手段を具備することを特徴
とする。
【0013】第7発明に係るチャージ編成装置は、第5
又は第6発明において、前記各被鋳造物情報は被鋳造物
を圧延する圧延幅寸法を含んでおり、前記鋳造装置の1
回の鋳造で鋳造装置に順次供給する複数のチャージのチ
ャージ数を記憶する手段を備え、前記割付手段は、選択
したグループに属する各被鋳造物情報を、鋳造装置に供
給する先頭のチャージから末尾のチャージへ、被鋳造物
情報に含まれる圧延幅寸法が大きい順にソートする手段
を具備することを特徴とする。
【0014】第8発明に係るチャージ編成装置は、第7
発明において、余剰が割り付けられたチャージが複数存
在する場合、複数のチャージを統合する手段と、統合し
たチャージに属する各被鋳造物情報を、被鋳造物情報に
含まれる圧延幅寸法の順にソートする手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0015】第9発明に係る記録媒体は、コンピュータ
に、精錬装置で間欠的に精錬する各チャージに、複数の
被鋳造物に係る重量を含む被鋳造物情報をそれぞれ割り
付けさせる場合、予め設定した条件によって各被鋳造物
情報を複数のグループに類別させるプログラムコード手
段と、前記コンピュータに、類別された各グループ別
に、所定の重量になるように被鋳造物情報を割り付けさ
せる割付プログラムコード手段と、前記コンピュータ
に、各グループで編成するチャージ数を記憶させるプロ
グラムコード手段と、前記コンピュータに、前記各グル
ープに属する各被鋳造物情報に含まれる総重量を算出さ
せるプログラムコード手段と、前記コンピュータに、算
出された総重量と前記精錬装置に応じて予め設定された
基準重量とを比較させるプログラムコード手段と、前記
コンピュータに、基準重量以上の総重量であったグルー
プを選択させるプログラムコード手段とを含み、前記割
付プログラムコード手段は、前記コンピュータに、選択
されたグループ別にチャージを編成するに際して、記憶
されたチャージ数に達するまで、チャージへの被鋳造物
情報の割り付けを行わせるようになしてあるコンピュー
タプログラムが記録してあることを特徴とする。
【0016】第10発明に係る記録媒体は、第9発明に
おいて、前記各被鋳造物情報は予定からの遅れの有無を
含んでおり、前記コンピュータに、選択されなかったグ
ループ別に、当該グループに属する被鋳造物の内、予定
からの遅れが有る被鋳造物情報に含まれる総重量をそれ
ぞれ算出させるプログラムコード手段と、前記コンピュ
ータに、算出された総重量と前記被鋳造物を鋳造する鋳
造装置に応じて予め設定された閾重量とを比較させるプ
ログラムコード手段と、前記コンピュータに、閾重量以
上であった総重量のグループを選択させるプログラムコ
ード手段とを含み、前記割付プログラムコード手段は、
前記コンピュータに、選択されたグループ別にチャージ
を編成するに際して、記憶されたチャージ数に拘わら
ず、当該グループに属する被鋳造物情報を全て割り付け
た場合、チャージへの被鋳造物情報の割り付けを終了す
るようになしてあり、前記コンピュータに、チャージに
割り付けた被鋳造物情報に含まれる総重量が所定の重量
に満たない場合、当該チャージに余剰を割り付けさせる
プログラムコード手段を有するコンピュータプログラム
が記録してあることを特徴とする。
【0017】第11発明に係る記録媒体は、第9又は第
10発明において、前記各被鋳造物情報は被鋳造物を圧
延する圧延幅寸法を含んでおり、前記コンピュータに、
前記鋳造装置の1回の鋳造で鋳造装置に順次供給する複
数のチャージのチャージ数を記憶させるプログラムコー
ド手段を含み、前記割付プログラムコード手段は、前記
コンピュータに、選択されたグループに属する各被鋳造
物情報を、鋳造装置に供給する先頭のチャージから末尾
のチャージへ、被鋳造物情報に含まれる圧延幅寸法が大
きい順にソートさせるプログラムコード手段を有するコ
ンピュータプログラムが記録してあることを特徴とす
る。
【0018】第12発明に係る記録媒体は、第11発明
において、前記コンピュータに、余剰が割り付けられた
チャージが複数存在する場合、複数のチャージを統合さ
せるプログラムコード手段と、前記コンピュータに、統
合されたチャージに属する各被鋳造物情報を、被鋳造物
情報に含まれる圧延幅寸法の順にソートさせるプログラ
ムコード手段とを含むコンピュータプログラムが記録し
てあることを特徴とする。
【0019】第1、第5及び第9発明にあっては、例え
ば、精錬装置で精錬する溶湯の平均重量を基準重量とし
て定めておく一方、各グループで編成するチャージ数を
設定する。このチャージ数として、例えば、基準重量内
で全てのチャージが編成する値を設定する。そして、各
グループに属する各被鋳造物情報に含まれる総重量を算
出し、算出して得られた総重量が基準重量以上であった
グループを選択し、設定したチャージ数に達するまで、
チャージへの被鋳造物情報の割り付けを行う。
【0020】このように、基準重量に満たないグループ
はチャージ編成の対象から外し、選択したグループにつ
いて、設定したチャージ数に達した場合、チャージの編
成を終了するため、余剰の発生を可及的に抑制すること
ができる。
【0021】第2、第6及び第10発明にあっては、前
記各被鋳造物情報は予定からの遅れの有無を含んでお
り、選択されなかったグループについて、遅れが有る被
鋳造物情報を比較的多く含むグループについて、被鋳造
物を鋳造する鋳造装置に応じて予め定めた閾重量を用い
て、次のようにしてチャージ編成を行う。なお、閾重量
として、例えば、連続鋳造機で鋳造される平均鋳片重量
を定めておく。
【0022】即ち、選択されなかったグループ別に、当
該グループに属する被鋳造物の内、予定からの遅れが有
る被鋳造物情報に含まれる総重量をそれぞれ算出し、算
出して得られた総重量が前記閾重量以上であったグルー
プを選択する。選択したグループ別にチャージを編成す
るに際して、前記チャージ数に達するまで、又は、前記
チャージ数に達せずとも、当該グループに属する被鋳造
物情報を全て割り付けるまで、チャージへの被鋳造物情
報の割り付けを行う。そして、チャージに割り付けた被
鋳造物情報に含まれる総重量が所定の重量に満たない場
合、当該チャージに余剰を割り付ける。これによって、
余剰スラブの発生を低減することができると共に、納期
の遅延を可及的に防止することができる。
【0023】第3、第7及び第11発明にあっては、被
鋳造物情報は被鋳造物を圧延する圧延幅寸法を含んでお
り、選択したグループに属する各被鋳造物情報を被鋳造
物情報に含まれる圧延幅寸法が大きい順にソートし、先
頭の被鋳造物情報から順に、鋳造装置の1回の鋳造で鋳
造装置に順次供給する所定チャージ数の先頭のチャージ
から末尾のチャージへ割り付ける。
【0024】鋳造装置によって鋳造された各被鋳造物
は、鋳造された順に圧延装置に供給され、そこで予め定
められた圧延幅寸法に圧延される。圧延装置に配設して
ある圧延ロールは、被鋳造物を圧延する都度、被鋳造物
との接触部分が磨耗しており、この接触部分と被圧延物
と接触していない部分との境界に僅かな段差が形成され
る。従って、圧延幅寸法が小さい被鋳造物を圧延した
後、圧延幅寸法が大きい被鋳造物を圧延した場合、前述
した圧延ロールに生じる段差によって、後者の被鋳造物
の表面に欠陥が発生する虞がある。
【0025】これを回避するためには、圧延ロールを頻
繁に取り替える必要があり、圧延作業効率が低い。しか
し、本発明にあっては、圧延装置には、圧延幅寸法が大
きい順に被鋳造物が供給されるため、圧延ロールを頻繁
に取り替えなくても、被鋳造物の表面に欠陥が発生する
ことが回避することができ、圧延作業効率が向上する。
【0026】第4、第8及び第12発明にあっては、余
剰が割り付けられたチャージが複数存在する場合、複数
のチャージに割り付けた被鋳造物情報を結合し、余剰を
削除するチャージの統合を行う。そして、統合したチャ
ージに属する各被鋳造物情報を、被鋳造物情報に含まれ
る圧延幅寸法の順にソートする。これによって、高い圧
延作業効率を維持しつつ、余剰を削減することができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係るチャ
ージ編成装置の要部構成を示す模式図であり、図中、3
は複数の注文情報に基づいて設計した設計スラブの情報
が登録してある設計スラブ情報データベースであり、1
は、前記設計スラブ情報データベース3に登録してある
複数の設計スラブ情報に基づいてチャージを編成するコ
ンピュータである。コンピュータ1には、コンパクトデ
ィスク又はフレキシブルディスク等の記録媒体RMからそ
こに記録してあるチャージ編成のコンピュータプログラ
ムがロードしてある。
【0028】図8は図1に示した設計スラブ情報データ
ベース3に登録してある設計スラブ情報の一例を示す図
表である。図8に示した如く、設計スラブ情報として、
複数の設計スラブの番号別に、当該設計スラブを最も廉
価に製造することができる基準材質及び当該設計スラブ
の厚さ,幅、並びに下工程の仕様として圧延機で圧延す
べき目標幅である圧延幅のランク、後述するH/C区分
等を含む情報、また、前記基準材質以外に適用可能な適
用可能材質、設計スラブの1本当たりの重量である単
重、設計スラブの本数、及び遅れが有る場合はその本数
等の情報がそれぞれ登録してある。なお、遅れの有無
は、対応する注文の納期から逆算して定めた設計スラブ
の予定鋳造日を過ぎている場合は遅れ有りとしてあり、
設計スラブの予定鋳造日前である場合は遅れ無しとして
ある。
【0029】図2及び図3は、図1に示したコンピュー
タ1によるチャージ編成手順を示すフローチャートであ
る。コンピュータ1は、設計スラブ情報データベース3
からそこに登録してある設計スラブ情報を読み込み(ス
テップS1)、それを記憶する。コンピュータ1には、
記憶した設計スラブ情報に含まれる複数の設計スラブを
グループ化すべく、前述した設計スラブ情報の内の幾つ
かについて集約条件が予め設定してあり、コンピュータ
1は、複数の設計スラブを設定された集約条件、例え
ば、設計スラブの材質、連続圧延機の設けてある鋳型の
サイズ、下工程仕様が共通する複数のグループにグルー
プ化し(ステップS2)、図9に示した如く、各グルー
プに通し番号を与える。
【0030】コンピュータ1は、各グループに含まれる
設計スラブの総重量、及び遅れ有りの設計スラブの総重
量をそれぞれ計算する(ステップS3,S4)。コンピ
ュータ1は、各グループに含まれる設計スラブの総重量
と予め設定してある基準重量とを比較し(ステップS
5)、設計スラブの総重量が基準重量以上であるグルー
プを選択し(ステップS6)、他のグループは選択しな
い(ステップS7)。ここで、基準重量として、例えば
チャージ編成された実績総重量の平均値を用いる。
【0031】図10は各グループに含まれる設計スラブの
総重量、及び遅れが有りの設計スラブの総重量である遅
れ設計スラブ総重量の計算結果例を示す図表である。本
例において、基準重量が280tである場合、第1及び
第3グループがチャージ編成の対象として選択される。
【0032】更に、コンピュータ1は、ステップS7で
選択されなかったグループについて、当該グループの遅
れ設計スラブ総重量と予め設定してある閾重量とを比較
し(ステップS8)、遅れ設計スラブ総重量が閾重量以
上であるグループを選択し(ステップS9)、他のグル
ープは選択しない(ステップS10)。閾重量として、例
えば連続鋳造機で鋳造される平均スラブ重量が用いら
れ、これによって納期遅延の発生を可及的に防止するこ
とができる。閾重量に30tを設定した場合、図10中の
第2グループが更にチャージ編成対象として選択され
る。
【0033】コンピュータ1は、ステップS6及びステ
ップS9で選択した各グループ別に、当該グループに含
まれる遅れ設計スラブの内、その総重量が最も大きい遅
れ設計スラブの基準材質を鋳込み予定の核材質と定める
(ステップS20)。そして、コンピュータ1は、選択し
た各グループ別に、各設計スラブをチャージに割り付け
る部分チャージ編成を次のように実施する(ステップS
30)。
【0034】図4及び図5は部分チャージ編成の手順を
示すフローチャートである。コンピュータ1には、編成
対象のトライ数、及び各トライに編成されるチャージ数
が予め設定してあり、また、各チャージの重量が、トラ
イのトップからボトムへ順に定めてある。コンピュータ
1は、編成していないグループが存在するか否かを判断
し(ステップS31)、それが存在する場合、ステップS
6及びステップS9で選択した各グループから適宜のグ
ループを選出し(ステップS32)、選出したグループを
編成対象グループとする。
【0035】図11は編成対象のグループに含まれる設計
スラブ情報の一部を示す図表である。図11に示した如
く、編成対象グループに属する複数の設計スラブそれぞ
れに、そのスラブが圧延される圧延幅として、複数のラ
ンクの内の対応するランクのコードA,B,C,…(例
えば、コードAに係る圧延幅>コードBに係る圧延幅>
コードCに係る圧延幅>…)が設定してある。
【0036】コンピュータ1は、編成対象グループにつ
いて予め設定された数のトライナンバ及びチャージナン
バを生成する(ステップS33,S34)。コンピュータ1
は、編成対象グループに含まれる複数の設計スラブを圧
延幅のランクが大きいコードの順にソートして(ステッ
プS35)、図12に示した如き、ソート情報を得る。
【0037】コンピュータ1は、前記ソート情報から抽
出していない設計スラブが存在するか否かを判断し(ス
テップS36)、それが存在する場合、抽出していない先
頭の設計スラブ、即ち圧延幅の寸法がより大きいものを
抽出し(ステップS37)、抽出した設計スラブを、図13
に示した如く、トライのトップ側からボトム側へ向かっ
て順に割り付け(ステップS38)、既に割り付けた設計
スラブとの総重量を算出する(ステップS39)。コンピ
ュータ1は、得られた設計スラブの総重量が、予め設定
されたチャージの重量に達したか否かを判断し(ステッ
プS40)、それに達していない場合、ステップS36へ戻
り、再び、抽出していない設計スラブが存在するか否か
を判断する。コンピュータ1は、抽出していない設計ス
ラブが存在する場合、ステップS40で、予め設定された
チャージ重量に達したと判断するまで、ステップS36〜
ステップS40までの操作を繰り返す。
【0038】コンピュータ1は、ステップS40で予め設
定されたチャージ重量に達したと判断した場合、1チャ
ージが編成されたとして、既にチャージ重量に達した他
のチャージとの総数を計算し(ステップS41)、得られ
たチャージ総数が予め設定されたチャージ数に達したか
否かを判断する(ステップS42)。コンピュータ1は、
所定チャージ数に達していないと判断した場合、次チャ
ージを編成すべく、ステップS36へ戻って、再び、抽出
していない設計スラブが存在するか否かを判断する。
【0039】一方、コンピュータ1は、所定チャージ数
に達したと判断した場合、1トライ分のチャージが編成
されたとして、既に所定チャージ数に達した他のトライ
との総数を計算し(ステップS43)、得られたトライ総
数が予め設定されたトライ数に達したか否かを判断する
(ステップS44)。コンピュータ1は、所定トライ数に
達していないと判断した場合、次トライに係るチャージ
を編成すべく、ステップS36へ戻って、再び、抽出して
いない設計スラブが存在するか否かを判断する。
【0040】コンピュータ1は、ステップS40で予め設
定されたチャージ重量に達していないと判断してステッ
プS36へ戻り、抽出していない設計スラブが存在しない
と判断した場合、若しくは、ステップS42で、所定チャ
ージ数に達していないと判断してステップS36へ戻り、
抽出していない設計スラブが存在しないと判断した場
合、又は、ステップS44で所定トライ数に達していない
と判断してステップS36へ戻り、抽出していない設計ス
ラブが存在しないと判断した場合、ステップS45へ移っ
て、当該チャージに余剰を割り付けるか否かを判断し
(ステップS45)、余剰を割り付けると判断した場合、
既に割り付けた設計スラブの総重量と当該チャージ重量
との差分の重量の余剰を割り付けた(ステップS46)
後、ステップS31へ戻る。
【0041】一方、コンピュータ1は、ステップS44で
所定トライ数に達したと判断した場合、ステップS31へ
戻って、編成していないグループが存在するか否かを判
断し、それが存在しないと判断するまで、ステップS31
〜ステップS46までの操作を繰り返す。
【0042】コンピュータ1は、このようにして、全て
のグループに係る部分チャージ編成を終了した場合、余
剰を含む複数のチャージを統合すべく、次のようなチャ
ージ統合処理を実行する(ステップS60)。
【0043】図6及び図7はチャージ統合処理の手順を
示すフローチャートである。コンピュータ1は、部分編
成された各チャージに余剰が割り付けられたものが存在
するか否かを判断する(ステップS61)。コンピュータ
1は、それが存在する場合、余剰が割り付けられた全て
のチャージを抽出し(ステップS62)、抽出した各チャ
ージからなる母集合を設定する(ステップS63)。コン
ピュータ1は、母集合に複数のチャージが存在するか否
かを判断し(ステップS64)、複数存在しない場合、ス
テップS90へ移る。
【0044】コンピュータ1には、図14に示した如く、
材質を除く複数の項目並びに複数の統合組み合わせ及び
各統合組み合わせの優先順が登録してある条件緩和テー
ブルが予め設定してある。コンピュータ1は、ステップ
S64で複数のチャージが存在すると判断した場合、条件
緩和テーブルに設定してある複数の統合組み合わせから
選択していない統合組み合わせが存在するか否かを判断
し(ステップS65)、それが存在する場合、より優先順
が高い統合組み合わせを選択する(ステップS66)。
【0045】コンピュータ1は、母集合の各チャージの
内、ステップS66で選択した統合組み合わせの項目が含
まれるチャージを選出して、部分集合とする(ステップ
S67,S68)。コンピュータ1は、部分集合から選出し
ていない組み合わせのチャージが存在するか否かを判断
し(ステップS69)、それが存在する場合、統合する2
つのチャージを選出する(ステップS70)。コンピュー
タ1は、選出した両チャージが統合可能であるか否かを
判断し(ステップS71)、統合可能でない場合、ステッ
プS69へ戻る。両チャージが統合可能であるか否かは、
両チャージに割り付けてある設計スラブの総重量が予め
設定されたチャージの重量以下である場合、統合可能で
あると判断し、設計スラブの総重量がチャージの重量を
越える場合、統合不可能であると判断する。
【0046】コンピュータ1は、ステップS71で統合可
能であると判断した場合、例えば、余剰が少ないチャー
ジの余剰部分に、余剰が多いチャージの各設計スラブを
割り付けた後、後者のチャージを前記母集合及び部分集
合から削除するチャージ統合処理を行う(ステップS7
2)。コンピュータ1は、新たに割り付けられたチャー
ジの各設計スラブを、前述したコードに基づいて幅寸法
が大きい順にソートした(ステップS73)後、当該チャ
ージに余剰が残存するか否かを判断する(ステップS7
4)。コンピュータ1は、当該チャージに余剰が残存し
ない場合、統合したチャージを前記母集合及び部分集合
から削除した(ステップS75)後、また、当該チャージ
に余剰が残存する場合、統合したチャージに代えてソー
トしたチャージで母集合及び部分集合を更新した(ステ
ップS76)後、ステップS69へ戻る。
【0047】コンピュータ1は、ステップS69で選出し
ていない組み合わせのチャージが存在しないと判断する
まで、ステップS69〜ステップS76までの操作を繰り返
した後、ステップS64へ戻り、該ステップS64で母集合
に複数のチャージが存在しないと判断するまで、又は、
ステップS65で条件緩和テーブルに設定してある複数の
統合組み合わせから選択していない統合組み合わせが存
在しないと判断するまで、ステップS64〜ステップS76
までの操作を繰り返した後、ステップS90へ移る。これ
によって、余剰を含むチャージを低減することができ
る。
【0048】コンピュータ1は、このようにしてチャー
ジ統合処理を実行した後、統合されなかったチャージが
存在するか否かを判断し(ステップS90)、そのような
チャージが存在する場合、該当するチャージを抽出する
(ステップS91)。コンピュータ1は、抽出した各チャ
ージから選出していないチャージが存在するか否かを判
断し(ステップS92)、それが存在する場合、適宜のチ
ャージを選出する(ステップS93)。コンピュータ1
は、選出したチャージについて、核材質を変更すること
ができるか否かを判断し(ステップS94)、それが不可
能である場合、ステップS92へ戻る。コンピュータ1
は、それが可能である場合、当該チャージの核材質を変
更する(ステップS95)。
【0049】図15はチャージの核材質変更を説明する図
表であり、図15(a)は核材質変更前を、(b)は核材
質変更後をそれぞれ示している。図15(a)に示した如
く、当該チャージに定められた核材質はAAAであり、
当該チャージに割り付けられた全ての設計スラブの適用
可能材質を満たすものがあるか否かを判断し、そのよう
な適用可能材質が存在しない場合、核材質の変更は不可
能であると判断する。図15(a)に示した各設計スラブ
の場合、全ての設計スラブの適用可能材質にDDDが含
まれるため、図15(b)に示した如く、核材質をAAA
からDDDに変更することができる。
【0050】そして、コンピュータ1は、前述した如く
抽出した各チャージから、変更した核材質と同じ核材質
のチャージを選定し(ステップS96)、選定したチャー
ジ及び核材質を変更したチャージについて、前述したス
テップS61〜ステップS76までの各ステップと同様な操
作を実行し(ステップS101 〜S116 )てチャージ統合
処理を行う(ステップS100 )。コンピュータ1は、ス
テップS92で抽出した各チャージから選出していないチ
ャージが存在しないと判断するまで、ステップS92〜ス
テップS100 までの操作を繰り返す。これによって、余
剰を含むチャージを更に低減することができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1、第5及び第9
発明にあっては、基準重量に満たないグループはチャー
ジ編成の対象から外し、選択したグループについて、設
定したチャージ数に達した場合、チャージの編成を終了
するため、余剰の発生を可及的に抑制することができ
る。
【0052】第2、第6及び第10発明にあっては、余
剰スラブの発生を低減することができると共に、納期の
遅延を可及的に防止することができる。
【0053】第3、第7及び第11発明にあっては、圧
延装置には、圧延幅寸法が大きい順に被鋳造物が供給さ
れるため、圧延ロールを頻繁に取り替えなくても、被鋳
造物の表面に欠陥が発生することが回避することがで
き、圧延作業効率が向上する。
【0054】第4、第8及び第12発明にあっては、高
い圧延作業効率を維持しつつ、余剰を削減することがで
きる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチャージ編成装置の要部構成を示
す模式図である。
【図2】図1に示したコンピュータによるチャージ編成
手順を示すフローチャートである。
【図3】図1に示したコンピュータによるチャージ編成
手順を示すフローチャートである。
【図4】部分チャージ編成の手順を示すフローチャート
である。
【図5】部分チャージ編成の手順を示すフローチャート
である。
【図6】チャージ統合処理の手順を示すフローチャート
である。
【図7】チャージ統合処理の手順を示すフローチャート
である。
【図8】図1に示した設計スラブ情報データベースに登
録してある設計スラブ情報の一例を示す図表である。
【図9】図8に示した設計スラブ情報をグループ化した
結果を示す図表である。
【図10】各グループに含まれる設計スラブの総重量、
及び遅れが有りの設計スラブの総重量である遅れ設計ス
ラブ総重量の計算結果例を示す図表である。
【図11】編成対象のグループに含まれる設計スラブ情
報の一部を示す図表である。
【図12】ソート情報の一例を示す図表である。
【図13】設計スラブの割り付け方法を説明する説明図
である。
【図14】条件緩和テーブルの一例を示す図表である。
【図15】チャージの核材質変更を説明する図表であ
る。
【符号の説明】
1 コンピュータ 3 設計スラブ情報データベース RM 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22D 11/20 B22D 11/20 Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精錬装置で間欠的に精錬する各チャージ
    に、複数の被鋳造物に係る重量を含む被鋳造物情報をそ
    れぞれ割り付ける場合、予め設定した条件によって各被
    鋳造物情報を複数のグループに類別し、類別したグルー
    プ別に、所定の重量になるように被鋳造物情報を割り付
    けることによってチャージを編成する方法において、 各グループで編成するチャージ数を設定し、 前記各グループに属する各被鋳造物情報に含まれる総重
    量を算出し、算出した総重量と前記精錬装置に応じて予
    め定めた基準重量とを比較し、基準重量以上の総重量で
    あったグループを選択し、 選択したグループ別にチャージを編成するに際して、設
    定したチャージ数に達するまで、チャージへの被鋳造物
    情報の割り付けを行うことを特徴とするチャージ編成方
    法。
  2. 【請求項2】 前記各被鋳造物情報は予定からの遅れの
    有無を含んでおり、 選択されなかったグループ別に、当該グループに属する
    被鋳造物の内、予定からの遅れが有る被鋳造物情報に含
    まれる総重量をそれぞれ算出し、算出した総重量と前記
    被鋳造物を鋳造する鋳造装置に応じて予め定めた閾重量
    とを比較し、閾重量以上であった総重量のグループを更
    に選択し、 選択したグループ別にチャージを編成するに際して、設
    定したチャージ数に拘わらず、当該グループに属する被
    鋳造物情報を全て割り付けた場合、チャージへの被鋳造
    物情報の割り付けを終了し、チャージに割り付けた被鋳
    造物情報に含まれる総重量が所定の重量に満たない場
    合、当該チャージに余剰を割り付けることを特徴とする
    請求項1記載のチャージ編成方法。
  3. 【請求項3】 前記各被鋳造物情報は被鋳造物を圧延す
    る圧延幅寸法を含んでおり、 前記鋳造装置の1回の鋳造で鋳造装置に順次供給する複
    数のチャージのチャージ数を定め、選択したグループに
    属する各被鋳造物情報を被鋳造物情報に含まれる圧延幅
    寸法が大きい順にソートし、先頭の被鋳造物情報から順
    に、前記チャージ数の先頭のチャージから末尾のチャー
    ジへ割り付ける請求項1又は2記載のチャージ編成方
    法。
  4. 【請求項4】 余剰が割り付けられたチャージが複数存
    在する場合、複数のチャージを統合し、統合したチャー
    ジに属する各被鋳造物情報を、被鋳造物情報に含まれる
    圧延幅寸法の順にソートする請求項3記載のチャージ編
    成方法。
  5. 【請求項5】 精錬装置で間欠的に精錬する各チャージ
    に、複数の被鋳造物に係る重量を含む被鋳造物情報をそ
    れぞれ割り付ける場合、予め設定した条件によって各被
    鋳造物情報を複数のグループに類別する手段と、類別し
    たグループ別に、所定の重量になるように被鋳造物情報
    を割り付ける割付手段とを備えるチャージ編成装置にお
    いて、 各グループで編成するチャージ数を記憶する手段と、前
    記各グループに属する各被鋳造物情報に含まれる総重量
    を算出する手段と、算出した総重量と前記精錬装置に応
    じて予め設定された基準重量とを比較する手段と、基準
    重量以上の総重量であったグループを選択する手段とを
    備え、 前記割付手段は、選択したグループ別にチャージを編成
    するに際して、記憶したチャージ数に達するまで、チャ
    ージへの被鋳造物情報の割り付けを行うようになしてあ
    ることを特徴とするチャージ編成装置。
  6. 【請求項6】 前記各被鋳造物情報は予定からの遅れの
    有無を含んでおり、 選択されなかったグループ別に、当該グループに属する
    被鋳造物の内、予定からの遅れが有る被鋳造物情報に含
    まれる総重量をそれぞれ算出する手段と、算出した総重
    量と前記被鋳造物を鋳造する鋳造装置に応じて予め設定
    された閾重量とを比較する手段と、閾重量以上であった
    総重量のグループを選択する手段とを備え、 前記割付手段は、選択したグループ別にチャージを編成
    するに際して、記憶したチャージ数に拘わらず、当該グ
    ループに属する被鋳造物情報を全て割り付けた場合、チ
    ャージへの被鋳造物情報の割り付けを終了するようにな
    してあり、チャージに割り付けた被鋳造物情報に含まれ
    る総重量が所定の重量に満たない場合、当該チャージに
    余剰を割り付ける手段を具備することを特徴とする請求
    項5記載のチャージ編成装置。
  7. 【請求項7】 前記各被鋳造物情報は被鋳造物を圧延す
    る圧延幅寸法を含んでおり、 前記鋳造装置の1回の鋳造で鋳造装置に順次供給する複
    数のチャージのチャージ数を記憶する手段を備え、 前記割付手段は、選択したグループに属する各被鋳造物
    情報を、鋳造装置に供給する先頭のチャージから末尾の
    チャージへ、被鋳造物情報に含まれる圧延幅寸法が大き
    い順にソートする手段を具備する請求項5又は6記載の
    チャージ編成装置。
  8. 【請求項8】 余剰が割り付けられたチャージが複数存
    在する場合、複数のチャージを統合する手段と、統合し
    たチャージに属する各被鋳造物情報を、被鋳造物情報に
    含まれる圧延幅寸法の順にソートする手段とを備える請
    求項7記載のチャージ編成装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータに、精錬装置で間欠的に精
    錬する各チャージに、複数の被鋳造物に係る重量を含む
    被鋳造物情報をそれぞれ割り付けさせる場合、予め設定
    した条件によって各被鋳造物情報を複数のグループに類
    別させるプログラムコード手段と、前記コンピュータ
    に、類別された各グループ別に、所定の重量になるよう
    に被鋳造物情報を割り付けさせる割付プログラムコード
    手段と、前記コンピュータに、各グループで編成するチ
    ャージ数を記憶させるプログラムコード手段と、前記コ
    ンピュータに、前記各グループに属する各被鋳造物情報
    に含まれる総重量を算出させるプログラムコード手段
    と、前記コンピュータに、算出された総重量と前記精錬
    装置に応じて予め設定された基準重量とを比較させるプ
    ログラムコード手段と、前記コンピュータに、基準重量
    以上の総重量であったグループを選択させるプログラム
    コード手段とを含み、 前記割付プログラムコード手段は、前記コンピュータ
    に、選択されたグループ別にチャージを編成するに際し
    て、記憶されたチャージ数に達するまで、チャージへの
    被鋳造物情報の割り付けを行わせるようになしてあるコ
    ンピュータプログラムが記録してあることを特徴とする
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記各被鋳造物情報は予定からの遅れ
    の有無を含んでおり、 前記コンピュータに、選択されなかったグループ別に、
    当該グループに属する被鋳造物の内、予定からの遅れが
    有る被鋳造物情報に含まれる総重量をそれぞれ算出させ
    るプログラムコード手段と、前記コンピュータに、算出
    された総重量と前記被鋳造物を鋳造する鋳造装置に応じ
    て予め設定された閾重量とを比較させるプログラムコー
    ド手段と、前記コンピュータに、閾重量以上であった総
    重量のグループを選択させるプログラムコード手段とを
    含み、 前記割付プログラムコード手段は、前記コンピュータ
    に、選択されたグループ別にチャージを編成するに際し
    て、記憶されたチャージ数に拘わらず、当該グループに
    属する被鋳造物情報を全て割り付けた場合、チャージへ
    の被鋳造物情報の割り付けを終了するようになしてあ
    り、前記コンピュータに、チャージに割り付けた被鋳造
    物情報に含まれる総重量が所定の重量に満たない場合、
    当該チャージに余剰を割り付けさせるプログラムコード
    手段を有するコンピュータプログラムが記録してある請
    求項9記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記各被鋳造物情報は被鋳造物を圧延
    する圧延幅寸法を含んでおり、 前記コンピュータに、前記鋳造装置の1回の鋳造で鋳造
    装置に順次供給する複数のチャージのチャージ数を記憶
    させるプログラムコード手段を含み、 前記割付プログラムコード手段は、前記コンピュータ
    に、選択されたグループに属する各被鋳造物情報を、鋳
    造装置に供給する先頭のチャージから末尾のチャージ
    へ、被鋳造物情報に含まれる圧延幅寸法が大きい順にソ
    ートさせるプログラムコード手段を有するコンピュータ
    プログラムが記録してある請求項9又は10記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記コンピュータに、余剰が割り付け
    られたチャージが複数存在する場合、複数のチャージを
    統合させるプログラムコード手段と、前記コンピュータ
    に、統合されたチャージに属する各被鋳造物情報を、被
    鋳造物情報に含まれる圧延幅寸法の順にソートさせるプ
    ログラムコード手段とを含むコンピュータプログラムが
    記録してある請求項11記載のコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006159274A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Jfe Steel Kk キャスト編成装置及びキャスト編成方法
JP2012155591A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Jfe Steel Corp 生産計画作成装置及び生産計画作成方法

Cited By (3)

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JP2006159274A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Jfe Steel Kk キャスト編成装置及びキャスト編成方法
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