JP3820833B2 - 負荷計画立案方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数注文により発生する複数のジョブを複数の資源に割り付ける生産プロセスに対して適用され、有限の時間内でより最適な負荷計画を高速に立案する負荷計画立案方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の計画立案方法が種々提案されている。例えば、特開平11−333674号公報には、ジョブのスループットが向上する多段ジョブショップ型生産の生産計画立案方法が開示され、この方法では、ある割付けの優先順位に従って負荷計画が作成される。
【0003】
図21に上記生産計画立案方法で採られる負荷積みの説明図を示し、この負荷積み方法を説明する。まず、優先度1であるオーダー1を抽出し、図21の上段左に示すように、納期(タイムバケット4)からバックワードで(工程12から1に向かって)負荷を設備毎に割り付けていく。工程8の時、タイムバケットの大きさを越えたとすると、1つ前のタイムバケット(3)に対して負荷割付を行う。これを工程1まで繰り返す。
【0004】
続いて、優先度2であるオーダー2を抽出し、納期(タイムバケット4)に合わせて上記と同様に負荷割付を行う。このとき、図21の上段右に示すように、タイムバケット4の設備Bが負荷オーバーになったとすると、図21の下段右に示すように、オーダー2のタイムバケット3に該当する負荷を1つ前のタイムバケットにシフトし、オーダー2のタイムバケット2も1つ前倒しする。これにより、図21の下段左に示すような負荷積み結果が得られる。
【0005】
なお、特開平10−320272号公報には、複雑・多目的な組み合わせ最適化問題に対して、計画条件の変化に柔軟性があり、かつ効率よく最適な解を導出可能なスケジューリングシステムが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平11−333674号公報に記載の方法では、例えばオーダーの納期優先、納期余裕時間最小のオーダー優先等で、優先基準が明確な場合の負荷積みは可能で、優先度順に割り付けていくため、優先度の高いオーダーは最適になるが、全体としての最適性は考慮できない課題がある。
【0007】
この課題を解決するには最適化手法を利用して最適な解が得られるようにすればよいが、実用可能な時間で最適解を得るのは困難である。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、有限な時間内でより最適な負荷計画を高速に立案することができ、全体のオーダーに対して一括して負荷積みを行うことで、全体としての最適性を考慮できる負荷計画立案方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明の負荷計画立案方法は、複数の設備および作業者等の資源と複数の工程とからなる生産プロセスにおける負荷計画をコンピュータによって立案する方法であって、コンピュータに対して、計画の対象となる複数の納期付きオーダー情報、オーダーを工程単位に展開する構成マスタ情報、オーダーが1つの工程を流れる時の設備使用時間情報、設備稼働時間を表すカレンダー情報、負荷を計算する基準時間を表すタイムバケットとその大きさ情報、および負荷計画立案対象期間を表す生産区間情報を入力したときコンピュータは、入力された各オーダー情報を構成マスタ情報で自動展開することにより複数のジョブを生成し、そのジョブを加工する設備毎の使用時間を設備使用時間情報より抽出して、その時間がタイムバケットの大きさを越えない範囲で1つにまとめ、全行程を複数のタイムバケットに振り分け、負荷計画立案対象期間分のタイムバケットの数からなる遺伝的アルゴリズムにおける遺伝子座を計画の対象となるオーダーの数だけ組み合わせたものを染色体とし、上記各オーダーの振り分けたバケットを染色体に対応するオーダーの遺伝子座に表現したものを1つの計画候補とし、染色体に対して遺伝的アルゴリズムの演算を繰り返しながら様々なパターン計画候補を生成し、少なくとも生産効率の度合いを示す評価値のよいものを探索して負荷計画とする過程において、計画候補の評価値を計算する際に、新たに作成した計画候補の染色体表現と、以前に評価した計画候補のうちその染色体表現と評価情報を記憶した計画候補の染色体との異なる遺伝子座を検出して、その遺伝子座の評価のみをやり直して計画候補全体の評価値を計算するのである。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の負荷計画立案方法において、コンピュータは、計画候補となる染色体の遺伝子を、オーダー毎に、生産を行うタイムバケットと生産を行わないタイムバケットをバイナリビットで区別して表現することを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の負荷計画立案方法において、コンピュータは、計画候補となる染色体の遺伝子を、オーダー毎に、負荷のあるタイムバケットの順番に合わせたキャラクタで表現することを特徴とする。
【0013】
請求項記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の負荷計画立案方法において、コンピュータは、遺伝子座におけるタイムバケットの順番の変化に伴う資源とその時間の増減を事前に記憶しておき、遺伝子座の評価をやり直す際に、前記記憶した資源とその時間の増減を利用することを特徴とする。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の負荷計画立案方法において、コンピュータは、新たに作成した染色体と以前に評価した染色体との差違を検出する際に、新たに作成した染色体との差違を検出する対象として、新たに作成した染色体の基となった1世代前の染色体を選ぶことを特徴とする。
【0015】
請求項記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の負荷計画立案方法において、コンピュータは、新たに作成した染色体と以前に評価した染色体との差違を検出する際に、新たに作成した染色体との差違を検出する対象として、以前に評価して記憶した染色体の中から、新たに作成した染色体と染色体が類似しているものを選び出すことを特徴とする。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の負荷計画立案方法において、コンピュータは、遺伝子操作で新たな染色体を生成する時に、交叉点を含むオーダー部分に操作を限定することを特徴とする。
【0017】
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の負荷計画立案方法において、コンピュータは、遺伝子操作で新たな染色体を生成する時に、オーダー毎の納期以降に対応する遺伝子座部分は遺伝子演算の対象にならないようにすることを特徴とする。
【0018】
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の負荷計画立案方法において、コンピュータは、遺伝子操作で新たな染色体を生成する時に、オーダー毎に生産開始可能日を設定し、開始日以前に対応する遺伝子座部分は遺伝子演算の対象にならないようにすることを特徴とする。
【0019】
請求項1記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の負荷計画立案方法において、コンピュータは、遺伝子操作で新たな染色体を生成する時に、計画対象のオーダーの中に、同一品番のオーダーがある場合、同一品番オーダー間の着手可能日の順番および納期の順番が変わらないように遺伝子演算の対象となる遺伝子座を制限することを特徴とする。
【0020】
請求項1記載の発明は、請求項1〜10のいずれかに記載の負荷計画立案方法において、コンピュータは、生産効率の度合いとして、リードタイムおよび設備負荷を評価することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1実施形態に係る負荷計画立案方法の手順を示すフローチャートで、この図を用いて以下に第1実施形態の説明を行う。
【0022】
図1に示す負荷計画立案方法は、複数の設備および作業者等の資源と複数の工程とからなる生産プロセスにおける負荷計画を立案する方法であって、コンピュータ(図示せず)などを利用して実施される。
【0023】
まず、ステップS10において、コンピュータに対して、計画立案に必要な情報を入力し、メモリに格納する。
【0024】
図2に上記計画立案に必要な情報の例を示す。計画立案に必要な情報には、図2(a)に示すように、計画の対象となる複数のオーダーの各々に対する数量および納期などのオーダー情報と、図2(b)に示すように、各オーダーを工程単位に展開するための構成マスタ情報と、図2(c)に示すように、各オーダーが1つの工程を流れる時の設備使用時間情報(図では使用時間)と、図2(d)に示すように、日毎の各設備に対する設備稼働時間を表すカレンダー情報とがあるほか、負荷を計算する基準時間(例えば1週間)を表すタイムバケットとその大きさ情報と、負荷計画立案対象期間(例えば26タイムバケット分の半年)を表す生産区間情報と、個体数、総合評価時の各評価項目に対する重み、最大演算世代数(演算終了条件)、および総合評価目標値(演算終了条件)などの遺伝的アルゴリズム演算情報とがある。
【0025】
続いて、図1のステップS11に進み、タイムバケット割付基準テーブルおよび設備能力テーブルを作成する。
【0026】
図3にこれら両テーブルの作成手順の例を示す。ここで、図1のステップS11は、図3(a)に示すステップS110〜S113で構成される。
【0027】
まず、図3(b)に示すように、入力した各オーダー情報を構成マスタ情報で自動展開することにより複数のジョブを生成する(S110)。
【0028】
この後、各ジョブを加工する設備毎の使用時間を設備使用時間情報より抽出して、その時間がタイムバケットの大きさを越えない範囲で1つにまとめ、全行程を複数のタイムバケットに振り分ける。すなわち、まずステップS111のバケット順番振り分けとして、図3(c)に示すように、各オーダー(オーダー1)の最終の工程(工程12)から最初の工程(工程1)の順に、各工程のタイムバケットへの負荷積みを行い、各負荷積みの際、同じタイムバケットに積まれた全工程の負荷がそのタイムバケットの大きさを越えると、そのタイムバケットの前のタイムバケットにシフトし、オーバーフローの原因となった工程(8,4)から順にシフト後のタイムバケット(3,2)への負荷積みを行い、この後、タイムバケットの先頭から順に生産を行うタイムバケットを検索し、それが見つかればそのタイムバケット(2,3,…)から順にバケット順番(1,2,…)を割り当てる。続いて、ステップS112に進み、オーダー情報からオーダー名を順次抽出し、オーダー名毎にステップS111で得たバケット順番を割り当て、バケット順番毎に使用する各設備とその使用時間とを格納して、図3(d)に示すようなタイムバケット割付基準テーブルを作成する。このとき、オーダー毎に、それとマッチングする構成マスタ情報から自動展開を通じてジョブを抽出して、ジョブの設備の使用時間を設備使用時間情報より抽出し、設備の使用時間を全ジョブに対して抽出し終えると、バックワードでタイムバケットの大きさに振り分け、その1つ1つをバケット順番としてそれらに含まれる設備とその使用時間とをまとめる。この後、ステップS113に進み、設備カレンダー情報とタイムバケット情報とにより設備毎に各バケットの負荷能力を算出し、図3(e)に示すように、設備毎に各バケットの番号と負荷能力とが入力された設備能力テーブルを作成する。つまり、資源/バケット単位での許容負荷時間(分)を設定したテーブルを作成するのである。
【0029】
続いて、図1のステップS12に進み、初期固体集合の染色体生成として、負荷計画立案対象期間分のタイムバケットの数からなる遺伝的アルゴリズムにおける遺伝子座を、計画の対象となるオーダーの数だけ組み合わせたものを染色体とし、各オーダーに対応する染色体の遺伝子座に、タイムバケット割付基準テーブルに従ってバケット順番の個数分の1をランダムにつけた染色体を、設定した初期固体の数だけ初期固体集合として生成する。
【0030】
図4に上記初期固体集合の染色体生成の説明図を示す。ここで、図1のステップS12は、図4(a)に示すステップS120〜S126で構成される。
【0031】
まず、変数jを1に初期化し(S120)、続いて、jを見て設定した個体数になったか否かを判定し(S121)、設定した個体数になれば(S121でYes)、処理を終了し、そうでなければ(S121でNo)、変数iを0に初期化する(S122)。
【0032】
この後、iを見て計画するオーダー数になったか否かを判定し(S123)、計画するオーダー数にならなければ(S123でNo)、オーダーiの遺伝子座の中から、バケット順番の個数分の遺伝子座をランダムに選択し、その遺伝子座の値を1としてその他残りの遺伝子座を0とする(S124)。続いて、変数iを1でインクリメントし(S125)、この後、ステップS123に戻る。ここで、負荷計画立案対象期間を半年とすると、タイムバケットが26個になり、図4(b)に示すように、各オーダーに対して26個の遺伝子座が割り当てられることになる。そして、例えばオーダー1のバケット順番が1〜4ある場合、そのバケット順番の個数は4個であるから、オーダー1に対する26個の遺伝子座から、4個分の遺伝子座がランダムに選択され、それらの各遺伝子座に1が入力され、その他残りの遺伝子座に0が入力されるのである。
【0033】
これに対して、計画するオーダー数になれば(S123でYes)、染色体を生成し(S126)、続いて、変数jを1でインクリメントし(S127)、この後、ステップS121に戻る。ここで、ステップS126に進む場合、計画するオーダー数(nとする)に達し、図4(b)に示すオーダー1〜nの各々に対するステップS124の処理が終了したことになり、これらオーダー1〜nの各遺伝子座を鎖ることで、図4(c)に示すような染色体が生成されるのである。そして、このような染色体を持つ個体が設定した個体数分、初期固体集合として生成されるのである。
【0034】
続いて、図1のステップS13に進み、評価値計算として、各個体の評価値を計算する。この評価値計算の説明図を図5に示し、この図5における設備負荷評価の計算で得られるテーブルを図6に示す。ただし、設備数は3、オーダー数はn、そしてタイムバケット数は26であるとする。
【0035】
図5(a)に示すように、生成した染色体の一部と設備の関係からリードタイム評価を行い、続いて、各タイムバケット毎に各設備に対する設備能力および負荷を評価することで設備負荷評価を行い、これら各評価値に重みを付けて染色体の総合評価を算出する。例えば、(リードタイムの重み×総合リードタイム評価+設備負荷の重み×総合設備負荷評価)÷2で総合評価を算出すればよい。
【0036】
ここで、リードタイムは、その開始タイムバケット時刻から納期のタイムバケット時刻までの時間の長さであり、この時間の長さを評価点とする。図5(a)に示すように、生産開始から納期までをリードタイムとすると、オーダー1は、バケットが5つになるので、タイムバケットが1週間の場合、そのリードタイムは50400分(=5×7日×24時間×60分)になる。従って、評価点は50400点となる。その他各オーダーの評価点も同様に算出され、全オーダーの評価点の合計値(50400+40320+…+40320)が総合リードタイム評価として求められる。なお、図5(b)はリードタイムテーブルを示す。
【0037】
他方、設備負荷評価は、タイムバケット毎に、各設備の設備能力と負荷時間から負荷率を算出し、その値に応じた負荷率得点を決定し、得られた各設備の負荷率得点の和をタイムバケットの負荷率得点とし、タイムバケット毎に得られた負荷率得点の和(次式参照)を総合設備負荷評価とすることで実行される。
【0038】
【数1】
Figure 0003820833
【0039】
すなわち、設備毎の各タイムバケットの負荷が図6(a)のトータル負荷テーブルに示すような値であったとすると、トータル負荷テーブルおよび設備能力テーブルから、図6(b)に示すトータル負荷率テーブルが得られる。そして、図6(d)に示す負荷率変換得点表を用いた場合、トータル負荷率テーブルから、図6(c)に示す設備負荷得点テーブルが得られる。そして、上記(数1)を用いて総合設備負荷評価が算出される。例えば、図3(e)に示すように、設備MC1のタイムバケット1の負荷能力1が1920分であれば、設備MC1のタイムバケット1の負荷が100分であるから、その負荷率は5%になり、負荷率0〜100%に該当するので、得点は0点となる。
【0040】
続いて、図1のステップS14に進み、各固体の遺伝子の並び結果と評価項目毎の評価値とを記憶する(評価染色体および評価結果の記憶)。つまり、評価した固体毎に、染色体(各遺伝子座の値)、リードタイムテーブル、トータル負荷テーブル、トータル負荷率テーブルおよび設備負荷得点テーブルを記憶する。
【0041】
続いて、ステップS15のEND条件に進み、遺伝的アルゴリズム演算の終了判断を行う。主に、遺伝的アルゴリズムの後述するループ(S15〜S20)の終了判断を行う。終了条件として、ステップS10で入力した総合評価目標値が達成された場合、ステップS10で入力した最大演算世代数を越えた場合に、終了の判断が下される。
【0042】
続いて、ステップS16の遺伝子操作に進み、次世代の固体の染色体を生成させるために交叉や突然変異を起こす。
【0043】
図7(a)および(b)にそれぞれ交叉および突然変異の説明図を示す。前者について説明すると、図7(a)に示すように、まず、計画候補の染色体から2つをランダムに選択し、続いて、交叉点をランダムに選択し、この後、その交叉点を境に両染色体の一部(図では交叉点の後半部)を入れ替えることで交叉を起こす。ただし、交叉点は交叉前後で、生産を行う遺伝子座の数が変わらないように選択する。また、交叉は計画候補の中からステップS10で設定される数の組を選択して行う。
【0044】
後者について説明すると、図7(b)に示すように、まず、計画候補の染色体から1つをランダムに選択し、続いて、選択した染色体から2つの遺伝子座をランダムに選択し、この後、選択した両遺伝子座の値を入れ替えることで突然変異を起こす。ただし、突然変異はステップS10で設定される数を選択候補から選択して行う。
【0045】
続いて、図1のステップS17に進み、評価済み染色体情報の選択として、新たに作成した染色体とそれ以前に評価した染色体との差違を検出する際に、新たに作成した染色体との差違を検出する対象として、新たに作成した染色体の基となった1世代前の染色体を選ぶ。
【0046】
図8に上記評価済み染色体情報の選択の説明図を示す。ステップS16で交叉を起こした場合、すなわち、図8(a)に示すように、染色体AとBから、交叉で染色体CとDが生成されたとき、染色体CまたはDの評価を行う場合、その染色体の遺伝子座に占める数を染色体Aに起因する遺伝子座の数と染色体Bに起因する遺伝子座の数を比較して、起因する遺伝子座の数が多い方が多い方の染色体を新たに作成した染色体との差違を検出する対象とする。すなわち、図8(a)に示すように、交叉点の前半部の遺伝子座の数をmとし、後半部の数をnとしたとすると、m≧nのとき、染色体Cには染色体Aを、染色体Dには染色体Bを選び、m<nのとき、染色体Cには染色体Bを、染色体Dには染色体Aを選ぶ。
【0047】
これに対して、ステップS16で突然変異を起こした場合、図8(b)に示すように、染色体Aから突然変異で染色体Bが生成されたとき、染色体Aを染色体Bの評価の対象に選ぶ。
【0048】
続いて、図1のステップS18に進み、評価値計算として、各固体の評価値を計算する。
【0049】
図9に上記評価値計算のフローチャートを示し、図10に評価値計算の説明図を示す。ここで、図1のステップS18は、図9(a)に示すステップS180〜S183で構成される。
【0050】
まず、ステップS17で選択した染色体に関して記憶した情報を読み込む(S180)。
【0051】
この後、各オーダーに対して所定の演算処理を行い、この演算処理で得られた結果を各オーダー毎にまとめて図10(d)に示すようなビット差分テーブルを作成する(S181)。ここで、上記演算処理について説明する。ただし、ステップS17で読み込まれた評価済染色体および評価対象染色体が、それぞれ図10(a)および(b)のようなバイナリビットで表現されるとする。まず、図10(c)に示すように、オーダー(オーダー1)の評価済(評価済染色体)および評価対象(評価対象染色体)から差分を求める。図では、評価対象−評価済の演算で差分が求められている。続いて、評価済に1が立っていたら−1、評価対象に1が立っていたら+1として、バケットの先頭から加減していき、COUNT値(図10(c)に示す括弧内の「COUNT」の値)とする。例えば、左から第1列目では、双方ともに0により第1列目のCOUNT値を0とする。この0を第2列目のCOUNT値に加えるとともに、対応する評価済が1であるのでさらに−1を加えて、第2列目のCOUNT値を−1とする。この−1を第3列目のCOUNT値に加えるとともに、双方ともに0によりさらに0を加えて、第3列目のCOUNT値を−1とする。この−1を第4列目のCOUNT値に加えるとともに、双方ともに1によりさらに±1を加えて、第4列目のCOUNT値を−1とする。以下同様の演算を行う。COUNT値の演算終了後、評価済および評価対象の少なくとも一方が0以外の値にセットされている場合、上記COUNT値が0以外のとき、それに対応する評価済に1が立っていたら−1、評価対象に1が立っていたら+1をそれぞれCOUNT結果(図10(c)に示す枠で囲った「COUNT結果」)の上段および下段にセットする。図の例では、少なくとも一方が0以外の値にセットされているのは、第2,4〜6および8列目の評価済および評価対象であり、これらのうち、対応するCOUNT値が0以外になるのは、第2,4,5列目のものである。したがって、第2,4,5列目のCOUNT結果の上段および下段に、それぞれ対応する評価済および評価対象の値に応じた値がセットされることになる。
【0052】
続いて、差分とCOUNT結果の各行とのORをとり、得られた結果が−の場合は図10(c)に示す「結果」の上段(1行目)に、+の場合は「結果」の下段(2行目)にそのORの値を記入する。ここで、未記入のエリアに対しては0をセットする。例えば、左から第1列目では、差分0、COUNT結果の上段は0であるので、差分とCOUNT結果のORが0になる。この場合、「結果」のエリアに対しては何もしない。他方、差分0とCOUNT結果の下段の0に対するORも0であるので、何もしない。したがって、「結果」における第1列目の双方のエリアはともに未記入となるから、それらの各エリアに0をセットする。第2列目では、差分−1とCOUNT結果の1行目の−1とのORが−1になるから、「結果」の1行目にそのORの値−1を記入する。他方、差分−1とCOUNT結果の2行目0とのORが−1になるから、「結果」の1行目にそのORの値−1を記入する。したがって、「結果」における第2列目の2行目のエリアが未記入になるのでそのエリアに0をセットする。以下同様の演算を行う。
【0053】
図9(a)のステップS181の後、設備負荷評価計算を行う(S182)。ここで、ステップS182は、図9(b)に示すステップS1〜S9で構成される。また、図10(a)および(b)の両テーブルをそれぞれ評価済ビット表現テーブルおよび評価対象ビット表現テーブルと呼ぶ。
【0054】
まず、オーダー1およびタイムバケット1から処理が実行されるように初期化を行う(S1)。続いて、ステップS2のEND条件に進み、処理中のオーダーがオーダー1〜最終オーダーの範囲内に含まれるか否かを判定する。
【0055】
含まれれば(S2でYes)、ステップS13と同様の方法で設備負荷評価を行い(S3)、この後、本フローチャートの処理が終了する一方、含まれなければ(S2でNo)、ビット差分テーブルにおいて、処理中のタイムバケットの数値情報が0またはなしであるか(つまり、処理中のタイムバケットに+1,−1が含まれていないか)を判定する(S4)。
【0056】
数値情報が0またはなしであれば(S4でYes)、処理すべきタイムバケットを処理中のタイムバケットからその次のタイムバケットに変更し、またこの変更後のタイムバケットがタイムバケット1〜最終タイムバケットの範囲を越える場合には、処理すべきオーダーを処理中のオーダーからその次のオーダーに変更するとともに、タイムバケット1から処理が実行されるように初期化を行い(S5)、この後、ステップS2に戻る。
【0057】
これに対して、数値情報が0またはなしでなく(S4でNo)、−1だけであれば(S6で−1だけ)、評価済ビット表現テーブルのそのバケット位置のバケット先頭からの順番により、タイムバケット割付基準テーブルを基に算出されたバケット順番の複数の設備使用時間をトータル負荷テーブルの該当位置(設備/バケットマトリクス)の数値情報から引く(S7)。この後、ステップS5に進む。
【0058】
数値情報が0またはなしでなく(S4でNo)、+1だけであれば(S6で+1だけ)、評価対象ビット表現テーブルのそのバケット位置のバケット先頭からの順番により、タイムバケット割付基準テーブルを基に算出されたバケット順番の複数の設備使用時間をトータル負荷テーブルの該当位置(設備/バケットマトリクス)の数値情報へ足す(S8)。この後、ステップS5に進む。
【0059】
数値情報が0またはなしでなく(S4でNo)、−1と+1であれば(S6で−1と+1)、評価済ビット表現テーブルのそのバケット位置のバケット先頭からの順番により、タイムバケット割付基準テーブルを基に算出されたバケット順番の複数の設備使用時間をトータル負荷テーブルの該当位置(設備/バケットマトリクス)の数値情報から引く一方、評価対象ビット表現テーブルのそのバケット位置のバケット先頭からの順番により、タイムバケット割付基準テーブルを基に算出されたバケット順番の複数の設備使用時間をトータル負荷テーブルの該当位置(設備/バケットマトリクス)の数値情報へ足す(S9)。この後、ステップS5に進む。
【0060】
例えば、ビット差分テーブルにおいて、オーダー1の場合、バケット2がステップS6で最初に選別され、−1であるので、ステップS7に進む。このとき、オーダー1のバケット2に該当するデータをタイムバケット割付基準テーブルから抽出するのであるが、オーダー1のバケット2は、図3(d)の場合のタイムバケット割付基準テーブルにおいて、図10(a)の評価済ビット表現テーブルから分かるようにバケット順番が1になるので、タイムバケット割付基準テーブルを基に算出されたバケット順番の複数の設備使用時間は、(設備,使用時間)=(MC1,180)(MC2,100)…(MC15,50)になる。トータル負荷テーブルの数値情報は、評価済ビット表現テーブルのそのバケット位置のバケット先頭からの順番、すなわち2により抽出され、トータル負荷テーブルが図6(a)の場合、タイムバケット2の列の各設備の負荷1300,1300,…が抽出される。したがって、MC1:1300−180=1120,MC2:1300−100=1200,…の演算が行われることになる。
【0061】
この次、ビット差分テーブルにおけるバケット4がステップS6で選別され、−1と+1であるので、ステップS9に進む。このとき、−1に対する処理として、バケット順番が2により、タイムバケット割付基準テーブルを基に算出されたバケット順番の複数の設備使用時間は、(設備,使用時間)=(MC1,100)(MC3,90)…になり、バケット4により、タイムバケット4の列の各設備の負荷1400,1500,…が抽出され、MC1:1400−100=1300,MC3:1500−90=1410,…の演算が行われる。
【0062】
これに対して、+1に対する処理として、オーダー1のバケット4に該当するデータをタイムバケット割付基準テーブルから抽出するのであるが、オーダー1のバケット4は、タイムバケット割付基準テーブルにおいて、図10(b)の評価対象ビット表現テーブルから分かるように、バケット順番が1になるので、タイムバケット割付基準テーブルを基に算出されたバケット順番の複数の設備使用時間は、(設備,使用時間)=(MC1,180)(MC2,100)…(MC15,50)になる。トータル負荷テーブルの数値情報は、評価済ビット表現テーブルのそのバケット位置のバケット先頭からの順番、すなわち4により抽出され、トータル負荷テーブルにおけるタイムバケット4の列の各設備の負荷1400,1500,…が抽出される。したがって、MC1:1400+180=1580,MC2:1500+100=1600,…の演算が行われることになる。以下、同様の処理が行われる。
【0063】
図9(a)のステップS182の後、ステップS13と同様の方法でリードタイム評価計算を行う(S183)。
【0064】
続いて、図1のステップS19に進み、計算候補の選択として、総合評価値に従って固体の総合評価を行い、次回の計算に採用する計画候補(計算候補として残す染色体)を選択する。例えば、算出された評価値の中でよりよい候補を半数残す。
【0065】
続いて、ステップS20に進み、選択した各固体の遺伝子の並び結果と評価項目毎の評価値を記憶する。この後、ステップS15に戻る。
【0066】
以上、第1実施形態では、有限な時間内でより最適な負荷計画を高速に立案することができ、全体のオーダーに対して一括して負荷積みを行うことで、全体としての最適性を考慮できる。つまり、全オーダーを一括して高速にタイムバケットに割り付けることで最適解を生成することができる。
【0067】
また、計画候補となる染色体の遺伝子を、オーダー毎に、生産を行うタイムバケットと生産を行わないタイムバケットをバイナリビットで区別して表現するので、遺伝子のバイナリビット表現により生産の有無を簡潔に表現できる。
【0068】
また、計画候補の評価値を計算する際に、新たに作成した計画候補の染色体表現と、以前に評価した計画候補のうちその染色体表現と評価情報を記憶した計画候補の染色体との異なる遺伝子座を検出して、その遺伝子座の評価のみをやり直して計画候補全体の評価値を計算するので、変化のある部分のみの評価ですみ、評価が高速になる。
【0069】
また、新たに作成した染色体と以前に評価した染色体との差違(差分)を検出する際に、新たに作成した染色体との差違を検出する対象として、新たに作成した染色体の基となった1世代前の染色体を選ぶので、類似している部分が多い確率の高い対象との比較により、評価計算量を減らすことができる。
【0070】
さらに、生産効率の度合いとして、リードタイムおよび設備負荷を評価するので、仕掛在庫を減らし、負荷を平準化した計画の立案が可能になる。
【0071】
図11は本発明の第2実施形態に係る負荷計画立案方法の特徴を示す図、図12は第2実施形態における評価値計算のサブルーチンを示す図、図13は図12のサブルーチンの説明図で、これらの図を用いて以下に第2実施形態の説明を行う。また、図1のフローチャートを適宜使用する。
【0072】
本負荷計画立案方法は、図11(a)に示すように、オーダー毎に負荷のあるタイムバケットの順番に合わせたキャラクタで遺伝子座の値を表現する点で、バイナリビットで遺伝子座の値を表現する第1実施形態と相違する。図11(a)の例では、オーダー1のタイムバケット2,4,5,8に負荷があり、順番、すなわちバケット順番を示すキャラクタである1,2,3,4がそれぞれタイムバケット2,4,5,8の各遺伝子座に格納されている。
【0073】
このため、第2実施形態では、図1に示したフローチャートのステップS12の「初期固体集合の染色体生成」においては、全タイムバケットからバケット順番の個数分のタイムバケットを選択し、上例の如く番号を振ることなる。
【0074】
また、ステップS13の「評価値計算」のリードタイム評価においては、図11(b)に示すように、値が1である遺伝子座から納期ポイントまでの遺伝子座の数(図11(b)の例では9)を評価することになる。また、設備負荷評価も同様に行うことができ、トータル負荷テーブル、トータル負荷率テーブル、設備負荷得点は第1実施形態と同じものが得られる。
【0075】
また、ステップS16の「遺伝子操作」においては、交叉を第1実施形態と同様に起こすことができる。これに対して、突然変異は、図11(c)の「A」に示すように、突然変異後の遺伝子座のキャラクタが2,1,3の如く昇順になっていない場合、図11(c)の「B」に示すように、遺伝子座のキャラクタを、位置はそのままで昇順に並び替える必要が生じる。
【0076】
さらに、ステップS18の「評価値計算」は図12に示す手順になる。すなわち、ステップS17で選択した染色体に関して記憶した情報を読み込む(S180)。ただし、このとき、図13(a)および(b)に示すように、評価済キャラクタ表現テーブルおよび評価対象キャラクタ表現テーブルが読み込まれる。これらは、それぞれ第1実施形態の評価済ビット表現テーブルおよび評価対象ビット表現テーブルに対応し、キャラクタで表現される点で第1実施形態のそれらと相違する。
【0077】
この後、評価済と評価対象のキャラクタ比較を行い、異なる数値がセットされている場合は、評価済ならキャラクタ差分テーブルの−側の位置にその装置を、評価対象ならキャラクタ差分テーブルの+側の位置にその装置をセットして、図13(c)に示すようなキャラクタ差分テーブルを作成する(S181a)。
【0078】
この後、設備負荷評価計算として、キャラクタ差分テーブルの各オーダーの−欄のタイムバケット順番の設備負荷を引き、+欄のタイムバケット順番の設備負荷を足し、タイムバケット・設備毎の負荷を総合して設備負荷評価計算を行う(S182a)。
【0079】
例えば、キャラクタ差分テーブルの−側の場合、セットされている数値と同じ番号のタイムバケット割付基準テーブルのバケット順番を抽出して、その設備と使用時間に従って計算を行う。オーダー1、バケット2の場合、(設備,使用時間)=(MC1,180)(MC2,100)…(MC15,50)になる。そして、トータル負荷テーブルのバケット2の位置からそれぞれの設備に対して、算出された使用時間を引く(MC1:1300−180=1120,MC2:1300−100=1200,…)。
【0080】
これに対して、キャラクタ差分テーブルの+側の場合、セットされている数値と同じ番号のタイムバケット割付基準テーブルのバケット順番を抽出して、その設備と使用時間に従って計算を行う。オーダー1、バケット4の場合、(設備,使用時間)=(MC1,180)(MC2,100)…(MC15,50)になり、トータル負荷テーブルのバケット4の位置からそれぞれの設備に対して算出された使用時間を足す(MC1:1400+180=1580,…)。以下、同様の処理が行われる。
【0081】
図12のステップS182aの後、第1実施形態と同様にリードタイム評価計算を行う(S183)。
【0082】
また、図1に示したフローチャートのステップS19の「計画候補の選択」およびステップS20の「選択固体におけるそれぞれの並びと評価項目毎の評価位値を格納」においては、第1実施形態と同様に処理がなされる。
【0083】
以上、第2実施形態では、有限な時間内でより最適な負荷計画を高速に立案することができ、全体のオーダーに対して一括して負荷積みを行うことで、全体としての最適性を考慮できるほか、計画候補となる染色体の遺伝子を、オーダー毎に、負荷のあるタイムバケットの順番に合わせたキャラクタで表現するので、遺伝子のキャラクタ表現により生産の有無および生産順序を簡潔に表現できる。
【0084】
また、新たに作成した染色体と以前に評価した染色体との差違を検出する際に、新たに作成した染色体との差違を検出する対象として、新たに作成した染色体の基となった1世代前の染色体を選ぶので、類似している部分が多い確率の高い対象との比較により、評価計算量を減らすことができる。
【0085】
図14は本発明の第3実施形態に係る負荷計画立案方法の特徴を示す図で、この図を用いて以下に第3実施形態の説明を行う。また、図1のフローチャートを適宜使用する。
【0086】
本負荷計画立案方法は、負荷のあるバケットの順番の変化による評価値の変化を予め計算して図14(a)に示すようなバケット差分テーブルで記憶し、図1に示したステップS18の「評価値計算」で、その記憶した計算値を設備負荷評価計算に利用する点で、第2実施形態の負荷計画立案方法と相違する。
【0087】
ここで、上記バケット差分テーブルは、タイムバケット割付基準テーブルを基に事前に作成される。図14(a)において、「順位遷移」はバケット順番の評価済と評価対象との間での変化を示す。例えば、評価済キャラクタ表現テーブルおよび評価対象キャラクタ表現テーブルがそれぞれ図14(b)および(c)に示すような値を含む場合、オーダー1のバケット2の計算には、図14(a)の順位遷移1→0を、オーダー1のバケット4には順位遷移2→1の値をバケット差分テーブルから値を参照する。
【0088】
以上、第3実施形態では、遺伝子座におけるタイムバケットの順番の変化に伴う資源とその時間の増減を事前に記憶しておき、遺伝子座の評価をやり直す際に、前記記憶した資源とその時間の増減を利用するので、変化のある部分の評価が高速になる。
【0089】
図15は本発明の第4実施形態に係る負荷計画立案方法の特徴を示すフローチャート、図16は図15の「生成した染色体との演算により類似指数を計算」の説明図で、これらの図を用いて以下に第4実施形態の説明を行う。また、図1のフローチャートを適宜使用する。
【0090】
本負荷計画立案方法は、図1に示したフローチャートにおいて、ステップS20の「選択固体におけるそれぞれの並びと評価項目毎の評価位値を格納」は実行せず、ステップS17の「評価済み染色体情報の選択」およびステップS18の「評価値計算」の代わりに図15に示す処理を行う手順になっている点で、第1実施形態の負荷計画立案方法と相違する。
【0091】
すなわち、図1に示したステップS16の「遺伝子操作」の後、iを0に初期化し(S17a)、この後、iが計画候補数nよりも小さいか否かを判定する(S17b)。
【0092】
iが計画候補数nよりも小さければ(S17bでYes)、i番目の記憶染色体を選択し(S17c)、この後、生成した染色体との演算により類似指数を計算する(S17d)。
【0093】
ここで、このステップS17dは、図16(a)に示すステップS17e〜S17gにより成る。すなわち、排他的論理和の計算として、2つの染色体の対応する遺伝子座で排他的論理和(EOR)をとり(S17e)、各オーダーの類似指数計算として、排他的論理和の結果において、各オーダーにおける排他的論理和で1となる遺伝子座の分布範囲を計算し(S17f)、続いて、染色体の類似指数計算として、各オーダーにおける排他的論理和で1となる遺伝子座の分布範囲の和を計算する(S17g)。例えば、オーダーが3つの場合で、2つの染色体が図16(b)に示す値を持つ「A」,「B」であったとすると、ステップS17eにより図16(b)の「EOR」に示す値が得られ、ステップS17fにより分布範囲として4,6,4が得られ、ステップS17gにより分布範囲の和(類似度)として14(=4+6+4)が得られる。
【0094】
図15のステップS17dの後、iの類似指数を記憶し(S17h)、iを1でインクリメントし(S17i)、この後、ステップS17bに戻る。
【0095】
他方、iが計画候補数nよりも小さくなければ(S17bでNo)、類似指数が最小となるiを抽出し(S17j)、第1実施形態のステップS18の「評価値計算」と同様、i番目の記憶染色体を用いて、生成した染色体の評価値を計算し(S17k)、続いて、i番目の記憶染色体および評価の情報を今回生成した染色体および評価情報と入れ替える(S17l)。
【0096】
以上、第4実施形態では、新たに作成した染色体と以前に評価した染色体との差違を検出する際に、新たに作成した染色体との差違を検出する対象として、以前に評価して記憶した染色体の中から、新たに作成した染色体と染色体が類似しているものを選び出すので、差違が小さくなることにより、評価計算量を減らすことができる。
【0097】
図17は本発明の第5実施形態に係る負荷計画立案方法の特徴を示す図で、この図を用いて以下に第5実施形態の説明を行う。
【0098】
本負荷計画立案方法は、図1に示したステップS16の「遺伝子操作」において、操作位置を限定する点で、第1実施形態の負荷計画立案方法と相違する。
【0099】
例えば、図17(a)に示すような値を持つ染色体1,2,…mがある場合、図17(b)に示すように、交叉点をオーダーi内に設定した場合、交叉および突然変異の遺伝子操作を染色体におけるそのオーダーiに限定して行うのである(図17(b)および(c)参照)。
【0100】
以上、第5実施形態では、遺伝子操作で新たな染色体を生成する時に、交叉点を含むオーダー部分に操作を限定するので、新たに作成した染色体と以前に評価した染色体との差違の検出および評価を簡略化することができる。
【0101】
図18は本発明の第6実施形態に係る負荷計画立案方法の特徴を示す図で、この図を用いて以下に第6実施形態の説明を行う。
【0102】
本負荷計画立案方法は、図1に示したステップS16の「遺伝子操作」の突然変異において、納期を越えた範囲に及ぶ突然変異を禁止する点で、第1実施形態の負荷計画立案方法と相違する。
【0103】
例えば、図18に示すように、突然変異前の染色体が図18の上段に示すような値を持っている場合、中段の突然変異は、納期(図では納期ポイント)を越えた範囲に及んでいないので許容されるのに対し、下段の突然変異は、納期を越えた範囲に及んでいるので禁止されるのである。つまり、オーダー上での納期に当たるタイムバケット以降への遺伝子操作が禁止されるのである。
【0104】
以上、第6実施形態では、遺伝子操作で新たな染色体を生成する時に、オーダー毎の納期以降に対応する遺伝子座部分は遺伝子演算の対象にならないようにするので、納期遵守を条件とした場合に、計画候補とならない染色体の発生を抑制することにより、望ましい候補をはやく得ることができる。
【0105】
図19は本発明の第7実施形態に係る負荷計画立案方法の特徴を示す図で、この図を用いて以下に第7実施形態の説明を行う。
【0106】
本負荷計画立案方法は、図1に示したステップS16の「遺伝子操作」の突然変異において、生産開始可能ポイントを越えた範囲に及ぶ突然変異を禁止する点で、第1実施形態の負荷計画立案方法と相違する。
【0107】
例えば、図19に示すように、突然変異前の染色体が図19の上段に示すような値を持っている場合、中段の突然変異は、生産開始可能ポイントを越えた範囲を越えた範囲に及んでいないので許容されるのに対し、下段の突然変異は、生産開始可能ポイントを越えた範囲に及んでいるので禁止されるのである。つまり、資材が揃う日程のために、生産が可能になる日程(タイムバケット)が決まっている場合や、オーダー上での許容リードタイムにあたるタイムバケットが設定されている場合などで、その範囲を超えた遺伝子操作が禁止されるのである。
【0108】
以上、第7実施形態では、遺伝子操作で新たな染色体を生成する時に、オーダー毎に生産開始可能日を設定し、開始日以前に対応する遺伝子座部分は遺伝子演算の対象にならないようにするので、生産開始日がある場合や、許容リードタイムが設定されている場合に、計画候補とならない染色体の発生を抑制することにより、望ましい候補をはやく得ることができる。
【0109】
図20は本発明の第8実施形態に係る負荷計画立案方法の特徴を示す図で、この図を用いて以下に第8実施形態の説明を行う。
【0110】
本負荷計画立案方法は、図1に示したステップS16の「遺伝子操作」において、同一品番が連続して生産される場合、着手可能日の順番および納期の順番通りに生産されるように、遺伝子座の範囲を限定する点で、第1実施形態の負荷計画立案方法と相違する。
【0111】
同一品番のオーダーが複数ある場合、例えば、図20において、オーダー1,i,nのみが同一品番であり、オーダー1,i,nの{生産開始のタイムバケット,生産完了のタイムバケット,納期のタイムバケット}がそれぞれ{2,8,9},{6,9,11},{8,13,13}である場合、それらの生産着手順番および生産終了順番が変わるような遺伝子操作は禁止されるのである。
【0112】
図20において、オーダー1のみ遺伝子操作を行う場合、開始タイムバケットはタイムバケット6まで、終了タイムバケットはタイムバケット9までに制限される。オーダーiのみ遺伝子操作を行う場合、開始タイムバケットはタイムバケット2から8まで、終了タイムバケットはタイムバケット8から11までに制限される。オーダーnのみ遺伝子操作を行う場合、開始タイムバケットはタイムバケット6から、終了タイムバケットはタイムバケット9から13までに制限される。
【0113】
以上、第8実施形態では、遺伝子操作で新たな染色体を生成する時に、計画対象のオーダーの中に、同一品番のオーダーがある場合、同一品番オーダー間の着手可能日の順番および納期の順番が変わらないように遺伝子演算の対象となる遺伝子座を制限するので、同一注文品番がある場合に遺伝子操作と差分の数が減ることで評価値計算を高速に行うことができる。
【0114】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明によれば、有限な時間内でより最適な負荷計画を高速に立案することができ、全体のオーダーに対して一括して負荷積みを行うことで、全体としての最適性を考慮できる。つまり、全オーダーを一括して高速にタイムバケットに割り付けることで最適解を生成することができる。しかも、上記異なる遺伝子座を検出して、その遺伝子座の評価のみをやり直して計画候補全体の評価値を計算するので、変化のある部分のみの評価ですみ、評価が高速になる。
【0115】
請求項2記載の発明によれば、遺伝子のバイナリビット表現により生産の有無を簡潔に表現できる。
【0116】
請求項3記載の発明によれば、遺伝子のキャラクタ表現により生産の有無および生産順序を簡潔に表現できる。
【0118】
請求項記載の発明によれば、変化のある部分の評価が高速になる。
【0119】
請求項記載の発明によれば、類似している部分が多い確率の高い対象との比較により、評価計算量を減らすことができる。
【0120】
請求項記載の発明によれば、差違が小さくなることにより、評価計算量を減らすことができる。
【0121】
請求項記載の発明によれば、新たに作成した染色体と以前に評価した染色体との差違の検出および評価を簡略化することができる。
【0122】
請求項記載の発明によれば、納期遵守を条件とした場合に、計画候補とならない染色体の発生を抑制することにより、望ましい候補をはやく得ることができる。
【0123】
請求項記載の発明によれば、生産開始日がある場合や、許容リードタイムが設定されている場合に、計画候補とならない染色体の発生を抑制することにより、望ましい候補をはやく得ることができる。
【0124】
請求項1記載の発明によれば、同一注文品番がある場合に遺伝子操作と差分の数が減ることで評価値計算を高速に行うことができる。
【0125】
請求項1記載の発明によれば、仕掛在庫を減らし、負荷を平準化した計画の立案が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る負荷計画立案方法の手順を示すフローチャートである。
【図2】図1の「情報入力」において計画立案に必要な情報の例を示す図である。
【図3】タイムバケット割付基準テーブルおよび設備能力テーブルの作成手順の例を示す図である。
【図4】初期固体集合の染色体生成の説明図である。
【図5】評価値計算の説明図である。
【図6】設備負荷評価の計算で得られるテーブルを示す図である。
【図7】遺伝子操作の説明図である。
【図8】評価済み染色体情報の選択の説明図である。
【図9】評価値計算のフローチャートである。
【図10】評価値計算の説明図ある。
【図11】本発明の第2実施形態に係る負荷計画立案方法の特徴を示す図である。
【図12】第2実施形態における評価値計算のサブルーチンを示す図である。
【図13】図12のサブルーチンの説明図である。
【図14】本発明の第3実施形態に係る負荷計画立案方法の特徴を示す図である。
【図15】本発明の第4実施形態に係る負荷計画立案方法の特徴を示すフローチャートである。
【図16】図15の「生成した染色体との演算により類似指数を計算」の説明図である。
【図17】本発明の第5実施形態に係る負荷計画立案方法の特徴を示す図である。
【図18】本発明の第6実施形態に係る負荷計画立案方法の特徴を示す図である。
【図19】本発明の第7実施形態に係る負荷計画立案方法の特徴を示す図である。
【図20】本発明の第8実施形態に係る負荷計画立案方法の特徴を示す図である。
【図21】従来の生産計画立案方法で採られる負荷積みの説明図である。
【符号の説明】
S10 情報入力
S11 タイムバケット割付基準テーブル、設備能力テーブルの作成
S12 初期固体集合の染色体生成
S13 評価値計算
S14 各固体の並びと評価項目毎の評価値を格納
S15 END条件
S16 遺伝子操作
S17 評価済み染色体情報の選択
S18 評価値計算
S19 計画候補の選択
S20 選択固体のおけるそれぞれの並びと評価項目毎の評価値を格納

Claims (11)

  1. 複数の設備および作業者等の資源と複数の工程とからなる生産プロセスにおける負荷計画をコンピュータによって立案する方法であって、
    コンピュータに対して、計画の対象となる複数の納期付きオーダー情報、オーダーを工程単位に展開する構成マスタ情報、オーダーが1つの工程を流れる時の設備使用時間情報、設備稼働時間を表すカレンダー情報、負荷を計算する基準時間を表すタイムバケットとその大きさ情報、および負荷計画立案対象期間を表す生産区間情報を入力したとき
    コンピュータは、
    入力された各オーダー情報を構成マスタ情報で自動展開することにより複数のジョブを生成し、そのジョブを加工する設備毎の使用時間を設備使用時間情報より抽出して、その時間がタイムバケットの大きさを越えない範囲で1つにまとめ、全行程を複数のタイムバケットに振り分け、
    負荷計画立案対象期間分のタイムバケットの数からなる遺伝的アルゴリズムにおける遺伝子座を計画の対象となるオーダーの数だけ組み合わせたものを染色体とし、上記各オーダーの振り分けたバケットを染色体に対応するオーダーの遺伝子座に表現したものを1つの計画候補とし、染色体に対して遺伝的アルゴリズムの演算を繰り返しながら様々なパターン計画候補を生成し、
    少なくとも生産効率の度合いを示す評価値のよいものを探索して負荷計画とする
    過程において、
    計画候補の評価値を計算する際に、新たに作成した計画候補の染色体表現と、以前に評価した計画候補のうちその染色体表現と評価情報を記憶した計画候補の染色体との異なる遺伝子座を検出して、その遺伝子座の評価のみをやり直して計画候補全体の評価値を計算する
    ことを特徴とする負荷計画立案方法。
  2. コンピュータは、計画候補となる染色体の遺伝子を、オーダー毎に、生産を行うタイムバケットと生産を行わないタイムバケットをバイナリビットで区別して表現することを特徴とする請求項1記載の負荷計画立案方法。
  3. コンピュータは、計画候補となる染色体の遺伝子を、オーダー毎に、負荷のあるタイムバケットの順番に合わせたキャラクタで表現することを特徴とする請求項1記載の負荷計画立案方法。
  4. コンピュータは、遺伝子座におけるタイムバケットの順番の変化に伴う資源とその時間の増減を事前に記憶しておき、遺伝子座の評価をやり直す際に、前記記憶した資源とその時間の増減を利用することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の負荷計画立案方法。
  5. コンピュータは、新たに作成した染色体と以前に評価した染色体との差違を検出する際に、新たに作成した染色体との差違を検出する対象として、新たに作成した染色体の基となった1世代前の染色体を選ぶことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の負荷計画立案方法。
  6. コンピュータは、新たに作成した染色体と以前に評価した染色体との差違を検出する際に、新たに作成した染色体との差違を検出する対象として、以前に評価して記憶した染色体の中から、新たに作成した染色体と染色体が類似しているものを選び出すことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の負荷計画立案方法。
  7. コンピュータは、遺伝子操作で新たな染色体を生成する時に、交叉点を含むオーダー部分に操作を限定することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の負荷計画立案方法。
  8. コンピュータは、遺伝子操作で新たな染色体を生成する時に、オーダー毎の納期以降に対応する遺伝子座部分は遺伝子演算の対象にならないようにすることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の負荷計画立案方法。
  9. コンピュータは、遺伝子操作で新たな染色体を生成する時に、オーダー毎に生産開始可能日を設定し、開始日以前に対応する遺伝子座部分は遺伝子演算の対象にならないようにすることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の負荷計画立案方法。
  10. コンピュータは、遺伝子操作で新たな染色体を生成する時に、計画対象のオーダーの中に、同一品番のオーダーがある場合、同一品番オーダー間の着手可能日の順番および納期の順番が変わらないように遺伝子演算の対象となる遺伝子座を制限することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の負荷計画立案方法。
  11. コンピュータは、生産効率の度合いとして、リードタイムおよび設備負荷を評価することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の負荷計画立案方法
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