JP5190110B2 - コース作成システムおよびコース作成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コース作成システムおよびコース作成方法に関する。
特許文献1(特開2004−127038号公報)には、複数の自動販売機が設置された地域を、自動販売機の巡回作業を行う作業員の担当エリアに分割するシステムが記載されている。当該システムは、複数の自動販売機が設置された地域内に、少なくとも一つの自動販売機を含むエリアを担当者の数に応じて複数設定する初期設定部と、各エリアに含まれる自動販売機の特性によって定まる統計量を算出する算出部と、前記統計量を考慮して特定エリアを選択した後、その特定エリアに自動販売機を追加してエリアを拡張する処理を繰り返し実行し、所定の条件を満たしたときに前記処理を終了し、得られたエリアを前記複数の担当者の担当エリアとして決定する処理部と、を備えている。これにより、複数の自動販売機が設置された地域を、各作業員が効率よく巡回できるように担当エリアに分割することができる。
特開2004−127038号公報
一方、近年、コンビニエンスストアの利用率が高まり、コンビニエンスストアでの各種商品の取り扱い量が増えている。コンビニエンスストアでは、取扱商品がシステマティックに管理されていたり、商品の配送時間が厳密に指定されていることが多い。そのため、このような店舗へ物品を配送する場合、指定された時間を厳守することが重要な課題となってきている。特許文献1に記載の技術では、近似アルゴリズムを用いてコース内に含まれる店舗を最短経路で巡回することのできる巡回順序を算出して効率よく巡回できるコースを作成するようになっている。しかし、時間指定のある店舗への配送において、時間指定を厳守するという点で、課題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、配送頻度が異なるとともに配送可能な時間の時間指定がある場合とない場合がある複数種の巡回ポイントが混在したコースを、時間指定のある巡回ポイントへの時間指定が守れる可能性が高く、効率よく巡回することのできるように作成する技術を提供することにある。
本発明によれば、
所定期間の間に配送する必要のある配送頻度が異なるとともに配送可能な時間の時間指定がある場合とない場合がある複数種の複数の巡回ポイントにそれぞれ物品を配送するコースを作成するシステムであって、
各前記巡回ポイントに、時間指定があるかないか、および配送頻度によって、時間指定があることを1番目の優先条件、配送頻度が高いことを2番目の優先条件として、各前記巡回ポイントをランク付けして、ランクの高い前記巡回ポイントから順に、所定条件を満たすまで順次選択して、前記所定条件を満たすと次のランクの前記巡回ポイントを順次選択する処理を繰り返す巡回ポイント選択部と、
前記巡回ポイント選択部が選択した前記巡回ポイントを巡回する順序を決定する順序決定部と、
前記巡回ポイント選択部が選択した前記巡回ポイントを前記順序決定部が決定した順序で巡回したときに各前記巡回ポイントへの到達時間を算出する時間算出部と、
コースの評価値として、前記時間算出部が算出した前記到達時間に基づき、時間指定がある前記巡回ポイントのうち、当該時間指定を守ることができる可能性が高い巡回ポイントの数が多いほど高い評価値を算出する評価値算出部と、
前記巡回ポイント選択部が、最もランクの高い前記巡回ポイントを前記所定条件を満たすまで選択すると、前記順序決定部が決定した順序で当該巡回ポイントを巡回する予備コースを作成する予備コース作成部と、
前記予備コース作成部が作成した予備コースに、その後に巡回ポイント選択部が選択する巡回ポイントを順次追加してコースを作成するコース調整部と、
を含み、
前記順序決定部は、前記予備コースに含まれる前記巡回ポイントにつき、各前記巡回ポイントの前記時間指定に従って順序を決定するとともに、前記予備コースが作成された後に、前記巡回ポイント選択部が時間指定のない前記巡回ポイントを選択した場合に、前記評価値算出部が算出する前記評価値が最も高くなる箇所に、当該巡回ポイントを挿入するコース作成システムが提供される。
このような構成とすることにより、配送頻度が異なる巡回ポイントや、時間指定がある巡回ポイントおよび時間指定がない巡回ポイントが混在しているようなコースを作成する場合に、時間指定のある巡回ポイントへの時間指定が守れる可能性が高く、効率よく巡回することのできるコースを作成することができる。
本発明のコース作成システムにおいて、前記コース調整部は、前記巡回ポイント選択部が配送頻度の低いランクの前記巡回ポイントを選択すると、配送頻度の高いランクの前記巡回ポイントに前記物品を配送するコースのそれぞれに当該巡回ポイントを含めた場合のそれぞれについて、前記評価値算出部に前記評価値を算出させ、当該評価値が高くなる方のコースに当該巡回ポイントを含める処理を繰り返すことができる。
本発明のコース作成システムは、前記時間算出部が算出した前記到達時間に基づき、時間指定がある前記巡回ポイントのうち、各前記巡回ポイントへの配送時間が当該時間指定の範囲内にあり、前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数を算出する範囲内数算出部をさらに含むことができ、前記評価値算出部は、前記範囲内数算出部が算出した前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が大きいほど高い評価値を算出することができる。
本発明のコース作成システムにおいて、前記範囲内数算出部は、前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が同じ場合、前記時間指定を守ることができないすべての巡回ポイントにつきそれぞれ指定時間との差分を算出し、差分の合計値が少ないほど当該時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が多いと算出することができる。
本発明のコース作成システムにおいて、前記時間算出部は、前記巡回ポイント選択部が選択した前記巡回ポイントを前記順序決定部が決定した順序で巡回したときに選択された全部の前記巡回ポイントを巡回するのに必要な総時間も算出することができ、前記評価値算出部は、時間指定を守ることができる可能性が高い巡回ポイントの数が同じ場合、前記時間算出部が算出した総時間が短いほど高い評価値を算出することができる。
本発明のコース作成システムにおいて、前記順序決定部は、前記予備コース作成部が前記予備コースを作成した後に、前記巡回ポイント選択部が時間指定のある前記巡回ポイントを選択した場合に、当該巡回ポイントの時間指定に基づき、当該巡回ポイントを挿入可能な箇所を選択し、選択した箇所にそれぞれ前記巡回ポイントを挿入した場合につき前記評価値算出部により前記評価値を算出させ、前記評価値が最も高くなる箇所に当該巡回ポイントを挿入することができる。
このようにすれば、巡回ポイントを挿入すべき箇所を絞り込んだ後に評価値を算出する処理を行えるので、処理を簡易化することができる。
本発明のコース作成システムにおいて、前記順序決定部は、前記巡回ポイントに配送可能な時間の時間指定が2以上に分離して指定されている場合、すべての前記時間指定それぞれにつき、当該巡回ポイントの時間指定として扱い、各条件につき、前記評価値算出部が算出する前記評価値が最も高くなる時間指定を当該店舗の時間指定とすることができる。
本発明のコース作成システムは、前記コース調整部が作成した前記コースに含まれる前記巡回ポイントを、巡回する順序を変えた改善候補コースを作成し、前記評価値算出部が算出した前記評価値が高くなるか否かを判断し、高くなる場合に、当該改善候補コースを改善コースとして確定する処理を繰り返す改善処理部をさらに含むことができる。
これにより、さらに時間指定のある巡回ポイントへの時間指定が守れる可能性が高く、効率よく巡回することのできるコースを作成することができる。
本発明のコース作成システムにおいて、前記改善処理部は、前記コース調整部が作成した前記コースに含まれる前記巡回ポイントを、前記順序決定部が決定した順序とは逆順にして前記改善候補コースを作成することができる。
本発明のコース作成システムにおいて、前記改善処理部は、前記コース調整部が作成した前記コースに含まれる前記巡回ポイントを、当該コースに含まれる他の前記巡回ポイントそれぞれと入れ替える処理を行い、前記評価値算出部が算出する前記評価値が最も高くなる場合の入れ替えを行って前記改善候補コースを作成することができる。
本発明のコース作成システムにおいて、前記改善処理部は、前記コース調整部が作成した前記コースの中から、前記順序決定部が決定した順序で並ぶ一以上の前記巡回ポイントを選択して、当該巡回ポイントを当該コースに含まれる他の前記巡回ポイントの間に挿入する処理を行い、前記評価値算出部が算出する前記評価値が最も高くなる場合の挿入を行って前記改善候補コースを作成することができる。
本発明のコース作成システムにおいて、前記改善処理部は、配送頻度の低い前記巡回ポイントについて、選択されている方のコースとは異なる方のコースに入れ替えて前記改善候補コースを作成することができる。
本発明によれば、
所定期間の間に配送する必要のある配送頻度が異なるとともに配送可能な時間の時間指定がある場合とない場合がある複数種の複数の巡回ポイントにそれぞれ物品を配送するコースを作成するコース作成方法であって、
コンピュータが、
各前記巡回ポイントに、時間指定があるかないか、および配送頻度によって、時間指定があることを1番目の優先条件、配送頻度が高いことを2番目の優先条件として、各前記巡回ポイントをランク付けして、ランクの高い前記巡回ポイントから順に、所定条件を満たすまで順次選択して、前記所定条件を満たすと次のランクの前記巡回ポイントを順次選択する処理を繰り返すステップと、
前記巡回ポイントを順次選択するステップで選択された前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップと、
前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップで決定された順序で前記巡回ポイントを巡回したときに各前記巡回ポイントへの到達時間を算出するステップと、
コースの評価値として、前記時間を算出するステップで算出された前記到達時間に基づき、時間指定がある前記巡回ポイントのうち、当該時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が多いほど高い評価値を算出するステップと、
前記巡回ポイントを順次選択するステップにおいて、最もランクの高い前記巡回ポイントが前記所定条件を満たすまで選択されると、前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップで決定された順序で当該巡回ポイントを巡回する予備コースを作成するステップと、
前記予備コースを作成するステップで作成された予備コースに、その後に前記巡回ポイントを順次選択するステップで選択された巡回ポイントを順次追加してコースを作成するステップと、
実行し
前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップにおいて、前記予備コースに含まれる前記巡回ポイントにつき、各前記巡回ポイントの前記時間指定に従って順序を決定するとともに、前記予備コースが作成された後に、巡回ポイントを順次選択するステップにおいて、時間指定のない前記巡回ポイントが選択された場合に、前記評価値が最も高くなる箇所に、当該巡回ポイントを挿入するコース作成方法が提供される。
本発明のコース作成方法において、前記コースを作成するステップは、前記巡回ポイントを順次選択するステップにおいて、配送頻度の低いランクの前記巡回ポイントが選択されると、配送頻度の高いランクの前記巡回ポイントに前記物品を配送するコースのそれぞれに当該巡回ポイントを含めた場合のそれぞれについて、前記評価値が最も高くなるコースに当該巡回ポイントを含める処理を繰り返すことができる。
本発明のコース作成方法は、上記コンピュータが、前記時間を算出するステップで算出された前記到達時間に基づき、時間指定がある前記巡回ポイントのうち、各前記巡回ポイントへの配送時間が当該時間指定の範囲内にあり、前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数を算出するステップをさらに実行するようにしてもよく、前記評価値を算出するステップにおいて、前記巡回ポイントの数を算出するステップで算出された前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が大きいほど高い評価値を算出するようにしてもよい
本発明のコース作成方法において、前記巡回ポイントの数を算出するステップにおいて、前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が同じ場合、前記時間指定を守ることができないすべての巡回ポイントにつきそれぞれ指定時間との差分を算出し、差分の合計値が少ないほど当該時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が多いと算出することができる。
本発明のコース作成方法において、前記到達時間を算出するステップにおいて、前記巡回ポイントを順次選択するステップで選択された前記巡回ポイントを、前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップで決定された順序で巡回したときに選択された全部の前記巡回ポイントを巡回するのに必要な総時間も算出することができ、前記評価値を算出するステップは、前記時間指定を守ることができる可能性が高い巡回ポイントの数が同じ場合、前記到達時間を算出するステップで算出された前記総時間が短いほど高い評価値を算出することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、配送頻度が異なるとともに配送可能な時間の時間指定がある場合とない場合がある複数種の巡回ポイントが混在したコースを、時間指定のある巡回ポイントへの時間指定が守れる可能性が高く、効率よく巡回することのできるように作成することができる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本発明の実施の形態におけるコース作成システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における店舗情報記憶部のデータ構造の一部を示す図である。 本発明の実施の形態における店舗情報記憶部のデータ構造の一部を示す図である。 コース内に含める店舗を示す図である。 順序決定部が店舗を巡回する順序を決定する手順を示す図である。 時間算出部が算出した各店舗への配送時間を示す図である。 コース内に含める店舗を示す図である。 第1の複製コースおよび第2の複製コースを示す図である。 第1の複製コースおよび第2の複製コースを示す図である。 第1の複製コースおよび第2の複製コースを示す図である。 第1の複製コースおよび第2の複製コースを示す図である。 第1の複製コースおよび第2の複製コースを示す図である。 第1の複製コースおよび第2の複製コースを示す図である。 第1の複製コースおよび第2の複製コースを示す図である。 第1の複製コースおよび第2の複製コースを示す図である。 第1の複製コースおよび第2の複製コースを示す図である。 第1の複製コースおよび第2の複製コースを示す図である。 本発明の実施の形態における店舗情報記憶部T3のデータ構造の一部を示す図である。 予備コースを示す図である。 本発明の実施の形態におけるコースの作成手順を示すフローチャートである。 改善処理手順を示すフローチャートである。 改善処理を説明する図である。 改善処理を説明する図である。 改善処理を説明する図である。 改善処理を説明する図である。 ピストンコースを作成する手順を示す図である。 ピストンコースを作成する手順を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
以下、巡回ポイントが店舗である場合を例として本発明の実施の形態を説明する。店舗は、たとえばコンビニエンスストアやスーパー等とすることができる。本実施の形態において、コース作成システムは、配送拠点から複数の店舗(巡回ポイント)に物品を配送して配送拠点に戻るコースを作成する。これらの店舗は、所定期間の間に配送する必要のある配送頻度が異なるとともに配送可能な時間の時間指定がある場合とない場合がある複数種のものを含む。
図1は、本実施の形態におけるコース作成システム100の構成を示すブロック図である。
コース作成システム100は、表示処理部102、条件設定受付部104、コース作成部106、評価処理部118、地図情報記憶部T1、拠点情報記憶部T2、店舗情報記憶部T3、条件記憶部T4、およびロジック記憶部T6を含む。コース作成部106は、店舗選択部108、予備コース作成部110、順序決定部112、コース調整部114、および改善処理部116を含む。評価処理部118は、時間算出部120、範囲内店舗数算出部122、および評価値算出部124を含む。
表示処理部102は、各種データや作成されたコース状態を地図情報とともに画面(不図示)上に表示する処理を行う。
条件設定受付部104は、ユーザからコース作成のための種々の条件の設定を受け付ける。条件設定受付部104は、たとえば、各担当者の1日の基準作業時間、下限作業時間、勤務開始時刻、物品の積込時間、休憩時間、拠点への帰所後の作業時間、各店舗での標準作業時間、店舗間の標準移動速度、拠点と店舗間の標準移動速度、トラックの最大積載量および下限積載量、積載量の許容積載率の設定等の条件の設定を受け付ける。また、条件設定受付部104は、コース時間の上限および下限の設定を受け付けることもできる。条件記憶部T4は、設定された条件を記憶する。
地図情報記憶部T1は、コース作成の対象となる地域の地図情報データを記憶する。拠点情報記憶部T2は、拠点情報データを記憶する。拠点情報データは、拠点の識別コード、拠点の名称、拠点の位置(緯度および経度、またはX座標およびY座標)等を含む。ここで、拠点とは、たとえばその地域における物流センター等の配送拠点である。なお、ロジック記憶部T6は、種々の処理手順に関するロジックを記憶する。コース情報記憶部T5は、コース作成部106が作成したコースの情報を記憶する。
店舗情報記憶部T3は、店舗情報データを記憶する。店舗情報データは、拠点の識別コード、店舗の識別コード、店舗の名称、店舗の位置(緯度、経度および高さ、またはX座標、Y座標およびZ座標)、1回当たりの配送量、月配送回数、配送日時条件、1回あたりの作業時間(分)、拠点からの移動速度(km/時間)、店舗間移動速度(km/時間)、月売上(円)、商品毎の月販売量(個)等の店舗に関する情報を含む。
図2は、本実施の形態における店舗情報記憶部T3のデータ構造の一部を示す図である。
ここでは、店舗情報記憶部T3は、拠点コード欄、店舗コード欄、位置欄、作業時間欄、配送量欄、配送頻度欄、指定時間欄、時間幅欄、基準時間欄、およびランク欄等を含む。ここで、たとえば、店舗コード「a」の店舗は、拠点コード「1000」の拠点に属し、位置が「(X,Y,Z)」、この店舗における作業時間が「5分」、1回当たりの配送量は「0.001t」、配送頻度は4/4、時間指定は「10:00−11:00」、時間幅は「1h」、基準時間は「10:30」、ランクは「1」である。
ここで、配送頻度が「4/4」とは、4週間中4回という意味であり、毎週配送が必要であることを示す。また、配送頻度が「2/4」とは、4週間中2回ということであり、2週間に1回だけ配送が必要であることを示す。本実施の形態においては、毎週配送が必要な「4/4」店と、2週間に1回だけ配送が必要な「2/4店」とが含まれる場合を例として説明する。つまり、2/4店については、4/4店への配送の2回中いずれか一方でのみ配送を行えばよいことになる。また、時間指定が「10:00−11:00」とは、配送可能な時間が10:00から11:00の間と指定されているということである。本例では、指定された配送時間の中間時間を基準時間としている。また、時間指定欄に「−」と記入されている店舗は、時間指定がないものである。
たとえば、店舗コードa、b、c、d、e、f、gの店舗は、時間指定があるとともに、配送頻度が4/4となっている。また、店舗コードh、i、jの店舗は、時間指定があるとともに、配送頻度が2/4となっている。また、店舗コードk〜sまでの店舗は、時間指定がなく、配送頻度が4/4となっている。店舗コードt〜yの店舗は、時間指定がなく、配送頻度が2/4となっている。
本実施の形態において、各店舗は、時間指定があるかないか、および配送頻度によって、時間指定があることを1番目の優先条件、配送頻度が高いことを2番目の優先条件として、ランク付けされる。すなわち、1番目の優先条件に従い、まず時間指定がある店舗コードa〜jの店舗が選択される。次に、2番目の優先条件に従い、この中でも、配送頻度が最も高い店舗コードa〜gに一番高いランク1が付される。次いで、時間指定がある店舗の中から、次に配送頻度が高い店舗コードh〜jの店舗に次のランク2が付される。このようにして時間指定がある店舗すべてにランクが付されると、次に時間指定がない店舗の中で、配送頻度が最も高い店舗コードk〜sの店舗に高いランク3が付される。次いで、時間指定がない店舗の中で、次に配送頻度が高い店舗コードt〜yの店舗に次のランク4が付される。店舗情報記憶部T3は、ランクと店舗とを対応付けたテーブルを含むこともできる。図3は、このテーブルを示す図である。
図1に戻り、コース作成部106は、配送拠点から複数の店舗に物品を配送して配送拠点に戻るコースを作成する。店舗選択部108(巡回ポイント選択部)は、ランクの高い店舗から順に、各ランク毎に所定条件を満たすまで順次選択して、所定条件を満たすと次のランクの店舗を順次選択する処理を繰り返す。本実施の形態においては、コースに含めるべき店舗が予め設定されて店舗情報記憶部T3に設定されている状態でコースを作成する場合を例として説明する。すなわち、本実施の形態において、所定条件は、店舗情報記憶部T3に設定されたそのランクの店舗のすべてが選択された場合とすることができる。
予備コース作成部110は、店舗選択部108がランク1の店舗を所定条件を満たすまで選択すると、それらの店舗を含む予備コースを作成する。
コース調整部114は、予備コース作成部110が作成した予備コースに、その後に店舗選択部108が選択する店舗を順次追加してコースを作成する処理を行う。
順序決定部112は、予備コースおよびコース内に含まれる店舗を巡回する順序を決定する。本実施の形態において、順序決定部112は、店舗に時間指定がある場合には当該時間指定に従って、店舗を巡回する順序を決定する。このとき、順序決定部112は、たとえば各店舗の基準時間に基づき、基準時間順に店舗を並べて順序を決定することができる。また、順序決定部112は、後述する評価値を参考にして、適宜順番を決定することもできる。
評価処理部118は、コース作成部106が作成したコースの評価を行う。
時間算出部120は、予備コースおよびコース内に含まれる店舗を順序決定部112が決定した順序で巡回した場合の各店舗への配送時間や、当該コースを巡回するのに必要なコース時間等を算出する。なお、時間算出部120は、拠点と店舗との間および店舗間の移動時間としては、最適路移動時間となるようにして時間を算出する。
範囲内店舗数算出部122は、予備コースおよびコース内に含まれる店舗を順序決定部112が決定した順序で巡回したときに、時間指定がある店舗のうち、その店舗への配送時間が当該時間指定の範囲内にあり、時間指定を守ることができる店舗の数を算出する。
評価値算出部124は、時間算出部120が算出したコース時間と、範囲内店舗数算出部122が算出した時間指定を守ることができる店舗の数とに基づき、コースを評価する評価値を算出する。
評価値算出部124は、以下の手順に従って、コースの評価値を算出する。
(1)時間指定を守ることができる店舗の数が多い場合に最も高い評価値を付ける。
(2)時間指定を守ることができる店舗の数が同じ場合、時間指定がある店舗への配送時間が範囲外である店舗への配送時間と時間指定範囲との時間差分(絶対値)をとり、その差分和が少ない方に高い評価値を付ける。
(3)以上で評価値が同じでも、評価値算出部124は、配送拠点への帰着時間、すなわちコース時間が短い方に高い評価値を付ける。
なお、範囲内店舗数算出部122が、時間指定を守ることができる店舗の数が同じ場合、時間指定を守ることができないすべての店舗につきそれぞれ指定時間との差分を算出し、差分の合計値が少ないほど時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が多いと算出して評価値算出部124に通知するようにして、上記(1)および(2)の手順の評価値が算出されるようにすることもできる。
改善処理部116は、コース調整部114が作成したコースの改善処理を行う。改善処理については、後述する。
ここで、以下の手順でコース調整部114によるコースが作成される。
まず、店舗選択部108が、最もランクの高いランク1の店舗を所定条件を満たすまで順次選択すると、予備コース作成部110は、選択された店舗を含む予備コースを作成する。順序決定部112は、予備コースに含まれる各店舗の時間指定に従って当該店舗を巡回する順序を決定する。ここで、順序決定部112は、たとえば基準時間順に各店舗を並べて順序を決定することができる。
つづいて、店舗選択部108は、次のランク2の店舗を所定条件を満たすまで順次選択する。このとき、ランク2の店舗は、予備コースに含まれるランク1の店舗よりも配送頻度が低い。そのため、コース調整部114は、選択された店舗をどの週に配送するかを決定する必要がある。この処理は、予備コース作成部110が作成した予備コースを複製し2つにし、一方のコースを第1週目のコース、他方のコースを第2週目のコースとして、選択された店舗をいずれのコースに含めた場合に、コースの評価値が高くなるかに応じて決定することができる。
店舗選択部108が新たな店舗を選択すると、順序決定部112は、当該店舗を2つのコースのそれぞれに含めた場合に、当該店舗をどの順序に挿入すべきかを決定する。順序決定部112は、選択された店舗の時間指定に基づき、各コースのいずれの箇所に挿入すべきかを決定することができる。また、他の例として、順序決定部112は、評価値算出部124による評価値に基づいて、選択された店舗を挿入する箇所を決定することもできる。この場合、順序決定部112は、まず、各店舗の時間指定に基づき、当該店舗を挿入可能な箇所を選択する。次いで、順序決定部112は、選択した箇所にそれぞれその店舗を挿入した場合につき評価値算出部124により評価値を算出させる。この結果に基づき、評価値が高くなる箇所にその店舗を入れるようにする。
コース調整部114は、順序決定部112が決定した順序における評価値算出部124による評価値が高くなる方のコースを、当該店舗を追加するコースとして選択する。以上の処理を繰り返して、ランク2の店舗を所定条件を満たすまで選択して、いずれかのコースに含めるようにする。
つづいて、店舗選択部108は、次のランク3の店舗を所定条件を満たすまで順次選択する。このとき、店舗選択部108が選択するランク3の店舗の配送頻度は、予備コースに含まれるランク1の店舗の配送頻度と同じなので、選択された店舗はすべてのコースにそれぞれ含めることになる。順序決定部112は、選択された店舗を、各コースのどの順序に挿入すべきかを決定する。ここでは時間指定がないので、順序決定部112は、評価値算出部124による評価値が高くなる箇所にその店舗を入れるようにする。以上の処理を繰り返して、ランク3の店舗を所定条件を満たすまで選択して、いずれかのコースに含めるようにする。
つづいて、店舗選択部108は、次のランク4の店舗を所定条件を満たすまで順次選択する。このとき、ランク4の店舗は、予備コースに含まれるランク1の店舗よりも配送頻度が低い。そのため、コース調整部114は、選択された店舗をどのコースに含めるかを決定する必要がある。
店舗選択部108が新たな店舗を選択すると、順序決定部112は、当該店舗を2つのコースのそれぞれに含めた場合に、当該店舗をどの順序に挿入すべきかを決定する。ここでは時間指定がないので、順序決定部112は、評価値算出部124による評価値が高くなる箇所にその店舗を入れるようにする。コース調整部114は、順序決定部112が決定した順序における評価値算出部124による評価値が高くなる方のコースを、当該店舗を追加するコースとして選択する。以上の処理を繰り返して、ランク4の店舗を所定条件を満たすまで選択して、いずれかのコースに含めるようにする。
次に、この処理を具体的に説明する。
図4は、コース内に含める店舗を示す図である。
図4(a)は、図2の店舗情報記憶部T3に示したランク1〜4の店舗を示す図である。図4(b)は、ランク1の店舗を示す図である。各店舗に付された符号は、図2の店舗情報記憶部T3の店舗コードに対応するものとする。以下、店舗コードaが付された店舗を「店舗a」と表現する。
まず、店舗選択部108は、ランク1の店舗a〜gを選択する。予備コース作成部110は、店舗a〜gを含む予備コースを作成する。つづいて、順序決定部112は、店舗選択部108が選択した店舗を、各店舗の時間指定に従って店舗を巡回する順序を決定する。図5は、順序決定部112が店舗を巡回する順序を決定する手順を示す図である。ここで、図中破線で囲んだ数字は、各店舗の基準時間を示す。
順序決定部112は、まず、時間指定された時間幅が短い店舗から順に、基準時間に基づき、店舗を順に並べる。図5(a)は、時間幅が1時間の店舗a、b、dが選択され、これらが基準時間に従って並べられた状態を示す。店舗aの基準時間は10:30、店舗bの基準時間は12:00、店舗dの基準時間は13:30であるので、この順に並べる。
つづいて、順序決定部112は、次に時間指定された時間幅が短い、時間幅が2時間の店舗gを選択し、図5(b)に示すように、基準時間を15:00として店舗dの次に並べる。次いで、順序決定部112は、次に時間指定された時間幅が短い、時間幅が3時間の店舗cを選択し、図5(c)に示すように、基準時間を15:30として店舗gの次に並べる。
同様にして、店舗e、店舗fの順に選択して、図5(d)に示すように各店舗を並べて予備コース300を作成する。
なお、以上では、時間指定された時間幅が短い店舗から選択して、順序を決定する例を説明したが、時間幅に関係なく、すべての店舗を基準時間に従って並べ、時間が重なる場合には、時間幅が広い方の店舗の順序を変更する等して調整することもできる。
つづいて、時間算出部120は、予備コース300に含まれる店舗を順序決定部112が決定した順序で巡回した場合の各店舗への配送時間および当該コースを巡回するのに必要なコース時間等を算出する。図6は、時間算出部120が算出した各店舗への配送時間を示す図である。ここでは、いずれの店舗でも、指定時間の範囲内に配送できるようになっている。ここで、図中四角で囲んだ数字は、時間算出部120が算出した各店舗への配送時間である。
次に、店舗選択部108は、ランク2の店舗h〜jを選択する。図7は、ランク2の店舗を示す図である。このとき、ランク2の店舗の配送頻度は、ランク1の店舗の配送頻度の1/2となる。そのため、ランク2の店舗は、ランク1の店舗への配送が2回行われるときに、いずれか1回にのみ含めばよい。そこで、コース調整部114は、図8に示すように、予備コース300を複製して第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bを作成する。この時点では、第1の複製コース300aと第2の複製コース300bは予備コース300と同じである。ここで、第1の複製コース300aは、1週目、第2の複製コース300bは2週目のコースとすることができる。
次に、店舗選択部108がランク2のいずれかの店舗を選択すると、コース調整部114は、その店舗を第1の複製コース300aまたは第2の複製コース300bのいずれかに追加する。その店舗をいずれに追加するかは、以下の手順で決定することができる。
店舗選択部108は、ランク2の店舗h〜jの中で、時間指定された時間幅が短い店舗から順に選択することができる。ここでは、店舗選択部108は、店舗j、i、hの順で選択するものとする。店舗選択部108が店舗jを選択すると、順序決定部112は、店舗jの時間指定を優先しつつ、店舗jを各コースのどの順序に挿入すべきかを決定する。なお、最初に選択する1つめの店舗のときは、第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bのどちらに挿入しても同じなので、たとえば第1の複製コース300aに挿入する。どちらに入れるかは、予め設定しておいて、設定に従い入れるようにすることができる。ここでは、店舗jの基準時間16:30に従い、図9に示すように、第1の複製コース300aの店舗cの次に挿入する。
つづいて、店舗選択部108が店舗iを選択すると、順序決定部112は、店舗iの時間指定を優先しつつ、店舗iを各コースのどの順序に挿入すべきかを決定する。ここで、店舗iの基準時間は11:00であるが、図10に示すように、第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bの両方ともに、既に基準時間が同じ11:00の店舗eがコースに含まれている。そのため、順序決定部112は、時間算出部120が算出した各店舗への配送時間と、店舗iの時間指定の範囲10:00〜12:00とに基づき、店舗iを店舗aの前から店舗bの前までの間のいずれかの箇所に挿入可能であると判断する。順序決定部112は、各箇所に店舗iを挿入した場合のそれぞれについて、評価処理部118により評価値を算出させ、評価値が最も高くなる箇所に店舗iを挿入することを決定する。順序決定部112は、第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bのそれぞれについてこの処理を行う。
各コースの評価値は、以下の手順で算出する。
各場合について、時間算出部120が各店舗への配送時間およびコース時間を算出する。範囲内店舗数算出部122は、時間算出部120が算出した各店舗への配送時間と、店舗情報記憶部T3に記憶された時間指定とに基づき、時間指定がある店舗のうち、その店舗への配送時間が当該時間指定の範囲内にあり、時間指定を守ることができる店舗の数を算出する。評価値算出部124は、時間指定を守ることができる店舗の数が多い場合に最も高い評価値を付ける。時間指定を守ることができる店舗の数が同じ場合、時間指定がある店舗への配送時間が範囲外である店舗への配送時間と時間指定範囲との時間差分(絶対値)をとり、その差分和が少ない方に高い評価値を付ける。以上で評価値が同じでも、評価値算出部124は、配送拠点への帰着時間、すなわちコース時間が短い方に高い評価値を付ける。
以上の処理により、順序決定部112は、第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bのそれぞれについて、最も評価値が高くなる箇所に店舗iを挿入することを決定する。つづいて、コース調整部114は、第1の複製コース300aと第2の複製コース300bの、いずれに店舗iを挿入した場合が評価値が高くなるかに基づき、評価値が高くなる方のコースに店舗iを挿入することを決定する。
ここでは、たとえば第2の複製コース300bの店舗eの次に店舗iを挿入した場合が最も評価値が高くなるとする。この場合、第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bは、それぞれ図11に示すようになる。なお、第2の複製コース300bにおいては、店舗eが挿入されることにより、店舗b以降の配送時間がずれる。
つづいて、店舗選択部108が店舗hを選択すると、順序決定部112は、店舗hの時間指定を優先しつつ、店舗hを各コースのどの順序に挿入すべきかを決定する。ここで、図12に示すように、店舗hの基準時間は11:30であるので、順序決定部112は、店舗hをたとえば店舗eと店舗bとの間に追加するようにしてもよい。また、順序決定部112は、時間算出部120が算出した各店舗への配送時間と、店舗hの時間指定の範囲10:00〜13:00とに基づき、店舗hを挿入可能な複数の箇所を選択し、それぞれの箇所に店舗hを挿入した場合の評価処理部118による評価値に応じて、評価値が最も高くなる箇所に店舗hを挿入することを決定してもよい。順序決定部112は、第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bのそれぞれについてこの処理を行う。
つづいて、コース調整部114は、第1の複製コース300aと第2の複製コース300bの、いずれに店舗hを挿入した場合が評価値が高くなるかに基づき、評価値が高くなる方のコースに店舗hを挿入することを決定する。
ここでは、たとえば第1の複製コース300aの店舗eの次に店舗hを挿入した場合が最も評価値が高くなるとする。この場合、第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bは、それぞれ図13に示すようになる。なお、第1の複製コース300aにおいては、店舗hが挿入されることにより、店舗b以降の配送時間がずれる。これにより、ランク2までの店舗の選択が終了する。
次に、店舗選択部108は、図4(a)に示した店舗の中から、ランク3の店舗を順に選択する。このとき、ランク3の店舗の配送頻度は、ランク1の店舗の配送頻度と同じである。そのため、ランク3の店舗は、第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bの両方にそれぞれ含まれるようにする。図14は、たとえばランク3の店舗kが選択された場合の例を示す図である。ランク3の店舗は、時間指定がないため、図14に示すように、いずれの箇所にでも挿入可能である。店舗選択部108がランク3のいずれかの店舗を選択すると、順序決定部112は、その店舗を第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bそれぞれのどの箇所に追加するのが最も評価値が高くなるかに基づき、店舗を追加する箇所を決定する。
図15は、店舗kが第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bにそれぞれ追加された状態を示す図である。
ランク3の店舗の選択が終了すると、店舗選択部108は、図4(a)に示した店舗の中から、ランク4の店舗を順に選択する。このとき、ランク4の店舗の配送頻度は、ランク1の店舗の配送頻度の1/2となる。そのため、ランク4の店舗は、ランク1の店舗への配送が2回行われるときに、いずれか1回にのみ含めばよい。店舗選択部108がランク4のいずれかの店舗を選択すると、コース調整部114は、その店舗を第1の複製コース300aまたは第2の複製コース300bのいずれかに追加する。
店舗選択部108がランク4のいずれかの店舗を選択すると、順序決定部112は、その店舗を第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bそれぞれのどの箇所に追加するのが最も評価値が高くなるかに基づき、コース毎に店舗を追加する箇所を決定する。
図16は、たとえばランク4の店舗tが選択された場合の例を示す図である。なお、店舗情報記憶部T3で設定されたランク3の店舗k〜sは既に第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bに取り込まれ済であるが、ここでは、簡略化のために、ランク3の店舗として店舗kしか示していない。ランク4の店舗は、時間指定がないため、図16に示すように、いずれの箇所にでも挿入可能である。店舗選択部108がランク4のいずれかの店舗を選択すると、順序決定部112は、その店舗を第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bそれぞれのどの箇所に追加するのが最も評価値が高くなるかに基づき、店舗を追加する箇所を決定する。
この後、コース調整部114は、店舗tが第1の複製コース300aと第2の複製コース300bのいずれに追加された場合の方が評価値が高くなるかに基づき、店舗tをいずれのコースに追加するかを決定する。図17は、たとえば店舗tが第2の複製コース300bに追加された状態を示す図である。店舗選択部108は、ランク4の店舗を所定の条件を満たすまで順次選択し、順序決定部112は店舗選択部108が店舗を選択する度に、各コースのいずれの箇所にその店舗を追加するのかを決定し、コース調整部114は、いずれのコースにその店舗を含めるかを決定して、コースを作成していく。
以上の処理により、コースが作成される。
なお、以上の例では、各店舗に、配送時間の指定が1つしかない場合を示したが、たとえば、配送時間の指定が2以上に分離して指定されるようにすることもできる。図18は、そのような指定を含む店舗がある場合の店舗情報記憶部T3の構成を示す図である。
ここで、店舗aは、時間指定が「10:00〜11:00」と、「13:00〜15:00」と2つの時間帯が指定されている。この場合、上記2つの時間帯のいずれかに配送可能ということである。このような場合は、順序決定部112は、両方の時間指定それぞれにつき、当該店舗の時間指定として扱い、各条件につき、評価値算出部124が算出する評価値が最も高くなる時間指定を当該店舗の時間指定とする。
図19は、予備コースの例を示す図である。
図19(a)の予備コース300は、店舗aの時間指定を、「10:00〜11:00」の基準時間である10:30とした場合を示し、図5を参照して説明したのと同様である。図19(b)の予備コース301は、店舗aの時間指定を、「13:00〜15:00」の基準時間である14:00とした場合の予備コース301を示す図である。本実施の形態において、このように複数の時間指定がある場合は、それぞれについて時間指定がされていると仮定して、それぞれの場合のコースを作成し、評価値算出部124による評価値が高くなる方のコースを採用するようにすることができる。すなわち、予備コース301についても、予備コース300について図6から図17を参照して説明したのと同様の処理により複製コースを作成し、予備コース300を用いた場合と、予備コース301を用いた場合とで、コースの評価値が高くなる方を採用するようにすることができる。
図20は、以上の処理手順を示すフローチャートである。
まず、複数の時間指定がある場合に、上記のような場合分けをする(S100)。これ以降の処理は、各場合についてそれぞれ行う。
まず、時間指定がありかつ配送頻度が最も高い4/4店を選択して予備コースを作成する(S110)。
次いで、時間指定があり次に配送頻度が高い2/4店を、挿入する(S120)。このとき、2/4店は、4/4店に対する配送頻度が1/2であり、4/4店に2回配送を行ううちの1回だけ配送を行えばよい。そのため、ステップS110で作成した予備コースを2つに複製して複製コースを作成し、2/4店を2つのコースのいずれに含めるかを決定しつつコースに挿入していく。
その後、時間指定がなく配送頻度が高い4/4店を選択して複製コースに挿入していく(S130)。この場合は、ステップS110で選択した時間指定のある4/4店と同じ配送頻度なので、すべての複製コースに含める必要があるが、各コースについて、どの箇所に挿入するのかを評価値が高くなるようにして決定する。
その後、時間指定がなく配送頻度が低い2/4店を選択して複製コースに挿入していく(S140)。この場合は、配送頻度が低いので、ステップS120で作成した複製コースのいずれに含めるかを決定するとともに、どの箇所に挿入するのかを、評価値が高くなるようにして決定する。その後、複製したコースの中で、全く同じパターンのコースを除外する(S150)。これは、この後の改善処理での重複を避けるためである。つづいて、後述する改善処理を行う(S160)。
なお、以上の処理において、たとえば図18を参照して説明したように、配送時間の指定が2以上に分離して指定されている場合、いずれかの時間指定を守ることができる場合に、その店舗につき、時間指定を守ることができる店舗として算出することができる。また、時間差分を算出する際にも、いずれかの時間指定との間で、最も時間差分が少ない値をその店舗における指定時間との時間差分として用いることができる。
(改善処理)
次に、改善処理部116による改善処理を説明する。
改善処理部116は、コース調整部114が作成したコースに含まれる店舗を、巡回する順序を変えた改善候補コースを作成し、評価値算出部124が算出した評価値が高くなるか否かを判断し、高くなる場合に、当該改善候補コースを改善コースとして確定する処理を繰り返す。
(第1の改善処理:逆順)
具体的には、改善処理部116は、コース調整部114が作成したコースに含まれる店舗を、順序決定部112が決定した順序とは逆順にして改善候補コースを作成する。なお、この処理を行う際に、たとえば図18を参照して説明したように、配送時間の指定が2以上に分離して指定されている場合、いずれかの時間指定を守ることができる場合に、その店舗につき、時間指定を守ることができる店舗として算出することができる。また、時間差分を算出する際にも、いずれかの時間指定との間で、最も時間差分が少ない値をその店舗における指定時間との時間差分として用いることができる。これにより、コース調整部114が作成したコースに含まれる店舗を、順序決定部112が決定した順序とは逆順にした場合に、最初に用いていた時間指定とは異なる時間指定範囲内に配送可能となる店舗が生じ、結果として評価値が高くなる可能性もある。なお、以下の他の改善処理についても同様とすることができる。
(第2の改善処理:挿入入れ替え)
改善処理部116は、コース調整部114が作成したコースの中から、順序決定部112が決定した順序で並ぶ一以上の店舗を選択して、当該店舗を当該コースに含まれる他の店舗の間に挿入する処理を行い、評価値算出部124が算出する評価値が最も高くなる場合の挿入を行って改善候補コースを作成する。
(第3の改善処理:2点交換)
改善処理部116は、コース調整部114が作成したコースに含まれる店舗を、当該コースに含まれる他の店舗それぞれと入れ替える処理を行い、評価値算出部124が算出する評価値が最も高くなる場合の入れ替えを行って改善候補コースを作成する。
(第4の改善処理:週次入れ替え)
改善処理部116は、配送頻度の低い店舗について、選択されている方のコースとは異なる方のコースに入れ替えて改善候補コースを作成する。
いずれの場合も、評価値算出部124は、以下の手順で改善候補コースを評価する。
(i):改善候補コースと現在のコースとを比較して、それぞれの2つのコース(第1週および第2週)合計で到着時刻が時間指定外である時間指定店の数が少なくなったら改善候補コースを採用する。
(ii):(i)の条件において数が同じでも、すべての指定時間外である時間指定店に対して、到着時刻と指定時間範囲との時間差分(絶対値)をとり、それぞれの2つのコース合計でその差分和が小さくなっていたら、改善候補コースを採用する。
(iii):(i)、(ii)の条件においても同じだったとき、それぞれの2つのコース合計で配送拠点への帰着時間(コース時間)が短くなっていれば、改善候補コースを採用する。
図21は、改善処理部116の処理手順を示すフローチャートである。
まず、第1の改善処理を行う(S200)。このとき、改善候補コースの評価値が高くなっていたら(S202のYES)、改善候補コースを改善コースとして確定し、改善コースを採用する(S204)。改善候補コースの評価値が高くなっておらず、改善されていない場合は(S202のNO)、そのままもとのコースとする。
つづいて、第2の改善処理(S206)、第3の改善処理(S208)、および第4の改善処理(S210)をそれぞれ行う。これらは並行して行うこともでき、任意のものを選択して一部のみ行うこともできる。いずれの場合も、改善候補コースの評価値を算出し、改善されていた場合(S212のYES)、評価値が最も高い改善候補コースを改善コースとして確定し、採用する(S214)。この処理を繰り返し、改善がみられなくなったら(S212のNO)、改善処理を終了して、コースを決定する(S216)。
次に、各改善処理について、具体例を説明する。
図22は、第1の改善処理を説明する図である。
図22(a)および図22(b)は、図5から図17を参照して説明した、コース調整部114が作成した第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bをそれぞれ示す図である。このような第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bについて、それぞれ、すべての店舗の巡回順序を逆にしてみる。
図22(c)は、第1の複製コース300aの巡回順序を逆にした改善候補コース302aを示す図である。このようにした場合の評価値を評価処理部118により算出し、評価値が第1の複製コース300aよりも高くなっていたら、改善候補コース302aを第1の複製コース300aの改善コースとして採用する。
図22(d)は、第2の複製コース300bの巡回順序を逆にした改善候補コース302bを示す図である。このようにした場合の評価値を評価処理部118により算出し、評価値が第2の複製コース300bよりも高くなっていたら、改善候補コース302bを第2の複製コース300bの改善コースとして採用する。
図23は、第2の改善処理を説明する図である。
図23(a)は、1つの店舗を選択して、その店舗を他の店舗間に挿入する処理を行う例を示す図である。ここで、店舗Aを矢印で示した箇所すべてに挿入してみて、各場合について、評価処理部118により評価値を算出し、最も評価値が高くなるものを改善候補コースとする。つづいて、改善候補コースの評価値が、改善前のコースよりも高くなっている場合に、その改善候補コースを改善コースとして採用する。
図23(b)は、2つの店舗を選択して、その店舗を他の店舗間に挿入する処理を行う例を示す図である。ここで、破線Bで囲まれた2つの店舗を矢印で示した箇所すべてに挿入してみて、各場合について、評価処理部118により評価値を算出し、最も評価値が高くなるものを改善候補コースとする。つづいて、改善候補コースの評価値が、改善前のコースよりも高くなっている場合に、その改善候補コースを改善コースとして採用する。
図23(c)は、3つの店舗を選択して、その店舗を他の店舗間に挿入する処理を行う例を示す図である。ここで、破線Cで囲まれた3つの店舗を矢印で示した箇所すべてに挿入してみて、各場合について、評価処理部118により評価値を算出し、最も評価値が高くなるものを改善候補コースとする。つづいて、改善候補コースの評価値が、改善前のコースよりも高くなっている場合に、その改善候補コースを改善コースとして採用する。
同様にして、選択する店舗の数を増やす等して、種々の場合に付き、評価値を算出して、評価値が最も高くなるものを改善候補コースとして、改善候補コースの評価値が、改善前のコースよりも高くなっている場合に、その改善候補コースを改善コースとして採用する処理を繰り返す。
図24は、第3の改善処理を説明する図である。
ここでは、店舗Dを選択して、店舗Dを矢印で示した先のすべての店舗とそれぞれ入れ替える処理を行う。各場合について、評価処理部118により評価値を算出し、最も評価値が高くなるものを改善候補コースとする。つづいて、改善候補コースの評価値が、改善前のコースよりも高くなっている場合に、その改善候補コースを改善コースとして採用する。なお、店舗Dの隣の店舗との入れ替えは、第2の改善処理と同様となるので、省略することができる。
図25は、第4の改善処理を説明する図である。
図25(a)および図25(b)に示すように、図5から図17を参照して説明した、コース調整部114が作成した第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bのうち、配送頻度が低い店舗h、店舗j、店舗i、および店舗tをそれぞれ、違う方のコースに入れ替えてみる。各場合の評価値を評価処理部118により算出し、評価値が改善前よりも高くなっていたら、改善コースとして採用する。図25(c)および図25(d)は、改善前に第1の複製コース300aに含まれていた店舗jを、第2の複製コース300bの方に移動させた場合の改善コース308aおよび改善コース308bをそれぞれ示す図である。
本実施の形態のコース作成システム100によれば、配送頻度が異なる巡回ポイントや、時間指定がある巡回ポイントおよび時間指定がない巡回ポイントが混在しているようなコースを作成する場合に、時間指定のある巡回ポイントへの時間指定が守れる可能性が高く、効率よく巡回することのできるコースを作成することができる。
図1に示したコース作成システム100の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。コース作成システム100の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(ピストン処理)
なお、以上の実施の形態においては、朝配送拠点を出発して、複数の店舗(巡回ポイント)に物品を配送して夕方配送拠点に戻るコースを例として説明した。しかし、物品の配送量によっては、一日で配送する予定のすべての物品をトラックに積載しきれない場合がある。このような場合は、積載可能な物品の量に応じて、一旦配送拠点に戻って、再度物品を積み直して店舗を巡回するようなコース(ピストンコース)を作成する必要がある。
図26および図27は、このような場合のピストンコースを作成する例を示す図である。
まず、配送量に関わりなく、上述したのと同様にして、第1の複製コース300aや第2の複製コース300bと同様のコースを作成する。ここでは、例として図26(a)にコースの一例を示す。このようにしてコースを作成した後、正順と逆順とで、それぞれ物品量が可能な積載量を超えない店舗を検出する。ここで、図26(b)に示すように、正順では、店舗Eが物品量が可能な積載量を超えない店舗であり、逆順では、店舗Fが物品量が可能な積載量を超えない店舗であるとする。すなわち、正順で、店舗FからEまでの間でコースを区切ることにより、いずれの場合も、各コース含まれる店舗への物品量が可能な積載量を超えないようにすることができる。
ここで、これらの間のどこで切り分けた場合に、評価値が最も高くなる場所で切り分けるようにすることができる。図27は、方面Aと方面Bの2つのコースに分割してピストンコースを作成した例を示す図である。
さらに、以上の実施の形態においては、各店舗への時間指定のみを考慮しているが、実際には、配達員の休憩時間も考慮する必要がある。また、店舗によっては、配達指定時間があるだけでなく、配達不可時間がある場合もある。店舗へ到着する時間が、配達不可時間にかかる場合には、配達不可時間が終わるまで、店舗への配送作業を行和ないようにする等の時間調整が必要である。時間算出部120は、このような時間を考慮して、時間を算出することができる。
また、以上の実施の形態においては、4/4店および2/4店が含まれるコースを作成する場合を例として説明したが、コースには、たとえば1/4(4週間に1回配送が必要な店舗)等も含めることができる。このような店舗をコースに含める処理を行うためには、たとえば図8を参照して説明した予備コース300を複製する処理と同様の処理により、予備コース300を複製して4つにして、いずれのコースにその店舗を含めた場合が最も評価値が高くなるかに応じて、店舗を挿入するコースおよび順序を決定することができる。
また、以上の実施の形態においては、コースに含めるべき店舗が予め設定された状態でコースを作成する場合を例として説明した。しかし、他の例において、たとえば、より多数の店舗が存在し、各コースに含めるべき店舗が設定されておらず、それらの店舗の中から、コースに含める店舗を選択する必要がある場合もある。このような場合、拠点を出発して店舗に物品を配送し、拠点に戻るまでの総時間であるコース時間が所定時間内になるとともに、各店舗へ配送する物品の量の総量が所定の範囲内となるように店舗を選択してコースを作成する必要がある。このような場合は、たとえば、各ランク毎に、コース時間の上限や物品の量の総量の上限として設定された値の何%までをそのランクの店舗で占めることが可能かを設定しておき、その値となることを所定条件とすることができる。たとえば、コース時間の上限や物品の量の総量の上限となるまでレベル1の店舗を選択してしまうと、その下のレベルの店舗をコースに含めることができなくなってしまう。しかし、各レベル毎に所定条件を設けておくことにより、種々の条件の店舗をバランスよくコースに含めることができる。さらに、この場合、店舗選択部108は、たとえば拠点の位置情報、各店舗の位置情報、各店舗への物品の配送量等に基づき、店舗を順次選択するようにすることができる。

Claims (17)

  1. 所定期間の間に配送する必要のある配送頻度が異なるとともに配送可能な時間の時間指定がある場合とない場合がある複数種の複数の巡回ポイントにそれぞれ物品を配送するコースを作成するシステムであって、
    各前記巡回ポイントに、時間指定があるかないか、および配送頻度によって、時間指定があることを1番目の優先条件、配送頻度が高いことを2番目の優先条件として、各前記巡回ポイントをランク付けして、ランクの高い前記巡回ポイントから順に、所定条件を満たすまで順次選択して、前記所定条件を満たすと次のランクの前記巡回ポイントを順次選択する処理を繰り返す巡回ポイント選択部と、
    前記巡回ポイント選択部が選択した前記巡回ポイントを巡回する順序を決定する順序決定部と、
    前記巡回ポイント選択部が選択した前記巡回ポイントを前記順序決定部が決定した順序で巡回したときに各前記巡回ポイントへの到達時間を算出する時間算出部と、
    コースの評価値として、前記時間算出部が算出した前記到達時間に基づき、時間指定がある前記巡回ポイントのうち、当該時間指定を守ることができる可能性が高い巡回ポイントの数が多いほど高い評価値を算出する評価値算出部と、
    前記巡回ポイント選択部が、最もランクの高い前記巡回ポイントを前記所定条件を満たすまで選択すると、前記順序決定部が決定した順序で当該巡回ポイントを巡回する予備コースを作成する予備コース作成部と、
    前記予備コース作成部が作成した予備コースに、その後に前記巡回ポイント選択部が選択する巡回ポイントを順次追加してコースを作成するコース調整部と、
    を含み、
    前記順序決定部は、前記予備コースに含まれる前記巡回ポイントにつき、各前記巡回ポイントの前記時間指定に従って順序を決定するとともに、前記予備コースが作成された後に、前記巡回ポイント選択部が時間指定のない前記巡回ポイントを選択した場合に、前記評価値算出部が算出する前記評価値が最も高くなる箇所に、当該巡回ポイントを挿入するコース作成システム。
  2. 請求項1に記載のコース作成システムにおいて、
    前記コース調整部は、前記巡回ポイント選択部が配送頻度の低いランクの前記巡回ポイントを選択すると、配送頻度の高いランクの前記巡回ポイントに前記物品を配送するコースのそれぞれに当該巡回ポイントを含めた場合のそれぞれについて、前記評価値算出部に前記評価値を算出させ、当該評価値が高くなる方のコースに当該巡回ポイントを含める処理を繰り返すコース作成システム。
  3. 請求項1または2に記載のコース作成システムにおいて、
    前記時間算出部が算出した前記到達時間に基づき、時間指定がある前記巡回ポイントのうち、各前記巡回ポイントへの配送時間が当該時間指定の範囲内にあり、前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数を算出する範囲内数算出部をさらに含み、
    前記評価値算出部は、前記範囲内数算出部が算出した前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が大きいほど高い評価値を算出するコース作成システム。
  4. 請求項3に記載のコース作成システムにおいて、
    前記範囲内数算出部は、前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が同じ場合、前記時間指定を守ることができないすべての巡回ポイントにつきそれぞれ指定時間との差分を算出し、差分の合計値が少ないほど当該時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が多いと算出するコース作成システム。
  5. 請求項1から4いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記時間算出部は、前記巡回ポイント選択部が選択した前記巡回ポイントを前記順序決定部が決定した順序で巡回したときに選択された全部の前記巡回ポイントを巡回するのに必要な総時間も算出し、
    前記評価値算出部は、時間指定を守ることができる可能性が高い巡回ポイントの数が同じ場合、前記時間算出部が算出した総時間が短いほど高い評価値を算出するコース作成システム。
  6. 請求項1から5いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記順序決定部は、前記予備コース作成部が前記予備コースを作成した後に、前記巡回ポイント選択部が時間指定のある前記巡回ポイントを選択した場合に、当該巡回ポイントの時間指定に基づき、当該巡回ポイントを挿入可能な箇所を選択し、選択した箇所にそれぞれ前記巡回ポイントを挿入した場合につき前記評価値算出部により前記評価値を算出させ、前記評価値が最も高くなる箇所に当該巡回ポイントを挿入するコース作成システム。
  7. 請求項1から6いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記順序決定部は、前記巡回ポイントに配送可能な時間の時間指定が2以上に分離して指定されている場合、すべての前記時間指定それぞれにつき、当該巡回ポイントの時間指定として扱い、各条件につき、前記評価値算出部が算出する前記評価値が最も高くなる時間指定を当該巡回ポイントの時間指定とするコース作成システム。
  8. 請求項1から7いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記コース調整部が作成した前記コースに含まれる前記巡回ポイントを、巡回する順序を変えた改善候補コースを作成し、前記評価値算出部が算出した前記評価値が高くなるか否かを判断し、高くなる場合に、当該改善候補コースを改善コースとして確定する処理を繰り返す改善処理部をさらに含むコース作成システム。
  9. 請求項8に記載のコース作成システムにおいて、
    前記改善処理部は、前記コース調整部が作成した前記コースに含まれる前記巡回ポイントを、前記順序決定部が決定した順序とは逆順にして前記改善候補コースを作成するコース作成システム。
  10. 請求項8または9に記載のコース作成システムにおいて、
    前記改善処理部は、前記コース調整部が作成した前記コースに含まれる前記巡回ポイントを、当該コースに含まれる他の前記巡回ポイントそれぞれと入れ替える処理を行い、前記評価値算出部が算出する前記評価値が最も高くなる場合の入れ替えを行って前記改善候補コースを作成するコース作成システム。
  11. 請求項8から10いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記改善処理部は、前記コース調整部が作成した前記コースの中から、前記順序決定部が決定した順序で並ぶ一以上の前記巡回ポイントを選択して、当該巡回ポイントを当該コースに含まれる他の前記巡回ポイントの間に挿入する処理を行い、前記評価値算出部が算出する前記評価値が最も高くなる場合の挿入を行って前記改善候補コースを作成するコース作成システム。
  12. 請求項8から11いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記改善処理部は、配送頻度の低い前記巡回ポイントについて、選択されている方のコースとは異なる方のコースに入れ替えて前記改善候補コースを作成するコース作成システム。
  13. 所定期間の間に配送する必要のある配送頻度が異なるとともに配送可能な時間の時間指定がある場合とない場合がある複数種の複数の巡回ポイントにそれぞれ物品を配送するコースを作成するコース作成方法であって、
    コンピュータが、
    各前記巡回ポイントに、時間指定があるかないか、および配送頻度によって、時間指定があることを1番目の優先条件、配送頻度が高いことを2番目の優先条件として、各前記巡回ポイントをランク付けして、ランクの高い前記巡回ポイントから順に、所定条件を満たすまで順次選択して、前記所定条件を満たすと次のランクの前記巡回ポイントを順次選択する処理を繰り返すステップと、
    前記巡回ポイントを順次選択するステップで選択された前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップと、
    前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップで決定された順序で前記巡回ポイントを巡回したときに各前記巡回ポイントへの到達時間を算出するステップと、
    コースの評価値として、前記到達時間を算出するステップで算出された前記到達時間に基づき、時間指定がある前記巡回ポイントのうち、当該時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が多いほど高い評価値を算出するステップと、
    前記巡回ポイントを順次選択するステップにおいて、最もランクの高い前記巡回ポイントが前記所定条件を満たすまで選択されると、前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップで決定された順序で当該巡回ポイントを巡回する予備コースを作成するステップと、
    前記予備コースを作成するステップで作成された予備コースに、その後に前記巡回ポイントを順次選択するステップで選択された巡回ポイントを順次追加してコースを作成するステップと、
    実行し
    前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップにおいて、前記予備コースに含まれる前記巡回ポイントにつき、各前記巡回ポイントの前記時間指定に従って順序を決定するとともに、前記予備コースが作成された後に、巡回ポイントを順次選択するステップにおいて、時間指定のない前記巡回ポイントが選択された場合に、前記評価値が最も高くなる箇所に、当該巡回ポイントを挿入するコース作成方法。
  14. 請求項13に記載のコース作成方法において、
    前記コースを作成するステップは、前記巡回ポイントを順次選択するステップにおいて、配送頻度の低いランクの前記巡回ポイントが選択されると、配送頻度の高いランクの前記巡回ポイントに前記物品を配送するコースのそれぞれに当該巡回ポイントを含めた場合のそれぞれについて、前記評価値が最も高くなるコースに当該巡回ポイントを含める処理を繰り返すコース作成方法。
  15. 請求項13または14に記載のコース作成方法において、
    前記コンピュータが、
    前記時間を算出するステップで算出された前記到達時間に基づき、時間指定がある前記巡回ポイントのうち、各前記巡回ポイントへの配送時間が当該時間指定の範囲内にあり、前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数を算出するステップをさらに実行し
    前記評価値を算出するステップにおいて、前記巡回ポイントの数を算出するステップで算出された前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が大きいほど高い評価値を算出するコース作成方法。
  16. 請求項15に記載のコース作成方法において、
    前記巡回ポイントの数を算出するステップにおいて、前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が同じ場合、前記時間指定を守ることができないすべての巡回ポイントにつきそれぞれ指定時間との差分を算出し、差分の合計値が少ないほど当該時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が多いと算出するコース作成方法。
  17. 請求項13から16いずれかに記載のコース作成方法において、
    前記到達時間を算出するステップにおいて、前記巡回ポイントを順次選択するステップで選択された前記巡回ポイントを、前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップで決定された順序で巡回したときに選択された全部の前記巡回ポイントを巡回するのに必要な総時間も算出し、
    前記評価値を算出するステップは、前記時間指定を守ることができる可能性が高い巡回ポイントの数が同じ場合、前記到達時間を算出するステップで算出された前記総時間が短いほど高い評価値を算出するコース作成方法。
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