JP5190110B2 - コース作成システムおよびコース作成方法 - Google Patents
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Description
所定期間の間に配送する必要のある配送頻度が異なるとともに配送可能な時間の時間指定がある場合とない場合がある複数種の複数の巡回ポイントにそれぞれ物品を配送するコースを作成するシステムであって、
各前記巡回ポイントに、時間指定があるかないか、および配送頻度によって、時間指定があることを1番目の優先条件、配送頻度が高いことを2番目の優先条件として、各前記巡回ポイントをランク付けして、ランクの高い前記巡回ポイントから順に、所定条件を満たすまで順次選択して、前記所定条件を満たすと次のランクの前記巡回ポイントを順次選択する処理を繰り返す巡回ポイント選択部と、
前記巡回ポイント選択部が選択した前記巡回ポイントを巡回する順序を決定する順序決定部と、
前記巡回ポイント選択部が選択した前記巡回ポイントを前記順序決定部が決定した順序で巡回したときに各前記巡回ポイントへの到達時間を算出する時間算出部と、
コースの評価値として、前記時間算出部が算出した前記到達時間に基づき、時間指定がある前記巡回ポイントのうち、当該時間指定を守ることができる可能性が高い巡回ポイントの数が多いほど高い評価値を算出する評価値算出部と、
前記巡回ポイント選択部が、最もランクの高い前記巡回ポイントを前記所定条件を満たすまで選択すると、前記順序決定部が決定した順序で当該巡回ポイントを巡回する予備コースを作成する予備コース作成部と、
前記予備コース作成部が作成した予備コースに、その後に巡回ポイント選択部が選択する巡回ポイントを順次追加してコースを作成するコース調整部と、
を含み、
前記順序決定部は、前記予備コースに含まれる前記巡回ポイントにつき、各前記巡回ポイントの前記時間指定に従って順序を決定するとともに、前記予備コースが作成された後に、前記巡回ポイント選択部が時間指定のない前記巡回ポイントを選択した場合に、前記評価値算出部が算出する前記評価値が最も高くなる箇所に、当該巡回ポイントを挿入するコース作成システムが提供される。
このようにすれば、巡回ポイントを挿入すべき箇所を絞り込んだ後に評価値を算出する処理を行えるので、処理を簡易化することができる。
これにより、さらに時間指定のある巡回ポイントへの時間指定が守れる可能性が高く、効率よく巡回することのできるコースを作成することができる。
所定期間の間に配送する必要のある配送頻度が異なるとともに配送可能な時間の時間指定がある場合とない場合がある複数種の複数の巡回ポイントにそれぞれ物品を配送するコースを作成するコース作成方法であって、
コンピュータが、
各前記巡回ポイントに、時間指定があるかないか、および配送頻度によって、時間指定があることを1番目の優先条件、配送頻度が高いことを2番目の優先条件として、各前記巡回ポイントをランク付けして、ランクの高い前記巡回ポイントから順に、所定条件を満たすまで順次選択して、前記所定条件を満たすと次のランクの前記巡回ポイントを順次選択する処理を繰り返すステップと、
前記巡回ポイントを順次選択するステップで選択された前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップと、
前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップで決定された順序で前記巡回ポイントを巡回したときに各前記巡回ポイントへの到達時間を算出するステップと、
コースの評価値として、前記時間を算出するステップで算出された前記到達時間に基づき、時間指定がある前記巡回ポイントのうち、当該時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が多いほど高い評価値を算出するステップと、
前記巡回ポイントを順次選択するステップにおいて、最もランクの高い前記巡回ポイントが前記所定条件を満たすまで選択されると、前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップで決定された順序で当該巡回ポイントを巡回する予備コースを作成するステップと、
前記予備コースを作成するステップで作成された予備コースに、その後に前記巡回ポイントを順次選択するステップで選択された巡回ポイントを順次追加してコースを作成するステップと、
を実行し、
前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップにおいて、前記予備コースに含まれる前記巡回ポイントにつき、各前記巡回ポイントの前記時間指定に従って順序を決定するとともに、前記予備コースが作成された後に、巡回ポイントを順次選択するステップにおいて、時間指定のない前記巡回ポイントが選択された場合に、前記評価値が最も高くなる箇所に、当該巡回ポイントを挿入するコース作成方法が提供される。
コース作成システム100は、表示処理部102、条件設定受付部104、コース作成部106、評価処理部118、地図情報記憶部T1、拠点情報記憶部T2、店舗情報記憶部T3、条件記憶部T4、およびロジック記憶部T6を含む。コース作成部106は、店舗選択部108、予備コース作成部110、順序決定部112、コース調整部114、および改善処理部116を含む。評価処理部118は、時間算出部120、範囲内店舗数算出部122、および評価値算出部124を含む。
ここでは、店舗情報記憶部T3は、拠点コード欄、店舗コード欄、位置欄、作業時間欄、配送量欄、配送頻度欄、指定時間欄、時間幅欄、基準時間欄、およびランク欄等を含む。ここで、たとえば、店舗コード「a」の店舗は、拠点コード「1000」の拠点に属し、位置が「(X1,Y1,Z1)」、この店舗における作業時間が「5分」、1回当たりの配送量は「0.001t」、配送頻度は4/4、時間指定は「10:00−11:00」、時間幅は「1h」、基準時間は「10:30」、ランクは「1」である。
時間算出部120は、予備コースおよびコース内に含まれる店舗を順序決定部112が決定した順序で巡回した場合の各店舗への配送時間や、当該コースを巡回するのに必要なコース時間等を算出する。なお、時間算出部120は、拠点と店舗との間および店舗間の移動時間としては、最適路移動時間となるようにして時間を算出する。
(1)時間指定を守ることができる店舗の数が多い場合に最も高い評価値を付ける。
(2)時間指定を守ることができる店舗の数が同じ場合、時間指定がある店舗への配送時間が範囲外である店舗への配送時間と時間指定範囲との時間差分(絶対値)をとり、その差分和が少ない方に高い評価値を付ける。
(3)以上で評価値が同じでも、評価値算出部124は、配送拠点への帰着時間、すなわちコース時間が短い方に高い評価値を付ける。
まず、店舗選択部108が、最もランクの高いランク1の店舗を所定条件を満たすまで順次選択すると、予備コース作成部110は、選択された店舗を含む予備コースを作成する。順序決定部112は、予備コースに含まれる各店舗の時間指定に従って当該店舗を巡回する順序を決定する。ここで、順序決定部112は、たとえば基準時間順に各店舗を並べて順序を決定することができる。
図4は、コース内に含める店舗を示す図である。
図4(a)は、図2の店舗情報記憶部T3に示したランク1〜4の店舗を示す図である。図4(b)は、ランク1の店舗を示す図である。各店舗に付された符号は、図2の店舗情報記憶部T3の店舗コードに対応するものとする。以下、店舗コードaが付された店舗を「店舗a」と表現する。
各場合について、時間算出部120が各店舗への配送時間およびコース時間を算出する。範囲内店舗数算出部122は、時間算出部120が算出した各店舗への配送時間と、店舗情報記憶部T3に記憶された時間指定とに基づき、時間指定がある店舗のうち、その店舗への配送時間が当該時間指定の範囲内にあり、時間指定を守ることができる店舗の数を算出する。評価値算出部124は、時間指定を守ることができる店舗の数が多い場合に最も高い評価値を付ける。時間指定を守ることができる店舗の数が同じ場合、時間指定がある店舗への配送時間が範囲外である店舗への配送時間と時間指定範囲との時間差分(絶対値)をとり、その差分和が少ない方に高い評価値を付ける。以上で評価値が同じでも、評価値算出部124は、配送拠点への帰着時間、すなわちコース時間が短い方に高い評価値を付ける。
以上の処理により、コースが作成される。
図19(a)の予備コース300は、店舗aの時間指定を、「10:00〜11:00」の基準時間である10:30とした場合を示し、図5を参照して説明したのと同様である。図19(b)の予備コース301は、店舗aの時間指定を、「13:00〜15:00」の基準時間である14:00とした場合の予備コース301を示す図である。本実施の形態において、このように複数の時間指定がある場合は、それぞれについて時間指定がされていると仮定して、それぞれの場合のコースを作成し、評価値算出部124による評価値が高くなる方のコースを採用するようにすることができる。すなわち、予備コース301についても、予備コース300について図6から図17を参照して説明したのと同様の処理により複製コースを作成し、予備コース300を用いた場合と、予備コース301を用いた場合とで、コースの評価値が高くなる方を採用するようにすることができる。
まず、複数の時間指定がある場合に、上記のような場合分けをする(S100)。これ以降の処理は、各場合についてそれぞれ行う。
次に、改善処理部116による改善処理を説明する。
改善処理部116は、コース調整部114が作成したコースに含まれる店舗を、巡回する順序を変えた改善候補コースを作成し、評価値算出部124が算出した評価値が高くなるか否かを判断し、高くなる場合に、当該改善候補コースを改善コースとして確定する処理を繰り返す。
具体的には、改善処理部116は、コース調整部114が作成したコースに含まれる店舗を、順序決定部112が決定した順序とは逆順にして改善候補コースを作成する。なお、この処理を行う際に、たとえば図18を参照して説明したように、配送時間の指定が2以上に分離して指定されている場合、いずれかの時間指定を守ることができる場合に、その店舗につき、時間指定を守ることができる店舗として算出することができる。また、時間差分を算出する際にも、いずれかの時間指定との間で、最も時間差分が少ない値をその店舗における指定時間との時間差分として用いることができる。これにより、コース調整部114が作成したコースに含まれる店舗を、順序決定部112が決定した順序とは逆順にした場合に、最初に用いていた時間指定とは異なる時間指定範囲内に配送可能となる店舗が生じ、結果として評価値が高くなる可能性もある。なお、以下の他の改善処理についても同様とすることができる。
改善処理部116は、コース調整部114が作成したコースの中から、順序決定部112が決定した順序で並ぶ一以上の店舗を選択して、当該店舗を当該コースに含まれる他の店舗の間に挿入する処理を行い、評価値算出部124が算出する評価値が最も高くなる場合の挿入を行って改善候補コースを作成する。
改善処理部116は、コース調整部114が作成したコースに含まれる店舗を、当該コースに含まれる他の店舗それぞれと入れ替える処理を行い、評価値算出部124が算出する評価値が最も高くなる場合の入れ替えを行って改善候補コースを作成する。
改善処理部116は、配送頻度の低い店舗について、選択されている方のコースとは異なる方のコースに入れ替えて改善候補コースを作成する。
(i):改善候補コースと現在のコースとを比較して、それぞれの2つのコース(第1週および第2週)合計で到着時刻が時間指定外である時間指定店の数が少なくなったら改善候補コースを採用する。
(ii):(i)の条件において数が同じでも、すべての指定時間外である時間指定店に対して、到着時刻と指定時間範囲との時間差分(絶対値)をとり、それぞれの2つのコース合計でその差分和が小さくなっていたら、改善候補コースを採用する。
(iii):(i)、(ii)の条件においても同じだったとき、それぞれの2つのコース合計で配送拠点への帰着時間(コース時間)が短くなっていれば、改善候補コースを採用する。
まず、第1の改善処理を行う(S200)。このとき、改善候補コースの評価値が高くなっていたら(S202のYES)、改善候補コースを改善コースとして確定し、改善コースを採用する(S204)。改善候補コースの評価値が高くなっておらず、改善されていない場合は(S202のNO)、そのままもとのコースとする。
図22は、第1の改善処理を説明する図である。
図22(a)および図22(b)は、図5から図17を参照して説明した、コース調整部114が作成した第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bをそれぞれ示す図である。このような第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bについて、それぞれ、すべての店舗の巡回順序を逆にしてみる。
図23(a)は、1つの店舗を選択して、その店舗を他の店舗間に挿入する処理を行う例を示す図である。ここで、店舗Aを矢印で示した箇所すべてに挿入してみて、各場合について、評価処理部118により評価値を算出し、最も評価値が高くなるものを改善候補コースとする。つづいて、改善候補コースの評価値が、改善前のコースよりも高くなっている場合に、その改善候補コースを改善コースとして採用する。
ここでは、店舗Dを選択して、店舗Dを矢印で示した先のすべての店舗とそれぞれ入れ替える処理を行う。各場合について、評価処理部118により評価値を算出し、最も評価値が高くなるものを改善候補コースとする。つづいて、改善候補コースの評価値が、改善前のコースよりも高くなっている場合に、その改善候補コースを改善コースとして採用する。なお、店舗Dの隣の店舗との入れ替えは、第2の改善処理と同様となるので、省略することができる。
図25(a)および図25(b)に示すように、図5から図17を参照して説明した、コース調整部114が作成した第1の複製コース300aおよび第2の複製コース300bのうち、配送頻度が低い店舗h、店舗j、店舗i、および店舗tをそれぞれ、違う方のコースに入れ替えてみる。各場合の評価値を評価処理部118により算出し、評価値が改善前よりも高くなっていたら、改善コースとして採用する。図25(c)および図25(d)は、改善前に第1の複製コース300aに含まれていた店舗jを、第2の複製コース300bの方に移動させた場合の改善コース308aおよび改善コース308bをそれぞれ示す図である。
なお、以上の実施の形態においては、朝配送拠点を出発して、複数の店舗(巡回ポイント)に物品を配送して夕方配送拠点に戻るコースを例として説明した。しかし、物品の配送量によっては、一日で配送する予定のすべての物品をトラックに積載しきれない場合がある。このような場合は、積載可能な物品の量に応じて、一旦配送拠点に戻って、再度物品を積み直して店舗を巡回するようなコース(ピストンコース)を作成する必要がある。
まず、配送量に関わりなく、上述したのと同様にして、第1の複製コース300aや第2の複製コース300bと同様のコースを作成する。ここでは、例として図26(a)にコースの一例を示す。このようにしてコースを作成した後、正順と逆順とで、それぞれ物品量が可能な積載量を超えない店舗を検出する。ここで、図26(b)に示すように、正順では、店舗Eが物品量が可能な積載量を超えない店舗であり、逆順では、店舗Fが物品量が可能な積載量を超えない店舗であるとする。すなわち、正順で、店舗FからEまでの間でコースを区切ることにより、いずれの場合も、各コース含まれる店舗への物品量が可能な積載量を超えないようにすることができる。
Claims (17)
- 所定期間の間に配送する必要のある配送頻度が異なるとともに配送可能な時間の時間指定がある場合とない場合がある複数種の複数の巡回ポイントにそれぞれ物品を配送するコースを作成するシステムであって、
各前記巡回ポイントに、時間指定があるかないか、および配送頻度によって、時間指定があることを1番目の優先条件、配送頻度が高いことを2番目の優先条件として、各前記巡回ポイントをランク付けして、ランクの高い前記巡回ポイントから順に、所定条件を満たすまで順次選択して、前記所定条件を満たすと次のランクの前記巡回ポイントを順次選択する処理を繰り返す巡回ポイント選択部と、
前記巡回ポイント選択部が選択した前記巡回ポイントを巡回する順序を決定する順序決定部と、
前記巡回ポイント選択部が選択した前記巡回ポイントを前記順序決定部が決定した順序で巡回したときに各前記巡回ポイントへの到達時間を算出する時間算出部と、
コースの評価値として、前記時間算出部が算出した前記到達時間に基づき、時間指定がある前記巡回ポイントのうち、当該時間指定を守ることができる可能性が高い巡回ポイントの数が多いほど高い評価値を算出する評価値算出部と、
前記巡回ポイント選択部が、最もランクの高い前記巡回ポイントを前記所定条件を満たすまで選択すると、前記順序決定部が決定した順序で当該巡回ポイントを巡回する予備コースを作成する予備コース作成部と、
前記予備コース作成部が作成した予備コースに、その後に前記巡回ポイント選択部が選択する巡回ポイントを順次追加してコースを作成するコース調整部と、
を含み、
前記順序決定部は、前記予備コースに含まれる前記巡回ポイントにつき、各前記巡回ポイントの前記時間指定に従って順序を決定するとともに、前記予備コースが作成された後に、前記巡回ポイント選択部が時間指定のない前記巡回ポイントを選択した場合に、前記評価値算出部が算出する前記評価値が最も高くなる箇所に、当該巡回ポイントを挿入するコース作成システム。 - 請求項1に記載のコース作成システムにおいて、
前記コース調整部は、前記巡回ポイント選択部が配送頻度の低いランクの前記巡回ポイントを選択すると、配送頻度の高いランクの前記巡回ポイントに前記物品を配送するコースのそれぞれに当該巡回ポイントを含めた場合のそれぞれについて、前記評価値算出部に前記評価値を算出させ、当該評価値が高くなる方のコースに当該巡回ポイントを含める処理を繰り返すコース作成システム。 - 請求項1または2に記載のコース作成システムにおいて、
前記時間算出部が算出した前記到達時間に基づき、時間指定がある前記巡回ポイントのうち、各前記巡回ポイントへの配送時間が当該時間指定の範囲内にあり、前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数を算出する範囲内数算出部をさらに含み、
前記評価値算出部は、前記範囲内数算出部が算出した前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が大きいほど高い評価値を算出するコース作成システム。 - 請求項3に記載のコース作成システムにおいて、
前記範囲内数算出部は、前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が同じ場合、前記時間指定を守ることができないすべての巡回ポイントにつきそれぞれ指定時間との差分を算出し、差分の合計値が少ないほど当該時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が多いと算出するコース作成システム。 - 請求項1から4いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
前記時間算出部は、前記巡回ポイント選択部が選択した前記巡回ポイントを前記順序決定部が決定した順序で巡回したときに選択された全部の前記巡回ポイントを巡回するのに必要な総時間も算出し、
前記評価値算出部は、時間指定を守ることができる可能性が高い巡回ポイントの数が同じ場合、前記時間算出部が算出した総時間が短いほど高い評価値を算出するコース作成システム。 - 請求項1から5いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
前記順序決定部は、前記予備コース作成部が前記予備コースを作成した後に、前記巡回ポイント選択部が時間指定のある前記巡回ポイントを選択した場合に、当該巡回ポイントの時間指定に基づき、当該巡回ポイントを挿入可能な箇所を選択し、選択した箇所にそれぞれ前記巡回ポイントを挿入した場合につき前記評価値算出部により前記評価値を算出させ、前記評価値が最も高くなる箇所に当該巡回ポイントを挿入するコース作成システム。 - 請求項1から6いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
前記順序決定部は、前記巡回ポイントに配送可能な時間の時間指定が2以上に分離して指定されている場合、すべての前記時間指定それぞれにつき、当該巡回ポイントの時間指定として扱い、各条件につき、前記評価値算出部が算出する前記評価値が最も高くなる時間指定を当該巡回ポイントの時間指定とするコース作成システム。 - 請求項1から7いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
前記コース調整部が作成した前記コースに含まれる前記巡回ポイントを、巡回する順序を変えた改善候補コースを作成し、前記評価値算出部が算出した前記評価値が高くなるか否かを判断し、高くなる場合に、当該改善候補コースを改善コースとして確定する処理を繰り返す改善処理部をさらに含むコース作成システム。 - 請求項8に記載のコース作成システムにおいて、
前記改善処理部は、前記コース調整部が作成した前記コースに含まれる前記巡回ポイントを、前記順序決定部が決定した順序とは逆順にして前記改善候補コースを作成するコース作成システム。 - 請求項8または9に記載のコース作成システムにおいて、
前記改善処理部は、前記コース調整部が作成した前記コースに含まれる前記巡回ポイントを、当該コースに含まれる他の前記巡回ポイントそれぞれと入れ替える処理を行い、前記評価値算出部が算出する前記評価値が最も高くなる場合の入れ替えを行って前記改善候補コースを作成するコース作成システム。 - 請求項8から10いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
前記改善処理部は、前記コース調整部が作成した前記コースの中から、前記順序決定部が決定した順序で並ぶ一以上の前記巡回ポイントを選択して、当該巡回ポイントを当該コースに含まれる他の前記巡回ポイントの間に挿入する処理を行い、前記評価値算出部が算出する前記評価値が最も高くなる場合の挿入を行って前記改善候補コースを作成するコース作成システム。 - 請求項8から11いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
前記改善処理部は、配送頻度の低い前記巡回ポイントについて、選択されている方のコースとは異なる方のコースに入れ替えて前記改善候補コースを作成するコース作成システム。 - 所定期間の間に配送する必要のある配送頻度が異なるとともに配送可能な時間の時間指定がある場合とない場合がある複数種の複数の巡回ポイントにそれぞれ物品を配送するコースを作成するコース作成方法であって、
コンピュータが、
各前記巡回ポイントに、時間指定があるかないか、および配送頻度によって、時間指定があることを1番目の優先条件、配送頻度が高いことを2番目の優先条件として、各前記巡回ポイントをランク付けして、ランクの高い前記巡回ポイントから順に、所定条件を満たすまで順次選択して、前記所定条件を満たすと次のランクの前記巡回ポイントを順次選択する処理を繰り返すステップと、
前記巡回ポイントを順次選択するステップで選択された前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップと、
前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップで決定された順序で前記巡回ポイントを巡回したときに各前記巡回ポイントへの到達時間を算出するステップと、
コースの評価値として、前記到達時間を算出するステップで算出された前記到達時間に基づき、時間指定がある前記巡回ポイントのうち、当該時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が多いほど高い評価値を算出するステップと、
前記巡回ポイントを順次選択するステップにおいて、最もランクの高い前記巡回ポイントが前記所定条件を満たすまで選択されると、前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップで決定された順序で当該巡回ポイントを巡回する予備コースを作成するステップと、
前記予備コースを作成するステップで作成された予備コースに、その後に前記巡回ポイントを順次選択するステップで選択された巡回ポイントを順次追加してコースを作成するステップと、
を実行し、
前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップにおいて、前記予備コースに含まれる前記巡回ポイントにつき、各前記巡回ポイントの前記時間指定に従って順序を決定するとともに、前記予備コースが作成された後に、巡回ポイントを順次選択するステップにおいて、時間指定のない前記巡回ポイントが選択された場合に、前記評価値が最も高くなる箇所に、当該巡回ポイントを挿入するコース作成方法。 - 請求項13に記載のコース作成方法において、
前記コースを作成するステップは、前記巡回ポイントを順次選択するステップにおいて、配送頻度の低いランクの前記巡回ポイントが選択されると、配送頻度の高いランクの前記巡回ポイントに前記物品を配送するコースのそれぞれに当該巡回ポイントを含めた場合のそれぞれについて、前記評価値が最も高くなるコースに当該巡回ポイントを含める処理を繰り返すコース作成方法。 - 請求項13または14に記載のコース作成方法において、
前記コンピュータが、
前記時間を算出するステップで算出された前記到達時間に基づき、時間指定がある前記巡回ポイントのうち、各前記巡回ポイントへの配送時間が当該時間指定の範囲内にあり、前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数を算出するステップをさらに実行し、
前記評価値を算出するステップにおいて、前記巡回ポイントの数を算出するステップで算出された前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が大きいほど高い評価値を算出するコース作成方法。 - 請求項15に記載のコース作成方法において、
前記巡回ポイントの数を算出するステップにおいて、前記時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が同じ場合、前記時間指定を守ることができないすべての巡回ポイントにつきそれぞれ指定時間との差分を算出し、差分の合計値が少ないほど当該時間指定を守ることができる巡回ポイントの数が多いと算出するコース作成方法。 - 請求項13から16いずれかに記載のコース作成方法において、
前記到達時間を算出するステップにおいて、前記巡回ポイントを順次選択するステップで選択された前記巡回ポイントを、前記巡回ポイントを巡回する順序を決定するステップで決定された順序で巡回したときに選択された全部の前記巡回ポイントを巡回するのに必要な総時間も算出し、
前記評価値を算出するステップは、前記時間指定を守ることができる可能性が高い巡回ポイントの数が同じ場合、前記到達時間を算出するステップで算出された前記総時間が短いほど高い評価値を算出するコース作成方法。
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