JP2012154006A - 吸湿発熱性布帛の製造方法および吸湿発熱性布帛 - Google Patents

吸湿発熱性布帛の製造方法および吸湿発熱性布帛 Download PDF

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Abstract

【課題】
布帛上の所望の位置に吸湿発熱性を付与することができ、衣料として使用した場合に、部分的に吸湿発熱性を付与することによって着用時に不快感を与えにくい吸湿発熱性布帛を製造するための方法と、それによって得られる吸湿発熱性布帛を提供する。
【解決手段】
インクジェット方式を用いて、水溶性の吸湿発熱化合物を含む処理液(A液)と、架橋剤を含む処理液(B液)とを、布帛上で混ざり合うように個別のノズルから吐出させ、布帛の一方の面に部分的に付与する工程と、A液およびB液を、布帛の他方の面にまで浸透させる工程と、A液およびB液を浸透させた布帛を熱処理する工程と、を有することにより、布帛に対して吸湿発熱性を部分的に付与することを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、吸湿発熱性布帛の製造方法、および、それによって得られる吸湿発熱性布帛に関する。
従来、スポーツウェアや肌着等の衣料には、種々の物性が要求される。なかでも、冬場などの寒い時期に使用する衣料には、体を温め、怪我の防止や運動能力を向上させるなどの効果をもたらす機能として、吸湿発熱性が求められる。
しかしながら、衣料全体が吸湿発熱性を有している場合、衣料と接する部分全てが温められることになり、体の部位によっては、発熱によってムレなどの不快感を与えるという問題があった。
そのため、近年においては、上記問題を解決すべく、衣料に対して吸湿発熱性を部分的に付与することも提案されている。
吸湿発熱性を有する衣料として、例えば、特許文献1には、高吸湿性微粒子が付着されてなる構造体を一部または全体に配置するスポーツウェアが開示されている。
さらに、特許文献1には、高吸湿性微粒子を構造体に付着させる方法として、繊維等に直接練り込む方法や、織物、不織布、フリース、紐状物、フィルム及び樹脂成形品などの表層にバインダー樹脂を介して付着させる方法が挙げられ、バインダー樹脂の付与方法としては、含浸法、パディング法、コーティング法、スプレー法が挙げられている。
しかしながら、特許文献1に開示されるスポーツウェアは、パディング液に浸漬させるなどして高吸湿性微粒子を付与した布帛を、スポーツウェアの構成部品として配置することにより、部分的な吸湿発熱性を付与するものであり、一枚の布帛に部分的な吸湿発熱性を付与するものではない。そのため、目的のスポーツウェアを得るためには、吸湿発熱性を有する布帛を作製した後に所望の形状に裁断し、縫製等によって配置するなどの作業が必要であった。
さらに、前記布帛からなる構成部品を配置した際の縫製箇所が、着用時に肌に当たることによって、不快感を与えるおそれがあった。
高吸湿性微粒子を繊維等に直接練り込む場合は、繊維の配設箇所を限定することにより部分的に吸湿発熱性を付与することは可能であるが、製織および製編工程が複雑になる。さらに、繊維に練り込まれることによって、微粒子の吸湿性が低下し、吸湿発熱性が十分に発揮されないおそれがあった。
特開2003−119606号公報
本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、布帛上の所望の位置に吸湿発熱性を付与することができ、衣料として使用した場合に、部分的に吸湿発熱性を付与することによって着用時に不快感を与えにくい吸湿発熱性布帛を製造するための方法と、それによって得られる吸湿発熱性布帛を提供することである。
すなわち、本発明は、
インクジェット方式を用いて、水溶性の吸湿発熱化合物を含む処理液(A液)と、架橋剤を含む処理液(B液)とを、布帛上で混ざり合うように個別のノズルから吐出させ、布帛の一方の面に部分的に付与する工程と、
A液およびB液を、布帛の他方の面にまで浸透させる工程と、
A液およびB液を浸透させた布帛を熱処理する工程と、を有することにより、
布帛に対して吸湿発熱性を部分的に付与することを特徴とする、吸湿発熱性布帛の製造方法である。
また、本発明の別の形態としては、前記吸湿発熱性付与工程に加え、さらに、色柄を付与する工程を有することを特徴とする、吸湿発熱性布帛の製造方法である。
また、本発明のさらに別の形態としては、
A液、B液、および分散染料含有インクを、インクジェット記録装置に搭載した個別のインクジェットヘッドにそれぞれ供給し、さらに、各インクジェットヘッドに設けられたノズルから、布帛の一方の面に対して吐出することにより、各液を付与する工程と、
A液およびB液を、布帛の他方の面にまで浸透させる工程と、
A液およびB液を浸透させた布帛に対して、分散染料含有インクの発色工程を兼ねた熱処理を行う工程と、を有することにより、
布帛に対して、吸湿発熱性の部分的付与、および色柄の付与を行うことを特徴とする、吸湿発熱性布帛の製造方法である。
また、本発明のさらに別の形態としては、上述したいずれかの製造方法によって得られる吸湿発熱性布帛である。
本発明の製造方法によれば、単一の布帛上に部分的に吸湿発熱性を有する吸湿発熱性布帛を得ることができ、さらに、得られた布帛を衣料として使用した場合には、特別な縫製等をせずとも衣料の特定の部位に吸湿発熱性を持たせることができ、快適性に優れた衣料を得ることができる。
本発明について、以下、詳細に説明する。
本発明においては、吸湿発熱性を付与するために、水溶性の吸湿発熱化合物を含む処理液(A液)、および、架橋剤を含む処理液(B液)を使用する。
本発明のA液に含まれる水溶性の吸湿発熱化合物としては、ポリアミン系化合物、ポリカルボン酸系化合物、ポリアクリル酸系化合物などが挙げられる。
A液中の吸湿発熱化合物の含有量としては、1重量%〜20重量%が好ましい。1重量%未満では、吸湿発熱性を十分に付与できないおそれがある。また、20重量%より多いと、A液をノズルから吐出する際に、ノズル詰まりが発生しやすくなる。
前記A液には、前記水溶性吸湿化合物のほかに、湿潤剤、防腐剤、消泡剤などを含んでいてもよい。
湿潤剤としては、例えば、尿素、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。
防腐剤としては、例えば、2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾール、2−ベンツイミダゾールカルバミン酸メチル等のイミダゾール系化合物や、1,2−ベンツチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−イソチアゾリン−3−オン等のチアゾール系化合物のほか、ヨード系、ニトリル系、フェノール系、ハロアルキルチオ系、ピリジン系、トリアジン系、ブロム系等の各化合物が挙げられる。
消泡剤としては、例えば、低級アルコール、オレイン酸、ポリプロピレングリコール等の有機極性化合物、シリコーン樹脂が挙げられる。
本発明のB液に用いる架橋剤としては、メラミン系樹脂化合物、グリオキサール系樹脂化合物、エポキシ系樹脂化合物などが挙げられる。
B液中に含まれる架橋剤の含有量としては、0.1重量%〜10重量%が好ましい。0.1重量%未満では、架橋反応を十分に行えないおそれがある。また、10重量%より多いと、B液をノズルから吐出する際に、ノズル詰まりが発生しやすくなる。
前記B液には、前記架橋剤のほかに、上述の湿潤剤、防腐剤、消泡剤などを含んでいてもよい。
次に、前記したA液およびB液を用いた吸湿発熱性付与方法について説明する。
本発明においては、A液およびB液の付与は、インクジェット方式を用いて行われる。
すなわち、本発明においては、A液およびB液を、インクジェット記録装置に搭載した個別のインクジェットヘッドにそれぞれ供給し、さらに、各インクジェットヘッドに設けたノズルから個別に吐出することにより、布帛の一方の面に対する各液の付与を行う。
このとき、A液およびB液が、布帛上の所望の位置で混ざり合うよう、各液を吐出する必要がある。
すなわち、本発明においては、A液の着弾位置と、B液の着弾位置とが、布帛上の吸湿発熱性を付与したい位置で重複するように、調整する必要がある。
なお、A液およびB液が布帛に着弾する順序などは特に限定するものではなく、布帛上で、A液とB液とが、所望の位置で混ざり合う状態になる方法であれば、どのような手順で行っても構わない。
このとき、A液の付与量としては、10g/m以上、40g/m未満が好ましい。
A液の付与量が10g/m未満であると、布帛に十分な吸湿発熱性を付与することができないおそれがある。また、40g/m以上であっても、それ以上の吸湿発熱効果が得られにくいため、コスト高となり、さらに、A液を付与した部分に、後述する色柄の付与を行う場合には、過剰に付与された吸湿発熱化合物によって、染色性が悪くなるおそれがある。
また、B液の付与量としては、5g/m以上、30g/m未満が好ましい。
5g/m未満となると架橋反応が不十分となり、吸湿発熱化合物を布帛に対して強固に架橋結合させることができないおそれがある。また、30g/m以上であると、架橋剤を必要以上に布帛に付与することになり、布帛に残留した未反応の架橋剤によって、風合いが悪くなるおそれがある。
また、本発明においては、布帛の一方の面にA液およびB液を付与した後で、さらに、A液およびB液を布帛の他方の面にまで浸透させる工程を有する。
前記浸透工程を設けることにより、布帛の両面に差異のない吸湿発熱性を付与することができる。
A液およびB液を浸透させる方法としては、例えば、A液およびB液を付与した後、布帛を特定の温度および湿度に調整された環境下で10分以上放置する方法が挙げられる。
放置時間が10分より短いと、放置時間が短いために、A液およびB液が布帛の他方の面にまで浸透しないおそれがある。
なお、放置時間の上限については特に限定するものではないが、浸透工程が長時間であると、生産効率が低下する傾向にあるため、長くとも60分程度に留めることが好ましい。
このときの環境温度は、15℃〜30℃であることが好ましく、さらには23℃〜28℃であることが好ましい。
環境温度が15℃未満であると、A液およびB液の流動性が低下し、布帛の他方の面に到達するまでに時間がかかるため、生産効率が低下する傾向にある。
また、環境温度が30℃を超えると、付与したA液およびB液が、布帛の他方の面に到達するまでに乾燥してしまうおそれがある。
また、このときの環境湿度(相対湿度:RH)は、40%以上70%以下であることが好ましく、さらに好ましくは50%〜60%である。
環境湿度が40%未満であると、付与したA液およびB液が、布帛の他方の面に到達するまでに乾燥してしまうおそれがある。また、70%以上となると、環境中の水分が結露することによって、布帛に付与した液が必要以上に滲むおそれがある。
また、本発明においては、前記浸透工程の後に、熱処理工程を有する。
布帛を熱処理することで、架橋反応が速やかに進行し、A液に含まれる吸湿発熱化合物を布帛に対し強固に架橋結合させることができる。
前記熱処理工程は、140℃〜180℃にて0.5分〜20分行うことが好ましい。
熱処理温度が140℃未満であると、架橋反応が十分に進まず、吸湿発熱化合物を布帛に対して強固に架橋結合させることができないおそれがある。また、熱処理温度が180℃を超えると、布帛自体に黄変や劣化が生じるおそれがある。
同様に、熱処理時間が0.5分未満であると、架橋反応が十分に進まず、吸湿発熱化合物を布帛に対して強固に架橋結合させることができないおそれがある。
また、架橋反応は20分程度で完了するため、それを超えた熱処理は、エネルギーのロスとなる。さらに、長時間の熱処理は、A液およびB液を付与した部分が黄変するおそれがある。
前記熱処理方法としては、乾熱処理、湿熱処理のいずれでもよく、特に限定するものではないが、なかでも、架橋反応性が良好である点で湿熱処理が好ましい。
なお、本発明においては、浸透工程と熱処理工程との間に、予備乾燥工程を設けてもよい。これにより、浸透工程から熱処理工程に移行するまでに時間が空いた場合であっても、付与した液が必要以上に滲むのを防ぐことができ、安定した品質を得られる。
予備乾燥手段としては、特に限定するものではないが、自然乾燥、風乾燥などが挙げられる。
また、本発明においては、前記吸湿発熱性付与工程に加え、さらに色柄を付与する工程を設けてもよい。
なお、本発明における色柄は、特に限定するものではなく、布帛に付与可能な色および柄の中から適宜選定することができる。
また、前記色柄を付与する部分は、吸湿発熱性を付与する部分と重複していてもよく、異なっていてもよい。
前記色柄を付与する方法としては、インクジェット方式を用いる方法や、スクリーンプリント、ロータリープリント、浸染など、常用の染色方法から適宜選定することができる。なかでも、繊細かつ多種多様な色柄を容易に付与することができる点で、インクジェット方式が好ましい。
また、色柄付与のために用いられる染料についても特に限定するものではなく、適宜選定すればよい。本発明において用いることができる染料としては、例えば、分散染料、カチオン染料、反応染料、酸性染料、直接染料などが挙げられる。
前記色柄を付与する工程は、吸湿発熱性付与工程の後に設けてもよく、色柄付与工程の後で、吸湿発熱性付与工程を設けてもよい。
さらに、インクジェット方式を用いることで、吸湿発熱性付与工程と色柄付与工程を、同一工程にて行うことも可能である。
以下、吸湿発熱性付与工程と色柄付与工程とを同一工程にて行う場合について、説明する。
なお、吸湿発熱性付与工程と色柄付与工程とを同一工程にて行う場合には、色柄を付与するためのインクとして、分散染料を含んでなるインクを用いることが好ましい。
分散染料含有インクは、発色適正温度が、前述した架橋反応の適正温度とほぼ同じであるため、後述するように、架橋反応工程とインク発色工程を、同一工程とすることができる。
A液、B液、および分散染料含有インクの付与は、各液を、インクジェット記録装置に搭載した個別のインクジェットヘッドにそれぞれ供給し、さらに、各インクジェットヘッドに設けられたノズルから、布帛の一方の面に対して各液を吐出することによって行うことができる。
このとき、A液、B液、および分散染料含有インクが、布帛に着弾する順序などは、特に限定するものではない。
また、A液とB液とは、布帛上の所望の位置で混ざり合うように、それぞれを着弾させる必要があるが、分散染料含有インクは、A液およびB液と、着弾位置が重複していてもよく、異なっていてもよい。
このときの分散染料含有インクの付与量は、50g/m未満であることが好ましい。
付与量が50g/m以上であると、滲みによる染色ムラなどが発生するおそれがある。
各液の付与後、前述したA液およびB液の浸透工程を設けることにより、A液およびB液を布帛の他方の面にまで浸透させる。
これにより、布帛の両面に差異のない吸湿発熱性を付与することができる。さらに、吸湿発熱性付与工程と色柄付与工程とを同一工程にて行う場合、前記浸透工程を設けることによって、布帛の一方の面への色柄の付与と、布帛の両面への吸湿発熱性の付与とが、布帛の一方の面に対する各液の付与により可能となる。
その後、布帛を熱処理することにより、架橋反応と、分散染料含有インクの発色を行う。
このときの熱処理温度としては、150℃〜180℃が好ましく、また熱処理時間としては0.5分〜20分が好ましい。
熱処理温度および時間を上記範囲とすることで、架橋反応性、発色性のいずれについても良好な結果を得ることができる。
また、前記熱処理方法としては、乾熱処理、湿熱処理のいずれでもよく、特に限定するものではないが、なかでも、架橋反応性や、発色性が良好である点で、湿熱処理が好ましい。
また、本発明においては、前記浸透工程と熱処理工程との間に、前述した予備乾燥工程を設けてもよい。
本発明に用いられる布帛の構成繊維としては、特に限定するものではなく、例えば、カチオン可染ポリエステル(CDP)繊維、ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維、ポリブチレンテレフタレート(PBT)繊維、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)繊維、全芳香族ポリエステル繊維、ポリ乳酸繊維等のポリエステル系繊維、ナイロン繊維、アセテート繊維、トリアセテート繊維、ポリウレタン繊維などが挙げられ、これらを単独または併用して使用することができる。
また、本発明に用いられる布帛としては、織物、編物、不織布などのいずれの形態でもよく、特に限定されない。
また、前記布帛には、後工程で布帛に付与する液を受容する層(受容層)を、事前に設けておいてもよい。
布帛に受容層を設けることによって、該受容層が、布帛上に着弾した液を直ちに受け止めて適度に保持するため、着弾した液が必要以上に滲むのを抑制することができる。
前記受容層は、例えば、アルギン酸ナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、でんぷん、グアガム、ポリビニルアルコールおよびポリアクリル酸などの、水溶性高分子を、布帛に付与することによって、形成することができる。
なお、前記水溶性高分子は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、耐アルカリ性に優れており、流動性が高く、安価である点で、カルボキシメチルセルロースが好ましい。
また、前記水溶性高分子には、そのほか、必要に応じて、還元防止剤、界面活性剤、防腐剤、耐光向上剤、濃染化剤など、公知の助剤を含有しても構わない。
受容層を形成する場合には、前記水溶性高分子等からなる剤(受容層付与剤)を、布帛に対して、固形分換算で1〜20g/m付与することが好ましく、2〜10g/m付与することがさらに好ましい。
付与量が1g/m未満であると、後に付与する処理液等を十分に受け止めることができず、付与した液が必要以上に滲んだり、裏抜けしたりする傾向がある。また、20g/mを超えると、設けた受容層によって布帛が硬くなり、その後の加工工程において布帛を搬送する際に、搬送不良が発生したり、設けた受容層の脱落が生じたりする傾向がある。
また、受容層付与剤を付与する方法としては、特に限定するものではないが、例えば、パディング法、ロータリースクリーン法、ナイフコーター法、キスロールコーター法、グラビアロールコーター法などが挙げられる。
なかでも、布帛の内部にまで受容層付与剤を浸透させて、布帛表面のみならず、基布全体に受容能力を付与することが可能な点で、パディング法が好ましい。
さらに、布帛に対するその他の前処理として、下記の前処理剤を使用した、常法の各種前処理を行ってもよい。
前記前処理に用いる前処理剤としては、例えば、水溶性ポリマー、難燃剤、紫外線吸収剤、還元防止剤、酸化防止剤、pH調整剤、ヒドロトロープ剤、消泡剤、浸透剤などが挙げられる。
また、これらの前処理方法は、特に限定するものではなく、パディング法、スプレー法、浸漬法、コーティング法、グラビア法、インクジェット法などから適宜選定すればよい。
以下、本発明について、実施例を挙げてさらに具体的に説明する。ただし、本発明は必ずしもこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
ポリエチレンテレフタレート繊維からなる布帛に、下記処方からなる受容層付与剤を、パディング法により付与し、テンター方式乾燥機で150℃120秒の乾燥を行った。

<受容層付与剤処方>
DKSファインガムHEL−1 2.0重量%
(第一工業製薬(株)製、エーテル化カルボキシメチルセルロース)
リンゴ酸(扶桑化学工業(株)製、pH調整剤) 0.3重量%
水 97.7重量%
次いで、下記処方のA液およびB液を、インクジェット方式を用いて、前処理した布帛に対し、それぞれ付与した。

<A液処方:吸湿発熱化合物含有液>
パラファインAH−30 5.0重量%
(大原パラヂウム化学(株)製)、ポリカルボン酸系吸湿発熱加工剤)
カヤクバッファーP−7(日本化薬(株)製、pH調整剤) 0.2重量%
サンアイバックIT20(三愛石油(株)製、防腐剤) 0.1重量%
プロピレングリコール(湿潤剤) 2.0重量%
水 92.7重量%

<B液処方:架橋剤含有液>
アクアインCAT−100 2.0重量%
(大和化学工業(株)製、エポキシ樹脂系架橋剤)
サンアイバックIT20(三愛石油(株)製、防腐剤) 0.1重量%
プロピレングリコール(湿潤剤) 2.0重量%
水 95.9重量%
また、このときのインクジェット条件は、下記のように設定した。

<インクジェット条件>
装置 :オンデマンド方式シリアル走査型インクジェット記録装置
ノズル径:50μm
駆動電圧:100V
周波数 :5kHz
解像度 :360dpi
付与量 :
A液 30g/m
B液 20g/m

上記インクジェット条件によって各液を付与することにより、布帛上に、ア)A液およびB液付与部分、イ)未加工部分の2つの領域を形成した。なお、ここでいう未加工部分とは、A液、B液のいずれも付与されていない部分を意味する。
次いで、各液が付与された状態の布帛を、26℃×50%RHに管理された部屋に1時間放置してA液及びB液を浸透させた後、自然風乾燥による予備乾燥を行った。
その後、高熱スチーマーを用いて175℃で10分間湿熱処理を行った。
次いで、トライポールTK(第一工業製薬(株)製、ノニオン界面活性剤)2g/L、ソーダ灰2g/L、ハイドロサルファイト1g/Lを含むソーピング浴にて、80℃で10分間洗浄した後、水洗、乾燥し、実施例1の吸湿発熱性布帛を得た。
[実施例2]
実施例1において受容層を形成した布帛に対し、下記処方のA液、B液、およびインクを、インクジェット方式を用いて布帛に付与した。

<A液処方:吸湿発熱化合物含有液>
アクアインHOT−2 10.0重量%
(大和化学工業(株)製、ポリアクリル酸系吸湿発熱加工剤)
カヤクバッファーP−7(日本化薬(株)製、pH調整剤) 0.2重量%
サンアイバックIT20(三愛石油(株)製、防腐剤) 0.1重量%
プロピレングリコール(湿潤剤) 2.0重量%
水 87.7重量%

<B液処方:架橋剤含有液>
キャタリストAQH 2.0重量%
(大原パラヂウム工業(株)製、エポキシ樹脂系架橋剤)
サンアイバックIT20(三愛石油(株)製、防腐剤) 0.1重量%
プロピレングリコール(湿潤剤) 2.0重量%
水 95.9重量%

<インク処方>
Kiwalon Polyester Blue BGF 10.0重量%
(紀和化学工業(株)製、分散染料、C.I.Disperse Blue 73)
Disper TL 2.0重量%
(明成化学工業(株)製、アニオン系界面活性剤)
ジエチレングリコール 5.0重量%
水 83.0重量%
また、このときのインクジェット条件は、下記のように設定した。

<インクジェット条件>
装置 :オンデマンド方式シリアル走査型インクジェット記録装置
ノズル径:50μm
駆動電圧:100V
周波数 :5kHz
解像度 :360dpi
付与量 :
A液 30g/m
B液 20g/m
インク 20g/m

上記インクジェット条件によって各液を付与することにより、布帛上に、ア)A液およびB液付与部分、イ)未加工部分、ウ)A液、B液、およびインク与部分、エ)インク付与部分、の4つの領域を形成した。なお、ここでいう未加工部分とは、布帛上におけるA液、B液、インクのいずれも付与されていない部分を意味する。
次いで、各液が付与された状態の布帛を、26℃×50%RHに管理された部屋に1時間放置してA液及びB液を浸透させた後、自然風乾燥による予備乾燥を行った。
その後、高熱スチーマーを用いて175℃で10分間湿熱処理を行った。
次いで、トライポールTK(第一工業製薬(株)製、ノニオン界面活性剤)2g/L、ソーダ灰2g/L、ハイドロサルファイト1g/Lを含むソーピング浴にて、80℃で10分間洗浄した後、水洗、乾燥し、実施例2の吸湿発熱性布帛を得た。
[比較例1]
実施例1においてA液およびB液を付与した直後に、インクジェット記録装置に備え付けられたヒーターにより布帛を加熱して、布帛の予備乾燥を行った後、高熱スチーマーを用いて175℃で10分間湿熱処理を行った。
次いで、トライポールTK(第一工業製薬(株)製、ノニオン界面活性剤)2g/L、ソーダ灰2g/L、ハイドロサルファイト1g/Lを含むソーピング浴にて、80℃で10分間洗浄した後、水洗、乾燥し、比較例1の吸湿発熱性布帛を得た。
[比較例2]
ポリエチレンテレフタレート繊維からなる布帛に、下記処方からなる処理液を、パディング法を用いてピックアップ率100%で付与した。

<処理液処方>
パラファインAH−30 10.0重量%
(大原パラヂウム化学(株)製、ポリカルボン酸系吸湿発熱加工剤)
キャタリストAQH 2.0重量%
(大原パラヂウム工業(株)製、エポキシ樹脂系架橋剤)
水 88.0重量%

次いで、テンター方式乾燥機を用いて110℃で120秒の乾燥を行った後、高熱スチーマーを用いて175℃で10分間湿熱処理を行った。
次いで、トライポールTK(第一工業製薬(株)製、ノニオン界面活性剤)2g/L、ソーダ灰2g/L、ハイドロサルファイト1g/Lを含むソーピング浴にて、80℃で10分間洗浄した後、水洗、乾燥し、比較例2の吸湿発熱性布帛を得た。
[評価]
実施例および比較例で得られた各吸湿発熱性布帛に対する評価は、次のように行った。

[吸湿発熱性評価1:発熱温度△Tmaxの算出]
実施例および比較例によって得られた布帛から、20cm×20cmの試験布を、下記条件に従って1枚ないし複数枚採取した。

<試験布採取条件>
ア)A液およびB液付与部分
イ)未加工部分(A液、B液、インクのいずれも付与されていない部分)
ウ)A液、B液、およびインク付与部分
エ)インク付与部分

また、実施例および比較例に用いた布帛(未加工布)からも、20cm×20cmの試験布を採取した。
次いで、各試験布を、乾燥機で乾燥させて絶乾状態にした後、シリカゲル入りのデシケータ内で5時間放置した。
次いで、各試験布を、各液を付与した面を内側にして二つ折りにし、その中心付近に温度センサーを取り付け、さらに二つ折りにした。
未加工布については、二つ折りにしてその中心に温度センサーを取り付け、さらに二つ折りにした。
次いで、温度センサーを取り付けた各試験布を、それぞれ、20℃×40%RH環境下の恒温恒湿器内に2時間放置した後、設定を20℃×90%RHに変化させ、その後の温度変化を1分毎に30分間測定した。
得られた測定結果から、下記式に従い、各試験布における1分毎の発熱温度を算出した。

(n分時の発熱温度△T[℃])=
(n分時の試験布温度T[℃])−(n分時の未加工布温度T′[℃])

算出した△Tの最大値を、各試験布の発熱温度△Tmax[℃]とした。
[吸湿発熱性評価2:着用試験]
各実施例および比較例の布帛をそれぞれ用い、各液を付与した面が肌に当たらないようにして、運動用シャツを作製した。
このとき、実施例1と比較例1については、ア)A液およびB液付与部分が、冷えを感じやすい部位(背中、腹部、など)に配設されるようにして、縫製を行った。
また、実施例2については、ア)A液およびB液付与部分、および、ウ)A液、B液、およびインク付与部分が、冷えを感じやすい部位(背中、腹部、など)に配設されるようにして、縫製を行った。
このようにして作製した運動用シャツを10人の被験者に着用してもらい、冬場の運動を想定し、室温10℃の環境下で軽い運動を30分間した後の着心地が、次の3段階評価のいずれに該当するかを調査した。

寒い:(体が温まりにくいと感じた。/寒いと感じた。)
快適:(体が程よく温まった。/程よく温かいと感じた。)
暑い:(体が過剰に温まった。/暑いと感じた。/ムレを感じた。)

上記着用試験を各運動用シャツに対して実施し、各運動用シャツにおける項目毎の選択人数を調べた。
各実施例および比較例に対する評価結果を表1に示す。
実施例1で得られた吸湿発熱性布帛は、ア)の領域(A液およびB液付与部分)に、優れた吸湿発熱性を有するものであった。
また、着用試験においては、実施例1の布帛を用いた運動用シャツの着心地について、「快適」と回答した人が10人中7人と最も多かった。
また、実施例2で得られた吸湿発熱性布帛は、ア)の領域に加え、ウ)の領域(A液、B液、およびインク付与部分)においても、優れた吸湿発熱性を有するものであった。
さらに、実施例2で得られた吸湿発熱性布帛は、ウ)の領域とエ)の領域(インク付与部分)とに形成された色柄についても、発色性、鮮明性ともに良好なものであった。
また、着用試験においては、実施例1と同様、「快適」と回答した人が、10人中8人と最も多かった。
一方、比較例1で得られた吸湿発熱性布帛は、浸透工程を設けなかったために、各液を付与しなった面の発熱温度が、実施例1および2に比べ低いものであった。
また、着用試験においては、10人中5人の人が、「寒い」と回答した。
比較例2で得られた吸湿発熱性布帛は、実施例1および2と同等の吸湿発熱性を有していたが、布帛全面に吸湿発熱性が付与されていることから、着用試験において10人中6人が「暑い」と回答した。
よって、比較例2で得られた吸湿発熱性布帛を使用した運動用シャツは、快適性に優れているとは言い難いものであった。
Figure 2012154006

Claims (4)

  1. インクジェット方式を用いて、水溶性の吸湿発熱化合物を含む処理液(A液)と、架橋剤を含む処理液(B液)とを、布帛上で混ざり合うように個別のノズルから吐出させ、布帛の一方の面に部分的に付与する工程と、
    A液およびB液を、布帛の他方の面にまで浸透させる工程と、
    A液およびB液を浸透させた布帛を熱処理する工程と、を有することにより、
    布帛に対して吸湿発熱性を部分的に付与することを特徴とする、吸湿発熱性布帛の製造方法。
  2. 前記吸湿発熱性付与工程に加え、さらに、色柄を付与する工程を有することを特徴とする、請求項1に記載の吸湿発熱性布帛の製造方法。
  3. A液、B液、および分散染料含有インクを、インクジェット記録装置に搭載した個別のインクジェットヘッドにそれぞれ供給し、さらに、各インクジェットヘッドに設けられたノズルから、布帛の一方の面に対して吐出することにより、各液を付与する工程と、
    A液およびB液を、布帛の他方の面にまで浸透させる工程と、
    A液およびB液を浸透させた布帛に対して、分散染料含有インクの発色工程を兼ねた熱処理を行う工程と、を有することにより、
    布帛に対して、吸湿発熱性の部分的付与、および色柄の付与を行うことを特徴とする、請求項2に記載の吸湿発熱性布帛の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の方法によって得られる、吸湿発熱性布帛。
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