JP2002348780A - 吸湿発熱性セルロース系繊維 - Google Patents
吸湿発熱性セルロース系繊維Info
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Abstract
も優れたセルロース繊維を提供する。 【解決手段】 セルロース繊維に、ポリアルキレングリ
コール、N-メチロール系樹脂加工剤とその反応触媒お
よび分子中に水酸基とスルホン酸基を有する水溶性ポリ
マーを含む水溶液を付与し、これを加熱処理して得られ
る吸湿発熱性セルロース系繊維。上記水溶液中の各成分
の割合が、該水溶性ポリマー100重量部に対してポリ
アルキレングリコールが300〜800重量部、N-メ
チロール系樹脂加工剤が50〜300重量部、反応触媒
が10〜100重量部である上記吸湿発熱性セルロース
系繊維。ポリアルキレングリコールが数平均分子量1,
000〜20,000のポリエチレングリコールである
上記吸湿発熱性セルロース系繊維。
Description
えたセルロース繊維に関する。
湿発熱性の繊維が開発され、市販されている。汗をかい
て屋外へ出たり、屋外で汗をかいた場合などにその湿気
が冷されて肌寒さを感じる状況であっても、これらの繊
維素材を用いた衣料を着用することにより、汗を吸収し
た衣料は発熱するため、体を保温し、快適な状態を保持
することができる。
水発熱性繊維として、親水基を高密度で強架橋してなる
化学変成体を有するアクリル系繊維、具体例として親水
基がカルボン酸ソーダであるアクリル酸系吸放湿吸水発
熱性繊維の存在、および各種繊維材料にシリカゲルやモ
レキュラーシーブのような吸湿時や吸水時に吸湿熱を発
生する乾燥剤の粉末を混合した吸放湿吸水発熱性繊維の
存在について言及している。しかし吸湿発熱性セルロー
ス系繊維については記載がない。
ルロース系布帛を、N-メチロール系樹脂加工剤とその
反応触媒と分子中に水酸基とアミノ基および/またはカ
ルボキシル基を有する水溶性物質を水に混合溶解した混
合水溶液で処理し、更に加熱処理することを特徴とする
セルロース系布帛の加工法、およびセルロース系布帛
を、N-メチロール系樹脂加工剤とその反応触媒と分子
中に2個以上の水酸基を有する水溶性物質と分子中に2
個以上のアミノ基および/またはカルボキシル基を有す
る水溶性物質を水に混合溶解した混合水溶液で処理し、
更に加熱処理することを特徴とするセルロース系布帛の
加工法について開示している。しかしこの発明には、ス
ルホン酸基を有するポリマーを用いてセルロースを処理
することについて記載されていない。
ビニルスルホン酸を主体とするポリマーならびにバイン
ダーからなる成分が布帛に1〜20%owf付与せしめ
られたことを特徴とする吸湿性繊維を開示している。し
かしスルホン酸基と水酸基を同時に有する水溶性ポリマ
ーを用いてセルロース繊維に吸湿発熱性を付与すること
については記載されていない。
た吸湿発熱性を有し、その洗濯耐久性も高いセルロース
繊維を提供することである。特に、優れた吸湿発熱性と
その洗濯耐久性に加え、未加工と同等のセルロース繊維
の風合を有しているセルロース繊維を提供することであ
る。
維に、ポリアルキレングリコール、N-メチロール系樹
脂加工剤とその反応触媒および分子中に水酸基とスルホ
ン酸基を有する水溶性ポリマーを含む水溶液を付与し、
これを加熱処理して得られる吸湿発熱性セルロース系繊
維に関する。詳しくは、本発明は、上記水溶液中の各成
分の割合が、該水溶性ポリマー100重量部に対してポ
リアルキレングリコールが300〜800重量部、N-
メチロール系樹脂加工剤が50〜300重量部、反応触
媒が10〜100重量部である上記吸湿発熱性セルロー
ス系繊維に関する。
ポリアルキレングリコール、N-メチロール系樹脂加工
剤とその反応触媒および分子中に水酸基とスルホン酸基
を有する水溶性ポリマーの総量がセルロース繊維に対し
て1〜20重量%である吸湿発熱性セルロース系繊維に
関する。特に、ポリアルキレングリコールが数平均分子
量1,000〜20,000のポリエチレングリコールで
ある上記吸湿発熱性セルロース系繊維に関する。
繊維は、セルロース繊維に、ポリアルキレングリコー
ル、N-メチロール系樹脂加工剤とその反応触媒および
分子中に水酸基とスルホン酸基を有する水溶性ポリマー
を含む水溶液(加工液)を付与し、これを加熱処理する
ことによって得ることができる。本発明で用いるN-メ
チロール系樹脂加工剤とは、触媒を添加し、加熱処理す
ることにより重合し、セルロース系布帛上に三次元的な
樹脂を形成するものであり、特にグリオキザール系樹脂
が好ましい。グリオキザール系樹脂は種々の商品を利用
することができ、例えば「スミテックスレジン」(住友
化学工業(株)製)のFSK、NS-2、NS-11、NS
-18の商品名で市販されているグリオキザール系樹
脂、同じく「スミテックスレジン」(住友化学工業(株)
製)のNS-3spe、NS-16、NS-19の商品名
で市販されている変性グリオキザール系樹脂、同じく
「スミテックスレジン」(住友化学工業(株)製)のZ-
5、NS-200の商品名で市販されている特殊変性グ
リオキザール系樹脂等を例示することができる。またこ
れら以外に、本発明で使用できるN-メチロール系樹脂
加工剤として、ジメチロールエチレン尿素、ジメチロー
ルウロン、ジメチロールトリアゾン、ジメチロールプロ
ピレン尿素、ジメチロール-4-メトキシ-5,5-ジメチ
ルプロピレン尿素、ジメチロールジヒドロキシエチレン
尿素、ジメチロールアルキルカーバメート、メチル化ジ
メチロールジメトキシエチレン尿素、1,3-ジメチル-
4,5-ジヒドロキシ-エチレン尿素等が挙げられる。
は、これらの樹脂加工剤の重合架橋反応を促進するため
の触媒であって、使用する樹脂加工剤に応じて適切なも
のを選択すればよく、具体的には塩化マグネシウム、塩
化アンモニウム、塩化亜鉛、ホウフッ化亜鉛、硝酸亜
鉛、第二リン酸マグネシウム、2−アミノ-2-メチル-
1-プロパノール塩酸塩等が例示できる。実際には複合
化して商品化したものを利用することができ、このよう
な商品としては、例えば「スミテックスアクセラレータ
ー」(住友化学工業(株)製)のACX、EPX、MX、
KX、X-60、X-80、X-110、X-120の商品
名で市販されているもの等が例示できる。
ン酸基を有する水溶性ポリマーとは、水酸基とスルホン
酸基とを1分子中に有する水溶性高分子であれば特に制
限なく使用できる。このような水溶性ポリマーは、例え
ば、水酸基を有する重合性単量体とスルホン酸基を有す
る重合性単量体を含む単量体を共重合することによっ
て、または水酸基とスルホン酸基の両方を有する重合性
単量体を単独または他の重合性単量体と共重合すること
によって製造することができる。
は、例えば2-ヒドロキシメチル(メタ)アクリレート、
2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレートのようなヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリレート、アリルアルコールが挙げられる。特に、好
ましいものは2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
である。
しては、例えばアクリルアミドt-ブチルスルホン酸、
2-アリルオキシ-2-ヒドロキシプロパンスルホン酸、
スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、イソプレンス
ルホン酸、メタクリロイルオキシエチルスルホン酸、ア
リルスルホン酸、メタリルスルホン酸やこれらのアルカ
リ金属塩等が挙げられる。特に、好ましいものはアクリ
ルアミドt-ブチルスルホン酸ナトリウムである。
合性単量体と共重合するに当たって、前もってまたは共
重合時に、例えばアンモニア;トリメチルアミン、モノ
エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ト
リプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、モノブチ
ルアミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、シクロ
ヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジエチルシ
クロヘキシルアミン、メトキシイソプロピルアミン、2
-アミノ-2-メチルプロパノール、2-ジメチルアミノ-
2-メチル-1-プロパノール、モルホリン、N-エチルモ
ルホリン等の脂肪族アミン類;エタノールアミン、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン、モノメチルエ
タノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ジブチル
エタノールアミン等のアルカノールアミン類等のアルカ
リによって水溶性にすることにより水溶液として共重合
することが好ましい。
る重合性単量体の例としては、2-アリルオキシ-2-ヒ
ドロキシプロパンスルホン酸を挙げることができる。
重合するにあたっては、通常、2,2'-アゾビス(2-ア
ミジノプロパン)二塩酸塩、過硫酸アンモニウム、過硫
酸カリウム、過酸化水素、4,4'-アゾビス(4-シアノ
バレリアン酸)などの水溶性重合開始剤を使用する。2,
2'-アゾビス(2-アミジノプロパン)二塩酸塩が好まし
い。
溶性ポリマーは、水酸基とスルホン酸基を1:1.5〜
6.0(当量比)、好ましくは1:1.5〜3.0(当量
比)の割合で含有する。このような含有比のポリマーと
するために、水酸基を有する単量体1重量部に対してス
ルホン酸基を有する単量体を3〜10重量部、好ましく
は水酸基を有する単量体1重量部に対してスルホン酸基
を有する単量体を3〜5重量部の割合で仕込んで重合を
行うのが好ましい。また、該水溶性ポリマー中には、水
酸基およびスルホン酸基がそれぞれ1〜5重量%および
10〜20重量%、好ましくはそれぞれ1〜3重量%お
よび10〜15重量%含有される。
粘度が高いと調液操作時の作業が困難になったり、生産
時にマングルへのガムアップが予想されるため、分子中
に水酸基とスルホン酸基を有する水溶性ポリマーの数平
均分子量は5,000〜50,000であることが好まし
い。特に好ましい数平均分子量は10,000〜30,0
00である。
液)中にポリアルキレングリコールを加えることによ
り、セルロース繊維に吸湿発熱性を付与することができ
るとともに、セルロース繊維の本来の柔軟な風合いを十
分保持することができるという特徴を発揮することがで
きる。本発明で用いるポリアルキレングリコールとは、
数平均分子量が1,000〜20,000で、炭素数が2
〜4のアルキレングリコールを基本単位としてなるポリ
アルキレングリコールである。この例としてはポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテト
ラメチレングリコール等を挙げることができる。特に好
ましくは、数平均分子量が1,000〜20,000、特
に1,000〜2,000のポリエチレングリコールであ
る。
液)中の各成分の割合は、水溶性ポリマー100重量部
に対してポリアルキレングリコールが300〜800重
量部、N-メチロール系樹脂加工剤が50〜300重量
部、反応触媒が10〜100重量部であることが好まし
い。特に好ましくは、水溶性ポリマー100重量部に対
してポリアルキレングリコールが500〜700重量
部、N-メチロール系樹脂加工剤が100〜200重量
部、反応触媒が30〜60重量部である。また、吸湿発
熱性セルロース系繊維中の、ポリアルキレングリコー
ル、N-メチロール系樹脂加工剤とその反応触媒および
分子中に水酸基とスルホン酸基を有する水溶性ポリマー
の総量はセルロース繊維に対して1〜20重量%である
ことが好ましい。特に好ましくは5〜15重量%であ
る。
セルロース繊維に、ポリアルキレングリコール、N-メ
チロール系樹脂加工剤とその反応触媒および分子中に水
酸基とスルホン酸基を有する水溶性ポリマーを所定濃度
で含有する水溶液を付与し、次いで、セルロース繊維に
対するこの処理用水溶液構成成分総量が所定量となるよ
うに絞った後、これを加熱処理することによって製造す
ることができる。加工液をセルロース繊維に付与するに
は、セルロース繊維を該加工液に浸漬してもよいし、加
工液をセルロース繊維に吹き付ける等、その他の方法で
もよい。加熱処理は、100〜200℃で30秒〜5分
くらいが好ましく、150〜170℃で30秒〜2分が
特に好ましい。また、加熱処理の前に、100〜140
℃で1〜3分予備乾燥したのち、上記した温度、時間で
加熱しても良い。
は、綿や麻等の天然セルロース繊維、これらを苛性シル
ケット加工したセルロース繊維、液体アンモニア処理し
たセルロース繊維、ビスコース法や銅アンモニア法によ
る再生セルロース繊維等がすべて含まれる。また上記各
セルロース繊維を含むワタ、混紡糸および上記セルロー
ス繊維を含んで製織または製編された布帛をも含むもの
である。
いては、セルロースとポリアルキレングリコールの間を
N-メチロール系樹脂加工剤が架橋重合し、またはこれ
に分子中に水酸基とスルホン酸基を有する水溶性ポリマ
ーが結合したものが支配的に存在すると考えられるが、
これに加えてセルロースに直接N-メチロール系樹脂加
工剤が重合付加したもの、またはこれに更に、分子中に
水酸基とスルホン酸基を有する水溶性ポリマーが結合し
たもの、あるいはセルロースとは独立に、分子中に水酸
基とスルホン酸基を有する水溶性ポリマーにN-メチロ
ール系樹脂加工剤が重合付加したもの、ポリアルキレン
グリコールにN-メチロール系樹脂加工剤が重合付加し
たものに水溶性ポリマーが付加したもの等が混在するも
のと想定される。
つ具体的に説明する。
リマーの調製〕アクリルアミドt-ブチルスルホン酸
(和光純薬工業(株)製)を15重量%、水酸化ナトリウ
ム(ナカライテスク(株)製)を2.9重量%、2-ヒドロ
キシエチルアクリレート(ナカライテスク(株)製)を3
重量%、および2,2'-アゾビス(2-アミジノプロパン)
二塩酸塩(和光純薬工業(株)製)を0.5重量%の濃度
で溶解した水溶液を調製し、内温が約100℃になるま
で加熱し、重合を行った。約10分間、100℃で保持
したのち、加熱を止め、室温まで一晩自然放冷して水酸
基とスルホン酸基とを有する水溶性ポリマーを得た。得
られたポリマーはGPCで測定したところ数平均分子量
が20,000で、FT-IRによって測定したところア
クリルアミドt-ブチルスルホン酸のナトリウム塩と2-
ヒドロキシエチルアクリレートとはほぼ仕込み通りの比
率で共重合体中に含まれていた。
1000(ナカライテスク(株)製)30重量%、上記で
合成した水溶性ポリマー4重量%(固形分)、「スミテ
ックスレジンNS-11」(住友化学工業(株)製)6重
量%、「スミテックスアクセラレーターX-80」(住
友化学工業(株)製)1.8重量%を溶解した室温(20
℃)の水溶液(加工液)に、苛性シルケット上がりの木
綿セルロース繊維100重量%のブロードを、浴比1:
50で10秒間浸漬した。セルロース繊維を加工液から
取り出し、絞り率60%になるように絞り取ったのち、
130℃で100秒間乾燥し、次いで155℃で90秒
間加熱処理した。ここで「絞り率60%」とは、繊維を
薬液にどぶ漬けしたのち絞った場合に繊維上に薬液が繊
維に対して60重量%付着していることを表す。これを
更に水洗、乾燥して吸湿発熱性セルロース系繊維を得
た。得られた吸湿発熱性セルロース系繊維製品の樹脂付
加率は8.1%であった。ここで樹脂付加率は次式
(1)によって与えられる:
率:ポリエステル/綿=65/35)のブロードを用い
た以外は実施例1と同様にして吸湿発熱性セルロース系
繊維を得た。得られた吸湿発熱性セルロース系繊維製品
の樹脂付加率は5.2%であった。
い、絞り率を80%にした以外は実施例1と同様にして
吸湿発熱性セルロース系繊維を得た。得られた吸湿発熱
性セルロース系繊維製品の樹脂付加率は12.1%であ
った。
のみを溶解した水溶液を用いた以外は、実施例1と同様
にしてセルロース繊維製品を得た。得られたセルロース
繊維製品の樹脂付加率は0%であった。
ングリコール#1000(ナカライテスク(株)製)30
重量%、「スミテックスレジンNS-11」(住友化学
工業(株)製)6重量%、「スミテックスアクセラレータ
ーX-80」(住友化学工業(株)製)1.8重量%のみを
溶解した室温(20℃)の水溶液を用いた以外は、実施
例1と同様にしてセルロース繊維製品を得た。得られた
セルロース繊維製品の樹脂付加率は6.1%であった。
価〕実施例1〜3、および比較例1、2で得られた加工
生地およびこれを洗濯10回行ったものについて、下記
のようにして吸湿発熱性およびその洗濯耐久性を評価し
た。未処理生地と試料生地との吸湿発熱による温度上昇
の最大温度差を吸湿発熱性の評価尺度として表1に記載
した。
持した試料生地を約30℃、90%RH以上の環境に移
し、直後から10分間にわたって試料の温度変化を「デ
ータストッカーTRH-DM3」(神栄(株)製)を用い
て経時的に未処理生地との比較として測定した。
回)洗濯を行い、吸湿発熱性の洗濯耐久性試験に供し
た。 洗濯条件:家庭洗濯に準じたJIS L0217 103
法によった。
は、優れた吸湿発熱性を有し、且つその洗濯耐久性も高
いという特徴を有する。加えて、本発明の吸湿発熱性セ
ルロース系繊維は、従来の同種セルロース繊維と異な
り、未加工と同等のセルロース繊維の風合を有してい
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 セルロース繊維に、ポリアルキレングリ
コール、N-メチロール系樹脂加工剤とその反応触媒お
よび分子中に水酸基とスルホン酸基を有する水溶性ポリ
マーを含む水溶液を付与し、これを加熱処理して得られ
る吸湿発熱性セルロース系繊維。 - 【請求項2】 水溶液中の各成分の割合が、該水溶性ポ
リマー100重量部に対してポリアルキレングリコール
が300〜800重量部、N-メチロール系樹脂加工剤
が50〜300重量部、反応触媒が10〜100重量部
である請求項1に記載の吸湿発熱性セルロース系繊維。 - 【請求項3】 吸湿発熱性セルロース系繊維中の、ポリ
アルキレングリコール、N-メチロール系樹脂加工剤と
その反応触媒および分子中に水酸基とスルホン酸基を有
する水溶性ポリマーの総量がセルロース繊維に対して1
〜20重量%である請求項1に記載の吸湿発熱性セルロ
ース系繊維。 - 【請求項4】 ポリアルキレングリコールが数平均分子
量1,000〜20,000のポリエチレングリコールで
ある請求項1、2または3のいずれかに記載の吸湿発熱
性セルロース系繊維。 - 【請求項5】 分子中に水酸基とスルホン酸基を有する
水溶性ポリマーが、水酸基を有する重合性単量体単位と
スルホン酸基を有する重合性単量体単位を少なくとも含
む共重合体である請求項1〜4のいずれかに記載の吸湿
発熱性セルロース系繊維。 - 【請求項6】 N-メチロール系樹脂加工剤がグリオキ
ザール系樹脂である請求項1〜5のいずれかに記載の吸
湿発熱性セルロース系繊維。
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