JP2012150950A - コネクタ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】電線の反力によって電線カバーがコネクタから外れることを防止することが可能なコネクタ構造を提供する。
【解決手段】コネクタ本体12に一体形成されコネクタ本体12から引き出される電線引き出し方向と異なる方向へ折り曲げられる電線5を案内するガイドリブ13と、ガイドリブ13により案内された電線5をコネクタ本体12に保持する電線保持部14とを有するコネクタ2と、コネクタ2の電線引き出し側に装着されて端子収容室11から引き出されて折り曲げられた電線5を覆う電線カバー3とを備える。電線引き出し方向と異なる方向へ折り曲げられガイドリブ13によって案内された電線5の反力を抑制する位置に前記電線保持部14が設けられる。
【選択図】図1
【解決手段】コネクタ本体12に一体形成されコネクタ本体12から引き出される電線引き出し方向と異なる方向へ折り曲げられる電線5を案内するガイドリブ13と、ガイドリブ13により案内された電線5をコネクタ本体12に保持する電線保持部14とを有するコネクタ2と、コネクタ2の電線引き出し側に装着されて端子収容室11から引き出されて折り曲げられた電線5を覆う電線カバー3とを備える。電線引き出し方向と異なる方向へ折り曲げられガイドリブ13によって案内された電線5の反力を抑制する位置に前記電線保持部14が設けられる。
【選択図】図1
Description
本発明は、コネクタ本体から引き出され、電線引き出し方向と異なる方向へ折り曲げられた電線を保持するために用いられるコネクタ構造に関する。
ワイヤハーネス等の車両用の電線は車体の狭い空間内に配置されることから、コネクタ本体から引き出した直後に直角曲げ等の電線引き出し方向と異なる方向への折り曲げがなされて配線される。この配線を行うため、コネクタはコネクタ本体から引き出されて折り曲げられた電線をテープ巻きによって保持する構造となっている。このような従来のコネクタ構造としては、例えば特許文献1に記載されており、図8〜図14は従来のコネクタ構造を示す。
図8に示すように、従来のコネクタ構造100は、電線130が接続されるコネクタ110と、コネクタ100に装着される電線カバー120とを備えている。
コネクタ110は、電線130の端子金具131が収容される複数の端子収容室112を備えたコネクタ本体111と、コネクタ本体111に形成されたガイドリブ113及び電線保持部114とを備えている。電線130は端子収容室112から引き出された後、電線引き出し方向と異なる方向(最終的には電線引き出し方向と反対側の方向)に折り曲げられるものであり、ガイドリブ113は折り曲げられた電線130を電線保持部114に案内する(図10参照)。電線保持部114はガイドリブ113からの電線130を束ねた状態で保持するものである(図10、図11参照)。
電線カバー120はコネクタ110における電線引き出し側に装着されるものであり、端子収容室112側からコネクタ110に装着される。電線カバー120は端子収容室112、ガイドリブ113及び電線保持部114を含んだ領域を覆う形状に形成されたカバー本体121と、カバー本体121に一体に設けられたテープ巻き固定部122とを有している。テープ巻き固定部122はリップ状の平板形状となった状態でカバー本体121からコネクタ110側に突出している。このテープ巻き固定部122は電線保持部114側に位置しており、電線保持部114を通過する電線130にテープ123を巻回する際に、この巻回されるテープ123が巻かれる。このことによりコネクタ110の電線保持部114が電線130を保持して固定するのに加えてテープ巻き固定部122が電線130を保持するため、電線130の折り曲げ状態を強固に固定するようになっている(図14参照)。
電線カバー120のコネクタ110への装着は、コネクタ本体111にロック受け部141を形成する一方、ロック受け部141に対応したロック爪143を電線カバー120に形成し、これらを係合させることにより行われる。図11に示すように、ロック受け部141はコネクタ本体111の一側の面(背面)における端子収容室112の下側の左右に設けられている。すなわち、ロック受け部141は横並び状となっている端子収容室112の両端部分に位置するようにコネクタ本体111に形成されている。一方、ロック爪143は電線カバー120のコネクタ110側の面における対応位置に設けられている。
次に、従来のコネクタ110への電線130の取り付けを説明する。図8に示すように、電線130の端末の端子金具131をコネクタ本体111の端子収容室112に挿入し、端子収容室112内の係止ランス等の係止部材(図示省略)に係止して端子金具131を端子収容室112に収容する。図9はこの状態を示し、電線130が端子収容室112の軸線方向に沿って引き出されている。
それぞれの端子収容室112から引き出されている電線130を図10の矢印150に示す方向に折り曲げる。これにより電線130は、図9の電線引き出し方向と異なった方向である略直角方向に折り曲げられる。折り曲げは電線130が電線保持部114側に向かうようになされる。この電線130に対してはさらに折り曲げを行うものであり、電線130は図10の矢印151で示す方向に折り曲げられる。以上の折り曲げは、ガイドリブ113に電線130を引っ掛けることにより行われ、折り曲げられた電線130はコネクタ本体111の前方側に引き出される。このとき電線130は、電線保持部114を通過することにより電線保持部114に部分的に収容された状態となる。
図12は電線保持部114が電線130を保持した状態のコネクタ110に対し電線カバー120を取り付ける状態を示し、端子収容室112、ガイドリブ113、電線保持部114を覆うように電線カバー120のカバー本体121をコネクタ110に取り付ける。電線カバー120は、そのロック爪143がコネクタ110のロック受け部141に係合することによりコネクタ110に装着される。この装着状態においては、図13に示すように、テープ巻き固定部122が電線保持部114から引き出されている電線130の長さ方向に沿って延びている。図14はテープ巻きした状態を示し、テープ123を電線130及びテープ巻き固定部122に巻き付けることにより電線130をテープ巻き固定部122に束ねて固定した状態とすることができる。
しかしながら従来のコネクタ構造100においては、電線130の反力(テンション)が電線カバー120に作用することにより、電線カバー120がコネクタ110から外れる問題を有している。これは図14に示すように、テープ巻き固定部122の長さL2が長く、電線130の反力が大きなモーメントとなってロック爪143及びロック受け部141に作用するためである。これに加えて、従来のコネクタ構造100においては、テープ巻き固定部122が長いため、その分、電線カバー120の外形が大きく、コネクタ構造100の全体の外形が大きくなる問題を有している。
そこで、本発明は、電線の反力によって電線カバーがコネクタから外れることを防止し、しかも外形を小さくすることが可能なコネクタ構造を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、電線端末の端子金具が収容される端子収容室が形成されたコネクタ本体と、このコネクタ本体に一体形成されコネクタ本体から引き出される電線引き出し方向と異なる方向へ折り曲げられる電線を案内するガイドリブと、このガイドリブにより案内された電線を前記コネクタ本体に保持する電線保持部とを有するコネクタと、このコネクタの前記電線引き出し側に装着されて前記端子収容室から引き出されて折り曲げられた電線を覆う電線カバーとを備え、電線引き出し方向と異なる方向へ折り曲げられ前記ガイドリブによって案内された電線の反力を抑制する位置に前記電線保持部が設けられ、前記電線カバーは前記電線保持部を覆うと共に、該電線保持部に保持された電線を覆うことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明であって、前記コネクタ本体にカバー係止ロック部が設けられ、前記電線カバーに前記カバー係止ロック部に係合して電線カバーをコネクタ本体にロックする係止部が設けられていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明であって、前記電線保持部は、前記コネクタ本体の一側部から立ち上がる連結壁部と、この連結壁部から延設され、電線引き出し方向と異なる方向に折り曲げられた電線を前記コネクタ本体との間で保持する保持板壁部とから形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明であって、前記保持板壁部は、電線引き出し方向と異なる方向に折り曲げられた電線の上部を保持する位置に設けられていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ガイドリブの案内によって電線引き出し方向と異なる方向に折り曲げられた電線を電線保持部が保持し、コネクタの電線引き出し側に電線カバーを装着することにより電線が電線カバーに覆われる。この場合、電線カバーは電線保持部を覆うと共に、電線保持部に保持された電線を覆う。電線保持部は折り曲げられた電線の反力を抑制する位置に設けられており、電線保持部に作用する電線の反力が小さいものとなる。従って、電線保持部だけで電線を確実に保持することができ、電線カバーにテープ巻き固定部を設ける必要がなくなる。テープ巻き固定部がないことからテープ巻き固定部を介して電線カバーに作用する電線の反力がなくなり、電線の反力によって電線カバーがコネクタから外れることがなくなる。又、テープ巻き固定部がない分、電線カバーの外形を小さくすることができ、コネクタ構造の外形を小さくすることが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、コネクタ本体に設けたカバー係止ロックと電線カバーに設けた係止部とが係合するため、電線カバーをコネクタに確実に装着することができる。
請求項3記載の発明によれば、保持板壁部が延設される連結壁部がコネクタ本体から立ち上がっているため、保持板壁部とコネクタ本体の上面との間で電線を保持することができる。このため、電線を簡単に保持することができる。
請求項4記載の発明によれば、保持板壁部が電線の上部を保持する位置に設けられているため、電線を上方から押え付けて保持することができ、電線を簡単に保持することができる。
図1〜図7は、本発明の一実施形態のコネクタ構造1を示し、図1は全体の分解斜視図である。図2は電線収容状態のコネクタ2の平面図、図3は電線5の折り曲げ操作を示す平面図、図4は電線5の折り曲げ状態を示す背面図、図5は電線カバー3をコネクタ2に取り付ける操作を示す斜視図、図6は電線カバー3をコネクタ2に取り付けた状態を示す斜視図、図7は電線カバー3をコネクタ2に取り付けた状態を示す側面図である。
図1に示すにように、この実施形態のコネクタ構造1は、電線5が接続されるコネクタ2と、コネクタ2に装着される電線カバー3とを備えている。
コネクタ2は端子収容室11が形成されたコネクタ本体12と、コネクタ本体12に一体に形成されたガイドリブ13及び電線保持部14とを備えている。端子収容室11はコネクタ本体12に横並び状に複数が形成されており、それぞれの端子収容室11には電線5の端末の端子金具6が挿入されて収容される。端子収容室11に収容された端子金具6は端子収容室11内の係止ランス等の係止部材(図示省略)に係止されて抜け止めされ、この抜け止め状態で端子収容室11に反対側から挿入された相手端子と接触する。この接触により端子金具6は相手端子と電気的に接続される。このように端子金具6が端子収容室11に挿入されることにより、電線5は端子収容室11から引き出された状態となる。すなわちコネクタ本体12においては、端子収容室11が突出している一側の面16が電線引き出し側となるものである。
電線5はその端末側に防水栓7が取り付けられ、防水栓7よりも先端側に端子金具6が取り付けられている。端子金具6を端子収容室11に挿入することにより、図4に示すように防水栓7が端子収容室11を塞いで防水を行うようになっている。
ガイドリブ13はL字状となっている縦長の板状に形成されており、コネクタ本体12における一側の面16から電線引き出し側である外方に向かって延びている。又、ガイドリブ13は端子収容室11よりも上部に位置するようにコネクタ本体12の一側の面16に形成されている。このようなガイドリブ13は端子収容室11から引き出された電線5を折り曲げる際に電線5の折り曲げを案内する。この案内は図4に示すように、ガイドリブ13の下側のコーナー部13aにより行われる。
電線保持部14はガイドリブ13よりも、さらに外側に位置し、しかもガイドリブ13よりも高い位置となるようにコネクタ本体12に形成されている。電線保持部14はコネクタ本体12の一側部(図1において右端面17)から立ち上がる連結壁部14aと、連結壁部14aに延設された保持板壁部14bとによって形成されている。
保持板壁部14bは連結壁部14aの上端からガイドリブ13側に向かって延びるように連結壁部14aに延設されている。このように保持板壁部14bがコネクタ本体12の一側部17から立ち上がった連結壁部14aに延設されることにより、保持板壁部14bはコネクタ本体12の上面18と間隔を有した状態でコネクタ本体12の上面よりも高い位置に設けられている。保持板壁部14bにおいては、連結壁部14aとの反対側が開口状態となっている。すなわち、保護板壁部14bにおける連結壁部14aの反対側には、開口部15が形成されており(図4参照)、この開口部15を通じて保持板壁部14bとコネクタ本体12の上面18との間に電線5を差し込むことが可能となっている。そして、保持板壁部14bとコネクタ本体12の上面18との間に電線5を差し込むことにより、保持板壁部14bによって上方への変位が規制され、連結壁部14aによって横方向への変位が記載された状態で電線5が電線保持部14に保持される。
図3に示すように、連結壁部14a及び保持板壁部14bは電線5の差し込み方向に沿って延びている。すなわち、連結壁部14a及び保持板壁部14bは、コネクタ本体12の一側の面16から他側の面(前側の面)19に向かって延びている。これにより電線保持部14においては、電線5を保持する保持部分が長くなっている。
このように連結壁部14a及び保持板壁部14bからなる電線保持部14がガイドリブ13よりも外側に位置し、しかもガイドリブ13よりも高い位置となるようにコネクタ本体12に形成され、さらに電線5の保持部分が長くなっていることにより、電線保持部14はガイドリブ13によって折り曲げられた電線5の反力を抑制することができる。電線5の反力を抑制することにより、電線5の反力が小さくなるため、電線保持部14だけで電線5を確実に保持することができる。このため、従来のように電線カバーにテープ巻き固定部を設ける必要がなくなる。
電線カバー3はコネクタ2における電線引き出し側に装着されるものであり、このため電線カバー3は一側の面16側からコネクタ2に装着される。電線カバー3はコネクタ本体12の一側の面16に臨んで端子収容室11から引き出された電線5を覆う電線引き出し側保護壁部31と、電線引き出し側保護壁部31の下端部からコネクタ本体12側に延びて底面となる下面側保護壁部33とを有している。下面側保護壁部33は端子収容室11から引き出された電線5を下方側から覆うものである(図7参照)。
さらに、電線カバー3は電線保持部保護壁部35を有している。電線保持部保護壁部35は電線引き出し側保護壁部31からコネクタ本体12側に一体に延びるように形成されている。この場合、電線保持部保護壁部35はコネクタ本体12の電線保持部14側に位置した状態で電線保持部14に向かって延びるように電線引き出し側保護壁部31に一体に形成されている。又、電線保持部保護壁部35は下面が開口されたコ字枠形状に形成されている。これにより、電線カバー3をコネクタ2に装着した状態では、電線保持部保護壁部35は電線保持部14の上方及び左右の側方を覆うようになっている。加えて、この電線保持部保護壁部35は、電線保持部に14に保持された状態の電線5を覆っている。
以上に加えて、コネクタ本体12にはカバー係止ロック部21が設けられている。図4に示すように、カバー係止ロック部21はコネクタ本体12における一側の面16に形成されるものであり、横並び状となっている端子収容室11の両端に位置するように一対が設けられる。これに対し、電線カバー3にはカバー係止ロック部21に係合する係止部22が設けられている(図7参照)。電線カバー3側の係止部22は、カバー係止ロック部21と対応した位置となるように電線カバー3に形成される。電線カバー3をコネクタ2に装着する際にはカバー係止ロック部21と係止部22とが係合し、この係合により電線カバー3がコネクタ本体12に固定される。カバー係止ロック部21及び係止部22は、相互に係合可能な爪形状あるいはフック形状に形成することができる。
次に、この実施形態によって電線5を取り付ける手順を説明する。
図1に示すように、電線5の端末の端子金具6をコネクタ本体12の端子収容室11に挿入し、端子収容室11内の係止部材に係止することにより抜け止め状態で端子金具6を端子収容室11に収容する。端子収容室11への端子金具6の挿入では、電線5は端子収容室11から引き出されている。図2における矢印41は、電線引き出し方向であり、端子収容室11の軸線方向に沿った方向となっている。
図3は端子収容室11から引き出された電線5を折り曲げる状態を示す。折り曲げは電線引き出し方向41と異なった方向である略直角方向に向かって行われる。図3における矢印43はこの折り曲げ方向であり、電線5は電線保持部14側に向かうように折り曲げられる。折り曲げ方向43に沿って電線5を折り曲げることにより、電線5はガイドリブ13に到達する。
電線5がガイドリブ13に到達した後は、ガイドリブ13に電線5を引っ掛けることによりガイドリブ13を案内にして電線5をさらに折り曲げる。図3における矢印45は、この折り曲げ方向を示し、電線5はコネクタ本体12の前側の面19に向かって引き出される。かかる折り曲げに際しては、電線5が電線保持部14に保持されるように行う。すなわち、開口部15を通じて電線5を保持板壁部14bとコネクタ本体12の上面18との間に差し込むように折り曲げる。これにより電線5は保持板壁部14bによって上方への変位が規制され、連結壁部14aによって横方向への変位が記載された状態で電線保持部14に保持される(図4参照)。
図5は電線カバー3をコネクタ2に装着する状態を示し、図6は電線カバー3をコネクタ2に装着した斜視図を示し、図7は電線カバー3をコネクタ2に装着した側面図を示す。
電線カバー3はコネクタ2の電線引き出し側(一側の面16側)に装着されるものであり、図5の矢印で示す装着方向47に沿って電線カバー3をコネクタ2の電線引き出し側に組み付ける。電線カバー3は端子収容室11から引き出されている電線5を電線引き出し側保護壁部31及び下面側保護壁部33が覆って保護する。又、電線カバー3の電線保持部保護壁部35は、電線保持部14を覆って電線保持部14を保護した状態となる。
電線カバー3をコネクタ本体12に組み付ける場合には、電線カバー3の係止部22とコネクタ本体12のカバー係止ロック部21とが相互に係合する。この係合により電線カバー3をコネクタ2に装着することができる。
このような実施形態では、コネクタ2の電線保持部14が折り曲げられた電線5の反力を抑制する位置に設けられており、電線保持部14に作用する電線5の反力が小さいものとなっている。このため、電線保持部14だけで電線5を確実に保持することができ、従来のように電線カバー3にテープ巻き固定部を設ける必要がなくなる。テープ巻き固定部がないことから、テープ巻き固定部を介して電線カバー3に作用する電線5の反力がなくなるため、電線5の反力によって電線カバー3がコネクタ2から外れることがなくなる。
又、電線カバー3がテープ巻き固定部を不要とするため、電線カバー3の外形を小さくすることができる。図7における寸法L2はテープ巻き固定部を設けた場合の電線カバーの寸法であり、寸法L1はテープ巻き固定部をなくした場合の電線カバー3の寸法である。寸法L2に対し寸法L1が小さくなっており(L2>L1)、この実施形態の電線カバー3の外形は小さくなっている。これにより、コネクタ構造1の全体の外形を小さくすることができる。
又、この実施形態では、コネクタ本体12に設けたカバー係止ロック部21と、電線カバー3に設けた係止部22とが係合することにより、電線カバー3がコネクタ2に装着されるため、電線カバー3を確実にコネクタ2に装着することができる。
又、電線保持部14をコネクタ本体12から立ち上がっている連結壁部14aと、連結壁部14aから延設される保持板壁部14bとによって形成し、電線5を保持板壁部14bとコネクタ本体12の上面18との間で保持するため、電線5を簡単に保持することができる。
又、保持板壁部14bは電線5の上部を保持する位置に設けられているため、電線5を上方から抑えて保持することができ、電線5を簡単に保持することができる。
1 コネクタ構造
2 コネクタ
3 電線カバー
5 電線
6 端子金具
11 端子収容室
12 コネクタ本体
13 ガイドリブ
14 電線保持部
14a 連結壁部
14b 保持板壁部
21 カバー係止ロック部
22 係止部
2 コネクタ
3 電線カバー
5 電線
6 端子金具
11 端子収容室
12 コネクタ本体
13 ガイドリブ
14 電線保持部
14a 連結壁部
14b 保持板壁部
21 カバー係止ロック部
22 係止部
Claims (4)
- 電線(5)端末の端子金具が収容される端子収容室が形成されたコネクタ本体と、このコネクタ本体に一体形成されコネクタ本体から引き出される電線引き出し方向と異なる方向へ折り曲げられる電線を案内するガイドリブと、このガイドリブにより案内された電線を前記コネクタ本体に保持する電線保持部とを有するコネクタと、
このコネクタの前記電線引き出し側に装着されて前記端子収容室から引き出されて折り曲げられた電線を覆う電線カバーとを備え、
電線引き出し方向と異なる方向へ折り曲げられ前記ガイドリブによって案内された電線の反力を抑制する位置に前記電線保持部が設けられ、前記電線カバーは前記電線保持部を覆うと共に、該電線保持部に保持された電線を覆うことを特徴とするコネクタ構造。 - 請求項1記載の発明であって、
前記コネクタ本体にカバー係止ロック部が設けられ、前記電線カバーに前記カバー係止ロック部に係合して電線カバーをコネクタ本体にロックする係止部が設けられていることを特徴とするコネクタ構造。 - 請求項1又は2記載の発明であって、
前記電線保持部は、前記コネクタ本体の一側部から立ち上がる連結壁部と、この連結壁部から延設され、電線引き出し方向と異なる方向に折り曲げられた電線を前記コネクタ本体との間で保持する保持板壁部とから形成されていることを特徴とするコネクタ構造。 - 請求項3記載の発明であって、
前記保持板壁部は、電線引き出し方向と異なる方向に折り曲げられた電線の上部を保持する位置に設けられていることを特徴とするコネクタ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007778A JP2012150950A (ja) | 2011-01-18 | 2011-01-18 | コネクタ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007778A JP2012150950A (ja) | 2011-01-18 | 2011-01-18 | コネクタ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012150950A true JP2012150950A (ja) | 2012-08-09 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2012150950A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2015201207B2 (en) * | 2014-03-31 | 2016-10-27 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle |
-
2011
- 2011-01-18 JP JP2011007778A patent/JP2012150950A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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AU2015201207B2 (en) * | 2014-03-31 | 2016-10-27 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle |
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