JP2014238942A - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2014238942A
JP2014238942A JP2013120015A JP2013120015A JP2014238942A JP 2014238942 A JP2014238942 A JP 2014238942A JP 2013120015 A JP2013120015 A JP 2013120015A JP 2013120015 A JP2013120015 A JP 2013120015A JP 2014238942 A JP2014238942 A JP 2014238942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
fitting
terminal fitting
housing
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013120015A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6506904B2 (ja
Inventor
幸由 池田
Yukiyoshi Ikeda
幸由 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2013120015A priority Critical patent/JP6506904B2/ja
Publication of JP2014238942A publication Critical patent/JP2014238942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6506904B2 publication Critical patent/JP6506904B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ハウジングに収容している端子金具の先端部の挿入方向と直交する方向へのガタ付きを、当該端子金具の複雑化や大型化を招かずに、抑止することができ、しかも、収容している端子金具の導通検査を容易にすると共に導通検査によって端子本体部内を損傷させるおそれのないコネクタを提供すること。【解決手段】ハウジング20の端子収容孔211に収容される端子金具10は、略角筒状の端子本体部11の前端の周縁部に、当該端子金具10の挿入方向に沿って突出したガタ止め用突片18を備え、端子本体部11の前端の周縁部が当接するハウジング20の前端壁212には、ガタ止め用突片18が嵌合可能で、ガタ止め用突片18の嵌合により端子金具10の挿入方向と直交する方向への移動を規制する端子係止孔215を、貫通形成する。【選択図】図9

Description

本発明は、前端側に略角筒状の端子本体部を備えた金属板製の端子金具と、前記端子金具を収容する樹脂製のハウジングと、を備えるコネクタに関する。
図12は、下記特許文献1に開示されたコネクタを示している。
図12のコネクタ100は、金属板製の雌端子金具110と、この雌端子金具110を収容する樹脂製のハウジング120と、該ハウジング120の接続相手となる樹脂製の第2ハウジング130と、を備えている。
雌端子金具110は、略角筒状の端子本体部111と、該端子本体部111の後端に連なる電線接続部112と、を備えている。端子本体部111は、当該雌端子金具110の前端に位置している。この端子本体部111は、当該雌端子金具110の接続相手となる雄端子金具のタブ端子部141が嵌合する部位である。端子本体部111の内部には、タブ端子部141を挟持する複数の接点用ばね片111aが配置されている。また、端子本体部111の後端には、ハウジング120の端子係止ランスが係合する段差部111bが設けられている。
電線接続部112は、電線150を接続する部位である。この電線接続部112は、電線150をその外被151の上から押さえる外被固定片112aと、電線150の芯線152に加締め付けられる芯線固定片112bと、を備えている。
ハウジング120は、雌端子金具110が挿入される端子収容孔121と、該端子収容孔121の前端に形成された前端壁122と、端子収容孔121に臨んで配置された端子係止ランス123と、前端壁122に貫通形成されたタブ端子挿通孔124と、を備えている。
端子収容孔121は、ハウジング120の後端(図12では、右端)に開放した孔で、ハウジング120の後方から雌端子金具110が挿入される。
前端壁122は、端子本体部111の前端の周縁部が突き当たる壁部で、雌端子金具110の前端を位置決めする。
端子係止ランス123は、端子収容孔121に沿って延出した弾性片123aと、端子収容孔121内に突出するように弾性片123aに突設された係止突起123bと、を備えている。この端子係止ランス123は、係止突起123bを雌端子金具110の段差部111bに係合させることで、端子収容孔121に挿入された雌端子金具110を抜け止めする。
タブ端子挿通孔124は、端子本体部111に嵌合接続させる相手端子金具のタブ端子部141が挿通する孔である。
第2ハウジング130は、タブ端子部141を有する雄端子金具を保持している。また、第2ハウジング130は、外周に、ハウジング120のロックアーム126と係合するアーム係合部131を有している。
特開2004−139875号公報
ところで、特許文献1におけるハウジング120は、端子収容孔121に臨んで端子係止ランス123を装備するタイプである。このようなタイプのハウジング120の場合、端子係止ランス123を成形する金型の抜きを確保する関係で、端子係止ランス123の先方に位置する部位には、端子本体部111の動きを規制する隔壁を装備することができない。そのため、端子係止ランス123により係止された端子本体部111の先端側の一側(端子係止ランス123が装備されている側)には、空隙170が残る。そのため、外部からの振動の影響で、端子本体部111の先端側に、当該雌端子金具110の挿入方向と直交する方向(図12の矢印X1方向)へのガタ付きが発生するおそれがある。
雌端子金具110のガタ付きは、タブ端子部141との接触部の摺動を招き、接触部の摩耗による接続性能の低下を招くおそれがある。
そこで、特許文献1のコネクタ100の場合は、端子本体部111内に装備する接点用ばね片111aの数量を複数に増やして、タブ端子部141との結合力を強化することで、端子本体部111の挿入方向と直交する方向へのガタ付きを抑制するようにしている。
しかし、このような対応では、雌端子金具110の構造が複雑化するという問題が生じる。
一方、ハウジング120内における端子本体部111のガタ付きを抑制する方法としては、例えば、端子本体部111の両側部に、当該雌端子金具110のハウジング120への挿入方向に沿って延在するガイド片を突設し、更に、端子収容孔121の一対の隔壁には、前記ガイド片が摺動可能に嵌合するガイド溝を設けることも考えられる。
しかし、このような対応では、端子本体部111の両側に突出するガイド片のために、雌端子金具110が大型化するという問題が生じる。
また、特許文献1のコネクタ100では、ハウジング120に収容した雌端子金具110の導通検査の際には、導通検査用のプローブピンをハウジング120のタブ端子挿通孔124に挿入して、プローブピンを端子本体部111に接触させるが、その際に、端子本体部111内の接点用ばね片111aを傷つけるおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、ハウジングに収容している端子金具の先端部の挿入方向と直交する方向へのガタ付きを、当該端子金具の複雑化や大型化を招かずに、抑止することができ、しかも、収容している端子金具の導通検査を容易にすると共に導通検査によって端子本体部内を損傷させるおそれのないコネクタを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 前端側に略角筒状の端子本体部を備えた金属板製の端子金具と、前記端子金具を収容する樹脂製のハウジングと、を備え、前記ハウジングは、前記端子金具が挿入される端子収容孔と、該端子収容孔の前端に形成されて前記端子本体部の前端の周縁部が突き当たる前端壁と、前記端子収容孔に臨んで配置されて前記端子収容孔に挿入された前記端子金具を抜け止めする端子係止ランスと、前記端子収容孔内の前記端子金具と外部の相手端子金具との接続のために前記前端壁に貫通形成されたタブ端子挿通孔と、を備えるコネクタであって、
前記端子本体部の前端の周縁部には、前記端子金具の挿入方向に沿って前記前端壁側に突出したガタ止め用突片を備え、
前記前端壁には、前記ガタ止め用突片が嵌合可能で、前記ガタ止め用突片の嵌合により前記端子金具の挿入方向と直交する方向への移動を規制する端子係止孔が、貫通形成されていることを特徴とするコネクタ。
(2) 前記端子金具は、雌端子金具であり、前記端子本体部が前記相手端子金具のタブ端子部が嵌合する嵌合部であることを特徴とする上記(1)に記載のコネクタ。
(3) 前記端子金具は、雄端子金具であり、前記端子本体部の前端に、前記タブ端子挿通孔を挿通するタブ端子部が突設されていることを特徴とする上記(1)に記載のコネクタ。
上記(1)の構成によれば、ハウジングの端子収容孔に挿入された端子金具は、端子本体部の前端の周縁部に突設した突片が、ハウジングの前端壁に貫通形成された端子係止孔に係合することで、当該端子収容孔への挿入方向と直交する方向への移動が規制され、当該端子収容孔への挿入方向と直交する方向への端子本体部のガタ付きが抑止される。従って、ガタ付きの抑止のために、相手端子金具との嵌合部の接点用ばね片の装備数を増やすような対応は不要である。また、ガタ付きの抑止のために、端子本体部の両側にガイド片を突設するような対応も不要である。
従って、ハウジングに収容している端子金具の先端部のガタ付きを、当該端子金具の複雑化や大型化を招かずに、抑止することができる。
しかも、端子本体部の前端の突片が嵌合するハウジングの端子係止孔は、ハウジングの前端壁を貫通している。そのため、ハウジングに収容されている端子金具の導通検査は、ハウジングの端子係止孔に導通検査用のプローブピンを挿入することで、簡単に実施することができ、プローブピンを直接端子本体部内に挿入する必要がない。
従って、収容している端子金具の導通検査を容易にすると共に、導通検査によって端子本体部内を損傷させるおそれがない。
上記(2)の構成によれば、ハウジングの端子収容孔に収容される端子金具は、雌端子金具で、相手端子金具のタブ端子部が嵌合する嵌合部である端子本体部内には、当該端子本体部内に挿入されるタブ端子部を挟持する接点用ばね片を装備する必要がある。しかし、当該端子金具の端子本体部の挿入方向と直交する方向へのガタ付きは、端子本体部の前端の周縁部に突設した突片とハウジングの前端壁に貫通形成された端子係止孔との係合によって抑止される。
そのため、端子本体部内に装備する接点用ばね片の数量の増加によってガタ付きの抑止を図る必要がなく、端子本体部内に装備する接点用ばね片を単一にして、雌端子金具の構造を単純化することができる。
上記(3)の構成によれば、雄端子金具であるが、タブ端子部が突設される略角筒状の端子本体部の前端に、ガタ止め用突片が突設されている。そのため、ハウジングの端子収容孔に挿入した際には、ガタ止め用突片がハウジングの前端壁の端子係止孔に嵌合する。このガタ止め用突片と端子係止孔との嵌合によって、端子本体部の前端がしっかりとハウジングに固定されて、当該端子金具の挿入方向と直交する方向へのガタ付きが抑止される。
本発明によるコネクタによれば、ハウジングに収容している端子金具の先端部の挿入方向と直交する方向へのガタ付きを、当該端子金具の複雑化や大型化を招かずに、抑止することができる。しかも、収容している端子金具の導通検査を容易にすると共に、導通検査によって端子本体部内を損傷させるおそれも無くすことができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明に係るコネクタの第1実施形態における雌端子金具の斜視図である。 図2は図1に示した雌端子金具の側面図である。 図3は図1のA部の拡大図である。 図4は本発明の第1実施形態におけるハウジングの正面図である。 図5は図4のB−B線に沿う断面図である。 図6は図5のC部の拡大図である。 図7は本発明の第1実施形態のコネクタの正面図である。 図8は図7のD−D線に沿う断面図である。 図9は図8のE部の拡大図である。 図10は本発明に係るコネクタで使用する端子金具の第2実施形態の側面図である。 図11は図10のF矢視図である。 図12は従来のコネクタの縦断面図である。
以下、本発明に係るコネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1〜図9は本発明に係るコネクタの第1実施形態を示したもので、図1は本発明に係るコネクタの第1実施形態における雌端子金具の斜視図、図2は図1に示した雌端子金具の側面図、図3は図1のA部の拡大図、図4は本発明の第1実施形態におけるハウジングの正面図、図5は図4のB−B線に沿う断面図、図6は図5のC部の拡大図、図7は本発明の第1実施形態のコネクタの正面図、図8は図7のD−D線に沿う断面図、図9は図8のE部の拡大図である。
この第1実施形態のコネクタ1は、図1〜図3に示す金属製の雌端子金具10と、図4〜図6に示す樹脂製のハウジング20と、を備えている。
本実施形態の雌端子金具10は、金属板のプレス成形品で、略角筒状の端子本体部11と、電線の芯線を圧着する芯線加締め片12と、電線の被覆部の上に加締め付けられて電線を固定する被覆加締め片13と、を備えている。
端子本体部11は、不図示の雄端子金具のタブ端子部が嵌合する嵌合部である。この端子本体部11は、その内部に、図9に示すように、接点用ばね片11dを有している。接点用ばね片11dは、端子本体部11の底面板11aの前端から延出した金属片を折曲したものである。接点用ばね片11dは、端子本体部11の上面板11b側に隆起形成した端子接触面11e(図9参照)との間にタブ端子部を挟持することで、相手端子金具との間の導通接続を実現する。
また、端子本体部11の底面板11aには、図9に示すように、後述の端子係止ランス213が係合するランス嵌入孔16が装備されている。
ランス嵌入孔16は、図9に示すように、端子係止ランス213の係止突起が嵌入する開口である。ハウジング20の端子収容孔211に挿入された雌端子金具10は、このランス嵌入孔16に端子係止ランス213の係止突起が嵌入することで、抜け止めされる。
本実施形態の雌端子金具10は、図3に示すように、角筒状の端子本体部11の前端の周縁部に、ガタ止め用突片18が設けられている。
このガタ止め用突片18は、端子本体部11の上面板11bの前端から延出した突片である。このガタ止め用突片18の延出方向は、当該雌端子金具10のハウジング20への挿入方向に沿っている。即ち、ガタ止め用突片18は、端子本体部11の前端から、後述するハウジング20の前端壁側に突出している。このガタ止め用突片18は、図3に示すように、幅W1が1.00mm、挿入方向に沿う突出寸法h1が0.5mmに設定されている。このガタ止め用突片18は、後述するハウジング20の端子係止孔に係合することで、当該雌端子金具10の挿入方向と直交する方向への移動を規制する。
本実施形態のハウジング20は、図4〜図6に示すように、雌端子金具10を収容する端子収容孔211と、前端壁212と、端子係止ランス213と、タブ端子挿通孔214と、端子係止孔215と、を備えている。
端子収容孔211は、図5に示すように、ハウジング20の後端部に開放していて、ハウジング20の後方から雌端子金具10が挿入される。
前端壁212は、端子本体部11の前端の周縁部が突き当たるように、端子収容孔211の前端に形成された壁部である。端子収容孔211に挿入された雌端子金具10は、その端子本体部11の前端が前端壁212に突き当たることで、先端位置が位置決めされる。
端子係止ランス213は、図5に示すように、雌端子金具10の底面板11aと対向する端子収容孔211の一側面(図5では、上側の面)に、装備されている。即ち、端子係止ランス213は、端子収容孔211の一側面から端子収容孔211に臨んで配置されている。この端子係止ランス213は、端子収容孔211への雌端子金具10の挿入方向に沿って延在する弾性片213aと、この弾性片213aの先端から端子収容孔211内に突出した係止突起213bと、を備えている。
この端子係止ランス213は、雌端子金具10の挿入途中では、雌端子金具10の底面板11aとの干渉によって端子収容孔211の外側(図8では、矢印X3側)に弾性変位し、雌端子金具10の挿入が完了した時には弾性復元力で係止突起213bが端子収容孔211内に突出した状態に戻って、図8に示すように、係止突起213bが雌端子金具10のランス嵌入孔16と係合した状態になり、雌端子金具10を抜け止めする。
タブ端子挿通孔214は、端子収容孔211内の雌端子金具10と外部の相手端子金具との接続のために、前端壁212に貫通形成された開口である。このタブ端子挿通孔214は、外部の雄端子金具のタブ端子部(不図示)が挿通可能である。
端子係止孔215は、図4〜図6に示すように、端子収容孔211への雌端子金具110の挿入方向(図5の矢印X2方向)に沿って、前端壁211bに貫通形成されている。この端子係止孔215は、図4に示すように、幅W2が1.2mm、高さtが0.50mmの開口で、雌端子金具110のガタ止め用突片18が嵌合可能に寸法設定されている。
本実施形態の端子係止孔215は、図7に示すように、端子収容孔211に挿入された雌端子金具10のガタ止め用突片18が係合することで、雌端子金具10の挿入方向と直交する方向(図8では、矢印X4方向)への移動を規制する。
以上に説明した第1実施形態のコネクタ1の場合、雌端子金具10をハウジング20の端子収容孔211に挿入した際に、図8及び図9に示すように、雌端子金具10の前端に突設されたガタ止め用突片18が、ハウジング20に形成されている端子係止孔215に嵌合することで、雌端子金具10の挿入方向と直交する方向への移動が規制されて、当該端子収容孔211への挿入方向と直交する方向への端子本体部11のガタ付きが抑止される。従って、ガタ付きの抑止のために、相手端子金具との嵌合部の接点用ばね片の装備数を増やすような対応は不要である。また、ガタ付きの抑止のために、端子本体部11の両側にガイド片を突設するような対応も不要である。
従って、ハウジング20に収容している雌端子金具10の先端部のガタ付きを、当該雌端子金具10の複雑化や大型化を招かずに、抑止することができる。
しかも、端子本体部11の前端のガタ止め用突片18が嵌合するハウジング20の端子係止孔215は、ハウジング20の前端壁212を貫通している。そのため、ハウジング20に収容されている雌端子金具10の導通検査は、図9に矢印Y1で示すように、ハウジング20の端子係止孔215に導通検査用のプローブピン40を挿入することで、簡単に実施することができ、プローブピン40を直接端子本体部11内に挿入する必要がない。
従って、収容している雌端子金具10の導通検査を容易にすると共に、導通検査によって端子本体部11内を損傷させるおそれがない。
また、第1実施形態のコネクタ1の場合、ハウジング20の端子収容孔211に収容される端子金具は、雌端子金具10であり、相手端子金具のタブ端子部が嵌合する嵌合部である端子本体部11内には、当該端子本体部11内に挿入されるタブ端子部を挟持する接点用ばね片11dを装備する必要がある。
しかし、当該雌端子金具10の端子本体部11の挿入方向と直交する方向へのガタ付きは、端子本体部11の前端の周縁部に突設したガタ止め用突片18とハウジング20の前端壁212に貫通形成された端子係止孔215との係合によって抑止される。
そのため、端子本体部11内に装備する接点用ばね片11dの数量の増加によってガタ付きの抑止を図る必要がなく、端子本体部11内に装備する接点用ばね片11dを単一にして、雌端子金具10の構造を単純化することができる。
[第2実施形態]
図10及び図11は本発明に係るコネクタで使用する端子金具の第2実施形態を示したもので、図10は第2実施形態の端子金具の側面図、図11は図10のF矢視図である。
この第2実施形態の端子金具は、雄端子金具10Aである。この雄端子金具10Aは、略角筒状の端子本体部11の前端に、タブ端子部15が突設されている。タブ端子部15は、当該雄端子金具10Aをハウジング20の端子収容孔211に挿入した際に、ハウジング20の前端壁212に形成されたタブ端子挿通孔214を挿通して、ハウジング20の外部に突出する。
この第2実施形態に示した雄端子金具10Aの場合も、端子本体部11の前端の周縁部には、第1実施形態の雌端子金具10の場合と同様に、ガタ止め用突片18が装備されている。また、端子本体部11の後端には、第1実施形態の雌端子金具10の場合と同様に、芯線加締め片12と被覆加締め片13とが装備されている。
この第2実施形態の雄端子金具10Aは、図4〜図6に示したハウジング20の端子収容孔211に挿入すると、先端部のタブ端子部15が、ハウジング120のタブ端子挿通孔214を挿通する。また、端子収容孔211に収容された雄端子金具10Aは、端子本体部11の前端のガタ止め用突片18がハウジング20の端子係止孔215に嵌合すると共に、端子本体部11の底面板11aのランス嵌入孔16(図10参照)にハウジング20の端子係止ランス213が係合して、端子収容孔211に保持される。
この第2実施形態の雄端子金具10Aは、雄端子金具であるが、タブ端子部15が突設される略角筒状の端子本体部11の前端に、ガタ止め用突片18が突設されている。そのため、ハウジング20の端子収容孔211に挿入した際には、ガタ止め用突片18がハウジング20の前端壁212の端子係止孔215に嵌合する。このガタ止め用突片18と端子係止孔215との嵌合によって、端子本体部11の前端がしっかりとハウジング20に固定されて、当該端子金具の挿入方向と直交する方向へのガタ付きが抑止される。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 前端側に略角筒状の端子本体部(11)を備えた金属板製の端子金具(10)と、前記端子金具(10)を収容する樹脂製のハウジング(20)と、を備え、前記ハウジング(20)は、前記端子金具(10)が挿入される端子収容孔(211)と、該端子収容孔(211)の前端に形成されて前記端子本体部(11)の前端の周縁部が突き当たる前端壁(212)と、前記端子収容孔(211)に臨んで配置されて前記端子収容孔(211)に挿入された前記端子金具(10)を抜け止めする端子係止ランス(213)と、前記端子収容孔(211)内の前記端子金具(10)と外部の相手端子金具との接続のために前記前端壁(212)に貫通形成されたタブ端子挿通孔(214)と、を備えるコネクタ(1)であって、
前記端子本体部(11)の前端の周縁部には、前記端子金具(10)の挿入方向に沿って前記前端壁(212)側に突出したガタ止め用突片(18)を備え、
前記前端壁(212)には、前記ガタ止め用突片(18)が嵌合可能で、前記ガタ止め用突片(18)の嵌合により前記端子金具(10)の挿入方向と直交する方向への移動を規制する端子係止孔(215)が、貫通形成されていることを特徴とするコネクタ(1)。
[2] 前記端子金具(10)は、雌端子金具(10)であり、前記端子本体部(11)が前記相手端子金具のタブ端子部が嵌合する嵌合部であることを特徴とする上記[1]に記載のコネクタ(1)。
[3] 前記端子金具(10)は、雄端子金具(10A)であり、前記端子本体部(11)の前端に、前記タブ端子挿通孔(214)を挿通するタブ端子部(15)が突設されていることを特徴とする上記[1]に記載のコネクタ(1)。
10 雌端子金具(端子金具)
10A 雄端子金具(端子金具)
11 端子本体部
15 タブ端子部
18 ガタ止め用突片
20 ハウジング
211 端子収容孔
212 前端壁
213 端子係止ランス
214 タブ端子挿通孔
215 端子係止孔

Claims (3)

  1. 前端側に略角筒状の端子本体部を備えた金属板製の端子金具と、前記端子金具を収容する樹脂製のハウジングと、を備え、前記ハウジングは、前記端子金具が挿入される端子収容孔と、該端子収容孔の前端に形成されて前記端子本体部の前端の周縁部が突き当たる前端壁と、前記端子収容孔に臨んで配置されて前記端子収容孔に挿入された前記端子金具を抜け止めする端子係止ランスと、前記端子収容孔内の前記端子金具と外部の相手端子金具との接続のために前記前端壁に貫通形成されたタブ端子挿通孔と、を備えるコネクタであって、
    前記端子本体部の前端の周縁部には、前記端子金具の挿入方向に沿って前記前端壁側に突出したガタ止め用突片を備え、
    前記前端壁には、前記ガタ止め用突片が嵌合可能で、前記ガタ止め用突片の嵌合により前記端子金具の挿入方向と直交する方向への移動を規制する端子係止孔が、貫通形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記端子金具は、雌端子金具であり、前記端子本体部が前記相手端子金具のタブ端子部が嵌合する嵌合部であることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記端子金具は、雄端子金具であり、前記端子本体部の前端に、前記タブ端子挿通孔を挿通するタブ端子部が突設されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
JP2013120015A 2013-06-06 2013-06-06 コネクタ Expired - Fee Related JP6506904B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013120015A JP6506904B2 (ja) 2013-06-06 2013-06-06 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013120015A JP6506904B2 (ja) 2013-06-06 2013-06-06 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014238942A true JP2014238942A (ja) 2014-12-18
JP6506904B2 JP6506904B2 (ja) 2019-04-24

Family

ID=52135950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013120015A Expired - Fee Related JP6506904B2 (ja) 2013-06-06 2013-06-06 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6506904B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016158280A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 株式会社オートネットワーク技術研究所 カードエッジコネクタ
JP7388688B2 (ja) 2019-09-26 2023-11-29 日本圧着端子製造株式会社 コネクタ

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57178383U (ja) * 1981-05-07 1982-11-11
JPH10294145A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Amp Japan Ltd 端子振れ防止機構を備えたコネクタ
JP2002246094A (ja) * 2001-02-15 2002-08-30 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コネクタの端子構造
JP2004047269A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子金具
JP2005183199A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2010153313A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Tyco Electronics Japan Kk 電気コネクタの導通検査方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57178383U (ja) * 1981-05-07 1982-11-11
JPH10294145A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Amp Japan Ltd 端子振れ防止機構を備えたコネクタ
JP2002246094A (ja) * 2001-02-15 2002-08-30 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コネクタの端子構造
JP2004047269A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子金具
JP2005183199A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2010153313A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Tyco Electronics Japan Kk 電気コネクタの導通検査方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016158280A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 株式会社オートネットワーク技術研究所 カードエッジコネクタ
JP2016192333A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社オートネットワーク技術研究所 カードエッジコネクタ
US10096919B2 (en) 2015-03-31 2018-10-09 Autonetworks Technologies, Ltd. Card edge connector with terminal fitting configured to pivot in a housing in response to differential thermal expansion for avoiding abrasion of contact portion of terminal fitting
JP7388688B2 (ja) 2019-09-26 2023-11-29 日本圧着端子製造株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6506904B2 (ja) 2019-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018142885A1 (ja) シールド端子
WO2018163788A1 (ja) シールド端子及びシールドコネクタ
WO2018142887A1 (ja) シールド端子
WO2018142886A1 (ja) シールド端子
US9728890B2 (en) Electric wire holder having a hole with an internal diameter smaller than an external diameter of an accommodated electric wire
KR20150002494A (ko) 통합 가동 단자 안정기를 구비하는 전기 커넥터
JP6914232B2 (ja) コネクタ構造
JP6249998B2 (ja) コネクタ
JP2012195315A (ja) シールドコネクタ
US20190207347A1 (en) Shielded connector
WO2018168368A1 (ja) 端子ユニット及びコネクタ
JP2008311040A (ja) コネクタプラグ
JP6209356B2 (ja) コネクタ
JP2012174432A (ja) ジョイントコネクタ
JP5999440B2 (ja) コネクタ
JP2014238942A (ja) コネクタ
KR101533807B1 (ko) 커넥터
JP2014194890A (ja) プロテクタ付きシールドコネクタ
JP2020167035A (ja) コネクタ
JP2020087675A (ja) コネクタ
JP2017199617A (ja) コネクタ組立方法及びコネクタ
JP2013182806A (ja) 電気コネクタ
US20230102502A1 (en) Connector
JP2013089421A (ja) コネクタ
WO2014112524A1 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150122

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170707

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180213

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180220

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20180316

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6506904

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees