JP2012149538A - オイル消費低減制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】最適に冷却水の温度を制御することで、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を最小限に留めつつオイルの消費量を低減する技術を提供する。
【解決手段】内燃機関を循環する冷却水の温度を調節する調節機構と、内燃機関で使用されるオイルの消費量を算出するオイル消費量算出手段と、前記オイル消費量算出手段で算出されたオイルの消費量が所定量以上の場合には、前記調節機構を用いて冷却水の温度を低下させる制御手段と、を備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、オイル消費低減制御装置に関する。
冷却水通路の内燃機関の入口側と出口側との両方で冷却水温を管理して制御バルブを制御する技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。これによると、冷却水の制御温度を機関負荷に基づいて設定しているため、内燃機関の理想的な冷却状態を運転領域ごとに適正に保つことができ、内燃機関の運転性能、燃費等が向上する。
特開平05−332136号公報 特開昭62−237023号公報 特開平07−091251号公報 特開2001−152851号公報
ところで、近年では、内燃機関の低フリクション化の要望に伴い、ピストンリングの低張力化やオイルの低粘度化が進められている。しかし、オイルの低粘度化を行うと、背反としてオイルの消費量が増大してしまう。よって、内燃機関のフリクションを下げつつ、オイルの消費量を低減することが望まれている。ここで、オイルの粘度は温度に応じて変化し、温度が低下するとオイルの粘度が上昇する。よって、内燃機関のフリクションを下げつつ、オイルの消費量を低減するために、上記した特許文献1の技術を適用して内燃機関の冷却水の温度を制御し、内燃機関内のオイルの温度を制御することも考えられる。しかしながら、上記した特許文献1の技術では、機関負荷に基づいて冷却水の温度を制御するので、実際にはもともとオイルの消費量が少ない場合であっても、冷却水の温度を低下させ、オイルの粘度を上昇させると共にオイルの蒸発性を低下させてしまうことがあった。そのようなもともとオイルの消費量が少ない場合には、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化がかえって大きな問題となる。
本発明の目的は、最適に冷却水の温度を制御することで、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を最小限に留めつつオイルの消費量を低減する技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、本発明は、
内燃機関を循環する冷却水の温度を調節する調節機構と、
内燃機関で使用されるオイルの消費量を算出するオイル消費量算出手段と、
前記オイル消費量算出手段で算出されたオイルの消費量が所定量以上の場合には、前記調節機構を用いて冷却水の温度を低下させる制御手段と、
を備えたことを特徴とするオイル消費低減制御装置である。
ここで、所定量のオイルの消費量とは、それ以上であると、オイルの粘度を上昇させ蒸発性を低下させるために冷却水の温度低下が必要な量である。つまり、所定量とは、オイルの粘度を上昇させ蒸発性を低下させるために冷却水の温度低下が必要か否かの閾値である。
本発明によると、オイルの粘度を上昇させ蒸発性を低下させるために冷却水の温度低下が必要な場合に限って、オイルの消費量に基づいて調節機構を用いて冷却水の温度を低下させ、オイルの消費量を低減することができる。これにより、もともとオイルの消費量が少ない場合には、冷却水の温度を低下させず、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を回避することができる。したがって、オイルの消費量に基づき最適に冷却水の温度を制御することで、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を最小限に留めつつオイルの消費量を低減することができる。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、本発明は、
内燃機関を循環する冷却水の温度を調節する調節機構と、
内燃機関で使用されるオイルの粘度を検出するオイル粘度検出手段と、
前記オイル粘度検出手段で検出されたオイルの粘度が所定粘度以下の場合には、前記調節機構を用いて冷却水の温度を低下させる制御手段と、
を備えたことを特徴とするオイル消費低減制御装置である。
ここで、所定粘度のオイルの粘度とは、それ以下であると、オイルの粘度を上昇させ蒸発性を低下させるために冷却水の温度低下が必要な粘度である。つまり、所定粘度とは、オイルの粘度を上昇させ蒸発性を低下させるために冷却水の温度低下が必要か否かの閾値である。
本発明によると、オイルの粘度を上昇させ蒸発性を低下させるために冷却水の温度低下が必要な場合に限って、オイルの粘度に基づいて調節機構を用いて冷却水の温度を低下させ、オイルの消費量を低減することができる。これにより、もともとオイルの消費量が少ない場合には、冷却水の温度を低下させず、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を回避することができる。したがって、オイルの粘度に基づき最適に冷却水の温度を制御することで、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を最小限に留めつつオイルの消費量を低減することができる。
本発明によると、最適に冷却水の温度を制御することで、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を最小限に留めつつオイルの消費量を低減することができる。
本発明の実施例1に係る内燃機関の概略構成を示す図である。 実施例1に係るオイルの粘度とオイルの消費量との関係を示す図である。 実施例1に係るオイル消費低減制御ルーチン1を示すフローチャートである。 実施例2に係る内燃機関の概略構成を示す図である。 実施例2に係るオイル消費低減制御ルーチン2を示すフローチャートである。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図1は、本発明の実施例1に係るオイル消費低減制御装置を適用する内燃機関の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1では、オイルパンに貯留したオイルがシリンダブロックやシリンダヘッド等の潤滑の必要な部品に供給されるものである。オイルパンには、貯留するオイルの液面高さを検出するオイルレベルセンサ2が配置されている。
また、内燃機関1には、ウォータジャケットに、ラジエータ3を循環する冷却水の冷却水通路4が設けられている。冷却水通路4では、内燃機関1の冷却水がラジエータ通路5を介してラジエータ3に流入することで冷却水の温度を低下させて内燃機関1の温度を低下させる。冷却水通路4には、ラジエータ3をバイパスするバイパス通路6が設けられている。バイパス通路6は、ラジエータ3をバイパスすることで冷却水の温度を低下させないようにする。また、バイパス通路6には、ヒータ7が設けられており、ヒータ7で冷却水の温度を暖め、内燃機関1の暖機を行うことができる。ラジエータ通路5とバイパス通路6との接続部には、冷却水を流通させる通路をラジエータ通路5とバイパス通路6との間で切り替える制御バルブ8が配置されている。制御バルブ8を開弁することで、ラジエータ通路5に冷却水を流通させることができ、冷却水の温度を低下させて内燃機関1の温度を低下させることができる。一方、制御バルブ8を閉弁することで、バイパス通路6に冷却水を流通させることができ、冷却水の温度を維持或いは上昇させることができる。制御バルブ8は、冷却水通路4に配置された水温センサ9が検出する冷却水の温度によって開閉制御される。すなわち、水温センサ9が検出する冷却水の温度が高ければ、制御バルブ8が開弁され、ラジエータ通路5に冷却水を流通させ内燃機関1を冷却する。一方、水温センサ9が検出する冷却水の温度が低ければ、制御バルブ8が閉弁され、バイパス通路6に冷却水を流通させ内燃機関1を冷却させない。このようなラジエータ3、冷却水通路4、ヒータ7、制御バルブ8、及び水温センサ9等からなる構成が、本発明の調節機構に対応する。
この内燃機関1には、ECU(電子制御ユニット)10が併設されている。ECU10には、オイルレベルセンサ2や水温センサ9等の各種センサが電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECU10に入力されるようになっている。一方、ECU10には、ヒータ7及び制御バルブ8が電気配線を介して接続されており、ECU10によりこれらの機器が制御される。
(オイル消費低減制御)
ところで、近年では、内燃機関1の低フリクション化の要望に伴い、ピストンリングの低張力化やオイルの低粘度化が進められている。しかし、オイルの低粘度化を行うと、背反としてオイルの消費量が増大してしまう。図2は、オイルの粘度とオイルの消費量との関係を示す図である。図2に示すように、オイルの粘度が低下すると、オイルの蒸発性も高まりオイルの消費量が増大してしまう。よって、内燃機関1のフリクションを下げつつ、オイルの消費量を低減することが望まれている。
ここで、オイルの粘度は温度に応じて変化し、温度が低下するとオイルの粘度が上昇する。よって、内燃機関1のフリクションを下げつつ、オイルの消費量を低減するために、内燃機関1の冷却水の温度を制御し、内燃機関1内のオイルの温度を制御することが考えられた。このために、従来では機関負荷に基づいて冷却水の温度を制御すること等が考えられた。
しかしながら、実際にはもともとオイルの消費量が少ない場合であっても、冷却水の温度を低下させ、オイルの粘度を上昇させると共にオイルの蒸発性を低下させてしまうことがあった。そのようなもともとオイルの消費量が少ない場合には、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化がかえって大きな問題となる。
そこで、本実施例では、オイルの消費量が、オイルの粘度を上昇させ蒸発性を低下させるために冷却水の温度低下が必要か否かの閾値となる所定量以上の場合には、冷却水の温度を低下させるようにした。
ここで、所定量のオイルの消費量とは、それ以上であると、オイルの粘度を上昇させ蒸
発性を低下させるために冷却水の温度低下が必要な量である。
具体的には、まず、内燃機関1の機関始動前にオイルレベルセンサ2でオイルの液面高さを検出する。また、前回の機関始動前のオイルの液面高さをECU10が記憶している。これにより前回の機関始動前と今回の機関始動前とのオイルの液面高さの変化から求まるオイルの使用量と、内燃機関1の前回の走行距離と、に基づいて単位距離当たりのオイルの消費量(以下、オイルの消費量という)を算出する。オイルの消費量は、オイルの使用量を走行距離で割ることで算出できる。このオイルの消費量を算出するECU10が、本発明のオイル消費量算出手段に対応する。
そして、算出されたオイルの消費量が所定量以上の場合には、制御バルブ8を開弁させる設定開弁温度を、オイルの消費量が所定量よりも少ない場合に比して、低下させるようにした。つまり、オイルの消費量が所定量以上の場合の制御バルブ8を開弁させる設定開弁温度A℃と、オイルの消費量が所定量よりも少ない場合の設定開弁温度B℃とは、A<Bの関係を有するように設定してある。
これにより、オイルの消費量が所定量以上の場合には、オイルの消費量が所定量よりも少ない場合に比して冷却水の温度が低いA(<B)℃のときに制御バルブ8が開弁する。そして、ラジエータ通路5に冷却水が流通し、冷却水がラジエータ3で冷却され、冷却された冷却水が内燃機関1に流入することで、内燃機関1ひいてはオイルの温度を低下することができる。よって、オイルの温度が低下することによって、オイルの粘度が上昇すると共に蒸発性が低下し、オイルの消費量を低減することができる。
一方、オイルの消費量が所定量よりも少ない場合には、オイルの消費量が所定量以上の場合に比して冷却水の温度が高いB(>A)℃のときに制御バルブ8が開弁する。このため、冷却水がラジエータ通路5に流通して冷却されることが、冷却水の温度がある程度高くならないと行われない。よって、もともとオイルの消費量が少ない場合には、冷却水の温度を低下させず、オイルの消費量を低減させることはしないで、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を回避することができる。
このように本実施例では、オイルの粘度を上昇させ蒸発性を低下させるために冷却水の温度低下が必要な場合に限って、オイルの消費量に基づいて制御バルブ8を開弁し易くして冷却水の温度を低下させ、オイルの消費量を低減することができる。これにより、もともとオイルの消費量が少ない場合には、制御バルブ8を開弁し易くはせず、冷却水の温度を低下させず、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を回避することができる。したがって、オイルの消費量に基づき最適に冷却水の温度を制御することで、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を最小限に留めつつオイルの消費量を低減することができる。
(オイル消費低減制御ルーチン1)
ECU10におけるオイル消費低減制御ルーチン1について、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。図3は、オイル消費低減制御ルーチン1を示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU10によって実行される。本ルーチンを実行するECU10が、本発明の制御手段に対応する。
図3に示すルーチンは、イグニッションSWがオンされると開始される。本ルーチンが開始されると、S101では、オイルの消費量を算出する。すなわち、ECU10が記憶している前回の機関始動前のオイルの液面高さと、今回のオイルレベルセンサ2で検出する今回の機関始動前のオイルの液面高さと、の変化からオイルの使用量を求める。そして、求めたオイルの使用量をECU10が記憶している内燃機関1の前回の走行距離で割ることで単位距離当たりのオイルの消費量を算出する。
S102では、S101で算出したオイルの消費量が所定量以上であるか否かを判別する。S102において、肯定判定された場合には、S103へ移行する。一方、S102において、否定判定された場合には、S104へ移行する。
S103では、オイルの消費量が所定量以上の場合であるので、オイルの消費量が所定量よりも少ない場合に比して、制御バルブ8を開弁させる設定開弁温度を低下させたA(<B)℃に設定する。本ステップの処理の後、本ルーチンを一旦終了する。
S104では、オイルの消費量が所定量よりも少ない場合であるので、オイルの消費量が所定量以上の場合に比して、制御バルブ8を開弁させる設定開弁温度を上昇させたB(>A)℃に設定する。本ステップの処理の後、本ルーチンを一旦終了する。
以上の本ルーチンであると、オイルの消費量が所定量以上の場合に、制御バルブ8を開弁し易くし、オイルの消費量が少ない場合には、制御バルブ8を開弁し易くはしていない。これにより、オイルの消費量に基づき最適に冷却水の温度を制御することで、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を最小限に留めつつオイルの消費量を低減することができる。
<実施例2>
図4は、本発明の実施例2に係るオイル消費低減制御装置を適用する内燃機関の概略構成を示す図である。図4に示す内燃機関1では、オイルパンに、貯留するオイルの粘度を検出するオイル粘度センサ11が配置されている。オイル粘度センサ11が、本発明のオイル粘度検出手段に対応する。その他の構成は上記実施例と同様であるので、その説明は省略する。
(オイル消費低減制御)
本実施例では、オイルの粘度が、オイルの粘度を上昇させ蒸発性を低下させるために冷却水の温度低下が必要か否かの閾値となる所定粘度以下の場合には、冷却水の温度を低下させるようにした。
ここで、所定粘度のオイルの粘度とは、それ以下であると、オイルの粘度を上昇させ蒸発性を低下させるために冷却水の温度低下が必要な粘度である。
具体的には、まず、所定のタイミングごとにオイル粘度センサ11でオイルの粘度を検出する。
そして、検出されたオイルの粘度が所定粘度以下の場合には、制御バルブ8を開弁させる設定開弁温度を、オイル粘度の検出ごとに低下させるようにした。つまり、オイルの粘度が所定粘度以下の場合の制御バルブ8を開弁させる設定開弁温度は、オイル粘度の検出ごとにT℃低下させ、オイルの粘度が所定粘度よりも高い場合の設定開弁温度は、オイル粘度の検出ごとにT℃上昇させるようにした。なお、設定開弁温度には上限温度を設けておく。
これにより、オイルの粘度が所定粘度以下の場合には、オイルの粘度が所定粘度よりも高い場合に比して冷却水の温度が低いときに制御バルブ8が開弁する。そして、ラジエータ通路5に冷却水が流通し、冷却水がラジエータ3で冷却され、冷却された冷却水が内燃機関1に流入することで、内燃機関1ひいてはオイルの温度を低下することができる。よって、オイルの温度が低下することによって、オイルの粘度が上昇すると共に蒸発性が低下し、オイルの消費量を低減することができる。
一方、オイルの粘度が所定粘度よりも高い場合には、オイルの粘度が所定粘度以下の場合に比して冷却水の温度が高いときに制御バルブ8が開弁する。このため、冷却水がラジエータ通路5に流通して冷却されることが、冷却水の温度がある程度高くならないと行われない。よって、もともとオイルの消費量が少ない場合には、冷却水の温度を低下させず、オイルの消費量を低減させることはしないで、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を回避することができる。
このように本実施例では、オイルの粘度を上昇させ蒸発性を低下させるために冷却水の温度低下が必要な場合に限って、オイルの粘度に基づいて制御バルブ8を開弁し易くして冷却水の温度を低下させ、オイルの消費量を低減することができる。これにより、もともとオイルの消費量が少ない場合には、制御バルブ8を開弁し易くはせず、冷却水の温度を低下させず、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を回避することができる。したがって、オイルの粘度に基づき最適に冷却水の温度を制御することで、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を最小限に留めつつオイルの消費量を低減することができる。
(オイル消費低減制御ルーチン2)
ECU10におけるオイル消費低減制御ルーチン2について、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。図5は、オイル消費低減制御ルーチン2を示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU10によって実行される。本ルーチンを実行するECU10が、本発明の制御手段に対応する。
図5に示すルーチンは、イグニッションSWがオンされると開始される。本ルーチンが開始されると、S201では、オイル粘度センサ11でオイルの粘度を検出する。
S202では、S201で検出したオイルの粘度が所定粘度以下であるか否かを判別する。S202において、肯定判定された場合には、S203へ移行する。一方、S202において、否定判定された場合には、S204へ移行する。
S203では、オイルの粘度が所定粘度以下の場合であるので、制御バルブ8を開弁させる設定開弁温度をT℃だけ低下させる。
S204では、オイルの粘度が所定粘度よりも高い場合であるので、制御バルブ8を開弁させる設定開弁温度をT℃だけ上昇させる。なお、設定開弁温度には上限温度を設けてある。
S205では、内燃機関が機関運転中か否かを判別する。S205において、肯定判定された場合には、S201へ移行する。一方、S205において、否定判定された場合には、本ステップの処理の後、本ルーチンを一旦終了する。
以上の本ルーチンであると、オイルの粘度が所定粘度以下の場合に、制御バルブ8を開弁し易くし、オイルの粘度が高い場合には、制御バルブ8を開弁し易くはしていない。これにより、オイルの粘度に基づき最適に冷却水の温度を制御することで、冷却水の温度低下に起因する燃費悪化を最小限に留めつつオイルの消費量を低減することができる。
特に、実施例1では、一走行完了までの長いスパンでしか設定開弁温度を変更できないものであり、また2段階の設定開弁温度しか有しないものであった。しかし、本実施例によると、走行中の短いスパンで設定開弁温度を変更することができ、また多段に設定開弁温度を変更することができる。よって、本実施例では、オイルが交換されオイルの粘度が変更された場合や、オイルが劣化して粘度が低下する場合等に、即時に設定開弁温度を変
更してオイル消費低減制御を行うことができる。
<その他>
本発明に係るオイル消費低減制御装置は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
1 内燃機関
2 オイルレベルセンサ
3 ラジエータ
4 冷却水通路
5 ラジエータ通路
6 バイパス通路
7 ヒータ
8 制御バルブ
9 水温センサ
10 ECU
11 オイル粘度センサ

Claims (4)

  1. 内燃機関を循環する冷却水の温度を調節する調節機構と、
    内燃機関で使用されるオイルの消費量を算出するオイル消費量算出手段と、
    前記オイル消費量算出手段で算出されたオイルの消費量が所定量以上の場合には、前記調節機構を用いて冷却水の温度を低下させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とするオイル消費低減制御装置。
  2. 所定量とは、オイルの粘度を上昇させ蒸発性を低下させるために冷却水の温度低下が必要か否かの閾値であることを特徴とする請求項1に記載のオイル消費低減制御装置。
  3. 内燃機関を循環する冷却水の温度を調節する調節機構と、
    内燃機関で使用されるオイルの粘度を検出するオイル粘度検出手段と、
    前記オイル粘度検出手段で検出されたオイルの粘度が所定粘度以下の場合には、前記調節機構を用いて冷却水の温度を低下させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とするオイル消費低減制御装置。
  4. 所定粘度とは、オイルの粘度を上昇させ蒸発性を低下させるために冷却水の温度低下が必要か否かの閾値であることを特徴とする請求項3に記載のオイル消費低減制御装置。
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