JP2012147832A - 遊技機用パネル及び遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユニット取付部90には、複数の被固定部及び複数の被係止部が設けられているとともに、各演出用ユニットには、各被固定部の少なくともいずれか一つに締結部材を用いて固定可能な固定部と、各被係止部の少なくともいずれか一つに係止可能な係止部とが設けられ、可動ユニット50をユニット取付部90に取り付ける場合には、表示ユニット40をユニット取付部90に取り付ける場合よりも、固定部と被固定部による固定箇所が多くなるように形成されている。
【選択図】図4
Description
また、遊技機に用いられる演出デバイスは様々なものがあり、例えば特許文献2には、ランプと可動体の双方が搭載された遊技機が開示されている。
そこで、請求項1乃至7に記載の発明は、同一の取り付け部に異なる演出用部材を取り付け可能とし、リサイクルを容易にしてコスト削減を図るとともに、可動役物は強固に固定し、非可動表示部は簡易かつ迅速確実に取り付け可能な遊技機用パネルを提供することを目的とする。また、請求項8記載の発明は、上記遊技機用パネルを備えた遊技機を提供することを目的とする。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、板状の基体(9)に装飾部(上扉枠6、装飾枠7)を取り付けて成る遊技機用パネル(上扉4)において、前記基体(9)には、演出用ユニットを取り付けるためのユニット取付部(90)が形成され、前記ユニット取付部(90)には、可動部を備えた演出用ユニットとしての可動ユニット(役物ユニット50)と、可動部を有しない演出用ユニットとしての表示ユニット(発光体ユニット40)とを選択的に取り付け可能としたものである。
ここで、「被固定部」と「固定部」は、主としてドライバなどの工具を用いて着脱が可能となる固定部位であって、ネジを螺合、貫通又は挿通可能なネジボスとネジ孔を含み、「締結部材」にはネジやボルト、ナットを含む。また、「被係止部」と「係止部」は、主として工具を用いなくても着脱が可能な固定部位であって、係止片と係止爪、ピン孔と係止ピン、凹部又は切り欠きと突起などを含む。係止部と被係止部は、演出用ユニットを固定する際の仮固定部としての役割を果たすこともできる。
本発明には、可動ユニット(50)を固定部と被固定部のみでユニット取付部(90)に取り付け、表示ユニット(40)を係止部と被係止部のみでユニット取付部(90)に取り付ける場合も含まれる。
また、本発明においては、各演出用ユニットを、複数の部材に分割した状態でユニット取付部(90)に取り付ける場合と、演出用ユニットを一体的にユニット取付部(90)に取り付ける場合の双方が含まれる。前者の場合には、演出用ユニットの一構成部品が、係止部と被係止部のみにより取り付けられるようになっていてもよい。
また、可動部を有する可動ユニット(50)は、固定部による固定箇所が多く、強固に固定されるため振動による騒音などの弊害を防止でき、可動部を有しない表示ユニット(40)は、係止部による係止箇所か多く、簡易かつ迅速に固定することができ、作業効率の向上を図ることができる。
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、前記ユニット取付部(90)には、一の演出用ユニットの固定部との固定と、他の演出用ユニットの係止部との係止を、選択的に行うことができる係止固定部が設けられていることを特徴とする。
本発明から請求項6までの発明は、ユニット取付部(90)の被固定部又は被係止部を限定したものである。
本発明は、一の演出用ユニットの固定部と固定可能な被固定部が、他の演出用ユニットの係止部と係止可能な被係止部を兼ねているものである。例えば、ネジ孔がネジを螺合して固定する被固定部として機能すると共に、係止ピンを挿入して係止する被係止部として機能するようなものが含まれる。
請求項3記載の発明は、上記した請求項2記載の発明の特徴点に加え、前記係止固定部は、一の演出用ユニットの固定部としての貫通孔と合致して前記一の演出用ユニットをネジにより固定可能なネジ孔を有しているとともに、他の演出用ユニットの係止部としての突起又は凹部と係合可能な凹部又は突起を有していることを特徴とする。
本発明は、請求項2記載の発明を限定したものである。
本発明には、被固定部としてのネジ孔を形成するためのネジボスを切り欠いて被係止部としての凹部を設けたり、ネジボスに被係止部としての突起を設けたものなどが含まれる。
請求項4記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、前記ユニット取付部(90)には、一の演出用ユニットの固定部との固定、又は一の演出用ユニットの係止部との係止と、他の演出用ユニットの位置決めを、選択的に行うことができる位置決め固定部又は位置決め係止部の少なくともいずれかが設けられていることを特徴とする。
本発明は、一の演出用ユニットの固定部と固定可能な被固定部、又は係止部と係合可能な被係止部が、他の演出用ユニットの位置決め部材を兼ねているものである。例えば、ネジ孔がネジを螺合して固定する被固定部として機能するとともに、ネジ孔を形成するためのネジボスが位置決め部材として機能するようなものが含まれる。あるいは、突起が被係止部として機能するとともに位置決め部材として機能するようにしてもよい。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項4記載の発明の特徴点に加え、前記位置決め固定部は、一の演出用ユニットの固定部としての貫通孔と合致して前記一の演出用ユニットをネジにより固定可能なネジ孔を有しているとともに、前記ネジ孔のネジボスによって他の演出用ユニットの位置規制が可能に形成されていることを特徴とする。
ここで、「他の演出用ユニットの位置規制が可能」とは、ネジボスに他の演出用ユニットの一部が当接し又は挟持されて、他の演出用ユニットが特定の方向に移動不能となるように形成されていることである。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、上記した請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、前記被係止部又は被固定部の少なくとも一つは、異なる形状の係止部又は固定部をそれぞれ係止又は固定可能な共用被係止部又は共用被固定部として形成されていることを特徴とする。
前記共用被固定部は、一の演出用ユニットの一の形状の固定部と、他の演出用ユニットの他の形状の固定部との双方を固定可能な単一の被固定部である。例えば一の固定部としての小径ネジ孔と合致してネジで固定可能なネジ孔を有し、そのネジボスを他の固定部としての大径ネジ孔に挿入してナットで固定可能としたものとすることができる。
(請求項7)
請求項7記載の発明は、上記した請求項6記載の発明の特徴点に加え、前記ユニット取付部(90)の下縁部には、前記係止固定部として、円筒を円筒軸に沿って半分に切り欠いて切り欠き面を上側にした形状のネジボス(92B)と、このネジボス(92B)の端部を上方に突出させてフック(92A)が形成されたフック兼ネジ部(92)が設けられ、前記被係止部として、前記フック兼ネジ部(92)を挟んで両側に形成された係止開口(95)が形成され、前記ユニット取付部(90)の上縁部には、前記位置決め固定部として、正面側からネジを螺合可能であり背面側にネジボス(93A)が突出した位置決め突起兼ネジ部(93)が設けられているとともに、前記共用被係止部として、前後方向に貫通するピン孔(94B)を有する共用係止片(94)が設けられ、前記被固定部として、背面側からネジを螺合可能な背面ネジ孔(96)が設けられている。さらに、前記ユニット取付部(90)の裏面側の左右の側縁部上側には、前記被係止部として、背面側に突出し先端部が上方に屈曲した受け片(97)が設けられている。
前記前枠(42)の下端部には、前記係止部として、前記係止開口(95)に係止可能な垂下片(45)が設けられ、前枠(42)の上端部には、前記係止部として、前記共用係止片(94)に係止可能な係止爪(44)が設けられている。
一方、前記可動ユニット(50)の下端部には、前記固定部として、前記基体(9)への取り付け時に前記フック兼ネジ部(92)のネジボス(92B)と合致する位置にネジ孔(下ネジ孔56)が設けられているとともに、前記係止部として、前記係止開口(95)に係止可能な垂下片(55)が設けられ、可動ユニット(50)の上端部には、前記固定部として、前記基体(9)への取り付け時に前記位置決め突起兼ネジ部(93)のネジボス(93B)と合致する位置にネジ孔(上ネジ孔53)が設けられているとともに、前記係止部として、前記共用係止片(94)のピン孔(94B)に挿入可能な係止ピン(54)が設けられている。
本発明によれば、表示ユニット(40)の発光体基板(41)は、下方向及び左右方向及び前後方向への移動が規制されるとともに、固定部でユニット取付部(90)に固定するため、確実に取り付けることができ、前枠(42)は係止部のみでユニット取付部(90)に取り付けられるため、取り付け作業を迅速に行うことができる。一方、可動ユニット(50)は、係止部で係止したうえで、表面側及び裏面側から固定部で上下を固定するため、仮止めによって固定部の固定を確実に行うことができるとともに、ユニット取付部(90)に強固に固定することができる。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の遊技機用パネルを備えた遊技機であって、正面側が開口する筐体(2)と、前記筐体(1)に開閉自在に取り付けられ前記筐体(2)の開口を塞ぐ前扉(3)と、前記筐体(1)内部に設けられた遊技を行うための遊技装置と、遊技及び遊技に付随する演出を制御するための制御装置(メイン基板ユニット20、サブ基板ユニット30)とを少なくとも備え、前記遊技機用パネルは、前記前扉(3)を構成する部材として用いられ、前記制御装置は、前記遊技機用パネルに搭載された演出用ユニットの作動を制御可能に形成されていることを特徴とする。
ここで、「遊技装置」とは、その遊技機で遊技を行うために必須の装置であって、スロットマシン(1)を例にすると、複数の回転リール(10)を備えたリールユニット(200)が該当する。また、パチンコ機を例にすると、遊技盤に設けられた入賞口が該当する。
前記「制御装置」は、演出用ユニットの作動、例えば表示ユニット(40)の発光体(41C)の点灯点滅を制御したり、可動ユニット(50)の駆動部を制御したりするものである。
本発明によれば、遊技機の機種変更により前扉(3)の外観デザインや演出内容が変更された場合でも、遊技機用パネルの基体(9)に取り付ける装飾部やユニット取付部(90)に取り付けられる演出用ユニットを変更することにより、基体(9)はそのまま再使用可能である。このように複数機種に共通して使用可能な部材を備えることにより、機種変更に関するコスト削減を図ることができる。
本実施の形態におけるスロットマシン1は、図1及び図2に示すように、大きく分けて、正面側に開口部を有する筐体2と、筐体2の開口部を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されている。そして、この前扉3は、筐体2の開口上部を開閉可能に塞ぐ上扉4、筐体2の開口下部を開閉可能に塞ぐ下扉5とに分割されている。
(筐体2)
筐体2は、図2に示すように、前面(遊技者と対峙する正面)側に開口する箱体である。そして、筐体2の開口上部の内部には、3個の回転リール10を備えたリールユニット200と、メイン基板ユニット20が収納されており、開口下部の内部には、電源ユニットとホッパーユニット15が設置されている。
(前扉3)
前扉3のうち、上扉4は、筐体2の側板にヒンジを介して回転自在に軸支された板状の扉であり、図1に示すように、略中央部に回転リール10を正面側から見ることができる図柄表示窓8Aを有し、図柄表示窓8Aの上方には、演出表示を行うための装飾枠7が設けられている。また、上扉4の裏面には、図2に示すように、サブ基板ユニット30が設けられている。サブ基板ユニット30は、CPU、ROMなど種々の電子部品を装着したサブ基板を、基板ケースに収納したものであり、メイン基板からの出力信号に基づいて、遊技に付随する演出を制御するための副制御装置として機能する。副制御装置は、主として、後述するランプ70や液晶表示装置80や演出ユニットの作動を制御するためのものである。なお、上扉4の詳細な構成については後述する。
前扉3のうち、下扉5は、筐体2の側板にヒンジを介して回転自在に軸支された上扉4よりも幅厚の扉であり、図1に示すように、下扉5の上部は、スロットマシン1を作動させるためのカウンター状の操作部となっている。また、下扉5の下部には、ホッパーユニット15から払い出されたメダルを貯めておくことができる下皿13が形成されており、下皿13の奥側の壁には、下部スピーカ110が設けられている。
(上扉4)
次に、上扉4の構造について詳述する。
上扉4は、図3に示すように、装飾枠7を固定して上扉4の外観を成す上扉枠6と、上扉枠6の内側に設けられる基体9と、基体9の正面側に配置される上パネル8とを備えている。上扉枠6は、中央よりも下側が前後に貫通する開口部61となっている枠本体60からなる枠部材である。装飾枠7は、種々の演出デバイスを搭載したブロック部材であり、ランプ70、液晶表示装置80、上部スピーカ100が設けられている。上パネル8は、透明なアクリル板に種々の絵柄を印刷して成り、中央部に透明な可視部を設けて、図柄表示窓8Aを形成してある。また、図柄表示窓8Aの下側にも透明な可視部を設けて、数値表示窓8Cを形成してある。さらに、図柄表示窓8Aの両側には、透明若しくは透光性を有する可視部を設けて、演出表示窓8Bを形成してある。
基体9は、図3及び図4に示すように、略中央部に、前後に貫通する開口部9Aが形成された板部材である。開口部9Aの両側には演出ユニットとしての発光体ユニット40及び役物ユニット50を装着するためのユニット取付部90が形成されており、開口部9Aの下方には、図4に示すように、7セグメント表示器等から成る表示部9Cを設置することが可能な小開口部が設けられている。基体9の正面側に上パネル8を固定し、上扉枠6に収納固定することにより、上パネル8が上扉枠6の開口部61を裏面側から塞ぐ。そして、上扉4を閉めた状態で、筐体2の内部に収納されているリールユニット200の回転リール10が図柄表示窓8Aから視認でき、前記発光体ユニット40及び役物ユニット50が演出表示窓8Bから視認でき、表示部9Cが数値表示窓8Cから視認できるようになっている。
ここで、ユニット取付部90について、図4、5に基づき詳細に説明する。なお、図5(A)は、ユニット取付部90を基体9の表面側から見た図、図5(B)は、ユニット取付部90を基体9の裏面側から見た図である。
ユニット取付部90は、図4に示すように、基体9の開口部9Aの両側に形成された前後に貫通する開口部91であり、開口部91の周囲には、後述する発光体ユニット40及び役物ユニット50に設けられた固定部、係止部をそれぞれ固定、係合させるための種々の被固定部、被係止部が設けられている。本実施の形態では、図4に示すように、正面右側のユニット取付部90には発光体ユニット40が装着され、正面左側のユニット取付部90には役物ユニット50又は発光体ユニット40が装着可能となっている。なお、正面右側のユニット取付部90にも、役物ユニット50を取り付けることが可能である。
ユニット取付部90の下縁部には、図5(A)(B)に示すように、係止固定部として、ネジボス92Bの上部を切り欠いてフック92Aを形成したフック兼ネジ部92が設けられ、フック兼ネジ部92を挟んだ両側には、被係止部としての係止開口95が形成されている。フック兼ネジ部92のネジボス92Bは、円筒を円筒軸に沿って半分に切り欠いて切り欠き面を上側にした形状となっており、背面側の端部が上方に突出してフック92Aとなっている。係止開口95は、ユニット取付部90の下縁部を構成する前壁部及び底板部を切り欠いた形状となっている。
さらに、ユニット取付部90の裏面側の左右の側縁部上側には、被係止部として、背面側に突出し先端部が上方に屈曲した受け片97が形成されている。
(発光体ユニット40)
発光体ユニット40は、図6に示すように、大きく分けて、発光体基板41と、リフレクタ42とから構成されている。
発光体基板41は、正面側が開放する基板ケース41Aに複数のLED41Cを搭載したLED基板41Bを収納したものである。図6(A)に示す発光体ユニット40は、LED基板41BにLED41Cが縦2列に各列5個ずつ、合計10個設けられており、図6(B)に示す発光体ユニット40は、LED基板41BにLED41Cが縦2列に各列3個ずつ、合計6個設けられている。
(役物ユニット50)
役物ユニット50は、図7に示すように、大きく分けて、枠部51と、駆動部52とから構成されている。また、枠部51は、基体9への取り付け時に正面側に表出する意匠枠51Aと、意匠枠51A及び駆動部52を一体的に固定するとともにユニット固定部90への取り付けのための係止部及び固定部を備えた取付枠51Bとから構成されている。意匠枠51Aは、中央に開口部を有する枠体であり、開口部の周囲にはレリーフなどの装飾部が設けられている。取付枠51Bは、方形枠状の部材であり、正面側には意匠枠51Aを収納固定可能な凹部を備え、背面側には駆動部52を固定可能に形成されている。
(演出ユニットの基体9への取り付け)
上記構成を有する演出ユニットの基体9への取り付け手順を説明する。ここでは、基体9の正面左側のユニット取付部90に、演出ユニットとして発光体ユニット40又は役物ユニット50を取り付ける場合について説明する。
まず、発光体ユニット40を取り付ける場合には、図8に示すように、ユニット取付部90の正面側から、リフレクタ42の垂下片45を係止開口95に差し込み、係止開口95に係合させた垂下片45を支点にリフレクタ42の上部を回動させ、係止爪44を共用係止片94の垂下片94Aの下端部に引っ掛ける。係止爪44は弾性変形して爪部が垂下片94Aの背面に係止される(図13(A)参照)。リフレクタ42は、係止爪44及び垂下片45によって、ユニット取付部90の開口部91に上下左右方向及び前後方向に移動不能に嵌り込む。
次に、図9に示すように、背面側から、発光体基板41をユニット取付部90にセットする。この際、発光体基板41の上部側面部がネジボス93Aと略当接し位置決めされる。すなわち、2つのネジボス93Aに挟まれて横方向(図9における左右方向)への移動が規制される。その位置で発光体基板41を下方にスライドさせることにより、張出片47が受け片97の受け部に入り込み、切り欠き片43の切り欠き部がフック92Aに嵌り込む(図13(A)参照)。これにより、発光体基板41は下方向及び左右方向及び前後方向への移動が規制され、基体9に仮固定された状態となると共に、基板ネジ孔46が背面ネジ孔96と合致する。そして、背面ネジ孔96にネジを挿入し締結することにより(図14(C)参照)、発光体基板41が基体9に固定される。
役物ユニット50を取り付ける場合には、図10に示すように、ユニット取付部90の正面側から、役物ユニット50の垂下片55を係止開口95に差し込み、係止開口95に係合させた垂下片55を支点に役物ユニット50の上部を回動させ、係止ピン54を共用係止片94のピン孔94Bに挿入する。これにより、役物ユニット50は上下左右方向への移動が規制され基体9に仮固定された状態となると共に、上ネジ孔53が正面ネジ孔93Bと、下ネジ孔56がネジボス92Bと、それぞれ合致する。そこで、上ネジ孔53にネジを挿入し、締結する(図14(D)参照)とともに、図11に示すように、ネジボス92Bの背面側から、下ネジ孔56にネジを挿入し、締結することにより(図13(B)参照)、役物ユニット50は3つのネジで基体9に前後方向から強固に固定される。
(総括)
以上のように、本実施の形態では、同一のユニット取付部90に異なる演出用ユニットを取り付け可能としたので、基体9を再使用して、扉の表面デザインの異なるスロットマシンに使い回しでき、コスト削減を図ることができる。
(変形例)
上記した実施の形態では、演出ユニットのうちの表示ユニットとして発光体ユニット40を設けてあったが、表示ユニットは非可動であれば発光体を用いたものに限られない。例えば液晶表示装置であってもよい。
また、上記した実施の形態では、可動ユニット、表示ユニットのいずれの演出用ユニットも、固定部及び係止部を備えていたが、可動ユニットには固定部のみを設け、表示ユニットには係止部のみを設けるようにしてもよい。ただし、可動ユニットを取り付ける場合の仮止めのために係止部を設け、表示ユニットを確実に固定するために固定部を設けた構造とするのが好適である。
そして、本発明はスロットマシン以外の遊技機、例えばパチンコ機にも応用できるものである。また、本発明の遊技機用パネルは前扉3に設ける場合に限られず、遊技機の筐体2に設けてもよいものである。さらに、遊技機用パネルとしては、上記した実施の形態で述べたような、扉枠(上扉枠6)やパネル部材(上パネル8)を備えたものに限られず、扉枠やパネル部材を備えず基体に装飾を付しただけのものや、扉枠を備えず基体とパネル部材のみから構成されるものも含まれる。
3 前扉 4 上扉(遊技機用パネル)
5 下扉 6 上扉枠(装飾部)
7 装飾枠(装飾部) 8 上パネル
9 基体 10 回転リール
11 スタートスイッチ 12 ストップスイッチ
13 下皿 14 メダル投入口
15 ホッパーユニット 16 メダルセレクター
20 メイン基板ユニット(制御装置) 30 サブ基板ユニット(制御装置)
40 発光体ユニット(表示ユニット) 41 発光体基板
42 リフレクタ(前枠) 43 切り欠き片(係止部)
44 係止爪(係止部) 45 垂下片(係止部)
46 基板ネジ孔(固定部) 47 張出片(係止部)
50 役物ユニット(可動ユニット) 51 枠部
52 駆動部 53 上ネジ孔(固定部)
54 係止ピン(係止部) 55 垂下片(係止部)
56 下ネジ孔(固定部)
90 ユニット取付部 91 開口部
92 フック兼ネジ部(係止固定部) 93 位置決め突起兼ネジ部(位置決め固定部)
94 共用係止片(共用被係止部) 95 係止開口(被係止部)
96 背面ネジ孔(被固定部) 97 受け片(被係止部)
Claims (8)
- 板状の基体に装飾部を取り付けて成る遊技機用パネルにおいて、
前記基体には、演出用ユニットを取り付けるためのユニット取付部が形成され、前記ユニット取付部には、可動部を備えた演出用ユニットとしての可動ユニットと、可動部を有しない演出用ユニットとしての表示ユニットとを選択的に取り付け可能とした遊技機用パネルであって、
前記ユニット取付部には、複数の被固定部及び複数の被係止部が設けられているとともに、前記各演出用ユニットには、前記各被固定部の少なくともいずれか一つに固定可能な固定部、前記各被係止部の少なくともいずれか一つに係止可能な係止部の、少なくともいずれか一方が設けられ、
前記固定部と前記被固定部は、締結部材を用いて前記基体と前記演出用ユニットを固定するものであり、
前記係止部と前記被係止部は、係合により前記演出用ユニットのいずれかの方向への移動を規制するものであり、
前記可動ユニットをユニット取付部に取り付ける場合には、前記表示ユニットをユニット取付部に取り付ける場合よりも、固定部と被固定部による固定箇所が多くなるように形成されていることを特徴とする遊技機用パネル。 - 前記ユニット取付部には、一の演出用ユニットの固定部との固定と、他の演出用ユニットの係止部との係止を、選択的に行うことができる係止固定部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機用パネル。
- 前記係止固定部は、一の演出用ユニットの固定部としての貫通孔と合致して前記一の演出用ユニットをネジにより固定可能なネジ孔を有しているとともに、他の演出用ユニットの係止部としての突起又は凹部と係合可能な凹部又は突起を有していることを特徴とする請求項2記載の遊技機用パネル。
- 前記ユニット取付部には、一の演出用ユニットの固定部との固定、又は一の演出用ユニットの係止部との係止と、他の演出用ユニットの位置決めを、選択的に行うことができる位置決め固定部又は位置決め係止部の少なくともいずれかが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機用パネル。
- 前記位置決め固定部は、一の演出用ユニットの固定部としての貫通孔と合致して前記一の演出用ユニットをネジにより固定可能なネジ孔を有しているとともに、前記ネジ孔のネジボスによって他の演出用ユニットの位置規制が可能に形成されていることを特徴とする請求項4記載の遊技機用パネル。
- 前記被係止部又は被固定部の少なくとも一つは、異なる形状の係止部又は固定部をそれぞれ係止又は固定可能な共用被係止部又は共用被固定部として形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の遊技機用パネル。
- 前記ユニット取付部の下縁部には、前記係止固定部として、円筒を円筒軸に沿って半分に切り欠いて切り欠き面を上側にした形状のネジボスと、このネジボスの端部を上方に突出させてフックが形成されたフック兼ネジ部が設けられ、前記被係止部として、前記フック兼ネジ部を挟んで両側に形成された係止開口が形成され、
前記ユニット取付部の上縁部には、前記位置決め固定部として、正面側からネジを螺合可能であり背面側にネジボスが突出した位置決め突起兼ネジ部が設けられ、前記共用被係止部として、前後方向に貫通するピン孔を有する共用係止片が設けられているとともに、前記被固定部として、背面側からネジを螺合可能な背面ネジ孔が設けられ、
前記ユニット取付部の裏面側の左右の側縁部上側には、前記被係止部として、背面側に突出し先端部が上方に屈曲した受け片が設けられ、
前記表示ユニットは、発光体基板と前枠とから構成され、
前記発光体基板の下端部には、前記係止部として、前記フック兼ネジ部のフックと係合可能な切り欠き片が設けられ、発光体基板の上端部には、前記固定部として、前記基体への取り付け時に前記背面ネジ孔と合致する位置に基板ネジ孔が設けられ、
前記発光体基板の両側面部には、前記係止部として、前記受け片と係合可能であり、前記発光体基板の両側面部から側方に張り出す薄板状の張出片が設けられ、
前記前枠の下端部には、前記係止部として、前記係止開口に係止可能な垂下片が設けられ、前枠の上端部には、前記係止部として、前記共用係止片に係止可能な係止爪が設けられ、
前記可動ユニットの下端部には、前記固定部として、前記基体への取り付け時に前記フック兼ネジ部のネジボスと合致する位置にネジ孔が設けられているとともに、前記係止部として、前記係止開口に係止可能な垂下片が設けられ、可動ユニットの上端部には、前記固定部として、前記基体への取り付け時に前記位置決め突起兼ネジ部のネジボスと合致する位置にネジ孔が設けられているとともに、前記係止部として、前記共用係止片のピン孔に挿入可能な係止ピンが設けられ、
前記表示ユニットを前記ユニット取付部に固定する場合には、前記基体の裏面側から、前記発光体基板を、前記位置決め突起兼ネジ部のネジボスにより位置決めしつつ前記張出片を前記受け片に係合させて前記切り欠き片の係合及びネジにより固定し、前記基体の正面側から、前記枠体を、前記垂下片及び係止爪の係止により係止し、
前記可動ユニットをユニット取付部に固定する場合には、前記前記基体の正面側から、前記垂下片及び係止ピンの係止により係止するとともに、前記位置決め突起兼ネジ部とネジにより固定し、前記前記基体の背面側から、前記フック兼ネジ部とネジにより固定することを特徴とする請求項6記載の遊技機用パネル。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の遊技機用パネルを備えた遊技機であって、
正面側が開口する筐体と、前記筐体に開閉自在に取り付けられ前記筐体の開口を塞ぐ前扉と、前記筐体内部に設けられた遊技を行うための遊技装置と、遊技及び遊技に付随する演出を制御するための制御装置とを少なくとも備え、
前記遊技機用パネルは、前記前扉を構成する部材として用いられ、
前記制御装置は、前記遊技機用パネルに搭載された演出用ユニットの作動を制御可能に形成されていることを特徴とする遊技機。
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