JP2012143730A - 改質水用固形状触媒、改質水の製造方法、および改質水 - Google Patents
改質水用固形状触媒、改質水の製造方法、および改質水 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012143730A JP2012143730A JP2011005552A JP2011005552A JP2012143730A JP 2012143730 A JP2012143730 A JP 2012143730A JP 2011005552 A JP2011005552 A JP 2011005552A JP 2011005552 A JP2011005552 A JP 2011005552A JP 2012143730 A JP2012143730 A JP 2012143730A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- group
- solid catalyst
- weight
- reformed water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Catalysts (AREA)
Abstract
【解決手段】微粒子状の、アルミノケイ酸塩鉱物および/またはケイ酸塩鉱物、金属酸化物、および金属水酸化物の群から選ばれた少なくとも1種を焼成して得られる多孔質状成形物からなる無機質基材の表面を、下記(a)〜(d)を主成分とするコーティング用組成物を塗布し、加熱硬化して得られる改質水用固形状触媒。
(a)一般式R1Si(OR2)3および/またはSi(OR2)4(但し、式中R1は炭素数1〜8の有機基、R2は炭素数1〜5のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基を示す)で表わされるオルガノアルコキシシランおよび/またはテトラアルコキシシランの加水分解物および/またはその部分縮合物の群から選ばれた少なくとも1種を、固形分換算で10〜18重量%、
(b)銀を3〜10重量%担持した、アルミノケイ酸塩、リン酸塩、ケイ酸塩、およびアルミニウム塩の群から選ばれた少なくとも1種の無機化合物を15〜25重量%、
(c)コロイド状の白金および/または金を金属換算で0.003〜0.03重量%、
(d)水および/または浸水性有機溶媒(ただし、(a)+(b)+(c)+(d)=100重量%)
【選択図】なし
Description
(a)一般式R1Si(OR2)3および/またはSi(OR2)4(但し、式中R1は炭素数1〜8の有機基、R2は炭素数1〜5のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基を示す)で表わされるオルガノアルコキシシランおよび/またはテトラアルコキシシラン、その加水分解物および/またはその部分縮合物の群から選ばれた少なくとも1種を、固形分換算で10〜18重量%、
(b)銀を3〜10重量%担持した、アルミノケイ酸塩、リン酸塩、ケイ酸塩、およびアルミニウム塩の群から選ばれた少なくとも1種の無機化合物を15〜30重量%、
(c)コロイド状の白金および/または金からなるコロイド状貴金属を金属換算で0.003〜0.03重量%、
(d)水および/または親水性有機溶剤からなる分散媒(ただし、(a)+(b)+(c)+(d)=100重量%)
ここで、本発明の改質水用固形状触媒は、無機質基材の表面に、上記コーティング用組成物が固形分換算で、7〜14重量%付与されていることが好ましい。
次に、本発明は、水道水または天然水に、本発明の改質水用固形状触媒を常温にて8時間以上浸漬することを特徴とする、改質水の製造方法に関する。
次に、本発明は、上記の改質水の製造方法によって得られる改質水に関する。
本発明の改質用固形状触媒は、上記の多孔質成形物からなる無機質基材に上記の(a)〜(d)成分を主成分とするコーティング用組成物を塗布し、加熱硬化して得られるものである。
すなわち、本発明の固形状触媒は、微粒子状の、アルミノケイ酸塩鉱物および/またはケイ酸塩鉱物、金属酸化物、および金属水酸化物の群から選ばれた少なくとも1種を焼成して得られる多孔質状成形物からなる無機質基材の表面を、下記(a)〜(d)を主成分とするコーティング用組成物で塗布し、加熱硬化させて製造するもので、水道水や天然水に8時間以上浸漬しても成分の溶出がない固形状触媒である。この固形状触媒を水道水や天然水に浸漬して8時間以上経過すると、脂質に対しても溶解力が高く、還元性、および好気性細菌類のみに作用する抗菌性の水になり、生体の免疫機能を活性することができる。
本発明の改質水用固形状触媒に用いられる無機質基材は、アルミノケイ酸塩鉱物および/またはケイ酸塩鉱物、金属酸化物、および金属水酸化物の群から選ばれた少なくとも1種を焼成して得られる微粒子状の多孔質物質を成形して得られるものである。
ここで、アルミノケイ酸塩鉱物およびケイ酸塩鉱物としては、ゼオライト、カオリナイト、セピオライト、長石、蛭石、高アルミナ粘土、シリマナイトなどが挙げられる。また、金属酸化物としては、シリカゲル、アルミナ、ジルコン、マグネサイト、酸化鉄、酸化マンガンなどが、金属水酸化物としては、水酸化アルミニウム、水酸化鉄などが、金属酸化物としては、シリカ繊維、アルミナ繊維、シリカ・アルミナ繊維なども挙げられ、これらを750℃〜1,300℃で焼成し、粒状、板状などに成形した多孔質状成形物が基材として用いられる。
また、多孔質成形物は、多孔質の目安として、比表面積が、50m2/g以上、好ましくは100〜300m2/g程度である。
本発明の改質水用固形分状触媒は、以上のような多孔質成形物からなる無機質基材の表面に、下記(a)〜(d)成分を主成分とするコーティング用組成物が塗布され、加熱硬化して得られる。
本発明に用いられるコーティング用組成物を構成する(a)成分は、一般式R1Si(OR2)3および/またはSi(OR2)4(但し、式中R1は炭素数1〜8の有機基、R2は炭素数1〜5のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基を示す)で表わされるオルガノアルコキシシランおよび/またはテトラアルコキシシラン、その加水分解物および/またはその部分縮合物の群から選ばれた少なくとも1種である。
本発明に用いられるコーティング用組成物を構成する(b)成分は、銀を3〜10重量%担持した、アルミノケイ酸塩、リン酸塩、ケイ酸塩、およびアルミニウム塩の群から選ばれた少なくとも1種の無機化合物である。
本発明において、(b)成分は、水中の溶存酸素を化学吸着して分子状酸素にかえて、(c)成分のコロイド状金および/または白金との相互作用により、飲料水を脂質も溶解する溶解力および還元力、抗菌力を有する水に改質する主力となる成分である。
このうち、シリカゲルは、一般式SiO2・nH2Oで表される化合物で、ガラス状の透明または半透明の粒子で、微細構造が粗ショウをなして、例えば1gのものが450m2 以上の大きな比表面積をもつものである。本発明においてシリカゲルとしては、耐摩耗性に優れた薄膜を形成するために、平均粒径は10μm以下が好ましい。
ケイ酸カルシウムは、針状のものが好ましい。
ここで、微粒子の平均粒径は0.5〜10μmのものが好ましく、さらに好ましくは0.5〜3μm程度のものである。0.5μm未満では、銀が埋没して、その機能が発揮され難く、また得られる組成物が増粘したりして好ましくない。一方、10μmを超えると、密着力が低下したり、表面積が小さくなりすぎたりして好ましくない。
天然ゼオライトとしては、アナルシン、チャバサイト、クリノプチロライト、エリオナイト、フォジャサイト、モルデナイトなどがあり、一方合成ゼオライトとしては、A型ゼオライト、X−型ゼオライト、Y−型ゼオライト、T−ゼオライトなどを挙げることができる。
また、縮合ケイ酸の一部をアルミニウムで置き換えたアルミノケイ酸イオンと各種の金属イオンからなる塩である、カオリナイト、ハロサイト、白雲母、モンモリロナイト、蛭石、長石、その他の天然鉱物を用いることもできる。
さらに、一般式Al2O3・xSiO2・yH2O+Al(OH)3で表されるアルミノ−シリカゲルを用いることもできる。
(b)成分における銀の担持量は、通常、微粒子状の無機化合物に対し、3〜10重量%、好ましく4〜8重量%である。3重量%未満では、本発明の上記目的が達成されず、一方10重量%を超えると、銀が溶出したりして好ましくない。
(c)成分は、(b)成分の銀との相乗効果により脂質も溶解する溶解力および抗酸化力、抗菌力を向上させるために必須の成分である。
(c)成分は、2種以上の貴金属微粒子を含んでいてもよい。また、少なくとも1種の貴金属を含む合金の微粒子、あるいは1種または2種以上の貴金属の微粒子と貴金属以外の1種または2種以上の金属の微粒子を含む混合物を用いることもできる。例えば、金および白金からなる合金などを用いてもよい。これらのうち好ましいのは白金または白金を含む合金であり、特に好ましいのは白金である。
白金および/または金からなる貴金属の微粒子としては、比表面積が大きく、表面反応性に優れたコロイド状態を形成可能な微粒子が好ましい。微粒子の粒径は特に限定されないが、20nm以下の平均粒径を有する微粒子を用いることができ、好ましくは平均粒径が10nm以下、さらに好ましくは平均粒径が6nm以下、特に好ましくは平均粒径が2〜5nm程度の微粒子を用いることができる。さらに細かな微粒子を用いることも可能である。コロイド状の白金および/または金は、いずれも微粒になるに従い活性度が向上し、本発明の固形状触媒の効果が向上する。
本発明の組成物には、上記の成分の他に、(d)水および/または親水性有機溶剤からなる分散媒を用いる。
ここで、親水性有機溶剤としては、1価アルコールまたは2価アルコールであるエチレングリコールもしくはこの誘導体が使用でき、このうち1価アルコールとしては炭素数1〜5の低級脂肪族アルコールが好ましく、具体的にはメタノール、エタノール、n−プロピルアルコール、i−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、t−ブチルアルコールなどを挙げることができ、またエチレングリコールもしくはこの誘導体としてはエチレングリコール、エチレングリコールモノブチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノエチルエーテルなどを挙げることができる。
これらの親水性有機溶剤は、好ましくはi−プロピルアルコール、n−ブチルアルコールである。これらの親水性有機溶剤は、1種でもまた2種以上を併用することもできる。
ここで、上記水や親水性有機溶剤には、上記コロイド状無機物などに含まれる水や親水性有機溶剤や、上記金属アルコキシドや金属ヒドロキシドの加水分解による縮合によって生成する水や親水性有機溶剤なども包含される。
上記(e)その他の添加剤は、本発明の目的を損なわない範囲で任意の量を添加することができる。
本発明の組成物は、高速撹拌機、ボールミル、その他の分散機により分散させ、ろ過することにより、均一な安定性の良い分散液とすることができる。
本発明の固形状触媒を製造するには、上記多孔質成形物からなる無機質基材に上記コーティング用組成物を塗布し、乾燥、硬化させ、塗膜を形成させることにより得られる。
上記コーティング用組成物の塗布は特に限定はなく、例えばスプレ−、ティッピング、垂れ流しなどの塗装手段により、無機質基材1kg当り、固形分換算で70〜140g、好ましくは80〜120gを含浸、あるいはコ−ティングなどして、乾燥膜厚で10〜30μm、好ましくは15〜25μmの膜を作り、180〜400℃、好ましくは200〜300℃で、30〜120分、好ましくは60〜90分程度加熱することにより硬化して、冷・温水に不溶の密着性、耐薬品性、耐久性、硬度にすぐれた固形状触媒が得られる。また、組成物の塗布は、乾燥後、さらに1層または複層行ってもよい。
なお、実施例中、平均粒径は、倍率1万倍の顕微鏡を用いて観察し、n=5の平均値で求めた値である。
原料として微粒子状の天然ゼオライトのみのものと、天然ゼオライトとカオリナイトを80:20重量%の割合で混合したものを、それぞれ、水で混練し、800〜900℃の加熱炉内で造粒しながら焼成し、径3〜5mmの粒状の基材を作成した。
次に、本発明に使用するコーティング用組成物を表1に示す配合処方で作製した。
*2)銀担持シリカゲルは、日板研究所製の銀シリカ4号である。
*3)コロイド状白金は、日板研究所製の白金コロイド10号である。
*4)コロイド状金は、日板研究所製の金コロイド10号である。
参考例1〜2で得られた無機系基材に表1のコ−ティング用組成物を使用して表2に示す内容の本発明の固形状触媒を作成した。なお、コーティング用組成物を無機質基材に付与するには、基材1kgをミキサータンクに入れて撹拌しながらコーティング用組成物250gをエアースプレーで3〜4回に分けて吹付ける方法を採用し、塗膜を120℃で10分乾燥後、200℃で60分、加熱処理した。なお、コーティング用組成物の塗布量は、固形分換算である。
実施例1で得られた本発明の固形状触媒を使用して安全性および耐久性を確認するために溶出試験を行なった。実施例1の固形状触媒1Aを45g、ポリビンにとり、精製水1リットルを加え、ふたをして室温で静置した。24時間後に改質水を採水し、カドミウム及びその化合物等の測定を行った。試験結果を表3に示す。
次に、実施例2で得られた固形状触媒2Bを30g、ポリビンにとり水道水1リットルを加え、ふたをして室温で静置した。24時間後に改質水を採水し溶出試験を行った。試験結果を表4に示す。
表4の結果から、本発明の固形状触媒は水に対し溶出しないことが証明された。
本発明の改質水の還元力を調べるために酸化還元電位およびpHを調べた。
実施例1で得られた固形状触媒1Aを45gずつポリビン2本にとり、横浜市内の水道水1リットルと市販のミネラル水1リットルをそれぞれに加え、ふたをして室温で静置した。16時間後にそれぞれの改質水を採水し、白金複合電極を取り付けたpH−ORP計(株式会社堀場製作所製)を使用して測定した。試験結果を表5に示す。
表5から、本発明改質水は、pHが原水と変わらずに酸化還元電位が大幅に下がり、還元力が証明された。
本発明の改質水の脂質分解・溶解力を調べるため、牛脂および大豆油を改質水中に滴下し、その状態を調べた。すなわち、実施例1の固形状触媒1Aを45gポリビンにとり、水道水1リットルを加え、ふたをして室温で静置し、改質水を作成した。この改質水を16時間後に採水し、牛脂および大豆油を滴下してその状態を観察した。なお、牛脂は滴下前に熱で溶かしたものを使用した。対照として固形状触媒を入れていない水道水を使用した。図1に示した試験品を4日間ふたをして放置した。この結果を図2に示す。
本発明の改質水の脂質分解・溶解力による浄化(脱脂)性を調べるためプラスチック板(50×50×1mmのポリエステル板)に脂質(牛脂)を塗り、乾燥後に下記の改質水1、2および対照として水道水、また完全浄化確認用としてシクロヘキサンで抽出して、その浄化力を確認した。
(試験液)
(I)改質水1:水道水1Lに実施例1の固形状触媒1Aを25g容器に入れ、16時間室温で静置した水
(II)改質水2:水道水1Lに実施例1の固形状触媒1Aを50g容器に入れ、16時間室温で静置した水
(III)水道水(横浜市内)
(IV)シクロヘキサン
(I)プラスチック板を4枚用意し、軽くサンドペ−パ−で傷をつけた後、初期重量を測定した。
(II)上記(I)のプラスチック板4枚に熱で溶かした牛脂を擦りつけて塗布し、灯火で乾燥してから重量を測定し、塗布量を求めた。
(III)改質水1および2を容器500ccを1ケずつ採水し、それぞれ35℃に温ため、これに塗布板をそれぞれ30分間浸漬した。つぎに塗布板をとり出し灯火で乾燥してから、それぞれの重量を測定した。
(IV)水道水およびシクロヘキサンも(III)と同じ方法で行ない重量を測定した。
(V)上記(I)〜(IV)の結果から牛脂の抽出量および抽出率を計算した。この結果を表6に示す。
本発明の改質水の抗菌力を調べるため実施例1の固形状触媒1Aを1L当り23g入れた水道水に大腸菌、大腸菌血清型O157、黄色ブドウ球菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、肺炎桿菌の菌液を添加し、6及び24時間保存後にその生菌数を測定した。なお対照として煮沸した水道水を使用した。この結果を表7に示す。
なお、生菌数の測定は、日本食品分析センターの測定方法に拠った。試験例7も同様である。
本発明の改質水の抗菌力が好気性細菌にのみ効果があるが嫌気性細菌に対しては効果がないことを証明するために酒母中の酵母に対する抗菌力試験を行なった。この結果を表8に示す。表8において、固形状触媒無添加の酒母を対照とした。
本発明の改質水を何らかの疾病に罹患している5人が2年以上毎日1リットル前後飲み続けた結果をつぎに示す。
(I)性別、(II)年齢(2010年8月時)、(III)改質水を飲み始めた時期(開始時)、(IV)開始時の症状、(V)開始時より6ヵ月後の症状、(VI)開始時より約1年後の症状、(VII)開始時より約2年後の症状状態を示す。
{1}(I)男、(II)51才、(III)2007年4月、(IV)糖尿病(血糖値=空腹時173mg/dl)、(V)開始時より3ヶ月後に薬の使用を中止した。6ヵ月後の血糖値(空腹時136mg/dl)、食事の内容は特に注意していない。(VI)血糖値(空腹時112mg/dl)ヘモグロビンA1Cが5.3%になった。体臭・排泄物の臭いがなくなり、快便になった。肩こりがなくなり、疲れを感じなくなった。(VII)血糖値(空腹時109mg/dl)。健康診断の結果問題はなかった。風邪を引いた時、薬を飲んだら排泄物の臭いがした。
{2}(I)女、(II)71才、(III)2008年2月 (IV)糖尿病(血糖値=空腹時181mg/dl)開始時より2ヶ月後に薬の使用を中止した。6ヵ月後の血糖値(空腹時148mg/dl)、(VI)開始時より13ヶ月後の血糖値(空腹時128mg/dl)体臭・排泄物の臭いがなくなった。(VII)血糖値(空腹時116mg/dl)ヘモグロビンA1Cが5.5%になった。
{4}(I)男、(II)42才、(III)2008年6月、(IV)本態性高血圧症で血圧が220−105で頭が重く、息切れがする。くびや肩がこるなどの症状があり、降圧剤を使用していたが改質水を飲み始めてから降圧剤の使用をやめた。(V)血圧が182−98に下がり症状が少し軽くなった。(VI)血圧が153−95に下がり体が軽くなり、くびや肩のこりが殆んどなくなった。(VII)血圧が145−88に下がった。検診の結果他に異常は無かった。
約1年後の検診の結果、がんは完全に消え他にも異常はなかった。(VII)約2年後の検診でも全く異常はなかった。
成人型糖尿病はインスリンが正常に働かなくなり、インスリンを注射しても容易に治らない。これは、脂質(脂肪酸)が末梢神経でインスリンの働きを邪魔するため、と考えられている。本発明改質水の脂質分解・溶解性効果は、試験例8で示されたように、血糖値が173mg/dlおよび181mg/dlの男・女の例で、6ヶ月を過ぎると下がり始め、1〜2年経過すると正常値に近づいてくることが実証されているが、これは2例に過ぎず、本発明触媒の開発時より血糖値の正常化効果例は20例以上の報告を受けている。
しかし、血糖値の高い状態が続いていると、例え血糖値が下がっても、AGEs(終末糖化産物)の蓄積量が増え、これが糖尿病血管合併症の発症・進展に強く関わっていることが解明されている。
そこで、糖尿病予備軍といわれる男性5人(N1−2、N1−10、N1−14、N1−17)が3カ月間、改質水を飲用した後、AGEs ReaderTM(EU圏で医療機器として使用されているもので、皮膚・皮下の血管壁に蓄積されるAGEsをAutoflourescenceとして検出し、その積分データをAGEs値として算出する。)により、AGEsを測定した。その結果を血糖値とともに表9に示す。
Claims (4)
- 微粒子状の、アルミノケイ酸塩鉱物および/またはケイ酸塩鉱物、金属酸化物、および金属水酸化物の群から選ばれた少なくとも1種を焼成して得られる多孔質状成形物からなる無機質基材の表面を、下記(a)〜(d)を主成分とするコーティング用組成物を塗布し、加熱硬化して得られる改質水用固形状触媒。
(a)一般式R1Si(OR2)3および/またはSi(OR2)4(但し、式中R1は炭素数1〜8の有機基、R2は炭素数1〜5のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基を示す)で表わされるオルガノアルコキシシランおよび/またはテトラアルコキシシラン、その加水分解物および/またはその部分縮合物の群から選ばれた少なくとも1種を、固形分換算で10〜18重量%、
(b)銀を3〜10重量%担持した、アルミノケイ酸塩、リン酸塩、ケイ酸塩、およびアルミニウム塩の群から選ばれた少なくとも1種の無機化合物を15〜25重量%、
(c)コロイド状の白金および/または金からなるコロイド状貴金属を金属換算で0.003〜0.03重量%、
(d)水および/または親水性有機溶剤からなる分散媒(ただし、(a)+(b)+(c)+(d)=100重量%) - 無機質基材の表面に、コーティング用組成物が固形分換算で、32〜42重量%付与されている、請求項1記載の改質水用固形状触媒。
- 水道水または天然水に、請求項1または2記載の改質水用固形状触媒を常温にて8時間以上浸漬することを特徴とする、改質水の製造方法。
- 請求項3記載の改質水の製造方法によって得られる改質水。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011005552A JP5744531B2 (ja) | 2011-01-14 | 2011-01-14 | 改質水用固形状触媒、改質水の製造方法、および改質水 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011005552A JP5744531B2 (ja) | 2011-01-14 | 2011-01-14 | 改質水用固形状触媒、改質水の製造方法、および改質水 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012143730A true JP2012143730A (ja) | 2012-08-02 |
JP5744531B2 JP5744531B2 (ja) | 2015-07-08 |
Family
ID=46787864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011005552A Active JP5744531B2 (ja) | 2011-01-14 | 2011-01-14 | 改質水用固形状触媒、改質水の製造方法、および改質水 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5744531B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015048348A (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-16 | 市川 好男 | 制癌剤 |
WO2017082201A1 (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-18 | 大阪ガスケミカル株式会社 | 微生物防除剤及び殺ダニ組成物 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61234987A (ja) * | 1985-04-09 | 1986-10-20 | Hinoki:Kk | ミネラルウオ−タ調製材 |
JPH06279783A (ja) * | 1993-03-29 | 1994-10-04 | Nichiban Kenkyusho:Kk | 洗濯用固形状触媒 |
JPH07828A (ja) * | 1993-04-12 | 1995-01-06 | Nichiban Kenkyusho:Kk | 炭化水素類の改質用触媒 |
JPH0747282A (ja) * | 1993-06-04 | 1995-02-21 | Nichiban Kenkyusho:Kk | 脂質分解性水の製造用触媒 |
JP2003136054A (ja) * | 2001-10-31 | 2003-05-13 | Nippan Kenkyujo Co Ltd | 浄水器用部品、その製造方法、および浄水器 |
JP2008214540A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Yoshio Ichikawa | エンジンオイル改質用組成物、エンジン排気ガス浄化用オイルタンク、およびエンジン排気ガスの浄化方法 |
JP2010121000A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Yoshio Ichikawa | 燃料油改質添加剤および燃料油改質方法 |
-
2011
- 2011-01-14 JP JP2011005552A patent/JP5744531B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61234987A (ja) * | 1985-04-09 | 1986-10-20 | Hinoki:Kk | ミネラルウオ−タ調製材 |
JPH06279783A (ja) * | 1993-03-29 | 1994-10-04 | Nichiban Kenkyusho:Kk | 洗濯用固形状触媒 |
JPH07828A (ja) * | 1993-04-12 | 1995-01-06 | Nichiban Kenkyusho:Kk | 炭化水素類の改質用触媒 |
JPH0747282A (ja) * | 1993-06-04 | 1995-02-21 | Nichiban Kenkyusho:Kk | 脂質分解性水の製造用触媒 |
JP2003136054A (ja) * | 2001-10-31 | 2003-05-13 | Nippan Kenkyujo Co Ltd | 浄水器用部品、その製造方法、および浄水器 |
JP2008214540A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Yoshio Ichikawa | エンジンオイル改質用組成物、エンジン排気ガス浄化用オイルタンク、およびエンジン排気ガスの浄化方法 |
JP2010121000A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Yoshio Ichikawa | 燃料油改質添加剤および燃料油改質方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015048348A (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-16 | 市川 好男 | 制癌剤 |
WO2017082201A1 (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-18 | 大阪ガスケミカル株式会社 | 微生物防除剤及び殺ダニ組成物 |
JPWO2017082201A1 (ja) * | 2015-11-09 | 2018-01-11 | 大阪ガスケミカル株式会社 | 微生物防除剤及び殺ダニ組成物 |
JP2018087201A (ja) * | 2015-11-09 | 2018-06-07 | 大阪ガスケミカル株式会社 | 微生物防除剤 |
CN108289454A (zh) * | 2015-11-09 | 2018-07-17 | 大阪燃气化学株式会社 | 微生物防除剂及杀螨组合物 |
CN108289454B (zh) * | 2015-11-09 | 2021-11-09 | 大阪燃气化学株式会社 | 微生物防除剂及杀螨组合物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5744531B2 (ja) | 2015-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Fiorilli et al. | The incorporation of strontium to improve bone-regeneration ability of mesoporous bioactive glasses | |
US11590251B2 (en) | Deodorizing/antibacterial/antifungal agent, method of preparation thereof, and member having deodorizing/antibacterial/antifungal agent on surface | |
JP4855477B2 (ja) | 遮熱性塗材 | |
Wiens et al. | The role of biosilica in the osteoprotegerin/RANKL ratio in human osteoblast-like cells | |
EP1736516A1 (en) | Antifouling coating composition | |
JP2014527963A (ja) | 抗菌性複合材料 | |
El Nahrawy et al. | Modern template design and biological evaluation of cephradine-loaded magnesium calcium silicate nanocomposites as an inhibitor for nosocomial bacteria in biomedical applications | |
CN107033650B (zh) | 一种防污抑菌复合涂料的制备方法 | |
JP5354852B2 (ja) | 消臭抗菌性組成物 | |
JP5744531B2 (ja) | 改質水用固形状触媒、改質水の製造方法、および改質水 | |
JP4846088B2 (ja) | 酸化チタン含有光触媒塗布液およびその製造方法ならびに酸化チタン光触媒構造体 | |
CN109789396A (zh) | 可见光响应型光催化氧化钛微粒混合物、其分散液、分散液的制造方法、光催化剂薄膜和在表面具有光催化剂薄膜的构件 | |
JP2012529133A5 (ja) | ||
CN1668376A (zh) | 含有光触媒磷灰石的膜、其形成方法、涂布液和具有用含有光触媒磷灰石的膜被覆的部位的电子设备 | |
JPH08239577A (ja) | 抗菌性シリコーンゴム組成物 | |
TW201809153A (zh) | 一種抗菌複合材料及其製備方法 | |
TW200846009A (en) | Suspended type eye drop comprising fluorometholone | |
JP4100410B2 (ja) | 防汚塗料組成物 | |
JP2000169717A (ja) | 抗菌性ワックス及びその製造方法 | |
TWI291902B (ja) | ||
JP2006083383A (ja) | 防汚塗料組成物 | |
JPH01178563A (ja) | 抗菌性コーティング用組成物および抗菌性布帛 | |
JP2011105580A (ja) | Zr−O系粒子を分散質とするゾル及びその製造方法 | |
JP2745198B2 (ja) | 炭化水素類の改質用触媒 | |
JP2008214540A (ja) | エンジンオイル改質用組成物、エンジン排気ガス浄化用オイルタンク、およびエンジン排気ガスの浄化方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130904 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140820 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140926 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150114 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150303 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20150303 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20150326 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150428 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150430 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5744531 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |