JP2015048348A - 制癌剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】ごく微量の陰イオン化した銀およびナノサイズ化した白金を含有し、99.9%以上が水である制癌剤であって、この制癌剤を飲料水感覚で1日に0.8〜1.6リットル飲み続けることにより、正常細胞にはまったく作用せずに、対象となる部位の癌細胞および転移した癌細胞や発見されていない小さな癌細胞までのすべての癌細胞のみに反応し、その浸潤・増殖を抑えて消滅させることができる制癌剤を提供する。
【解決手段】(a)水1リットルに対し、(b)チオ硫酸銀イオンを銀換算で2.08〜12.48mgと、(c)コロイド状の白金を白金換算で0.006〜0.036mgを添加・混合してなる、制癌剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、制癌剤に関する。本発明は、さらに詳細には、ごく微量の陰イオン化した銀とナノサイズ化した白金を含有する、99.9%以上が水である制癌剤であって、この制癌剤を1日に0.8〜1.6リットル飲料水感覚で毎日経口により投与すると、この制癌剤が全身を循環して体内に生じたあらゆる癌細胞のみに作用して、その浸潤ならびに増殖を抑えて消滅させることができ、しかも当該制癌剤は正常細胞にはまったく作用せずに体内の酸化を抑え、過酸化脂質を分解し、好気性細菌および有膜性ウイルスを不活性化して副作用を生じさせることなく、癌を治癒することができる制癌剤に関する。
従来から、癌治療法としては、外科手術、放射線照射、化学療法(抗癌剤)、免疫治療、およびこれらの複合治療法などがある。しかしながら、いずれの方法も、対象となる部位の癌細胞に対する治療法であり、転移した癌細胞や発見できない小さな癌細胞までを治療消滅させることはできず、またいずれの方法も、副作用を抑えることは困難である。
これは、癌を起こすも殺すも、活性酸素といわれるように、いずれの治療法もほとんど活性酸素が関与するからであり、手術後の薬物代謝およびストレスが活性酸素を生じさせ、放射線治療は活性酸素によるものであり、化学療法も活性酸素の力によるものが大部分であり、免疫療法も活性酸素の効果に左右されるものといえる。このように、現在、副作用を生じさせることなく、癌細胞を治療消滅させる方法は見当たらない。
ところで、本発明者は、先に銀および白金を含む改水用固形触媒(不溶出型)を提案した(特許文献1)。この固形触媒を用いて水道水を改質した水を用い、下記のように、マウスにヒト前立腺癌細胞を注入後、飲料水として投与し、90日間の試験を行った結果を参考に本発明の制癌剤を開発するにいたったものである。
なお、この改質触媒を用いた精製水の24時間浸漬後の溶出試験を厚生労働省告示26号に従い行ったが、溶出する成分はなかった。
ここで、実験に用いた改質水の調製は、次のとおりである。
すなわち、焼成ゼオライトに加工剤(銀担持合成ゼオライト、コロイド状白金および酸化アルミニウム、ケイ素化合物からなるもの)をコートして、加熱硬化した粒状の触媒(改質水1Lに当該触媒を45g浸漬し、24時間後に測定した溶出試験において検出せず)を、水道水、あるいはミネラル水に8時間以上浸漬して作成したものである。
<マウスによる生体実験の結果>
マウス10匹ずつを3群に分け、1群は癌細胞を注入する6日前から上記改質水を投与し、癌細胞注入後も実験終了まで投与し続けた。2群は、癌細胞注入後から実験終了まで投与、3群はコントロール群として、通常の水道水を投与した。その結果は、次のとおり
である。

特開2012−143730号公報
本発明は、従来技術の課題を背景になされたもので、銀イオンおよび白金を含む改水用固形触媒(不溶出型)により水道水を改質した水を用いると、マウスに注入されたヒト前立腺癌細胞が消滅することを見出し、本発明に到達したものである。
本発明は、(a)水1リットルに対し、(b)チオ硫酸銀イオンを40〜240mg(銀換算で2.08〜12.48mg)と、(c)コロイド状の白金を50〜300mg(白金換算で0.006〜0.036mg)を添加・混合してなる、制癌剤に関する。
ここで、(a)水は、水道水、ミネラル水、精製水、およびその他の飲料水から選ばれた少なくとも1種である。
また、(b)成分のチオ硫酸銀イオンは、式[Ag(S3−および/または式[Ag(S10−で表される。
本発明の制癌剤は、ごく微量の陰イオン化した銀およびナノサイズ化した白金を含有し、99.9%以上が水であり、この制癌剤を飲料水感覚で1日に0.8〜1.6リットル飲み続けることにより、正常細胞にはまったく作用せずに、対象となる部位の癌細胞および転移した癌細胞や発見されていない小さな癌細胞までのすべての癌細胞のみに反応し、その浸潤・増殖を抑えて消滅させることができ、しかも治療期間中、さらにその後も副作用が生じることなく、癌を治癒することができる。
また、本発明によれば、抗酸化作用(還元性)、脂質分解性、抗菌性(好気性菌のみ)、抗ウイルス性、および可溶性電極による静電気特性などの性状を有する制癌剤が、全身を循環するため、制癌作用のほか、血管をはじめ各器官が浄化され、体内の酸化防止ができ、腸内細菌のバランスが良好になり、健康体を取り戻すことができる。
実施例4の実験1(MCF7を用いた細胞増殖抑制実験)の結果で、各制癌剤の6日目における細胞増殖率を示すグラフである。 実施例4の実験1(A549細胞を用いた細胞増殖抑制実験)の結果で、各制癌剤の6日目における細胞増殖率を示すグラフである。 実施例4の実験2(MCF7を用いた細胞増殖抑制実験)の結果で、各制癌剤の6日目における細胞増殖率を示すグラフである。 実施例4の実験2(A549細胞を用いた細胞増殖抑制実験)の結果で、各制癌剤の6日目における細胞増殖率を示すグラフである。
本発明は、(a)水1リットルに対し、(b)チオ硫酸銀イオンを銀換算で2.08〜12.48mgと、(c)コロイド状の白金を白金換算で0.006〜0.036mgを添加・混合してなる、制癌剤に関する。
以下、本発明の制癌剤を構成する各成分ごとに説明する。
(a)水
本発明に用いられる(a)水は、水道水、ミネラル水、精製水、その他の飲料水などから選ばれた少なくとも1種である。また、(a)水には、本発明の制癌剤を構成する(b)成分や(c)成分に含まれる水も包含し、(a)成分である水を合計すると、本発明の制癌剤に占める(a)水の割合は、99.9%以上となる。
(b)チオ硫酸銀イオン
(b)チオ硫酸銀中のチオ硫酸銀イオンは、本発明の制癌剤において、次のような性能を有するために使用される。
(1)癌細胞のみに作用して、その浸潤、増殖を抑えることができ、正常細胞にはまったく作用せず、また銀を陰イオン化したため、沈着・蓄積することがなく、さらに塩分とも反応せず、毎日経口より投与することができる。
(2)抗酸化性(還元性)の水溶液で活性酸素を消去する。
(3)浸透力、溶解力の高い水溶液になり、脂質を分解し溶解する。
(4)好気性細菌のみに作用し不活化するが、嫌気性細菌には反応しないため当該嫌気性細菌は増殖する。
(5)有膜性ウイルスを不活化する。
(a)チオ硫酸銀イオンは、次の(1)〜(3)いずれかの方法で作成されるが、これらに限定されるものではない。
(1)硝酸銀の溶液にチオ硫酸ソーダの水溶液を加えると白色の沈殿ができる。上澄み液を除去し、洗浄したのち、さらにチオ硫酸ソーダ水溶液を加えていくと沈殿が溶けてチオ硫酸銀イオンの溶液ができる。
(2)硝酸銀の溶液に苛性ソーダの水溶液を加えると黒褐色の酸化銀の沈殿ができる。この上澄液を除去し、充分に洗浄したのち、チオ硫酸ソーダ水溶液を加え、沈殿を溶かすと淡黄色の透明なチオ硫酸銀イオンの水溶液ができる。
(3)酢酸銀(CHCOOAg)の水溶液に亜硫酸ソーダ水溶液、チオ硫酸ソーダ水溶液を順次加えて溶解させると、チオ硫酸銀イオンの水溶液ができる。
(b)成分におけるチオ硫酸銀イオンは、式[Ag(S3−および/または式[Ag(S10−で表されることが好ましい。
上記の方法でチオ硫酸イオンS 2−の濃度が低いときは[Ag(S3−に、チオ硫酸イオンS 2−の濃度が高いときは[Ag(S10−になる。
(b)チオ硫酸銀イオンは、(a)水1リットルに対し、銀換算で2.08〜12.48mg)、好ましくは銀換算で2.12〜9.36mgであり、2.08mg未満では癌細胞の浸潤、増殖を抑える力が不足し、一方12.48mgを超えても、制癌効果が変わらないため経済的ではない。
(c)水性コロイド状白金
(c)水性コロイド状白金は、白金の平均一次粒子径が5nm以下で、水中に分散し安定している。本発明において、(c)水性コロイド状白金は、(b)成分との併用で効果が増し、あらゆる部位の癌細胞の浸潤、増殖を抑えて消滅させる作用が増大するものと考えられる。
本発明に用いられる(c)水性コロイド状白金は、超微粒子状白金であり、自体積の数百倍の水素および酸素を吸蔵することができ、これが原子状になっていて非常に活性に富み、還元および酸化の触媒として働き、また(b)成分の銀イオンとの電位差による静電気効果も考えられる。
(c)水性コロイド状白金は、例えば次のような方法により作成されるが、この方法に限定されるものではない。
(1)塩化白金酸「H[PtCl]・6HO」 1gを純水で希釈して377gを作成する。この液は、白金として0.1%含有する塩化白金酸水溶液である。
(2)クエン酸ナトリウムの1%水溶液を作成する。
(3)純水500gを煮沸して、水中の溶存酸素を取り除いたのち、(1)の塩化白金水溶液100gを加え、再び煮沸させ、これに(2)のクエン酸ナトリウム1%水溶液200gを加えて煮沸を続けると、液は徐々に淡黄色→褐色→黒色となり、約2時間後に色の変化がなくなり、白金が約0.012%の水性コロイド状白金ができ、これを10分の1に濃縮すると、白金が約0.12%の水性コロイド状白金ができる。
本発明において、(c)水性コロイド状白金は、(a)水1リットルに対し、白金換算で0.006〜0.036g、好ましくは白金換算で0.01〜0.03mgであり、0.006mg未満では(b)成分との併用で癌細胞の浸潤・増殖を抑える効果が不足し、一方0.036mgを超えても効果が変わらないと考えられる。
なお、本発明の制癌剤には、上記(a)〜(c)成分のほか、必要に応じて水性コロイド状金などを含むこともできる。
本発明の制癌剤の調製方法としては、(a)成分に(b)〜(c)成分を加えて、攪拌・混合する。また、必要に応じてこれにさらに(a)水を加えて攪拌・混合する。
本発明の制癌剤は、(a)水は、(b)成分および(c)成分の添加により、(a)水が改質されて制癌剤水になるものといえる。このため、本発明の制癌剤水を、一日に0.8〜1.6リットル飲用して全身を循環させることが必要であり、通常の飲料水感覚で毎日飲用することができる。
この改質された水は、抗酸化性(還元性)、脂質分解性、抗菌性(好気性菌のみ)、抗ウイルス性(有膜のみ)、および可溶電極による静電気性などの性状を有する制癌剤となり、正常細胞には作用せず、固定しない根無し草のような癌細胞および治療後に副作用が生じることがなく、きわめて安全性の高い制癌剤となり、さらに各器官を浄化し、酸化を抑え、腸内細菌のバランスを良好にして健康体を取り戻す飲料水になると考えられる。
以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、特許請求の範囲を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
参考例1(制癌剤の作成)
<制癌剤(1)>
水道水1リットルに、下記(b)成分70mg(銀換算で約3.6mg)と、下記(c)成分を80mg(白金換算で約00096mg)を添加して、制癌剤(1)を調製した。
なお、(b)成分、(c)成分の調製は次のようにして実施した。
<(b)成分の調製>
硝酸銀溶解水に5%苛性ソーダ液を加え、褐色の沈殿をつくり、上澄み水を除去し、純水で3回洗浄したのち、無水チオ硫酸ソーダを添加、純水を加えて調整し、銀約5.2%のチオ硫酸銀溶液を作成し、さらに水を加えて銀分を調整した。
<(c)成分の調製>
塩化白金酸水溶液に、溶存酸素を除去した純水に溶解させたクエン酸ナトリウム1%溶液加えて煮沸し、白金約0.012%の白金コロイドを作成し、濃縮して白金分を調整した。
<制癌剤(2)>
水道水1リットルに、上記(b)成分160mg(銀換算で約8.32mg)と、上記(c)成分を150mg(白金換算で約0.018mg)を添加して、制癌剤(2)を調製した。
実施例1
参考例1で得られた制癌剤(1)および(2)を用いて、酸化還元電位を測定した。対照として、水道水および市販のミネラル水を使用した。結果を表1に示す。
表1から、本発明の制癌剤は、pHが原水と変わらず、酸化還元電位が大幅に下がり、還元力が証明された。
実施例2
本発明の制癌剤の抗菌性を調べるため、上記制癌剤(1)を用いて、好気性細菌の大腸菌血清型O−157およびメチシリル耐性黄色ブドウ球菌、ならびに嫌気性細菌の酵母菌の菌液を添加し、6時間および24時間保存後にその生菌数を測定した。
なお、対照として、煮沸した水道水を使用した。結果を表4に示す。
表4の結果、本発明の制癌剤は、好気性細菌に対して強い抗菌性を示し、嫌気性細菌に対しては、逆に増殖性を示している。
実施例3
本発明の制癌剤の脂質溶解性を調べるため、牛脂と菜種油を用意し、制癌剤(1)、(2)を用いて、次のような試験を行った。
(1)制癌剤(1)を透明容器に200cc取り、これに牛脂を熱で溶解したものを2g添加し、軽く撹拌して混ぜ合わせ、24時間、目視で観察した。最初、制癌剤に浮いていた牛脂が時間が経過すると、徐々に乳白色になり、乳化されたような状態になった。これを24時間後に別の容器に移し、元の容器の内面を調べた結果、牛脂の付着はほとんど見られなかった。
(2)制癌剤(2)を同じく、透明容器に200cc取り、これに菜種油を180℃で2時間加熱し、酸化の進んだ菜種油を2g添加し、軽く撹拌して混ぜ合わせ、36時間、目視で観察した。これを36時間後に別の容器に移し、元の容器に40℃のぬるま湯を入れて観察した結果、油の浮き膜は見られなかった。
以上の結果から、脂質が制癌剤により徐々に分解、溶解して各器官に付着・堆積しないものと考えられる。
実施例4
本発明の制癌剤の乳癌細胞MCF−7と肺癌細胞A549の増殖抑制作用を調べた。
まず、制癌剤を細胞培地で15倍に希釈するため、あらかじめ下記のように、試験用制癌剤で15倍濃度にした制癌剤を、実験1、実験2、それぞれ、5種作成した。
<実験1>
試験前日に、乳癌細胞MCF7 (2,000 cells/well)と肺癌細胞A549 (500
cells/well)を、それぞれ、96well plateに播種した。
実験当日に、制癌剤濃縮液を細胞培地で15倍に希釈し、個々のwellに150μl加えた。陽性コントロールとして、1ng/ml、TGF-βを陰性コントロールとして、ミリQ水を用いた。その後、6日間、細胞培養を行った。細胞培養終了後、MTT法により、570nmと620nmの吸光度を測定することで、細胞の生存率を測定した。コントロールとして、0日目の細胞数もMTT法により測定した。個々の濃度で3回測定し、図1〜2にその平均±SDで表示した。
ここで、表5に、実験1における15倍希釈後の制癌剤試験名および成分量/Lを示す。
なお、それぞれの制癌剤試験名[サンプル番号(2)〜(6)]は、次のようにして調製した。
(2)銀換算で約78mgのチオ硫酸銀イオンおよび白金換算で約0,36mgのコロイド状白金を水で15倍に希釈し、銀換算で約5.2mgおよび白金換算で約0.024mgの液を調製した。
(3)銀換算で約15.6mgのチオ硫酸銀イオンおよび白金換算で約0,072mgのコロイド状白金を水で15倍に希釈し、銀換算で約1.04mgおよび白金換算で約0.0048mgの液を調製した。
(4)銀換算で約3.12mgのチオ硫酸銀イオンおよび白金換算で約0,0144mgのコロイド状白金を水で15倍に希釈し、銀換算で約0.21mgおよび白金換算で約0.0144mgの液を調製した。
(5)銀換算で約0.62mgのチオ硫酸銀イオンおよび白金換算で約0,028mgのコロイド状白金を水で15倍に希釈し、銀換算で約0.042mgおよび白金換算で約0.0002mgの液を調製した。
(6)銀換算で約0.012mgのチオ硫酸銀イオンおよび白金換算で約0.00056mgのコロイド状白金を水で15倍に希釈し、銀換算で約0.008mgおよび白金換算で約0.00004mgの液を調製した。





<実験1の結果>
濃縮制癌剤を15倍希釈した制癌剤5.2mg/Lの場合、細胞増殖抑制がNCF7ならびにA549細胞で認められた。A549細胞では、濃縮制癌剤を15倍に希釈した制癌剤1.04mg/Lの場合も、細胞増殖抑制効果が観察された。他の用量では、細胞増殖抑制効果が認められなかった。一方、MCF7では、15倍希釈した制癌剤5.2mg/L以外は、まったく細胞増殖抑制効果が観察されなかった(図1〜2)。
<実験2>
試験前日に、乳癌細胞MCF7 (2,000 cells/well)と肺癌細胞A549 (500
cells/well)を、それぞれ、96well plateに播種した。
実験当日に、制癌剤濃縮液を細胞培地で15倍に希釈し、個々のwellに150μl加えた。陽性コントロールとして、1ng/mL、TGF-βを陰性コントロールとして、ミリQ水を用いた。その後、6日間、細胞培養を行った。細胞培養終了後、MTT法により、570nmと620nmの吸光度を測定することで、細胞の生存率を測定した。コントロールとして、0日目の細胞数もMTT法により測定した。個々の濃度で3回測定し、図3〜4にその平均±SDで表示した。また、表6に、15倍希釈後の制癌剤試験名および成分量/Lを示す。
なお、それぞれの制癌剤試験名[サンプル番号(2)〜(6)]は、次のようにして調製した。
(2)銀換算で約52mgのチオ硫酸銀イオンおよび白金換算で約0,54mgのコロイド状白金を水で15倍に希釈し、銀換算で約3.47mgおよび白金換算で約0.036mgの液を調製した。
(3)銀換算で約10.4mgのチオ硫酸銀イオンおよび白金換算で約0,036mgのコロイド状白金を水で15倍に希釈し、銀換算で約0.69mgおよび白金換算で約0.0064mgの液を調製した。
(4)銀換算で約2.08mgのチオ硫酸銀イオンおよび白金換算で約0,018mgのコロイド状白金を水で15倍に希釈し、銀換算で約0.44mgおよび白金換算で約0.0012mgの液を調製した。
(5)銀換算で約0.41mgのチオ硫酸銀イオンおよび白金換算で約0,0036mgのコロイド状白金を水で15倍に希釈し、銀換算で約0.03mgおよび白金換算で約0.00024mgの液を調製した。
(6)銀換算で約0.82mgのチオ硫酸銀イオンおよび白金換算で約0.00072mgのコロイド状白金を水で15倍に希釈し、銀換算で約0.006mgおよび白金換算で約0.000048mgの液を調製した。


<実験2の結果>
MCF7およびA549細胞ともに、制癌剤3.47mg/Lのみで、細胞増殖抑制効果が認められた。しかしながら、低濃度の制癌剤では、細胞増殖抑制は観察できなかった。
<考察>
実験1および実験2の結果より、制癌剤5.2mg/Lおよび制癌剤3.47mg/Lでは、乳癌細胞および肺癌細胞において、細胞増殖抑制作用を有していることがわかる。
実施例5(本発明の制癌剤の毒性試験)
水道水1Lに、(b)成分を360mg(銀換算で約18.7mg)、(c)成分を750mg(白金換算で約0.09mg)添加・混合した濃度の高い制癌剤のマウスにおける単回経口投与毒性試験を行った。
なお、(b)成分、(c)成分の調製は次のようにして実施した。
<(b)成分の調製>
硝酸銀溶解水に5%苛性ソーダ液を加え、褐色の沈殿をつくり、上澄み水を除去し、純水で3回洗浄したのち、無水チオ硫酸ソーダを添加、純水を加えて調整し、12gチオ硫酸銀溶液(銀換算で約620mg)を調製した。
<(c)成分の調製>
塩化白金酸水溶液に、溶存酸素を除去した純水に溶解させたクエン酸ナトリウム1%水溶液加えて煮沸し、500gのコロイド状白金(白金換算で約0.09mg)を調製した。
試験に用いたマウスの数は、雌・雄各6匹で、投与時(4時間絶食後)の体重は雄27.0〜29.4g、雌25.0〜25.7gであった。
濃制癌剤2,000mg/kgの1用量を雌、雄マウスに単回経口投与し、14日間にわたり観察した。
その結果、雌・雄とも死亡例は認められず、一般状態にも異常は認められなかった。体重についても、雌・雄ともに順調な増加を示した。また、観察終了後、部検を行い、外部所見、胸腔内および腹腔内臓についても、肉眼的に観察したが、異常所見は認められなかった。
以上の結果より、本発明の制癌剤のLD50値は、雌・雄マウス、いずれも2,000mg/kg以上と判定された。
観察期間中の体重変化を表7に示す。


本発明によれば、ごく微量の陰イオン化した銀とナノサイズ化した白金を含有し、99.9%以上が水である制癌剤であり、これを1日に0.8〜1.6リットル飲料水感覚で毎日経口により投与すると、この制癌剤が全身を循環して体内に生じたあらゆる癌細胞のみに作用して、その浸潤ならびに増殖を抑えて消滅させることができ、しかも当該制癌剤は正常細胞にはまったく作用せずに体内の酸化を抑え、過酸化脂質を分解し、好気性細菌および有膜性ウイルスを不活性化して副作用を生じさせることなく治癒することができ、制癌剤として有用であるほか、血管をはじめ各器官が浄化され、体内の酸化防止ができ、腸内細菌のバランスが良好になり、健康体を取り戻すことができるから、健康水としても利用することができる。

Claims (3)

  1. (a)水1リットルに対し、(b)チオ硫酸銀イオンを銀換算で2.08〜12.48mgと、(c)コロイド状の白金を白金換算で0.006〜0.036mgを添加・混合してなる、制癌剤。
  2. (a)水が、水道水、ミネラル水、精製水、およびその他の飲料水から選ばれた少なくとも1種である、請求項1に記載の制癌剤。
  3. (b)成分のチオ硫酸銀イオンが、式[Ag(S3−および/または式[Ag(S10−で表される請求項1または2に記載の制癌剤。
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