JP2012142550A - 積層型電力分配器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡便な構成且つ小型化が容易で高周波電力の3分配が可能な電子部品を提供する。
【解決手段】積層体100に2つの変成器を内包する。第1変成器の一次側:二次側のインダクタンス比を4:1とし、第2変成器の一次側:二次側のインダクタンス比は1:1とする。入力ポート201を2分岐させて第1変成器の一次側及び二次側に互いに逆位相となるように入力し、一方の出力を第1出力ポート211から出力する。第1変成器の他方の出力を2分岐させて第2変成器の一次側及び二次側に互いに逆位相となるように入力し、一方の出力を第2出力ポート212から出力するとともに他方の出力を第3出力ポート213から出力する。
【選択図】図4

Description

本発明は、一部品で高周波電力を複数に分配する電子部品に関する。
従来技術における高周波電力の分配回路としては例えば特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載のものは2分配回路でありコモンモードチョークコイルを用いた分配回路である。このコモンモードチョークコイルは積層構造となっており、第1コイル導体が形成された絶縁体層と第2コイル導体が形成された絶縁体層とを積層するとともに、さらに該積層体を一対の磁性体基板で挟み込んだ構成となっている。
特開2010−118367号公報
しかしながら特許文献1に記載の分配回路は分配数が2であり、分配数を3にする場合には複数のコモンモードチョークコイルや抵抗器などを組み合わせる必要があり実装面積が大きくなるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡便な構成且つ小型化が容易で高周波電力の3分配が可能な電子部品を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、複数の絶縁体層が積層された積層体と該積層体の外面に形成された1つの入力ポート及び3つ出力ポートを備えた積層型電力分配器であって、積層体には第1変成器及び第2変成器が内包され、第1変成器及び第2変成器をそれぞれ一次側コイルと二次側コイルとが積層体の異なる層において絶縁体層を挟んで互いに重なり合うように形成し、入力ポートを2分岐させて一方を第1変成器の一次側コイルの一端に接続するとともに他方を第1変成器の二次側コイルの一端に一次側と逆位相となるように接続し、第1変成器の一次側コイルの他端を第1出力ポートに接続し、第1変成器の二次側コイルの他端を2分岐させて一方を第2変成器の一次側コイルの一端に接続するとともに他方を第2変成器の二次側コイルの一端に一次側と逆位相となるように接続し、第2変成器の一次側コイル他端を第2出力ポートに接続し、第2変成器の二次側他端を第3出力ポートに接続することを特徴とする。そして、本願発明では、第1変成器の一次側コイルと二次側コイルとのインダクタンス比は4:1であり且つ第2変成器の一次側コイルと二次側コイルとのインダクタンス比は1:1であることを特徴とする。
本発明では、入力ポートから入力された高周波電力は第1変成器の一次側の一端及び二次側の一端に互いに逆位相となるように入力される。ここで第1変成器の一次側コイルと二次側コイルとのインダクタンス比が4:1であるので第1変成器の一次側の他端、すなわち第1出力ポートからは入力電力の1/3が出力される。一方、第1変成器の二次側コイルの他端からは入力電力の2/3が出力される。そして、第1変成器の二次側コイルの他端から出力された高周波電力は第2変成器の一次側の一端及び二次側の一端に互いに逆位相となるように入力される。ここで第2変成器の一次側コイルと二次側コイルとのインダクタンス比が1:1であるので第2変成器の一次側の他端、すなわち第2出力ポートからは第2変成器への入力電力の1/2、したがって入力ポートへの入力電力の1/3が出力される。同様に、第2変成器の二次側コイルの他端、すなわち第3出力ポートからは第2変成器への入力電力の1/2、したがって入力ポートへの入力電力の1/3が出力される。このように本発明によれば簡易な構造で高周波電力を一部品で3分配することができる。したがって、実装容易性など利便性が高いものとなるとともに小型化を図ることができる。
上記のようなインダクタンス比を決定するには、コイルの内側面積や巻数により制御すれば良い。したがって、本発明の好適な態様の一例としては、第1変成器の一次側コイルの内側面積と二次側コイルの内側面積の面積比は4:1であり且つ第2変成器の一次側コイルの内側面積と二次側コイルの内側面積との面積比は1:1であることを特徴とするものが挙げられる。また、他の例としては、第1変成器の一次側コイルと二次側コイルとの巻数比は2:1であり且つ第2変成器の一次側コイルと二次側コイルとの巻数比は1:1であることを特徴とするものが挙げられる。
なお、上記において第1変成器の一次側コイルと二次側コイルとのインダクタンス比は4:1としたが、出力信号が所定の公差(例えば±10%)で3分割されていればよく、内部導体の配線長さやビアパッドなど現実的な実装を考慮するとこの値は設計事項の範囲内或いは誤差の範囲内で実質的に4:1となる場合を含むものである。このような厳密性については第2変成器の一次側コイルと二次側コイルとのインダクタンス比についても同様である。また、上記コイルの内側面積の面積比についての厳密性についても、前記インダクタンス比の厳密性と同様である。
また、上記において第1変成器の一次側コイルと二次側コイルとの巻数比は2:1としたが、内部導体の配線長さなど現実的な実装を考慮するとこの値は設計事項の範囲内或いは誤差の範囲内で実質的に2:1となる場合を含むものである。例えば、コイル導体は取り回しの関係で正確に2:1でない場合、具体的には2.1:1や1.9:1の場合も本願発明に含まれるものである。さらに具体的には、各コイル導体は取り回しの関係で巻き数2.5とか、半周分余分が出る可能性があるので、2.5:1.5=1.67:1や、3.5:1.5=2.33:1という場合が考えられるが、これらも本願発明の趣旨に鑑みると本願発明の範囲に含まれるものである。けだし、半周分余分となったコイル導体の一部分はあくまで取り回しのための導体であって、本来のコイル導体とは別物、すなわち接続導体であると考えられるからである。また、このような厳密性については第2変成器の一次側コイルと二次側コイルとの巻数比についても同様である。
本発明の好適な態様の一例としては、入力ポートは積層体側面において積層方向に延びるように形成されており、第1変成器の一次側コイルの一端は該一次側コイルと同じ層上に形成された接続導体により入力ポートと接続するとともに、第1変成器の二次側コイルの一端は該二次側コイルと同じ層上に形成された接続導体により入力ポートと接続することを特徴とするものが挙げられる。これにより入力ポートが入力電力の分岐機能を兼ねているので積層体の構造が簡便なものとなり製造も容易となる。
また当該構成においてさらに、積層体側面には積層方向に延びるように層間接続端子が形成されており、第1変成器の二次側コイルの他端は該二次側コイルと同じ層上に形成された接続導体により層間接続端子と接続し、第2変成器の一次側コイルの一端は該一次側コイルと同じ層上に形成された接続導体により層間接続端子と接続するとともに、第2変成器の二次側コイルの一端は該二次側コイルと同じ層上に形成された接続導体により層間接続端子と接続することを特徴とするものを提案する。このような構成により層間接続端子が第1変成器から第2変成器へ分岐を行うので積層体が簡便なものとなり製造も容易となる。
なお、このような積層型電力分配器は以下に述べる構成で換言することができる。すなわち、本願発明は、複数の絶縁体層が積層されて形成された略直方体の積層体と、前記積層体に埋設された内部導体と、前記積層体の側面に形成され且つ前記内部導体と電気的に接続されている入力ポートと、前記積層体の側面に形成され且つ異なる絶縁体層上に形成された内部導体同士の電気的な接続に用いられる層間接続端子と、前記積層体の側面に形成され且つ前記内部導体と電気的に接続されている第1乃至第3の出力ポートとを備える。
そして、前記内部導体は、渦巻状の第1コイル導体と、前記第1コイル導体と絶縁体層を介して向かい合うように配置された渦巻状の第2コイル導体と、前記第1コイル導体と積層方向で重ならない位置に配置された渦巻状の第3コイル導体と、前記第3のコイル導体と絶縁体層を介して向かい合うように配置された渦巻状の第4コイル導体と、前記入力ポートと前記第1コイル導体の一方の端部とを電気的に接続する第1接続導体と、前記第1出力ポートと前記第1コイル導体の他方の端部とを電気的に接続する第2接続導体と、前記入力ポートと前記第2コイル導体の一方の端部とを電気的に接続する第3接続導体と、前記層間接続端子と前記第2コイル導体の他方の端部とを電気的に接続する第4接続導体と、前記層間接続端子と前記第3コイル導体の一方の端部とを電気的に接続する第5接続導体と、前記第2出力ポートと前記第3コイル導体の他方の端部とを電気的に接続する第6接続導体と、前記接続ポートと前記第4コイル導体の一方の端部とを電気的に接続する第7接続導体と、前記第3出力ポートと前記第4コイル導体の他方の端部とを電気的に接続する第8接続導体とを備える。さらに、前記第1コイル導体と前記第2コイル導体は、電流が互いに逆向きに流れるように配置されており、前記第3コイル導体と前記第4コイル導体は、電流が互いに逆向きに流れるように配置されている。そして、前記第1コイル導体と前記第2コイル導体のインダクタンス比=4:1であり、前記第3コイル導体と前記第4コイル導体のインダクタンス比=1:1である。
また、本発明の好適な態様の一例としては、積層体は、少なくとも変成器を形成する内部導体が形成された複数の絶縁体層を積層してなる部分積層体と、該部分積層体を挟む一対の磁性体層を積層してなることを特徴とするものが挙げられる。さらに、前記部分積層体において各変成器のコイルの内側には磁性体が充填されていることを特徴とするものが挙げられる。
以上説明したように本発明によれば、入力ポートに入力された高周波電力は各出力ポートにそれぞれ1/3ずつ分配して出力される。したがって、本発明によれば簡易な構造で高周波電力を一部品で3分配することができる。これにより、実装容易性など利便性が高いものとなるとともに小型化を図ることができる。
積層型電力分配器の外観斜視図 積層体の構造を説明する分解斜視図 第1の実施の形態に係る部分積層体の構造を説明する分解斜視図 積層型電力分配器の等化回路図 第2の実施の形態に係る部分積層体の構造を説明する分解斜視図 第3の実施の形態に係る部分積層体の構造を説明する分解斜視図 第4の実施の形態に係る部分積層体の構造を説明する分解斜視図
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る積層型電力分配器について図面を参照して説明する。図1は積層型電力分配器の外観斜視図、図2は積層型分配器を構成する積層体の分解斜視図、図3は積層体を構成する部分積層体の分解斜視図である。
積層型電力分配器1は、図1に示すように、略直方体形状の積層体100と、該積層体100の外面に形成された1つの入力ポート201,第1乃至第3出力ポート211,212,213,1つの層間接続端子221とを備えている。積層体100は、図1における上下方向に絶縁体を積層してなる。積層体100の上面或いは底面からみた形状は長方形となっており、長辺の長さ:短辺の長さの比は約2:1の比となっている。
入力ポート201・各出力ポート211〜213・層間接続端子221は、積層体100の側面、すなわち積層体100を構成する絶縁体の断面が露出する面において、所定の幅をもって積層方向に延びるように形成されており、且つ、その端部は積層体100の上面及び底面まで達している。入力ポート201は、積層体100の長手側の端面のほぼ中央部に形成されている。層間接続端子221は、入力ポート201と同じ側面に形成されている。出力ポート211〜213は、入力ポート201と反対側の長手側の端面においてほぼ等間隔で形成されている。
積層体100は、図2に示すように、一対の磁性体101,102と該磁性体101,102に挟まれた部分積層体110を貼り合わせてなる。磁性体101,102としては例えばフェライト焼結体が挙げられる。部分積層体110の中心部には、積層方向に略円柱状に延びる2つの磁性体部130,140が長手方向に並んで形成されている。後述するように磁性体部130,140は変成器の磁芯に相当する。
部分積層体110は、図3に示すように、非磁性体である第1乃至第4の絶縁体層151,152,153,154を順に積層してなる。本実施の形態では絶縁体層151〜154としては比較的低い誘電率のガラスセラミックを用いた。部分積層体110には2つの変成器が内包される。各絶縁体層151〜154には、各変成器を形成するコイル導体及び各コイル導体と各ポートや端子を接続するための配線が内部導体として形成されている。以下、部分積層体110の構造について詳述する。
第2絶縁体層152には、第1コイル導体161が形成されている。該第1コイル導体161の内側には前記磁性体部130の一部を構成する磁性体層132が形成されている。第3絶縁体層153には、第2コイル導体162が形成されている。該第2コイル導体162の内側には前記磁性体部130の一部を構成する磁性体層133が形成されている。第1コイル導体161と第2コイル導体162とは磁性体部130を磁芯とし巻回するよう形成されており且つ第3絶縁体層153を介して向かい合うように、換言すれば第3絶縁体層153を挟んで互いに重なり合うように配置されている。したがって、第1コイル導体161と第2コイル導体162は第1変成器を構成する。ここで、第1コイル導体161と第2コイル導体162の巻方向は逆方向になっている点、及び、第1コイル導体161と第2コイル導体162のインダクタンス比を4:1にするために両者の巻数比は2:1である点に留意されたい。
第1コイル導体161の中心側の端部は幅広に形成されている。第1絶縁体層151には入力ポート201から前記第1コイル導体161の中心側端部と重なる位置まで延びる第1接続導体171が形成されている。第1接続導体171の端部と第1コイル導体161の中心側端部とは、ビア181により接続されている。第1絶縁体層151には磁性体部130の一部を構成する磁性体層131が形成されている。第2絶縁体層152には第1コイル導体161の外側の端部と第1出力ポート211とを接続する第2接続導体172が形成されている。
第2コイル導体162の中心側の端部は幅広に形成されている。第4絶縁体層154には入力ポート201から前記第2コイル導体162の中心側端部と重なる位置まで延びる第3接続導体173が形成されている。第3接続導体173の端部と第2コイル導体162の中心側端部とは、ビア182により接続されている。第4絶縁体層154には磁性体部130の一部を構成する磁性体層134が形成されている。第3絶縁体層153には第2コイル導体162の外側の端部と層間接続端子221とを接続する第4接続導体174が形成されている。
第3絶縁体層153には、前記第2コイル導体162の長手方向側方に第3コイル導体163が形成されている。該第3コイル導体163の内側には前記磁性体部140の一部を構成する磁性体層143が形成されている。第2絶縁体層152には、第4コイル導体164が形成されている。該第4コイル導体164の内側には前記磁性体部140の一部を構成する磁性体層142が形成されている。第3コイル導体163と第4コイル導体164とは磁性体部140を磁芯とし巻回するよう形成されており且つ第3絶縁体層153を介して向かい合うように、換言すれば第3絶縁体層153を挟んで互いに重なり合うように配置されている。したがって、第3コイル導体163と第4コイル導体164は第2変成器を構成する。ここで、第3コイル導体163と第4コイル導体164の巻方向は逆方向になっている点、及び、第3コイル導体163と第4コイル導体164のインダクタンス比を1:1にするために両者の巻数比は1:1である点に留意されたい。
第3コイル導体163の中心側の端部は幅広に形成されている。第4絶縁体層154には層間接続端子221から前記第3コイル導体163の中心側端部と重なる位置まで延びる第5接続導体175が形成されている。第5接続導体175の端部と第3コイル導体163の中心側端部とは、ビア183により接続されている。第4絶縁体層154には磁性体部140の一部を構成する磁性体層144が形成されている。第3絶縁体層153には第3コイル導体163の外側の端部と第2出力ポート212とを接続する第6接続導体176が形成されている。
第4コイル導体164の中心側の端部は幅広に形成されている。第1絶縁体層151には層間接続端子221から前記第4コイル導体164の中心側端部と重なる位置まで延びる第7接続導体177が形成されている。第7接続導体177の端部と第4コイル導体164の中心側端部とは、ビア184により接続されている。第1絶縁体層151には磁性体部140の一部を構成する磁性体層141が形成されている。第2絶縁体層152には第4コイル導体164の外側の端部と第3出力ポート213とを接続する第8接続導体178が形成されている。
本実施の形態に係る積層型電力分配器1の等価回路を図4に示す。積層型電力分配器1は、図4に示すように、第1変成器191及び第2変成器192を内包した構造となっている。また入力ポート201は入力電力を2分岐する機能も有している。分岐された一方の入力電力は第1変成器191の一次側コイルである第1コイル導体161の一端側に入力され、他方は第1変成器191の二次側コイルである第2コイル導体162の一端側に入力される。ここで第1コイル導体161と第2コイル導体162の巻数比は2:1、すなわちインダクタンス比は4:1である。また第1コイル導体161と第2コイル導体162は巻回方向が逆になっているとともにコイルの中心側から電力が入力するように形成されている。すなわち第1コイル導体161と第2コイル導体162の結合係数は負である。換言すれば、第1コイル導体161と第2コイル導体162に流れる電流は逆位相、すなわち逆方向に電流が流れるようになっている。なお結合係数は−1に近いものが好ましい。このような構成により第1コイル導体161の他端からの出力電力と、第2コイル導体162の他端からの出力電力の振幅比は1:2となる。したがって、第1出力ポート211からは入力電力の1/3の振幅の電力が出力される。他方、第2コイル導体162の他端からは入力電力の2/3の振幅の電力が出力される。
第1変成器191の第2コイル導体162の他端側は層間接続端子221に接続している。この層間接続端子221は第2コイル導体162の出力電力を2分岐する機能を有している。分岐された一方の電力は第2変成器192の一次側コイルである第3コイル導体163の一端側に入力され、他方は第2変成器192の二次側コイルである第4コイル導体164の一端側に入力される。ここで第3コイル導体163と第4コイル導体164の巻数比は1:1、すなわちインダクタンス比は1:1である。また第3コイル導体163と第4コイル導体164は巻回方向が逆になっているとともにコイルの中心側から電力が入力するように形成されている。すなわち第3コイル導体163と第4コイル導体164の結合係数は負である。換言すれば、第3コイル導体163と第4コイル導体164に流れる電流は逆位相、すなわち逆方向に電流が流れるようになっている。なお結合係数は−1に近いものが好ましい。このような構成により第3コイル導体163の他端からの出力電力と、第4コイル導体164の他端からの出力電力の振幅比は1:1となる。したがって、第2出力ポート212及び第3出力ポート213からは入力ポート201への入力電力の1/3の振幅の電力が出力される。
本実施の形態に係る積層型電力分配器1について入力電力に対する各出力電力をシミュレーションにより求めた。最大電圧1.5V、1GHzの正弦波を入力電力としたところ、各出力電力の最大電圧はそれぞれ511.4mV,450.7mV,436.2mVとなった。また入力損失やアイソレーションについても良好であり実用に耐えうるものとなった。
次に本実施の形態に係る積層型電力分配器1の製造方法について説明する。まず、絶縁体層を形成するガラスセラミック等からなる絶縁体シートを用意する。次に必要に応じて絶縁体シートの所定位置にレーザなどでビアホールを形成するとともに、各コイル導体や接続導体などの内部導体を形成するための導電性ペーストを絶縁体シートに印刷する(ステップS1)。次に各絶縁体シートを所定の順番で積層圧着してシート積層体を得る(ステップS2)。次に、変成器の磁芯に相当する位置にレーザやパンチ等により貫通孔を形成し、該貫通孔に磁性体ペーストを充填する(ステップS3)。次に、シート積層体の上下にカバーシート(図2及び図3では図示を省略した)を積層し、該シート積層体を所定の温度・雰囲気で焼成する。次に、シート積層体を単位部品大に裁断して部分積層体110を得る(ステップS4)。次に、部分積層体110の上下に磁性体101,102を接着剤で貼り合わせて積層体100を得る(ステップS5)。次に、積層体100の側面に導電性ペーストを塗布して入力ポート201,出力ポート211〜213,層間接続端子221を形成して積層型電力分配器1が得られた(ステップS6)。
以上のように本実施の形態に係る積層型電力分配器1によれば、簡易な構造で1つの電子部品で高周波電力を3分配することができる。したがって、実装容易性など利便性が高いものとなるとともに小型化を容易に図ることができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る積層型電力分配器について図面を参照して説明する。本実施の形態に係る積層型電力分配器が第1の実施の形態と異なる点は部分積層体における積層構造にある。他の構造については第1の実施の形態と同様なのでここでは相違点のみを詳述する。
前述の第1の実施の形態では第1変成器191を構成する第1コイル導体161と第2コイル導体162との結合係数を負にするために、互いに巻回方向を逆向きにし且つ電流の流れる方向を内側から外側にしていた。一方、本実施の形態では第1コイル導体と第2コイル導体の巻回方向を同じ向きにするとともに、電流の流れる方向を一方については内側から外側にし他方については外側から内側にする。なお第2変成器192については第1の実施の形態と同様としている。以下、部分積層体310の構造について図5を参照して詳述する。
第2絶縁体層352には、第1コイル導体361が形成されている。該第1コイル導体361の内側には前記磁性体部130の一部を構成する磁性体層332が形成されている。第3絶縁体層353には、第2コイル導体362が形成されている。該第2コイル導体362の内側には前記磁性体部130の一部を構成する磁性体層333が形成されている。第1コイル導体361と第2コイル導体362とは磁性体部130を磁芯とし巻回するよう形成されており且つ第3絶縁体層353を介して向かい合うように、換言すれば第3絶縁体層353を挟んで互いに重なり合うように配置されている。したがって、第1コイル導体361と第2コイル導体362は第1変成器を構成する。ここで、第1コイル導体361と第2コイル導体362の巻方向は同じ方向になっている点、及び、第1コイル導体361と第2コイル導体362の巻数比は2:1である点に留意されたい。
第1コイル導体361の中心側の端部は幅広に形成されている。第1絶縁体層351には入力ポート201から前記第1コイル導体361の中心側端部と重なる位置まで延びる第1接続導体371が形成されている。第1接続導体371の端部と第1コイル導体361の中心側端部とは、ビア381により接続されている。第1絶縁体層351には磁性体部130の一部を構成する磁性体層331が形成されている。第2絶縁体層352には第1コイル導体361の外側の端部と第1出力ポート211とを接続する第2接続導体372が形成されている。
第2コイル導体362の中心側の端部は幅広に形成されている。第3絶縁体層353には第2コイル導体362の外側の端部と入力ポート201とを接続する第3接続導体373が形成されている。第4絶縁体層354には層間接続端子221から前記第2コイル導体362の中心側端部と重なる位置まで延びる第4接続導体374が形成されている。第4接続導体374の端部と第2コイル導体362の中心側端部とは、ビア382により接続されている。第4絶縁体層354には磁性体部130の一部を構成する磁性体層334が形成されている。
第3絶縁体層353には、前記第2コイル導体362の長手方向側方に第3コイル導体363が形成されている。該第3コイル導体363の内側には前記磁性体部140の一部を構成する磁性体層343が形成されている。第2絶縁体層352には、第4コイル導体364が形成されている。該第4コイル導体364の内側には前記磁性体部140の一部を構成する磁性体層342が形成されている。第3コイル導体363と第4コイル導体364とは磁性体部140を磁芯とし巻回するよう形成されており且つ第3絶縁体層353を介して向かい合うように、換言すれば第3絶縁体層353を挟んで互いに重なり合うように配置されている。したがって、第3コイル導体363と第4コイル導体364は第2変成器を構成する。ここで、第3コイル導体363と第4コイル導体364の巻方向は逆方向になっている点、及び、第3コイル導体363と第4コイル導体364の巻数比は1:1である点に留意されたい。
第3コイル導体363の中心側の端部は幅広に形成されている。第4絶縁体層354には層間接続端子221から前記第3コイル導体363の中心側端部と重なる位置まで延びる第5接続導体375が形成されている。第5接続導体375の端部と第3コイル導体363の中心側端部とは、ビア383により接続されている。第4絶縁体層354には磁性体部140の一部を構成する磁性体層344が形成されている。第3絶縁体層353には第3コイル導体363の外側の端部と第2出力ポート212とを接続する第6接続導体376が形成されている。
第4コイル導体364の中心側の端部は幅広に形成されている。第1絶縁体層351には層間接続端子221から前記第4コイル導体364の中心側端部と重なる位置まで延びる第7接続導体377が形成されている。第7接続導体377の端部と第4コイル導体364の中心側端部とは、ビア384により接続されている。第1絶縁体層351には磁性体部140の一部を構成する磁性体層341が形成されている。第2絶縁体層352には第4コイル導体364の外側の端部と第3出力ポート213とを接続する第8接続導体378が形成されている。
本実施の形態に係る積層型電力分配器によれば、第1の実施の形態と同様に、簡易な構造で1つの電子部品で高周波電力を3分配することができる。したがって、実装容易性など利便性が高いものとなるとともに小型化を容易に図ることができる。なお本実施の形態に係る積層型電力分配器の等価回路、シミュレーション結果や製造方法については、第1の実施の形態と同様である。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る積層型電力分配器について図面を参照して説明する。本実施の形態に係る積層型電力分配器が第1の実施の形態と異なる点は部分積層体における積層構造にある。他の構造については第1の実施の形態と同様なのでここでは相違点のみを詳述する。
前述の第1の実施の形態では第1変成器191を構成する第1コイル導体161と第2コイル導体162との結合係数を負にするために、互いに巻回方向を逆向きにし且つ電流の流れる方向を内側から外側にしていた。一方、本実施の形態では第1コイル導体と第2コイル導体の巻回方向を同じ向きにするとともに、電流の流れる方向を一方については内側から外側にし他方については外側から内側にする。なお第2変成器192については第1の実施の形態と同様としている。また本実施の形態では、部分積層体に磁性体部を形成していない点で第1の実施の形態と異なる。以下、部分積層体410の構造について図6を参照して詳述する。
第2絶縁体層452には、第1コイル導体461が形成されている。第3絶縁体層453には、第2コイル導体462が形成されている。第1コイル導体461と第2コイル導体462とは中心軸がほぼ一致して巻回するよう形成されており且つ第3絶縁体層453を介して向かい合うように、換言すれば第3絶縁体層453を挟んで互いに重なり合うように配置されている。したがって、第1コイル導体461と第2コイル導体462は第1変成器を構成する。ここで、第1コイル導体461と第2コイル導体462の巻方向は同じ方向になっている点、及び、第1コイル導体461と第2コイル導体462の巻数比は2:1である点に留意されたい。
第2絶縁体層452には、第1コイル導体461の外側の端部と入力ポート201とを接続する第1接続導体471が形成されている。第1コイル導体461の中心側の端部は幅広に形成されている。第1絶縁体層451には第1出力ポート211から前記第1コイル導体461の中心側端部と重なる位置まで延びる第2接続導体472が形成されている。第2接続導体472の端部と第1コイル導体461の中心側端部とは、ビア481により接続されている。
第2コイル導体462の中心側の端部は幅広に形成されている。第4絶縁体層454には入力ポート201から前記第2コイル導体462の中心側端部と重なる位置まで延びる第3接続導体473が形成されている。第3接続導体473の端部と第2コイル導体462の中心側端部とは、ビア482により接続されている。第3絶縁体層453には第2コイル導体462の外側の端部と層間接続端子221とを接続する第4接続導体474が形成されている。
第3絶縁体層453には、前記第2コイル導体462の長手方向側方に第3コイル導体463が形成されている。第2絶縁体層452には、第4コイル導体464が形成されている。第3コイル導体463と第4コイル導体464とは中心軸がほぼ一致して巻回するよう形成されており且つ第3絶縁体層453を介して向かい合うように、換言すれば第3絶縁体層453を挟んで互いに重なり合うように配置されている。したがって、第3コイル導体463と第4コイル導体464は第2変成器を構成する。ここで、第3コイル導体463と第4コイル導体464の巻方向は逆方向になっている点、及び、第3コイル導体463と第4コイル導体464の巻数比は1:1である点に留意されたい。
第3コイル導体463の中心側の端部は幅広に形成されている。第4絶縁体層454には層間接続端子221から前記第3コイル導体463の中心側端部と重なる位置まで延びる第5接続導体475が形成されている。第5接続導体475の端部と第3コイル導体463の中心側端部とは、ビア483により接続されている。第3絶縁体層453には第3コイル導体463の外側の端部と第2出力ポート212とを接続する第6接続導体476が形成されている。
第4コイル導体464の中心側の端部は幅広に形成されている。第1絶縁体層451には層間接続端子221から前記第4コイル導体464の中心側端部と重なる位置まで延びる第7接続導体477が形成されている。第7接続導体477の端部と第4コイル導体464の中心側端部とは、ビア484により接続されている。第2絶縁体層452には第4コイル導体464の外側の端部と第3出力ポート213とを接続する第8接続導体478が形成されている。
本実施の形態に係る積層型電力分配器によれば、第1の実施の形態と同様に、簡易な構造で1つの電子部品で高周波電力を3分配することができる。したがって、実装容易性など利便性が高いものとなるとともに小型化を容易に図ることができる。なお本実施の形態に係る積層型電力分配器の等価回路については、第1の実施の形態と同様である。また製造方法については第1の実施の形態におけるステップS3の工程、及び、必要に応じてステップS4におけるカバーシートを積層する工程を省略すればよい。
また本実施の形態に係る積層型電力分配器について第1の実施の形態と同一の条件でシミュレーションした。その結果、各出力電力の最大電圧はそれぞれ485.1mV,464.9mV,456.9mVとなり振幅のばらつきという点では第1の実施の形態よりも良好なものが得られた。ただし、部分積層体が磁性体部を有していないためコモンモードインピーダンスが低くなる場合があり、それによってアイソレーションが悪くなる場合があることが推測される。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係る積層型電力分配器について図面を参照して説明する。本実施の形態に係る積層型電力分配器が第3の実施の形態と異なる点は部分積層体における積層構造にある。他の構造については第3の実施の形態と同様なのでここでは相違点のみを詳述する。
前述の各実施の形態では、第1コイル導体161,361,461と第2コイル導体162,362,462の巻数比、及び、第3コイル導体163,3,463と第4コイル導体164,264,364の巻数比により、両者のインダクタンス比を制御し、これにより出力電力の分配比を制御している。一方、本実施の形態では、各コイルの内側面積(コア面積)の面積比を制御することにより、インダクタンス比を制御し、これにより出力電力の分配比を制御している。内側面積による分配比の制御は、巻数比による制御よりも設計や調整が容易であるという利点がある。また、前述の各実施の形態では各コイルを同心円状に形成していたが、本実施の形態では矩形状に形成している。一般的に部品形状は直方体なのでコイルを矩形状にすることで空間を効率的に使用することができ、したがって部品の小型化に資するという利点がある。以下、部分積層体510の構造について図7を参照して詳述する。
第2絶縁体層552には、第1コイル導体561が形成されている。第3絶縁体層553には、第2コイル導体562が形成されている。第1コイル導体561と第2コイル導体562とは中心軸がほぼ一致して巻回するよう矩形状に形成されており且つ第3絶縁体層553を介して向かい合うように、換言すれば第3絶縁体層553を挟んで互いに重なり合うように配置されている。したがって、第1コイル導体561と第2コイル導体562は第1変成器を構成する。ここで、第1コイル導体561と第2コイル導体562の巻方向は同じ方向になっている点、及び、第1コイル導体561と第2コイル導体562のインダクタンス比は4:1である点に留意されたい。第1コイル導体561と第2コイル導体562のインダクタンス比を4:1にするために、本実施の形態では、第1コイル導体561の内側面積と第2コイル導体562の内側面積との面積比を4:1とした。このため、第2コイル導体561は第1コイル導体561の内側に配置されるように形成されている。第1コイル導体561と第2コイル導体562の巻数は同じである。
第2絶縁体層552には、第1コイル導体561の外側の端部と入力ポート201とを接続する第1接続導体571が形成されている。第1コイル導体561の中心側の端部は幅広に形成されている。第1絶縁体層551には第1出力ポート211から前記第1コイル導体561の中心側端部と重なる位置まで延びる第2接続導体572が形成されている。第2接続導体572の端部と第1コイル導体561の中心側端部とは、ビア581により接続されている。
第2コイル導体562の中心側の端部は幅広に形成されている。第4絶縁体層554には入力ポート201から前記第2コイル導体562の中心側端部と重なる位置まで延びる第3接続導体573が形成されている。第3接続導体573の端部と第2コイル導体562の中心側端部とは、ビア582により接続されている。第3絶縁体層553には第2コイル導体562の外側の端部と層間接続端子221とを接続する第4接続導体574が形成されている。
第3絶縁体層553には、前記第2コイル導体562の長手方向側方に第3コイル導体563が形成されている。第2絶縁体層552には、第4コイル導体564が形成されている。第3コイル導体563と第4コイル導体564とは中心軸がほぼ一致して巻回するよう矩形状に形成されており且つ第3絶縁体層553を介して向かい合うように、換言すれば第3絶縁体層553を挟んで互いに重なり合うように配置されている。したがって、第3コイル導体563と第4コイル導体564は第2変成器を構成する。ここで、第3コイル導体563と第4コイル導体564の巻方向は逆方向になっている点、及び、第3コイル導体563と第4コイル導体564のインダクタンス比は1:1である点に留意されたい。第3コイル導体563と第4コイル導体564のインダクタンス比を1:1にするために、本実施の形態では、第3コイル導体563の内側面積と第4コイル導体564の内側面積との面積比を1:1とした。また、第3コイル導体563と第4コイル導体564の巻数は同じである。すなわち第3コイル導体563と第4コイル導体564は左右反転パターンとなっている。
第3コイル導体563の中心側の端部は幅広に形成されている。第4絶縁体層554には層間接続端子221から前記第3コイル導体563の中心側端部と重なる位置まで延びる第5接続導体575が形成されている。第5接続導体575の端部と第3コイル導体563の中心側端部とは、ビア583により接続されている。第3絶縁体層553には第3コイル導体563の外側の端部と第2出力ポート212とを接続する第6接続導体576が形成されている。
第4コイル導体564の中心側の端部は幅広に形成されている。第1絶縁体層551には層間接続端子221から前記第4コイル導体564の中心側端部と重なる位置まで延びる第7接続導体577が形成されている。第7接続導体577の端部と第4コイル導体564の中心側端部とは、ビア584により接続されている。第2絶縁体層552には第4コイル導体564の外側の端部と第3出力ポート213とを接続する第8接続導体578が形成されている。
本実施の形態に係る積層型電力分配器によれば、前述の各実施の形態と同様に、簡易な構造で1つの電子部品で高周波電力を3分配することができる。したがって、実装容易性など利便性が高いものとなるとともに小型化を容易に図ることができる。なお本実施の形態に係る積層型電力分配器の等価回路については、第1の実施の形態と同様である。また製造方法については第1の実施の形態におけるステップS3の工程、及び、必要に応じてステップS4におけるカバーシートを積層する工程を省略すればよい。また、本実施の形態では、各変成器による電力配分比をコイル導体の内側面積により制御(換言すればコイル径,コア面積,コア径により制御)しているので、正確な分配比を得るための調整が容易となる。
本実施の形態に係る積層型電力分配器について第1の実施の形態と同一の条件でシミュレーションした。その結果、各出力電力の最大電圧はそれぞれ454mV,446mV,460mVとなり振幅のばらつきという点では第1の実施の形態よりも良好なものが得られた。また入力損失やアイソレーションについても良好であり実用に耐えうるものとなった。
以上本発明の実施の形態について詳述したが本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、各コイル導体において内側から外側に向けて電流が流れるようにするか否かや、これに伴いコイル導体と各ポートや端子との接続をコイル導体と同一の層で行うか或いは異なる層で行うかは下記条件を満たす範囲で適宜設計することができる。すなわち、各変成器において一対のコイル導体の結合係数が負となればよい。したがって、各実施の形態において第1絶縁体層と第2絶縁体層とは入れ替えてもよいし、同様に第3絶縁体層と第4絶縁体層とは入れ替えてもよい。
また上記実施の形態における製造方法では、絶縁体シートを積層した後に磁性体部用の貫通孔を形成し、その後に該貫通孔に磁性体ペーストを充填していたが、各絶縁体シートに貫通孔を形成・磁性体ペーストを充填した後に積層を行うようにしてもよい。
また上記実施の形態では各コイル導体の中心部を貫通するように部分積層体110に磁性体部130,140が形成されていたが、部分積層体110の全体を貫通させずに内部導体が形成された各絶縁体層において磁性体部を形成するようにしてもよい。この場合、コイル導体や接続導体などの内部導体を形成する導電性ペーストの印刷の前工程或いは後工程において、磁性体部を形成する磁性体ペーストを塗布すればよい。
また上記実施の形態では入力ポート201において入力電力を2分岐させていたが、部分積層体110内に形成したビアや接続導体を用いてもよい。同様に、上記実施の形態では第1変成器191から第2変成器192への接続及び分岐を行うために積層体100の側面に形成した層間接続端子221を用いたが、該層間接続端子221に替えて部分積層体110内に形成したビアや接続導体を用いてもよい。
また上記第4の実施形態では各コイルを矩形状に形成したが上記第1乃至第3の実施の形態においても各コイルを矩形状に形成してもよい。一方、第4の実施形態において各コイルを同心円状に形成してもよい。
1…積層型電力分配器、100…積層体、101,102…磁性体、110…部分積層体、130,140,330,340…磁性体部、151〜154,351〜354,451〜454,551〜554…絶縁体層、161,361,461,561…第1コイル導体、162,362,462,562…第2コイル導体、163,363,463,563…第3コイル導体、164,364,464,564…第4コイル導体、171〜178,371〜378,471〜478,571〜578…接続導体、181〜184,381〜384,481〜484,581〜584…ビア、201…入力ポート、211〜213…出力ポート、221…層間接続端子。

Claims (12)

  1. 複数の絶縁体層が積層された積層体と該積層体の外面に形成された1つの入力ポート及び3つ出力ポートを備えた積層型電力分配器であって、
    積層体には第1変成器及び第2変成器が内包され、
    第1変成器及び第2変成器をそれぞれ一次側コイルと二次側コイルとが積層体の異なる層において絶縁体層を挟んで互いに重なり合うように形成し、
    入力ポートを2分岐させて一方を第1変成器の一次側コイルの一端に接続するとともに他方を第1変成器の二次側コイルの一端に一次側と逆位相となるように接続し、
    第1変成器の一次側コイルの他端を第1出力ポートに接続し、
    第1変成器の二次側コイルの他端を2分岐させて一方を第2変成器の一次側コイルの一端に接続するとともに他方を第2変成器の二次側コイルの一端に一次側と逆位相となるように接続し、
    第2変成器の一次側コイル他端を第2出力ポートに接続し、
    第2変成器の二次側他端を第3出力ポートに接続し、
    第1変成器の一次側コイルと二次側コイルとのインダクタンス比は4:1であり且つ第2変成器の一次側コイルと二次側コイルとのインダクタンス比は1:1である
    ことを特徴とする積層型電力分配器。
  2. 第1変成器の一次側コイルの内側面積と二次側コイルの内側面積の面積比は4:1であり且つ第2変成器の一次側コイルの内側面積と二次側コイルの内側面積との面積比は1:1である
    ことを特徴とする請求項1記載の積層型電力分配器。
  3. 第1変成器の一次側コイルと二次側コイルとの巻数比は2:1であり且つ第2変成器の一次側コイルと二次側コイルとの巻数比は1:1である
    ことを特徴とする請求項1記載の積層型電力分配器。
  4. 入力ポートは積層体側面において積層方向に延びるように形成されており、第1変成器の一次側コイルの一端は該一次側コイルと同じ層上に形成された接続導体により入力ポートと接続するとともに、第1変成器の二次側コイルの一端は該二次側コイルと同じ層上に形成された接続導体により入力ポートと接続する
    ことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の積層型電力分配器。
  5. 積層体側面には積層方向に延びるように層間接続端子が形成されており、第1変成器の二次側コイルの他端は該二次側コイルと同じ層上に形成された接続導体により層間接続端子と接続し、第2変成器の一次側コイルの一端は該一次側コイルと同じ層上に形成された接続導体により層間接続端子と接続するとともに、第2変成器の二次側コイルの一端は該二次側コイルと同じ層上に形成された接続導体により層間接続端子と接続する
    ことを特徴とする請求項4記載の積層型電力分配器。
  6. 入力ポート及び層間接続端子は同一の積層体側面に形成され、第1乃至第3の出力ポートは入力ポート及び層間接続端子とは反対側の積層体側面に形成されている
    ことを特徴とする請求項5記載の積層型電力分配器。
  7. 積層体は、少なくとも変成器を形成する内部導体が形成された複数の絶縁体層を積層してなる部分積層体と、該部分積層体を挟む一対の磁性体層を積層してなる
    ことを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の積層型電力分配器。
  8. 前記部分積層体において各変成器のコイルの内側には磁性体が充填されている
    ことを特徴とする請求項7記載の積層型電力分配器。
  9. 複数の絶縁体層が積層されて形成された略直方体の積層体と、前記積層体に埋設された内部導体と、前記積層体の側面に形成され且つ前記内部導体と電気的に接続されている入力ポートと、前記積層体の側面に形成され且つ異なる絶縁体層上に形成された内部導体同士の電気的な接続に用いられる層間接続端子と、前記積層体の側面に形成され且つ前記内部導体と電気的に接続されている第1乃至第3の出力ポートとを備え、前記内部導体は、
    渦巻状の第1コイル導体と、
    前記第1コイル導体と絶縁体層を介して向かい合うように配置された渦巻状の第2コイル導体と、
    前記第1コイル導体と積層方向で重ならない位置に配置された渦巻状の第3コイル導体と、
    前記第3のコイル導体と絶縁体層を介して向かい合うように配置された渦巻状の第4コイル導体と、
    前記入力ポートと前記第1コイル導体の一方の端部とを電気的に接続する第1接続導体と、
    前記第1出力ポートと前記第1コイル導体の他方の端部とを電気的に接続する第2接続導体と、
    前記入力ポートと前記第2コイル導体の一方の端部とを電気的に接続する第3接続導体と、
    前記層間接続端子と前記第2コイル導体の他方の端部とを電気的に接続する第4接続導体と、
    前記層間接続端子と前記第3コイル導体の一方の端部とを電気的に接続する第5接続導体と、
    前記第2出力ポートと前記第3コイル導体の他方の端部とを電気的に接続する第6接続導体と、
    前記接続ポートと前記第4コイル導体の一方の端部とを電気的に接続する第7接続導体と、
    前記第3出力ポートと前記第4コイル導体の他方の端部とを電気的に接続する第8接続導体とを備え、
    前記第1コイル導体と前記第2コイル導体は、電流が互いに逆向きに流れるように配置されており、
    前記第3コイル導体と前記第4コイル導体は、電流が互いに逆向きに流れるように配置されており、
    前記第1コイル導体と前記第2コイル導体のインダクタンス比=4:1であり、
    前記第3コイル導体と前記第4コイル導体のインダクタンス比=1:1である
    ことを特徴とする積層型電力分配器。
  10. 前記第1コイル導体の内側面積と前記第2コイル導体の内側面積の面積比は4:1であり、
    前記第3コイル導体の内側面積と前記第4コイル導体の内側面積の面積比は1:1である
    ことを特徴とする請求項9記載の積層型電力分配器。
  11. 前記第1コイル導体と前記第2コイル導体の巻き数の比が、(第1コイル導体の巻き数:第2コイル導体の巻き数)=2:1であり、
    前記第3コイル導体と前記第4コイル導体の巻き数の比が、(第3コイル導体の巻き数:第4コイル導体の巻き数)=1:1である
    ことを特徴とする請求項9記載の積層型電力分配器。
  12. 前記第1乃至第4コイル導体の内周には磁性体が配置されている
    ことを特徴とする請求項9乃至11記載の積層型電力分配器。
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