JP2010118367A - 分配器 - Google Patents

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康介 石田
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Abstract

【課題】本発明の目的は、分配器の小型化を図ることである。
【解決手段】本体12は、複数の絶縁体層からなる積層体14を含んでいる。コイルL1は、積層体14内において、外部電極20aと外部電極20bとの間に接続されている。コイルL2は、積層体14内において、外部電極20cと外部電極20dとの間に接続されている。接続部34は、本体12の上面において外部電極20aと外部電極20dとを電気的に接続している。
【選択図】図1

Description

本発明は、分配器に関し、より特定的には、コイルを備えた分配器に関する。
従来の分配器に用いられるコモンモードチョークコイルとして、例えば、特許文献1に記載のコモンモードチョークコイルが知られている。特許文献1に記載のコモンモードチョークコイルは、例えば、回路基板上に実装され、回路基板上にて外部電極同士が配線により接続されることにより、分配器の一部を構成する。以下に図面を参照しながら説明する。図8は、特許文献1に記載のコモンモードチョークコイル110が用いられた分配器100の回路図である。
分配器100は、入力信号を、該入力信号と同じ波形を有する2つの出力信号に分配して出力する回路である。コモンモードチョークコイル110は、コイルL101,L102及び端子T101〜T104を備えている。コイルL101とコイルL102とは互いに磁気的に結合している。端子T101,T103はそれぞれ、コイルL101の両端に設けられている。また、端子T102,T104はそれぞれ、コイルL102の両端に設けられている。
ここで、端子T101と端子T104とは、回路基板に設けられている配線により電気的に接続されている。また、端子T102と端子T103との間には、抵抗R101が接続されている。以上のような構成を有する分配器100によれば、入力信号は、端子T101より入力し、出力信号は、端子T102,T103から出力する。
ところで、図8に示す分配器100は、小型化が困難であるという問題を有する。より詳細には、分配器100では、端子T101と端子T104とを電気的に接続する必要がある。そこで、分配器100では、回路基板に設けられた配線により、端子T101と端子T104とが接続されている。しかしながら、端子T101と端子T104とを接続する配線は、回路基板に設けられているため、図8に示すように、コモンモードチョークコイル110を周回するように設けられている。その結果、回路基板上での分配器100が占める面積が大きくなってしまう。
特開平8−203737号公報
そこで、本発明の目的は、分配器の小型化を図ることである。
本発明の一形態に係る分配器は、複数の絶縁層が積層されてなる本体と、前記本体に内蔵され、かつ、第1の端部及び第2の端部を有する第1のコイルと、前記本体に内蔵され、かつ、第3の端部及び第4の端部を有すると共に、前記第1のコイルと磁気的に結合する第2のコイルと、前記本体の表面に設けられ、かつ、前記第1の端部、前記第2の端部及び前記第3の端部のそれぞれに接続されている第1の外部電極、第2の外部電極及び第3の外部電極と、前記本体の表面又は該本体の内部に設けられ、前記第1の端部と前記第4の端部とを電気的に接続する接続部と、を備え、前記第1の外部電極より入力信号が入力し、前記第2の外部電極及び前記第3の外部電極より出力信号が出力すること、を特徴とする。
本発明によれば、分配器の小型化を図ることである。
以下に、本発明の実施形態に係る分配器の構成について図面を参照しながら説明する。
(分配器の構成)
以下、本発明の一実施形態に係る分配器の構成について図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る分配器は、入力信号を、該入力信号の半分の強度を持つ2つの出力信号に分配する3dB等分配器である。このような3dB等分配器は、例えば、2つのチャンネルの番組を同時に録画できるレコーダーにおいて、受信信号を2つのチューナに分配するために用いられる。図1は、本実施形態に係る分配器10の外観斜視図である。図2は、図1の分配器10の本体12の分解斜視図である。図3は、図1の分配器10の等価回路図である。以下、分配器10の積層方向をz軸方向と定義し、分配器10の辺に沿った方向をそれぞれx軸方向及びy軸方向と定義する。x軸、y軸及びz軸は互いに直交している。
図1に示すように、分配器10は、本体12、外部電極20a〜20d及び接続部34を備えている。本体12は、直方体状をなしており、磁性体基板16、積層体14及び磁性体基板18がz軸方向の正方向側からこの順に並ぶように積み重ねられて構成されている。外部電極20a,20cは、図1に示すように、本体12のx軸方向の負方向側に位置する側面(表面)S1において、z軸方向に延在するように設けられている。外部電極20b,20dは、図1に示すように、本体12のx軸方向の正方向側に位置する側面(表面)S2において、z軸方向に延在するように設けられている。更に、外部電極20aと外部電極20dとは互いに対向している。また、外部電極20bと外部電極20cとは外部電極20a,20dよりもy軸方向の負方向側に位置し、互いに対向している。また、外部電極20a〜20dは、本体12のz軸方向の正方向側及び負方向側に位置している上面及び下面に折り返されている。
また、接続部34は、図1に示すように、z軸方向の正方向側に位置する上面(表面)において、x軸方向に延在することにより、外部電極20aと外部電極20dとを接続している。
磁性体基板16,18は、図1及び図2に示すように、直方体状をなしており、z軸方向の正方向側及び負方向側から積層体14を挟んでいる。該磁性体基板16,18は、フェライト等の磁性体材料により構成されている。
積層体14は、図2に示すように、コイルL1,L2を内蔵しており、絶縁体層14a〜14dがz軸方向の正方向側からこの順に並ぶように積層されることにより構成されている。絶縁体層14a〜14dは、長方形状をなしている樹脂層である。以下に、コイルL1,L2について説明する。
コイルL1は、図2に示すように、コイル導体26c,26d及びビアホール導体b2により構成されている。コイル導体26cは、配線部29c、引出し部30c及び接続端32cを備え、絶縁体層14d上に設けられている。
引出し部30cは、コイルL1の端部を構成しており、コイルL1と外部電極20aとを接続する部分である。よって、引出し部30cは、本体12の側面S1のy軸方向の正方向側において、積層体14から露出している。配線部29cは、その一端が引出し部30cに接続され、z軸方向の正方向側から平面視したときに、絶縁体層14dの中心(対角線の交点)に向かって延在している線状電極である。接続端32cは、配線部29cの他端に接続され、絶縁体層14dの中心(対角線の交点)に位置している。
コイル導体26dは、コイル部28d、引出し部30d及び接続端32dを備え、磁性体基板18上に設けられている。
引出し部30dは、コイルL1の端部を構成しており、コイルL1と外部電極20bとを接続する部分である。よって、引出し部30dは、本体12の側面S2のy軸方向の負方向側において、積層体14から露出している。コイル部28dは、その一端が引出し部30dに接続され、z軸方向の正方向側から平面視したときに、磁性体基板18の中心(対角線の交点)に向かって時計回りに旋廻する渦巻状の線状電極である。接続端32dは、コイル部28dの他端に接続され、磁性体基板18の中心(対角線の交点)に位置している。したがって、接続端32c,32dは、z軸方向から平面視したときに、互いに重なり合っている。
ビアホール導体b2は、絶縁体層14dを貫通するように設けられており、z軸方向から平面視したときに、接続端32c,32dと重なるように設けられている。これにより、コイル導体26c,26dは、ビアホール導体b2により接続され、コイルL1を構成する。ビアホール導体b2は、絶縁体層14dに形成されたビアホールにコイル導体26cと同じ導電性材料が埋め込まれることにより形成されている。
コイルL2は、図2に示すように、コイル導体26a,26b及びビアホール導体b1により構成されている。コイル導体26aは、配線部29a、引出し部30a及び接続端32aを備え、絶縁体層14b上に設けられている。
引出し部30aは、コイルL2の端部を構成しており、コイルL2と外部電極20cとを接続する部分である。よって、引出し部30aは、本体12の側面S1のy軸方向の負方向側において、積層体14から露出している。配線部29aは、その一端が引出し部30aに接続され、z軸方向の正方向側から平面視したときに、絶縁体層14bの中心(対角線の交点)に向かって延在している線状電極である。接続端32aは、配線部29aの他端に接続され、絶縁体層14bの中心(対角線の交点)に位置している。
コイル導体26bは、コイル部28b、引出し部30b及び接続端32bを備え、絶縁体層14c上に設けられている。
引出し部30bは、コイルL2の端部を構成しており、コイルL2と外部電極20dとを接続する部分である。よって、引出し部30bは、本体12の側面S2のy軸方向の正方向側において、積層体14から露出している。コイル部28bは、その一端が引出し部30bに接続され、z軸方向の正方向側から平面視したときに、絶縁体層14cの中心(対角線の交点)に向かって時計回りに旋廻する渦巻状の線状電極である。接続端32bは、コイル部28bの他端に接続され、絶縁体層14cの中心(対角線の交点)に位置している。したがって、接続端32a,32bは、z軸方向から平面視したときに、互いに重なり合っている。
ビアホール導体b1は、絶縁体層14bを貫通するように設けられており、z軸方向から平面視したときに、接続端32a,32bと重なるように設けられている。これにより、コイル導体26a,26bは、ビアホール導体b1により接続され、コイルL2を構成する。ビアホール導体b1は、絶縁体層14bに形成されたビアホールにコイル導体26aと同じ導電性材料が埋め込まれることにより形成されている。
以上のように構成された分配器10では、図3に示すように、外部電極20aと外部電極20bとの間に、コイルL1が接続されている。また、外部電極20cと外部電極20dとの間に、コイルL2が接続されている。また、コイル導体26b,26cは、図2に示すように、z軸方向に重なった状態で並んでいると共に、同じ方向に旋廻しているので、コイルL1とコイルL2とは、磁気的に結合してコモンモードチョークコイルを構成するようになる。
また、分配器10では、図2に示すように、コイルL1とコイルL2が同じ構造を有している。そのため、外部電極20aと外部電極20bとの間のインピーダンスと、外部電極20aと外部電極20cとの間のインピーダンスとが等しくなる。よって、分配器10は、3dB等分配器を構成している。
更に、分配器10では、図2に示すように、コイルL1とコイルL2とは、z軸方向から平面視したときに交差している。より詳細には、コイルL1の引出し部30cがy軸方向の正方向側に引き出されていると共に、コイルL1の引出し部30dがy軸方向の負方向側に引き出されている。同様に、コイルL2の引出し部30aがy軸方向の負方向側に引き出されていると共に、コイルL2の引出し部30bがy軸方向の正方向側に引き出されている。これにより、コイルL1に接続されている外部電極20aとコイルL2に接続されている外部電極20cとのy軸方向における位置関係と、コイルL1に接続されている外部電極20bとコイルL2に接続されている外部電極20dとのy軸方向における位置関係とが入れ替わっている。
以上のように構成された分配器10は、図3に示すように、図示しない回路基板上に実装され、かつ、外部電極20b,20c間が抵抗Rによって接続された状態で用いられる。そして、外部電極20aから入力信号が分配器10内に入力する。この際、コイルL1,L2の相互作用により、入力信号と同じ波形を有し、かつ、入力信号の半分の強度を有する2つの出力信号が生成される。そして、出力信号は、外部電極20b,20cから分配器10外に出力する。
(効果)
分配器10によれば、以下に説明するように、小型化を図ることができる。より詳細には、図1に示すように、接続部34は、外部電極20aと外部電極20dとを接続するように本体12の表面に設けられている。これにより、図2において、コイルL2の端部である引出し部30bとコイルL1の端部である引出し部30cとが電気的に接続されるようになる。その結果、図1に示す1つの素子内において、図3の点線で囲った部分の分配器10が構成されるようになる。よって、回路基板上に外部電極20aと外部電極20dとを接続する配線を設ける必要がなくなる。よって、分配器10によれば、小型化を図ることができる。
また、分配器10によれば、以下に説明するように、等しい波形の出力信号を得ることが容易となる。より詳細には、分配器10では、図2に示すように、コイルL1とコイルL2とは、z軸方向から平面視したときに交差している。これにより、コイルL1に接続されている外部電極20aとコイルL2に接続されている外部電極20cとのy軸方向における位置関係と、コイルL1に接続されている外部電極20bとコイルL2に接続されている外部電極20dとのy軸方向における位置関係とが入れ替わっている。その結果、図1に示すように、出力信号が出力する外部電極20bと外部電極20cとはx軸方向において対向するようになる。したがって、図3に示すように、外部電極20bから抵抗Rまでの配線長と、外部電極20cから抵抗Rまでの配線長とを等しくすることができる。よって、2つの出力信号が配線や抵抗Rから受ける影響や配線の浮遊インダクタンスを等しくすることができるようになり、等しい波形の出力信号を得ることが容易になる。
また、接続部34は、z軸方向の正方向側に位置する本体12の上面に設けられている。そのため、接続部34は、コイルL1,L2が発生した磁束を妨げることがない。
(シミュレーション結果)
本願発明者は、分配器10が奏する効果をより明確なものとするために、以下に図面を参照しながら説明する実験を行った。より詳細には、図1及び図2に示す分配器10のモデル(以下、第1のモデル)、及び、図8に示す分配器100のモデル(以下、第2のモデル)を作製した。そして、第1のモデルの外部電極20b,20cから出力される2つの出力信号の強度差を計算した。同様に、第2のモデルの端子T102,T103から出力される2つの出力信号の強度差を計算した。図4は、該シミュレーション結果を示したグラフである。縦軸は、出力信号の強度差を示し、横軸は、周波数を示している。
図4によれば、周波数が高くなるにしたがって、第2のモデルでは、出力信号の強度差が大きくなっていることが分かる。一方、第1のモデルでは、出力信号の強度差が第2のモデルに比べて大きくなっていないことが分かる。よって、図4に示すシミュレーション結果より、分配器10によれば、等しい波形の出力信号を容易に得ることができることが分かる。
(その他の実施形態)
本発明に係る分配器は、前記実施形態に示した分配器10に限らない。したがって、その要旨の範囲内において、設計変更することができる。
分配器10では、図1に示すように、接続部34は、本体12の表面に設けられている。しかしながら、接続部34は、必ずしも、本体12の表面に設けられていなくてもよい。接続部34は、本体12の内部(例えば、積層体14の内部)に設けられていてもよい。このように、接続部34は、本体12の内部に設けられた場合には、図2の引出し部30cと引出し部30bとを電気的に接続していればよい。したがって、この場合には、外部電極20dを必ずしも設ける必要はない。
(分配器の製造方法)
以上のように構成された分配器10の製造方法について、以下に図面を参照しながら説明する。以下では分配器10を単品で製造する場合について説明するが、量産の際には複数個の分配器10を備えたマザー基板を使用して効率良く生産する。図5ないし図7は、分配器10の製造手順を示す外観斜視図である。
まず、強磁性体のフェライトからなる磁性体基板18を用意する。次に、図5(a)に示すように、磁性体基板18上にフォトリソグラフィ等の薄膜形成手段により、Ag,Pd,Cu,Alあるいはこれらの合金等からなるコイル導体26dを形成する。より詳細には、めっき、蒸着、スパッタリング等によって金属膜を磁性体基板18の表面全面に形成した後、感光性レジスト膜を金属膜の表面に塗布し、露光、現像する。次に、感光性レジスト膜から露出した金属膜の部分をエッチングして不要な部分の金属膜を除去した後、感光性レジスト膜を剥離する。こうして、磁性体基板18上にコイル導体26dを形成する。
次に、図5(b)に示すように、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、環状オレフィン樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂等の樹脂あるいはSiO2等のガラス、ガラスセラミックス等からなる絶縁体層14dを磁性体基板18上に薄膜形成手段により形成する。この際、ビアホール導体b2を形成すべき位置に、絶縁体層14dを貫通するビアホールh2を形成する。薄膜形成手段としては、例えばフォトリソグラフィや印刷等の方法が採用される。フォトリソグラフィでは、例えばスピン法、ディップ法、スプレー法、転写法等によって感光性樹脂膜を磁性体基板18の表面全面に形成した後、露光、現像して所定の絶縁体層14dを得る。また、その他のフォトリソグラフィでは、前記スピン法等によって絶縁性樹脂膜を磁性体基板18の表面全面に形成した後、感光性レジスト膜を絶縁性樹脂膜の表面に塗布し、露光、現像する。次に、感光性レジスト膜から露出した絶縁性樹脂膜の部分をエッチングして不要な部分の絶縁性樹脂膜を除去した後、感光性レジスト膜を剥離する。あるいは、前記スピン法等により得た絶縁体膜を、レーザビームによって穴明け、切断を行う。こうして磁性体基板18の表面に絶縁体層14dを形成する。
次に、図5(c)に示すように、絶縁体層14d上にフォトリソグラフィ等の薄膜形成手段により、コイル導体26c及びビアホール導体b2を形成する。これにより、コイル導体26cとコイル導体26dとがビアホール導体b2により接続される。
次に、図6(a)に示すように、薄膜形成手段にて絶縁体層14cを形成する。次に、図6(b)に示すように、絶縁体層14c上にフォトリソグラフィ等の薄膜形成手段により、コイル導体26bを形成する。
次に、図6(c)に示すように、薄膜形成手段にて絶縁体層14bを形成する。この際、ビアホール導体b1を形成すべき位置に、絶縁体層14bを貫通するビアホールh1を形成する。次に、図7(a)に示すように、絶縁体層14b上にフォトリソグラフィ等の薄膜形成手段により、コイル導体26a及びビアホール導体b1を形成する。これにより、コイル導体26aとコイル導体26bとがビアホール導体b1により接続される。
次に、図7(b)に示すように、薄膜形成手段にて絶縁体層14aを形成する。次に、図7(c)に示すように、磁性体基板16を絶縁体層14a上に載置した後、真空ホットプレス機にセットして真空中にて熱圧着する。これにより、磁性体基板16,18と絶縁体層14a〜14dが一体化された本体12が得られる。
次に、外部電極20a〜20d及び接続部34が形成されるべき部分に開口を有する箱の中に本体12を入れる。そして、本体12に対して、例えば、蒸着、スパッタリング、無電解めっき等を施して、Ag,Pd,Cu,Alあるいはこれらの合金等からなる外部電極20a〜20d及び接続部34を形成する。以上の工程を経て、図1に示すような分配器10が完成する。
本実施形態に係る分配器の外観斜視図である。 図1の分配器の本体の分解斜視図である。 図1の分配器の等価回路図である。 シミュレーション結果を示したグラフである。 分配器の製造手順を示す外観斜視図である。 分配器の製造手順を示す外観斜視図である。 分配器の製造手順を示す外観斜視図である。 特許文献1に記載のコモンモードチョークコイルが用いられた分配器の回路図である。
符号の説明
L1,L2 コイル
R 抵抗
b1,b2 ビアホール導体
10 分配器
12 本体
14 積層体
14a〜14d 絶縁体層
16,18 磁性体基板
20a〜20d 外部電極
26a〜26d コイル導体
28b,28d コイル部
29a,29c 配線部
30a〜30d 引出し部
32a〜32d 接続端
34 接続部

Claims (4)

  1. 複数の絶縁層が積層されてなる本体と、
    前記本体に内蔵され、かつ、第1の端部及び第2の端部を有する第1のコイルと、
    前記本体に内蔵され、かつ、第3の端部及び第4の端部を有すると共に、前記第1のコイルと磁気的に結合する第2のコイルと、
    前記本体の表面に設けられ、かつ、前記第1の端部、前記第2の端部及び前記第3の端部のそれぞれに接続されている第1の外部電極、第2の外部電極及び第3の外部電極と、
    前記本体の表面又は該本体の内部に設けられ、前記第1の端部と前記第4の端部とを電気的に接続する接続部と、
    を備え、
    前記第1の外部電極より入力信号が入力し、前記第2の外部電極及び前記第3の外部電極より出力信号が出力すること、
    を特徴とする分配器。
  2. 前記本体の表面に設けられ、かつ、前記第4の端部に接続されている第4の外部電極を、
    更に備え、
    前記接続部は、前記本体の表面において前記第1の外部電極と前記第4の外部電極とを接続していること、
    を特徴とする請求項1に記載の分配器。
  3. 前記第1の外部電極及び前記第3の外部電極は、前記本体の第1の側面に設けられており、
    前記第2の外部電極及び前記第4の外部電極は、前記第1の側面に対向している前記本体の第2の側面に設けられており、
    前記第1の外部電極と前記第4の外部電極とは互いに対向しており、
    前記第2の外部電極と前記第3の外部電極とは互いに対向していること、
    を特徴とする請求項2に記載の分配器。
  4. 前記本体は、
    前記複数の絶縁層からなる積層体を積層方向から挟む2つの磁性体層を含んでいること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の分配器。
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