JPH09307395A - 3分配器 - Google Patents

3分配器

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JPH09307395A
JPH09307395A JP11984796A JP11984796A JPH09307395A JP H09307395 A JPH09307395 A JP H09307395A JP 11984796 A JP11984796 A JP 11984796A JP 11984796 A JP11984796 A JP 11984796A JP H09307395 A JPH09307395 A JP H09307395A
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JP
Japan
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coil conductor
coil
conductor patterns
pattern
coils
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JP11984796A
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English (en)
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Hiroyuki Tadai
裕之 但井
Toshihiko Tanaka
俊彦 田中
Tsuyoshi Takeda
剛志 武田
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Proterial Ltd
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で、低損失の積層型3分配器を提供す
る。 【構成】 積層体内部に少なくとも6つのコイル用導体
パターンが形成され、そのうち第1と第2のコイル用導
体パターンは、ωLがほぼ50Ωとなるインダクタン
ス、第3と第6のコイル用導体パターンは、ωLがほぼ
20〜40Ωとなるインダクタンス、第4と第5のコイ
ル用導体パターンは、ωLがほぼ60〜80Ωとなるイ
ンダクタンスとなるように構成され、これらのコイルか
らなる3分配器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルコードレ
ス電話、携帯電話等の高周波信号を3つに分ける分配器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波通信機器で使用される分配器
は、1/4波長のマイクロストリップラインを使用した
方向性結合器、ブランチライン形ハイブリッド等を使用
していたが、携帯電話等の通信機器の小型化に伴い、チ
ップ抵抗を用いた抵抗型分配器、あるいはフェライトコ
アに巻線を施したトランス型分配器などが用いられるよ
うになっている。この分配器として、3分配を行うもの
としては、抵抗分配方式のものがあった。その等価回路
図を図8に示す。また、2分配器を3個使用することに
よって3分配器を構成することもできる。この2分配器
において、フェライトコアを用いたトランス型2分配器
の一例の斜視図を図9に、等価回路図を図10に示す。
図9に示すように、メガネ形状のフェライトコア81に
巻線82を施し、その巻線82のリード線を端子83、
84に接続し、また中間タップを端子85に接続して形
成されている。そして、中間タップに入力された電力が
2分され、出力端子83、84に出力される。また、こ
の2分配器を積層構造とすることが、特開平7−745
75号公報に記載されている。この公報に記載されてい
るには、誘電体基板上にストリップライン電極を形成
し、これを積層してなる分配器であって、前記ストリッ
プライン電極は、全長が約ωL=100Ωとなるインダ
クタンスLを得られる長さに形成され、その半分の長さ
のところから中間タップが引き出され、前記ストリップ
ライン電極の両端部及び中間タップの引き出し電極が積
層体の側面に形成されているトランス型積層2分配器で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
抵抗分配方式では、挿入損失(分配損失)が、12〜1
5dB程度と大きく、3つの出力端子間のアイソレーシ
ョンが小さいという問題点があった。またフェライトコ
アを用いたトランス型分配器は、マイクロ波帯でのフェ
ライトの材料損失(μ”)が大きいため、分配器として
損失が大きく、又極細の線材を巻線として使用している
為、部品としての信頼性に不安があるという問題点があ
り、さらにこれを3個用いたのでは、取り付け面積が大
きくなる。また、トランス型積層2分配器も、これを3
個用いたのでは、取り付け面積が大きくなるとともに、
部品点数が多くなるという問題点がある。また、1/4
波長のマイクロストリップラインを使用した分配器は、
その寸法が大きくなり、携帯電話等の移動無線機には適
さない。本発明は、上記の事を鑑みて、小型で、低損失
の積層型3分配器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイル用の導
体パターンが形成されたセラミック絶縁層を積層、一体
焼成してなる積層体であって、該積層体内部に少なくと
も6つのコイル用導体パターンが形成され、そのうち第
1と第2のコイル用導体パターンは、ωLがほぼ50Ω
となるインダクタンス、第3と第6のコイル用導体パタ
ーンは、ωLがほぼ20〜40Ωとなるインダクタン
ス、第4と第5のコイル用導体パターンは、ωLがほぼ
60〜80Ωとなるインダクタンスとなるように構成さ
れ、第1と第2のコイル用導体パターンのそれぞれの一
端を接続して入力端とし、第1のコイル用導体パターン
の他端と第3と第4のコイル用導体パターンのそれぞれ
の一端を接続し、第2のコイル用導体パターンの他端と
第5と第6のコイル用導体パターンのそれぞれの一端を
接続し、第4と第5のコイル用導体パターンのそれぞれ
の他端を接続して出力端とし、第3のコイル用導体パタ
ーンの他端、及び第6のコイル用導体パターンの他端を
それぞれ出力端としてなる3分配器である。また本発明
は、前記第1と第2のコイル用導体パターンのそれぞれ
の他端の間に接続される抵抗、前記第3と第4のコイル
用導体パターンのそれぞれの他端の間に接続される抵
抗、前記第5と第6のコイル用導体パターンのそれぞれ
の他端の間に接続される抵抗、のうち少なくとも1つの
抵抗を前記積層体の外表面上に配置したものである。ま
た本発明は、前記入力端に接続されるコンデンサ、第1
のコイル用導体パターンの他端に接続されるコンデン
サ、第2のコイル用導体パターンの他端に接続されるコ
ンデンサのうち少なくとも一つを前記積層体内部にパタ
ーン電極で構成したものである。また本発明は、前記第
1、第2、第4及び第5のコイル用導体パターンのそれ
ぞれは、周回状に巻回されたパターンによって形成さ
れ、前記第3と第6のコイル用導体パターンのそれぞれ
は、ミアンダ状パターンによって形成されているもので
ある。また本発明は、前記第1、第2、第4及び第5の
コイル用導体パターンのそれぞれは、少なくとも2層以
上に分かれて形成された導体パターンを接続して形成さ
れ、前記第3と第6のコイル用導体パターンのそれぞれ
は、1層上に形成されているものである。
【0005】また本発明は、上記の積層構造に限ること
なく、6つのコイルから構成される3分配器であって、
第1と第2のコイルは、ωLがほぼ50Ωとなるインダ
クタンス、第3と第6のコイルは、ωLがほぼ20〜4
0Ωとなるインダクタンス、第4と第5のコイルは、ω
Lがほぼ60〜80Ωとなるインダクタンスとなるよう
に6つのコイルが構成され、第1と第2のコイルのそれ
ぞれの一端を接続して入力端とし、第1のコイルの他端
と第3と第4のコイルのそれぞれの一端を接続し、第2
のコイルの他端と第5と第6のコイルのそれぞれの一端
を接続し、第4と第5のコイルのそれぞれの他端を接続
して出力端とし、第3のコイルの他端、及び第6のコイ
ルの他端をそれぞれ出力端としてなる3分配器である。
また、前記第1と第2のコイルのそれぞれの他端の間、
前記第3と第4のコイルのそれぞれの他端の間、前記第
5と第6のコイル用のそれぞれの他端の間に、抵抗を、
また、前記入力端、第1のコイルの他端、第2のコイル
の他端に、コンデンサを接続しても良い。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施例の積層分解
図を図1に、斜視図を図2に示す。この実施例の3分配
器1は、パターン電極の形成された誘電体基板を積層し
て構成され、側面及び表面に外部電極が形成されてい
る。この誘電体基板にはセラミックグリーンシートが用
いられ、そのセラミックグリーンシートに電極膜を形成
した後積層し、焼成されて構成される。また、外部電極
は、積層体を焼成した後に形成しても良いし、焼成前に
形成しても良い。この実施例について更に詳しく説明す
る。セラミックグリーンシート11の一面に、一側面か
ら伸びるリードパターン2に続いて2つのコイル用導体
パターン21a、22aが形成され、そのコイル用導体
パターン21a、22aの端部にはスルーホール電極4
a、5aが形成されている。次にその下側に積層される
セラミックグリーンシート12の一面には、2つのコイ
ル用導体パターン21b、22bが形成され、そのコイ
ル用導体パターン21b、22bのそれぞれの一端に
は、上記のセラミックグリーンシート11上のスルーホ
ール電極4a、5aに対応するスルーホール用ラウンド
電極4b、5bが形成され、それぞれの他端は、一側面
に引き出されるリードパターン21c、22cが形成さ
れている。次にその下側に積層されるセラミックグリー
ンシート13の一面には、1つのコイル用導体パターン
24aが形成され、そのコイル用導体パターン24aの
一端には、スルーホール電極6aが形成され、他端は、
一側面に引き出されるリードパターン24cが形成され
ている。このリードパターン24cは、上記のリードパ
ターン21cと同じ側面の同じ位置に引き出されてい
る。次にその下側に積層されるセラミックグリーンシー
ト14の一面には、他側面から伸びるリードパターン3
に続いて2つのコイル用導体パターン24b、25aが
形成され、そのコイル用導体パターン24bの端部に
は、上記コイル用導体パターン24aの一端のスルーホ
ール電極6aに対応するスルーホール用ラウンド電極6
bが形成されている。また、コイル用導体パターン25
aの端部にはスルーホール電極7aが形成されている。
次にその下側に積層されるセラミックグリーンシート1
5の一面には、1つのコイル用導体パターン25bが形
成され、そのコイル用導体パターン25bの一端には、
上記コイル用導体パターン25aの一端のスルーホール
電極7aに対応するスルーホール用ラウンド電極7bが
形成され、他端は、一側面に引き出されるリードパター
ン25cが形成されている。このリードパターン25c
は、上記のリードパターン22cと同じ側面の同じ位置
に引き出されている。次にその下側に積層されるセラミ
ックグリーンシート16の一面には、2つのコイル用導
体パターン23、26が形成され、そのコイル用導体パ
ターン23、26のそれぞれは、ミアンダ状のパターン
であり、それぞれの両端が一側面及び他側面に引き出さ
れるリードパターン23a、23b、26a、26bが
形成されている。また、セラミックグリーンシート11
の上には、セラミックグリーンシート17が積層され、
そのセラミックグリーンシート17上には、2つのパタ
ーン電極8、9が形成されている。このセラミックグリ
ーンシートは、誘電率が約8の誘電体材料を用い、導体
パターンは、Agペーストを印刷して形成した。この積
層体は、積層、圧着後、約900℃で一体焼成して形成
し、外部電極31、32、33、34、35、36を印
刷焼き付けし、更にメッキを施して形成した。この外部
電極34、35、36は他方の側面であり、図2では見
えない。
【0007】この実施例の等価回路図を図3に示す。第
1のコイルL1は、コイル用導体パターン21a、21
bをスルーホール接続して形成し、第2のコイルL2
は、コイル用導体パターン22a、22bをスルーホー
ル接続して形成している。そして、その第1のコイルL
1と第2のコイルL2の一端同士を接続して入力端とし
ている。これは、リードパターン2の部分であり、外部
電極33が入力端となる。この第1のコイルL1と第2
のコイルL2は、ほぼωL=50Ωとなるようにライン
長を設定した。次に、第1のコイルL1の他端と接続さ
れる第3のコイルL3は、コイル用導体パターン23で
形成される。また、第1のコイルL1の他端と接続され
る第4のコイルL4は、コイル用導体パターン24a、
24bをスルーホール接続して形成される。この第1の
コイルL1と第3、4のコイルL3、L4との接続は、
外部電極31で接続される。この第3のコイルは、ωL
が20〜40Ωになるようにライン長を設定した。また
第4のコイルは、ωLが60〜80Ωになるようにライ
ン長を設定した。次に、第2のコイルL2の他端と接続
される第5のコイルL5は、コイル用導体パターン25
a、25bをスルーホール接続して形成される。また、
第2のコイルL2の他端と接続される第6のコイルL6
は、コイル用導体パターン26で形成される。この第2
のコイルL2と第5、6のコイルL5、L6との接続
は、外部電極32で接続される。この第5のコイルは、
ωLが60〜80Ωになるようにライン長を設定した。
また第6のコイルは、ωLが20〜40Ωになるように
ライン長を設定した。これにより、6つのコイルからな
る3分配器を構成した。この第3及び第6コイルのイン
ダクタンスは、30〜40Ωがより好ましく。第4及び
第5コイルのインダクタンスは、60〜70Ωがより好
ましい。
【0008】また本発明の実装の等価回路を図4に示
す。入力端には、アースとの間にコンデンサC1が接続
され、第1のコイル及び第2のコイルのそれぞれの他端
に、コンデンサC2、C3が接続される。また、第1の
コイルの他端と第2のコイルの他端の間には、抵抗R1
が接続され、第3のコイルの他端と第4のコイルの他端
の間には、抵抗R2が接続され、第5のコイルの他端と
第6のコイルの他端の間には、抵抗R3が接続される。
この抵抗は、それぞれ100Ωとした。この実施例の斜
視図を図5に示す。この実施例は、まず、第1のコイル
の他端と第2のコイルの他端の間に接続される抵抗R1
が、積層型3分配器1の上部表面のパターン電極8、9
間に接続されている。ここでは、チップ抵抗を搭載した
が、抵抗材料パターンを印刷形成しても良い。また、プ
リント基板40上に、その積層型3分配器1を搭載す
る。このプリント基板40上には、積層型3分配器の外
部電極31、32、33、34、35、36に対応した
パターン41、42、43、44、45、46が形成さ
れている。そして、アースパターン47、48も形成さ
れており、入力端のパターン43とアースパターン47
との間にコンデンサC1が接続されている。また、それ
ぞれC2、C3、R2、R3もプリント基板上に接続搭
載されている。
【0009】この実施例において、1.66GHz用の
3分配器を構成した。このとき、L1、L2を4.8n
Hとし、L3、L6を2.88〜3.84nHとし、L
4、L5を5.75〜6.71nHとして構成した。そ
の挿入損失特性を図6に、アイソレーション特性を図7
に示す。このセラミックグリーンシートは、誘電率約8
で、厚さ0.1mmの低温度焼成可能な誘電体材料から
なり、コイル用パターン電極は、幅0.1mm、厚さ1
0μmのAg電極からなる。なお、寸法は、焼成後の寸
法である。また、この実施例の外形は、3.2×1.6
mmで厚さ1.0mmと非常に小型化された。このコン
デンサは、3pFのチップコンデンサを付加した。この
実施例の挿入損失(分配損失)は、3分配損失を含めて
も6dB以下とほとんど損失がなく、又アイソレーショ
ン特性も20dB以上と良好な積層型3分配器を得るこ
とができた。上記実施例では、コイルを積層構造で構成
し、非常に小型の3分配器を構成することができた。ま
た、抵抗、コンデンサの少なくとも1つを積層体内にパ
ターン電極で構成することも可能である。それにより、
一層の小型化を図ることもできる。また積層構造でなく
ても構成することは可能である。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、挿入損失(分配損失)
が少なく、かつ非常に小型化された3分配器を得ること
ができる。また積層型とする事により、極めて小型の積
層型3分配器を提供でき、また面実装可能な構造であ
り、携帯電話等マイクロ波部品の小型化に極めて有益で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の積層分解図である。
【図2】本発明に係る一実施例の斜視図である。
【図3】図1に示す実施例の等価回路である。
【図4】本発明に係る一実施例の等価回路である。
【図5】本発明に係る実施例の斜視図である。
【図6】本発明に係る実施例の挿入損失特性である。
【図7】本発明に係る実施例のアイソレーション特性で
ある。
【図8】従来例の抵抗分配方式の等価回路図である。
【図9】従来例のフェライトコアを用いたトランス型2
分配器の斜視図である。
【図10】図10の従来例の抵抗分配方式の等価回路図
である。
【符号の説明】
1 積層型3分配器 11、12、13、14、15、16、17 セラミッ
クグリーンシート 2、21c、22c、24c、3、25c、23a、2
3b、26a、26bリードパターン 21a、21b、22a、22b、24a、24b、2
5a、25b、23、26 コイル用導体パターン 4a、5a、6a、7a スルーホール電極 4b、5b、6b、7b スルーホール用ラウンド電極 8、9、31、32、33、34、35、36 外部電
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】この実施例において、1.66GHz用の
3分配器を構成した。このとき、L1、L2を4.8n
Hとし、L3、L6を2.88〜3.84nHとし、L
4、L5を5.75〜6.71nHとして構成した。そ
の挿入損失特性を図6に、アイソレーション特性を図7
に示す。このセラミックグリーンシートは、誘電率約8
で、厚さ0.1mmの低温度焼成可能な誘電体材料から
なり、コイル用パターン電極は、幅0.1mm、厚さ1
0μmのAg電極からなる。なお、寸法は、焼成後の寸
法である。また、この実施例の外形は、3.2×1.6
mmで厚さ1.0mmと非常に小型化された。このコン
デンサは、0.5〜1.5pFのチップコンデンサを付
加した。この実施例の挿入損失(分配損失)は、3分配
損失を含めても6dB以下とほとんど損失がなく、又ア
イソレーション特性も15dB以上と良好な積層型3分
配器を得ることができた。上記実施例では、コイルを積
層構造で構成し、非常に小型の3分配器を構成すること
ができた。また、抵抗、コンデンサの少なくとも1つを
積層体内にパターン電極で構成することも可能である。
それにより、一層の小型化を図ることもできる。また積
層構造でなくても構成することは可能である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル用の導体パターンが形成されたセ
    ラミック絶縁層を積層、一体焼成してなる積層体であっ
    て、該積層体内部に少なくとも6つのコイル用導体パタ
    ーンが形成され、そのうち第1と第2のコイル用導体パ
    ターンは、ωLがほぼ50Ωとなるインダクタンス、第
    3と第6のコイル用導体パターンは、ωLがほぼ20〜
    40Ωとなるインダクタンス、第4と第5のコイル用導
    体パターンは、ωLがほぼ60〜80Ωとなるインダク
    タンスとなるように構成され、第1と第2のコイル用導
    体パターンのそれぞれの一端を接続して入力端とし、第
    1のコイル用導体パターンの他端と第3と第4のコイル
    用導体パターンのそれぞれの一端を接続し、第2のコイ
    ル用導体パターンの他端と第5と第6のコイル用導体パ
    ターンのそれぞれの一端を接続し、第4と第5のコイル
    用導体パターンのそれぞれの他端を接続して出力端と
    し、第3のコイル用導体パターンの他端、及び第6のコ
    イル用導体パターンの他端をそれぞれ出力端としてなる
    3分配器。
  2. 【請求項2】 前記第1と第2のコイル用導体パターン
    のそれぞれの他端の間に接続される抵抗、前記第3と第
    4のコイル用導体パターンのそれぞれの他端の間に接続
    される抵抗、前記第5と第6のコイル用導体パターンの
    それぞれの他端の間に接続される抵抗、のうち少なくと
    も1つの抵抗を前記積層体の外表面上に配置したことを
    特徴とする請求項1記載の3分配器。
  3. 【請求項3】 前記入力端に接続されるコンデンサ、第
    1のコイル用導体パターンの他端に接続されるコンデン
    サ、第2のコイル用導体パターンの他端に接続されるコ
    ンデンサのうち少なくとも一つを前記積層体内部にパタ
    ーン電極で構成したことを特徴とする請求項1記載の3
    分配器。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2、第4及び第5のコイル
    用導体パターンのそれぞれは、周回状に巻回されたパタ
    ーンによって形成され、前記第3と第6のコイル用導体
    パターンのそれぞれは、ミアンダ状パターンによって形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の3分配
    器。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2、第4及び第5のコイル
    用導体パターンのそれぞれは、少なくとも2層以上に分
    かれて形成された導体パターンを接続して形成され、前
    記第3と第6のコイル用導体パターンのそれぞれは、1
    層上に形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    3分配器。
  6. 【請求項6】 第1と第2のコイルは、ωLがほぼ50
    Ωとなるインダクタンス、第3と第6のコイルは、ωL
    がほぼ20〜40Ωとなるインダクタンス、第4と第5
    のコイルは、ωLがほぼ60〜80Ωとなるインダクタ
    ンスとなるように6つのコイルが構成され、第1と第2
    のコイルのそれぞれの一端を接続して入力端とし、第1
    のコイルの他端と第3と第4のコイルのそれぞれの一端
    を接続し、第2のコイルの他端と第5と第6のコイルの
    それぞれの一端を接続し、第4と第5のコイルのそれぞ
    れの他端を接続して出力端とし、第3のコイルの他端、
    及び第6のコイルの他端をそれぞれ出力端としてなる3
    分配器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012081307A1 (ja) * 2010-12-13 2012-06-21 太陽誘電株式会社 積層型電力分配器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012081307A1 (ja) * 2010-12-13 2012-06-21 太陽誘電株式会社 積層型電力分配器
JP2012142550A (ja) * 2010-12-13 2012-07-26 Taiyo Yuden Co Ltd 積層型電力分配器
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