JP2000286615A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2000286615A
JP2000286615A JP11087264A JP8726499A JP2000286615A JP 2000286615 A JP2000286615 A JP 2000286615A JP 11087264 A JP11087264 A JP 11087264A JP 8726499 A JP8726499 A JP 8726499A JP 2000286615 A JP2000286615 A JP 2000286615A
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和幸 水野
Takami Hirai
隆己 平井
Yasuhiko Mizutani
靖彦 水谷
Hiroyuki Arai
宏之 新井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配線基板にアンテナ装置とは別途にインピーダ
ンス整合回路を実装することなくインピーダンス整合が
できるようにして、アンテナ装置を有する電子機器や通
信機器等の小型化を図る。 【解決手段】アンテナ部16とアース電極18及び20
とを有する誘電体基板12に、アンテナ部16のインピ
ーダンスを給電線路の特性インピーダンスに整合するた
めのインピーダンス整合回路部22を形成し、アンテナ
部16とインピーダンス整合回路部22とを一体化して
構成する。この場合、誘電体基板12を多数の誘電体層
S1〜S4を積層して構成し、アンテナ部16を誘電体
基板12の一主面に形成し、インピーダンス整合回路部
22を誘電体基板12に内装して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体基体の表面
に電極膜によるアンテナパターンを形成したアンテナ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、アンテナ装置の小型化並びに
通信機の小型化を図るために、例えば誘電体基体の表面
に電極膜によるアンテナパターンを形成したものが多数
提案されている(例えば特開平10−41722号公
報、特開平9−162633号公報、特開平10−32
413号公報参照)。
【0003】これらのアンテナ装置の多くは、配線基板
に直接実装して使用でき、このことが長所の1つとなっ
ている。
【0004】一方、基板に実装される電子部品は、特性
インピーダンスが50オームで使用されることを前提と
して作製されている。従って、アンテナ装置への給電線
路の特性インピーダンスも50オームとなる。
【0005】しかし、アンテナ装置のインピーダンス
は、一般に50オームでないため、インダクタンスやキ
ャパシタンスを並列、直列に組み合わせたもの(インピ
ーダンス整合回路)を前記アンテナ装置とは別途に配線
基板に実装してインピーダンスの整合をとるようにして
いるため、アンテナ装置を有する電子機器や通信機器等
の小型化に限界が生じるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を考慮してなされたものであり、配線基板にアンテナ
装置とは別途にインピーダンス整合回路を実装すること
なくインピーダンス整合ができ、アンテナ装置を有する
電子機器や通信機器等の小型化を図ることができるアン
テナ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアンテナ装
置は、アンテナ部とインピーダンス整合回路部とが1つ
の誘電体基板に一体化されて構成される。そのため、配
線基板にアンテナ装置とは別途にインピーダンス整合回
路を実装することなくインピーダンス整合ができ、アン
テナ装置を有する電子機器や通信機器等の小型化を図る
ことができる。
【0008】そして、前記構成において、前記誘電体基
板を多数の誘電体層を積層して構成し、前記インピーダ
ンス整合回路部を前記誘電体基板に内装して構成しても
よい。
【0009】この場合、前記インピーダンス整合回路部
は、前記アンテナ部と前記アース電極間に直列接続され
た2つの容量と、前記2つの容量の接続点と前記給電線
路の給電点との間に接続されたインダクタンスとを有す
るようにしてもよい。
【0010】具体的には、前記インピーダンス整合回路
部は、前記誘電体基板に内装され、前記アンテナ部と容
量結合される第1の電極と、前記誘電体基板に内装さ
れ、前記アース電極と容量結合される第2の電極と、前
記誘電体基板に内装され、前記第1及び第2の電極とを
電気的に接続するスルーホールと、前記誘電体基板に内
装され、前記スルーホールと前記給電線路の給電点との
間に形成されたインダクタンスとを有して構成すること
ができる。
【0011】また、前記インピーダンス整合回路部は、
前記アンテナ部と前記給電線路の給電点との間に接続さ
れた容量を有するようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るアンテナ装置
のいくつかの実施の形態例を図1〜図12を参照しなが
ら説明する。
【0013】まず、第1の実施の形態に係るアンテナ装
置10Aは、図1に示すように、複数枚の板状の誘電体
層が積層、焼成されて構成された誘電体基板12の上面
に電極膜により形成されたモノポールアンテナ14から
なるアンテナ部16と、前記誘電体基板12の側面や下
面等に形成されたアース電極20と、前記誘電体基板1
2に内装されたインピーダンス整合回路部22とを具備
して構成されている。
【0014】具体的には、前記誘電体基板12は、図1
に示すように、上から順に、第1の誘電体層S1〜第4
の誘電体層S4が積み重ねられて構成されている。これ
ら第1〜第4の誘電体層S1〜S4はそれぞれ1枚ある
いは複数枚の層にて構成される。前記インピーダンス整
合回路部22は、第2の誘電体層S2の上面から第4の
誘電体層S4の上面にかけて形成されている。
【0015】また、図2Aに示すように、誘電体基板1
2の外周面のうち、例えば一側面に、アンテナ部16に
給電を行う図示しない給電回路からの給電線路の給電点
(給電用電極)24が形成され、図2Bに示すように、
誘電体基板12の下面と両側面の一部にかけてアース電
極20が形成されている。
【0016】そして、この第1の実施の形態に係るアン
テナ装置10Aにおいては、第1の誘電体層S1の一主
面(誘電体基板12の上面となる面)に短冊状のモノポ
ールアンテナ14が形成され、第2の誘電体層S2の一
主面に前記アンテナ14と容量結合される第1の電極3
0が形成されている。
【0017】また、第3の誘電体層S3の一主面に、一
端が給電点24に接続されたストリップラインの引き回
しによるインダクタンス32が形成され、第4の誘電体
層S4の一主面に該第4の誘電体層S4の他主面(誘電
体基板12の下面となる面)に形成されたアース電極2
0と容量結合される第2の電極34が形成されている。
【0018】前記第1の電極30と、インダクタンス3
2の他端と、第2の電極34とは、第2の誘電体層S2
と第3の誘電体層S3を貫通するスルーホール36を通
じて互いに電気的に接続され、これら第1の電極30、
インダクタンス32及び第2の電極34にてインピーダ
ンス整合回路部22が構成される。
【0019】第1の実施の形態に係るアンテナ装置10
Aは、基本的には以上のように構成されるものである
が、ここで、各電極の電気的な結合について図3及び図
4を参照しながら説明する。
【0020】まず、アンテナ部16を構成するモノポー
ルアンテナ14と第1の電極30との間に静電容量C1
が形成され、第2の電極34とアース電極20との間に
静電容量C2が形成され、これら第1の電極30及び第
2の電極34がスルーホール36を通じて直列接続され
たかたちとなる。
【0021】更に、これら2つの静電容量C1及びC2
のスルーホール36による接続点と給電点24との間に
インダクタンス32が接続される。
【0022】即ち、この第1の実施の形態に係るアンテ
ナ装置10Aにおいては、図4に示すように、アンテナ
14とアース電極20との間に2つの静電容量C1及び
C2が直列接続され、これら2つの静電容量C1及びC
2の接続点aと給電点24との間にインダクタンスLが
接続され、1つの誘電体基板12においてアンテナ部1
6とインピーダンス整合回路部22とが一体化されたか
たちとなる。
【0023】従来のアンテナ装置では、該アンテナ装置
のインピーダンスを給電線路の特性インピーダンスに整
合させるために、インピーダンス整合回路を別途用意し
て配線基板にアンテナ装置とインピーダンス整合回路を
実装するようにしていたが、第1の実施の形態に係るア
ンテナ装置10Aでは、アンテナ部16とインピーダン
ス整合回路部22とが一体化されているため、アンテナ
装置10Aのインピーダンス、即ち、給電点24でのイ
ンピーダンスは、給電線路の特性インピーダンス(50
オーム)に整合されており、配線基板に別途インピーダ
ンス整合回路を実装する必要がない。
【0024】ここで、2つの実験例(便宜的に第1及び
第2の実験例と記す)を説明する。まず、第1の実験例
は、ネットワークアナライザを使用して、比較例と実施
例の1.5〜3GHzにわたる反射係数がどのように変
化するかを極座標表示して確かめたものである。
【0025】実施例は、第1の実施の形態に係るアンテ
ナ装置10Aと同じ構成を有し、比較例は、第1の実施
の形態に係るアンテナ装置10Aにおいてインピーダン
ス整合回路部22を除去した構成を有する。
【0026】第1の実験例の結果を図5に示す。実施例
の反射特性を実線aで示し、比較例の反射特性を破線b
で示す。
【0027】アンテナ装置10Aのインピーダンスを
Z、給電線路の特性インピーダンスをZ0 とし、正規化
インピーダンスをZ/Z0 =r+jxとしたとき、アン
テナ装置10AのインピーダンスZが特性インピーダン
スZ0 に整合するとは、Z/Z 0 =1となること、即
ち、図5のスミスチャート上において、r=1であっ
て、かつ、x=0のポイントPを通過することが必須と
なる。
【0028】実施例は、その反射特性中、×で示すよう
に、(r,x)=(1,0)のポイントPを通過してお
り、アンテナ装置10AのインピーダンスZが特性イン
ピーダンスZ0 に整合されていることがわかる。なお、
ポイントPでの周波数は2352MHzであった。
【0029】一方、比較例は、前記ポイントPを通過し
ておらず、インピーダンスZが整合されていないことが
わかる。参考のため、比較例の反射特性において周波数
2352MHzのポイントを●で示す。
【0030】次に、第2の実験例は、前記比較例と実施
例の反射減衰量(リターンロス)をみたものであり、こ
の第2の実験例の結果を図6に示す。図6において、実
施例の周波数特性を実線cで示し、比較例の周波数特性
を破線dで示す。
【0031】図6から、比較例においては、前記周波数
2352MHzにおいてわずかに反射減衰量が増加して
いるが、その量は−10dBまで達せず、アンテナ装置
のインピーダンスZが特性インピーダンスZ0 と整合が
とれていないことがわかる。
【0032】一方、実施例においては、前記周波数23
52MHzにおいて大幅に反射減衰量が増加し、その量
も−50dBまで達しており、アンテナ装置のインピー
ダンスZが特性インピーダンスZ0 と整合がとれている
ことがわかる。
【0033】このように、第1の実施の形態に係るアン
テナ装置10Aは、アンテナ部16とインピーダンス整
合回路部22とが1つの誘電体基板12に一体化されて
構成されているため、配線基板にアンテナ装置10Aと
は別途にインピーダンス整合回路を実装することなくイ
ンピーダンス整合ができ、アンテナ装置10Aを有する
電子機器や通信機器等の小型化を図ることができる。
【0034】上述の第1の実施の形態に係るアンテナ装
置10Aは、誘電体基板12の上面にアンテナ部16を
構成するアンテナを形成するようにしたが、その他、図
7に示す変形例に係るアンテナ装置10Aaのように、
アンテナ14が形成された第1の誘電体層S1上に別の
誘電体層S5を積層することにより、アンテナ14を誘
電体基板12内に形成するようにしてもよい。
【0035】次に、第1の実施の形態に係るアンテナ装
置10Aの製造方法について説明する。第1の実施の形
態に係るアンテナ装置10Aにおいては、各種電極を誘
電体基板12内に内装することから、これらの電極は、
損失の少ない比抵抗の低いものを用いることが望まし
く、低抵抗のAg系、もしくはCu系の導体を用いるこ
とが好ましい。
【0036】使用する誘電体としては、信頼性が高く、
誘電率の選択の幅が広いもの、即ち、セラミック誘電体
が好ましい。この場合、アンテナ装置10Aの小型化を
有効に図ることができる。
【0037】また、製造方法としては、セラミック粉末
の成形体に導体ペーストを塗布して電極パターンを形成
した後、各々の成形体を積層し、更に焼成して緻密化
し、導体がその内部に積層された状態でセラミック誘電
体と一体化することが望ましい。
【0038】Ag系やCu系の導体を使用する場合に
は、それらの導体の融点が低く、通常の誘電体材料と同
時焼成することは困難であることから、それらの融点
(1100℃以下)よりも低い温度で焼成され得る誘電
体材料を用いる必要がある。
【0039】このような誘電体材料としては、例えばコ
ージェライト系ガラス粉末とTiO 2 粉末及びNd2
2 7 粉末との混合物等のガラス系のものや、BaO
−TiO2 −Re2 3 −Bi2 3 系組成(Re:レ
アアース成分)に若干のガラス形成成分やガラス粉末を
添加したもの、酸化バリウム−酸化チタン−酸化ネオジ
ウム系誘電体磁気組成物粉末に若干のガラス粉末を添加
したものがある。
【0040】一例として、MgO(18wt%)−Al
2 3 (37wt%)−SiO2 (37wt%)−B2
3 (5wt%)−TiO2 (3wt%)なる組成のガ
ラス粉末の73wt%と、市販のTiO2 粉末の17w
t%と、Nd2 Ti2 7 粉末の10wt%を十分に混
合し、混合粉末を得た。
【0041】なお、Nd2 Ti2 7 粉末は、Nd2
3 粉末とTiO2 粉末を1200℃で仮焼した後、粉砕
して得たものを使用した。
【0042】次いで、この混合粉末に、アクリル系有機
バインダ、可塑剤、トルエン及びアルコール系の溶剤を
加え、アルミナ玉石で十分に混合してスラリーとした。
そして、このスラリーを用いて、ドクターブレード法に
より、0.2mm〜0.5mmの厚みのグリーンテープ
を作製した。
【0043】次に、所定の位置にスルーホール用の孔を
形成した後、該孔に銀ペーストを充填する。そして、銀
ペーストを導体ペーストとして、図1に示した導体パタ
ーンをそれぞれ印刷し、次いで、これら導体パターンが
印刷されたグリーンテープの厚みを調整するために必要
なグリーンテープを重ねて図1の構造となるように重
ね、積層した後、例えば900℃で焼成して、誘電体基
板12を作製した。
【0044】上記のように構成した誘電体基板12の上
面にアンテナ14のパターンを印刷すると共に、誘電体
基板12の側面及び下面にアース電極18及び20のパ
ターンを印刷し、更に、誘電体基板12の側面にアース
電極18から絶縁するように給電点24のパターンを印
刷し、これら印刷したパターンを850℃で焼き付け
た。
【0045】以上の製造方法を採用することにより、1
つの誘電体基板12にアンテナ部16とインピーダンス
整合回路部22とが一体化されて形成されたアンテナ装
置10Aを容易に作製することができる。
【0046】次に、第2の実施の形態に係るアンテナ装
置10Bについて図8及び図9を参照しながら説明す
る。
【0047】この第2の実施の形態に係るアンテナ装置
10Bは、図8に示すように、第1及び第2の誘電体層
S1及びS2を積み重ねて焼成することにより、誘電体
基板12が構成され、更に、第1の誘電体層S1の一主
面に、短冊状のモノポールアンテナ14が形成され、第
2の誘電体層S2の一主面に、一端が給電点24に接続
され、かつ、アンテナ14と容量結合される電極40が
形成されて構成されている。
【0048】各電極の電気的な結合についてみると、図
9に示すように、アンテナ部16を構成するモノポール
アンテナ14と給電点24との間に電極40による静電
容量C11が形成され、1つの誘電体基板12において
アンテナ部16のアンテナ14と容量C11によるイン
ピーダンス整合回路部22とが一体化されたかたちとな
る。
【0049】この第2の実施の形態に係るアンテナ装置
10Bにおいても、第1の実施の形態に係るアンテナ装
置10Aと同様に、アンテナ部16とインピーダンス整
合回路部22とが一体化されているため、アンテナ装置
10Bのインピーダンス、即ち、給電点24でのインピ
ーダンスを、給電線路の特性インピーダンス(50オー
ム)に整合させることができ、配線基板に別途インピー
ダンス整合回路を実装する必要がない。
【0050】上述の例では、誘電体基板12の上面に短
冊状のアンテナ14を形成するようにしたが、その他、
図10に示すように、誘電体基板12の上面に、誘電体
基板12の幅とほぼ同じ幅にわたって蛇行するミアンダ
型のアンテナ42を形成するようにしてもよい。また、
図11に示すように、ミアンダ型のアンテナ42を誘電
体基板12の上面から誘電体基板12の両側面にかけて
形成するようにしてもよい。
【0051】また、上述の例では、非平衡入出力方式の
アンテナ装置に適用した例を示したが、その他、平衡入
出力方式のアンテナ装置に適用することもできる。図1
2は、平衡入出力方式のアンテナ装置の例を示すもので
あり、第1の誘電体層S1の一主面に2本のアンテナ素
子44a及び44bからなるダイポールアンテナ44が
形成され、第2の誘電体層S2の一主面にダイポールア
ンテナ44を構成する各アンテナ素子44a及び44b
にそれぞれ容量結合される第1及び第2の電極46a及
び46bが形成されて構成されている。
【0052】この例においても、アンテナ装置のインピ
ーダンス、即ち、給電点24でのインピーダンスを、給
電線路の特性インピーダンス(50オーム)に整合させ
ることができ、配線基板に別途インピーダンス整合回路
を実装する必要がない。 なお、この発明に係るアンテ
ナ装置は、上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨
を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもち
ろんである。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るアン
テナ装置によれば、配線基板にアンテナ装置とは別途に
インピーダンス整合回路を実装することなくインピーダ
ンス整合ができ、アンテナ装置を有する電子機器や通信
機器等の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るアンテナ装置の構成を
示す分解斜視図である。
【図2】図2Aは第1の実施の形態に係るアンテナ装置
を、上面を主にして示す一部省略斜視図であり、図2B
は第1の実施の形態に係るアンテナ装置を、底面を主に
して示す一部省略斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に係るアンテナ装置の構成を
示す縦断面図である。
【図4】第1の実施の形態に係るアンテナ装置の等価回
路図である。
【図5】第1の実験例によって得た実施例と比較例の反
射特性を示すスミスチャートである。
【図6】第2の実験例によって得た実施例と比較例の周
波数特性、特に反射減衰特性を示す図である。
【図7】第1の実施の形態に係るアンテナ装置の変形例
を示す分解斜視図である。
【図8】第2の実施の形態に係るアンテナ装置を示す分
解斜視図である。
【図9】第2の実施の形態に係るアンテナ装置を示す等
価回路図である。
【図10】アンテナの他の例を示す斜視図である。
【図11】アンテナの更に他の例を示す斜視図である。
【図12】平衡入出力方式のアンテナ装置に適用した例
を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10A、10Aa、10B…アンテナ装置 12…誘電体基板 14…モノポールア
ンテナ 16…アンテナ部 18、20…アース
電極 22…インピーダンス整合回路部 24…給電点 30…第1の電極 32…インダクタン
ス 34…第2の電極 36…スルーホール S1〜S4…第1〜第4の誘電体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 隆己 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 水谷 靖彦 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 新井 宏之 神奈川県横浜市旭区今宿東町615番地11 Fターム(参考) 5J014 CA09 CA42 CA56 5J021 AA01 AB06 CA03 CA04 FA04 FA23 HA05 JA07 JA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナ部を有する誘電体基板に、インピ
    ーダンス整合回路部が形成され、 前記アンテナ部と前記インピーダンス整合回路部とが一
    体化されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のアンテナ装置において、 前記誘電体基板は、多数の誘電体層が積層されて構成さ
    れ、 前記インピーダンス整合回路部は前記誘電体基板に内装
    されていることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のアンテナ装置におい
    て、 前記インピーダンス整合回路部は、 前記アンテナ部と前記アース電極間に直列接続された2
    つの容量と、 前記2つの容量の接続点と前記給電線路の給電点との間
    に接続されたインダクタンスとを有することを特徴とす
    るアンテナ装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のアンテナ装置において、 前記インピーダンス整合回路部は、 前記誘電体基板に内装され、前記アンテナ部と容量結合
    される第1の電極と、 前記誘電体基板に内装され、前記アース電極と容量結合
    される第2の電極と、 前記誘電体基板に内装され、前記第1及び第2の電極と
    を電気的に接続するスルーホールと、 前記誘電体基板に内装され、前記スルーホールと前記給
    電線路の給電点との間に形成されたインダクタンスとを
    有することを特徴とするアンテナ装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載のアンテナ装置におい
    て、 前記インピーダンス整合回路部は、 前記アンテナ部と前記給電線路の給電点との間に接続さ
    れた容量を有することを特徴とするアンテナ装置。
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Cited By (3)

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