JP2012141427A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1のレンズ鏡筒と第2のレンズ鏡筒の光軸を簡素な機構によって平行にするように調整して製造コストの高騰を来たすことなく画質の向上を図る。
【解決手段】 第1のレンズ鏡筒3と、第1のレンズ鏡筒の光軸に直交する方向において第1のレンズ鏡筒に並んで配置された第2のレンズ鏡筒4と、第1のレンズ鏡筒の光軸に直交する面に取り付けられた被取付面部19と光軸方向を向く基準面部20とを有する基準用板金18と、第2のレンズ鏡筒の光軸に直交する面に取り付けられたベース面部22と光軸方向を向き基準面部に光軸方向において離隔した状態で並んで位置された調整面部23とを有する調整用板金21と、基準面部に対する調整面部の向きを変化させて第2のレンズ鏡筒の光軸の向きを調整する調整手段27、28、29、30、31、32とを設けた。
【選択図】 図5

Description

本発明は撮像装置についての技術分野に関する。詳しくは、光軸に直交する方向において並んで配置された第1のレンズ鏡筒と第2のレンズ鏡筒の光軸を簡素な機構によって平行にするように調整して製造コストの高騰を来たすことなく画質の向上を図る技術分野に関する。
ビデオカメラやスチルカメラ等の各種の撮像装置は、内部にレンズ等の光学系が配置されたレンズ鏡筒が設けられ、レンズ鏡筒の光学系を介して被写体の画像が取り込まれることにより撮影が行われる。
上記のような撮像装置において、近年、立体画像(3D画像)の撮影が可能なタイプが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような撮像装置には、二つのレンズ鏡筒が設けられ、各レンズ鏡筒に配置された各光学系を介してそれぞれ被写体の像を同時に取り込んで立体画像の撮影が行われるようにされている。
特開2001−33900号公報
ところが、上記のような立体画像の撮影が可能とされた撮像装置においては、二つのレンズ鏡筒の各光学系を介してそれぞれ被写体の像を同時に取り込んで立体画像の撮影が行われるため、双方のレンズ鏡筒の光軸を平行にする必要がある。
双方のレンズ鏡筒の光軸が平行にされていない場合には、生成される立体画像の質が低下するおそれがある。
従って、上記した撮像装置においては、双方のレンズ鏡筒の光軸を平行とするような光軸調整を行う必要があるが、光軸調整を簡素な調整機構によって行うことが製造コストの低減の観点から望ましい。
また、製造コストの低減を図るためには、二つのレンズ鏡筒の共通化を図ることが望ましい。
そこで、本発明撮像装置は、上記した問題点を克服し、第1のレンズ鏡筒と第2のレンズ鏡筒の光軸を簡素な機構によって平行にするように調整して製造コストの高騰を来たすことなく画質の向上を図ることを課題とする。
撮像装置は、上記した課題を解決するために、第1のレンズ鏡筒と、前記第1のレンズ鏡筒の光軸に直交する方向において前記第1のレンズ鏡筒に並んで配置された第2のレンズ鏡筒と、前記第1のレンズ鏡筒の前記光軸に直交する面に取り付けられた被取付面部と光軸方向を向く基準面部とを有する基準用板金と、前記第2のレンズ鏡筒の光軸に直交する面に取り付けられたベース面部と光軸方向を向き前記基準面部に前記光軸方向において離隔した状態で並んで位置された調整面部とを有する調整用板金と、前記基準面部に対する前記調整面部の向きを変化させて前記第2のレンズ鏡筒の前記光軸の向きを調整する調整手段とを設けたものである。
従って、撮像装置にあっては、調整手段によって基準面部に対する調整面部の向きが変化されて第1のレンズ鏡筒の光軸と第2のレンズ鏡筒の光軸が平行になるように調整される。
上記した撮像装置においては、前記調整手段として、前記基準面部と前記調整面部を連結する複数のネジ部材と、前記基準面部と前記調整面部の間に配置され前記光軸方向において前記調整面部を前記基準面部から離隔する方向へ付勢する複数のバネ部材とを設けることが望ましい。
調整手段として、基準面部と調整面部を連結する複数のネジ部材と、調整面部を基準面部から離隔する方向へ付勢する複数のバネ部材とを設けることにより、調整手段の構成が簡素となる。
上記した撮像装置においては、前記調整面部に、前記ネジ部材によって前記基準面部と固定された固定部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第1の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第2の連結部とを設け、前記第1の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置し、前記第2の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置することが望ましい。
調整面部に固定部と第1の連結部と第2の連結部を設け、第1の連結部と基準面部の間にバネ部材を配置し、第2の連結部と基準面部の間にバネ部材を配置することにより、固定部と基準面部の間にバネ部材が配置されない。
上記した撮像装置においては、前記固定部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第1の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第1の線分とし、前記固定部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第2の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第2の線分としたときに、前記第1の線分と前記第2の線分が直交するようにすることが望ましい。
第1の線分と第2の線分が直交するようにすることにより、第1の方向における光軸調整が第2の方向における光軸調整に干渉せず、第2の方向における光軸調整が第1の方向における光軸調整に干渉しない。
上記した撮像装置においては、前記第1の線分の長さと前記第2の線分の長さを同じにすることが望ましい。
第1の線分の長さと第2の線分の長さを同じにすることにより、第1の方向における光軸調整と第2の方向における光軸調整とに関して調整量に対する光軸の変化量が同じになる。
上記した撮像装置においては、前記バネ部材として圧縮コイルバネを用い、前記バネ部材に前記ネジ部材が挿通されることが望ましい。
バネ部材として圧縮コイルバネを用い、バネ部材にネジ部材が挿通されることにより、バネ部材がネジ部材に保持される。
上記した撮像装置においては、前記第2のレンズ鏡筒における前記固定部の周囲にスリット、切欠又は溝部を形成することが望ましい。
第2のレンズ鏡筒における固定部の周囲にスリット、切欠又は溝部を形成することにより、光軸調整において調整面部が固定部を支点とするように屈曲され易くなる。
上記した撮像装置においては、前記第2のレンズ鏡筒における前記第1の線分上若しくは前記第2の線分上又は前記第1の線分上と前記第2の線分上にスリット、切欠又は溝部を形成することが望ましい。
第2のレンズ鏡筒における第1の線分上若しくは第2の線分上又は第1の線分上と第2の線分上にスリット、切欠又は溝部を形成することにより、調整面部の良好な屈曲性が確保される。
上記した撮像装置においては、前記調整面部に、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第1の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第2の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第3の連結部とを設け、前記第1の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置し、前記第2の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置し、前記第3の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置することが望ましい。
調整面部に第1の連結部と第2の連結部と第3の連結部を設け、各連結部と基準面部の間にそれぞれバネ部材を配置することにより、光軸方向における第2のレンズ鏡筒の位置調整を行うことが可能となる。
上記した撮像装置においては、前記調整手段として、前記基準面部と前記調整面部を連結する複数のネジ部材と、前記基準面部と前記調整面部の間に配置され前記基準面部と前記調整面部に挟持され挟持される方向における厚みがそれぞれ所定の厚みを有する複数のスペーサーとを設けることが望ましい。
調整手段として、基準面部と調整面部を連結する複数のネジ部材と、基準面部と調整面部に挟持される複数のスペーサーとを設けることにより、調整手段の構成が簡素となる。
上記した撮像装置においては、前記調整面部に、前記ネジ部材によって前記基準面部と固定された固定部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第1の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第2の連結部とを設け、前記第1の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置し、前記第2の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置することが望ましい。
調整面部に固定部と第1の連結部と第2の連結部を設け、第1の連結部と基準面部の間にスペーサーを配置し、第2の連結部と基準面部の間にスペーサーを配置することにより、固定部と基準面部の間にスペーサーが配置されない。
上記した撮像装置においては、前記調整面部に、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第1の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第2の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第3の連結部とを設け、前記第1の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置し、前記第2の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置し、前記第3の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置することが望ましい。
調整面部に第1の連結部と第2の連結部と第3の連結部を設け、各連結部と基準面部の間にそれぞれスペーサーを配置することにより、光軸方向における第2のレンズ鏡筒の位置調整を行うことが可能となる。
本発明撮像装置は、第1のレンズ鏡筒と、前記第1のレンズ鏡筒の光軸に直交する方向において前記第1のレンズ鏡筒に並んで配置された第2のレンズ鏡筒と、前記第1のレンズ鏡筒の前記光軸に直交する面に取り付けられた被取付面部と光軸方向を向く基準面部とを有する基準用板金と、前記第2のレンズ鏡筒の光軸に直交する面に取り付けられたベース面部と光軸方向を向き前記基準面部に前記光軸方向において離隔した状態で並んで位置された調整面部とを有する調整用板金と、前記基準面部に対する前記調整面部の向きを変化させて前記第2のレンズ鏡筒の前記光軸の向きを調整する調整手段とを備えている。
従って、基準面部に対する調整面部の向きを変化させて第2のレンズ鏡筒の光軸の向きを調整するため、光軸調整を簡素な調整機構によって行うことができ、製造コストの高騰を来たすことなく画質の向上を図ることができる。
また、基準用板金と調整用板金がそれぞれ第1のレンズ鏡筒の光軸に直交する面と第2のレンズ鏡筒の光軸に直交する面とに取り付けられるため、第1のレンズ鏡筒と第2のレンズ鏡筒を同一のものを用いることができ、製造コストの低減を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、前記調整手段として、前記基準面部と前記調整面部を連結する複数のネジ部材と、前記基準面部と前記調整面部の間に配置され前記光軸方向において前記調整面部を前記基準面部から離隔する方向へ付勢する複数のバネ部材とを設けている。
従って、簡素な構成によって第2のレンズ鏡筒の光軸調整を行うことができ、製造コストの高騰を来たすことなく第2のレンズ鏡筒の光軸調整を行うことができる。
請求項3に記載した発明にあっては、前記調整面部に、前記ネジ部材によって前記基準面部と固定された固定部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第1の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第2の連結部とを設け、前記第1の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置し、前記第2の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置している。
従って、調整面部の固定部と基準面部の間にバネ部材が配置されないため、部品点数を削減した上で第2のレンズ鏡筒の光軸調整を行うことができる。
請求項4に記載した発明にあっては、前記固定部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第1の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第1の線分とし、前記固定部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第2の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第2の線分としたときに、前記第1の線分と前記第2の線分が直交するようにしている。
従って、第1の方向における光軸調整が第2の方向における光軸調整に干渉せず、第2の方向における光軸調整が第1の方向における光軸調整に干渉しないため、光軸調整における相互干渉を回避して光軸調整の精度の向上を図ることができる。
請求項5に記載した発明にあっては、前記第1の線分の長さと前記第2の線分の長さを同じにしている。
従って、第1の方向における光軸調整と第2の方向における光軸調整とに関して調整量に対する光軸の変化量が同じになり、光軸調整の容易化を図ることができる。
請求項6に記載した発明にあっては、前記バネ部材として圧縮コイルバネを用い、前記バネ部材に前記ネジ部材が挿通されている。
従って、落下等による衝撃等が生じた場合においてもバネ部材の脱落を防止することができる。
請求項7に記載した発明にあっては、前記第2のレンズ鏡筒における前記固定部の周囲にスリット、切欠又は溝部を形成している。
従って、光軸調整において調整面部が固定部を支点とするように屈曲され易くなり、光軸調整を容易に行うことができる。
請求項8に記載した発明にあっては、前記第2のレンズ鏡筒における前記第1の線分上若しくは前記第2の線分上又は前記第1の線分上と前記第2の線分上にスリット、切欠又は溝部を形成している。
従って、調整面部の良好な屈曲性を確保することができ、光軸調整の一層の容易化を図ることができる。
請求項9に記載した発明にあっては、前記調整面部に、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第1の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第2の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第3の連結部とを設け、前記第1の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置し、前記第2の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置し、前記第3の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置している。
従って、光軸方向における第2のレンズ鏡筒の位置調整を行うことが可能であり、第1のレンズ鏡筒に対する第2のレンズ鏡筒の間の位置精度の向上を図ることができる。
請求項10に記載した発明にあっては、前記第3の連結部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第1の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第1の線分とし、前記第3の連結部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第2の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第2の線分としたときに、前記第1の線分と前記第2の線分が直交するようにしている。
従って、第1の方向における光軸調整が第2の方向における光軸調整に干渉せず、第2の方向における光軸調整が第1の方向における光軸調整に干渉しないため、光軸調整における相互干渉を回避して光軸調整の精度の向上を図ることができる。
請求項11に記載した発明にあっては、前記第1の線分の長さと前記第2の線分の長さを同じにしている。
従って、第1の方向における光軸調整と第2の方向における光軸調整とに関して調整量に対する光軸の変化量が同じになり、光軸調整の容易化を図ることができる。
請求項12に記載した発明にあっては、前記調整手段として、前記基準面部と前記調整面部を連結する複数のネジ部材と、前記基準面部と前記調整面部の間に配置され前記基準面部と前記調整面部に挟持され挟持される方向における厚みがそれぞれ所定の厚みを有する複数のスペーサーとを設けている。
従って、簡素な構成によって第2のレンズ鏡筒の光軸調整を行うことができ、製造コストの高騰を来たすことなく第2のレンズ鏡筒の光軸調整を行うことができる。
請求項13に記載した発明にあっては、前記調整面部に、前記ネジ部材によって前記基準面部と固定された固定部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第1の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第2の連結部とを設け、前記第1の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置し、前記第2の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置している。 従って、調整面部の固定部と基準面部の間にスペーサーが配置されないため、部品点数を削減した上で第2のレンズ鏡筒の光軸調整を行うことができる。
請求項14に記載した発明にあっては、前記固定部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第1の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第1の線分とし、前記固定部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第2の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第2の線分としたときに、前記第1の線分と前記第2の線分が直交するようにしている。
従って、第1の方向における光軸調整が第2の方向における光軸調整に干渉せず、第2の方向における光軸調整が第1の方向における光軸調整に干渉しないため、光軸調整における相互干渉を回避して光軸調整の精度の向上を図ることができる。
請求項15に記載した発明にあっては、前記第1の線分の長さと前記第2の線分の長さを同じにしている。
従って、第1の方向における光軸調整と第2の方向における光軸調整とに関して調整量に対する光軸の変化量が同じになり、光軸調整の容易化を図ることができる。
請求項16に記載した発明にあっては、前記第2のレンズ鏡筒における前記固定部の周囲にスリット、切欠又は溝部を形成している。
従って、光軸調整において調整面部が固定部を支点とするように屈曲され易くなり、光軸調整を容易に行うことができる。
請求項17に記載した発明にあっては、前記第2のレンズ鏡筒における前記第1の線分上若しくは前記第2の線分上又は前記第1の線分上と前記第2の線分上にスリット、切欠又は溝部を形成している。
従って、調整面部の良好な屈曲性を確保することができ、光軸調整の一層の容易化を図ることができる。
請求項18に記載した発明にあっては、前記調整面部に、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第1の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第2の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第3の連結部とを設け、前記第1の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置し、前記第2の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置し、前記第3の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置している。
従って、光軸方向における第2のレンズ鏡筒の位置調整を行うことが可能であり、第1のレンズ鏡筒に対する第2のレンズ鏡筒の間の位置精度の向上を図ることができる。
請求項19に記載した発明にあっては、前記第3の連結部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第1の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第1の線分とし、前記第3の連結部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第2の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第2の線分としたときに、前記第1の線分と前記第2の線分が直交するようにしている。
従って、第1の方向における光軸調整が第2の方向における光軸調整に干渉せず、第2の方向における光軸調整が第1の方向における光軸調整に干渉しないため、光軸調整における相互干渉を回避して光軸調整の精度の向上を図ることができる。
請求項20に記載した発明にあっては、前記第1の線分の長さと前記第2の線分の長さを同じにしている。
従って、第1の方向における光軸調整と第2の方向における光軸調整とに関して調整量に対する光軸の変化量が同じになり、光軸調整の容易化を図ることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した最良の形態は、本発明撮像装置をビデオカメラに適用したものである。尚、本発明の適用範囲はビデオカメラに限られることはなく、例えば、スチルカメラや他の機器に組み込まれる各種の撮像装置に広く適用することができる。
以下の説明にあっては、ビデオカメラの撮影時において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側が前方となり、撮影者側が後方となる。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本発明の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
<第1の実施の形態>
[撮像装置の構成]
先ず、第1の実施の形態における撮像装置1の構成について説明する。
撮像装置1は装置本体2と装置本体2の前面に設けられた第1のレンズ鏡筒3及び第2のレンズ鏡筒4とを備えている(図1参照)。
装置本体2は筐体5の内部に所要の各部が配置されて成り、筐体5の外周面には操作部6、6、・・・が配置されている。操作部6、6、・・・としては、例えば、電源釦、録画釦、ズームスイッチ、モード切替摘子等が設けられている。
装置本体2の側面には表示パネル7が開閉自在に連結されている。表示パネル7は表示部7aとして、例えば、液晶ディスプレイを有している。
第1のレンズ鏡筒3と第2のレンズ鏡筒4は、例えば、左右に並んで結合された状態でケース体8の内部に配置されている。ケース体8は軸方向が前後方向とされた筒状に形成され、後端部が装置本体2の前面に結合されている。
第1のレンズ鏡筒3と第2のレンズ鏡筒4としては同一の大きさ及び形状に形成された同一のものが用いられている。
ケース体8の前端部にはレンズバリア9が取り付けられている。レンズバリア9は左右に並ぶ開閉部材9a、9aを有し、開閉部材9a、9aが動作されることによりそれぞれ第1のレンズ鏡筒3と第2のレンズ鏡筒4が開閉される。
第1のレンズ鏡筒3と第2のレンズ鏡筒4は、図2乃至図4に示すように、それぞれ後方に開口された矩形の箱状に形成された鏡筒部10、11と鏡筒部10、11の内部に前後方向(光軸方向)に並んで配置された複数のレンズ等によって構成された光学系とを有している。
鏡筒部10、11はそれぞれ後方に開口された矩形の箱状の本体部12、13と本体部12、13の前面から前方へ突出されたレンズ保持部14、15とから成る。レンズ保持部14、15は円筒状に形成され、レンズ保持部14、15にはそれぞれ光学系の一部を構成するレンズ16、17とが保持されている。
第1のレンズ鏡筒3の鏡筒部10における本体部12の一方の側面12a、例えば、右側面には基準用板金18が取り付けられている。基準用板金18は左右方向を向く被取付面部19と被取付面部19の前端部から右方へ突出された基準面部20とから成る。
被取付面部19は矩形状に形成され、前後方向における長さが側面12aの前後方向における長さより長くされ、前端部が本体部12から前方へ突出された状態で側面12aに取り付けられている。
基準面部20は、例えば、L字状に形成され、内周縁の一部が円弧状の切欠部20aとして形成されている。基準面部20の上下左右の三つの角部にはそれぞれ連結用螺孔20b、20b、20bが形成されている。
第2のレンズ鏡筒4の鏡筒部11における本体部13の一方の側面13a、例えば、右側面には調整用板金21が取り付けられている。調整用板金21は左右方向を向くベース面部22とベース面部22の前端部から左方へ突出された調整面部23とから成る。
ベース面部22は矩形状に形成され、前後方向における長さが側面13aの前後方向における長さより長くされ、前端部が本体部13から前方へ突出された状態で側面13aに取り付けられている。
調整面部23は矩形状に形成され、前後に貫通された挿通孔23aを有している。調整面部23には、例えば、右下の角部を除く三つの角部にそれぞれネジ挿通孔23b、23b、23bが形成されている。調整面部23の右側の角部は第1の連結部24として設けられ、調整面部23の左下の角部は第2の連結部25として設けられ、調整面部23の左上の角部は第3の連結部26として設けられている。
第1の連結部24に形成されたネジ挿通孔23bの中心、即ち、このネジ挿通孔23bに挿通される後述するネジ部材の中心と第3の連結部26に形成されたネジ挿通孔23bの中心、即ち、このネジ挿通孔23bに挿通される後述するネジ部材の中心とを結ぶ線分は第1の線分L1として形成されている。第2の連結部25に形成されたネジ挿通孔23bの中心、即ち、このネジ挿通孔23bに挿通される後述するネジ部材の中心と第3の連結部26に形成されたネジ挿通孔23bの中心、即ち、このネジ挿通孔23bに挿通される後述するネジ部材の中心とを結ぶ線分は第2の線分L2として形成されている。第1の線分L1は左右に延び第2の線分L2は上下に延び、第1の線分L1と第2の線分L2は直交する。第1の線分L1と第2の線分L2は、例えば、同じ長さにされている。
調整面部23は本体部13の前面13bの前方に前面13bと離隔した状態で位置されている。調整面部23の挿通孔23aには鏡筒部11のレンズ保持部15が挿入されている。
基準用板金18の基準面部20は第2のレンズ鏡筒4における本体部13の前面13bと調整用板金21の調整面部23との間に挿入される。
基準面部20が本体部13の前面13bと調整用板金21の調整面部23との間に挿入された状態においては、基準面部20の切欠部20aの内側に鏡筒部11のレンズ保持部15が位置される。また、基準面部20が前面13bと調整面部23の間に挿入された状態においては、調整面部23に形成されたネジ挿通孔23b、23b、23bの真後ろにそれぞれ基準面部20に形成された連結用螺孔20b、20b、20bが位置される。
調整面部23はネジ部材27、28、29によって基準面部20に連結される。ネジ部材27、28、29はそれぞれ頭部27a、28a、29aと螺軸部27b、28b、29bから成る。
ネジ部材27、28、29はそれぞれ螺軸部27b、28b、29bが調整面部23のネジ挿通孔23b、23b、23bを挿通されてそれぞれ基準面部20の連結用螺孔20b、20b、20bに螺合され、調整面部23が基準面部20に連結される。
ネジ部材27、28、29の螺軸部27b、28b、29bがそれぞれ連結用螺孔20b、20b、20bに螺合されるときには、螺軸部27b、28b、29bがそれぞれバネ部材30、31、32に挿通され、バネ部材30、31、32はそれぞれ基準面部20と調整面部23の間に配置される。バネ部材30、31、32としては、例えば、圧縮コイルバネが用いられており、バネ部材30、31、32はそれぞれ基準面部20と調整面部23の間において圧縮された状態で配置される。
従って、調整面部23は基準面部20に対してバネ部材30、31、32の付勢力によって前方へ付勢される。
上記したネジ部材27、28、29とバネ部材30、31、32は、第2のレンズ鏡筒4の以下に示す光軸の調整を行う調整手段として設けられている。但し、バネ部材30、31、32は圧縮コイルバネに限られることはなく、調整面部23を基準面部20に付勢する弾性部材であればよく、バネ部材としては、例えば、板バネやゴム等の他の弾性部材を用いることが可能である。
[第2のレンズ鏡筒の光軸調整]
以下に、撮像装置1における第2のレンズ鏡筒4の光軸調整について説明する(図5乃至図8参照)。
撮像装置1においては、第1のレンズ鏡筒3は予め光軸方向が定められてケース体8の内部において固定されているが、第1のレンズ鏡筒3の光軸に対して第2のレンズ鏡筒4の光軸を平行にするために以下のような光軸調整が行われる。尚、このような光軸調整は製品(撮像装置1)の出荷前の調整工程において行われ、光軸調整が完了したときには第2のレンズ鏡筒4もケース体8の内部において固定される。
先ず、第1の方向(Yaw方向)における光軸調整について説明する(図5及び図6参照)。
第1の方向における光軸調整は調整面部23の第1の連結部24のネジ挿通孔23bに挿通され連結用螺孔20bに螺合されたネジ部材27をドライバー等の図示しない調整用治具によって回転することにより行われる。
例えば、ネジ部材27を一方へ回転して連結用螺孔20bに対して綴じ込んでいくと、図5に示すように、バネ部材31の付勢力に抗して第1の連結部24が基準面部20に近付いていき、第1の連結部24と基準面部20の距離が小さくなる。第1の連結部24と基準面部20の距離が小さくなったときに、第2の連結部25及び第3の連結部26と基準面部20の距離は変化しないため、調整用板金21と第2のレンズ鏡筒4が一体になって第2の線分L2を基準として第1の方向において傾斜される。
従って、第2のレンズ鏡筒4の調整前における光軸Pが調整後に光軸Pa1とされる。
逆に、ネジ部材27を他方へ回転して連結用螺孔20bに対して緩めていくと、図6に示すように、バネ部材31の付勢力によって第1の連結部24が基準面部20から離隔していき、第1の連結部24と基準面部20の距離が大きくなる。第1の連結部24と基準面部20の距離が大きくなったときに、第2の連結部25及び第3の連結部26と基準面部20の距離は変化しないため、調整用板金21と第2のレンズ鏡筒4が一体になって第2の線分L2を基準として第1の方向において傾斜される。
従って、第2のレンズ鏡筒4の調整前における光軸Pが調整後に光軸Pa2とされる。
次に、第2の方向(Pitch方向)における光軸調整について説明する(図7及び図8参照)。
第2の方向における光軸調整は調整面部23の第2の連結部25のネジ挿通孔23bに挿通され連結用螺孔20bに螺合されたネジ部材28をドライバー等の調整用治具によって回転することにより行われる。
例えば、ネジ部材28を一方へ回転して連結用螺孔20bに対して綴じ込んでいくと、図7に示すように、バネ部材31の付勢力に抗して第2の連結部25が基準面部20に近付いていき、第2の連結部25と基準面部20の距離が小さくなる。第2の連結部25と基準面部20の距離が小さくなったときに、第1の連結部24及び第3の連結部26と基準面部20の距離は変化しないため、調整用板金21と第2のレンズ鏡筒4が一体になって第1の線分L1を基準として第2の方向において傾斜される。
従って、第2のレンズ鏡筒4の調整前における光軸Pが調整後に光軸Pb1とされる。
逆に、ネジ部材28を他方へ回転して連結用螺孔20bに対して緩めていくと、図8に示すように、バネ部材31の付勢力によって第2の連結部25が基準面部20から離隔していき、第2の連結部25と基準面部20の距離が大きくなる。第2の連結部25と基準面部20の距離が大きくなったときに、第1の連結部24及び第3の連結部26と基準面部20の距離は変化しないため、調整用板金21と第2のレンズ鏡筒4が一体になって第1の線分L1を基準として第2の方向において傾斜される。
従って、第2のレンズ鏡筒4の調整前における光軸Pが調整後に光軸Pb2とされる。
上記のような第1の方向及び第2の方向における光軸調整を行うことにより、第2のレンズ鏡筒4の光軸Pを第1のレンズ鏡筒3の光軸に平行にすることができる。
尚、撮像装置1においては、調整面部23の第3の連結部26と基準面部20の間にバネ部材32が配置されているため、第3の連結部26のネジ挿通孔23bに挿通され連結用螺孔20bに螺合されたネジ部材29をドライバー等の調整用治具によって回転することが可能である。従って、ネジ部材27、28、29を回転することにより光軸方向における第2のレンズ鏡筒4の位置を調整することも可能である。
このように撮像装置1にあっては、調整面部23に第3の連結部26を設け、第3の連結部26と基準面部20の間にバネ部材32を配置しているため、光軸方向における第2のレンズ鏡筒4の位置調整を行うことが可能であり、第1のレンズ鏡筒3に対する第2のレンズ鏡筒4の間の位置精度の向上を図ることができる。
[第1の実施の形態の変形例に係る撮像装置の構成]
以下に、撮像装置の変形例の構成について説明する(図9及び図10参照)。
尚、以下に示す変形例に係る撮像装置は、上記した撮像装置1と比較して、調整面部の第3の連結部が固定部として設けられていることのみが相違するため、撮像装置1と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については撮像装置1における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
第1のレンズ鏡筒3の鏡筒部10における本体部12の一方の側面12a、例えば、右側面には基準用板金18Aが取り付けられている。基準用板金18Aは左右方向を向く被取付面部19と被取付面部19の前端部から右方へ突出された基準面部20Aとから成る。
基準面部20Aは、例えば、L字状に形成され、内周縁の一部が円弧状の切欠部20aとして形成されている。基準面部20Aの右上と左下の二つの角部にはそれぞれ連結用螺孔20b、20bが形成されている。基準面部20Aの左上の角部には前方へ突出された円筒状の固定用ボス33が設けられている。固定用ボス33の内周面には前後に貫通された固定用螺孔33aが形成されている。
第2のレンズ鏡筒4の鏡筒部11における本体部13の一方の側面13a、例えば、右側面には調整用板金21Aが取り付けられている。調整用板金21Aは左右方向を向くベース面部22とベース面部22の前端部から左方へ突出された調整面部23Aとから成る。
調整面部23Aは矩形状に形成され、前後に貫通された挿通孔23aを有している。調整面部23Aには、例えば、右下の角部を除く三つの角部にそれぞれネジ挿通孔23b、23b、23bが形成されている。調整面部23Aの右側の角部は第1の連結部24として設けられ、調整面部23Aの下側の角部は第2の連結部25として設けられ、調整面部23Aの左上の角部は固定部34として設けられている。
第1の連結部24に形成されたネジ挿通孔23bの中心、即ち、このネジ挿通孔23bに挿通されるネジ部材27の中心と固定部34に形成されたネジ挿通孔23bの中心、即ち、このネジ挿通孔23bに挿通されるネジ部材29の中心とを結ぶ線分は第1の線分L1として形成されている。第2の連結部25に形成されたネジ挿通孔23bの中心、即ち、このネジ挿通孔23bに挿通されるネジ部材28の中心と固定部34に形成されたネジ挿通孔23bの中心、即ち、このネジ挿通孔23bに挿通されるネジ部材29の中心とを結ぶ線分は第2の線分L2として形成されている。第1の線分L1は左右に延び第2の線分L2は上下に延び、第1の線分L1と第2の線分L2は直交する。第1の線分L1と第2の線分L2は、例えば、同じ長さにされている。
調整面部23Aは本体部13の前面13bの前方に前面13bと離隔した状態で位置されている。調整面部23Aの挿通孔23aには鏡筒部11のレンズ保持部15が挿入されている。
基準用板金18Aの基準面部20Aは第2のレンズ鏡筒4における本体部13の前面13bと調整用板金21Aの調整面部23Aとの間に挿入される。
基準面部20Aが本体部13の前面13bと調整用板金21Aの調整面部23Aとの間に挿入された状態においては、基準面部20Aの切欠部20aの内側に鏡筒部11のレンズ保持部15が位置される。また、基準面部20Aが前面13bと調整面部23Aの間に挿入された状態においては、調整面部23Aに形成されたネジ挿通孔23b、23b、23bの真後ろにそれぞれ基準面部20Aに形成された連結用螺孔20b、20bと固定用孔33aが位置される。
調整面部23Aはネジ部材27、28、29によって基準面部20Aに連結される。
ネジ部材27、28、29はそれぞれ螺軸部27b、28bが調整面部23Aのネジ挿通孔23b、23b、23bを挿通されてそれぞれ基準面部20Aの連結用螺孔20b、20bと固定用孔33aに螺合され、調整面部23Aが基準面部20Aに連結される。このとき調整面部23Aの後面が基準面部20Aに設けられた固定用ボス33の前面に突き当てられ、固定部34が基準面部20Aに固定される。
ネジ部材27、28、29の螺軸部27b、28b、29bがそれぞれ連結用螺孔20b、20bに螺合されるときには、螺軸部27b、28bがそれぞれバネ部材30、31に挿通され、バネ部材30、31はそれぞれ基準面部20Aと調整面部23Aの間に配置される。バネ部材30、31としては、例えば、圧縮コイルバネが用いられており、バネ部材30、31はそれぞれ基準面部20Aと調整面部23Aの間において圧縮された状態で配置される。
従って、調整面部23Aは基準面部20Aに対してバネ部材30、31の付勢力によって前方へ付勢される。
[変形例に係る撮像装置における第2のレンズ鏡筒の光軸調整]
以下に、変形例に係る撮像装置における第2のレンズ鏡筒4の光軸調整について説明する(図11乃至図14参照)。
先ず、第1の方向(Yaw方向)における光軸調整について説明する(図11及び図12参照)。
第1の方向における光軸調整は調整面部23Aの第1の連結部24のネジ挿通孔23bに挿通され連結用螺孔20bに螺合されたネジ部材27をドライバー等の図示しない調整用治具によって回転することにより行われる。
例えば、ネジ部材27を一方へ回転して連結用螺孔20bに対して綴じ込んでいくと、図11に示すように、バネ部材31の付勢力に抗して第1の連結部24が基準面部20Aに近付いていき、第1の連結部24と基準面部20Aの距離が小さくなる。第1の連結部24と基準面部20Aの距離が小さくなったときに、第2の連結部25及び固定部34と基準面部20Aの距離は変化しないため、調整面部23Aが固定部34を支点とするように屈曲され第2のレンズ鏡筒4が固定部34を基準として第1の方向において傾斜される。
従って、第2のレンズ鏡筒4の調整前における光軸Pが調整後に光軸Pa1とされる。
逆に、ネジ部材27を他方へ回転して連結用螺孔20bに対して緩めていくと、図12に示すように、バネ部材31の付勢力によって第1の連結部24が基準面部20Aから離隔していき、第1の連結部24と基準面部20Aの距離が大きくなる。第1の連結部24と基準面部20Aの距離が大きくなったときに、第2の連結部25及び固定部34と基準面部20Aの距離は変化しないため、調整面部23Aが固定部34を支点とするように屈曲され第2のレンズ鏡筒4が固定部34を基準として第1の方向において傾斜される。
従って、第2のレンズ鏡筒4の調整前における光軸Pが調整後に光軸Pa2とされる。
次に、第2の方向(Pitch方向)における光軸調整について説明する(図13及び図14参照)。
第2の方向における光軸調整は調整面部23Aの第2の連結部25のネジ挿通孔23bに挿通され連結用螺孔20bに螺合されたネジ部材28をドライバー等の調整用治具によって回転することにより行われる。
例えば、ネジ部材28を一方へ回転して連結用螺孔20bに対して綴じ込んでいくと、図13に示すように、バネ部材31の付勢力に抗して第2の連結部25が基準面部20Aに近付いていき、第2の連結部25と基準面部20Aの距離が小さくなる。第2の連結部25と基準面部20Aの距離が小さくなったときに、第1の連結部24及び固定部34と基準面部20Aの距離は変化しないため、調整面部23Aが固定部34を支点とするように屈曲され第2のレンズ鏡筒4が固定部34を基準として第1の方向において傾斜される。
従って、第2のレンズ鏡筒4の調整前における光軸Pが調整後に光軸Pb1とされる。
逆に、ネジ部材28を他方へ回転して連結用螺孔20bに対して緩めていくと、図14に示すように、バネ部材31の付勢力によって第2の連結部25が基準面部20Aから離隔していき、第2の連結部25と基準面部20Aの距離が大きくなる。第2の連結部25と基準面部20Aの距離が大きくなったときに、第1の連結部24及び固定部34と基準面部20Aの距離は変化しないため、調整面部23Aが固定部34を支点とするように屈曲され第2のレンズ鏡筒4が固定部34を基準として第1の方向において傾斜される。
従って、第2のレンズ鏡筒4の調整前における光軸Pが調整後に光軸Pb2とされる。
上記のような第1の方向及び第2の方向における光軸調整を行うことにより、第2のレンズ鏡筒4の光軸Pを第1のレンズ鏡筒3の光軸に平行にすることができる。
変形例に係る撮像装置においては、上記したように、調整面部23Aの固定部34と基準面部20Aの間にバネ部材が配置されないため、部品点数を削減した上で第2のレンズ鏡筒4の光軸調整を行うことができる。
尚、変形例に係る撮像装置においては、図15に示すように、調整用板金21Aにおける調整面部23Aの固定部34の周囲に、スリット23cや切欠23dを形成してもよい。
固定部34の周囲にスリット23cや切欠23dを形成することにより、光軸調整において調整面部23Aが固定部34を支点とするように屈曲され易くなり、光軸調整を容易に行うことができる。
また、固定部34の周囲に形成されるスリット23cや切欠23dは、第1の線分L1又は第2の線分L2上に形成されることが望ましい。
調整面部23Aの屈曲方向は第1の方向又は第2の方向であるため、スリット23cや切欠23dが第1の線分L1又は第2の線分L2上に形成されることにより、調整面部23Aの良好な屈曲性を確保することができ、光軸調整の一層の容易化を図ることができる。
尚、固定部34の周囲には、例えば、スリット23cや切欠23dに代えて調整面部23Aの屈曲が行われ易くなるように、調整面部23Aの一部の厚みを薄くするための溝部を形成してもよい。
[第1の実施の形態における撮像装置の効果]
上記した第1の実施の形態においては、調整手段として複数のネジ部材27、28、29と複数のバネ部材30、31、32とを設けている。
従って、簡素な構成によって第2のレンズ鏡筒4の光軸調整を行うことができ、製造コストの高騰を来たすことなく第2のレンズ鏡筒4の光軸調整を行うことができる。
また、基準面部20と調整面部23の間にバネ部材30、31、32が配置されているため、撮像装置1の落下等による衝撃の発生時にバネ部材30、31、32によって衝撃が吸収され、各部の位置ずれや変形を防止することができる。
また、バネ部材30、31、32にそれぞれネジ部材27、28、29が挿通されるため、例えば、落下等による衝撃等が生じた場合においてもバネ部材30、31、32の脱落を防止することができる。
<第2の実施の形態>
[撮像装置の構成]
以下に、第2の実施の形態における撮像装置の構成について説明する(図16乃至図18参照)。
尚、以下に示す第2の実施の形態における撮像装置は、上記した撮像装置1と比較して、光軸の調整を行う調整手段としてネジ部材とスペーサーが用いられていることのみが相違するため、撮像装置1と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については撮像装置1における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
第2の実施の形態における撮像装置においては、光軸の調整を行う調整手段としてネジ部材27、28、29とスペーサー35、36、37が用いられている。スペーサー35、36、37は弾性変形し難い硬質な材料によって、例えば、略U字状に形成されている。
スペーサー35、36、37はそれぞれ前後方向における厚みが様々なものが用意されており、必要に応じた厚みを有するものが選択されて調整手段として用いられる。
調整面部23はネジ部材27、28、29によって基準面部20に連結される。
ネジ部材27、28、29の螺軸部27b、28b、29bがそれぞれ連結用螺孔20b、20b、20bに螺合されるときには、螺軸部27b、28b、29bがそれぞれスペーサー35、36、37に挿通され、スペーサー35、36、37はそれぞれ基準面部20と調整面部23の間に配置される。
[第2のレンズ鏡筒の光軸調整]
以下に、第2の実施の形態における撮像装置における第2のレンズ鏡筒4の光軸調整について説明する。
先ず、第1の方向(Yaw方向)における光軸調整について説明する。
第1の方向における光軸調整は所望の厚みを有するスペーサー35を第1の連結部24と基準面部20の間に配置することにより行われる。
例えば、第3の連結部26と基準面部20の間に配置されるスペーサー37の厚み及び第2の連結部25と基準面部20の間に配置されるスペーサー36の厚みより薄い厚みを有するスペーサー35を第1の連結部24と基準面部20の間に配置すると、第3の連結部26と基準面部20の距離及び第2の連結部25と基準面部20の距離に対して第1の連結部24と基準面部20の距離が小さくなる。第1の連結部24と基準面部20の距離が小さくなったときに、第2の連結部25及び第3の連結部26と基準面部20の距離は変化しないため、調整面部23が第2の線分L2を支点とするように屈曲され第2のレンズ鏡筒4が第2の線分L2を基準として第1の方向において傾斜される。
逆に、第3の連結部26と基準面部20の間に配置されるスペーサー37の厚み及び第2の連結部25と基準面部20の間に配置されるスペーサー36の厚みより厚い厚みを有するスペーサー35を第1の連結部24と基準面部20の間に配置すると、第3の連結部26と基準面部20の距離及び第2の連結部25と基準面部20の距離に対して第1の連結部24と基準面部20の距離が大きくなる。第1の連結部24と基準面部20の距離が大きくなったときに、第2の連結部25及び第3の連結部26と基準面部20の距離は変化しないため、調整面部23が第2の線分L2を支点とするように屈曲され第2のレンズ鏡筒4が第2の線分L2を基準として第1の方向において傾斜される。
次に、第2の方向(Pitch方向)における光軸調整について説明する。
第2の方向における光軸調整は所望の厚みを有するスペーサー36を第2の連結部25と基準面部20の間に配置することにより行われる。
例えば、第3の連結部26と基準面部20の間に配置されるスペーサー37の厚み及び第1の連結部24と基準面部20の間に配置されるスペーサー35の厚みより薄い厚みを有するスペーサー36を第2の連結部25と基準面部20の間に配置すると、第3の連結部26と基準面部20の距離及び第1の連結部24と基準面部20の距離に対して第2の連結部25と基準面部20の距離が小さくなる。第2の連結部25と基準面部20の距離が小さくなったときに、第1の連結部24及び第3の連結部26と基準面部20の距離は変化しないため、調整面部23が第1の線分L1を支点とするように屈曲され第2のレンズ鏡筒4が第1の線分L1を基準として第2の方向において傾斜される。
逆に、第3の連結部26と基準面部20の間に配置されるスペーサー37の厚み及び第1の連結部24と基準面部20の間に配置されるスペーサー35の厚みより厚い厚みを有するスペーサー36を第2の連結部25と基準面部20の間に配置すると、第3の連結部26と基準面部20の距離及び第1の連結部24と基準面部20の距離に対して第2の連結部25と基準面部20の距離が大きくなる。第2の連結部25と基準面部20の距離が大きくなったときに、第1の連結部24及び第3の連結部26と基準面部20の距離は変化しないため、調整面部23が第1の線分L1を支点とするように屈曲され第2のレンズ鏡筒4が第1の線分L1を基準として第2の方向において傾斜される。
上記のような第1の方向及び第2の方向における光軸調整を行うことにより、第2のレンズ鏡筒4の光軸Pを第1のレンズ鏡筒3の光軸に平行にすることができる。
尚、第2の実施の形態における撮像装置においては、調整面部23の第3の連結部26と基準面部20の間にスペーサー37が配置されているため、適宜の厚みを有するスペーサー35、36、37を調整面部23と基準面部20の間に配置することにより光軸方向における第2のレンズ鏡筒4の位置を調整することも可能である。
このように第2の実施の形態における撮像装置にあっては、調整面部23に第3の連結部26を設け、第3の連結部26と基準面部20の間にスペーサー37を配置しているため、光軸方向における第2のレンズ鏡筒4の位置調整を行うことが可能であり、第1のレンズ鏡筒3に対する第2のレンズ鏡筒4の間の位置精度の向上を図ることができる。
尚、第2の実施の形態における撮像装置においては、第1の実施の形態における変形例と同様に、調整用板金21における調整面部23の固定部34の周囲に、スリット23c、切欠23d、溝部を形成してもよい。
固定部34の周囲にスリット23c、切欠23d、溝部を形成することにより、光軸調整において調整面部23が固定部34を支点とするように屈曲され易くなり、光軸調整を容易に行うことができる。
また、固定部34の周囲に形成されるスリット23c、切欠23d、溝部は、第1の線分L1又は第2の線分L2上に形成されることが望ましい。
調整面部23の屈曲方向は第1の方向又は第2の方向であるため、スリット23c、切欠23d、溝部が第1の線分L1又は第2の線分L2上に形成されることにより、調整面部23の良好な屈曲性を確保することができ、光軸調整の一層の容易化を図ることができる。
[第2の実施の形態の変形例に係る撮像装置の構成]
以下に、第2の実施の形態の撮像装置の変形例の構成について説明する(図19及び図20参照)。
尚、以下に示す変形例に係る撮像装置は、第2の実施の形態における上記した撮像装置と比較して、調整面部の第3の連結部が固定部として設けられていることのみが相違するため、上記した撮像装置と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については上記した撮像装置における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
第1のレンズ鏡筒3の鏡筒部10における本体部12の一方の側面12a、例えば、右側面には基準用板金18Aが取り付けられている。基準用板金18Aは左右方向を向く被取付面部19と被取付面部19の前端部から右方へ突出された基準面部20Aとから成る。
基準面部20Aは、例えば、L字状に形成され、内周縁の一部が円弧状の切欠部20aとして形成されている。基準面部20Aの右上と左下の二つの角部にはそれぞれ連結用螺孔20b、20bが形成されている。基準面部20Aの左上の角部には前方へ突出された円筒状の固定用ボス33が設けられている。固定用ボス33の内周面には前後に貫通された固定用螺孔33aが形成されている。
第2のレンズ鏡筒4の鏡筒部11における本体部13の一方の側面13a、例えば、右側面には調整用板金21Aが取り付けられている。調整用板金21Aは左右方向を向くベース面部22とベース面部22の前端部から左方へ突出された調整面部23Aとから成る。
調整面部23Aは矩形状に形成され、前後に貫通された挿通孔23aを有している。調整面部23Aには、例えば、右下の角部を除く三つの角部にそれぞれネジ挿通孔23b、23b、23bが形成されている。調整面部23Aの右側の角部は第1の連結部24として設けられ、調整面部23Aの下側の角部は第2の連結部25として設けられ、調整面部23Aの左上の角部は固定部34として設けられている。
第1の連結部24に形成されたネジ挿通孔23bの中心、即ち、このネジ挿通孔23bに挿通されるネジ部材27の中心と固定部34に形成されたネジ挿通孔23bの中心、即ち、このネジ挿通孔23bに挿通されるネジ部材29の中心とを結ぶ線分は第1の線分L1として形成されている。第2の連結部25に形成されたネジ挿通孔23bの中心、即ち、このネジ挿通孔23bに挿通されるネジ部材28の中心とと固定部34に形成されたネジ挿通孔23bの中心、即ち、このネジ挿通孔23bに挿通されるネジ部材29の中心とを結ぶ線分は第2の線分L2として形成されている。第1の線分L1は左右に延び第2の線分L2は上下に延び、第1の線分L1と第2の線分L2は直交する。第1の線分L1と第2の線分L2は、例えば、同じ長さにされている。
調整面部23Aは本体部13の前面13bの前方に前面13bと離隔した状態で位置されている。調整面部23Aの挿通孔23aには鏡筒部11のレンズ保持部15が挿入されている。
基準用板金18Aの基準面部20Aは第2のレンズ鏡筒4における本体部13の前面13bと調整用板金21Aの調整面部23Aとの間に挿入される。
基準面部20Aが本体部13の前面13bと調整用板金21Aの調整面部23Aとの間に挿入された状態においては、基準面部20Aの切欠部20aの内側に鏡筒部11のレンズ保持部15が位置される。また、基準面部20Aが前面13bと調整面部23Aの間に挿入された状態においては、調整面部23Aに形成されたネジ挿通孔23b、23b、23bの真後ろにそれぞれ基準面部20Aに形成された連結用螺孔20b、20bと固定用孔33aが位置される。
調整面部23Aはネジ部材27、28、29によって基準面部20Aに連結される。
ネジ部材27、28、29はそれぞれ螺軸部27b、28b、29bが調整面部23Aのネジ挿通孔23b、23b、23bを挿通されてそれぞれ基準面部20Aの連結用螺孔20b、20bと固定用孔33aに螺合され、調整面部23Aが基準面部20Aに連結される。このとき調整面部23Aの後面が基準面部20Aに設けられた固定用ボス33の前面に突き当てられ、固定部34が基準面部20Aに固定される。
ネジ部材27、28、29の螺軸部27b、28b、29bがそれぞれ連結用螺孔20b、20bに螺合されるときには、螺軸部27b、28bがそれぞれスペーサー35、36に挿通され、スペーサー35、36はそれぞれ基準面部20Aと調整面部23Aの間に配置される。
[変形例に係る撮像装置における第2のレンズ鏡筒の光軸調整]
以下に、変形例に係る撮像装置における第2のレンズ鏡筒4の光軸調整について説明する。
先ず、第1の方向(Yaw方向)における光軸調整について説明する。
第1の方向における光軸調整は所望の厚みを有するスペーサー35を第1の連結部24と基準面部20の間に配置することにより行われる。
例えば、第3の連結部26と基準面部20の間に配置されるスペーサー37の厚み及び第2の連結部25と基準面部20の間に配置されるスペーサー36の厚みより薄い厚みを有するスペーサー35を第1の連結部24と基準面部20の間に配置すると、第3の連結部26と基準面部20の距離及び第2の連結部25と基準面部20の距離に対して第1の連結部24と基準面部20の距離が小さくなる。第1の連結部24と基準面部20の距離が小さくなったときに、第2の連結部25及び第3の連結部26と基準面部20の距離は変化しないため、調整面部23が第2の線分L2を支点とするように屈曲され第2のレンズ鏡筒4が第2の線分L2を基準として第1の方向において傾斜される。
逆に、第3の連結部26と基準面部20の間に配置されるスペーサー37の厚み及び第2の連結部25と基準面部20の間に配置されるスペーサー36の厚みより厚い厚みを有するスペーサー35を第1の連結部24と基準面部20の間に配置すると、第3の連結部26と基準面部20の距離及び第2の連結部25と基準面部20の距離に対して第1の連結部24と基準面部20の距離が大きくなる。第1の連結部24と基準面部20の距離が大きくなったときに、第2の連結部25及び第3の連結部26と基準面部20の距離は変化しないため、調整面部23が第2の線分L2を支点とするように屈曲され第2のレンズ鏡筒4が第2の線分L2を基準として第1の方向において傾斜される。
次に、第2の方向(Pitch方向)における光軸調整について説明する。
第2の方向における光軸調整は所望の厚みを有するスペーサー36を第2の連結部25と基準面部20の間に配置することにより行われる。
例えば、第3の連結部26と基準面部20の間に配置されるスペーサー37の厚み及び第1の連結部24と基準面部20の間に配置されるスペーサー35の厚みより薄い厚みを有するスペーサー36を第2の連結部25と基準面部20の間に配置すると、第3の連結部26と基準面部20の距離及び第1の連結部24と基準面部20の距離に対して第2の連結部25と基準面部20の距離が小さくなる。第2の連結部25と基準面部20の距離が小さくなったときに、第1の連結部24及び第3の連結部26と基準面部20の距離は変化しないため、調整面部23が第1の線分L1を支点とするように屈曲され第2のレンズ鏡筒4が第1の線分L1を基準として第2の方向において傾斜される。
逆に、第3の連結部26と基準面部20の間に配置されるスペーサー37の厚み及び第1の連結部24と基準面部20の間に配置されるスペーサー35の厚みより厚い厚みを有するスペーサー36を第2の連結部25と基準面部20の間に配置すると、第3の連結部26と基準面部20の距離及び第1の連結部24と基準面部20の距離に対して第2の連結部25と基準面部20の距離が大きくなる。第2の連結部25と基準面部20の距離が大きくなったときに、第1の連結部24及び第3の連結部26と基準面部20の距離は変化しないため、調整面部23が第1の線分L1を支点とするように屈曲され第2のレンズ鏡筒4が第1の線分L1を基準として第2の方向において傾斜される。
上記のような第1の方向及び第2の方向における光軸調整を行うことにより、第2のレンズ鏡筒4の光軸Pを第1のレンズ鏡筒3の光軸に平行にすることができる。
変形例に係る撮像装置においては、上記したように、調整面部23Aの固定部34と基準面部20Aの間にスペーサーが配置されないため、部品点数を削減した上で第2のレンズ鏡筒4の光軸調整を行うことができる。
尚、変形例に係る撮像装置においては、第1の実施の形態における変形例と同様に、調整用板金21Aにおける調整面部23Aの固定部34の周囲に、スリット23c、切欠23d、溝部を形成してもよい。
固定部34の周囲にスリット23c、切欠23d、溝部を形成することにより、光軸調整において調整面部23Aが固定部34を支点とするように屈曲され易くなり、光軸調整を容易に行うことができる。
また、固定部34の周囲に形成されるスリット23c、切欠23d、溝部は、第1の線分L1又は第2の線分L2上に形成されることが望ましい。
調整面部23Aの屈曲方向は第1の方向又は第2の方向であるため、スリット23c、切欠23d、溝部が第1の線分L1又は第2の線分L2上に形成されることにより、調整面部23Aの良好な屈曲性を確保することができ、光軸調整の一層の容易化を図ることができる。
[第2の実施の形態における撮像装置の効果]
上記した第2の実施の形態においては、調整手段として複数のネジ部材27、28、29と複数のスペーサー35、36、37とを設けている。
従って、簡素な構成によって第2のレンズ鏡筒4の光軸調整を行うことができ、製造コストの高騰を来たすことなく第2のレンズ鏡筒4の光軸調整を行うことができる。
尚、第2の実施の形態においては、調整手段として略U字状のスペーサー35、36、37を設けているため、落下等による衝撃等のよってスペーサー35、36、37が脱落するおそれがある。
そこで、スペーサー35、36、37の基準面部20、20Aや調整面部23、23Aと接触する面に網状等の凹凸を形成して摩擦力を高め、衝撃の発生時等におけるスペーサー35、36、37の脱落を防止するようにしてもよい。また、逆に、基準面部20、20Aや調整面部23、23Aのスペーサー35、36、37と接触する面に網状等の凹凸を形成して摩擦力を高め、衝撃の発生時等におけるスペーサー35、36、37の脱落を防止するようにしてもよい。
[第2の実施の形態におけるその他の構成]
上記した第2の実施の形態においては、調整手段としてスペーサー35、36、37を用いているが、このスペーサー35、36、37の前面又は後面を傾斜面35a、36a、37aとしてもよい(図21参照)。尚、図21には、例として、傾斜面36a、37aをそれぞれ有するスペーサー36、37のみを示す。
スペーサー35、36、37の前面又は後面を傾斜面35a、36a、37aとすることにより、光軸調整したときの調整面部23、23Aの傾斜角度に傾斜面35a、36a、37aが沿うようにスペーサー35、36、37を配置することが可能となる。
従って、調整面部23、23Aとスペーサー35、36、37に対する負荷が軽減され、調整面部23、23Aとスペーサー35、36、37の安定した配置状態を確保することができる。
[その他]
上記には、基準用板金18、18Aを第1のレンズ鏡筒3に取り付け、調整用板金21、21Aを第2のレンズ鏡筒4に取り付けた例を示したが、例えば、基準用板金18、18Aを第1のレンズ鏡筒3と一体に形成し、調整用板金21、21Aを第2のレンズ鏡筒4と一体に形成することも可能である。
このように基準用板金18、18Aを第1のレンズ鏡筒3と一体に形成し、調整用板金21、21Aを第2のレンズ鏡筒4と一体に形成することにより、部品点数の削減による製造コストの低減を図ることができる。
また、上記には、第2のレンズ鏡筒4の前方に基準面部20、20Aと調整面部23、23Aとが配置された例を示したが、基準面部20、20Aと調整面部23、23Aは第2のレンズ鏡筒4の後方に配置されていてもよい。
さらに、基準用板金18、18A及び調整用板金21、21Aを第1のレンズ鏡筒3と第2のレンズ鏡筒4に生じる熱を外部へ放出するための放熱板としても機能させることが可能である。
[まとめ]
以上に記載した通り、第1の実施の形態における撮像装置及び第2の実施の形態における撮像装置にあっては、第1のレンズ鏡筒3と、第1のレンズ鏡筒3と並ぶ第2のレンズ鏡筒4と、基準面部20、20Aを有する基準用板金18、18Aと、調整面部23、23Aを有する調整用板金21と、光軸調整を行う調整手段とを備えている。
従って、基準面部20、20Aに対する調整面部23、23Aの向きを変化させて第2のレンズ鏡筒4の光軸の向きを調整するため、光軸調整を簡素な調整機構によって行うことができ、製造コストの高騰を来たすことなく画質の向上を図ることができる。
また、基準用板金18と調整用板金21がそれぞれ第1のレンズ鏡筒3の本体部12の側面12aと第2のレンズ鏡筒4の本体部13の側面13aとに取り付けられるため、第1のレンズ鏡筒3と第2のレンズ鏡筒4を同一のものを用いることができ、製造コストの低減を図ることができる。
さらに、第1の線分L1と第2の線分L2が直交するため、第1の方向における光軸調整が第2の方向における光軸調整に干渉せず、第2の方向における光軸調整が第1の方向における光軸調整に干渉しないため、光軸調整における相互干渉を回避して光軸調整の精度の向上を図ることができる。
さらにまた、第1の線分L1の長さと第2の線分L2の長さを同じにすることにより、第1の方向における光軸調整と第2の方向における光軸調整とに関して調整量に対する光軸の変化量が同じになり、光軸調整の容易化を図ることができる。
[撮像装置の一実施形態]
図22に、本発明撮像装置の一実施形態によるビデオカメラのブロック図を示す。
撮像装置(ビデオカメラ)100は、撮像機能を担うカメラブロック40と、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部41と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部42とを有している。また、撮像装置100は、撮影された画像等を表示する液晶パネル等の画像表示部43と、メモリーカード1000への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)44と、撮像装置の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)45と、ユーザーによって所要の操作が行われる各種のスイッチ等から成る入力部46と、カメラブロック40に配置されたレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部47とを備えている。
カメラブロック40は、レンズ群48を含む光学系や、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子49等とによって構成されている。
カメラ信号処理部41は、撮像素子49からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部42は、所定の画像データーフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデーター仕様の変換処理等を行う。
画像表示部43はユーザーの入力部46に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデーターを表示する機能を有している。
R/W44は、画像処理部42によって符号化された画像データーのメモリーカード1000への書込及びメモリーカード1000に記録された画像データーの読出を行う。
CPU45は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、入力部46からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
入力部46は、例えば、シャッター操作を行うためのシャッターレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等によって構成され、ユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU45に対して出力する。
レンズ駆動制御部47は、CPU45からの制御信号に基づいてレンズ群48の各レンズを駆動する図示しないモータ等を制御する。
メモリーカード1000は、例えば、R/W44に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
以下に、撮像装置100における動作を説明する。
撮影の待機状態では、CPU45による制御の下で、カメラブロック40において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部41を介して画像表示部43に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部46からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU45がレンズ駆動制御部47に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部47の制御に基づいてレンズ群48の所定のレンズが移動される。
入力部46からの指示入力信号によりカメラブロック40の図示しないシャッターが動作されると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部41から画像処理部42に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデーターフォーマットのデジタルデーターに変換される。変換されたデーターはR/W44に出力され、メモリーカード1000に書き込まれる。
尚、フォーカシングは、CPU45からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部47がレンズ群48の所定のレンズを移動させることにより行われる。
メモリーカード1000に記録された画像データーを再生する場合には、入力部46に対する操作に応じて、R/W44によってメモリーカード1000から所定の画像データーが読み出され、画像処理部42によって伸張復号化処理が行われた後、再生画像信号が画像表示部43に出力されて再生画像が表示される。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図22と共に本発明の最良の形態を示すものであり、本図は、撮像装置の概略斜視図である。 第1のレンズ鏡筒と第2のレンズ鏡筒を分離して示す斜視図である。 第1のレンズ鏡筒と第2のレンズ鏡筒が基準用板金と調整用板金によって結合された状態を示す斜視図である。 第1のレンズ鏡筒と第2のレンズ鏡筒等を一部を断面にして上方、前方及び側方から見た状態で示す図である。 第1の方向における光軸調整が行われている状態を一部を断面にして示す拡大平面図である。 第1の方向における光軸調整が図5とは異なる方向において行われている状態を一部を断面にして示す拡大平面図である。 第2の方向における光軸調整が行われている状態を一部を断面にして示す拡大平面図である。 第2の方向における光軸調整が図7とは異なる方向において行われている状態を一部を断面にして示す拡大平面図である。 図10乃至図15と共に第1の実施の形態における変形例を示すものであり、本図は、第1のレンズ鏡筒と第2のレンズ鏡筒を分離して示す斜視図である。 第1のレンズ鏡筒と第2のレンズ鏡筒等を一部を断面にして上方、前方及び側方から見た状態で示す図である。 第1の方向における光軸調整が行われている状態を一部を断面にして示す拡大平面図である。 第1の方向における光軸調整が図11とは異なる方向において行われている状態を一部を断面にして示す拡大平面図である。 第2の方向における光軸調整が行われている状態を一部を断面にして示す拡大平面図である。 第2の方向における光軸調整が図13とは異なる方向において行われている状態を一部を断面にして示す拡大平面図である。 固定部の周囲にスリットと切欠が形成された例を示す拡大正面図である。 図17及び図18と共に第2の実施の形態を示すものであり、本図は、第1のレンズ鏡筒と第2のレンズ鏡筒を分離して示す斜視図である。 第1のレンズ鏡筒と第2のレンズ鏡筒が基準用板金と調整用板金によって結合された状態を示す斜視図である。 第1のレンズ鏡筒と第2のレンズ鏡筒等を一部を断面にして上方、前方及び側方から見た状態で示す図である。 図20と共に第2の実施の形態における変形例を示すものであり、本図は、第1のレンズ鏡筒と第2のレンズ鏡筒を分離して示す斜視図である。 第1のレンズ鏡筒と第2のレンズ鏡筒等を一部を断面にして上方、前方及び側方から見た状態で示す図である。 傾斜面を有するスペーサーが配置された例を一部を断面にして示す側面図である。 撮像装置のブロック図である。
1…撮像装置、3…第1のレンズ鏡筒、4…第2のレンズ鏡筒、18…基準用板金、19…被取付面部、20…基準面部、21…調整用板金、22…ベース面部、23…調整面部、24…第1の連結部、25…第2の連結部、26…第3の連結部、27…ネジ部材、28…ネジ部材、29…ネジ部材、30…バネ部材、31…バネ部材、32…バネ部材、18A…基準用板金、20A…基準面部、21A…調整用板金、23A…調整面部、34…固定部、23c…スリット、23d…切欠、35…スペーサー、36…スペーサー、37…スペーサー、100…撮像装置

Claims (20)

  1. 第1のレンズ鏡筒と、
    前記第1のレンズ鏡筒の光軸に直交する方向において前記第1のレンズ鏡筒に並んで配置された第2のレンズ鏡筒と、
    前記第1のレンズ鏡筒の前記光軸に直交する面に取り付けられた被取付面部と光軸方向を向く基準面部とを有する基準用板金と、
    前記第2のレンズ鏡筒の光軸に直交する面に取り付けられたベース面部と光軸方向を向き前記基準面部に前記光軸方向において離隔した状態で並んで位置された調整面部とを有する調整用板金と、
    前記基準面部に対する前記調整面部の向きを変化させて前記第2のレンズ鏡筒の前記光軸の向きを調整する調整手段とを備えた
    撮像装置。
  2. 前記調整手段として、前記基準面部と前記調整面部を連結する複数のネジ部材と、前記基準面部と前記調整面部の間に配置され前記光軸方向において前記調整面部を前記基準面部から離隔する方向へ付勢する複数のバネ部材とを設けた
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記調整面部に、前記ネジ部材によって前記基準面部と固定された固定部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第1の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第2の連結部とを設け、
    前記第1の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置し、
    前記第2の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置した
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記固定部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第1の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第1の線分とし、
    前記固定部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第2の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第2の線分としたときに、
    前記第1の線分と前記第2の線分が直交するようにした
    請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の線分の長さと前記第2の線分の長さを同じにした
    請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記バネ部材として圧縮コイルバネを用い、
    前記バネ部材に前記ネジ部材が挿通された
    請求項2に記載の撮像装置。
  7. 前記第2のレンズ鏡筒における前記固定部の周囲にスリット、切欠又は溝部を形成した
    請求項3に記載の撮像装置。
  8. 前記第2のレンズ鏡筒における前記第1の線分上若しくは前記第2の線分上又は前記第1の線分上と前記第2の線分上にスリット、切欠又は溝部を形成した
    請求項4に記載の撮像装置。
  9. 前記調整面部に、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第1の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第2の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第3の連結部とを設け、
    前記第1の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置し、
    前記第2の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置し、
    前記第3の連結部と前記基準面部の間に前記バネ部材を配置した
    請求項2に記載の撮像装置。
  10. 前記第3の連結部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第1の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第1の線分とし、
    前記第3の連結部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第2の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第2の線分としたときに、
    前記第1の線分と前記第2の線分が直交するようにした
    請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記第1の線分の長さと前記第2の線分の長さを同じにした
    請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記調整手段として、前記基準面部と前記調整面部を連結する複数のネジ部材と、前記基準面部と前記調整面部の間に配置され前記基準面部と前記調整面部に挟持され挟持される方向における厚みがそれぞれ所定の厚みを有する複数のスペーサーとを設けた
    請求項1に記載の撮像装置。
  13. 前記調整面部に、前記ネジ部材によって前記基準面部と固定された固定部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第1の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第2の連結部とを設け、
    前記第1の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置し、
    前記第2の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置した
    請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記固定部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第1の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第1の線分とし、
    前記固定部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第2の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第2の線分としたときに、
    前記第1の線分と前記第2の線分が直交するようにした
    請求項13に記載の撮像装置。
  15. 前記第1の線分の長さと前記第2の線分の長さを同じにした
    請求項14に記載の撮像装置。
  16. 前記第2のレンズ鏡筒における前記固定部の周囲にスリット、切欠又は溝部を形成した
    請求項13に記載の撮像装置。
  17. 前記第2のレンズ鏡筒における前記第1の線分上若しくは前記第2の線分上又は前記第1の線分上と前記第2の線分上にスリット、切欠又は溝部を形成した
    請求項14に記載の撮像装置。
  18. 前記調整面部に、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第1の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第2の連結部と、前記ネジ部材によって前記基準面部と連結された第3の連結部とを設け、
    前記第1の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置し、
    前記第2の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置し、
    前記第3の連結部と前記基準面部の間に前記スペーサーを配置した
    請求項12に記載の撮像装置。
  19. 前記第3の連結部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第1の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第1の線分とし、
    前記第3の連結部に締結された前記ネジ部材の中心と前記第2の連結部に締結された前記ネジ部材の中心とを結ぶ線分を第2の線分としたときに、
    前記第1の線分と前記第2の線分が直交するようにした
    請求項18に記載の撮像装置。
  20. 前記第1の線分の長さと前記第2の線分の長さを同じにした
    請求項19に記載の撮像装置。
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