JP2013246412A - 像ぶれ補正装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造の簡素化及び小型化を図る。
【解決手段】 レンズユニットを第1の方向へ回動させる第1の駆動部と、レンズユニットを第2の方向へ回動させる第2の駆動部とを備え、レンズユニットに第1の方向又は第2の方向の一方の回動支点とされ中心軸が第1の支点軸又は第2の支点軸の一方に一致される第1の回動軸が設けられ、固定部材に第1の方向又は第2の方向の他方の回動支点とされ中心軸が第1の支点軸又は第2の支点軸の他方に一致される第2の回動軸が設けられ、レンズユニットに第2の回動軸が挿入されて第2の回動軸の軸受部として機能し光軸方向に延びる第1の支持溝が形成され、固定部材に第1の回動軸が挿入されて第1の回動軸の軸受部として機能し光軸方向に延びる第2の支持溝が形成された。
【選択図】 図4

Description

本技術は像ぶれ補正装置及び撮像装置についての技術分野に関する。詳しくは、レンズユニットと固定部材にそれぞれ第1の回動軸と第2の回動軸を設けると共にレンズユニットと固定部材にそれぞれ第2の回動軸を支持する第1の支持溝と第1の回動軸を支持する第2の支持溝を形成して構造の簡素化及び小型化を図る技術分野に関する。
ビデオカメラやスチルカメラ等の撮像装置には、レンズを光軸方向に直交する方向へ移動させて像ぶれの補正を行う像ぶれ補正装置が設けられているものがある。
このような撮像装置に設けられた像ぶれ補正装置には、レンズを有するレンズユニットが外筐に対してレンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と光軸及び第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動可能とされたものがある(例えば、特許文献1参照)。
レンズユニットは第1の支点軸を支点としてヨーイング方向へ回動されると共に第2の支点軸を支点としてピッチング方向へ回動され、像ぶれの補正が行われる。
特許文献1に記載された像ぶれ補正装置にあっては、レンズユニットをヨーイング方向及びピッチング方向へ回動させるためにL字状に屈曲されたベース板をそれぞれ有する二つのジンバル機構が設けられている。
一方のジンバル機構に対してレンズユニットがピッチング方向へ回動されてピッチング方向におけるぶれ補正動作が行われ、他方のジンバル機構に対して一方のジンバル機構とレンズユニットが一体になってヨーイング方向へ回動されてヨーイング方向におけるぶれ補正動作が行われる。
特開平7−274056号公報
ところが、特許文献1に記載された像ぶれ補正装置にあっては、レンズユニットをヨーイング方向及びピッチング方向へ回動させるための二つのジンバル機構が設けられており、その分、部品点数が多く構造が複雑であると言う問題がある。
また、二つのジンバル機構の一部が光軸に直交する方向において対向し重なり合うように設けられているため、その分、光軸に直交する方向における大きさが大きくなり小型化に支障を来たしていると言う問題がある。
そこで、本技術像ぶれ補正装置及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、構造の簡素化及び小型化を図ることを課題とする。
第1に、像ぶれ補正装置は、上記した課題を解決するために、少なくとも一つのレンズを有し、外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動可能とされたレンズユニットと、前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、前記レンズユニットを前記第1の方向へ回動させる第1の駆動部と、前記レンズユニットを前記第2の方向へ回動させる第2の駆動部とを備え、前記レンズユニットに前記第1の方向又は前記第2の方向の一方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方に一致される第1の回動軸が設けられ、前記固定部材に前記第1の方向又は前記第2の方向の他方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方に一致される第2の回動軸が設けられ、前記レンズユニットに前記第2の回動軸が挿入されて前記第2の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第1の支持溝が形成され、前記固定部材に前記第1の回動軸が挿入されて前記第1の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第2の支持溝が形成されたものである。
従って、像ぶれ補正装置にあっては、固定部材に対して第1の回動軸を支点としてレンズユニットが第1の方向又は第2の方向の一方に回動されると共に第2の回動軸を支点としてレンズユニットが第1の方向又は第2の方向の他方に回動される。
第2に、上記したぶれ補正装置においては、前記レンズユニットの前記固定部材に対する前記光軸方向への移動を規制する規制部が設けられることが望ましい。
レンズユニットの固定部材に対する光軸方向への移動を規制する規制部が設けられることにより、レンズユニットの回動時における光軸方向への移動が規制される。
第3に、上記したぶれ補正装置においては、前記規制部として、前記固定部材に、前記第1の回動軸の先端が摺動され前記第1の支点軸と前記第2の支点軸の交点を中心とした円弧状の規制壁部が設けられることが望ましい。
規制部として、固定部材に、第1の回動軸の先端が摺動され第1の支点軸と第2の支点軸の交点を中心とした円弧状の規制壁部が設けられることにより、規制壁部に第1の回動軸が摺動されてレンズユニットの回動時における光軸方向への移動が規制される。
第4に、上記したぶれ補正装置においては、前記規制部として、前記レンズユニットと前記固定部材の間に支持されたバネ部材が設けられることが望ましい。
規制部として、レンズユニットと固定部材の間に支持されたバネ部材が設けられることにより、バネ部材の付勢力によってレンズユニットが保持されてレンズユニットの回動時における光軸方向への移動が規制される。
第5に、上記したぶれ補正装置においては、前記第1の回動軸又は前記第2の回動軸の少なくとも一方に回転自在に支持され前記第1の支持溝又は前記第2の支持溝に挿入される軸受部材が設けられることが望ましい。
第1の回動軸又は第2の回動軸の少なくとも一方に回転自在に支持され第1の支持溝又は第2の支持溝に挿入される軸受部材が設けられることにより、レンズユニットの回動時に軸受部材が回転される。
第6に、上記したぶれ補正装置においては、前記第1の回動軸と前記第2の回動軸にそれぞれ前記軸受部材が支持されることが望ましい。
第1の回動軸と第2の回動軸にそれぞれ軸受部材が支持されることにより、レンズユニットの第1の方向及び第2の方向への回動時に第1の回動軸と第2の回動軸に対してそれぞれ軸受部材が回転される。
第7に、上記したぶれ補正装置においては、前記軸受部材の外周面が傾斜面に形成され、前記軸受部材の軸方向において前記外周面の外端と内端を結ぶ延長線が前記第1の回動軸の中心軸と前記第2の回動軸の中心軸との交点に一致されるようにすることが望ましい。
軸受部材の外周面が傾斜面に形成され、軸受部材の軸方向において外周面の外端と内端を結ぶ延長線が第1の回動軸の中心軸と第2の回動軸の中心軸との交点に一致されるようにすることにより、レンズユニットが回動されたときの外端側と内端側の回転半径の相違に対応して軸受部材が回転される。
第8に、上記したぶれ補正装置においては、前記第1の駆動部と前記第2の駆動部が光軸方向において前記レンズユニットの外面側に設けられることが望ましい。
第1の駆動部と第2の駆動部が光軸方向においてレンズユニットの外面側に設けられることにより、第1の駆動部と第2の駆動部がレンズユニットの外周側に存在しない。
第9に、上記したぶれ補正装置においては、前記レンズユニットに前記レンズを有する本体と前記本体を光軸回り方向へ回動自在に支持する支持部材とが設けられ、前記支持部材に前記第1の回動軸が設けられると共に前記第1の支持溝が形成され、前記本体が前記光軸回り方向へ回動可能とされることが望ましい。
レンズユニットにレンズを有する本体と本体を光軸回り方向へ回動自在に支持する支持部材とが設けられ、支持部材に第1の回動軸が設けられると共に第1の支持溝が形成され、本体が光軸回り方向へ回動可能とされることにより、本体が支持部材に対して光軸回り方向へ回動される。
第10に、上記したぶれ補正装置においては、前記第1の駆動部と前記第2の駆動部によって回動用アクチュエーターが構成され、前記回動用アクチュエーターによって前記本体が前記光軸回り方向へ回動されるようにすることが望ましい。
第1の駆動部と第2の駆動部によって回動用アクチュエーターが構成され、回動用アクチュエーターによって本体が光軸回り方向へ回動されるようにすることにより、本体を光軸回り方向へ回動させる専用の駆動部が必要ない。
撮像装置は、上記した課題を解決するために、少なくとも一つのレンズを有するレンズユニットと前記レンズユニットが内部に配置された外筐とを有し、前記レンズユニットが前記外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動されて像ぶれを補正する像ぶれ補正装置を備え、前記像ぶれ補正装置は、前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、前記レンズユニットを前記第1の方向へ回動させる第1の駆動部と、前記レンズユニットを前記第2の方向へ回動させる第2の駆動部とを備え、前記レンズユニットに前記第1の方向又は前記第2の方向の一方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方に一致される第1の回動軸が設けられ、前記固定部材に前記第1の方向又は前記第2の方向の他方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方に一致される第2の回動軸が設けられ、前記レンズユニットに前記第2の回動軸が挿入されて前記第2の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第1の支持溝が形成され、前記固定部材に前記第1の回動軸が挿入されて前記第1の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第2の支持溝が形成されたものである。
従って、撮像装置にあっては、像ぶれ補正装置において、固定部材に対して第1の回動軸を支点としてレンズユニットが第1の方向又は第2の方向の一方に回動されると共に第2の回動軸を支点としてレンズユニットが第1の方向と第2の方向の他方に回動される。
本技術像ぶれ補正装置は、少なくとも一つのレンズを有し、外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動可能とされたレンズユニットと、前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、前記レンズユニットを前記第1の方向へ回動させる第1の駆動部と、前記レンズユニットを前記第2の方向へ回動させる第2の駆動部とを備え、前記レンズユニットに前記第1の方向又は前記第2の方向の一方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方に一致される第1の回動軸が設けられ、前記固定部材に前記第1の方向又は前記第2の方向の他方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方に一致される第2の回動軸が設けられ、前記レンズユニットに前記第2の回動軸が挿入されて前記第2の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第1の支持溝が形成され、前記固定部材に前記第1の回動軸が挿入されて前記第1の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第2の支持溝が形成されている。
従って、固定部材にレンズユニットが支持されることにより第1の方向と第2の方向におけるぶれ補正動作が行われるため、部品点数の削減及び光軸に直交する方向における大きさが小さくなり、構造の簡素化及び小型化を図ることができる。
請求項2に記載した技術にあっては、前記レンズユニットの前記固定部材に対する前記光軸方向への移動を規制する規制部が設けられている。
従って、レンズユニットの光軸方向へ移動が規制されぶれ補正動作の適正化を図ることができる。
請求項3に記載した技術にあっては、前記規制部として、前記固定部材に、前記第1の回動軸の先端が摺動され前記第1の支点軸と前記第2の支点軸の交点を中心とした円弧状の規制壁部が設けられている。
従って、簡素な構成によってレンズユニットの光軸方向へ移動を確実に規制することができる。
請求項4に記載した技術にあっては、前記規制部として、前記レンズユニットと前記固定部材の間に支持されたバネ部材が設けられている。
従って、バネ部材によってレンズユニットの光軸方向への移動が規制されるため、簡素な構成によってレンズユニットの光軸方向へ移動を確実に規制することができる。
請求項5に記載した技術にあっては、前記第1の回動軸又は前記第2の回動軸の少なくとも一方に回転自在に支持され前記第1の支持溝又は前記第2の支持溝に挿入される軸受部材が設けられている。
従って、レンズユニットの回動時に軸受部材が回転され、円滑なぶれ補正動作を行うことができると共に第1の駆動部と第2の駆動部の駆動力を小さくして小型化を図ることができる。
請求項6に記載した技術にあっては、前記第1の回動軸と前記第2の回動軸にそれぞれ前記軸受部材が支持されている。
従って、一層円滑なぶれ補正動作を行うことができると共に第1の駆動部と第2の駆動部の駆動力を一層小さくして一層の小型化を図ることができる。
請求項7に記載した技術にあっては、前記軸受部材の外周面が傾斜面に形成され、前記軸受部材の軸方向において前記外周面の外端と内端を結ぶ延長線が前記第1の回動軸の中心軸と前記第2の回動軸の中心軸との交点に一致されるようにしている。
従って、レンズユニットが回動されたときの外端側と内端側の回転半径の相違に対応して軸受部材が回転され、軸受部材の回転のロスが生じず、円滑なぶれ補正動作を行うことができる。
請求項8に記載した技術にあっては、前記第1の駆動部と前記第2の駆動部が光軸方向において前記レンズユニットの外面側に設けられている。
従って、像ぶれ補正装置の光軸に直交する方向における小型化を図ることができる。
請求項9に記載した技術にあっては、前記レンズユニットに前記レンズを有する本体と前記本体を光軸回り方向へ回動自在に支持する支持部材とが設けられ、前記支持部材に前記第1の回動軸が設けられると共に前記第1の支持溝が形成され、前記本体が前記光軸回り方向へ回動可能とされている。
従って、レンズユニットを光軸回り方向にも回動させることができ、光軸回り方向にもぶれ補正動作が行われ一層の画質の向上を図ることができる。
請求項10に記載した技術にあっては、前記第1の駆動部と前記第2の駆動部によって回動用アクチュエーターが構成され、前記回動用アクチュエーターによって前記本体が前記光軸回り方向へ回動されるようにしている。
従って、本体を光軸回り方向へ回動させる専用の駆動部が必要なく、部品点数及び配置スペースの低減による構造の簡素化及び小型化を図ることができる。
本技術撮像装置は、少なくとも一つのレンズを有するレンズユニットと前記レンズユニットが内部に配置された外筐とを有し、前記レンズユニットが前記外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動されて像ぶれを補正する像ぶれ補正装置を備え、前記像ぶれ補正装置は、前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、前記レンズユニットを前記第1の方向へ回動させる第1の駆動部と、前記レンズユニットを前記第2の方向へ回動させる第2の駆動部とを備え、前記レンズユニットに前記第1の方向又は前記第2の方向の一方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方に一致される第1の回動軸が設けられ、前記固定部材に前記第1の方向又は前記第2の方向の他方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方に一致される第2の回動軸が設けられ、前記レンズユニットに前記第2の回動軸が挿入されて前記第2の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第1の支持溝が形成され、前記固定部材に前記第1の回動軸が挿入されて前記第1の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第2の支持溝が形成されている。
従って、像ぶれ補正装置において、固定部材にレンズユニットが支持されることにより第1の方向と第2の方向におけるぶれ補正動作が行われるため、部品点数の削減及び光軸に直交する方向における大きさが小さくなり、構造の簡素化及び小型化を図ることができる。
以下に、本技術像ぶれ補正装置及び撮像装置を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した最良の形態は、本技術撮像装置をビデオカメラに適用し、本技術像ぶれ補正装置をこのビデオカメラに設けられた像ぶれ補正装置に適用したものである。
尚、本技術撮像装置及び像ぶれ補正装置の適用範囲はそれぞれビデオカメラ及びビデオカメラに設けられた像ぶれ補正装置に限られることはない。本技術撮像装置及び像ぶれ補正装置は、例えば、スチルカメラ、携帯電話やパーソナルコンピューター等の各種の機器に組み込まれた撮像装置又はこれらの撮像装置に設けられた像ぶれ補正装置に広く適用することができる。
以下の説明にあっては、ビデオカメラの撮影時において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側が前方となり、撮影者側が後方となる。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
また、以下に示すレンズは、単一のレンズによって構成されているもの及び複数のレンズによりレンズ群として構成されているものの両者を含む意味である。
[撮像装置の全体構成]
撮像装置1は外筐2の内外に所要の各部が配置されて成る(図1及び図2参照)。外筐2は、例えば、前後方向に長いケース状に形成され、前端部がフロントパネル部3として設けられ、後端部における上端部が後方に開口された収納ケース部4として設けられている。
外筐2の上面2aにはマイクロフォン5、5、インターフェースカバー6及び操作スイッチ7、7が前側から順に配置されている。操作スイッチ7、7は、例えば、ズームレバーと撮影釦である。
外筐2の一方の側面2bには電源釦、画像再生釦等の各種の操作釦8、8、・・・が配置されている。外筐2の一方の側面2bにはメモリーカード9が装着される。
外筐2の後面2cにはモード切替釦や録画釦等の操作釦10、10が配置されている。
外筐2の後面にはバッテリー11が装着され、バッテリー11は一部が外筐2の後面2cより後方へ突出される。
フロントパネル部3の上端部にはフラッシュ12が配置されている。フラッシュ12は夜間撮影時等に用いられ、フラッシュ12からは補助光が前方へ向けて出射される。
外筐2の側面部には表示部13が回動自在かつ回転自在に連結されている。表示部13は前端部が外筐2に連結され、表示面13aを有している。
撮像装置1の後端部にはファインダー14が連結され、ファインダー14は収納ケース部4に対して前後方向へスライド可能及びチルト方向へ回動可能とされている。
ファインダー14は、後端部を除いた部分が収納ケース部4に収納される収納位置と収納ケース部4から引き出される引出位置との間でスライド可能とされている。また、ファインダー14は引出位置において前端部を支点としてチルト方向へ回動可能とされている。
[像ぶれ補正装置の構成(第1の実施の形態)]
以下に、第1の実施の形態に係る像ぶれ補正装置20について説明する(図1乃至図9参照)。
外筐2の内部には像ぶれ補正装置20が配置されている(図1参照)。像ぶれ補正装置20はレンズユニット21とレンズユニット21を支持する固定部材22とを有している(図3乃至図5参照)。
レンズユニット21は光軸方向に延びる形状に形成され、例えば、略長方形状に形成されている。レンズユニット21には光軸方向に並んで配置された複数のレンズ又はレンズ群が設けられ、最も前側(物体側)に前玉と称される撮影レンズ23が配置されている。
レンズユニット21には、左右両面にそれぞれ外方へ突出された第1の回動軸21a、21aが設けられ、上下両面にそれぞれ外方に開口された第1の支持溝21b、21bが形成されている。第1の支持溝21b、21bは前後に延びる形状に形成されている。
レンズユニット21には、一方の側面に第1の駆動マグネット24、24が取り付けられ、例えば、上面に第2の駆動マグネット25、25が取り付けられている。第1の駆動マグネット24、24は第1の回動軸21aを挟んで上下に位置され、N極とS極が前後で着磁されている。第2の駆動マグネット25、25は第1の支持溝21bを挟んで左右に位置され、N極とS極が前後で着磁されている。
固定部材22は、例えば、矩形の枠状に形成されている。固定部材22には上下両面部にそれぞれ内方へ突出された第2の回動軸22a、22aが設けられ、左右両面部にそれぞれ左右に貫通された第2の支持溝22b、22bが形成されている。第2の支持溝22b、22bは前後に延びる形状に形成されている。
固定部材22には、一方の側面部に第1の駆動コイル26、26が取り付けられ、例えば、上面部に第2の駆動コイル27、27が取り付けられている。第1の駆動コイル26、26は第2の支持溝22bを挟んで上下に位置され、第2の駆動コイル27、27は第2の回動軸22aを挟んで左右に位置されている。
第1の駆動コイル26、26の中央部にはそれぞれ第1の検出部28、28が配置され、第2の駆動コイル27、27の中央部にはそれぞれ第2の検出部29、29が配置されている。第1の検出部28、28と第2の検出部29、29としては、例えば、ホール素子が用いられている。
固定部材22の左右両面部にはレンズユニット21の光軸方向(前後方向)への移動を規制する規制部として機能する規制壁部22c、22cがそれぞれ設けられている。規制壁部22cは外方へ突出され、外方へ凸の円弧状に形成されている。
上記のように構成されたレンズユニット21と固定部材22において、レンズユニット21の第1の回動軸21a、21aがそれぞれ固定部材22の第2の支持溝22b、22bに挿入され、固定部材22の第2の回動軸22a、22aがそれぞれレンズユニット21の第1の支持溝21b、21bに挿入され、レンズユニット21が固定部材22に回動自在に支持される。このとき第2の支持溝22b、22bと第1の支持溝21b、21bがそれぞれ前後に延びる形状に形成されているため、第1の回動軸21a、21aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bに対して摺動可能とされ、第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第1の支持溝21b、21bに対して摺動可能とされる。
レンズユニット21は固定部材22に対して第2の回動軸22a、22aを支点として第1の方向(ヨーイング方向)へ回動可能とされると共に第1の回動軸21a、21aを支点として第2の方向(ピッチング方向)へ回動可能とされる。第2の回動軸22a、22aを結ぶ軸は光軸に直交する第1の支点軸P(図5参照)とされ、レンズユニット21は第1の支点軸Pの軸回り方向である第1の方向へ回動される。また、第1の回動軸21a、21aを結ぶ軸は光軸及び第1の支点軸Pにともに直交する第2の支点軸Q(図5参照)とされ、レンズユニット21は第2の支点軸Qの軸回り方向である第2の方向へ回動される。
固定部材22の規制壁部22c、22cは、上記したように、外方に凸の円弧状に形成されており、第1の支点軸Pと第2の支点軸Qの交点S(図5参照)を中心とした円弧状に形成されている。従って、レンズユニット21の第1の方向への回動時には第1の回動軸21a、21aの先端がそれぞれ規制壁部22c、22cの内面に摺動され、レンズユニット21が固定部材22に対して光軸方向へ移動されない。
レンズユニット21に取り付けられた第1の駆動マグネット24、24と固定部材22に取り付けられた第1の駆動コイル26、26とはそれぞれ左右方向において対向して位置されている。第1の駆動マグネット24、24と第1の駆動コイル26、26によってレンズユニット21を第1の方向へ回動させる第1の駆動部30が構成される。第1の駆動部30において、一方の第1の駆動マグネット24と一方の第1の駆動コイル26はレンズユニット21に第1の方向への回動力(推力)を付与する第1の推力発生部とされる。また、他方の第1の駆動マグネット24と他方の第1の駆動コイル26もレンズユニット21に第1の方向への回動力(推力)を付与する第1の推力発生部とされる。
一方、レンズユニット21に取り付けられた第2の駆動マグネット25、25と固定部材22に取り付けられた第2の駆動コイル27、27とはそれぞれ上下方向において対向して位置されている。第2の駆動マグネット25、25と第2の駆動コイル27、27によってレンズユニット21を第2の方向へ回動させる第2の駆動部31が構成される。第2の駆動部31において、一方の第2の駆動マグネット25と一方の第2の駆動コイル27はレンズユニット21に第2の方向への回動力(推力)を付与する第2の推力発生部とされる。また、他方の第2の駆動マグネット25と他方の第2の駆動コイル27もレンズユニット21に第2の方向への回動力(推力)を付与する第2の推力発生部とされる。
尚、上記には、レンズユニット21と固定部材22の側面部に第1の駆動部30が構成され、レンズユニット21と固定部材22の上面部に第2の駆動部31が構成された例を示したが、逆に、レンズユニット21と固定部材22の側面部にレンズユニット21を第2の方向へ回動させる第2の駆動部が構成され、レンズユニット21と固定部材22の上面部にレンズユニット21を第1の方向へ回動させる第1の駆動部が構成されてもよい。
また、第1の駆動部や第2の駆動部はレンズユニット21と固定部材22の他方の側面側や下面側に構成されてもよい。
さらに、上記には、第1の方向への回動支点として機能する第2の回動軸22a、22aが固定部材22に設けられ、第2の方向への回動支点として機能する第1の回動軸21a、21aがレンズユニット21に設けられた例を示した。しかしながら、逆に、第1の方向への回動支点として機能する回動軸がレンズユニットに設けられ、第2の方向への回動支点として機能する回動軸が固定部材22に設けられるようにしてもよい。この場合には第1の方向への回動支点として機能する回動軸が挿入される支持溝が固定部材に形成され、第2の方向への回動支点として機能する回動軸が挿入される支持溝がレンズユニットに形成される。
さらにまた、上記には、レンズユニット21に第1の駆動マグネット24、24と第2の駆動マグネット25、25が配置され、固定部材22に第1の駆動コイル26、26と第2の駆動コイル27、27が配置された例を示したが、逆に、レンズユニット21に駆動コイルが配置され固定部材22にマグネットが配置されてもよい。
[像ぶれ補正装置の動作(第1の実施の形態)]
以下に、像ぶれ補正装置20におけるぶれ補正動作について説明する(図6乃至図9参照)。尚、図6乃至図9において、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。
ぶれ補正動作が行われる前の状態においては、像ぶれ補正装置20は第1の方向にも第2の方向にも回動されていない基準位置にある(図6参照)。
像ぶれ補正装置20において、第1の駆動部30の第1の駆動コイル26、26に対して、例えば、同じ方向への推力が発生するように通電が行われると、第1の支点軸Pを支点としてレンズユニット21が第1の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる(図7参照)。このとき第1の回動軸21a、21aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bに摺動され、第1の回動軸21a、21aがレンズユニット21の回動に支障を来たすことなくレンズユニット21のぶれ補正動作が円滑に行われる。
一方、第2の駆動部31の第2の駆動コイル27、27に対して、例えば、同じ方向への推力が発生するように通電が行われると、第2の支点軸Qを支点としてレンズユニット21が第2の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる(図8参照)。このとき第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第1の支持溝21b、21bに摺動され、第2の回動軸22a、22aがレンズユニット21の回動に支障を来たすことなくレンズユニット21のぶれ補正動作が円滑に行われる。
また、第1の駆動コイル26、26に対して、例えば、同じ方向への推力が発生する通電と第2の駆動コイル27、27に対して、例えば、同じ方向への推力が発生する通電が同時に行われると、第1の支点軸Pを支点としてレンズユニット21が第1の方向へ回動されると共に第2の支点軸Qを支点としてレンズユニット21が第2の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる(図9参照)。このとき第1の回動軸21a、21aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bに摺動されると共に第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第1の支持溝21b、21bに摺動され、第1の回動軸21a、21aと第2の回動軸22a、22aがレンズユニット21の回動に支障を来たすことなくレンズユニット21のぶれ補正動作が円滑に行われる。
レンズユニット21の第1の方向への回動時には、第1の回動軸21a、21aの先端がそれぞれ規制壁部22c、22cの内面に摺動され、レンズユニット21が固定部材22に対して光軸方向へ移動されない。また、レンズユニット21の第2の方向への回動時においても、第1の回動軸21a、21aがそれぞれ規制壁部22c、22cに光軸方向への移動を規制される。
このように像ぶれ補正装置20にあっては、レンズユニット21の固定部材22に対する光軸方向への移動を規制する規制壁部22c、22cが設けられているため、レンズユニット21の光軸方向へ移動が規制されぶれ補正動作の適正化を図ることができる。
また、規制壁部22c、22cが第1の支点軸Pと第2の支点軸Qの交点Sを中心とした円弧状に形成されているため、簡素な構成によってレンズユニット21の光軸方向へ移動を確実に規制することができる。
上記したぶれ補正動作時には、第1の検出部28、28によって第1の駆動マグネット24、24の磁界の変化が検出されてレンズユニット21の第1の方向における位置が随時検出され、第2の検出部29、29によって第2の駆動マグネット25、25の磁界の変化が検出されてレンズユニット21の第2の方向における位置が随時検出される。
[像ぶれ補正装置の変形例]
次に、第1の実施の形態における変形例について説明する。
<第1の変形例>
先ず、第1の変形例に係る像ぶれ補正装置20Aについて説明する(図10及び図11参照)。
尚、以下に示す像ぶれ補正装置20Aは、上記した像ぶれ補正装置20と比較して、バネ部材が設けられていることのみが相違するため、像ぶれ補正装置20と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については像ぶれ補正装置20における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
像ぶれ補正装置20Aには規制壁部22c、22cが設けられておらず、代わりにレンズユニット21の光軸方向(前後方向)への移動を規制する規制部としてバネ部材32、32、・・・が設けられている。
バネ部材32、32、・・・は、例えば、引張コイルバネであり、固定部材22の上下両面部及び左右両面部をそれぞれ挟んで前後に設けられ、レンズユニット21と固定部材22の間で支持されている。前後に位置された二つずつのバネ部材32、32によって第1の回動軸21a、21aと第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bと第1の支持溝21b、21bの前後方向における中央部に位置されるようにレンズユニット21が付勢され保持されている。
このように像ぶれ補正装置20Aにあっては、レンズユニット21の固定部材22に対する光軸方向への移動を規制するバネ部材32、32、・・・が設けられているため、レンズユニット21の光軸方向へ移動が規制されぶれ補正動作の適正化を図ることができる。
また、バネ部材32、32、・・・がレンズユニット21と固定部材22の間で支持されることによりレンズユニット21の光軸方向への移動が規制されるため、簡素な構成によってレンズユニット21の光軸方向へ移動を確実に規制することができる。
<第2の変形例>
次に、第1の実施の形態における第2の変形例に係る像ぶれ補正装置20Bについて説明する(図12乃至図14参照)。
尚、以下に示す像ぶれ補正装置20Bは、上記した像ぶれ補正装置20と比較して、軸受部材が設けられていることのみが相違するため、像ぶれ補正装置20と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については像ぶれ補正装置20における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
像ぶれ補正装置20Bにおけるレンズユニット21の第1の回動軸21a、21aと固定部材22の第2の回動軸22a、22aにはそれぞれ軸受部材33、33、・・・が回転自在に支持されている。
軸受部材33の外周面は傾斜面33aとして形成されている。傾斜面33aは軸受部材33の軸方向において外端T1と内端T2(図14参照)を結ぶ延長線Rが第1の支点軸Pと第2の支点軸Qの交点Sに一致されている。
軸受部材33、33、・・・はそれぞれレンズユニット21の第1の支持溝21b、21bと固定部材22の第2の支持溝22b、22bに挿入される。第1の支持溝21b、21bと第2の支持溝22b、22bの内周面はそれぞれ傾斜面33a、33a、・・・と同じ傾斜面に形成されており、軸受部材33、33、・・・の傾斜面33a、33a、・・・がそれぞれ第1の支持溝21b、21bと第2の支持溝22b、22bの各内周面に接する。
レンズユニット21が第1の方向及び第2の方向へ回動されたときには、軸受部材33、33、・・・が第1の回動軸21a、21a及び第2の回動軸22a、22aに対して回転され、第1の支持溝21b、21b及び第2の支持溝22b、22bに対して転動可能とされる。
上記のように、像ぶれ補正装置20Bにあっては、レンズユニット21の第1の回動軸21a、21aと固定部材22の第2の回動軸22a、22aにそれぞれ軸受部材33、33、・・・が回転自在に支持されている。
従って、レンズユニット21の第1の方向及び第2の方向への回動時に軸受部材33、33が回転されるため、円滑なぶれ補正動作を行うことができると共に第1の駆動部30と第2の駆動部31の駆動力を小さくして小型化を図ることができる。
尚、軸受部材33は、例えば、第1の回動軸21a、21a又は第2の回動軸22a、22aの一方に回転自在に支持されていてもよく、この場合においてもレンズユニット21の第1の方向及び第2の方向への回動時に軸受部材33、33が回転される。
従って、円滑なぶれ補正動作を行うことができると共に第1の駆動部30と第2の駆動部31の駆動力を小さくして小型化を図ることができる。
また、軸受部材33の外周面は外端T1と内端T2を結ぶ延長線Rが第1の支点軸Pと第2の支点軸Qの交点Sに一致される傾斜面33aとして形成されているため、レンズユニット21が第1の方向又は第2の方向へ回動されたときの外端側と内端側の回転半径の相違に対応して軸受部材33が回転される。
従って、軸受部材33の回転のロスが生じず、円滑なぶれ補正動作を行うことができる。
[像ぶれ補正装置の構成(第2の実施の形態)]
以下に、第2の実施の形態に係る像ぶれ補正装置20Cについて説明する(図15乃至図17参照)。
尚、以下に示す像ぶれ補正装置20Cは、上記した像ぶれ補正装置20と比較して、レンズユニットが第1の方向と第2の方向に加えて第3の方向へも回動可能とされていることのみが相違する。従って、像ぶれ補正装置20Cに関しては、像ぶれ補正装置20と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については像ぶれ補正装置20における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
像ぶれ補正装置20Cはレンズユニット21Cとレンズユニット21Cを支持する固定部材22Cとを有している(図15及び図16参照)。
レンズユニット21Cは光軸方向に延びる形状に形成され、撮影レンズ23を含む複数のレンズ又はレンズ群が設けられた本体34と本体34を光軸回り方向へ回転自在に支持する支持部材35とから成る。
本体34は、例えば、略円柱状に形成されている。本体34には前後方向における略中央部に周方向に延びる被支持溝34aが形成され、被支持溝34aが支持部材35に支持されている。尚、本体34は被支持溝34a以外の部分が円柱状以外の形状、例えば、長方形状等に形成されていてもよい。
本体34の後面には、第1の駆動マグネット24、24と第2の駆動マグネット25、25が取り付けられている。第1の駆動マグネット24、24は光軸を挟んで上下に位置され、N極とS極が左右で着磁されている。第2の駆動マグネット25、25は光軸を挟んで左右に位置され、N極とS極が上下で着磁されている。
支持部材35は略円環状に形成されている。支持部材35には、左右両面にそれぞれ外方へ突出された第1の回動軸35a、35aが設けられ、上下両面にそれぞれ外方に開口された第1の支持溝35b、35bが形成されている。第1の支持溝35b、35bは前後に延びる形状に形成されている。
固定部材22Cは略円環状に形成されている。固定部材22Cには第2の回動軸22a、22aが設けられると共に第2の支持溝22b、22bが形成されている。固定部材22Cには規制壁部22c、22cが設けられている。
レンズユニット21Cの後面側には回動用アクチュエーター36が配置され、回動用アクチュエーター36は第1の駆動マグネット24、24と第2の駆動マグネット25、25を含んで構成されている。
回動用アクチュエーター36には前後方向を向く、例えば、円形状の基板37が設けられている。基板37の前面には第1の駆動コイル26、26と第2の駆動コイル27、27が取り付けられている。第1の駆動コイル26、26は光軸を挟んで上下に位置され、第2の駆動コイル27、27は光軸を挟んで左右に位置されている。
第1の駆動コイル26、26の中央部にはそれぞれ第1の検出部28、28が配置され、第2の駆動コイル27、27の中央部にはそれぞれ第2の検出部29、29が配置されている。
上記のように構成されたレンズユニット21Cと固定部材22Cにおいて、レンズユニット21Cの第1の回動軸35a、35aがそれぞれ固定部材22Cの第2の支持溝22b、22bに挿入され、固定部材22Cの第2の回動軸22a、22aがそれぞれレンズユニット21Cの第1の支持溝35b、35bに挿入され、レンズユニット21Cが固定部材22Cに回動自在に支持される。このとき第2の支持溝22b、22bと第1の支持溝35b、35bがそれぞれ前後に延びる形状に形成されているため、第1の回動軸35a、35aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bに対して摺動可能とされ、第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第1の支持溝35b、35bに対して摺動可能とされる。
レンズユニット21Cは固定部材22Cに対して第2の回動軸22a、22aを支点として第1の方向(ヨーイング方向)へ回動可能とされると共に第1の回動軸35a、35aを支点として第2の方向(ピッチング方向)へ回動可能とされる。また、レンズユニット21Cの本体34は支持部材35に対して第3の方向である光軸回り方向(ローリング方向)へ回動される。
レンズユニット21Cに取り付けられた第1の駆動マグネット24、24と第1の駆動コイル26、26はそれぞれ前後方向において対向して位置されている。第1の駆動マグネット24、24と第1の駆動コイル26、26によってレンズユニット21Cを第1の方向又は第3の方向へ回動させる第1の駆動部30が構成される。第1の駆動部30において、一方の第1の駆動マグネット24と一方の第1の駆動コイル26はレンズユニット21Cに第1の方向又は第3の方向への回動力(推力)を付与する第1の推力発生部とされる。また、他方の第1の駆動マグネット24と他方の第1の駆動コイル26もレンズユニット21Cに第1の方向又は第3の方向への回動力(推力)を付与する第1の推力発生部とされる。
一方、レンズユニット21Cに取り付けられた第2の駆動マグネット25、25と第2の駆動コイル27、27はそれぞれ前後方向において対向して位置されている。第2の駆動マグネット25、25と第2の駆動コイル27、27によってレンズユニット21Cを第2の方向又は第3の方向へ回動させる第2の駆動部31が構成される。第2の駆動部31において、一方の第2の駆動マグネット25と一方の第2の駆動コイル27はレンズユニット21Cに第2の方向又は第3の方向への回動力(推力)を付与する第2の推力発生部とされる。また、他方の第2の駆動マグネット25と他方の第2の駆動コイル27もレンズユニット21Cに第2の方向又は第3の方向への回動力(推力)を付与する第2の推力発生部とされる。
尚、上記には、第1の駆動部30の第1の駆動マグネット24、24と第1の駆動コイル26、26が上下に離隔して配置され、第2の駆動部31の第2の駆動マグネット25、25と第2の駆動コイル27、27が左右に離隔して配置された例を示した。しかしながら、第1の駆動部30の第1の駆動マグネット24、24と第1の駆動コイル26、26が左右に離隔して配置され、第2の駆動部31の第2の駆動マグネット25、25と第2の駆動コイル27、27が上下に離隔して配置されてもよい。
また、上記には、第1の方向への回動支点として機能する第2の回動軸22a、22aが固定部材22Cに設けられ、第2の方向への回動支点として機能する第1の回動軸35a、35aがレンズユニット21Cに設けられた例を示した。しかしながら、逆に、第1の方向への回動支点として機能する回動軸がレンズユニットに設けられ、第2の方向への回動支点として機能する回動軸が固定部材22Cに設けられるようにしてもよい。この場合には第1の方向への回動支点として機能する回動軸が挿入される支持溝が固定部材に形成され、第2の方向への回動支点として機能する回動軸が挿入される支持溝がレンズユニットに形成される。
さらに、上記には、レンズユニット21Cに第1の駆動マグネット24、24と第2の駆動マグネット25、25が配置され、基板37に第1の駆動コイル26、26と第2の駆動コイル27、27が配置された例を示したが、逆に、レンズユニット21Cに駆動コイルが配置され基板37にマグネットが配置されてもよい。
[像ぶれ補正装置の動作(第2の実施の形態)]
以下に、像ぶれ補正装置20Cにおけるぶれ補正動作について説明する。
ぶれ補正動作が行われる前の状態においては、像ぶれ補正装置20Cは第1の方向にも第2の方向にも第3の方向にも回動されていない基準位置にある。
像ぶれ補正装置20Cにおいて、第1の駆動部30の第1の駆動コイル26、26に対して、例えば、同じ方向への推力が発生するように通電が行われると、第1の支点軸Pを支点としてレンズユニット21Cが第1の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる。このとき第1の回動軸35a、35aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bに摺動され、第1の回動軸35a、35aがレンズユニット21Cの回動に支障を来たすことなくレンズユニット21Cのぶれ補正動作が円滑に行われる。
一方、第2の駆動部31の第2の駆動コイル27、27に対して、例えば、同じ方向への推力が発生するように通電が行われると、第2の支点軸Qを支点としてレンズユニット21Cが第2の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる。このとき第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第1の支持溝35b、35bに摺動され、第2の回動軸22a、22aがレンズユニット21Cの回動に支障を来たすことなくレンズユニット21Cのぶれ補正動作が円滑に行われる。
また、第1の駆動コイル26、26に対して、例えば、同じ方向への推力が発生する通電と第2の駆動コイル27、27に対して、例えば、同じ方向への推力が発生する通電とが同時に行われると、第1の支点軸Pを支点としてレンズユニット21Cが第1の方向へ回動されると共に第2の支点軸Qを支点としてレンズユニット21Cが第2の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる。このとき第1の回動軸35a、35aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bに摺動されると共に第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第1の支持溝35b、35bに摺動され、第1の回動軸35a、35aと第2の回動軸22a、22aがレンズユニット21Cの回動に支障を来たすことなくレンズユニット21Cのぶれ補正動作が円滑に行われる。
さらに、第1の駆動部30の第1の駆動コイル26、26に対して、例えば、異なる方向への通電又は第2の駆動部31の第2の駆動コイル27、27に対して、例えば、異なる方向への通電が行われると、本体34が支持部材35に摺動されてレンズユニット21Cが第3の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる。尚、第1の駆動部30の第1の駆動コイル26、26に対して、例えば、異なる方向への通電と第2の駆動部31の第2の駆動コイル27、27に対して、例えば、異なる方向への通電とが同時に行われた場合にも、本体34が支持部材35に摺動されてレンズユニット21Cが第3の方向へ回動可能である。
さらにまた、第1の駆動コイル26、26に対して、例えば、同じ方向への推力が発生する通電と第2の駆動コイル27、27に対して、例えば、同じ方向への推力が発生する通電とが同時に行われ、第1の駆動コイル26、26への通電量が異なり第2の駆動コイル27、27への通電量が異なると、第1の支点軸Pを支点としてレンズユニット21Aが第1の方向へ回動されると共に第2の支点軸Qを支点としてレンズユニット21Aが第2の方向へ回動され、同時にレンズユニット21Aが第3の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる。このとき第1の回動軸35a、35aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bに摺動されると共に第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第1の支持溝35b、35bに摺動され、第1の回動軸35a、35aと第2の回動軸22a、22aがレンズユニット21Cの回動に支障を来たすことなくレンズユニット21Cのぶれ補正動作が円滑に行われる。
上記したぶれ補正動作時には、第1の検出部28、28によって第1の駆動マグネット24、24の磁界の変化が検出されてレンズユニット21Cの第1の方向及び第3の方向における位置が随時検出され、第2の検出部29、29によって第2の駆動マグネット25、25の磁界の変化が検出されてレンズユニット21Cの第2の方向及び第3の方向における位置が随時検出される。
尚、像ぶれ補正装置20Cにあっても、第1の変形例に係る像ぶれ補正装置20Aと同様に、規制壁部22c、22cに代えてバネ部材32、32、・・・を設けてレンズユニット21Cの光軸方向(前後方向)への移動を規制してもよい。
また、像ぶれ補正装置20Cにあっても、第2の変形例に係る像ぶれ補正装置20Bと同様に、軸受部材33、33、・・・を設けてぶれ補正動作の円滑化を図るようにしてもよい(図17参照)。
上記したように、像ぶれ補正装置20Cにあっては、第1の駆動部30と第2の駆動部31が光軸方向においてレンズユニット21Cの外面側(後面側)に設けられている。
従って、像ぶれ補正装置20Cの光軸に直交する方向における小型化を図ることができる。
また、レンズユニット21Cに本体34と支持部材35が設けられ、本体34が支持部材35に光軸回り方向へ回動可能とされている。
従って、レンズユニット21Cを第3の方向である光軸回り方向にも回動させることができ、光軸回り方向にもぶれ補正動作が行われ一層の画質の向上を図ることができる。
さらに、レンズユニット21Cを第1の方向と第2の方向へそれぞれ回動させる第1の駆動部30と第2の駆動部31によって回動用アクチュエーター36が構成され、回動用アクチュエーター36によって本体34が光軸回り方向へ回動される。
従って、本体34を光軸回り方向へ回動させる専用の駆動部が必要なく、部品点数及び配置スペースの低減による構造の簡素化及び小型化を図ることができる。
[撮像装置の一実施形態]
図18に、本技術撮像装置の一実施形態によるビデオカメラのブロック図を示す。
撮像装置(ビデオカメラ)100(撮像装置1に相当)は、撮像機能を担うレンズユニット101(レンズユニット21、21Cに相当)と、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部102と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部103とを有している。また、撮像装置100は、撮影された画像等を表示する液晶パネル等の画像表示部104と、メモリーカード1000への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)105と、撮像装置100の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)106と、ユーザーによって所要の操作が行われる各種のスイッチ等から成る入力部107(操作スイッチ7、操作釦8、操作釦10に相当)と、レンズユニット101に配置されたレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部108とを備えている。
レンズユニット101は、レンズ群109(レンズユニット21、21Cに設けられたレンズ群に相当)を含む光学系や、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子110等とによって構成されている。
カメラ信号処理部102は、撮像素子110からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部103は、所定の画像データーフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデーター仕様の変換処理等を行う。
画像表示部104はユーザーの入力部107に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデーターを表示する機能を有している。
R/W105は、画像処理部103によって符号化された画像データーのメモリーカード1000への書込及びメモリーカード1000に記録された画像データーの読出を行う。
CPU106は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、入力部107からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
入力部107は、例えば、シャッター操作を行うためのシャッターレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等によって構成され、ユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU106に対して出力する。
レンズ駆動制御部108は、CPU106からの制御信号に基づいてレンズ群109の各レンズを駆動する図示しないモータ等を制御する。
メモリーカード1000は、例えば、R/W105に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
以下に、撮像装置100における動作を説明する。
撮影の待機状態では、CPU106による制御の下で、レンズユニット101において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部102を介して画像表示部104に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部107からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU106がレンズ駆動制御部108に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部108の制御に基づいてレンズ群109の所定のレンズが移動される。
入力部107からの指示入力信号によりレンズユニット101の図示しないシャッターが動作されると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部102から画像処理部103に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデーターフォーマットのデジタルデーターに変換される。変換されたデーターはR/W105に出力され、メモリーカード1000に書き込まれる。
フォーカシングやズーミングは、CPU106からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部108がレンズ群109の所定のレンズを移動させることにより行われる。
メモリーカード1000に記録された画像データーを再生する場合には、入力部107に対する操作に応じて、R/W105によってメモリーカード1000から所定の画像データーが読み出され、画像処理部103によって伸張復号化処理が行われた後に、再生画像信号が画像表示部104に出力されて再生画像が表示される。
[まとめ]
以上に記載した通り、撮像装置1にあっては、レンズユニット21、21Cに第2の回動軸22aが挿入され光軸方向に延びる第1の支持溝21b、35bが形成され、固定部材22、22Cに第1の回動軸21a、35aが挿入され光軸方向に延びる第2の支持溝22bが形成されている。
従って、固定部材22、22Cにレンズユニット21、21Cが支持されることにより第1の方向と第2の方向におけるぶれ補正動作が行われるため、部品点数の削減及び光軸に直交する方向における大きさが小さくなり、構造の簡素化及び小型化を図ることができる。
[本技術]
本技術は、以下のような構成にすることができる。
(1)少なくとも一つのレンズを有し、外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動可能とされたレンズユニットと、前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、前記レンズユニットを前記第1の方向へ回動させる第1の駆動部と、前記レンズユニットを前記第2の方向へ回動させる第2の駆動部とを備え、前記レンズユニットに前記第1の方向又は前記第2の方向の一方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方に一致される第1の回動軸が設けられ、前記固定部材に前記第1の方向又は前記第2の方向の他方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方に一致される第2の回動軸が設けられ、前記レンズユニットに前記第2の回動軸が挿入されて前記第2の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第1の支持溝が形成され、前記固定部材に前記第1の回動軸が挿入されて前記第1の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第2の支持溝が形成された像ぶれ補正装置。
(2)前記レンズユニットの前記固定部材に対する前記光軸方向への移動を規制する規制部が設けられた前記(1)に記載の像ぶれ補正装置。
(3)前記規制部として、前記固定部材に、前記第1の回動軸の先端が摺動され前記第1の支点軸と前記第2の支点軸の交点を中心とした円弧状の規制壁部が設けられた前記(2)に記載の像ぶれ補正装置。
(4)前記規制部として、前記レンズユニットと前記固定部材の間に支持されたバネ部材が設けられた前記(2)に記載の像ぶれ補正装置。
(5)前記第1の回動軸又は前記第2の回動軸の少なくとも一方に回転自在に支持され前記第1の支持溝又は前記第2の支持溝に挿入される軸受部材が設けられた前記(1)から前記(4)に記載の像ぶれ補正装置。
(6)前記第1の回動軸と前記第2の回動軸にそれぞれ前記軸受部材が支持された前記(5)に記載の像ぶれ補正装置。
(7)前記軸受部材の外周面が傾斜面に形成され、前記軸受部材の軸方向において前記外周面の外端と内端を結ぶ延長線が前記第1の回動軸の中心軸と前記第2の回動軸の中心軸との交点に一致されるようにした前記(5)又は前記(6)に記載の像ぶれ補正装置。
(8)前記第1の駆動部と前記第2の駆動部が光軸方向において前記レンズユニットの外面側に設けられた前記(1)から前記(7)の何れかに記載の像ぶれ補正装置。
(9)前記レンズユニットに前記レンズを有する本体と前記本体を光軸回り方向へ回動自在に支持する支持部材とが設けられ、前記支持部材に前記第1の回動軸が設けられると共に前記第1の支持溝が形成され、前記本体が前記光軸回り方向へ回動可能とされた前記(8)に記載の像ぶれ補正装置。
(10)前記第1の駆動部と前記第2の駆動部によって回動用アクチュエーターが構成され、前記回動用アクチュエーターによって前記本体が前記光軸回り方向へ回動されるようにした前記(9)に記載の像ぶれ補正装置。
(11)少なくとも一つのレンズを有するレンズユニットと前記レンズユニットが内部に配置された外筐とを有し、前記レンズユニットが前記外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動されて像ぶれを補正する像ぶれ補正装置を備え、前記像ぶれ補正装置は、前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、前記レンズユニットを前記第1の方向へ回動させる第1の駆動部と、前記レンズユニットを前記第2の方向へ回動させる第2の駆動部とを備え、前記レンズユニットに前記第1の方向又は前記第2の方向の一方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方に一致される第1の回動軸が設けられ、前記固定部材に前記第1の方向又は前記第2の方向の他方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方に一致される第2の回動軸が設けられ、前記レンズユニットに前記第2の回動軸が挿入されて前記第2の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第1の支持溝が形成され、前記固定部材に前記第1の回動軸が挿入されて前記第1の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第2の支持溝が形成された撮像装置。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本技術を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本技術の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図18と共に本技術像ぶれ補正装置及び撮像装置を示すものであり、本図は、撮像装置の斜視図である。 図1とは異なる方向から見た状態で示す撮像装置の斜視図である。 図3乃至図14と共に第1の実施の形態における像ぶれ補正装置を示すものであり、本図は、像ぶれ補正装置の斜視図である。 像ぶれ補正装置の分解斜視図である。 像ぶれ補正装置の拡大断面図である。 図7乃至図9と共に像ぶれ補正装置の動作を示すものであり、本図は、レンズユニットが基準位置にある状態を示す図である。 レンズユニットが第1の方向へ回動された状態を示す図である。 レンズユニットが第2の方向へ回動された状態を示す図である。 レンズユニットが第1の方向及び第2の方向へ回動された状態を示す図である。 第1の変形例に係る像ぶれ補正装置の斜視図である。 第1の変形例に係る像ぶれ補正装置の側面図である。 第2の変形例に係る像ぶれ補正装置の斜視図である。 第2の変形例に係る像ぶれ補正装置の分解斜視図である。 第2の変形例に係る像ぶれ補正装置の拡大断面図である。 図16及び図17と共に第2の実施の形態における像ぶれ補正装置を示すものであり、本図は、像ぶれ補正装置の斜視図である。 像ぶれ補正装置の分解斜視図である。 第2の実施の形態における像ぶれ補正装置に軸受部材が設けられた例を示す支持部材と固定部材の斜視図である。 撮像装置のブロック図である。
1…撮像装置、2…外筐、20…像ぶれ補正装置、21…レンズユニット、21a…第1の回動軸、21b…第1の支持溝、22…固定部材、22a…第2の回動軸、22b…第2の支持溝、22c…規制壁部、30…第1の駆動部、31…第2の駆動部、20A…像ぶれ補正装置、32…バネ部材、20B…像ぶれ補正装置、33…軸受部材、33a…傾斜面、20C…像ぶれ補正装置、21C…レンズユニット、22C…固定部材、34…本体、35…支持部材、35a…第1の回動軸、35b…第1の支持溝、36…回動用アクチュエーター、100…撮像装置、101…レンズユニット

Claims (11)

  1. 少なくとも一つのレンズを有し、外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動可能とされたレンズユニットと、
    前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、
    前記レンズユニットを前記第1の方向へ回動させる第1の駆動部と、
    前記レンズユニットを前記第2の方向へ回動させる第2の駆動部とを備え、
    前記レンズユニットに前記第1の方向又は前記第2の方向の一方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方に一致される第1の回動軸が設けられ、
    前記固定部材に前記第1の方向又は前記第2の方向の他方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方に一致される第2の回動軸が設けられ、
    前記レンズユニットに前記第2の回動軸が挿入されて前記第2の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第1の支持溝が形成され、
    前記固定部材に前記第1の回動軸が挿入されて前記第1の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第2の支持溝が形成された
    像ぶれ補正装置。
  2. 前記レンズユニットの前記固定部材に対する前記光軸方向への移動を規制する規制部が設けられた
    請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
  3. 前記規制部として、前記固定部材に、前記第1の回動軸の先端が摺動され前記第1の支点軸と前記第2の支点軸の交点を中心とした円弧状の規制壁部が設けられた
    請求項2に記載の像ぶれ補正装置。
  4. 前記規制部として、前記レンズユニットと前記固定部材の間に支持されたバネ部材が設けられた
    請求項2に記載の像ぶれ補正装置。
  5. 前記第1の回動軸又は前記第2の回動軸の少なくとも一方に回転自在に支持され前記第1の支持溝又は前記第2の支持溝に挿入される軸受部材が設けられた
    請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
  6. 前記第1の回動軸と前記第2の回動軸にそれぞれ前記軸受部材が支持された
    請求項5に記載の像ぶれ補正装置。
  7. 前記軸受部材の外周面が傾斜面に形成され、
    前記軸受部材の軸方向において前記外周面の外端と内端を結ぶ延長線が前記第1の回動軸の中心軸と前記第2の回動軸の中心軸との交点に一致されるようにした
    請求項5に記載の像ぶれ補正装置。
  8. 前記第1の駆動部と前記第2の駆動部が光軸方向において前記レンズユニットの外面側に設けられた
    請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
  9. 前記レンズユニットに前記レンズを有する本体と前記本体を光軸回り方向へ回動自在に支持する支持部材とが設けられ、
    前記支持部材に前記第1の回動軸が設けられると共に前記第1の支持溝が形成され、
    前記本体が前記光軸回り方向へ回動可能とされた
    請求項8に記載の像ぶれ補正装置。
  10. 前記第1の駆動部と前記第2の駆動部によって回動用アクチュエーターが構成され、
    前記回動用アクチュエーターによって前記本体が前記光軸回り方向へ回動されるようにした
    請求項9に記載の像ぶれ補正装置。
  11. 少なくとも一つのレンズを有するレンズユニットと前記レンズユニットが内部に配置された外筐とを有し、前記レンズユニットが前記外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動されて像ぶれを補正する像ぶれ補正装置を備え、
    前記像ぶれ補正装置は、
    前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、
    前記レンズユニットを前記第1の方向へ回動させる第1の駆動部と、
    前記レンズユニットを前記第2の方向へ回動させる第2の駆動部とを備え、
    前記レンズユニットに前記第1の方向又は前記第2の方向の一方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方に一致される第1の回動軸が設けられ、
    前記固定部材に前記第1の方向又は前記第2の方向の他方の回動支点とされ中心軸が前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方に一致される第2の回動軸が設けられ、
    前記レンズユニットに前記第2の回動軸が挿入されて前記第2の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第1の支持溝が形成され、
    前記固定部材に前記第1の回動軸が挿入されて前記第1の回動軸の軸受部として機能し前記光軸方向に延びる第2の支持溝が形成された
    撮像装置。
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