JP2015166769A - 像ぶれ補正装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ぶれ補正機能が実行されない状態における不具合の発生を防止する。
【解決手段】 像ぶれを補正するために少なくとも一つの光学素子を有する被駆動体を光学素子の光軸に直交する支点軸の軸回り方向へ回動させる駆動モーターを備え、駆動モーターは、マグネット又は駆動コイルの一方が取り付けられたステーターと、ステーターに対向して位置され磁力によりステーター側に吸引された状態で回転されマグネット又は駆動コイルの他方が取り付けられた第1のローターと、ステーターと第1のローターによって反対側から押さえられ第1のローターの回転に伴って自転されると共に第1のローターの回転軸を中心として公転される複数の転動部材と、複数の転動部材を保持し複数の転動部材の公転に伴って第1のローターの回転軸を中心として被駆動体と一体になって回転される第2のローターとを備えた。
【選択図】図6

Description

本技術はステーターとローターを有し駆動コイルに駆動電流が供給されてローターが回転される駆動モーターを備え駆動モーターによって被駆動体が回動されることにより像ぶれが補正される像ぶれ補正装置及びこれを備えた撮像装置についての技術分野に関する。
特開平7−274056号公報
ビデオカメラやスチルカメラ等の撮像装置には、例えば、光学素子であるレンズを光軸方向に直交する方向へ移動させて像ぶれの補正を行う像ぶれ補正装置が設けられているものがある。
このような撮像装置に設けられた像ぶれ補正装置には、例えば、レンズを有するレンズユニットが被駆動体として設けられ、レンズユニットが外筐に対してレンズの光軸に直交する支点軸の軸回り方向に回動可能とされたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された撮像装置にあっては、レンズユニットが外筐に対してレンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向(ヨーイング方向)と光軸及び第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向(ピッチング方向)とに回動され、像ぶれの補正が行われる。
特許文献1に記載された像ぶれ補正装置には、レンズユニットをヨーイング方向及びピッチング方向へ回動させるために複数の駆動コイル及びマグネットをそれぞれ有する二つの駆動モーター(扁平モーター)が用いられている。複数の駆動コイルは支点軸の軸回り方向(周方向)において並んで配置され、マグネットは、例えば、支点軸の軸回り方向(周方向)においてN極とS極の磁極が交互に着磁されている。各駆動モーターの出力軸の軸方向はそれぞれ第1の支点軸及び第2の支点軸に一致されている。
駆動モーターは駆動コイルとマグネットが対向して配置され、駆動コイルに電流が供給されたときにマグネットとの関係において発生する推力を用いてレンズユニットをヨーイング方向及びピッチング方向へ回動させるようにしている。
一方の駆動モーターは、例えば、レンズユニットの上面側に上下方向を向く向きで配置され、駆動コイルに電流が供給されたときに電流の供給方向に応じてレンズユニットをヨーイング方向へ回動させるように構成されている。他方の駆動モーターは、例えば、レンズユニットの側面側に左右方向を向く向きで配置され、駆動コイルに電流が供給されたときに電流の供給方向に応じてレンズユニットをピッチング方向へ回動させるように構成されている。
レンズユニットはヨーイング方向とピッチング方向への回動範囲が設定されており、レンズユニットの回動方向における両側には、これらの各方向への回動範囲を設定するためのストッパーがそれぞれ設けられている。
ところで、特許文献1に記載されたような像ぶれ補正装置にあっては、例えば、撮像装置を三脚等によって取り付けて撮影が行われる際には、ぶれ補正機能を必要としない状態になるため、レンズユニットが回動しないようにするために、駆動コイルに通電が行われてレンズユニットをヨーイング方向及びピッチング方向における回動範囲の各中央に保持する動作が実行される。
ところが、ぶれ補正機能を必要としない状態においても駆動コイルへの通電が行われるため消費電力が増加してしまい、また、駆動コイルへの通電によりサーボがかかっているためサーボノイズの発生によりレンズユニットが微少に振動し画像の揺れ(ピクつき)が発生するおそれがある。
また、撮像装置の非使用時には駆動コイルへの通電が停止され無通電状態とされるが、レンズユニットが回動可能な状態になるため、例えば、携帯時の振動等によってレンズユニットが回動してしまい、レンズユニットが回動範囲を設定するためのストッパーに衝突してしまう。このようなレンズユニットのストッパーへの衝突が生じてしまうと、異音の発生や構造の耐久性の低下等の不具合を生じるおそれがある。
そこで、本技術像ぶれ補正装置及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、ぶれ補正機能が実行されない状態における不具合の発生を防止することを目的とする。
第1に、本技術に係る像ぶれ補正装置は、上記した課題を解決するために、像ぶれを補正するために少なくとも一つの光学素子を有する被駆動体を前記光学素子の光軸に直交する支点軸の軸回り方向へ回動させる駆動モーターを備え、前記駆動モーターは、マグネット又は駆動コイルの一方が取り付けられたステーターと、前記ステーターに対向して位置され磁力により前記ステーター側に吸引された状態で回転され前記マグネット又は前記駆動コイルの他方が取り付けられた第1のローターと、前記ステーターと前記第1のローターによって反対側から押さえられ前記第1のローターの回転に伴って自転されると共に前記第1のローターの回転軸を中心として公転される複数の転動部材と、前記複数の転動部材を保持し前記複数の転動部材の公転に伴って前記第1のローターの回転軸を中心として前記被駆動体と一体になって回転される第2のローターとを備えたものである。
これにより、駆動コイルへの非通電時に第1のローターと転動部材の間の摩擦力及びステーターと転動部材の間の摩擦力によって第1のローターのステーターに対する回転が規制され被駆動体の回動が規制される。
第2に、上記した本技術に係る像ぶれ補正装置においては、前記ステーターの中央部に挿入配置孔が形成され、前記挿入配置孔に前記第2のローターの少なくとも一部が配置されることが望ましい。
これにより、ステーターの中心部に一部が配置された第2のローターがステーターに対して回転される。
第3に、上記した本技術に係る像ぶれ補正装置においては、前記挿入配置孔にベアリングが配置され、前記第2のローターが前記ベアリングを介して前記ステーターに対して回転されることが望ましい。
これにより、ステーターと第2のローターの間にベアリングが介在される。
第4に、上記した本技術に係る像ぶれ補正装置においては、前記支点軸として前記光学素子の光軸に直交する第1の支点軸と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸とが形成され、前記第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向へ前記被駆動体を回動させる第1の駆動モーターが設けられ、前記第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向へ前記被駆動体を回動させる第2の駆動モーターが設けられることが望ましい。
これにより、レンズユニットが第1の駆動モーターによって第1の方向へ回動されると共に第2の駆動モーターによって第2の方向へ回動される。
第5に、上記した本技術に係る像ぶれ補正装置においては、前記第1のローターの回転軸と前記第2のローターの回転中心軸とが一致されることが望ましい。
これにより、第1のローターと第2のローターの合わせた大きさが小さくなる。
第6に、上記した本技術に係る像ぶれ補正装置においては、前記転動部材として剛球が用いられることが望ましい。
これにより、第1のローターの回転に伴って剛球が自転及び公転される。
第7に、上記した本技術に係る像ぶれ補正装置においては、前記ステーターと前記第1のローターに、周方向に延びそれぞれ前記剛球の各一部が挿入されるガイド溝が形成されることが望ましい。
これにより、剛球がガイド溝に案内されて第1のローターの回転軸を中心として公転され、剛球が第1のローター及びステーターの半径方向へ移動されない。
第8に、上記した本技術に係る像ぶれ補正装置においては、前記転動部材として回転体が用いられ、前記回転体は、前記回転軸に直交する方向に延びる連結軸部と、円板状に形成され中心部が前記連結軸部の軸方向における一端部に結合された内側転動部と、円板状に形成され中心部が前記連結軸部の軸方向における他端部に結合された外側転動部とを有し、前記連結軸部の外径をR1とし前記内側転動部の外径をR2とし前記外側転動部の外径をR3としたときにR2とR3がR1より大きくされ、前記内側転動部が前記外側転動部より前記回転軸側に位置され、前記連結軸部が前記ステーター又は前記第1のローターの一方によって押さえられ、前記内側転動部と前記外側転動部が前記ステーター又は前記第1のローターの他方によって押さえられることが望ましい。
これにより、第1のローターの回転に伴って回転体が自転及び公転される。
第9に、上記した本技術に係る像ぶれ補正装置においては、前記連結軸部が前記第1のローターによって押さえられ、前記内側転動部と前記外側転動部が前記ステーターによって押さえられることが望ましい。
これにより、第1のローターに対して第2のローターが減速されて回転される。
第10に、上記した本技術に係る像ぶれ補正装置においては、前記外側転動部の外径が前記内側転動部の外径より大きくされることが望ましい。
これにより、内側転動部と外側転動部が第1のローター及びステーターに対してスリップし難い。
第11に、上記した本技術に係る像ぶれ補正装置においては、前記第2のローターの回転中心軸に直交する方向において前記回転中心軸から前記内側転動部までの距離をR4とし、前記第2のローターの回転中心軸に直交する方向において前記回転中心軸から前記外側転動部までの距離をR5としたときに、R5/R4=R3/R2とされることが望ましい。
これにより、内側転動部と外側転動部が第1のローター及びステーターに対してスリップしない。
本技術に係る撮像装置は、上記した課題を解決するために、少なくとも一つの光学素子を有する被駆動体と前記被駆動体が内部に配置された外筐と前記被駆動体を前記光学素子の光軸に直交する支点軸の軸回り方向へ回動させる駆動モーターとを有し前記被駆動体を回動させて像ぶれを補正する像ぶれ補正装置を備え、前記駆動モーターは、マグネット又は駆動コイルの一方が取り付けられたステーターと、前記ステーターに対向して位置され磁力により前記ステーター側に吸引された状態で回転され前記マグネット又は前記駆動コイルの他方が取り付けられた第1のローターと、前記ステーターと前記第1のローターによって反対側から押さえられ前記第1のローターの回転に伴って自転されると共に前記第1のローターの回転軸を中心として公転される複数の転動部材と、前記複数の転動部材を保持し前記複数の転動部材の公転に伴って前記第1のローターの回転軸を中心として前記被駆動体と一体になって回転される第2のローターとを備えたものである。
これにより、駆動コイルへの非通電時に第1のローターと転動部材の間の摩擦力及びステーターと転動部材の間の摩擦力によって第1のローターのステーターに対する回転が規制され被駆動体の回動が規制される。
本技術によれば、駆動コイルへの非通電時に第1のローターと転動部材の間の摩擦力及びステーターと転動部材の間の摩擦力によって第1のローターのステーターに対する回転が規制され被駆動体の回動が規制されるため、ぶれ補正機能が実行されない状態での通電時における画像の揺れや非使用時における被駆動体の回動による異音の発生及び構造の耐久性の低下等の不具合の発生を防止することができる。
尚、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載された何れかの効果であってもよい。
図2乃至図20と共に本技術撮像装置の実施の形態を示すものであり、本図は、撮像装置の斜視図である。 図1とは異なる方向から見た状態で示す撮像装置の斜視図である。 像ぶれ補正装置を示す斜視図である。 像ぶれ補正装置の概略拡大断面図である。 像ぶれ補正装置の分解斜視図である。 駆動モーターの拡大断面図である。 レンズユニットがヨーイング方向における回動範囲の中央にある状態を示す概略平面図である。 レンズユニットがピッチング方向における回動範囲の中央にある状態を示す概略平面図である。 図10と共にレンズユニットがヨーイング方向へ回動されている状態を示すものであり、本図は、ヨーイング方向における一方へ回動されている状態を示す概略平面図である。 ヨーイング方向における他方へ回動されている状態を示す概略平面図である。 図12と共にレンズユニットがピッチング方向へ回動されている状態を示すものであり、本図は、ピッチング方向における一方へ回動されている状態を示す概略平面図である。 ピッチング方向における他方へ回動されている状態を示す概略平面図である。 図14乃至図16と共に被駆動体として第1の変形例に係る回転体が用いられた例を示すものであり、本図は、像ぶれ補正装置の概略拡大断面図である。 像ぶれ補正装置の分解斜視図である。 駆動モーターの拡大断面図である。 連結軸部と転動部の大きさの関係を説明する概念図である。 図18及び図19と共に被駆動体として第2の変形例に係る回転体が用いられた例を示すものであり、本図は、駆動モーターの拡大断面図である。 連結軸部と内側転動部と外側転動部の大きさの関係を説明する概念図である。 各部における寸法の関係を説明する概念図である。 撮像装置のブロック図である。
以下に、本技術像ぶれ補正装置及び撮像装置を実施するための形態を添付図面を参照して説明する。
以下に示した実施の形態は、本技術撮像装置をビデオカメラに適用し、本技術像ぶれ補正装置をこのビデオカメラに設けられた像ぶれ補正装置に適用したものである。
尚、本技術撮像装置及び像ぶれ補正装置の適用範囲はそれぞれビデオカメラ及びビデオカメラに設けられた像ぶれ補正装置に限られることはない。本技術撮像装置及び像ぶれ補正装置は、例えば、スチルカメラの他、携帯電話等の携帯端末等の各種の機器に組み込まれた撮像装置又はこれらの撮像装置に設けられた像ぶれ補正装置に広く適用することができる。
以下の説明にあっては、ビデオカメラの撮影時において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側が前方となり、撮影者側が後方となる。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
また、以下に示すレンズは、単一のレンズによって構成されているもの及び複数のレンズによりレンズ群として構成されているものの両者を含む意味である。
<撮像装置の全体構成>
撮像装置1は外筐2の内外に所要の各部が配置されて成る(図1及び図2参照)。外筐2は、例えば、前後方向に長いケース状に形成され、前端部がフロントパネル部3として設けられ、後端部における上端部が後方に開口された収納ケース部4として設けられている。
外筐2の上面2aにはマイクロフォン5、5、インターフェースカバー6及び操作スイッチ7、7が前側から順に配置されている。操作スイッチ7、7は、例えば、ズームレバーと撮影釦である。
外筐2の一方の側面2bには電源釦、画像再生釦等の各種の操作釦8、8、・・・が配置されている。外筐2の一方の側面2bには図示しないメモリーカードが装着され、メモリーカードが蓋9によって閉塞される。
外筐2の後面2cにはモード切替釦や録画釦等の操作釦10、10が配置されている。
外筐2の後面にはバッテリー11が装着され、バッテリー11は一部が外筐2の後面2cより後方へ突出される。
フロントパネル部3の上端部にはフラッシュ12が配置されている。フラッシュ12は夜間撮影時等に用いられ、フラッシュ12からは補助光が前方へ向けて出射される。
外筐2の側面部には表示部13が回動自在かつ回転自在に連結されている。表示部13は前端部が外筐2に連結され、表示面(ディスプレイ)13aを有している。
撮像装置1の後端部にはファインダー14が連結され、ファインダー14は収納ケース部4に対して前後方向へスライド可能及びチルト方向へ回動可能とされている。
ファインダー14は、後端部を除いた部分が収納ケース部4に収納される収納位置と収納ケース部4から引き出される引出位置との間でスライド可能とされている。また、ファインダー14は引出位置において前端部を支点としてチルト方向へ回動可能とされている。
<像ぶれ補正装置の構成>
外筐2の内部には像ぶれ補正装置15が配置されている(図3乃至図8参照)。像ぶれ補正装置15は外フレーム16と内フレーム17と保持フレーム18とレンズユニット19を有している。
外フレーム16は矩形の枠状に形成され、第1の部材20と第2の部材21が結合されて構成されている。第1の部材20は金属等の磁性材料によって形成され、上下方向を向く第1の面部22と左右方向を向く第2の面部23とから成り、第1の面部22の右端部と第2の面部23の上端部とが連続されている。第1の面部22の中央部には挿入配置孔22aが形成されている。第1の面部22には挿入配置孔22aの外側に上方に開口された円環状のガイド溝22bが形成されている。ガイド溝22bは、例えば、断面形状がV字状に形成され、中心が挿入配置孔22aの中心に一致されている。
第2の部材21は上下方向を向く第1の面状部24と左右方向を向く第2の面状部25とから成り、第1の面状部24の左端部と第2の面状部25の下端部とが連続されている。
外フレーム16は、第1の部材20における第2の面部23の下端部と第2の部材21における第1の面状部24の右端部とが結合され、第1の部材20における第1の面部22の左端部と第2の部材21における第2の面状部25の上端部とが結合され、矩形の枠状に形成されている。
内フレーム17は金属等の磁性材料によって形成されている。内フレーム17は外フレーム16の内側に配置され、上下方向を向く天面部26と左右方向を向く側面部27とから成り、天面部26の右端部と側面部27の上端部とが連続されている。天面部26の中央部には結合孔26aが形成されている。側面部27の中央部には挿入配置孔27aが形成されている。側面部27には挿入配置孔27aの外側に右方に開口された円環状のガイド溝27bが形成されている。ガイド溝27bは、例えば、断面形状がV字状に形成され、中心が挿入配置孔27aの中心に一致されている。
保持フレーム18は内フレーム17の内側に配置され、上下方向を向く上面部28と左右方向を向く横面部29とから成り、上面部28の右端部と横面部29の上端部とが連続されている。横面部29の中央部には結合孔29aが形成されている。
レンズユニット19は保持フレーム18の内側に配置された状態で保持フレーム18に取り付けられて保持され、直交する2方向へ回動される被駆動体として設けられている。レンズユニット19は鏡筒30と鏡筒30の内部において前後に並んで配置され光学素子として機能する複数のレンズ31、31、・・・(図1、図3及び図4に一つのみ示す。)と鏡筒30の後端部に取り付けられた図示しない撮像ユニットとを有している。鏡筒30は前後に長い筒状に形成されている。撮像ユニットはCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子を有している。
レンズユニット19の上方には第1の駆動モーター32が配置されている(図3及び図4参照)。
第1の駆動モーター32は、例えば、扁平モーターであり、上下方向において薄型にされ、ステーター33とコイル体34と第1のローター35とマグネット36と第2のローター37を有している(図4乃至図6参照)。
ステーター33としては外フレーム16における第1の部材20の第1の面部22が用いられている。
コイル体34は円環状に形成された薄板状のベース部34aとベース部34aの上面に周方向に離隔して配置された複数の駆動コイル34b、34b、・・・とを有し、ベース部34aがステーター33の上面に取り付けられている。
ベース部34aには駆動コイル34b、34b、・・・を接続する図示しない配線が形成され、駆動コイル34b、34b、・・・が配線によって、例えば、周方向において順に接続され1相に形成されている。配線は図示しない電源回路に接続されている。
第1のローター35は上下方向を向き外形状が円形状の板状に形成され、ステーター33の上方において下面がステーター33の上面に対向して位置されている。第1のローター35の中心部には上下に貫通された挿入孔35aが形成されている。第1のローター35には挿入孔35aの外側に下方に開口された円環状のガイド溝35bが形成され、ガイド溝35bはステーター33のガイド溝22bに対向して位置されている。ガイド溝35bは、例えば、断面形状がV字状に形成され、中心が挿入孔35aの中心に一致されている。
マグネット36は円環状に形成され、第1のローター35の下面に取り付けられ、周方向に並んで、例えば、N極とS極の磁極36a、36a、・・・が交互に着磁されている。マグネット36はコイル体34の駆動コイル34b、34b、・・・に対向して位置されている。
第2のローター37は上下方向を向く円板状に形成された部材保持部38と部材保持部38から下方に突出された回転支点部39とを有している。
部材保持部38の内周寄りの位置には上下に貫通された保持孔38a、38a、・・・が周方向に等間隔に離隔して形成されている。回転支点部39は部材保持部38の中心部から下方に突出され、円筒状に形成されている。回転支点部39は外フレーム16の第1の面部22に形成された挿入配置孔22aに挿入されている。
第2のローター37の回転中心軸は第1のローター35の回転軸に一致されている。従って、第1のローター35と第2のローター37の合わせた大きさが小さくて済み、第1の駆動モーター32の小型化を図ることができる。
第2のローター37には部材保持部38の中心部と回転支点部39を貫通するネジ挿通孔37aが形成されている。
第2のローター37は回転支点部39がステーター33の挿入配置孔22aに挿入され、部材保持部38がステーター33と第1のローター35の間に位置されている。第2のローター37は第1のローター35の挿入孔35aから挿入されてネジ挿通孔37aに挿通されたネジ部材40が天面部26の結合孔26aに螺合されて内フレーム17に固定される。
第2のローター37の保持孔38a、38a、・・・にはそれぞれ転動部材として機能する剛球41、41、・・・が配置される。剛球41、41、・・・は直径が部材保持部38の厚みより大きくされており、各一部がステーター33のガイド溝22bと第1のローター35のガイド溝35bに挿入される。このときマグネット36の磁力によって第1のローター35がステーター33側に吸引されており、剛球41、41、・・・がステーター33と第1のローター35によって上下方向において反対側から押さえられる。
ステーター33の挿入配置孔22aにはベアリング42が配置され、ベアリング42が第2のローター37の回転支点部39に外嵌状に取り付けられている。従って、第2のローター37はベアリング42を介してステーター33に回転支点部39の回転中心軸である第1の支点軸S1を支点として回転自在に支持される。第2のローター37は内フレーム17に固定されているため、第2のローター37がステーター33に対して回転されると、第2のローター37と一体になって内フレーム17と保持フレーム18とレンズユニット19が第1の支点軸S1を支点として外フレーム16に対して回動される。
このように撮像装置1にあっては、第2のローター37がベアリング42を介してステーター33に対して回転されるため、ステーター33と第2のローター37の間にベアリング42が介在され、第2のローター37の円滑な回転状態を確保することができる。
レンズユニット19の側方には第2の駆動モーター43が配置されている(図3及び図4参照)。
第2の駆動モーター43は、例えば、扁平モーターであり、左右方向において薄型にされ、ステーター44とコイル体45と第1のローター46とマグネット47と第2のローター48を有している(図4乃至図6参照)。
ステーター44としては内フレーム17の側面部27が用いられている。
コイル体45は円環状に形成された薄板状のベース部45aとベース部45aの外面に周方向に離隔して配置された複数の駆動コイル45b、45b、・・・とを有し、ベース部45aがステーター44の外面に取り付けられている。
ベース部45aには駆動コイル45b、45b、・・・を接続する図示しない配線が形成され、駆動コイル45b、45b、・・・が配線によって、例えば、周方向において順に接続され1相に形成されている。配線は図示しない電源回路に接続されている。
第1のローター46は左右方向を向き外形状が円形状の板状に形成され、ステーター44の側方において左側面がステーター44の右側面に対向して位置されている。第1のローター46の中心部には左右に貫通された挿入孔46aが形成されている。第1のローター46には挿入孔46aの外側に左方に開口された円環状のガイド溝46bが形成され、ガイド溝46bはステーター44のガイド溝27bに対向して位置されている。ガイド溝46bは、例えば、断面形状がV字状に形成され、中心が挿入孔46aの中心に一致されている。
マグネット47は円環状に形成され、第1のローター46の左側面に取り付けられ、周方向に並んで、例えば、N極とS極の磁極47a、47a、・・・が交互に着磁されている。マグネット47はコイル体45の駆動コイル45b、45b、・・・に対向して位置されている。
第2のローター48は左右方向を向く円板状に形成された部材保持部49と部材保持部49から左方に突出された回転支点部50とを有している。
部材保持部49の内周寄りの位置には左右に貫通された保持孔49a、49a、・・・が周方向に等間隔に離隔して形成されている。回転支点部50は部材保持部49の中心部から左方に突出され、円筒状に形成されている。回転支点部50は内フレーム17の側面部27に形成された挿入配置孔27aに挿入されている。
第2のローター48の回転中心軸は第1のローター46の回転軸に一致されている。従って、第1のローター46と第2のローター48が小さくて済み、第2の駆動モーター43の小型化を図ることができる。
第2のローター48には部材保持部49の中心部と回転支点部50を貫通するネジ挿通孔48aが形成されている。
第2のローター48は回転支点部50がステーター44の挿入配置孔27aに挿入され、部材保持部49がステーター44と第1のローター46の間に位置されている。第2のローター48は第1のローター46の挿入孔46aから挿入されてネジ挿通孔48aに挿通されたネジ部材51が横面部29の結合孔29aに螺合されて保持フレーム18に固定される。
第2のローター48の保持孔49a、49a、・・・にはそれぞれ転動部材として機能する剛球52、52、・・・が配置される。剛球52、52、・・・は直径が部材保持部49の厚みより大きくされており、各一部がステーター44のガイド溝27bと第1のローター46のガイド溝46bに挿入される。このときマグネット47の磁力によって第1のローター46がステーター44側に吸引されており、剛球52、52、・・・がステーター44と第1のローター46によって左右方向において反対側から押さえられる。
ステーター44の挿入配置孔27aにはベアリング53が配置され、ベアリング53が第2のローター48の回転支点部50に外嵌状に取り付けられている。従って、第2のローター48はベアリング53を介してステーター44に回転支点部50の回転中心軸である第2の支点軸S2を支点として回転自在に支持される。第2のローター48は保持フレーム18に固定されているため、第2のローター48がステーター44に対して回転されると、第2のローター48と一体になって保持フレーム18とレンズユニット19が第2の支点軸S2を支点として内フレーム17に対して回動される。
このように撮像装置1にあっては、第2のローター48がベアリング53を介してステーター44に対して回転されるため、ステーター44と第2のローター48の間にベアリング53が介在され、第2のローター48の円滑な回転状態を確保することができる。
上記したように、レンズユニット19は第1の駆動モーター32によって第1の方向(ヨーイング方向)に回動されると共に第2の駆動モーター43によって第2の方向(ピッチング方向)へ回動される。ヨーイング方向とピッチング方向における回動範囲は予め所定の範囲で設定されており、レンズユニット19の回動方向における両側には、これらの各方向への回動範囲を設定するための図示しないストッパーがそれぞれ設けられている。
尚、上記には、ステーター33、44にそれぞれコイル体34、45が取り付けられ第1のローター35、46にそれぞれマグネット36、47が取り付けられた例を示したが、逆に、ステーター33、44にそれぞれマグネット36、47が取り付けられ、第1のローター35、46にそれぞれコイル体34、45が取り付けられる構成にされていてもよい。
<像ぶれ補正装置の動作>
以下に、像ぶれ補正装置15におけるぶれ補正動作について説明する(図7乃至図12参照)。
レンズユニット19は第1の支点軸S1と第2の支点軸S2を支点としてそれぞれヨーイング方向(第1の方向)とピッチング方向(第2の方向)へ回動される。
レンズユニット19がヨーイング方向へ回動される前の状態においては、例えば、ヨーイング方向における回動範囲の中央に位置されている(図7参照)。また、レンズユニット19がピッチング方向へ回動される前の状態においては、ピッチング方向における回動範囲の中央に位置されている(図8参照)。
レンズユニット19のヨーイング方向への回動は、第1の駆動モーター32の第1のローター35にぶれを補正する方向への推力が発生するようにコイル体34の駆動コイル34b、34b、・・・に電流が供給されることにより行われる。
駆動コイル34b、34b、・・・に電流が供給されて第1の駆動モーター32がステーター33に対して回転されると、第2のローター37に保持されている剛球41、41、・・・が第1のローター35の回転に伴って自転されると共に第1の支点軸S1を中心として公転される。
このとき剛球41、41、・・・の公転に伴って第2のローター37がベアリング42を介してステーター33に対して第1の支点軸S1を支点として回転され、第2のローター37と一体になって内フレーム17と保持フレーム18とレンズユニット19が第1の支点軸S1を支点として外フレーム16に対して回動される(図9及び図10参照)。
レンズユニット19が第1の支点軸S1を支点として回動されることにより、ヨーイング方向におけるぶれ補正が行われる。
コイル体34の駆動コイル34b、34b、・・・への電流の供給が停止されると、第1の駆動モーター32に対する推力が発生しなくなるため、第1の駆動モーター32の回転が停止されてレンズユニット19の回動も停止される。このときマグネット47の磁力によって第1のローター46がステーター44側に吸引されているため、第1のローター35と剛球41、41、・・・の間の摩擦力及びステーター33と剛球41、41、・・・の間の摩擦力によってステーター33に対する第1のローター35の回転が規制され、第1のローター35がステーター33に対してロックされる。
尚、撮像装置1においては、ヨーイング方向におけるぶれ補正動作が終了されるときに、コイル体34の駆動コイル34b、34b、・・・に電流が供給されてレンズユニット19がヨーイング方向へ回動される前の状態であるヨーイング方向における回動範囲の中央(図7参照)に位置されるようにし、その後に駆動コイル34b、34b、・・・への電流の供給が停止される制御を行ってもよい。
一方、レンズユニット19のピッチング方向への回動は、第2の駆動モーター43の第1のローター46にぶれを補正する方向への推力が発生するようにコイル体45の駆動コイル45b、45b、・・・に電流が供給されることにより行われる。
駆動コイル45b、45b、・・・に電流が供給されて第1の駆動モーター43がステーター44に対して回転されると、第2のローター48に保持されている剛球52、52、・・・が第1のローター46の回転に伴って自転されると共に第2の支点軸S2を中心として公転される。
このとき剛球52、52、・・・の公転に伴って第2のローター48がベアリング53を介してステーター44に対して第2の支点軸S2を支点として回転され、第2のローター48と一体になって保持フレーム18とレンズユニット19が第2の支点軸S2を支点として内フレーム17に対して回動される(図11及び図12参照)。
レンズユニット19が第2の支点軸S2を支点として回動されることにより、ピッチング方向におけるぶれ補正が行われる。
コイル体45の駆動コイル45b、45b、・・・への電流の供給が停止されると、第1の駆動モーター43に対する推力が発生しなくなるため、第1の駆動モーター43の回転が停止されてレンズユニット19の回動も停止される。このときマグネット47の磁力によって第1のローター46がステーター44側に吸引されているため、第1のローター46と剛球52、52、・・・の間の摩擦力及びステーター44と剛球52、52、・・・の間の摩擦力によってステーター44に対する第1のローター46の回転が規制され、第1のローター46がステーター44に対してロックされる。
尚、撮像装置1においては、ピッチング方向におけるぶれ補正動作が終了されるときに、コイル体45の駆動コイル45b、45b、・・・に電流が供給されてレンズユニット19がピッチング方向へ回動される前の状態であるピッチング方向における回動範囲の中央(図8参照)に位置されるようにし、その後に駆動コイル45b、45b、・・・への電流の供給が停止される制御を行ってもよい。
上記したように、撮像装置1にあっては、転動部材として剛球41、41、・・・、52、52、・・・が用いられている。
従って、第1のローター35、46の回転に伴って剛球41、41、・・・、52、52、・・・が自転及び公転され、簡素な構造により製造コストの高騰を来すことなく第1のローター35、46の回転力を第2のローター37、48に伝達することができる。
また、ステーター33、44と第1のローター35、46に、周方向に延び剛球41、41、・・・、52、52、・・・の各一部が挿入されるガイド溝22b、27b、35b、46bが形成されている。
従って、剛球41、41、・・・、52、52、・・・がガイド溝22b、27b、35b、46bに案内されて第1のローター35、46の回転軸を中心として公転され、剛球41、41、・・・、52、52、・・・が第1のローター35、46及びステーター33、44の半径方向へ移動されることがなく、第1のローターの35、46の円滑な回転状態を確保することができる。また、剛球41、41、・・・、52、52、・・・の各一部がガイド溝22b、27b、35b、46bに挿入されるため、ステーター33と第1のローター35の距離及びステーター44と第1のローター46の距離が近付き、第1の駆動モーター32と第2の駆動モーター43の薄型化を図ることができる。
尚、撮像装置1においては、三脚に取り付けられた状態で撮影が行われる三脚撮影モードを含む各種の撮影モードが設定される。撮像装置1には、例えば、重力加速度を検出する図示しない加速度センサー等が設けられており、これらの各センサーの検出結果に基づいて各撮影モードが検知される。
三脚撮影モードにおいては、ぶれ補正機能を実行させる必要がなく、三脚撮影モードが検知されると、コイル体34の駆動コイル34b、34b、・・・に電流が供給されてレンズユニット19がヨーイング方向における回動範囲の中央(図7参照)に位置される動作が実行されると共にコイル体45の駆動コイル45b、45b、・・・に電流が供給されてレンズユニット19がピッチング方向における回動範囲の中央(図8参照)に位置される制御が行われる。
レンズユニット19がヨーイング方向における回動範囲の中央かつピッチング方向における回動範囲の中央に位置されると、駆動コイル34b、34b、・・・及び駆動コイル45b、45b、・・・に対する電流の供給が停止される。このとき第1のローター46と剛球52、52、・・・の間の摩擦力及びステーター44と剛球52、52、・・・の間の摩擦力によって第1のローター46がステーター44に対してロックされるため、レンズユニット19がヨーイング方向における回動範囲の中央かつピッチング方向における回動範囲の中央に保持される。
また、撮像装置1において電源がオフにされる操作が行われた場合においても、三脚撮影モードが設定された場合と同様に、レンズユニット19がヨーイング方向における回動範囲の中央かつピッチング方向における回動範囲の中央に位置される制御が行われる。従って、撮像装置1において電源がオフにされる操作が行われた場合においても、レンズユニット19がヨーイング方向における回動範囲の中央かつピッチング方向における回動範囲の中央に保持される。
尚、撮像装置1の使用状態において、バッテリー11が取り出されると、バッテリー11からの電源の供給が不能な状態になり、バッテリー11が取り出されたときの時点における位置でレンズユニット19が位置される。このときも第1のローター46と剛球52、52、・・・の間の摩擦力及びステーター44と剛球52、52、・・・の間の摩擦力によって第1のローター46がステーター44に対して保持された位置においてロックされる。
<転動部材の変形例>
以下に、転動部材の各変形例について説明する(図13乃至図19参照)。
先ず、転動部材の第1の変形例に係る回転体54について説明する(図13乃至図16参照)。尚、回転体54は第1の駆動モーター32の剛球41と第2の駆動モーター43の剛球52の双方に代えて用いることが可能であり、以下には、第1の駆動モーター32において回転体54が用いられた場合を例として説明する。
回転体54、54、・・・はそれぞれ保持孔38a、38a、・・・に挿入されて周方向において等間隔に離隔した状態で第2のローター37に保持されている。
回転体54は、第1のローター35の回転軸に直交する方向に延びる連結軸部55と、連結軸部55の軸方向における一端部に取り付けられ外径が連結軸部55の外径より大きくされた円板状の内側転動部56と、連結軸部55の軸方向における他端部に取り付けられ外径が連結軸部55の外径より大きくされた円板状の外側転動部57とから成る。内側転動部56は外側転動部57より第1のローター35の回転軸側に位置されている。
内側転動部56と外側転動部57の外径は同じにされている。従って、連結軸部55の外径をR1とし内側転動部56の外径をR2とし外側転動部57の外径をR3としたときに、R2とR3がR1より大きくされ、R2とR3が同じにされている。
回転体54が用いられる場合には、第1のローター35の内周側の部分には、ステーター33側に突出された押さえ突部58が設けられ、押さえ突部58の半径方向における両側にそれぞれ逃げ凹部59、59が形成されている。
第1の駆動モーター32はマグネット36の磁力によって第1のローター35がステーター33側に吸引されているため、回転体54は押さえ突部58によって連結軸部55がステーター33側に押さえられ、内側転動部56と外側転動部57がステーター33によって第1のローター35側に押さえられている。内側転動部56と外側転動部57はそれぞれ逃げ凹部59、59によって第1のローター35と接触されない状態にされている。
第1の駆動モーター32において、駆動コイル34b、34b、・・・に電流が供給されて第1の駆動モーター32がステーター33に対して回転されると、第2のローター37に保持されている回転体54、54、・・・が第1のローター35の回転に伴って連結軸部55、55、・・・を支点として自転されると共に内側転動部56、56、・・・と外側転動部57、57、・・・がステーター33上を転動されて第1の支点軸S1を中心として公転される。
このとき回転体54、54、・・・の公転に伴って第2のローター37がベアリング42を介してステーター33に対して第1の支点軸S1を支点として回転され、第2のローター37と一体になって内フレーム17と保持フレーム18とレンズユニット19が第1の支点軸S1を支点として外フレーム16に対して回動される。
コイル体34の駆動コイル34b、34b、・・・への電流の供給が停止されると、第1の駆動モーター32に対する推力が発生しなくなるため、第1の駆動モーター32の回転が停止されてレンズユニット19の回動も停止される。このときマグネット47の磁力によって第1のローター46がステーター44側に吸引されているため、第1のローター35の押さえ突部58と回転体54、54、・・・の間の摩擦力及びステーター33と回転体54、54、・・・の間の摩擦力によってステーター33に対する第1のローター35の回転が規制され、第1のローター35がステーター33に対してロックされる。
上記したように、転動部材として回転体54、54、・・・が用いられた場合には、第1のローター35、46の回転に伴って回転体54、54、・・・が自転及び公転され、簡素な構造により製造コストの高騰を来すことなく第1のローター35、46の回転力を第2のローター37、48に伝達することができる。
また、回転体54は連結軸部55と内側転動部56と外側転動部57から成り、連結軸部55と内側転動部56及び外側転動部57の外径が異なる構成にされており(図16参照)、第1のローター35、46に対して第2のローター37、48が減速されて回転される。例えば、連結軸部55の外径R1と内側転動部56、外側転動部57の外径R2、R3との比が1:2である場合には、減速比が2となり、第1のローター35、46が1回転されたときに第2のローター37、48が半回転される。
このように転動部材として回転体54が用いられた場合には第1のローター35、46に対して第2のローター37、48が減速されて回転され、第2のローター37、48に伴って回動されるレンズユニット19も減速されるため、第1の駆動モーター32及び第2の駆動モーター43の分解能の向上及びトルクの低減による小型化を図ることができる。
尚、上記には、回転体54は連結軸部55が第1のローター35によって押さえられ、内側転動部56と外側転動部57がステーター33によって押さえられる例を示したが、逆に、連結軸部55がステーター33によって押さえられ、内側転動部56と外側転動部57が第1のローター35によって押さえられる構成にされていてもよい。
また、連結軸部55の外径R1と内側転動部56、外側転動部57の外径R2、R3との比は1:2に限られることはなく、任意の比に設定することが可能である。
次に、転動部材の第2の変形例に係る回転体54Aについて説明する(図17乃至図19参照)。尚、回転体54Aは第1の駆動モーター32の剛球41と第2の駆動モーター43の剛球52の双方に代えて用いることが可能であり、以下には、第1の駆動モーター32において回転体54Aが用いられた場合を例として説明する。また、回転体54Aは回転体54に対して内側転動部56と外側転動部57の外径が異なることのみが相違するため、以下には、回転体54と異なる構成について主に説明する。
回転体54A、54A、・・・はそれぞれ保持孔38a、38a、・・・に挿入されて周方向において等間隔に離隔した状態で第2のローター37に保持されている。
回転体54Aは連結軸部55と内側転動部56と外側転動部57から成る。
外側転動部57の外径は内側転動部56の外径より大きくされている。従って、連結軸部55の外径をR1とし内側転動部56の外径をR2とし外側転動部57の外径をR3としたときに、R2とR3がR1より大きくされ、R3がR2より大きくされている(図18参照)。
回転体54Aが用いられる場合には、第1のローター35の内周側の部分には、ステーター33側に突出された押さえ突部58が設けられ、押さえ突部58の半径方向における両側にそれぞれ逃げ凹部59、59が形成されている。また、ステーター33には外側転動部57の一部が挿入される挿入凹部60が形成され、挿入凹部60に外側転動部57の一部が挿入されることにより連結軸部56が第1のローター35の回転軸に直交する向きで位置される。
第1の駆動モーター32はマグネット36の磁力によって第1のローター35がステーター33側に吸引されているため、回転体54Aは押さえ突部58によって連結軸部55がステーター33側に押さえられ、内側転動部56と外側転動部57がステーター33によって第1のローター35側に押さえられている。内側転動部56と外側転動部57はそれぞれ逃げ凹部59、59によって第1のローター35と接触されない状態にされている。
第1の駆動モーター32において、駆動コイル34b、34b、・・・に電流が供給されて第1の駆動モーター32がステーター33に対して回転されると、第2のローター37に保持されている回転体54A、54A、・・・が第1のローター35の回転に伴って連結軸部55、55、・・・を支点として自転されると共に内側転動部56、56、・・・と外側転動部57、57、・・・がステーター33上を転動されて第1の支点軸S1を中心として公転される。
このとき回転体54A、54A、・・・の公転に伴って第2のローター37がベアリング42を介してステーター33に対して第1の支点軸S1を支点として回転され、第2のローター37と一体になって内フレーム17と保持フレーム18とレンズユニット19が第1の支点軸S1を支点として外フレーム16に対して回動される。
コイル体34の駆動コイル34b、34b、・・・への電流の供給が停止されると、第1の駆動モーター32に対する推力が発生しなくなるため、第1の駆動モーター32の回転が停止されてレンズユニット19の回動も停止される。このときマグネット47の磁力によって第1のローター46がステーター44側に吸引されているため、第1のローター35の押さえ突部58と回転体54A、54A、・・・の間の摩擦力及びステーター33と回転体54A、54A、・・・の間の摩擦力によってステーター33に対する第1のローター35の回転が規制され、第1のローター35がステーター33に対してロックされる。
上記したように、転動部材として回転体54A、54A、・・・が用いられた場合には、第1のローター35、46の回転に伴って回転体54A、54A、・・・が自転及び公転され、簡素な構造により製造コストの高騰を来すことなく第1のローター35、46の回転力を第2のローター37、48に伝達することができる。
また、回転体54は第1の支点軸S1を支点として公転され、公転時に外側転動部57のステーター33に対する転動距離が内側転動部56のステーター33に対する転動距離より大きくなるが、外側転動部57の外径R3が内側転動部56の外径R2より大きくされている。
従って、内側転動部56と外側転動部57が第1のローター35、46及びステーター33、44に対してスリップし難く、回転体54Aの円滑な自転状態かつ公転状態を確保することができ、第1の駆動モーター32及び第2の駆動モーター43におけるノイズの発生を抑制することができる。
尚、転動部材として回転体54Aが用いられた場合には、図19に示すように、第1の支点軸S1と第2の支点軸S2に直交する方向において第1の支点軸S1と第2の支点軸S2から内側転動部までの距離をR4とし、第1の支点軸S1と第2の支点軸S2に直交する方向において第1の支点軸S1と第2の支点軸S2から外側転動部57までの距離をR5としたときに、
R5/R4=R3/R2
とされることが望ましい。
このようにR5/R4=R3/R2が成立するように第1の駆動モーター32と第2の駆動モーター43を構成することにより、内側転動部56と外側転動部57が第1のローター35、46及びステーター33、44に対してスリップせず、回転体54Aの円滑な自転状態かつ公転状態を確保することができ、第1の駆動モーター32及び第2の駆動モーター43におけるノイズの発生を一層抑制することができる。
<撮像装置の一実施形態>
図20に、本技術撮像装置の一実施形態によるビデオカメラのブロック図を示す。
撮像装置(ビデオカメラ)100(撮像装置1に相当)は、撮像機能を担うレンズユニット101(レンズユニット19に相当)と、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部102と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部103とを有している。また、撮像装置100は、撮影された画像等を表示する液晶パネル等の画像表示部104(表示部13に相当)と、メモリーカード1000への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)105と、撮像装置100の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)106と、ユーザーによって所要の操作が行われる各種のスイッチ等から成る入力部107(操作スイッチ7、操作釦8、操作釦10に相当)と、レンズユニット101に配置されたレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部108とを備えている。
レンズユニット101は、レンズ群109(レンズユニット19に設けられたレンズ31、31、・・・に相当)を含む光学系や、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子110(撮像ユニットに設けられた撮像素子に相当)等とによって構成されている。
カメラ信号処理部102は、撮像素子110からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部103は、所定の画像データーフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデーター仕様の変換処理等を行う。
画像表示部104はユーザーの入力部107に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデーターを表示する機能を有している。
R/W105は、画像処理部103によって符号化された画像データーのメモリーカード1000への書込及びメモリーカード1000に記録された画像データーの読出を行う。
CPU106は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、入力部107からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
入力部107はユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU106に対して出力する。
レンズ駆動制御部108は、CPU106からの制御信号に基づいてレンズ群109の各レンズを駆動する図示しないモータ等を制御する。
メモリーカード1000は、例えば、R/W105に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
以下に、撮像装置100における動作を説明する。
撮影の待機状態では、CPU106による制御の下で、レンズユニット101において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部102を介して画像表示部104に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部107からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU106がレンズ駆動制御部108に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部108の制御に基づいてレンズ群109の所定のレンズが移動される。
入力部107からの指示入力信号によりレンズユニット101の図示しないシャッターが動作されると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部102から画像処理部103に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデーターフォーマットのデジタルデーターに変換される。変換されたデーターはR/W105に出力され、メモリーカード1000に書き込まれる。
フォーカシングやズーミングは、CPU106からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部108がレンズ群109の所定のレンズを移動させることにより行われる。
メモリーカード1000に記録された画像データーを再生する場合には、入力部107に対する操作に応じて、R/W105によってメモリーカード1000から所定の画像データーが読み出され、画像処理部103によって伸張復号化処理が行われた後に、再生画像信号が画像表示部104に出力されて再生画像が表示される。
<まとめ>
以上に記載した通り、撮像装置1にあっては、駆動コイル34b、34b、・・・、45b、45b、・・・への非通電時に、第2のローター37、48と剛球41、41、・・・、52、52、・・・又は回転体54、54、・・・、54A、54A、・・・の間の摩擦力及びステーター33、44と剛球41、41、・・・、52、52、・・・又は回転体54、54、・・・、54A、54A、・・・の間の摩擦力によって第1のローター35、46のステーター33、44に対する回転が規制されてレンズユニット19の回動が規制される。
従って、ぶれ補正機能が実行されない駆動コイル34b、34b、・・・、45b、45b、・・・への非通電時における画像の揺れが生じないと共に撮像装置1の非使用時においてレンズユニット19が回動されず回動による異音の発生及び構造の耐久性の低下等の不具合の発生を防止することができる。
また、ステーター33、44の中心部に挿入配置孔22a、27aが形成され、挿入配置孔22a、27aに第2のローター37、48の一部が配置されている。
従って、ステーター33、44の中心部に一部が配置された第2のローター37、48がステーター33、44に対して回転されるため、撮像装置1の小型化を図ることができる。
さらに、撮像装置1にあっては、第1の支点軸S1の軸回り方向である第1の方向へレンズユニット19を回動させる第1の駆動モーター32と第2の支点軸S2の軸回り方向である第2の方向へレンズユニット19を回動させる第2の駆動モーター43とが設けられている。
従って、レンズユニット19が第1の駆動モーター32によって第1の方向へ回動されると共に第2の駆動モーター43によって第2の方向へ回動されるため、ぶれ補正が直交する2方向において行われ、画質の向上を図ることができる。
尚、上記には、回動される被駆動体としてレンズユニット19が設けられた例を示したが、被駆動体はレンズユニット19に限られることはなく、例えば、被駆動体が単一のレンズや撮像素子等の他の光学素子であってもよく、これらの光学素子が回動されてぶれ補正が行われるようにしてもよい。
<本技術>
本技術は、以下のような構成にすることができる。
(1)
像ぶれを補正するために少なくとも一つの光学素子を有する被駆動体を前記光学素子の光軸に直交する支点軸の軸回り方向へ回動させる駆動モーターを備え、
前記駆動モーターは、
マグネット又は駆動コイルの一方が取り付けられたステーターと、
前記ステーターに対向して位置され磁力により前記ステーター側に吸引された状態で回転され前記マグネット又は前記駆動コイルの他方が取り付けられた第1のローターと、
前記ステーターと前記第1のローターによって反対側から押さえられ前記第1のローターの回転に伴って自転されると共に前記第1のローターの回転軸を中心として公転される複数の転動部材と、
前記複数の転動部材を保持し前記複数の転動部材の公転に伴って前記第1のローターの回転軸を中心として前記被駆動体と一体になって回転される第2のローターとを備えた
像ぶれ補正装置。
(2)
前記ステーターの中央部に挿入配置孔が形成され、
前記挿入配置孔に前記第2のローターの少なくとも一部が配置された
前記(1)に記載の像ぶれ補正装置。
(3)
前記挿入配置孔にベアリングが配置され、
前記第2のローターが前記ベアリングを介して前記ステーターに対して回転される
前記(2)に記載の像ぶれ補正装置。
(4)
前記支点軸として前記光学素子の光軸に直交する第1の支点軸と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸とが形成され、
前記第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向へ前記被駆動体を回動させる第1の駆動モーターが設けられ、
前記第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向へ前記被駆動体を回動させる第2の駆動モーターが設けられた
前記(1)から前記(3)の何れかに記載の像ぶれ補正装置。
(5)
前記第1のローターの回転軸と前記第2のローターの回転中心軸とが一致された
前記(1)から前記(4)の何れかに記載の像ぶれ補正装置。
(6)
前記転動部材として剛球が用いられた
前記(1)から前記(5)の何れかに記載の像ぶれ補正装置。
(7)
前記ステーターと前記第1のローターに、周方向に延びそれぞれ前記剛球の各一部が挿入されるガイド溝が形成された
前記(6)に記載の像ぶれ補正装置。
(8)
前記転動部材として回転体が用いられ、
前記回転体は、前記回転軸に直交する方向に延びる連結軸部と、円板状に形成され中心部が前記連結軸部の軸方向における一端部に結合された内側転動部と、円板状に形成され中心部が前記連結軸部の軸方向における他端部に結合された外側転動部とを有し、
前記連結軸部の外径をR1とし前記内側転動部の外径をR2とし前記外側転動部の外径をR3としたときにR2とR3がR1より大きくされ、
前記内側転動部が前記外側転動部より前記回転軸側に位置され、
前記連結軸部が前記ステーター又は前記第1のローターの一方によって押さえられ、
前記内側転動部と前記外側転動部が前記ステーター又は前記第1のローターの他方によって押さえられた
前記(1)から前記(5)の何れかに記載の像ぶれ補正装置。
(9)
前記連結軸部が前記第1のローターによって押さえられ、
前記内側転動部と前記外側転動部が前記ステーターによって押さえられた
前記(8)に記載の像ぶれ補正装置。
(10)
前記外側転動部の外径が前記内側転動部の外径より大きくされた
前記(9)に記載の像ぶれ補正装置。
(11)
前記第2のローターの回転中心軸に直交する方向において前記回転中心軸から前記内側転動部までの距離をR4とし、
前記第2のローターの回転中心軸に直交する方向において前記回転中心軸から前記外側転動部までの距離をR5としたときに、
R5/R4=R3/R2
とされた
前記(10)に記載の像ぶれ補正装置。
(12)
少なくとも一つの光学素子を有する被駆動体と前記被駆動体が内部に配置された外筐と前記被駆動体を前記光学素子の光軸に直交する支点軸の軸回り方向へ回動させる駆動モーターとを有し前記被駆動体を回動させて像ぶれを補正する像ぶれ補正装置を備え、
前記駆動モーターは、
マグネット又は駆動コイルの一方が取り付けられたステーターと、
前記ステーターに対向して位置され磁力により前記ステーター側に吸引された状態で回転され前記マグネット又は前記駆動コイルの他方が取り付けられた第1のローターと、
前記ステーターと前記第1のローターによって反対側から押さえられ前記第1のローターの回転に伴って自転されると共に前記第1のローターの回転軸を中心として公転される複数の転動部材と、
前記複数の転動部材を保持し前記複数の転動部材の公転に伴って前記第1のローターの回転軸を中心として前記被駆動体と一体になって回転される第2のローターとを備えた
撮像装置。
1…撮像装置、15…像ぶれ補正装置、19…レンズユニット(被駆動体)、22a…挿入配置孔、22b…ガイド溝、31…レンズ(光学素子)、32…第1の駆動モーター、33…ステーター、34b…駆動コイル、35…第1のローター、35b…ガイド溝、36…マグネット、37…第2のローター、41…剛球、42…ベアリング、43…第2の駆動モーター、44…ステーター、45b…駆動コイル、46…第1のローター、46b…ガイド溝、47…マグネット、48…第2のローター、52…剛球、53…ベアリング、54…回転体、55…連結軸部、56…内側転動部、57…外側転動部、54A…回転体、100…撮像装置、
101…レンズユニット

Claims (12)

  1. 像ぶれを補正するために少なくとも一つの光学素子を有する被駆動体を前記光学素子の光軸に直交する支点軸の軸回り方向へ回動させる駆動モーターを備え、
    前記駆動モーターは、
    マグネット又は駆動コイルの一方が取り付けられたステーターと、
    前記ステーターに対向して位置され磁力により前記ステーター側に吸引された状態で回転され前記マグネット又は前記駆動コイルの他方が取り付けられた第1のローターと、
    前記ステーターと前記第1のローターによって反対側から押さえられ前記第1のローターの回転に伴って自転されると共に前記第1のローターの回転軸を中心として公転される複数の転動部材と、
    前記複数の転動部材を保持し前記複数の転動部材の公転に伴って前記第1のローターの回転軸を中心として前記被駆動体と一体になって回転される第2のローターとを備えた
    像ぶれ補正装置。
  2. 前記ステーターの中央部に挿入配置孔が形成され、
    前記挿入配置孔に前記第2のローターの少なくとも一部が配置された
    請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
  3. 前記挿入配置孔にベアリングが配置され、
    前記第2のローターが前記ベアリングを介して前記ステーターに対して回転される
    請求項2に記載の像ぶれ補正装置。
  4. 前記支点軸として前記光学素子の光軸に直交する第1の支点軸と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸とが形成され、
    前記第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向へ前記被駆動体を回動させる第1の駆動モーターが設けられ、
    前記第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向へ前記被駆動体を回動させる第2の駆動モーターが設けられた
    請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
  5. 前記第1のローターの回転軸と前記第2のローターの回転中心軸とが一致された
    請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
  6. 前記転動部材として剛球が用いられた
    請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
  7. 前記ステーターと前記第1のローターに、周方向に延びそれぞれ前記剛球の各一部が挿入されるガイド溝が形成された
    請求項6に記載の像ぶれ補正装置。
  8. 前記転動部材として回転体が用いられ、
    前記回転体は、前記回転軸に直交する方向に延びる連結軸部と、円板状に形成され中心部が前記連結軸部の軸方向における一端部に結合された内側転動部と、円板状に形成され中心部が前記連結軸部の軸方向における他端部に結合された外側転動部とを有し、
    前記連結軸部の外径をR1とし前記内側転動部の外径をR2とし前記外側転動部の外径をR3としたときにR2とR3がR1より大きくされ、
    前記内側転動部が前記外側転動部より前記回転軸側に位置され、
    前記連結軸部が前記ステーター又は前記第1のローターの一方によって押さえられ、
    前記内側転動部と前記外側転動部が前記ステーター又は前記第1のローターの他方によって押さえられた
    請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
  9. 前記連結軸部が前記第1のローターによって押さえられ、
    前記内側転動部と前記外側転動部が前記ステーターによって押さえられた
    請求項8に記載の像ぶれ補正装置。
  10. 前記外側転動部の外径が前記内側転動部の外径より大きくされた
    請求項9に記載の像ぶれ補正装置。
  11. 前記第2のローターの回転中心軸に直交する方向において前記回転中心軸から前記内側転動部までの距離をR4とし、
    前記第2のローターの回転中心軸に直交する方向において前記回転中心軸から前記外側転動部までの距離をR5としたときに、
    R5/R4=R3/R2
    とされた
    請求項10に記載の像ぶれ補正装置。
  12. 少なくとも一つの光学素子を有する被駆動体と前記被駆動体が内部に配置された外筐と前記被駆動体を前記光学素子の光軸に直交する支点軸の軸回り方向へ回動させる駆動モーターとを有し前記被駆動体を回動させて像ぶれを補正する像ぶれ補正装置を備え、
    前記駆動モーターは、
    マグネット又は駆動コイルの一方が取り付けられたステーターと、
    前記ステーターに対向して位置され磁力により前記ステーター側に吸引された状態で回転され前記マグネット又は前記駆動コイルの他方が取り付けられた第1のローターと、
    前記ステーターと前記第1のローターによって反対側から押さえられ前記第1のローターの回転に伴って自転されると共に前記第1のローターの回転軸を中心として公転される複数の転動部材と、
    前記複数の転動部材を保持し前記複数の転動部材の公転に伴って前記第1のローターの回転軸を中心として前記被駆動体と一体になって回転される第2のローターとを備えた
    撮像装置。
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