JP2012139963A - ガスバリア性積層体フィルムとその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】籠型シルセスキオキサン構造を有する硬化性樹脂を含んだ硬化性樹脂組成物からなり、引張応力−ひずみ曲線における引張弾性率が2000MPa以上10000MPa以下、線膨張係数が80ppm/K以下、及びガラス転移温度が300℃以上である第一の層と、籠型シルセスキオキサン構造を有した硬化性樹脂を含んだ硬化性樹脂組成物からなり、引張応力−ひずみ曲線における引張弾性率が100MPa以上であって、第一の層の引張弾性率の80%以下であり、且つ塑性変形を示し、ガラス転移温度が300℃以上である第二の層とが、厚み比率(第二の層の厚み÷第一の層の厚み)0.01以上5.0以下で積層されてなり、かつ、その一方の面又は両方の面にガスバリア層を設けたガスバリア性積層体フィルム。
【選択図】なし
Description
第一の層(内層材)は、もう一方の第二の層の熱膨張を拘束し、ガスバリア性積層体フィルムの面内方向の熱膨張を抑制すると共に、面衝撃に対してガスバリア性積層体フィルムのたわみ量を低減させる、更に、この第一の層が、ロールtoロール方式(ロール間での圧着方式)による連続製造時、安定走行を維持するため搬送の張力や巻き取りの応力により積層体フィルムの変形を防ぐ役割を担う。そのため、寸法安定性に優れて剛性の高い材料からなることが条件となる。
[RSiO3/2]n (1)
〔但し、nは8〜14の整数を示し、Rは又は下記一般式(2)、(3)又は(4)
第二の層(外層材)は、ガスバリア性積層体フィルムとして用いる際、面衝撃で生じたガスバリア層のクラック伝播を抑制し、フィルムの破断を防ぐための衝撃吸収層として働き、更には、ロールtoロール方式による連続製造時、フィルムの破断を防ぐ役割を担う。そのため、外部応力に対して弾性限界を超えてすぐに破断するのではなく、降伏挙動によって外部応力を分散させる塑性変形領域を有する材料であることが必要条件となる。
Y−[Z−(O1/2−R2 2SiO1/2)a−(R3SiO3/2)k−(O1/2)b]l−Z−Y (5)
〔但し、R2及びR3は、それぞれ独立にビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよいが、1分子中に含まれるR3のうち少なくとも1つはビニル基、(メタ)アクリロイル基、アリル基又はオキシラン環を有する基のいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であって、1≦a+b≦4の関係を満たし、kは8〜14の数を示し、lは1〜2000の数を示す。更に、Zは下記一般式(6)
[(R5O)R6 2SiO1/2]c−[R7SiO3/2]d−[O1/2]− (7)
[R5O1/2]e−[R7SiO3/2]d−[O1/2−R6 2SiO1/2]− (8)
(R5O1/2)− (9)
(R5 3SiO1/2)− (10)
(但し、R6及びR7はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基、アリル基、又はオキシラン環を有する基であって、R6又はR7において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよく、R5は水素原子、メチル基又はエチル基から選ばれたいずれかである。また、c及びeは0〜3の数であり、dは8〜14の数を示す。)〕で表される構成単位を有する籠型シルセスキオキサン含有硬化性シリコーン共重合体を含有するのが良い。
積層体フィルムとは、第一の層と第二の層とを積層させた積層物を指す。
ガスバリア層は、高いプロセス温度や水洗浄過程に繰り返し曝される製造工程が必要な部材として用いる場合、積層体フィルムと酸素との接触を遮断し熱酸化劣化を防ぐほか、積層体フィルムの吸水率を低下させて寸法変動挙動を抑えたり、さらには液晶表示パネルやEL表示パネル等に形成されている素子と酸素や水蒸気等の外部から侵入するガスとの接触を遮断して、発光性能の劣化を防止するなどの役割を担う。
本発明におけるガスバリア性積層体フィルムは、常温から150℃まで昇温した時にガスバリア層にクラックが生じないことが好ましい。クラック発生温度について、150℃未満であると高温プロセスが必要な用途に用いた場合、ガスバリア層にクラックが生じ、十分なガスバリア機能を発揮できなくなる。
積層体フィルムの製造方法については特に制限されないが、工業生産性等を考慮すると、好適には以下に示すような、長尺なフィルムを連続的に製造するロールtoロール方式であって、二段階の工程で行う方法が挙げられる。図1は、ロールtoロール方式による塗工フロー概略図である。具体的な方法としては、次の2種類が挙げられる。
先ず、一段階目の工程で巻き出しロール2から繰り出した支持用の透明フィルムに第一の層(内層材)となる籠型シルセスキオキサン樹脂を含有した硬化性樹脂組成物を塗布し、巻き出しロール1から繰り出した別の支持用透明フィルムで塗工した光硬化性樹脂を上部から補助ロール3,4にて圧着したのち、UV硬化装置5にて光硬化する。その後、上下支持用透明フィルムを剥離除去し、補助ロール6,7を介して巻き取りロール8にて第一の層のフィルム成形体を巻き取る。次いで、二段階目の工程で巻き出しロール2から繰り出した第一の層のフィルム成形体の両面に、第二の層を形成する籠型シルセスキオキサン含有硬化性シリコーン共重合体樹脂を含有した硬化性樹脂組成物を塗布し、巻き出しロール1から繰り出した別の支持用透明フィルムで塗工した光硬化性樹脂を上下部から補助ロール3,4にて圧着したのち、UV硬化装置5で光硬化する。その後、支持用透明フィルムを剥離除去し、補助ロール6,7を介して巻き取りロール8にて積層体フィルムを巻き取る。
先ず、一段階目の工程で巻き出しロール2から繰り出した支持用の透明フィルムに第二の層(外層材)となる籠型シルセスキオキサン含有硬化性シリコーン共重合体樹脂を含有した硬化性樹脂組成物を塗布し、巻き出しロール1から繰り出した別の支持用透明フィルムで塗工した光硬化性樹脂を上部から補助ロール3,4にて圧着したのち、UV硬化装置5で光硬化する。その後、上部支持透明フィルムのみを剥離除去し、補助ロール6,7を介して巻き取りロール8にて下部支持透明フィルム付き第二の層のフィルム成形体を巻き取る。次いで、二段階目の工程で巻き出しロール2から繰り出した下部支持透明フィルム付き第二の層のフィルム成形体のフィルム成形体の面に、第一の層(内層材)となる籠型シルセスキオキサン樹脂を含有した硬化性樹脂組成物を塗布し、巻き出しロール1から繰り出した別の下部支持透明フィルム付き第二の層のフィルム成形体のフィルム成形体の面で塗工した光硬化性樹脂を上部から補助ロール3,4にて圧着したのち、UV硬化装置5で光硬化する。その後、上下支持用透明フィルムを剥離除去し、補助ロール6,7を介して巻き取りロール8にて積層体フィルムを巻き取る。
ガスバリア性積層体フィルムの製造方法は、上記方法により製造したロール状積層体フィルムを高温で熱処理した後に蒸着、スパッタ、PECVD、CatCVD、コーティングなど公知の手法によりガスバリア層を形成することができる。なお、ガスバリア層は多層化、又は有機層と無機層を積層化する事も出来る。
内層材を形成するのに使用する籠型シルセスキオキサン樹脂は、特開2004‐143449号公報に記載された方法により以下のようにして合成した。
撹拌機、滴下ロート、及び温度計を備えた反応容器に、溶媒として2-プロパノール(IPA)40mlと、塩基性触媒として5%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(TMAH水溶液)3.1gを装入した。滴下ロートにIPA 15mlと3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン12.7gを入れ、反応容器を撹拌しながら、室温で3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランのIPA溶液を30分かけて滴下した。3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン滴下終了後、徐々に室温に戻し加熱することなく2時間撹拌した。撹拌後、減圧下でIPAを除去し、トルエン50mlで溶解した。反応溶液を飽和食塩水で中性になるまで水洗した後、無水硫酸マグネシウムで脱水した。無水硫酸マグネシウムをろ別し、濃縮することで加水分解生成物(シルセスキオキサン)を8.6g得た。このシルセスキオキサンは種々の有機溶剤に可溶な無色の粘性液体であった。
内層材を形成するのに使用する籠型シルセスキオキサン樹脂は、特開2004‐143449号公報に記載された方法により以下のようにして合成した。
撹拌機、滴下ロート、及び温度計を備えた反応容器に、溶媒として2-プロパノール(IPA)40mlと、塩基性触媒として5%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(TMAH水溶液)3.1gを装入した。滴下ロートにIPA 15ml、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン7.7gとエチルトリメトキシシラン4.7gを入れ、反応容器を撹拌しながら、室温で3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランとエチルメトキシシランのIPA溶液を30分かけて滴下した。反応溶液の滴下終了後、徐々に室温に戻し加熱することなく2時間撹拌した。撹拌後、減圧下でIPAを除去し、トルエン50mlで溶解した。反応溶液を飽和食塩水で中性になるまで水洗した後、無水硫酸マグネシウムで脱水した。無水硫酸マグネシウムをろ別し、濃縮することで加水分解生成物(シルセスキオキサン)を7.3g得た。このシルセスキオキサンは種々の有機溶剤に可溶な無色の粘性液体であった。
合成例1で得た籠型シルセスキオキサン樹脂:20質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート:25質量部、ジシクロペンタニルジアクリレート:55質量部、光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン:2.5質量部を混合し、脱泡して液状の硬化性樹脂組成物を得た。次に、ロールコーターを用いて、厚さ100μmになるようにキャスト(流延)し、80W/cmの高圧水銀ランプを用い、2000mJ/cm2の積算露光量で硬化させ、所定の厚みとしたシート状の成形体を得た。得られた成形体は、引張弾性率が3000MPa、線膨張係数が45ppm/K、ガラス転移温度が300℃以上であり、内層材としての物性を満たす材料であった。
合成例1で得た籠型シルセスキオキサン樹脂:30質量部、ジシクロペンタニルジアクリレート:70質量部、光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン:2.5質量部を混合し、脱泡して液状の硬化性樹脂組成物とした以外は、内層材の製造例1と同様の操作によって成形体を得た。得られた成形体は、引張弾性率が2500MPa、線膨張係数が60ppm/K、ガラス転移温度が300℃以上であり、内層材としての物性を満たす材料であった。
合成例2で得た籠型シルセスキオキサン樹脂:20質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート:25質量部、ジシクロペンタニルジアクリレート:55質量部、光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン:2.5質量部を混合し、脱泡して液状の硬化性樹脂組成物とした以外は、内層材の製造例1と同様の操作によって成形体を得た。得られた成形体は、引張弾性率が2800MPa、線膨張係数が53ppm/K、ガラス転移温度が300℃以上であり、内層材としての物性を満たす材料であった。
合成例2で得た籠型シルセスキオキサン樹脂:30質量部、ジシクロペンタニルジアクリレート:70質量部、光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン:2.5質量部を混合し、脱泡して液状の硬化性樹脂組成物とした以外は、内層材の製造例1と同様の操作によって成形体を得た。得られた成形体は、引張弾性率が2350MPa、線膨張係数が65ppm/K、ガラス転移温度が300℃以上であり、内層材としての物性を満たす材料であった。
引張試験機(ORIENTEC社製RTE-1210)を用いて、25℃における各フィルム成形体の引張弾性率を測定した。引張弾性率とは、応力に応じたひずみの変化率のことを指し、引張応力−ひずみ曲線における直線部分の傾きに相当する。この際、チャック間距離50mmおよび引張速度2mm/minの条件で測定した。
熱機械分析装置(ブルカーエイエックス製TMA4030SA)を用いて、熱機械分析(TMA)法に基づき、昇温速度5℃/minの条件で50℃から150℃における熱膨張量の変化を測定した。
動的粘弾性分析装置(レオロジー社製DVE-V4型)を用いて、昇温速度5℃/min、チャック間距離10mmの条件で測定した。
紫外可視分光光度計(日本分光社製V660)を用いて、各フィルムの400〜800nmの光での光透過率スペクトルを測定し、代表値として波長550nmの光の透過率を示した。
外層材を形成するのに使用する籠型シルセスキオキサン含有硬化性シリコーン共重合体樹脂は、特開2009-227863号公報に記載された方法により以下のようにして合成した。
反応容器にトルエン250mlとフェニルトリクロロシラン52.5gを装入し、0℃に冷却した。水を適量滴下し、加水分解が完了するまで撹拌した。加水分解生成物を水洗後市販の30%ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキサイド溶液8.3mlを加え、この混合物を4時間還流温度に加熱した。次いで全体を冷却し、約96時間放置した。この時間経過後得られたスラリーを再び24時間還流温度に加熱し次いで冷却し濾過を行い、白色の粉末としてオクタフェニルシルセスキオキサン37.5gを得た。
外層材を形成するのに使用する籠型シルセスキオキサン含有硬化性シリコーン共重合体樹脂は、特開2004‐143449号公報、及び特開2009-227863号公報に記載された方法を参考に以下のようにして合成した。
撹拌機、滴下ロート、及び温度計を備えた反応容器に、溶媒として2-プロパノール(IPA)300mlと、塩基性触媒として5%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(TMAH水溶液)16.0gを装入した。滴下ロートにIPA 75ml、ビニルトリメトキシシラン20gとエチルトリメトキシシラン20.1gを入れ、反応容器を撹拌しながら、室温でビニルトリメトキシシランとエチルメトキシシランのIPA溶液を30分かけて滴下した。反応溶液の滴下終了後、徐々に室温に戻し加熱することなく2時間撹拌した。撹拌後、減圧下でIPAを除去し、トルエン250mlで溶解した。反応溶液を飽和食塩水で中性になるまで水洗した後、無水硫酸マグネシウムで脱水した。無水硫酸マグネシウムをろ別し、濃縮することで籠型シルセスキオキサンを19.2g得た。この籠型シルセスキオキサンは種々の有機溶剤に可溶な無色の粘性液体であり、1H−NMRを測定した結果、籠型シルセスキオキサン構造を主とした樹脂であることを確認した。
合成例3で得た籠型シルセスキオキサン含有硬化性シリコーン共重合体樹脂:30質量部、ジシクロペンタニルジアクリレート:70質量部、光重合開始剤として2-ヒドロキシ-2-メチルプロピオフェノン:1.5質量部を混合し、脱法して得た液状の硬化性樹脂組成物をさ100μmになるようにキャストし、80W/cmの高圧水銀ランプを用い、2000mJ/cm2の積算露光量で硬化させ、所定の厚みとしたシート状の成形体を得た。前記成形体は、引張試験を行い、得られる引張応力−ひずみ曲線において、引張弾性率1650MPa、及び塑性変形領域を有した曲線であり、外層材としての物性を満たす材料であった。図3に得られた成形体の引張応力−ひずみ曲線を示す。
合成例3で得た籠型シルセスキオキサン含有硬化性シリコーン共重合体樹脂:45質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート:55質量部、光重合開始剤として2-ヒドロキシ-2-メチルプロピオフェノン:1.5質量部を混合し、脱法して得た液状の硬化性樹脂組成物を厚さ100μmになるようにキャストし、80W/cmの高圧水銀ランプを用い、2000mJ/cm2の積算露光量で硬化させ、所定の厚みとしたシート状の積層体フィルムを得た。前記成形体は、引張試験を行い、得られる引張応力−ひずみ曲線において、引張弾性率1300MPa、及び塑性変形領域を有した曲線であり、外層材としての物性を満たす材料であった。図4に得られた成形体の引張応力−ひずみ曲線を示す。
合成例4で得た籠型シルセスキオキサン含有硬化性シリコーン共重合体樹脂:45質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート:55質量部、光重合開始剤として2-ヒドロキシ-2-メチルプロピオフェノン:1.5質量部を混合し、脱法して得た液状の硬化性樹脂組成物を厚さ100μmになるようにキャストし、80W/cmの高圧水銀ランプを用い、2000mJ/cm2の積算露光量で硬化させ、所定の厚みとしたシート状の積層体フィルムを得た。前記成形体は、引張試験を行い、得られる引張応力−ひずみ曲線において、引張弾性率1300MPa、及び塑性変形領域を有した曲線であり、外層材としての物性を満たす材料であった。図5に得られた成形体の引張応力−ひずみ曲線を示す。
合成例4で得た籠型シルセスキオキサン含有硬化性シリコーン共重合体樹脂:45質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート:55質量部、光重合開始剤として2-ヒドロキシ-2-メチルプロピオフェノン:1.5質量部を混合し、脱法して得た液状の硬化性樹脂組成物を厚さ100μmになるようにキャストし、80W/cmの高圧水銀ランプを用い、2000mJ/cm2の積算露光量で硬化させ、所定の厚みとしたシート状の積層体フィルムを得た。前記成形体は、引張試験を行い、得られる引張応力−ひずみ曲線において、引張弾性率1300MPa、及び降伏点を有し塑性変形領域を有した曲線であり、外層材としての物性を満たす材料であった。図6に得られた成形体の引張応力−ひずみ曲線を示す。
引張試験機(ORIENTEC社製RTE-1210)を用いて、25℃における各フィルム成形体の引張弾性率を測定した。この際、チャック間距離50mmおよび引張速度2mm/minの条件で測定した。
紫外可視分光光度計(日本分光社製V660)を用いて、各フィルムの400〜800nmの光での光透過率スペクトルを測定し、代表値として波長550nmの光の透過率を示した。
製造例1(内層材1の製造)と同様の配合で得た籠型シルセスキオキサン樹脂を含有した硬化性樹脂組成物を塗工装置へ投入し、これを1m/minで巻き出した下部支持用の透明フィルム上へリップコート法にて、硬化後の厚みが50μmとなるように塗布した。そして、同じ移動速度で上部支持用透明フィルムを塗工した硬化性樹脂の上部から圧着したのち、メタルハライドランプにて紫外線を500mj/cm2照射し硬化した。その後、上下部支持透明フィルムを剥離除去し、ロールに巻き取った。尚、得られたロールフィルムの反応率(官能基消費率)について、測定した結果は75%であった。尚、反応率は、日本分光株式会社製ラマン分光装置を用いラマン分光法による硬化前の二重結合のピークを基準として硬化後の同ピークの低下率を指す。
内層材(製造例1〜4)と外層材(製造例5〜8)との組み合わせ、又は厚み構成を変えた以外は実施例1と同様にして、表3〜表5に示すようにロール状ガスバリア性積層体フィルムを得た。
製造例5(外層材1の製造)と同様の配合で得た籠型シルセスキオキサン含有硬化性シリコーン共重合体を含有した硬化性樹脂組成物を塗工装置へ投入し、これを1m/minで巻き出した下部支持用の透明フィルム(PET:ポリエチレンテレフタレートフィルム、幅300mm、厚さ0.1mm、波長550nmでの光透過率90%以上)上にリップコート法にて、硬化後の厚みが15μmとなるように塗布した。そして、同じ移動速度で上部支持用透明フィルム(PET:ポリエチレンテレフタレートフィルム、幅300mm、厚さ0.1mm、波長550nmでの光透過率90%以上)を塗工した光硬化性樹脂の上部から圧着したのち、メタルハライドランプにて紫外線を500mj/cm2照射し硬化した。その後、上部支持透明フィルムのみを剥離除去し、ロールに巻き取った。得られたフィルム成形体の反応率(官能基消費率)を実施例1と同様に測定したところ、結果は83%であった。尚、前述した上部支持透明フィルムのみを剥離除去したロールは、積層体フィルムの上下外層となるために二本作成した。
製造例1(内層材1の製造)と同様の配合で得た籠型シルセスキオキサン樹脂を含有した硬化性樹脂組成物を塗工装置へ投入し、これを1m/minで巻き出した下部支持用の透明フィルム上へリップコート法にて、硬化後の厚みが50μmとなるように塗布した。そして、同じ移動速度で上部支持用透明フィルムを塗工した硬化性樹脂を上部から圧着したのち、メタルハライドランプにて紫外線を6000mj/cm2照射し硬化した。その後、上下部支持透明フィルムを剥離除去し、ロールに巻き取った。尚、得られたロールフィルムの反応率(官能基消費率)を実施例1と同様に測定した結果は90%であった。
製造例1(内層材1の製造)と同様の配合で得た籠型シルセスキオキサン樹脂を含有した硬化性樹脂組成物を塗工装置へ投入し、これを1m/minで巻き出した下部支持用の透明フィルム上へリップコート法にて、硬化後の厚みが50μmとなるように塗布した。そして、同じ移動速度で上部支持用透明フィルムを塗工した硬化性樹脂を上部から圧着したのち、メタルハライドランプにて紫外線を500mj/cm2照射し硬化した。その後、上下部支持透明フィルムを剥離除去し、ロールに巻き取った。尚、得られたロールフィルムの反応率(官能基消費率)を実施例1と同様に測定したところ、結果は73%であった。
製造例1(内層材1の製造)と同様の配合で得た籠型シルセスキオキサン樹脂を含有した硬化性樹脂組成物を塗工装置へ投入し、これを1m/minで巻き出した下部支持用の透明フィルム上へリップコート法にて、硬化後の厚みが500μmとなるように塗布した。そして、同じ移動速度で上部支持用透明フィルムを塗工した硬化性樹脂を上部から圧着したのち、メタルハライドランプにて紫外線を500mj/cm2照射し硬化した。その後、上下部支持透明フィルムを剥離除去し、ロールに巻き取った。尚、得られたロールフィルムの反応率(官能基消費率)を実施例1と同様に測定した結果は65%であった。
内層材の形成にトリメチロールプロパントリアクリレート(共栄社化学(株)製ライトアクリレートTMP-A)を用いると共に、外層材の形成にジシクロペンタニルジアクリレート(共栄社化学(株)製ライトアクリレートDCP-A)を用いた以外は実施例1と同様にして、表3〜表5に示すようにガスバリア性積層体フィルムを得た。
10mm角に切断したロール状ガスバリア性積層体フィルムを、熱風オーブンを用いて200℃で1時間加熱乾燥した(初期乾燥)。その後、純水に浸漬させ23℃×50%RHの環境下で水中に完全浸漬し、所定時間後のガスバリア性積層体フィルムの質量を測定した。測定は24時間毎に行い、飽和に達した時点の値を吸水率とした。吸水率は次式を用いて算出を行った。
c={(b−a)/a}×100
ここで、c:吸水率(%)、a:初期乾燥後であって浸漬前のサンプル質量(g)、b:浸漬後のサンプル質量(g)、である。
150mm角に切断したロール状ガスバリア性積層体フィルムの四隅に隣り合うマーキング間の距離が約100mmになるように微細な十字型のマーキングを施し、正確に(精度±1μm)各マーキング間の距離を測長した。このフィルムを、熱風オーブンを用いて160℃で1時間加熱後、23℃50%RHの条件下で15分放置して冷却した後、加熱前と同様に各マーキング間の距離を測長し、その値から寸法変化率を求めた。寸法変化率は、次式を用いて算出した。
f={(d−e)/d}×100
ここで、f:寸法変化率(%)、d:加熱前のマーキング間の距離(μm)、e:加熱後のマーキング間の距離(μm)、である。
得られたガスバリア性積層体フィルムを、熱風オーブンを用いて所定の温度で1時間加熱後、室温まで冷却した後、偏光顕微鏡を用いてフィルム表面のクラックの有無を観察した。尚、加熱温度は10℃間隔で区切って測定し、クラックの発生が確認される直前の温度を表3〜表5に記した。
任意の高さから10gの錘(R=2.5mm)をガスバリア性積層体フィルムの表面に垂直に自由落下させる試験を5回以上行い、50%以上の確率でこのガスバリア性積層体フィルムが破壊するときの高さを評価した。
紫外可視分光光度計(日本分光社製V-660)を用いて、ロール状ガスバリア性積層体フィルムの400〜800nmの光での光透過率スペクトルを測定し、代表値として波長550nmの光の透過率を示した。
熱機械分析装置(ブルカーエイエックス社製TMA4030SA)を用いて、熱機械分析(TMA)法に基づき、昇温速度5℃/minの条件で50℃から150℃におけるロール状ガスバリア性積層体フィルム熱膨張量の変化を測定した。
引張試験機(ORIENTEC社製RTE-1210)を用いて、25℃におけるロール状ガスバリア性積層体フィルムの引張弾性率を測定した。この際、チャック間距離50mmおよび引張速度2mm/minの条件で測定した。
ガスバリア性積層体フィルムにおける第一の層と第二の層との接着性を、ガスバリア性積層体フィルムにクロスカットを入れた際のはがれ具合を目視にて、下記の基準に基づき判定した。
A:はがれの程度(面積)が0%である。
B:はがれの程度(面積)が10%未満である。
C:はがれの程度(面積)が10〜50%である。
D:はがれの程度(面積)が50%以上である。
2:巻出しロール
3:補助ロール
4:補助ロール
5:UV硬化装置
6:補助ロール
7:補助ロール
8:巻取りロール
11:成膜室
12:巻出ロール
13:巻取ロール
14:成膜ドラム
15:原料供給源
16:ロール状積層体フィルム
17:成膜ガス
a:支持用透明フィルム
b:樹脂+支持用透明フィルム
c:ロール状積層体フィルム
Claims (3)
- 籠型シルセスキオキサン構造を有する硬化性樹脂を含んだ硬化性樹脂組成物からなり、引張応力−ひずみ曲線における引張弾性率が2000MPa以上10000MPa以下、線膨張係数が80ppm/K以下、及びガラス転移温度が300℃以上である第一の層と、籠型シルセスキオキサン構造を有した硬化性樹脂を含んだ硬化性樹脂組成物からなり、引張応力−ひずみ曲線における引張弾性率が100MPa以上であって、第一の層の引張弾性率の80%以下であり、且つ塑性変形性を有して、ガラス転移温度が300℃以上である第二の層とが積層された積層体フィルムであって、第二の層と第一の層との厚み比率(第二の層の厚み÷第一の層の厚み)が0.01以上及び5.0以下であり、かつ、この積層体フィルムの一方の面、又は両方の面には、ガスバリア層が設けられることを特徴とするガスバリア性積層体フィルム。
- 請求項1に記載のガスバリア性積層体フィルムの製造方法であって、第二の層を形成する硬化性樹脂組成物に含まれる樹脂の官能基消費率が50%以上90%以下になるように光硬化させて第二の層を形成する硬化物を2つ得る工程と、得られた2つの硬化物の間に第一の層を形成する硬化性樹脂組成物を挟み込み、光硬化させて積層体フィルムを得る工程と、更にこの積層体フィルムの片面又は両面にロールtoロール方式によりガスバリア層を設ける工程とを含むことを特徴とするガスバリア性積層体フィルムの製造方法。
- 請求項1に記載のガスバリア性積層体フィルムの製造方法であって、第一の層を形成する硬化性樹脂組成物に含まれる樹脂の官能基消費率が50%以上85%以下になるように光硬化させて第一の層を形成する硬化物を得る工程と、得られた硬化物の両面に第二の層を形成する硬化性樹脂組成物を塗布し、光硬化させて積層体フィルムを得る工程と、更にこの積層体フィルムの片面又は両面にロールtoロール方式によりガスバリア層を設ける工程とを含むことを特徴とするガスバリア性積層体フィルムの製造方法。
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