JP2012137025A - エンジンの保護構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料供給系統の保護とエンジンの付帯部材の振動低減とを効率よく実現できるようにした、エンジンの保護構造を提供する。
【解決手段】車両の前部にて複数の気筒が車幅方向に列をなして並ぶように配置されたエンジン2と、エンジン2の車両前側の上部に、前記列に沿って配設された燃料供給用部材14,16と、燃料供給用部材の前記列方向に離隔した位置にブラケット60を介して取り付けられた付帯部材50と、を有し、前記列に沿って延在するようにエンジン2上部に配置され、燃料供給用部材を車両前側から覆うプロテクタ70Aを備え、プロテクタ70Aの一端は、ブラケット60と一体にエンジン2上部に固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリンダヘッドに可変動弁機構の可変操作要素を駆動するアクチュエータを装備したエンジンに用いて好適の、エンジンの保護構造に関するものである。
自動車に搭載されるエンジン(内燃機関)のシリンダブロック上部やシリンダブロック上方のシリンダヘッドの周りには、燃料タンクから燃料を供給する燃料供給系統の一部が装備される。乗用車等をはじめとして多くの自動車は、エンジンが車両の前部に装備されるので、車両前方からの衝突に対してこのような燃料供給系統を保護することも一つの課題となっている。
これに関し、特許文献1には、シリンダブロックの上方のシリンダヘッドの吸気側ヘッド側壁に吸気マニホールドが取り付けられ、この吸気マニホールドに、燃料噴射弁及びその燃料配管等を含めた燃料系部材が配置されたものにおいて、この燃料系部材を覆うようにプロテクタを取り付けることにより、燃料供給系統を保護する技術が提案されている。
一方、シリンダヘッドの燃料供給系統の一部が配設される付近には、給気バルブ及び排気バルブを開閉駆動する動弁装置が装備されているが、この動弁装置を、バルブの開閉タイミングを可変にする可変バルブタイミング機構(VVT)やバルブのリフト量を可変にする可変バルブリフト機構(VVL)といった可変動弁機構を有して構成する場合がある。このような可変動弁機構では、可変操作要素を駆動するための駆動用モータ等のアクチュエータが必要になる。
可変動弁機構はシリンダヘッド上のロッカカバー内部に位置するため、可変操作要素もシリンダヘッドの上方に位置し、アクチュエータもシリンダヘッドの上方に配置することになる。アクチュエータを支持しうる剛性を有するのは、可変動弁機構の下部のシリンダヘッドである。このため、アクチュエータは、下部をシリンダヘッドに固定されシリンダヘッド上方に突出するブラケットを利用して、シリンダヘッドに固定することになる。
なお、エンジンのシリンダブロック上部やシリンダヘッドに装着される部材(エンジン付帯部材)はこのようなアクチュエータに限るものではない。
特開2007−239710号公報
上述のように、車両前方からの衝突に対して燃料供給系統を保護するには、プロテクタを装備することが有効である。
一方、エンジンはその作動時にどうしてもエンジン振動が生じてしまい、上記のアクチュエータのようなエンジンの付帯部材は、このエンジン振動がそのまま伝達されるが、付帯部材がシリンダヘッドやシリンダブロックから離隔する方向に突出して装備される場合、このエンジン振動がより増幅されて伝達される場合がある。
この付帯部材の振動は、付帯部材自身の劣化を招くだけでなく、付帯部材の関連部材(例えば、駆動用モータが接続された可変動弁機構)の劣化や誤作動を招くおそれがあるので、この付帯部材の振動低減も要望されている。
したがって、燃料供給系統の保護と共にこのようなエンジンの付帯部材の振動低減を効率よく実現できるようにしたい。
本発明は、かかる課題に着目して創案されたもので、燃料供給系統の保護とエンジンの付帯部材の振動低減とを効率よく実現できるようにした、エンジンの保護構造を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明のエンジンの保護構造は、車両の前部にて複数の気筒が車幅方向に列をなして並ぶように配置されたエンジンと、前記エンジンの車両前側の上部に、前記列に沿って配設された燃料供給用部材と、前記燃料供給用部材の前記列方向に離隔した位置にブラケットを介して取り付けられた付帯部材と、を有し、前記列に沿って延在するように前記エンジン上部に配置され、前記燃料供給用部材を車両前側から覆うプロテクタを備え、前記プロテクタの一端は、前記ブラケットと一体に前記エンジン上部に固定されることを特徴としている。
前記ブラケットは、前記付帯部材が固定される付帯部材固定部、及び、前記エンジン上部に固定されるエンジン固定部を有し、前記プロテクタの一端は、前記ブラケットの前記付帯部材固定部に一体に固定されることが好ましい。
前記燃料供給用部材には、前記気筒に燃料を噴射するインジェクタと、前記インジェクタに燃料を供給するデリバリパイプとが含まれ、前記付帯部材は、前記エンジンに付設された可変動弁機構の可変操作要素を駆動するアクチュエータであることが好ましい。
前記プロテクタは、屈曲横断面を有するように板金を加工形成されて、前記列に沿って配設される棒状部を有していることが好ましい。
本発明のエンジンの保護構造によれば、自動車が前部から衝突された場合に、インジェクタやデリバリパイプといった燃料供給用部材を車両前側から覆うプロテクタが、燃料供給用部材を保護してその損傷を防止する。
また、プロテクタの一端は、ブラケットと一体にエンジン上部に固定されるのでブラケットの剛性が高められ、ブラケット及び付帯部材の振動が抑制される。
特に、ブラケットが、付帯部材が固定される付帯部材固定部及びエンジン上部に固定されるエンジン固定部を有し、プロテクタの一端がブラケットの付帯部材固定部に一体に固定されると、ブラケット及び付帯部材の振動がより抑制される。
例えば、付帯部材が、エンジンに付設された可変動弁機構の可変操作要素を駆動するアクチュエータである場合、アクチュエータの振動抑制は、振動によるアクチュエータ自身の劣化や可変動弁機構の劣化を抑制することや、振動による可変動弁機構の誤作動のおそれを低減することができる。
プロテクタを、屈曲横断面を有するように板金を加工形成した棒状部を有する構成とすれば、低コストで製造することができる。
本発明の第1実施形態にかかるプロテクタ及びブラケットを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるエンジンの車両前側上部の一端側の斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるエンジンの車両前側上部の他端側の斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるエンジンの車両前側上部の正面図である。 本発明の第1実施形態にかかるエンジンの車両前側上部の上面図である。 本発明の第1実施形態にかかるエンジンの車両前側上部の一端側の部分側面図である。 本発明の第1実施形態にかかるシリンダヘッド内の動弁装置の斜視図である。 本発明の第2実施形態にかかるプロテクタ及びブラケットを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態にかかるエンジンの車両前側上部を示す図であり、(a)はその上面図、(b)はその一端側の斜視図、(c)はその正面図、(d)はその一端側の側面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1〜図7は、本発明の第1実施形態を説明するものでこれらの図を用いて本実施形態の構成を説明する。
図2,図3に示すように、本実施形態にかかるエンジン(内燃機関)2は、自動車の前部に複数の気筒が車幅方向に列状に並ぶように配置された横置き直列4気筒エンジンである。図2,図3中に示す矢印は車両の方向を示し、矢印Fは車両前方を、矢印Rは車両後方を、矢印LSは車両左側方を、矢印RSは車両右側方を、それぞれ示す。
このエンジン2は、エンジン2の車両前側の上部、即ち、シリンダブロック4の上部に装着されロッカカバー18で覆われたたシリンダヘッド(図示略)の車両前側に各気筒の吸気ポート(図示略)を備え、これらの吸気ポートに吸気マニホールド8がそれぞれ接続され、吸気口10から取り入れられた空気がサージタンク12から吸気マニホールド8を介して各吸気ポートに送られ、各吸気ポートから気筒内に供給される。
この例では、サージタンク12はエンジン2のシリンダブロック4の車両前側の下部に配置され、各吸気マニホールド8は上方のシリンダヘッドに向けて湾曲しながら延びており、シリンダヘッドの付近では、各吸気ポートと同方向になるように、斜め下方に湾曲しており、各吸気ポートと滑らかに連続する吸気通路が形成されている。
また、図5に示すように、シリンダヘッドの吸気マニホールド8が接続される各吸気ポートには、吸気マニホールド8の接続部の上方に隣接した位置に、燃料をポート噴射するインジェクタ14が先端を吸気ポートに向けて装着されている。各インジェクタ14には、デリバリパイプ16が接続され、図示しない燃料配管を通じて図示しない燃料タンク内の燃料が供給されるようになっている。
このデリバリパイプ16は、シリンダヘッドの車両前側で、シリンダヘッドの外面から僅かに離隔して車幅方向(矢印LS,RSの方向)に延びるように配置され、各インジェクタ14の基端は、シリンダヘッドの外面から突出してこのデリバリパイプ16と接続されている。
シリンダヘッド6上のロッカカバー18内には、図7に示すように、動弁装置20が設けられている。この動弁装置20は、1本のカムシャフト22により各吸気バルブ24と各排気バルブ26とをそれぞれ開閉駆動するSOHC式動弁装置である。排気バルブ26はバルブの開閉特性を固定されているが、吸気バルブ24はバルブ特性を連続的に変更可能に構成されている。
つまり、シリンダヘッド6上に装架された支持部材28に、吸気用ロッカシャフトを兼ねる制御シャフト30と、排気用ロッカシャフト32とが軸支されている。制御シャフト30には各吸気バルブ24を駆動するロッカアーム34が装備され、ロッカシャフト32には各排気バルブ26を駆動するロッカアーム36が装備される。各排気バルブ26は、カムシャフト22に装備されたカムのカムプロフィルに従って一定の特性で開閉するが、各吸気バルブ24は可変動弁機構40によってバルブの開閉特性が連続的に変更される。
この可変動弁機構40は、制御シャフト30を回動させることにより、バルブ24の開閉特性を連続的に変更でき、制御シャフト30を回動させるために、制御シャフト30の端部に固設されたウォームホイールギヤ42とこのウォームホイールギヤ42に噛合するウォームシャフトギヤ44とからウォームギヤ機構(可変操作要素)46を備え、ウォームシャフトギヤ44の軸端に結合された駆動モータ(エンジン付帯部材としてのアクチュエータ)50を回転させることにより、ウォームギヤ機構46を通じてウォームホイールギヤ40及び制御シャフト30が回転し、制御シャフト30の回転位相角に応じた開閉特性で各吸気バルブ24が開閉駆動される。
駆動モータ50は、電動モータであり、その回転軸52をウォームシャフトギヤ44と同軸上に連結されるが、モータボディ54は、その直下のシリンダヘッド6に固定される。ただし、駆動モータ50は、その回転軸52がシリンダヘッド6上の可変動弁機構40のウォームシャフトギヤ44に結合されているので、モータボディ54もシリンダヘッド6よりも上方に位置する。このため、駆動モータ50は、ブラケット60を介してモータボディ54をシリンダヘッド6に固定される。
ブラケット60は、図1に示すように、ボルト孔61aを通じてモータボディ54が図示しないボルト等の固定具により固定されるボス部61を有するモータ固定部(付帯部材固定部)62と、ボルト孔63aを通じてモータボディ54が図示しないボルト等の固定具によりシリンダヘッド6の外壁面に固定されるシリンダヘッド固定部(エンジン固定部)63と、を有し、シリンダヘッド固定部63を下方にモータ固定部62を上方に配置して装着される。
本構造では、このブラケット60に、インジェクタ14やデリバリパイプ16といった燃料供給用部材を車両前側から覆うプロテクタ70Aの一端が結合されている。プロテクタ70Aは、車幅方向(矢印LS,RSの方向)に延びるデリバリパイプ16よりも車両前側にデリバリパイプ16と離隔し且つ平行又は略平行に車幅方向に延びる棒状部71Aを有している。
この棒状部71Aの一端にはブラケット60と共にシリンダヘッド6の外壁面に固定されるブラケット結合部72Aが接続され、他端にはシリンダヘッド6の外壁面に固定される固定部73Aが接続されている。プロテクタ70Aの各部(棒状部71A,ブラケット結合部72A,固定部73A)は、何れも板金を、例えばL字型断面といった屈曲横断面を有するように加工形成したもので、屈曲した横断面形状によって板金でありながら剛性及び強度が高められている。
棒状部71Aは、直線状のデリバリパイプ16と平行又は略平行に配置される直線状の部材であり、棒状部71Aの屈曲した一方のプレート部にボルト孔74が形成され、図4に示すように、吸気マニホールド8にボルト82により一面を固定されたL型金具80の他面に、ボルト孔74に相通されるボルト81によって締結されて、吸気マニホールド8に固定される。
棒状部71Aの一端には、湾曲しやや捻られた段部71aを介して結合片部71bが形成され、ブラケット結合部72Aの上部一側に形成された結合片部72bと図示しないボルト等の固定具により固定されている。また、棒状部71Aの他端には、屈曲した段部を介して結合片部71cが形成され、固定部73Aの上部一側に形成された結合片部73bと溶着されている。
ブラケット結合部72Aは、ブラケット60のシリンダヘッド固定部63と対向するように配置され、ブラケット60のボルト孔63aと位置合わせされたボルト孔72cを有するプレート状の本体72aと、上記の棒状部71Aの一端と図示しないボルト等の固定具により固定される結合片部72bとを有している。プレート状の本体72aは、正面視で略直角三角形状に形成され、斜辺部はシリンダヘッド6の側に屈曲形成されて、その一端に結合片部72bが形成される。また、直角を挟む2辺はシリンダヘッド6とは逆側に屈曲形成されて、これらの各片の屈曲構造によって剛性及び強度が高められている。
固定部73Aは、本体73aが屈曲横断面を有する短い棒状部材であり、取付時に上方となる本体73aの端部に、上記の結合片部73bが屈曲形成され、結合片部73bの直下にシリンダヘッド6の端部壁面にボルト締結される締結片部73cが屈曲して形成され、取付時に下方となる本体73aの端部に、シリンダヘッド6の正面側(車両前方向き)の壁面にボルト締結される締結片部73dが屈曲して形成される。各締結片部73c,73dにはそれぞれボルト孔75a,75bが加工されている。
このようなプロテクタ70Aとブラケット60とは、図1に示すように配置され、予めブラケット60のモータ固定部62にモータを固定した上で、各ボルト孔を利用して、図2〜図7に示すように、シリンダヘッド6に締結される。
本発明の第1実施形態にかかるエンジンの保護構造は、上述のように構成されるので、以下のような作用及び効果を得ることができる。
つまり、自動車が前部から衝突された場合には、エンジン2前方の車体部材等がエンジン前側に迫るように変位或いは変形することがあり、エンジン前側に装備されたインジェクタ14やデリバリパイプ16といった燃料供給用部材にエンジン2前方の車体部材等がぶつかって燃料供給系の損傷を与えるおそれがある。これに対して、燃料供給用部材14,16に比較して剛性及び強度が高いプロテクタ70Aが、燃料供給用部材14,16を車両前側から覆っているので、エンジン2前方の車体部材等がこのプロテクタ70Aによって変位を抑えられ、燃料供給系の損傷を回避することが可能になる。
特に、プロテクタ70Aの一端は、ブラケット60と共にエンジン2上部に固定されるのでブラケット60の剛性が高められ、ブラケット60及びブラケット60を通じてエンジン2上部に固定される駆動モータ(アクチュエータ)50の振動が抑制される。また、この駆動モータ50の振動抑制は、駆動モータ50自体の振動による劣化を抑制でき、さらに、駆動モータ50が接続される可変動弁機構40の振動による劣化を抑制することや、振動による可変動弁機構40の誤作動のおそれを軽減することができる。
また、プロテクタ70Aは、屈曲横断面を有するように板金を加工形成した棒状部71Aを有し、この棒状部71Aによって燃料供給用部材14,16を車両前側から覆っているので、プロテクタ70Aを比較的軽量に形成でき、また低コストで製造することができる。
特に、本実施形態では、ブラケット結合部72Aが、ブラケット60の基部であるシリンダヘッド固定部63と対向するように配置され一体に固定されるので、ブラケット60の剛性が大幅に向上し、ブラケット60の基部(根元曲げ部)からの振動低減を効率よく促進することができる。
<第2実施形態>
図8,図9は、本発明の第2実施形態を説明するものでこれらの図を用いて本実施形態の構成を説明する。
なお、本実施形態は、プロテクタ70Bの構造のみが第1実施形態と異なっており、この相違点を中心に説明する。第1実施形態と同符号の部材や要素については説明を省略する。
図8に示すように、本プロテクタ70Bは、車幅方向(矢印LS,RSの方向)に延びるデリバリパイプ16よりも車両前側にデリバリパイプ16と離隔し且つ平行又は略平行に車幅方向に延びる棒状部71Bと、棒状部71Bの一端に形成されブラケット60に結合されるブラケット結合部72Bと、棒状部71Bの他端に形成されシリンダヘッド6の外壁面に固定される固定部73Bとが、1つの連続した板金によって屈曲形成されている。
ブラケット結合部72Bは、この例では、棒状部71Bの一端からブラケット60へと向かって湾曲し、ボス部61の上端の一部に一体に繋がっているが、ブラケット60のボス部61に駆動モータ50と共に締結されるものであってもよい。
このようなプロテクタ70Bとブラケット60とは、図8に示すように配置され、予めブラケット60のモータ固定部62にモータを固定しプロテクタ70Bも結合した上で、各ボルト孔を利用して、図9(a)〜(d)に示すように、シリンダヘッド6に締結される。
本発明の第2実施形態にかかるエンジンの保護構造は、上述のように構成されるので、第1実施形態と同様に、自動車が前部から衝突された場合に、エンジン前側に装備されたインジェクタ14やデリバリパイプ16といった燃料供給用部材をプロテクタ70Bにより保護することができる。
また、プロテクタ70Bのブラケット結合部72Bはブラケット60のボス部61の上端の一部に一体に繋がっているのでブラケット60の剛性が高められ、ブラケット60及びブラケット60を通じてエンジン2上部に固定される駆動モータ50の振動が抑制される。特に、ブラケット60は、シリンダヘッド固定部63がシリンダヘッド6の外壁面に固定され、モータボディ54が固定されるモータ固定部62はシリンダヘッド6に対して自由端となっているが、プロテクタ70Bのブラケット結合部72Bにより押さえられて変位が抑制されるため、駆動モータ50の振動がより一層抑制される。したがって、駆動モータ50自体の劣化抑制、さらに、可変動弁機構40の劣化抑制や、可変動弁機構40の誤作動のおそれを軽減することができる。
また、プロテクタ70Bは、屈曲横断面を有するように板金を加工形成した棒状部71Bを有し、この棒状部71Bによって燃料供給用部材14,16を車両前側から覆っているので、プロテクタ70Bを比較的軽量に形成でき、また低コストで製造することができる。
<その他>
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施しても構わない。
例えば、エンジン上部に装備された燃料供給用部材の列方向の一端部にブラケットを介して取り付けられた付帯部材は、可変動弁機構40の駆動モータ(アクチュエータ)50に限るものではなく、エンジン上部の上記箇所にブラケットを介して取り付けられるものであれば、いずれでも有効である。
2 エンジン(内燃機関)
4 シリンダブロック
6 シリンダヘッド
8 吸気マニホールド
10 吸気口
12 サージタンク
14 インジェクタ
16 デリバリパイプ
18 ロッカカバー
20 動弁装置
40 可変動弁機構
46 ウォームギヤ機構(可変操作要素)
50 駆動モータ(アクチュエータ)
60 ブラケット
61 ボス部
62 モータ固定部(付帯部材固定部)
63 シリンダヘッド固定部(エンジン固定部)
70A プロテクタ
71A 棒状部
72A ブラケット結合部
73A 固定部
80 L型金具

Claims (4)

  1. 車両の前部にて複数の気筒が車幅方向に列をなして並ぶように配置されたエンジンと、
    前記エンジンの車両前側の上部に、前記列に沿って配設された燃料供給用部材と、
    前記燃料供給用部材の前記列方向に離隔した位置にブラケットを介して取り付けられた付帯部材と、を有し、
    前記列に沿って延在するように前記エンジン上部に配置され、前記燃料供給用部材を車両前側から覆うプロテクタを備え、
    前記プロテクタの一端は、前記ブラケットと一体に前記エンジン上部に固定される
    ことを特徴とする、エンジンの保護構造。
  2. 前記ブラケットは、前記付帯部材が固定される付帯部材固定部、及び、前記エンジン上部に固定されるエンジン固定部を有し、
    前記プロテクタの一端は、前記ブラケットの前記付帯部材固定部に一体に固定される
    ことを特徴とする、請求項1記載のエンジンの保護構造。
  3. 前記燃料供給用部材には、前記気筒に燃料を噴射するインジェクタと、前記インジェクタに燃料を供給するデリバリパイプとが含まれ、
    前記付帯部材は、前記エンジンに付設された可変動弁機構の可変操作要素を駆動するアクチュエータである
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のエンジンの保護構造。
  4. 前記プロテクタは、屈曲横断面を有するように板金を加工形成されて、前記列に沿って配設される棒状部を有している
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジンの保護構造。
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