JP6425193B1 - エンジン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン1は、シリンダヘッド10及びシリンダブロック12を含むエンジン本体2と、エンジン本体2に取り付けられた吸気系部品4と、を有し、エンジン本体2と吸気系部品4との間に配置されるとともに、ポンプ本体26と、ポンプ本体26を包むように形成されたポンプハウジング28と、を含む燃料ポンプ6と、燃料ポンプ6に隣接して配置されるとともに、エンジン本体2から吸気系部品4に向かって延びる補助部材8と、を有し、ポンプハウジング28及び補助部材8は、吸気系部品4が、外部からの荷重を受けてエンジン本体2に近接する方向に移動したとき、吸気系部品4に略同時に当接する位置に配置されている。
【選択図】図3
Description
このように構成された本発明によれば、補助部材のみで車両の衝突時の荷重を吸収する場合に比べて、ポンプハウジングにおいても衝突時の荷重を受け持つことになるから、補助部材が大型になるのが防止される。
さらに、補助部材が燃料ポンプに隣接して配置されているので、エンジン本体と燃料ポンプの間、または燃料ポンプと吸気系部品との間には補助部材が配置されず、エンジン本体と吸気系部品との間のスペースが増大するのが防止される。よってエンジン全体の大型化が回避される。
以上のように、エンジン本体と吸気系部品との間に確保できるスペースが比較的少ない場合でも、車両衝突時の燃料ポンプの保護が図られる。
このように構成された本発明においては、補助部材が板状部材で構成されているので、補助部材の重量増大が回避される。また、補助部材がエンジン本体側から吸気系部品方向に向かって延びているので、補助部材の板厚を大きくすることなく、当該方向の剛性を向上させることができる。また、補助部材が、吸気系部品寄りの部分においてポンプハウジングと連結されているので、補助部材が吸気系部品寄りの位置において固定されるから、吸気系部品が補助部材に当たったときに補助部材が変形しにくくなり、補助部材による衝突荷重の吸収が効率よく行われる。
このように構成された本発明においては、ポンプハウジングはエンジン出力軸方向の一端側で補助部材と連結しており、他端側でエンジン本体に取り付けられている。したがって、ポンプハウジングは、車両の衝突時に荷重を受けたとき、他端側の取付位置を支点として変形する場合がある。このとき、燃料配管がエンジン出力軸方向の他端側においてポンプ本体に連結しているので、ポンプハウジングの変形による燃料配管の移動量が少なくなり、燃料配管に衝突荷重が入力されるのが抑制され、燃料配管が効果的に保護される。
このように構成された本発明においては、ポンプハウジングは、エンジン出力軸方向の他端側においてエンジン本体に取り付けられているので、車両の衝突時に荷重を受けたとき、他端側の取付位置を支点として変形する場合がある。このとき、ポンプハウジングが、エンジン出力軸方向の一端側の部分に、エンジン本体に向かって延びる突起を有するので、車両の衝突時にポンプハウジングが荷重を受けて変形すると、突起がエンジン本体に当たって変形を抑制する。したがって、エンジン出力軸方向の一端側におけるポンプハウジングの移動が抑制され、燃料配管及びポンプ本体がより確実に保護される。
このように構成された本発明においては、補強部材が補強部を有するので、補強部材においてエンジン本体側から吸気系部品方向に延びる面方向の剛性が高くなる。よって車両の衝突時の補強部材の変形が抑制され、燃料ポンプの保護がより確実となる。
エンジン本体2は、シリンダヘッド10とシリンダブロック12(図3及び図4参照)と、を含む。
インタークーラ18は、スーパーチャージャ16の下方に位置し、冷却した吸気をエンジン本体2に供給するように、エンジン本体2に配管を介して接続されている。
エアバイパス通路20は、インレットダクト14から上方に延び、インレットダクト14及びスーパーチャージャ16の上方において、エンジン出力軸方向に沿って延びている。
燃料ポンプ6は、エンジン本体2のシリンダブロック12の側面に取り付けられ、図3及び図4に示すように、ポンプ本体26と、ポンプ本体を包むように形成されたポンプハウジング28と、を有する。
図5は、本発明の一実施形態に係るポンプハウジング28をエンジン本体2側から見た斜視図である。この図5に示すように、ポンプハウジング28のエンジン本体2に対向する面で且つ中心線Aよりもエンジン出力軸方向の一端側(図4において左側、図5において右側)の外面(側面)には、エンジン本体2に向かって突出する突起36が形成されている。
このような連結構造により、ポンプハウジング28は、エンジン出力軸方向の一端側で補助部材8に連結されているとともに、エンジン出力軸方向の他端側においてエンジン本体2に取り付けられ、ポンプ本体26から延びる第1及び第2燃料配管30,32は、エンジン出力軸方向の他端側においてポンプ本体26に連結している。
第2当接部58は、ポンプハウジング28の本体部分28Aの上方で、ポンプ本体26をポンプハウジング28に固定するためのフランジ部28Bに設けられており、フランジ部26Bの吸気系部品4側、つまりインタークーラ18側の面に設けられている。
第3当接部60は、補助部材8のフランジ部54に設けられており、フランジ部54の吸気系部品4側の部分、具体的には前面54Bの上端近傍に設けられている。
また、第3当接部60は、第1当接部56及び第2当接部58よりもエンジン出力軸方向の一端側に配置され、第2当接部58よりも下方で第1当接部56よりも上方に位置している。
図9は、本発明の一実施形態に係る燃料ポンプ6及びインタークーラ18の側断面図であり、図10は、本発明の一実施形態に係る補助部材8とインタークーラ18との間の隙間を示す図である。これらの図9及び図10に示すように、インタークーラ18のハウジング62と第1当接部56との間のエンジン出力軸方向に直交する方向の距離をt1とし(図9)、インタークーラ18のハウジング62と第2当接部58との間のエンジン出力軸方向に直交する方向の距離をt2とし(図9)、インタークーラ18のハウジング62と第3当接部60との間のエンジン出力軸方向に直交する方向の距離をt3とすると(図10)、本実施形態では、距離t1=距離t2=距離t3に設定されている。
車両が前方衝突すると、エンジン1の前方に所定の間隔を有して配置されているラジエータ(図示せず)が、車両後方につまりエンジン1のエンジン出力軸方向に直交する方向に沿って移動する。後方に移動したラジエータがエンジン1の前方に設定した所定の間隔に対応する距離だけ移動しても衝突による衝撃を吸収できない場合、ラジエータがインタークーラ18等の吸気系部品4に衝突する。この衝突荷重を受けて、インタークーラ18がエンジン出力軸方向に直交する方向に沿って移動すると、インタークーラ18の側面が、燃料ポンプ6の第1当接部56及び第2当接部58と、補助部材8の第3当接部60に略同時に当接する。インタークーラ18に入力された荷重は、第1、第2及び第3当接部56,58,60に分散されて伝達される。
一方、補助部材8は、第2当接部60で衝突荷重を受けてエンジン本体2側に移動すると、突出部46がシリンダブロック12の側面に当接して、それ以上の移動を防止する。
以上のような動作により、衝突の衝撃が吸収される。
燃料ポンプ6の第1当接部56及び第2当接部58,並びに補助部材8の第3当接部60からインタークーラ18までのぞれぞれの距離t1,距離t1及び距離t3が全て同じになるように設定されている。したがって、車両の衝突等によりインタークーラ18がエンジン本体2に近接する方向に移動したとき、第1当接部56,第2当接部58及び第3当接部60が略同時にインタークーラ18に当接し、衝突荷重を吸収する。これにより、車両の衝突荷重を補助部材8の第3当接部60だけでなく、燃料ポンプ6の第1当接部56及び第2当接部58でも受けることができる。したがって、燃料ポンプ6のポンプ本体26の損傷を防止することができ、燃料ポンプ6のポンプ本体26を保護することができる。
補助部材8の第2板状部材44が、インタークーラ18寄りの位置においてポンプハウジング28にボルト52で固定されているので、これによっても補助部材8の剛性を高めることができ、衝突荷重を受けたときの補助部材8の変形を抑制することができる。
また、第1燃料配管30及び第2燃料配管32が、燃料ポンプ6のエンジン出力軸方向の他端側でポンプ本体26に連結しているので、これらの配管がエンジン本体2への取付位置の近傍で連結される。したがって、燃料ポンプ6が衝突荷重を受けてエンジン本体2への取付位置であるボルト35の位置を支点として移動した場合でも、第1燃料配管30及び第2燃料配管32の移動量が少なくなるから、これらの配管30,32の損傷を抑制することができ、これらの燃料配管30,32を効果的に保護することができる。
また、ポンプハウジング28は、エンジン出力軸方向の他端側においてエンジン本体2に取り付けられているので、燃料ポンプ6が衝突荷重を受けると、エンジン出力軸方向の他端側の部分を支点として回動するように移動する。本実施形態では、突起36が、ポンプハウジング28においてエンジン出力軸方向の一端側に配置されているので、突起36が燃料ポンプ6の回動運動を抑制することができるので、燃料ポンプ6の移動を効果的に抑制することができる。
前述の実施形態では、第1当接部56,第2当接部58及び第3当接部60とインタークーラ18との間の距離t1,t2,t3が全て等しく設定されていたが、これに限らず、各当接部から吸気系部品までの距離は互いに異なっていてもよい。
要するに、燃料ポンプ及び補助部材は、吸気系部品がエンジン本体に近接する方向に移動したとき、吸気系部品に略同時に当接する位置に配置されていればよく、各当接部と吸気系部品との間の距離は配置に応じて設定することができる。
補助部材の形状は、板状に限らず、例えばブロック状や棒状等、衝突荷重を吸収することができる任意の形状を採用することができる。
前述の実施形態においては補助部材は、エンジン出力軸方向において燃料ポンプに隣接して配置されていたが、これに限らずエンジンの気筒軸方向で隣接する位置に配置されていてもよい。
前述の実施形態では、補助部材は、エンジン本体に当接可能な突出部46を有していたが、突出部は必ずしも設けられていなくてもよい。また、設けられている場合には、突出部の位置や形状は任意に設定することができる。
吸気系部品は、インタークーラに限らず、例えばインレットダクト等、任意の部品を採用することができる。
エンジンとしては、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等、任意のタイプのエンジンを使用することができる。
2 エンジン本体
4 吸気系部品
6 燃料ポンプ
8 補助部材
10 シリンダヘッド
12 シリンダブロック
18 インタークーラ
26 ポンプ本体
28 ポンプハウジング
30 第1燃料配管
32 第2燃料配管
36 突起
50 膨出部(補強部)
56 第1当接部
58 第2当接部
60 第3当接部
Claims (5)
- シリンダヘッド及びシリンダブロックを含むエンジン本体と、前記エンジン本体に取り付けられた吸気系部品と、を有するエンジンであって、
前記エンジン本体と前記吸気系部品との間に配置されるとともに、ポンプ本体と、前記ポンプ本体を包むように形成されたポンプハウジングと、を含む燃料ポンプと、
前記燃料ポンプに隣接して配置されるとともに、前記エンジン本体から前記吸気系部品に向かって延びる補助部材と、を有し、
前記ポンプハウジング及び前記補助部材は、前記吸気系部品が、外部からの荷重を受けて前記エンジン本体に近接する方向に移動したとき、前記吸気系部品に略同時に当接する位置に配置されている、
ことを特徴とするエンジン。 - 前記補助部材は、前記エンジン本体側から前記吸気系部品方向に向かって延びる板状部材で構成されるとともに、前記吸気系部品寄りの部分において前記ポンプハウジングと連結される、
請求項1に記載のエンジン。 - 前記ポンプハウジングは、前記エンジン出力軸方向の一端側で前記補助部材と連結するとともに、前記エンジン出力軸方向の他端側で前記エンジン本体に取り付けられ、
前記ポンプ本体から延びる燃料配管は、前記エンジン出力軸方向の他端側において前記ポンプ本体に連結している、
請求項2に記載のエンジン。 - 前記ポンプハウジングは、前記エンジン本体側の側面で且つ前記エンジン出力軸方向の前記一端側の部分に、前記エンジン本体に向かって延びる突起を有する、
請求項3に記載のエンジン。 - 前記補助部材は、前記エンジン本体側から前記吸気系部品方向に延びる面上に、前記補助部材の前記エンジン本体方向への変形を抑制するための補強部を有する、
請求項2に記載のエンジン。
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